JP2006136094A - 回転体駆動モータ装置とその環状マグネット組込方法 - Google Patents

回転体駆動モータ装置とその環状マグネット組込方法 Download PDF

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JP2006136094A JP2004320930A JP2004320930A JP2006136094A JP 2006136094 A JP2006136094 A JP 2006136094A JP 2004320930 A JP2004320930 A JP 2004320930A JP 2004320930 A JP2004320930 A JP 2004320930A JP 2006136094 A JP2006136094 A JP 2006136094A
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turntable
plate portion
rotating body
stator
rotor case
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JP2004320930A
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Takeshi Higuchi
武志 樋口
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】 安価な構造でターンテーブルの面振れ現象を改善すること。
【解決手段】 ステータ1a及びロータ1bからなるスピンドルモータ1を有し、ロータ
1bが、ステータ1aの軸受ホルダ3に軸受4を介して挿通したシャフト5と、該シャフ
ト5に嵌着した金属製ロータケース6と、該ロータケース6内に止着した環状マグネット
7とを備え、回転体であるターンテーブル8がシャフト5上端部に嵌着されており、ステ
ータ1aの駆動用コイル2を励磁することによりターンテーブル8を高速回転させるよう
にした回転体駆動モータ装置において、ロータケース6の外周部に複数のスリット20が
周方向所定間隔をおいて形成され、該各スリット20に対向してターンテーブル8の下面
にリブ21が一体突設されており、その各リブ21を各スリット20に嵌入させることに
より、ターンテーブル8とロータケース6とが一体的に連結されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えばDVDなどのディスク駆動装置のディスク載置用ターンテーブルやフ
ァンなど回転体を駆動するための回転体駆動モータ装置とその環状マグネット組込方法に
関する。
従来、DVDなどのディスク駆動装置の技術として特許文献1などに記載したものがあ
り、その一例を図8に基づいて説明すると、これは、ステータ1a及びロータ1bからな
るスピンドルモータ1を有し、前記ステータ1aの外周部に多数の駆動用コイル2が周方
向所定間隔ごとに取り付けられると共に、該ステータ1aの中央部に有底円筒状軸受ホル
ダ3が設けられ、前記ロータ1bが、軸受ホルダ3に軸受4を介して挿通したシャフト5
と、該シャフト5に円形状天板部6aを嵌着し該天板部6aの外周縁から折り曲げた環状
周板部6bを前記ステータ1aに遊嵌合させた金属製ロータケース6と、前記周板部6b
の位置決め段部6cに押し当てることにより該周板部6bの内周面に嵌着した環状マグネ
ット7とを備え、ディスクD載置用ターンテーブル(回転体)8の中心孔8aをシャフト
5の上端部に嵌着させることにより、シャフト5の軸心O1に対してターンテーブル8の
軸心O2を同心状に一致させて、そのターンテーブルがシャフト5に固着されている。
前記軸受ホルダ3内の下部に一つ割り状ストッパリング9が配置されており、シャフト
5を軸受4内に挿通することにより、該シャフト5の下端部に形成した環状溝5aをスト
ッパリング9に嵌合させて、シャフト5を軸受ホルダ3から抜け出ないようにする。軸受
ホルダ3の底部内に合成樹脂製含油シート10が配置されており、シャフト5の下端面を
支持する。図8中、11はシャフト5の中央に嵌着させた押さえリング、12は軸受ホル
ダ3の下端に固着した鉄板または鋼板からなる支持板13上に配置したプリント基板であ
る。
前記ターンテーブル8は、合成樹脂材により成形されており、上面中央に突起部14を
一体突設し上面外周縁にゴムなどの弾性材からなるリングシート15を設けたものであっ
て、該ターンテーブル8に周方向所定間隔をおいて切欠孔16を貫設することにより複数
のL字状弾性片17が切り残されている。なお、18は突起部14の上面凹部内に配置し
たディスクホルダ吸着用磁石である。
上記構成において、ディスクDの中心孔Daをターンテーブル8の突起部14に嵌合さ
せ該中心孔Daに各弾性片17の先端を係合させることにより、ディスクDをターンテー
ブル8上に載置すると共に、ディスクホルダ(図示せず)を突起部14に嵌合させてディ
