JPH11110897A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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Publication number
JPH11110897A
JPH11110897A JP28453797A JP28453797A JPH11110897A JP H11110897 A JPH11110897 A JP H11110897A JP 28453797 A JP28453797 A JP 28453797A JP 28453797 A JP28453797 A JP 28453797A JP H11110897 A JPH11110897 A JP H11110897A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
turntable
positioning
spindle
disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP28453797A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Mochizuki
章弘 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP28453797A priority Critical patent/JPH11110897A/ja
Publication of JPH11110897A publication Critical patent/JPH11110897A/ja
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク用のボス部とターンテー
ブルを一体とし、同軸精度を向上する。 【解決手段】 ロータヨーク9とターンテーブル
12を一体にし、ディスク保持用の樹脂11との接着時
に位置決め用の孔21を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク駆動装置に
使用されるスピンドルモータの構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、CD−ROMドライブなどの
ディスク駆動装置にはスピンドルモータが使用されてい
た。図3は、従来のスピンドルモータを示す図である。
主にケイ素鋼鈑を材料とする板を積層して成るステータ
コア1の表面を樹脂で覆うことにより絶縁し、ステータ
コア1の下方には樹脂製の位置決めピン2を複数箇所設
け、ステータコア1の上方には突出部3を全周にわたっ
て設けている。突出部3の上方には内周に向けて張り出
し部が設けてある。ステータコア1の外周部には複数個
の突極が設けてあり、コイル4が巻回されている。ステ
ータコア1の内周部はベアリングホルダ5の外周部に固
着されており、ベアリングホルダ5の内周部にはスピン
ドル8が挿入されている。そして、ベアリングホルダ5
の内周部又はスピンドル8の外周部に溝6を設け、その
隙間に流体(多くの場合はオイルを使用する)を満た
し、回転子の回転に伴って流体に発生する圧力で回転子
を支承している。
【0003】ロータ7は、回転するスピンドル8に圧入
固定されており、ロータヨーク9は主に亜鉛メッキ鋼鈑
を材料としている。このロータヨーク9のステータコア
1の外周部と対向する位置に、多極着磁したリング状の
磁石10を取り付け、ロータヨーク9の上方には樹脂に
よるアウトサート成形によってロータ抜け防止部26が
ステータ側に向かって形成されている。ロータヨーク9
から下方に向かって突出しているロータ抜け防止部26
は、ステータコア1に設けた突出部3の張り出し部と係
合するように外周に向かって張り出し部が設けてある。
【0004】また、図示しないディスクを装着するター
ンテーブル12は、ディスクを内周で位置決めするボス
部13と、ディスククランプ用のリング磁石14とから
なり、ロータ7とは別体にスピンドル8の上方に圧入固
定されている。
【0005】以上のような構成により、ロータ7を引き
抜くような上向きの力が加わっても、ロータ抜け防止部
26に設けた張り出し部とステータコア1の突出部3に
設けた張り出し部とが係合することにより、ロータ7の
抜けを防止することができる。
【0006】ところで、近年、CD−ROMドライブな
どのディスク駆動装置は小型化及びコストダウンが要求
されているが、従来構造ではロータと、ターンテーブル
が別体で構成されており、高さ方向の寸法が小さく出来
ないという問題があった。一方、ロータとターンテーブ
ルにクランプされたディスクとでねじれ共振が発生し、
モータの回転制御系に悪影響を及ぼすという問題があっ
た。更に、部品点数が多くロータ構造も複雑で組立工数
が多くかかるためコストの低減が困難であった。
【0007】そこで、図4に示すようなターンテーブル
とロータを一体としたスピンドルモータが本出願人によ
り出願されている(整理番号409000377)。同
図によれば、金属ベース基板15上に形成されたステー
タ16にベアリングホルダ5を垂直に取り付け、このベ
アリングホルダ5の外周部に主にケイ素鋼鈑を積層して
形成したステータコア1の内周部を圧入固定している。
ステータコア1は表面を絶縁するために樹脂17により
アウトサートしており、外周部にコイル4を巻回してあ
る。アウトサートした樹脂17には位置決めと固定を兼
ねたピン2が一体に形成されており、このピン2はステ
ータ16に設けた金属ベース基板15の孔に嵌着されて
いる。また、ベアリングホルダ5に設けた孔にはスピン
ドル8が挿入されており、ベアリングホルダ5の内周又
はスピンドル8の外周に設けた溝6に流体を満たし、ス
ピンドル8が回動自在にベアリングホルダ5に軸支され
ている。更に、スピンドル8の下端は半円形に成形され
ており、樹脂製のベアリングホルダ5に固定した樹脂製
のスラスト19によってスラスト軸受を形成している。
