JP2006109636A - ブラシレスモータのロータ構造及びステータ構造並びにブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータのロータ構造及びステータ構造並びにブラシレスモータ Download PDF

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Abstract

【課題】 鉄心コアに対する駆動磁石の位置決めに高精度の専用治具を必要とせずに、駆動磁石を鉄心コアに高精度に位置決め固定できるとともに、テーブル部材に切り欠き開孔が生じるようなことがなくなって封孔部材が不要となり、かつロータ完成品の寸法検査も不要とすることが可能な信頼性の高いブラシレスモータのロータ構造を得ることにある。
【解決手段】 記録媒体載置用のテーブル部材1と、中心に回転軸5を有してテーブル部材1の中心部に固着され、記録媒体をセンタリングする芯出し部材2と、この芯出し部材2およびテーブル部材1と同心状に配置されたリング状の駆動磁石4と、この駆動磁石4を保持させる磁石保持部材3を備え、その磁石保持部材3は、駆動磁石4を所定の高さに設定するための高さ基準座部3dと、駆動磁石4が嵌め込まれて当該駆動磁石4を高さ基準座部3dとの当接位置で回転軸4と同心状に保持する折曲脚部3cとを有し、前記芯出し部材2の一部でテーブル部材1と磁石保持部材3とを同心状に位置決めしてカシメ固定したものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ディスク等の情報記録媒体を回転駆動するブラシレスモータのロータ構造及びステータ構造並びにブラシレスモータに関するものである。
従来のブラシレスモータのロータ構造は、情報記録媒体の載置面を有するテーブル部材と、このテーブル部材の中心部に固着されて前記情報記録媒体をセンタリングする芯出し部材と、この芯出し部材の中心に鉛直に圧入された回転軸とを備え、それらの組立後に前記テーブル部材にリング状の駆動磁石を組み付け保持させた構成となっている。その駆動磁石の組み付け手段として、従来は、前記テーブル部材に切り起し形成されて前記回転軸を中心とする円弧軌線に沿う複数の磁石接着用爪部(以下、単に爪部という)の外側に前記駆動磁石を嵌め込んで接着剤で固着している。この場合、前記駆動磁石は、その発生磁界がステータの鉄心に効率よく集中するように専用治具で高さ位置を位置決めした後に接着材で固着している。また、前記テーブル部材には前記爪部の切り起し部に開孔が生じるので、その開孔を封止するためのシート状の封孔部材を前記テーブル部材の裏面と前記駆動磁石との間に介在させており、その状態で前述のように駆動磁石の高さ位置を位置決めしながら接着剤で固着した構成としている。
一方、従来のブラシレスモータのステータ構造は、たとえば金属基材上に回路基板を形成したベース部材と、このベース部材に固着されて前記ロータの回転軸を支持する軸受部材と、複数ブロックのティースを有し、それらのティースに磁界発生用のコイルが巻装されて前記軸受部材と同心状となるように前記ベース部材上に実装された鉄心コアとを備えた構成となっている。さらに詳しく説明すると、前記軸受部材は、前記ロータの回転軸を鉛直に支持して滑らかに回転させるアキシャル軸受と、前記ロータの高さ方向の支持基準となるスラスト受け部材とからなっている。前記鉄心コアは、複数のティースを1ブロックとした複数ブロックのティースを有する積層鉄心からなっており、前記各ティースが内径方向を向く円形状となるように各ブロック毎に折り曲げて前記ベース部材に実装されるようになっている。このような鉄心コアは、各ブロック間に設けられた複数の取付穴と、各ティースに巻装されたコイルにおける各ブロック間へのコイル渡り線を掛け渡すための突片部とを有しており、その突片部は鉄心コアの折り曲げ外径側に突設されているものである。
また、前記ベース部材には、前記軸受部材と同心円形軌線上に位置する複数の鉄心保持部材が取り付けられている。この鉄心保持部材は円筒状のピン部材からなり、このピン部材は一方端部が前記ベース部材に設けられたピン穴に挿入されてカシメ等により前記ベース部材に固定されている。このようなベース部材に前記鉄心コアを実装するに際しては、その鉄心コアを前述のように内径側が円形となるように折り曲げて、当該鉄心コアの取付穴を前記ベース部材上のピン部材に嵌め込んで当該ピン部材の他方端部を潰すことにより、前記ベース部材に前記鉄心コアを固定している。ここで、前記鉄心コアの折り曲げ時には、その折り曲げ外径側の突片部に各ブロック間を繋ぐコイル渡り線を引っ掛けて鉄心コアの外周に保持させている。以上のように構成されたステータ構造における軸受部材に前記ロータ構造の回転軸を挿入することによってブラシレスモータが組み立てられる。