スクDを押さえつけ後、駆動用コイル2を励磁することによりロータ1b及びターンテー
ブル8を介してディスクDを高速回転させ、そのディスクDに記録されている情報の再生
や記録または消去を行う。
特開平9−252568号公報
上記従来の構成では、ロータケース6をシャフト5に嵌着させているため、該ロータケ
ース6をシャフト5に対して精密に同心状に位置決めして、環状マグネット7とステータ
1aとの間の隙間αを全周にわたって均等にすることができるという利点がある。しかし
、そのロータケース6とターンテーブル8とが分離されているため、ディスクDを高速回
転させる際に発生する過大な負荷がターンテーブル8に集中的にかかり、その過大な負荷
に耐えるようターンテーブル8の強度及び該ターンテーブル8とシャフト5との嵌着強度
を大きくする必要があり、コストアップにつながる。
また、例えば成形誤差によりターンテーブル8の中心孔8aが偏心して該ターンテーブ
ル8の軸心O2がシャフト5の軸心O1に対して不一致状態となった場合には、そのター
ンテーブル8の上面15aが水平状態から傾いた状態となり、高速回転時にターンテーブ
ル8が上下に振動して所謂面振れ現象が生じ、該ターンテーブル8上のディスクDに対す
る光ピックアップによる読み取りにミスが生じるおそれがある。
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、安価な構造でターンテーブルの面振れ現象を改善す
ることができるようにした回転体駆動モータ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ステータ及びロータからなるスピ
ンドルモータを有し、前記ステータの外周部に多数の駆動用コイルが周方向所定間隔ごと
に取り付けられると共に、該ステータの中央部に軸受ホルダが設けられ、前記ロータが、
前記軸受ホルダに軸受を介して挿通したシャフトと、該シャフトに円形状天板部を嵌着し
該天板部の外周縁から折り曲げた環状周板部を前記ステータに遊嵌合させた金属製ロータ
ケースと、前記周板部の内周面に嵌着した環状マグネットとを備え、回転体であるディス
ク載置用合成樹脂製ターンテーブルが前記シャフトの端部に嵌着されており、ディスクを
ターンテーブルに載置し、駆動用コイルを励磁することによりロータ及びターンテーブル
を介してディスクを高速回転させるようにした回転体駆動モータ装置において、前記ロー
タケースの天板部の外周縁に形成した横溝部と該横溝部から周板部にかけて形成した縦溝
部とからなる複数の略L字状スリットが周方向所定間隔をおいて設けられ、各スリットに
対向して前記ターンテーブルの下面にリブが一体突設されており、各リブを各スリットに
挿入し、その各リブの下端縁を縦溝部の端縁に当接または接近させるようにしたことを特
徴としている。
請求項2に記載の発明は、ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記
ステータの外周部に多数の駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、
該ステータの中央部に軸受ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介
して挿通したシャフトと、該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り
曲げた環状周板部を前記ステータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内
周面に止着した環状マグネットとを備え、回転体であるディスク載置用合成樹脂製ターン
テーブルが前記シャフトの端部に嵌着されており、ディスクをターンテーブルに載置し、
駆動用コイルを励磁することによりロータ及びターンテーブルを介してディスクを高速回
転させるようにした回転体駆動モータ装置において、前記ロータケースの天板部の外周縁
に複数の係合孔が周方向所定間隔をおいて形成され、該各係合孔に対向して前記ターンテ
ーブルの下面に鍔部付き突起部が一体突設されており、該各突起部を各係合孔に挿入し各
鍔部を天板部に当接または接近させるようにしたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記
ステータの外周部に多数の駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、
該ステータの中央部に軸受ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介
して挿通したシャフトと、該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り
曲げた環状周板部を前記ステータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内
周面に止着した環状マグネットとを備え、回転体が前記シャフトの端部に嵌着されており
、駆動用コイルを励磁することによりロータを介して回転体を高速回転させるようにした
