JP4322446B2 - ディスク駆動装置 - Google Patents

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JP4322446B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD、DVD−RAM等の各種ディスクを回転駆動するためのディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばCD−ROMの如き記録ディスクを回転駆動するためのディスク駆動装置は、所定方向に回転駆動される回転軸を有する駆動モータと、この回転軸に装着されたディスクテーブルを備え、ディスクはディスクテーブルに着脱自在に装着される。この種のディスク駆動装置においては、回転軸が金属材料(例えばステンレス鋼)から形成されるのに対し、製造コストの低減を図るために、ディスクテーブル全体が合成樹脂材料から形成されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように構成した場合、金属製の回転軸に比して合成樹脂製のディスクテーブルは剛性が比較的弱く、また金属製のディスクテーブルを用いた場合と同じ寸法設定にすると、回転軸とディスクテーブルとの相互固定部の接合面積は、所望の固定強度を充分に確保することができない。それ故に、ディスクテーブルを回転軸に強固に固定しようすると、回転軸とディスクテーブルとの相互固定部における軸線方向の固定用幅をより一層確保しなければならず、この相互固定部の固定用幅が大きくなる。
【0004】
近年、ディスク駆動装置の分野においても、装置全体の小型化、薄型化の傾向が急速に進んでおり、このような傾向においては、回転軸とディスクテーブルとの相互固定部の軸線方向の固定用幅を充分に確保することが難しく、軸線方向の幅を充分に確保できない場合、回転軸とディスクテーブルとの間の固定強度が弱くなる。ディスクテーブルにはディスクが装着され、ディスク回転時にはディスクテーブルと回転軸との相互固定部に大きな負荷が作用し、特に相対的に剛性が弱いディスクテーブルは、その負荷を持ちこたえることができず、ディスク回転中にディスクテーブルが変形して撓んだり、振動したりする問題が発生し、記録ディスクの情報の読み書きに支障がでることがある。
【0005】
本発明の目的は、回転軸とディスクテーブルとの相互固定部の軸線方向の幅が小さくても両者を強固に固定することができるとともに、製造コストの低減をも図ることができるディスク駆動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ディスクが着脱自在に装着されるディスクテーブルと、前記ディスクテーブルを所定方向に回転駆動させるための駆動モータとを備え、前記駆動モータの回転軸に前記ディスクテーブルが装着されたディスク駆動装置において、前記ディスクテーブルは、前記回転軸に固定された内側テーブル部と、前記内側テーブル部の外周部に固定された外側テーブル部とを有し、前記内側テーブル部は前記外側テーブル部よりも剛性の高い材料であって、かつ前記回転軸の剛性とほぼ同等の材料から形成され、前記ディスクは前記ディスクテーブルの前記外側テーブル部に載置されることを特徴とする。
【0007】
本発明に従えば、ディスク駆動装置のディスクテーブルは内側テーブル部とこの内側テーブル部の外周部に固定された外側テーブル部とを有し、内側テーブル部が駆動モータの回転軸に装着される。内側テーブル部は外側テーブル部よりも剛性の高い材料であって、この回転軸とほぼ同等の剛性を有する材料から形成されており、それ故に、回転軸とこの内側テーブルとの相互固定部の固定強度を高めることができ、これによって、両者の相互固定部の軸線方向の固定用幅を小さくしても充分強固に固定することができ、その結果、モータの全高を小さくすることが可能となる。また、外側テーブル部は内側テーブル部の外周部に装着されるので、内側テーブル部と外側テーブル部との相互固定部は、回転軸の回転軸線より半径方向外方に離れて位置する。それ故に、かかる両者の相互固定部に作用する負荷は、回転軸と内側テーブル部との相互固定部に作用する負荷よりも小さく、外側テーブル部の剛性がある程度弱くてもその負荷を支持するのに充分なる強度を保つことができる。このことは、内側テーブル部と外側テーブル部の相互固定部と、回転軸と内側テーブル部の相互固定部との軸線方向の幅が同じであっても、相互の接合面積を前者の方が大きく確保することができるので、接合面積の大きい分だけ強固に固定することができる。これによって、内側テーブル部と外側テーブル部の相互固定部の軸線方向の幅を大きくする必要がなくなり、装置の薄型化を達成することができる。尚、内側テーブル部は、例えば回転軸がステンレス鋼である場合にステンレス鋼等の金属材料から形成され、また外側テーブル部は、例えば合成樹脂材料から形成される。