また、他の従来例として、駆動磁石の磁化位置を検出するホール素子と鉄心コアとの位置決め精度を向上させるために、鉄心コアとベース部材(回路基板)との間に部分的に介在させるホール素子ホルダにホール素子嵌合用の貫通孔と係合突起を設け、その係合突起を前記ベース部材に設けられた係合孔に挿入することで、鉄心コアとホール素子ホルダとを位置決めし、その後にホール素子ホルダの貫通孔にホール素子を嵌合させる構成としたステータ構造も提案されている(例えば、特許文献1)。
さらに、別の従来例として、鉄心コアに複数のカシメピンを通して、そのカシメピンを、ベース部材とは別部材のホール素子固定用の回路基板に設けられたピン穴に挿入して抜け止め状態に固定することで、前記回路基板に前記鉄心コアを位置決め固定する構成としたステータ構造も提案されている(例えば、特許文献2)。
特開昭61−251464号公報(第3頁、第2図) 実開昭62−104566号公報(第6〜7頁、第1図)
従来のブラシレスモータのロータ構造は以上のように構成されているので、駆動磁石の発生磁界が効率よく鉄心コアに集まるように、その駆動磁石と鉄心コアとの高さを略一致させる必要があり、そのためには、駆動磁石を高精度の専用治具で高さ決めしつつテーブル部材の複数の爪部に接着しなければならないばかりか、その接着強度が安定するように前記爪部の外径と駆動磁石の内径との成形精度を精密にしなければならないという課題があった。また、前記テーブル部材の爪部と前記駆動磁石との接着にエポキシ系接着剤等を使用した場合、その接着剤硬化までの間、前記駆動磁石を一定時間保持する必要があり、ロータアッセンブリの生産に応じた専用治具が必要になるという課題があった。さらには、前述のように専用治具で駆動磁石を接着剤硬化まで保持したとしても、その接着剤硬化までの間に駆動磁石が傾く場合があり、接着剤硬化後には駆動磁石の高さ/傾きが大きなロータアッセンブリが発生するので、その完成品の寸法検査が必要になる等の課題があった。さらに、前記テーブル部材には前記爪部の切り起しによって開孔が生じており、当該開孔をそのまま放置したのでは塵埃等が進入するので、その進入を防止するためにテーブル部材と駆動磁石との間にシート状の封孔部材を挿入する必要があり、その封孔部材の挿入作業は煩雑で時間がかかる等の課題があった。
従来のブラシレスモータのステータ構造では、コイルが巻装されて各ブロック毎に折り曲げた鉄心コアを、当該鉄心コアの取付穴をベース部材のピン部材に嵌め込んでベース部材に固定しているので、前記鉄心コアの折り曲げ精度にその真円度が影響し、前記ベース部材のピン部材に対する鉄心コアの固定条件により、前記鉄心コアの高さが変化し易く、その高さ変化に起因して鉄心コアとベース部材との間にコイルが入り込み、そのコイルが傷められたり前記ピン部材と電気的に短絡するなどステータ組立作業面での課題があった。また、前記ステータ組立作業面の改善策として、鉄心コアには各ブロック間を繋ぐコイル渡り線を引っ掛けるための複数の突片部を設けているが、この突片部は前記鉄心コアの折り曲げ外径側に突設されているので、ブラシレスモータの最大外径が大きくなるという課題があった。さらには、鉄心コアの各ブロック間を折り曲げて円形に成形しつつ前記各突片部にコイル渡り線を引っ掛ける作業は煩雑であり、全ての突片部にコイル渡り線を引っ掛けることができない場合が生じるなど充分な対策に至らないという課題があった。
特許文献1によるステータ構造では、鉄心コアに対するホール素子の位置決め精度の改善を目的とし、ホール素子ホルダを鉄心コアとベース部材(回路基板)との間に部分的に介在させているので、鉄心コアが傾いて取り付けられるなど、その取付作業や取付精度に問題が生じ易く、また、駆動力のロスやロータ回転時の異音発生要因になるなどの弊害が生じ易いという課題があった。
特許文献2によるステータ構造では、鉄心コアに通した複数のカシメピンを、ベース部材とは別部材のホール素子固定用の回路基板に設けられたピン穴に挿入して抜け止め状態に固定する構成としているので、前記回路基板に対する鉄心コアの位置決め精度が前記回路基板に設けるピン穴の加工精度に支配されて意図したほど改善されないという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、鉄心コアに対する駆動磁石の位置決めに高精度の専用治具を必要とせずに、駆動磁石を鉄心コアに高精度に位置決め保持させることができるとともに、テーブル部材に切り欠き開孔が生じるようなことがなくなって封孔部材が不要となり、かつロータ完成品の駆動磁石の寸法検査も不要とすることが可能な信頼性の高いブラシレスモータのロータ構造を得ることを目的とする。
また、この発明は、鉄心コアの折り曲げ時の真円度およびベース部材に対する鉄心コアの組み付け高さを安定確保することができるとともに、鉄心コアの組付作業を効率よく行うことができ、かつコイルを傷めるようなことのない信頼性の高いブラシレスモータのステータ構造を得ることを目的とする。