回転体駆動モータ装置において、前記ロータケースに複数の被係合部が周方向所定間隔を
おいて設けられ、該各被係合部に対向して回転体に係合部が設けられており、その各係合
部を各被係合部に係合させることにより、回転体とロータケースとが一体的に連結されて
いることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記各被係合部がロータケ
ースの天板部の外周縁に形成した横溝部と該横溝部から周板部にかけて形成した縦溝部と
からなる略L字状スリットからなり、前記各係合部が回転体であるディスク載置用ターン
テーブルの下面に一体突設したリブからなり、該各リブを各スリットに挿入し、その各リ
ブの下端縁を縦溝部の端縁に当接または接近させるようにしたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記各被係合部がロータケ
ースの天板部の外周縁に形成した係合孔からなると共に、前記各係合部が回転体であるデ
ィスク載置用ターンテーブルの下面に一体突設した鍔部付き突起部からなり、該各突起部
を各係合孔に挿入し各鍔部を天板部に当接または接近させるようにしたことを特徴として
いる。
請求項6記載の発明は、ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記ス
テータの外周部に多数の駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、該
ステータの中央部に軸受ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介し
て挿通したシャフトと、該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り曲
げた環状周板部を前記ステータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内周
面に嵌着した環状マグネットとを備え、回転体であるディスク載置用合成樹脂製ターンテ
ーブルが前記シャフトの端部に嵌着され、ロータケースの天板部の外周縁に形成した横溝
部と該横溝部から周板部にかけて形成した縦溝部とからなる複数の略L字状スリットが周
方向所定間隔をおいて設けられ、各スリットに対向して前記ターンテーブルの下面にリブ
が一体突設されており、各リブを各スリットに挿入し、その各リブの下端縁を縦溝部の端
縁に当接または接近させており、ディスクをターンテーブルに載置し、駆動用コイルを励
磁することによりロータ及びターンテーブルを介してディスクを高速回転させるようにし
た回転体駆動モータ装置において、前記ロータケースを載置するための受け治具が設けら
れ、前記各スリットに対向する治具本体が受け治具に一体突設されており、ロータケース
を仰向け状態で受け治具上に載置することにより各スリットを各治具本体に嵌合させ、ロ
ータケース内に嵌入させた環状マグネットを治具本体に押し当てることにより、その環状
マグネットをロータケース内の所定位置に位置決めするようしたことを特徴としている。
請求項1記載の発明は第1の実施の形態(図1〜図4参照)に対応するものであって、
これによれば、ターンテーブルの各リブをロータケースの各スリットに挿入することによ
り、該ターンテーブルが強度大なるロータケースに一体的に連結されているから、そのタ
ーンテーブルを高速回転させる際に発生する過大な負荷がロータケースにより確実に受支
される。従って、ターンテーブルの強度及び該ターンテーブルとシャフトとの嵌着強度を
従来のように特に大きくする必要がなく、コストダウンを図ることができる。
また、例えば成形誤差によりターンテーブルの中心孔が偏心して該ターンテーブルの軸
心がシャフトの軸心に対して不一致状態となって、そのターンテーブルの上面が水平状態
から傾いた状態となり、高速回転時にターンテーブルに面振れ現象が生じる場合でも、各
スリットに挿入した各リブの下端縁を縦溝部の端縁に当接させることにより、その面振れ
現象を確実に改善することができる。更に、ターンテーブルの装着高さを所定通りに設定
することができる。
請求項2に記載の発明は第2の実施の形態(図6及び図7参照)に対応するものであっ
て、これによれば、請求項1に記載の発明とほぼ同様の効果を得ることができ、特に、高
速回転時にターンテーブルに面振れ現象が生じる場合でも、該ターンテーブルの各突起部
をロータケースの各係合孔に挿入し、鍔部をロータケースの天板部に当接させることによ
り、そのターンテーブルの面振れ現象を改善することができる。
請求項3に記載の発明は基本形態に対応するものであって、これによれば、回転体の各
係合部をロータケースの各被係合部に係合させることにより、該回転体が強度大なるロー
タケースに一体的に連結されているから、その回転体を高速回転させる際に発生する過大
な負荷がロータケースにより確実に受支される。従って、回転体の強度及び該回転体とシ
ャフトとの嵌着強度を従来のように特に大きくする必要がなく、コストダウンを図ること
ができる。