【0008】
また、本発明では、前記モータはカップ状のロータ本体を備え、前記ロータ本体の内周面にロータマグネットが装着され、前記ロータ本体が前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部に取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
本発明に従えば、ディスクテーブルの内側テーブル部は剛性が高く、この内側テーブル部にロータ本体が装着される。このように構成すると、両者の相互固定部が回転軸の回転軸線から離れて位置し、また両者の相互固定部の接合面積を大きく確保することができ、これによって、ロータ本体の負荷を支持するのに充分な強度を保つことができ、このことに関連してもモータの全高を小さくすることが可能となる。
【0010】
また、本発明では、前記ディスクテーブルに関連して、回転中のバランスを保つためのボールバランサ機構が設けられ、前記ボールバランサ機構のボール収容部の内周部が前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部に取り付けられ、前記ボール収容部の外周部が前記ディスクテーブルの前記外側テーブル部に取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、ボールバランサ機構のボール収容部の内周部が剛性の高い内側テーブル部に、またボール収容部の外周部がその外側テーブル部に装着されるので、半径方向内側に位置する内側テーブル部との相互固定部においては、両者の接合面積が小さくなるが、剛性の高い内側テーブル部と固定されるようになり、また半径方向外側に位置する外側テーブル部との相互固定部においては、剛性の弱い外側テーブル部と固定されるが、両者の接合面積が大きくなり、これによって、両テーブル部における締結強度を高めるようにして、ボールバランサ機構をディスクテーブルに強固に装着することができる。
【0012】
また、本発明では、前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部と前記外側テーブル部との相互固定部は、前記回転軸の回転軸線からの半径距離が前記ディスクテーブルの半径のほぼ半分であることを特徴とする。
【0013】
本発明に従えば、内側テーブル部と外側テーブル部との相互固定部はディスクテーブルの半径のほぼ半分の位置に位置するので、この相互固定部は回転軸線から充分に離れているとともに、両者の接合面積も充分に確保することができ、従って、回転時この相互固定部に作用する負荷が小さくなり、充分な強度でもって支持することができる。また、ディスクテーブルにおける外側テーブル部が占める体積をある程度大きくでき、この部分を合成樹脂で形成することによってコストの削減を図ることができる。
【0014】
また、本発明では、前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部は金属材料から形成され、前記外側テーブル部は合成樹脂材料から形成されていることを特徴とする。
【0015】
本発明に従えば、ディスクテーブルの内側テーブル部は金属材料、例えばステンレス鋼、鉄等から形成され、外側テーブル部は合成樹脂材料から形成され、このように形成することによって、内側テーブル部と外側テーブル部とを、また内側テーブル部と回転軸とを充分な強度でもって固定することができるとともに製造コストの低減を図ることができる。また、合成樹脂材料は金属材料に比べて軽量であるので、ディスクの半径方向外側部が軽量になり、回転に伴うイナーシャが小さくなり、ディスクテーブルを含む回転体の起動特性を改善することができる。
【0016】
更に、本発明では、前記外側テーブル部は前記内側テーブル部の外周面に嵌合結合されていることを特徴とする。
本発明に従えば、外側テーブル部と内側テーブル部とが別体に形成され、これらが相互に嵌合結合されるので、これら2つの部材を高精度に製作して嵌合結合することによって、比較的簡単にかつ比較的安価に高精度のディスクテーブルを製作することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従うディスク駆動装置の実施形態について説明する。
第1の実施形態