さらに、この発明は、駆動磁石を鉄心コアに高精度に位置決め保持させることができ、かつ鉄心コアの真円度およびベース部材への組み付け高さを安定確保することができるとともに、モータの最大外径を小さくすることができるブラシレスモータを得ることを目的とする。
この発明に係るブラシレスモータのロータ構造は、情報記録媒体の載置面を有するテーブル部材と、中心に回転軸を有して前記テーブル部材の中心部に固着され、前記情報記録媒体をセンタリングする芯出し部材と、この芯出し部材および前記テーブル部材と同心状に配置されたリング状の駆動磁石とからなるブラシレスモータのロータ構造において、前記駆動磁石を保持させるための磁石保持部材を備え、この磁石保持部材は、前記駆動磁石を所定の高さに設定する高さ基準座部と、前記駆動磁石が嵌め込まれて当該駆動磁石を前記高さ基準座部との当接位置で前記回転軸と同心状に保持する折曲脚部とを有し、前記芯出し部材の一部で前記テーブル部材と前記磁石保持部材とを同心状に位置決めしてカシメ固定したものである。
この発明に係るブラシレスモータのステータ構造は、ロータ回転軸の軸受部を有するベース部材と、複数ブロックのティースを有して当該ティースのそれぞれに磁界発生用のコイルが巻装され、前記軸受部と同心状となるように円形状に折り曲げて前記ベース部材上に実装する鉄心コアとを備えたブラシレスモータのステータ構造において、前記鉄心コアを円形状に位置決め保持して前記ベース部材上に位置決め固着される鉄心保持部材を備え、この鉄心保持部材は、折り曲げられた鉄心コアを円形状に位置決め固定する第1の位置決め突起と、前記鉄心コアを着座させて当該鉄心コアの高さを規制するコア高さ規制座部と、前記ベース部材に前記鉄心保持部材を位置決め固定する第2の位置決め突起とを有し、前記鉄心コアの両端部およびブロック間には前記第1の位置決め突起に嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記ベース部材には前記第2の位置決め突起を嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記軸受部と同心円形状に折り曲げられた鉄心コアの折り曲げ外周面におけるブロック間には、前記鉄心保持部材の第1の位置決め突起に外接する平面直線状のカット壁面が形成され、前記ブロック間を繋ぐコイル渡り線を前記カット壁面に沿って前記第1の位置決め突起に引き回したものである。
この発明に係るブラシレスモータは、ロータアッセンブリとステータアッセンブリとからなるブラシレスモータにおいて、前記ロータアッセンブリは、駆動磁石の所定の高さに設定する高さ基準座部と、前記駆動磁石が嵌め込まれて当該駆動磁石を前記高さ基準座部との当接位置で前記回転軸と同心状に保持する折曲脚部とを有する磁石保持部材を備え、前記芯出し部材の一部で前記テーブル部材と前記磁石保持部材とを同心状に位置決めしてカシメ固定して構成され、前記ステータアッセンブリは、鉄心コアを円形状に位置決め保持してベース部材上に位置決め固着される鉄心保持部材を備え、この鉄心保持部材は、折り曲げられた鉄心コアを円形状に位置決め固定する第1の位置決め突起と、前記鉄心コアを着座させて当該鉄心コアの高さを規制する座部と、前記ベース部材に前記鉄心保持部材を位置決め固定する第2の位置決め突起とを有し、前記鉄心コアの両端部およびブロック間には前記第1の位置決め突起に嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記ベース部材には前記第2の位置決め突起を嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記軸受部と同心円形状に折り曲げられた鉄心コアの折り曲げ外周面におけるブロック間には、前記鉄心保持部材の第1の位置決め突起に外接する平面直線状のカット壁面が形成され、前記ブロック間を繋ぐコイル渡り線を前記カット壁面に沿って前記第1の位置決め突起に引き回したものである。
この発明によれば、駆動磁石を所定の高さに設定する高さ基準座部と、前記駆動磁石が嵌め込まれて当該駆動磁石を前記高さ基準座部との当接位置でモータの回転軸と同心状に保持する折曲脚部とを有する磁石保持部材を備え、情報記録媒体をテーブル部材の中心にセンタリングする芯出し部材の一部で前記テーブル部材と前記磁石保持部材とを同心状に位置決めしてカシメ固定するように構成したので、回転軸に対する駆動磁石の位置決めに高精度の専用治具を用いることなくロータアセンブリを組立できる。よって、駆動磁石を鉄心コアに高精度に位置決め保持させることができるとともに、テーブル部材に切り欠き開孔が生じるようなことがなくなって封孔部材が不要となり、かつロータ完成品の寸法検査も不要とすることが可能な信頼性の高いブラシレスモータのロータ構造を得ることができるという効果がある。