請求項4に記載の発明によれば、例えば成形誤差によりターンテーブルの中心孔が偏心
して該ターンテーブルの軸心がシャフトの軸心に対して不一致状態となって、そのターン
テーブルの上面が水平状態から傾いた状態となり、高速回転時にターンテーブルに面振れ
現象が生じる場合でも、各スリットに挿入した各リブの下端縁を縦溝部の端縁に当接させ
ることにより、その面振れ現象を確実に改善することができる。また、ターンテーブルの
装着高さを所定通りに設定することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明と同様に、高速回転時にターン
テーブルに面振れ現象が生じる場合でも、該ターンテーブルの各突起部をロータケースの
各係合孔に挿入し、鍔部をロータケースの天板部に当接させることにより、そのターンテ
ーブルの面振れ現象を改善することができる。また、ターンテーブルの装着高さを所定通
りに設定することができる。
請求項6に記載の発明は、環状マグネット組込方法(図5参照)に関するものであって
、これによれば、受け治具上にロータケースを仰向けで載置することにより、該ロータケ
ースの各スリットを受け治具上の各治具本体に嵌合させ、ロータケース内に嵌入させた環
状マグネットを治具本体に押し当てるだけで、その環状マグネットをロータケース内の所
定位置に精密に位置決めすることができる。
この場合、ターンテーブルをロータケースに一体的に連結したり、ターンテーブルの面
振れ現象を改善するために設けたスリットを利用して、環状マグネットをロータケース内
に精密に位置決めしたりすることができ、安価な構造で利便性に優れている。
図1〜図5は本発明の第1の実施の形態である回転体駆動モータ装置を示すものであっ
て、ロータケース6の天板部6aと周板部6bとの間のコーナ部に周方向所定間隔(この
実施の形態では120°)ごとに複数にスリット(被係合部)20が形成され、該各スリ
ット20に対向してターンテーブル8の下面にリブ(係合部)21が一体突設されている
。上記以外の構成で図8に示す構成と同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
前記スリット20は、ロータケース6の天板部6aの外周縁に半径方向沿って形成した
横溝部20aと該横溝部20aから周板部6bにかけて形成した縦溝部20bとにより略
L字状に形成されている。なお、ロータケース6の3箇所にスリット20を3つずつ設け
たが、その3箇所にスリット20を1つまたは2つずつ設けてもよい。
前記リブ21は、ターンテーブル8の下面に半径方向に沿って一体突設されており、そ
の厚さdがスリット20の幅tと同一または若干小さく設定され、リブ21を各スリット
20に挿入してロータ1bをステータ1aに組み込んだときに該リブ21の下端縁21a
を縦溝部20bの端縁Pに当接または接近させるようにそのリブ21の高さhを設定して
いる。
組立手順を説明すると、シャフト5を軸受4内に挿通すると共に、各リブ21を各スリ
ット20に挿入し、シャフト5の下端部に形成した環状溝5aをストッパリング9に嵌合
させることにより、該シャフト5を軸受ホルダ3から抜け出ないようにすると同時に、各
リブ21の下端縁21aを縦溝部20bの端縁Pに当接または接近させる。
上記構成によれば、ターンテーブル8の各リブ21をロータケース6の各スリット20
に挿入することにより、該ターンテーブル8が強度大なるロータケース6に一体的に連結
されているから、そのターンテーブル8を高速回転させる際に発生する過大な負荷がロー
タケース6により確実に受支される。従って、ターンテーブル8の強度及び該ターンテー
ブル8とシャフト5との嵌着強度を従来のように特に大きくする必要がなく、コストダウ
ンを図ることができる。
また、例えば成形誤差によりターンテーブル8の中心孔8aが偏心して該ターンテーブ
ル8の軸心O2がシャフト5の軸心O1に対して不一致状態となって、そのターンテーブ
ル8の上面15aが水平状態から傾いた状態となり、高速回転時にターンテーブル8に面
振れ現象が生じる場合でも、各スリット20に挿入した各リブ21の下端縁21aを縦溝
部20bの端縁Pに当接させることにより、面振れ現象を確実に改善することができる。
更に、ターンテーブル8の装着高さを所定通りに設定することができる。
図5は環状マグネット7の組込方法を示すものであって、ロータケース6を載置するた
めの受け治具23が設けられ、ロータケース6の各スリット20に対向して各リブ21と
ほぼ同一形状の複数の治具本体23aが受け治具23に一体突設されており、受け治具2
3上にロータケース6を仰向けで載置することにより、各スリット20を各治具本体23
aに嵌合させ、ロータケース6に下すぼまり筒状カーリング治具24を着脱可能に被せた
後、マグネット7を環状にしてカーリング治具24の内周面に沿ってロータケース6内に
挿入し治具本体23aに押し当てる。
上記構成によれば、受け治具23上にロータケース6を仰向けで載置することにより、
該ロータケース6の各スリット20を受け治具23上の各治具本体23aに嵌合させ、ロ