まず、図1を参照して、第1の実施形態のディスク駆動装置について説明する。図1は、第1の実施形態のディスク駆動装置の一部を示す断面図であり、このディスク駆動装置はCD−ROMの如き記録ディスクを回転駆動するためのものである。
【0018】
図1において、図示のディスク駆動装置の駆動モータ2はモータハウジング4を備え、このモータハウジング4は、ディスク駆動装置のベース部材(図示せず)に取り付けられるハウジング本体6と、このハウジング本体6の略中央部に取り付けられた支持スリーブ8から構成されている。支持スリーブ8の内側にはラジアル用スリーブ軸受10が装着され、このスリーブ軸受10を介して回転軸12が回転自在に支持されている。支持スリーブ8の一端部(図1において下端部)には、その端部を密封するためのプレート部材14が取り付けられ、このプレート部材14の内側にスラスト用プレート軸受16が配設されている。スリーブ軸受10は潤滑油を含有する多孔質材料から形成された滑り軸受であり、回転軸12の軸部に作用してラジアル荷重を支持し、またプレート軸受16は硬質の合成樹脂材料又はセラミック材料から形成された軸受であり、回転軸12の一端面に作用してスラスト荷重を支持する。スリーブ軸受10及びプレート軸受16の組合せに代えて、一対の玉軸受を用いるようにしてもよく、或いは動圧流体軸受を採用するようにしてもよい。
【0019】
回転軸12の他端側はスリーブ軸受10から上方に突出し、この突出端部にディスクテーブル18が装着され、この形態では、ロータ本体20が後述するようにしてディスクテーブル18に装着されている。ディスクテーブル18には、先端部に係止爪部21を備える係止部材19が設けられている。また、支持スリーブ8の他端部外周には拡径爪部23が設けられている。係止爪部21と拡径爪部23は軸線方向(図1において上下方向)に幾分かの間隔をおいて対向し、これらが相互に係合することによって回転軸12がスリーブ軸受10から抜けるのが防止される。
【0020】
ロータ本体20はカップ状であり、円形状の端壁部22と、この端壁部22の外周部からハウジング本体6に向けて延びる周側壁部24を有し、周側壁部24の内周面に環状のロータマグネット26が装着されている。ロータ本体20は鉄等の磁性材料から形成され、周側壁部24はロータマグネット26のヨークとしても機能する。
【0021】
ロータマグネット26に対向して半径方向内方にはステータ28が配設され、ステータ28は、支持スリーブ8の外周面に装着されたステータコア30と、ステータコア30に所要の通りに巻かれたコイル32から構成されている。かく構成されているので、コイル32に駆動電流を供給すると、ステータコア30が磁化され、ロータマグネット26とステータ28との相互磁気作用によって、ロータ本体20、ディスクテーブル18及び回転軸12が所定方向に回転駆動される。
【0022】
次に、ディスクテーブル18について説明すると、このディスクテーブル18は、内側テーブル部34と内側テーブル部34の外周部に嵌合固定された外側テーブル部36の二つの部材から構成されている。内側テーブル部34は外側テーブル部36よりも剛性の大きい材料であって、かつ回転軸12の剛性とほぼ同等の材料から形成することが重要である。内側テーブル部34は、例えば真鍮、鉄、ステンレス鋼等の如き金属材料から形成され、外側テーブル部36は、例えばポリカーボネイトの如き合成樹脂材料から形成され、内側テーブル部34は例えば圧入によって、又は圧入と接着剤の併用によって回転軸12に嵌合固定される。この形態では、回転軸12がステンレス鋼から形成され、また内側テーブル部34が回転軸12と同様にステンレス鋼から形成され、ステンレス鋼同士の圧入接合によって内側テーブル部34が回転軸12に固定される。内側テーブル部34と回転軸12とは、互いに同等の剛性であるので、この内側テーブル部34と回転軸12との接合強度は強固であり、その結果、内側テーブル部34と回転軸12との相互固定部の軸線方向(図1において上下方向)の幅を小さくすることができ、これによってモータ2の小型化、薄型化を図ることができる。
【0023】