この発明によれば、折り曲げられた鉄心コアを円形状に位置決め固定する第1の位置決め突起と、前記鉄心コアを着座させて当該鉄心コアの高さを規制する座部と、ベース部材に前記鉄心保持部材を位置決め固定する第2の位置決め突起とを有する鉄心保持部材を備え、前記鉄心コアの両端部およびブロック間には前記第1の位置決め突起に嵌め込み係合させる位置決め穴を設けるとともに、前記ベース部材には前記第2の位置決め突起を嵌め込み係合させる位置決め穴を設けられるように構成したので、前記磁石保持部材の第1の位置決め突起によって、円形状に折り曲げられた鉄心コアの真円度を確保できるとともに、前記磁石保持部材の座部に前記鉄心コアを着座させることで当該鉄心コアの組み付け高さを安定確保することができるという効果がある。
この発明によれば、円形状に折り曲げられた鉄心コアの折り曲げ外周面におけるブロック間に、前記鉄心保持部材の第1の位置決め突起に外接する平面直線状のカット壁面を形成し、前記ブロック間を繋ぐコイル渡り線を前記カット壁面に沿って前記第1の位置決め突起に引き回すように構成したので、鉄心コアを鉄心保持部材装着時に前記コイルが鉄心コアと鉄心保持部材との間に挟み込み、コイル渡り線を傷めることなくステータアッセンブリを効率よく組み立てることができ、その組立作業性が向上するとともに、前記コイル渡り線が鉄心コアの折り曲げ後の鉄心コア外径より外方には突出しないので、モータ完成品の最大外径を小さくできるという効果がある。
この発明によれば、前記ロータ構造とステータ構造の組み合わせ構成としたことにより、駆動磁石を鉄心コアに高精度に位置決め保持させることができ、かつ鉄心コアの真円度およびベース部材への組み付け高さを安定確保することができるとともに、モータの最大外径を小さくすることができるブラシレスモータを得ることができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるブラシレスモータのロータ構造を示す分解斜視図である。
図1に示すブラシレスモータのロータ構造は、情報記録媒体の載置面1aおよび中心穴1bを有する円形状のテーブル部材1と、このテーブル部材1に中心穴1bを介して組み付け固着され前記情報記録媒体をセンタリングする芯出し部材2と、リング状の駆動磁石4を保持して前記芯出し部材2の一部で前記テーブル部材1にカシメ固定される磁石保持部材3とを備えた構成となっている。前記芯出し部材2の中心には、鉛直方向に回転軸(ロータ回転軸)5が圧入固着されている。また、前記芯出し部材2の裏面には、前記回転軸5を中心とする同心円形状をなしたカシメ用の嵌合凸部2aが一体形成されている。
前記磁石保持部材3は、中心穴3bを有する環状面板部3aと、この環状面板部3aの周縁部から同一方向に延びて前記リング状の駆動磁石4が嵌め込まれる磁石保持用の複数の折曲脚部3cと、前記環状面板部3aの周縁部から径方向外方に延びて当該環状面板部3aと同一面状に形成され、かつ前記各折曲脚部3c間に位置して当該折曲脚部3cに嵌め込まれた前記駆動磁石4を裏面に当接させることで当該駆動磁石4を所定の高さに設定する複数の高さ基準座部3dとからなるフレーム構成となっている。また、前記基準座部3dの裏面には鉄心高さ位置決め用の突起3eが突設されている。ここで、前記テーブル部材1の中心穴1bと前記磁石保持部材3の中心穴3bは同一穴径に形成され、前記芯出し部材2の嵌合凸部2aは前記中心穴1bおよび3bに嵌め込み整合させ得る外径に形成されている。なお、前記各折曲脚部3cは、前記磁石保持部材3の径方向に弾性変形(撓み変形)可能となっている。
次に、ブラシレスモータのロータアッセンブリの組み立てについて説明する。
芯出し部材2の嵌合凸部2aをテーブル部材1の中心穴1bと磁石保持部材3の中心穴3aに嵌合挿入することにより、前記芯出し部材2とテーブル部材1と磁石保持部材3の相互が同心状に芯出しされる。その芯出し状態で前記嵌合凸部2aの先端をカシメつけることにより、前記芯出し部材2とテーブル部材1と磁石保持部材3の相互が一体的にユニット化される。次いで、前記磁石保持部材3の折曲脚部3cの外側に駆動磁石4を嵌め込み、当該駆動磁石3を前記磁石保持部材3の高さ基準座部3dの裏面に当接させることで、前記駆動磁石3は、前記折曲脚部33cによって前記芯出し部材2とテーブル部材1および磁石保持部材3のそれぞれと同心状に芯出しされるとともに、前記高さ基準座部3dによって所定の高さに位置決め設定される。そして、前述のように駆動磁石4を高さ基準座部3dに当接させた状態で、その駆動磁石と前記折曲脚部3cとを接着剤で接着固定することによりロータアッセンブリが完成する。