ータケース6内に嵌入させた環状マグネット7を治具本体23aに押し当てるだけで、そ
の環状マグネット7をロータケース6内の所定位置に精密に位置決めすることができる。
この場合、ターンテーブル8をロータケース6に一体的に連結したり、ターンテーブル
8の面振れ現象を改善するために設けたスリット20を利用して、環状マグネット7をロ
ータケース6内に精密に位置決めしたりすることができ、安価な構造で利便性に優れてい
る。
図6及び図7は本発明の第2の実施の形態である回転体駆動モータ装置を示すものであ
って、ロータケース6の天板部6aの外周縁に複数の円形状係合孔(被係合部)26が周
方向所定間隔(この実施の形態では120°)ごとに形成され、該各係合孔26に対向し
てターンテーブル8の下面に円柱状突起部(係合部)27が一体突設されると共に、該各
突起部27の根元部に鍔部28が同心状に一体形成されており、各突起部27を各係合孔
26に挿入し各鍔部28の下面28aを天板部6aに当接または接近させるようにした。
上記以外の構成は第1の実施の形態(図1〜図5)とほぼ同じであるから、同一部分に同
一符号を付してその説明を省略する。
上記構成によれば、第1の実施の形態(図1〜図5)とほぼ同様の効果を得ることがで
き、特に、高速回転時にターンテーブル8に面振れ現象が生じる場合でも、該ターンテー
ブル8の各突起部27をロータケース6の各係合孔26に挿入し、鍔部28の下面28a
をロータケース6の天板部6aに当接させることにより、そのターンテーブル8の面振れ
現象を改善することができる。また、ターンテーブル8の装着高さを所定通りに設定する
ことができる。
第1、第2の実施の形態では、DVDなどのディスク駆動装置のディスクD載置用ター
ンテーブル8をスピンドルモータ1により高速回転させる場合を例にあげて説明したが、
これに限定されるわけではなく、例えばファンをスピンドルモータ1により高速回転させ
る場合にも適用することができる。
本発明の第1の実施の形態である回転体駆動モータ装置を示す正面図である。 同縦断面図である。 図2のA−A矢視図である。 同要部の分解斜視図である。 同環状マグネット組込方法を示す概略説明図である。 本発明の第2の実施の形態である回転体駆動モータ装置を示す正面図である。 同要部の分解斜視図である。 従来例を示す縦断面図である。
符号の説明
1 スピンドルモータ
1a ステータ
1b ロータ
2 駆動用コイル
3 軸受ホルダ
4 軸受
5 シャフト
6 ロータケース
6a ロータケースの天板部
6b ロータケースの周板部
7 環状マグネット
8 ターンテーブル(回転体)
20 スリット(被係合部)
20a 横溝部
20b 縦溝部
P 縦溝部の端縁
21 リブ(係合部)
21a リブの下端縁
23 受け治具
23a 治具本体
26 係合孔(被係合部)
27 突起部(係合部)
28 鍔部
D ディスク

Claims (6)

  1. ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記ステータの外周部に多数の
    駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、該ステータの中央部に軸受
    ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介して挿通したシャフトと、
    該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り曲げた環状周板部を前記ス
    テータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内周面に嵌着した環状マグネ
    ットとを備え、回転体であるディスク載置用合成樹脂製ターンテーブルが前記シャフトの
    端部に嵌着されており、ディスクをターンテーブルに載置し、駆動用コイルを励磁するこ
    とによりロータ及びターンテーブルを介してディスクを高速回転させるようにした回転体
    駆動モータ装置において、前記ロータケースの天板部の外周縁に形成した横溝部と該横溝
    部から周板部にかけて形成した縦溝部とからなる複数の略L字状スリットが周方向所定間
    隔をおいて設けられ、各スリットに対向して前記ターンテーブルの下面にリブが一体突設
    されており、各リブを各スリットに挿入し、その各リブの下端縁を縦溝部の端縁に当接ま
    たは接近させるようにしたことを特徴とする回転体駆動モータ装置。
  2. ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記ステータの外周部に多数の
    駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、該ステータの中央部に軸受
    ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介して挿通したシャフトと、