外側テーブル部36は、例えば圧入と接着剤の併用によって内側テーブル部34の外周面に嵌合固定される。外側テーブル部36は、製造コストを安価にするために合成樹脂材料(一般的に、金属材料に比して剛性が弱い)から形成されているが、内側テーブル部34と外側テーブル部36との相互固定部は回転軸12の回転軸線42から半径方向外方に離れている。従って、回転時に両テーブル部34,36の相互固定部に作用する負荷が小さくなり、内側テーブル部34に比べて外側テーブル部36の剛性が弱くてもこの負荷を充分な強度でもって支持することができる。金属製の回転軸に合成樹脂製のディスクテーブルを嵌合固定した場合、これらの相互固定部は回転軸の回転軸線の近くに位置する(即ち、半径方向内方側に位置する)ようになる。それ故に、容易に理解される如く、回転時に作用する負荷はディスクテーブルと回転軸との相互固定部に大きく作用し、ディスクテーブル全体が合成樹脂であると、剛性が弱いディスクテーブル側にその影響が発生しないように、この相互固定部の軸線方向の幅をある程度大きくしなければこの負荷を支持することができない。これに対し、上述したように金属製の内側テーブル部34に合成樹脂製の外側テーブル部36を嵌合固定した場合、これらの相互固定部は回転軸12の回転軸線から半径方向外方に離れて位置するようになり、それ故に、この相互固定部に作用する負荷は、ディスクテーブル全体が合成樹脂である場合に比して小さくなり、外側テーブル部36の剛性がある程度弱くてもディスクテーブル18が変形して撓んだり、振動したりするといった問題を及ぼすことがない。このことは、両テーブル部34,36の相互固定部の方が、回転軸とディスクテーブルとの相互固定部よりも接合面積を大きく確保することができ、それだけ接合強度を強固にできることにも起因している。
【0024】
内側テーブル部34と外側テーブル部36との相互固定部は、回転軸12の回転軸線42からの半径距離Dがディスクテーブル18の半径のほぼ半分であるのが望ましい。内側テーブル部34と外側テーブル部36の相互固定部は、上述した理由からすると回転軸12の回転軸線42から半径方向外方により離れているのが望ましいが、かく構成すると、外側テーブル部36が小さくなり過ぎ、後述のコストメリットが享受できなくなり、それ故に、上述する如くディスクテーブル18の半径のほぼ半分にするのがよい。また、このようにすると、内側テーブル部34と外側テーブル部36との相互固定部に段部37を容易に形成することができ、この段部37を後述するコイルばね56のばね受けとしても利用することができる。
【0025】
内側テーブル部34は、中央部に回転軸12を嵌合する嵌合孔を有する略円板状であり、その外周部下面に、下方に突出する環状突部38が設けられ、この環状突部38の外周面にロータ本体20の端壁部22が装着され、環状突部38をかしめることによってこのロータ本体20が固定され、環状突部38の内周面に係止部材19が固定され、更に係止部材19の内方に拡径爪部23の逃し部が設けられている。また、外側テーブル部36は、内側に内側テーブル部34を嵌合する嵌合孔を有する略環状であり、その外周部上面に、ゴム製の環状摩擦部材44が配設されている。外側テーブル部36の下面には、下方に突出する補助突部48が一体的に設けられている。補助突起48は環状に設けられ、外側テーブル部36の強度を補強する。このような補助突部48を同心状に2つ以上設けるようにしてもよく、或いは、このような補助突部48に代えて、又はこのような補助突部48に加えて、半径方向に延びる補助突部を設けるようにしてもよい。
【0026】
CD−ROMの如きディスク46は、一点鎖線で示すように、ディスクテーブル18の外側テーブル部36及び摩擦部材44の上面に載置され、図示しないクランプ機構と外側テーブル部36との間に挟持されて着脱自在に装着される。クランプ機構は、このディスク駆動装置とは別に、同装置が取り付けられる実機本体に備えられている。ディスク46には情報が記録されており、情報読出し手段、例えば光ピックアップ(図示せず)によってディスク46に記録されたの情報が読み出される。
【0027】
外側テーブル部36の下面には、下方に突出する補助突部48が一体的に設けられている。補助突起48は環状に設けられ、外側テーブル部36の強度を補強する。このような補助突部48を同心状に2つ以上設けるようにしてもよく、或いは、このような補助突部48に代えて、又はこのような補助突部48に加えて、半径方向に延びる補助突部を設けるようにしてもよい。
【0028】
この形態では、更に、回転軸12の他端部に、チャッキングマグネット50及び調芯部材52が装着されている。回転軸12の他端部には環状のヨーク部材54が例えば圧入により固定され、このヨーク部材54の上端肩部にチャッキングマグネット50が例えば接着剤によって取り付けられている。調芯部材52は、合成樹脂から形成され、ディスクテーブル18とヨーク部材54との間において回転軸12を被嵌するように装着されている。調芯部材52は軸線方向に移動自在に回転軸12に装着され、この調芯部材52とディスクテーブル18の内側テーブル34との間にコイルばね56が介在されている。このコイルばね56は、その下端部が内側テーブル部34と外側テーブル部36との相互固定部に形成された段部37に移動規制され、その上端部が調芯部材52の凹部に移動規制され、この調芯部材52を上方に向けて(この形態では、ヨーク部材54に向けて)弾性的に偏倚する。