以上説明した実施の形態1によれば、中心穴1bを有するテーブル部材1と、中心に鉛直方向の回転軸2aを有する芯出し部材2と、前記テーブル部材1の中心穴1bと同径の中心穴3bを有する磁石保持部材3とからなるロータ構造とし、前記芯出し部材2の裏面には、前記各中心穴1b,3bに嵌め込み整合させるカシメ用の嵌合凸部2aを一体形成し、かつ前記磁石保持部材3の外周縁部には前述した折曲脚部3cと高さ基準座部3dを設けるように構成したので、前記芯出し部材2の嵌合凸部2aを前記中心穴1b,3bに嵌合挿入するだけで、前記テーブル部材1と芯出し部材2と磁石保持部材3の相互を同心状に芯出しすることができるという効果がある。また、前記磁石保持部材の折曲脚部3cに駆動磁石4を嵌め込んで当該駆動磁石4を前記磁石保持部材3の高さ基準座部3dの裏面に当接させるだけで、前記駆動磁石4を前記テーブル部材1と芯出し部材2および磁石保持部材3と同心状に芯出しすることができるとともに、前記駆動磁石4を所定の高さに位置決め設定することができるという効果がある。さらに、前記磁石保持部材3は独立しているので、前記テーブル部材1には、従来例のような切り欠き開孔が形成されるようなことがなく、その封孔部材も不要になるという効果がある。
実施の形態2.
図2はこの発明の実施の形態2によるブラシレスモータのロータ構造を示す分解斜視図、図3は図2の磁石保持部材と駆動磁石を用いて組み立てられたロータアッセンブリを示す断面図、図4は図3の要部拡大断面図であり、図1と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2では、前記実施の形態1と同様に構成された磁石保持部材3の撓み変形可能な折曲脚部3cの外側面に楔状突起部3fを一体に突設するとともに、駆動磁石4の内径面には前記楔状突起部3fを弾性係合させる係合凹部4aを形成するように構成したものである。すなわち、前記磁石保持部材3の折曲脚部3cと、これに嵌め込まれた駆動磁石4との固着手段として、前記実施の形態1では接着剤を用いたが、この実施の形態2では、前記楔状突起部3fと前記係合凹部4aとの弾性係合により、前記折曲脚部3cと駆動磁石4とを機械的に固着する構成としたものである。ここで、前記係合凹部4aは、これに前記楔状突起部3fが弾性係合したとき、当該楔状突起部3fによって駆動磁石4を高さ基準座部3dの方向に押圧移動させ得る形状にしてある。
このような構成の実施の形態2によれば、前記磁石保持部材3の各折曲脚部3cを当該磁石保持部材3の径方向内側に撓み変形させながら前記各折曲脚部3cの外側に駆動磁石4を嵌め込んで高さ基準座部3dの当接させ、その当接状態で前記折曲脚部3cを弾性復元させることにより、前記折曲脚部3cの楔状突起部3fと駆動磁石の係合凹部4aとを弾性係合させることができ、このため、接着剤を必要とせずに磁石保持部材3の折曲脚部3cと駆動磁石4とを機械的に係合固着させることができるという効果がある。また、前記楔状突起部3fによる前記係合凹部4aの押圧力で駆動磁石4を磁石保持部材3の高さ基準座部3dに当接させることができるという効果がある。
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3によるブラシレスモータのステータ構造としてのステータアッセンブリを示す側面図、図6は図5の平面図、図7は図5の分解側面図、図8は図7の斜視図、図9は図7の組立状態での平面図、図10は図9の裏面図、図11は図7中の鉄心コアを示す部分的な展開平面図である。
この実施の形態3によるステータアッセンブリは、回路基板(図示せず)を金属基材上に形成され、かつロータ回転軸5(図1参照)を挿入支持させる軸受部材(軸受部)11がカシメ等により固着されたベース部材10と、複数ブロックのティース21を有して当該ティース21に磁界発生用のコイル26が巻装された鉄心コア20と、この鉄心コア20を前記軸受部材11と同心円形状になるように位置決め保持して前記ベース部材10に位置決め固着される鉄心保持部材30とからなり、それらの詳細な構成を以下に説明する。
前記鉄心コア20は、図8および図11に示すように、複数(図では3つ)のティース21を1ブロックとした複数のブロック22を一連に有する折曲可能な積層鉄心からなり、前記各ブロック22間の接合部位23は、前記鉄心コア20を前記各ティース21が内径方向を向く円形状に折り曲げ易くするために細く形成されている。このような鉄心コア20は、その両端部に形成された位置決め穴24と、前記接合部位23の内側に一体形成された一対の中間位置決め突片25とを有している。ここで、前記中間位置決め突片25は、前記鉄心コア20を円形状に折り曲げたとき、当該鉄心コア20両端の前記位置決め穴24と同様の位置決め穴を形成するものである。