    該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り曲げた環状周板部を前記ス
    テータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内周面に止着した環状マグネ
    ットとを備え、回転体であるディスク載置用合成樹脂製ターンテーブルが前記シャフトの
    端部に嵌着されており、ディスクをターンテーブルに載置し、駆動用コイルを励磁するこ
    とによりロータ及びターンテーブルを介してディスクを高速回転させるようにした回転体
    駆動モータ装置において、前記ロータケースの天板部の外周縁に複数の係合孔が周方向所
    定間隔をおいて形成され、該各係合孔に対向して前記ターンテーブルの下面に鍔部付き突
    起部が一体突設されており、該各突起部を各係合孔に挿入し各鍔部を天板部に当接または
    接近させるようにしたことを特徴とする回転体駆動モータ装置。
  3. ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記ステータの外周部に多数の
    駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、該ステータの中央部に軸受
    ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介して挿通したシャフトと、
    該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り曲げた環状周板部を前記ス
    テータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内周面に止着した環状マグネ
    ットとを備え、回転体が前記シャフトの端部に嵌着されており、駆動用コイルを励磁する
    ことによりロータを介して回転体を高速回転させるようにした回転体駆動モータ装置にお
    いて、前記ロータケースに複数の被係合部が周方向所定間隔をおいて設けられ、該各被係
    合部に対向して回転体に係合部が設けられており、その各係合部を各被係合部に係合させ
    ることにより、回転体とロータケースとが一体的に連結されていることを特徴とする回転
    体駆動モータ装置。
  4. 前記各被係合部がロータケースの天板部の外周縁に形成した横溝部と該横溝部から周板
    部にかけて形成した縦溝部とからなる略L字状スリットからなり、前記各係合部が回転体
    であるディスク載置用ターンテーブルの下面に一体突設したリブからなり、該各リブを各
    スリットに挿入し、その各リブの下端縁を縦溝部の端縁に当接または接近させるようにし
    たことを特徴とする請求項3に記載の回転体駆動モータ装置。
  5. 前記各被係合部がロータケースの天板部の外周縁に形成した係合孔からなると共に、前
    記各係合部が回転体であるディスク載置用ターンテーブルの下面に一体突設した鍔部付き
    突起部からなり、該各突起部を各係合孔に挿入し各鍔部を天板部に当接または接近させる
    ようにしたことを特徴とする請求項3に記載の回転体駆動モータ装置。
  6. ステータ及びロータからなるスピンドルモータを有し、前記ステータの外周部に多数の
    駆動用コイルが周方向所定間隔ごとに取り付けられると共に、該ステータの中央部に軸受
    ホルダが設けられ、前記ロータが、前記軸受ホルダに軸受を介して挿通したシャフトと、
    該シャフトに円形状天板部を嵌着し該天板部の外周縁から折り曲げた環状周板部を前記ス
    テータに遊嵌合させた金属製ロータケースと、前記周板部の内周面に嵌着した環状マグネ
    ットとを備え、回転体であるディスク載置用合成樹脂製ターンテーブルが前記シャフトの
    端部に嵌着され、ロータケースの天板部の外周縁に形成した横溝部と該横溝部から周板部
    にかけて形成した縦溝部とからなる複数の略L字状スリットが周方向所定間隔をおいて設
    けられ、各スリットに対向して前記ターンテーブルの下面にリブが一体突設されており、
    各リブを各スリットに挿入し、その各リブの下端縁を縦溝部の端縁に当接または接近させ
    ており、ディスクをターンテーブルに載置し、駆動用コイルを励磁することによりロータ
    及びターンテーブルを介してディスクを高速回転させるようにした回転体駆動モータ装置
    において、前記ロータケースを載置するための受け治具が設けられ、前記各スリットに対
    向する治具本体が受け治具に一体突設されており、ロータケースを仰向け状態で受け治具
    上に載置することにより各スリットを各治具本体に嵌合させ、ロータケース内に嵌入させ
    た環状マグネットを治具本体に押し当てることにより、その環状マグネットをロータケー
    ス内の所定位置に位置決めするようしたことを特徴とする回転体駆動モータ装置における
    環状マグネット組込方法。
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