調芯部材52は、その上面の一部がヨーク部材54に当接することによって、図1に示す上昇位置に保持され、かかる上昇位置からコイルばね56の弾性偏倚作用に抗してディスクテーブル18側に移動することができる。調芯部材52の上面中央部には収容凹部58が形成され、上記上昇位置にあるとき、ヨーク部材54及びチャッキングマグネット50は調芯部材52の収容凹部58内に収容され、調芯部材52の上面とチャッキングマグネット54の上面とは実質上同一面を規定する。また、調芯部材52の外周部上面はディスクテーブル18の外側テーブル部36に向けて下方に傾斜して延ており、ディスクテーブル18に装着されるディスク46は、調芯部材52が適宜移動しながらこの傾斜面に案内されて外側テーブル部36に回転軸線42とディスク46の中心とが一致するように載置される。ディスク46が載置されると、前述のクランプ機構(図示せず)がチャッキングマグネット54に磁気吸引されるとともに、そのクランプ機構の押圧部によってディスク46が押圧保持される。
【0029】
このようなモータ2を備えたディスク駆動装置では、ディスクテーブル18の内側テーブル部34と回転軸12とが強固に固定され、また内側テーブル部34と外側テーブル部36との相互固定部が回転軸線42から半径方向に外方に離れて位置するので、回転中に発生するディスクテーブルの撓み、振動を抑えることができ、ディスク46を安定して回転駆動することができる。また、内側テーブル部34と外側テーブル部36とが別個に形成された後に相互に嵌合固定されるので、部品の段階で内側テーブル部34及び外側テーブル部36を高精度に製作することができ、また、これら高精度の部品を相互に嵌合固定することによってディスクテーブル18が形成されるので、ディスクテーブル18も高精度に製作することができる。更に、外側テーブル部36が合成樹脂材料から形成されるので、ディスクテーブル18を全て金属で形成するのに比して製造コストの低減を図ることができる。この形態では、また、ディスクテーブル18は、半径距離Dの内側が金属材料から、またその外側が合成樹脂材料から形成され、軽量の材料(比重の小さい材料)が半径方向外方に位置するので、回転時に作用するイナーシャが、全て金属材料である場合に比して小さくなり、駆動モータ2の起動特性が向上する。
【0030】
尚、材料に注目して、内側テーブル部34に対して合成樹脂材料をインサート成型することによって外側テーブル部36を形成することも考えられるが、インサート成型は成型機が大掛かりとなること、成型後の歪みによる部品精度が不安定であること等により、結果的に製造コストを低減することにならない。
【0031】
第2の実施形態
次に、図2を参照して、第2の実施形態のディスク駆動装置について説明する。図2は、第2の実施形態のディスク駆動装置の一部を示す断面図である。この第2の実施形態においては、ディスクテーブルの構造が第1の実施形態のものと相違している。この第2の実施形態において、第1の実施形態と実質上同一のものには同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0032】
図2において、図示のディスク駆動装置の駆動モータ2Aの回転軸12に取り付けられたディスクテーブル18Aは、第1の実施形態と同様に、内側テーブル部34Aと内側テーブル部34Aの外周部に固定された外側テーブル部36Aから構成され、内側テーブル部34Aは外側テーブル部36Aよりも剛性の大きい材料であって、かつ回転軸12の剛性とほぼ同等の材料から形成される。この形態においては、内側テーブル部34は例えば真鍮から形成され、外側テーブル部36は例えば合成樹脂材料から形成されている。
【0033】
内側テーブル部34Aは、回転軸12を嵌合する嵌合孔を有する本体部62と、この本体部62の外周部から下方に延びる環状垂下部64とを有し、この本体部62が回転軸12に圧入によって嵌合固定されている。内側テーブル部34Aの本体部62の外径は環状垂下部64の外径より小さく形成され、本体部62と環状垂下部64との境に肩部66が形成されている。外側テーブル部36Aは本体部68と、この本体部68から半径方向外方に突出する環状載置部70とを有し、この本体部68が、肩部66に当接するようにして内側テーブル部34Aの本体部62の外周面に圧入と接着剤の併用によって固定され、本体部68の外周部上面は、環状載置部70に向けて下方に傾斜して延びており、第1の実施形態における調芯部材52と同様の作用をする。第2の実施形態においても、内側テーブル部34Aが剛性の大きい材料から形成されているので、内側テーブル部34Aを回転軸12に強固に固定できる。また、内側テーブル部34Aと外側テーブル部36Aの相互固定部が回転軸12の回転軸線から半径方向外方に離れて位置するので、剛性の比較的弱い材料から形成された外側テーブル部36Aを、内側テーブル部34Aと外側テーブル部36Aの相互固定部の軸線方向の幅が小さいものであっても、回転時にディスクテーブル18Aに作用する負荷を支持するのに充分な強度でもって内側テーブル部34Aの外周面に固定することができる。