前記鉄心保持部材30は、その中心部がロータアッセンブリと干渉しないように、たとえば射出成形された円形環状部材からなって、前記ベース部材10と円形状に折り曲げられた前記鉄心コア20との間に配置されるものである。このような鉄心保持部材30には、前記鉄心コア20を円形状の折り曲げ形態のまま位置決め固定する複数の第1の位置決め突起31と、この位置決め突起31で位置決めされた鉄心コア20を着座させて当該鉄心コア20の高さを規制するコア高さ規制座部32と、前記鉄心保持部材30をベース部材10に対して位置決め固定する複数の第2の位置決め突起33が設けられている。また、前記鉄心保持部材30におけるコア高さ規制座部32側には、そのコア高さ規制座部32に円形状の折り曲げ鉄心コア20を着座させたとき、当該鉄心コア20の各ブロック22間に相対する凹部34が形成され、その凹部34に前記第1の位置決め突起31が突設されている。
ここで、第1位置決め突起31は、鉄心コア20両端の位置決め穴24および中間位置決め突片25で形成される位置決め穴が嵌め込まれて鉄心コア20を位置決め固定するものである。また、前記凹部34は、前記鉄心コア20の各ブロック22間を繋ぐコイル渡り線26aの逃がし部位となるものである。
以上のように構成された鉄心保持部材30の外周面において、前記第1の位置決め突起31の外側には、当該位置決め突起31に外接する平面直線状のカット壁面35(図9参照)が形成されている。したがって、前記カット壁面35は、円形環状をなした鉄心保持部材30の最大外径軌線よりも内径側となるように形成されているものである。このようなカット壁面35は、鉄心コア20の各ブロック22間を繋ぐコイル渡り線26aを鉄心保持部材30の最大外径軌線よりも内径側で沿わせて第1の位置決め突起31に引き回し可能とするものである。
前記ベース部材10には、前記鉄心保持部材30の第2の位置決め突起33を挿入させる複数の位置決め穴12が前記軸受部材11と同心の円形軌線上に設けられている。したがって、鉄心保持部材30の第2の位置決め突起33をベース部材10の位置決め穴12に挿入することで、鉄心保持部材30をベース部材10に軸受部材11と同心状に位置決め固定することが可能となる。
次に、前記実施の形態3によるステータアッセンブリの組み立てについて説明する。
各ティース21にコイル26が巻装された鉄心コア20を円形状に折り曲げて当該鉄心コア20両端の位置決め穴24を合致させ、その位置決め穴24および中間位置決め突片25で形成された位置決め穴を鉄心保持部材30の第1の位置決め突起31に嵌め込んでコア高さ規制座部32に前記鉄心コア20を着座させる。このとき、鉄心コア20の各ブロック22間を繋ぐコイル渡り線26aは、第1の位置決め突起31の外側に沿って降り行き、カット壁面35に沿った位置に収まる。このため、鉄心コア20と鉄心保持部材30との間にコイル渡り線26aが挟まるようなことはない。そして、前記鉄心コア20と鉄心保持部材30が同心状に位置決めされるとともに、前記鉄心コア20が所定の高さに設定される。その状態で前記第1の位置決め突起31の先端をカシメつけることにより、前記鉄心コア20と鉄心保持部材30が一体的にユニット化される。
次いで、前記鉄心保持部材30の第2の位置決め突起33をベース部材10の位置決め穴12に挿入することにより、前記鉄心保持部材30および鉄心コア20がベース部材10aの軸受部材11と同心状に位置決め固定される。その状態において、前記第2の位置決め突起33の先端部をベース部材10の裏面側でカシメもしくは熱溶着等することにより、前記ベース部材10と鉄心コア20と鉄心保持部材30が一体的にユニット化されてステータアッセンブリが完成する。
以上説明した実施の形態3によれば、円形状に折り曲げられた鉄心コア20の両端の位置決め穴24および中間位置決め突片25で形成された位置決め穴を鉄心保持部材30の第1の位置決め突起31に嵌め込んで鉄心コア20を鉄心保持部材30のコア高さ規制座部32に着座させるだけで、前記鉄心コア20を鉄心保持部材30に対して真円度を確保しつつ位置決め保持させることができるとともに、前記鉄心コア20を所定の高さに設定することができるという効果がある。また、前記鉄心保持部材30の第2の位置決め突起33をベース部材10の位置決め穴12に挿入するだけで、前記鉄心コア20およびこれにユニット化された鉄心保持部材30をベース部材10上の軸受部材11と同心状に位置決め固定することができるという効果がある。
さらには、前記鉄心保持部材30の各ブロック22間の外周にカット壁面35を形成したことにより、前記鉄心保持部材30に対する鉄心コア20の装着時にコイル渡り線26aが前記カット壁面35に沿った位置に収まるので、前記コイル渡り線26aが鉄心保持部材30の最大外径より外側に突出したり、鉄心保持部材20と鉄心保持部材30との間に挟まるようなことがなく、このため、前記コイル渡り線26aを傷めることなくステータアッセンブリの組立作業を効率よく行うことが出来るという効果がある。
実施の形態4.