【0034】
この形態では、内側テーブル部34Aの本体部62の上部外周に環状切欠きか形成され、このように切欠きを設けることによって、内側テーブル部34Aの本体部62と外側テーブル部36Aの本体部68との間に環状凹部72が規定され、この環状凹部72内にヨーク部材74及びチャッキングマグネット76が配設され、チャッキングマグネット76の上面は内側テーブル部34Aの本体部62の上面と実質上同一の面を規定する。
【0035】
内側テーブル部34Aの環状垂下部64の下端部には、下方に突出する環状突部78が設けられ、この環状突部78の外周面にロータ本体20の端壁部22が装着されている。また、外側テーブル部36Aの環状載置部70の外周部上面には、環状の摩擦部材44が配設され、CD−ROMの如きディスク(図示せず)は、外側テーブル部36Aの環状載置部70及び摩擦部材44の上面に載置され、この装置に設けられたクランプ機構(図示せず)と外側テーブル部36Aとの間に挟持されて着脱自在に装着される。
【0036】
この形態では、更に、ディスクテーブル18Aにボールバランサ機構80が装着されている。ボールバランサ機構80はリング状のボール収容部材82を備え、このボール収容部材82の収容溝84に複数個のボール86が収容されている。複数個のボール86は、ディスクテーブル18Aの回転中に回転バランスを保つように収容溝84内を移動する。ボール収容部材82は、製造コストの低減を図るために合成樹脂材料から形成され、その内周面は、圧入と接着剤の併用によって、ディスクテーブル18Aの内側テーブル部34Aの環状垂下部64の外周面に装着され、その外周部は、接着剤によって外側テーブル部36Aの環状載置部70の下面に装着されている。ボール収容部82、特にその内周面をこのように装着することによって、内側テーブル部34Aとボール収容部材82との相互固定部が回転軸12の回転軸線から半径方向外方に離れて位置し、これによってそれら相互固定部の軸線方向の幅が小さい場合でも、内側テーブル部34Aと外側テーブル部36Aの場合と同様の理由により、ボール収容部材82を内側テーブル部34Aに支持するに充分な強度でもって固定することができる。また、ボール収容部82は、その内周部が内側テーブル部34Aに、またその外周部が外側テーブル部36Aに装着されるので、両テーブル部34A,36Bの締結強度を高めるように作用する。第2の実施形態のその他構成は、上述した第1の実施形態と実質上同一である。
【0037】
このようなモータ2Aを備えたディスク駆動装置においても、それの基本的構成が第1の実施形態と実質上同一であるので、上述したと同様の作用効果を達成することができ、またディスクテーブル18Aの内側テーブル部34Aと回転軸12とが、また内側テーブル部34Aと外側テーブル部36Aとが、更にボール収容部82と内側テーブル部34Aとが支持するのに充分な強度でもって固定されるので、回転中に作用する負荷によるディスクテーブルの撓み、振動を抑えることができる。
【0038】
以上、本発明に従うディスク駆動装置の実施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
【0039】
【発明の効果】
本発明の請求項1のディスク駆動装置によれば、ディスクテーブルの内側テーブル部は外側テーブル部よりも剛性の高い材料であって、かつ回転軸とほぼ同等の剛性を有する材料から形成されているので、回転軸とこの内側テーブルとの相互固定部の固定強度を高めることができ、これによって、両者の相互固定部の軸線方向の幅を小さくしても強固に固定することができ、その結果、モータの全高を小さくすることが可能となる。また、外側テーブル部は内側テーブル部の外周部に装着されるので、内側テーブル部と外側テーブル部との相互固定部は、回転軸の回転軸線より半径方向外方に離れて位置し、これによって、この相互固定部における、回転時に作用する負荷を小さくすることができるとともに、相互固定部における接合面積を比較的大きく確保することができ、外側テーブル部の剛性がある程度弱くてもディスクテーブルが変形して撓んだり、振動するといったことを抑えることができる。