図12はこの発明の実施の形態4によるブラシレスモータのステータ構造を示す説明図であり、図5〜図11と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態4では、前記実施の形態3によるステータ構造において、鉄心保持部材30に前記実施の形態3と同様の第1の位置決め突起31と新たなピン挿入孔36とを交互に設け、真鍮等の金属ピン37をベース部材10の位置決め穴12から鉄心保持部材30の前記ピン挿入孔36を介して鉄心コア20の位置決め穴24もしくは中間位置決め突片25で形成される位置決め穴に挿入してカシメつけるように構成したものである。すなわち、前記実施の形態4では、第1の位置決め突起31によって、鉄心保持部材30に対する鉄心コア20の位置決めとカシメ固定を兼用させたが、この実施の形態3では、第1の位置決め突起31によって前記鉄心コア20を鉄心保持部材30に対して位置決めし、その位置決め後に金属ピン36によって、前記鉄心コア20と鉄心保持部材30とベース部材10とをカシメ固定するようにしたものである。この実施の形態4の場合も前記実施の形態3と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
この実施の形態5では、前記実施の形態4における第1の位置決め突起31の一部に代えて前記実施の形態4と同様の金属ピン37を鉄心保持部材30にインサート成形し、その金属ピン37でベース部材10と鉄心コア20と鉄心保持部材30とを共カシメ固定するようにしたものである。この実施の形態5の場合も前記実施の形態3と同様の効果が得られる。
この発明の実施の形態1によるブラシレスモータのロータ構造を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態2によるブラシレスモータのロータ構造を示す分解斜視図である。 図2の磁石保持部材と駆動磁石を用いて組み立てられたロータアッセンブリを示す断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 この発明の実施の形態3によるブラシレスモータのステータ構造としてのステータアッセンブリを示す側面図である。 図5の平面図である。 図5の分解側面図である。 図7の斜視図である。 図7の組立状態での平面図である。 図9の裏面図である。 図11(A)は図7中の鉄心コアを示す部分的な展開平面図、図11(B)は図11(A)の鉄心コアをティース側から見た側面図、図11(C)は図11(A)の鉄心コアを円形状に折り曲げた状態を示す平面図である。 この発明の実施の形態4によるブラシレスモータのステータ構造を示す構成説明図である。
符号の説明
1 テーブル部材、1a 載置面、1b 中心穴、2 芯出し部材、2a 嵌合凸部、3 磁石保持部材、3a 環状面板部、3b 中心穴、3c 折曲脚部、3d 高さ基準座部、3e 鉄心位置決め用突起、3f 楔状突起部、4 駆動磁石、4a 係合凹部、5 回転軸(ロータ回転軸)、10 ベース部材、11 軸受部材(軸受部)、12 位置決め穴、20 鉄心コア、21 ティース、22 ブロック、23 接合部位、24 位置決め穴、25 中間位置決め突片、26 コイル、26a コイル渡り線、30 鉄心保持部材、31 第1の位置決め突起、32 コア高さ規制座部、33 第2の第2の位置決め突起、34 凹部、35 カット壁面、36 ピン挿入孔、37 金属ピン。

Claims (8)

  1. 情報記録媒体の載置面を有するテーブル部材と、中心に回転軸を有して前記テーブル部材の中心部に固着され、前記情報記録媒体をセンタリングする芯出し部材と、この芯出し部材および前記テーブル部材と同心状に配置されたリング状の駆動磁石とからなるブラシレスモータのロータ構造において、前記駆動磁石を保持させるための磁石保持部材を備え、この磁石保持部材は、前記駆動磁石を所定の高さに設定するための高さ基準座部と、前記駆動磁石が嵌め込まれて当該駆動磁石を前記高さ基準座部との当接位置で前記回転軸と同心状に保持する折曲脚部とを有し、前記芯出し部材の一部で前記テーブル部材と前記磁石保持部材とを同心状に位置決めしてカシメ固定したことを特徴とするブラシレスモータのロータ構造。
  2. 芯出し部材の裏面側には回転軸と同心円形状の嵌合凸部が設けられ、テーブル部材および磁石保持部材のそれぞれには、前記嵌合凸部を嵌め込み整合させる同径の中心穴が設けられ、それらの中心穴に嵌め込まれた前記嵌合凸部のカシメにより前記テーブル部材と磁石保持部材が前記芯出し部材と一体的に固定されていることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータのロータ構造。
  3. 駆動磁石は、磁石保持部材の折曲脚部に嵌め込まれて基準座部との当接位置で前記折曲脚部に接着剤で固着されていることを特徴とする請求項1記載のブラシレスモータのロータ構造。
  4. 磁石保持部材の折曲脚部の外側には楔状突起部が設けられ、駆動磁石の内径面には前記楔状突起部を係合させる係合凹部が形成され、その係合凹部に係合した楔状突起部により前記駆動磁石が前記磁石保持部材の基準座部に押圧されて当該磁石保持部材に前記駆動磁石が位置決め保持されるようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のブラシレスモータのロータ構造。
  5. ロータ回転軸の軸受部を有するベース部材と、複数ブロックのティースを有して当該ティースのそれぞれに磁界発生用のコイルが巻装され、前記軸受部と同心状となるように円形状に折り曲げて前記ベース部材上に実装する鉄心コアとを備えたブラシレスモータのステータ構造において、前記鉄心コアを円形状に位置決め保持して前記ベース部材上に位置決め固着される鉄心保持部材を備え、この鉄心保持部材は、折り曲げられた鉄心コアを円形状に位置決め固定する第1の位置決め突起と、前記鉄心コアを着座させて当該鉄心コアの高さを規制するコア高さ規制座部と、前記ベース部材に前記鉄心保持部材を位置決め固定する第2の位置決め突起とを有し、前記鉄心コアの両端部およびブロック間には前記第1の位置決め突起に嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記ベース部材には前記第2の位置決め突起を嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記軸受部と同心円形状に折り曲げられた鉄心コアの折り曲げ外周面におけるブロック間には、前記鉄心保持部材の第1の位置決め突起に外接する平面直線状のカット壁面が形成され、前記ブロック間を繋ぐコイル渡り線を前記カット壁面に沿って前記第1の位置決め突起に引き回したことを特徴とするブラシレスモータのステータ構造。
  6. 鉄心コアの位置決め穴に挿入された第1の位置決め突起と、ベース部材の位置決め穴に挿入された第2の位置決め突起とをそれぞれ熱溶着することで、鉄心コアと鉄心保持部材とベース部材が一体的に固着されていることを特徴とする請求項5記載のブラシレスモータのステータ構造。
  7. 鉄心保持部材には金属ピンがインサート成形され、その金属ピンによって第1および第2の位置決め突起のそれぞれの一部が形成され、前記金属ピンのカシメによって鉄心コアと鉄心保持部材とベース部材が一体的に固着されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載のブラシレスモータのステータ構造。
  8. 情報記録媒体の載置面を有するテーブル部材と、中心に回転軸を有して前記テーブル部材の中心部に固着され、前記情報記録媒体をセンタリングする芯出し部材と、この芯出し部材および前記テーブル部材と同心状に配置されたリング状の駆動磁石とからなるロータアッセンブリと、
    前記回転軸の軸受部を有するベース部材と、複数ブロックのティースを有して当該ティースのそれぞれに磁界発生用のコイルが巻装され、前記軸受部と同心状となるように円形状に折り曲げて前記ベース部材上に実装する鉄心コアとを備えたステータアッセンブリとからなるブラシレスモータにおいて、
    前記ロータアッセンブリは、前記駆動磁石を所定の高さに設定する高さ基準座部と、前記駆動磁石が嵌め込まれて当該駆動磁石を前記高さ基準座部との当接位置で前記回転軸と同心状に保持する折曲脚部とを有する磁石保持部材を備え、前記芯出し部材の一部で前記テーブル部材と前記磁石保持部材とを同心状に位置決めしてカシメ固定して構成され、
    前記ステータアッセンブリは、前記鉄心コアを円形状に位置決め保持して前記ベース部材上に位置決め固着される鉄心保持部材を備え、この鉄心保持部材は、折り曲げられた鉄心コアを円形状に位置決め固定する第1の位置決め突起と、前記鉄心コアを着座させて当該鉄心コアの高さを規制する座部と、前記ベース部材に前記鉄心保持部材を位置決め固定する第2の位置決め突起とを有し、前記鉄心コアの両端部およびブロック間には前記第1の位置決め突起に嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記ベース部材には前記第2の位置決め突起を嵌め込み係合させる位置決め穴が設けられ、前記軸受部と同心円形状に折り曲げられた鉄心コアの折り曲げ外周面におけるブロック間には、前記鉄心保持部材の第1の位置決め突起に外接する平面直線状のカット壁面が形成され、前記ブロック間を繋ぐコイル渡り線を前記カット壁面に沿って前記第1の位置決め突起に引き回した構成となっていることを特徴とするブラシレスモータ。
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