さらに、本発明の請求項1のディスク駆動装置によれば、内側テーブル部と外側テーブル部との相互固定部には段部が形成され、回転軸に装着され軸方向に移動自在である調芯部材と、回転軸の端部に固定されるヨーク部材と、調芯部材とディスクテーブルとの間に介在し調芯部材を端部側へ向けて弾性的に偏倚するコイルばねとが設けられ、コイルばねの端部が段部に移動規制される。これによって、内側テーブル部と外側テーブル部の相互固定部の軸線方向の幅を大きくする必要がなくなり、装置の薄型化を達成すること、および、内側テーブル部と外側テーブル部との相互固定部にコイルばねのばね受けとなる段部を容易に形成することができる。
【0040】
また、本発明の請求項2のディスク駆動装置によれば、ディスクテーブルの内側テーブル部にロータ本体が装着されるので、両者の相互固定部が回転軸の回転軸線から半径方向外方に離れるようになり、従って、両者の相互固定部にロータ本体を支持するに充分な強度を持たすことができる。
【0041】
また、本発明の請求項3のディスク駆動装置によれば、ディスクテーブルの外側テーブル部と内側テーブル部にボールバランサ機構のボール収容部が装着されるので、両テーブル部の締結強度を高めるようにして、ディスクテーブルにボールバランサ機構を強固に装着することができる。
【0042】
また、本発明の請求項4のディスク駆動装置によれば、内側テーブル部と外側テーブル部との相互固定部は回転軸線からの半径距離がディスクテーブルの半径のほぼ半分であるので、この相互固定部は回転軸線から半径方向外方に充分に離れて位置し、この相互固定部に回転時に作用する負荷を支持するのに充分な強度を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態のディスク駆動装置の要部を示す断面図である。
【図2】第2の実施形態のディスク駆動装置の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
2,2A 駆動モータ
4 モータハウジング
12 回転軸
18,18A ディスクテーブル
20 ロータ本体
26 ロータマグネット
28 ステータ
34,34A 内側テーブル部
36,36A 外側テーブル部
46 ディスク
50,76 チャッキングマグネット
52 調芯部材
80 ボールバランサ機構

Claims (4)

  1. ディスクが着脱自在に装着されるディスクテーブルと、前記ディスクテーブルを所定方向に回転駆動させるための駆動モータとを備え、前記駆動モータの回転軸に前記ディスクテーブルが装着されたディスク駆動装置において、
    前記ディスクテーブルは、前記回転軸に固定された内側テーブル部と、前記内側テーブル部の外周部に固定された外側テーブル部とを有し、前記内側テーブル部は前記外側テーブル部よりも剛性の高い材料であって、かつ前記回転軸の剛性とほぼ同等の材料から形成され、前記ディスクは前記ディスクテーブルの前記外側テーブル部に載置され、前記内側テーブル部と前記外側テーブル部との相互固定部には段部が形成され、
    前記回転軸に装着され軸方向に移動自在である調芯部材と、前記回転軸の端部に固定されるヨーク部材と、前記調芯部材と前記ディスクテーブルとの間に介在し前記調芯部材を前記端部側へ向けて弾性的に偏倚するコイルばねとが設けられ、該コイルばねの端部が前記段部に移動規制されることを特徴とするディスク駆動装置。
  2. 前記モータはカップ状のロータ本体を備え、前記ロータ本体の内周面にロータマグネットが装着され、前記ロータ本体が前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のディスク駆動装置。
  3. 前記ディスクテーブルに関連して、回転中のバランスを保つためのボールバランサ機構が設けられ、前記ボールバランサ機構のボール収容部の内周部が前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部に取り付けられ、前記ボール収容部の外周部が前記ディスクテーブルの前記外側テーブル部に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のディスク駆動装置。
  4. 前記ディスクテーブルの前記内側テーブル部と前記外側テーブル部との相互固定部は、前記回転軸の回転軸線からの半径距離が前記ディスクテーブルの半径のほぼ半分であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスク駆動装置。
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