【0008】更にまた、スピンドル8の上方には樹脂製
のロータ保持具11が圧入固定されており、上記樹脂製
のロータ保持具11は、その中心部にディスクの中心孔
と嵌合するボス部11aを突出形成し、このボス部11
aの下方には平坦な円板部11bを形成している。更
に、円板部11bの裏面には、ステータコア1に設けた
突出部3と同心状に設けたロータ抜け防止部11cが設
けてある。ロータ抜け防止部11cはその先端を外周側
に伸ばし、張り出し部を形成しており、この張り出し部
と、ステータコア1に設けた突出部3の張り出し部とが
係合することによってロータ7の抜けを防止することが
できる。
【0009】樹脂製のロータ保持具11の外周近傍の下
方には亜鉛メッキ鋼鈑を加工したロータヨーク9が接着
されており、ステータコア1の外周部に設けた突極に対
向するロータヨーク9の内周部には多極着磁したリング
状磁石10が固着されている。更に、ロータ7の上面す
なわち円板部11bにSUS材料によるターンテーブル
12を取り付け、ボス部11aの内周部にはリング状の
クランプ磁石14を設けてある。ボス部11aの外周近
傍の上面にはスピンドル8と同心で、ディスクとの摩擦
を大きくしてディスクの空回りを防止するリング状フェ
ルト18を貼り付けてある。
【0010】上述したクランプ磁石14は放射状に4極
着磁されており、鉄系の材料により形成されたターンテ
ーブル12と共に磁気回路を構成し、ディスクをクラン
プしてターンテーブル12に固定する。
【0011】リング状駆動磁石10の下端と対向する任
意の位置にはロータ7の位置を検出するホール素子20
が取り付けられている。ホール素子20の信号により別
途設けた回路からコイル4に電流が印加されステータコ
ア1に発生した磁界と、ベアリングホルダ5及びスピン
ドル8による動圧流体軸受構造とによりロータ7が回転
する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例によれ
ば、樹脂製のロータ保持具11の外周に亜鉛メッキ鋼鈑
を加工したロータヨーク9を接着しているので、ロータ
保持具11とターンテーブル12及びロータヨーク9の
同軸精度がばらつき、ディスク上の信号を読み取るとき
にエラーが生じるという問題があった。更に、ロータヨ
ーク9の接着の精度及び強度を勘案して、接着面を広く
取る必要があり、モータの高さ方向へ接着面を広げてい
るため、モータの高さ方向の寸法が大きくなるという問
題があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、ディスクの位置決めを行うた
めのボス部を設けた樹脂製のロータ保持具と、前記ボス
部の下方の円板部と垂直方向に重なるように設けたディ
スク載置用ターンテーブルと、を有するロータをスピン
ドルに固着して成るスピンドルモータであって、前記円
板部と前記ターンテーブルとが同軸方向に偏心しないよ
うに前記円板部及び前記ターンテーブルに少なくとも2
つ以上の位置決め用の孔を設けたことを特徴とするスピ
ンドルモータ。及び、前記樹脂製のロータ保持具の下面
に突出して設けたロータ抜け防止部と、ステータコアの
上面に設けた突出部とを互いが係合するように端部を成
形することを特徴とするスピンドルモータを提供するも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るスピンドルモー
タの一実施例を図1乃至図2を参照して説明する。な
お、説明の便宜上、先の従来例で示した構成部材と同一
の構成部材に対しては同一の符号を付して説明する。
【0015】同図によれば、金属ベース基板15上に形
成されたステータ16にベアリングホルダ5を垂直に取
り付け、このベアリングホルダ5の外周部に主にケイ素
鋼鈑を積層して形成したステータコア1の内周部を圧入
固定している。ステータコア1は表面を絶縁するために
樹脂17によりアウトサートしており、外周部にコイル
4を巻回してある。アウトサートした樹脂17には位置
決めと固定を兼ねたピン2が一体に形成されており、こ
れらのピン2はステータ16に設けた金属ベース基板1
5の孔に嵌着されている。また、ベアリングホルダ5に
設けた孔にはスピンドル8が挿入されており、ベアリン
グホルダ5の内周又はスピンドル8の外周に設けた溝6
には流体を満たし、スピンドル8が回転自在にベアリン
グホルダ5に軸支されている。更に、スピンドル8の下
端は半円形に成形されており、樹脂製のベアリングホル
ダ5に固定した樹脂製のスラスト19によってスラスト
軸受を形成している。
【0016】更にまた、スピンドル8の上方には樹脂製
のロータ保持具11が圧入固定されており、上記樹脂製
のロータ保持具11は中心部にディスクの中心孔と嵌合
するボス部11aが突出形成されている。ボス部11a
の下方には平坦な円板部11bが形成されている。更
に、円板部11bの裏面には、ステータコア1に設けた
突出部3と同心状に設けたロータ抜け防止部11cが設
けてある。このロータ抜け防止部11cは、その先端を
外周側に伸ばし、張り出し部を形成している。この張り
出し部とステータコア1に設けた突出部3の張り出し部
とが係合することによってロータ7の抜けを防止するこ
とができる。
【0017】樹脂製のロータ保持具11のボス部11a
の外周かつ、円板部11b上に亜鉛メッキ鋼鈑を加工し
たターンテーブル12を接着している。ロータヨーク9
はターンテーブル12と一体成形されているが、ターン
テーブル12がディスクの振れを少なくするために出来
るだけ外周径を大きくしなければならないのに対し、ロ
ータヨーク9の外周は図示しない光ピックアップが内周
部に移動してくるため最小径にしなければならず、この
ため、ターンテーブル12の外周部を九十九折りに加工
している。
【0018】ステータコア1の外周に設けた突極に対向
するロータヨーク9の内周部には多極着磁したリング状
磁石10を固着しており、更に、ボス部11aの内周部
にはリング状のクランプ磁石14を設け、ターンテーブ
ル12の上面外周部にはスピンドル8と同心で、ディス
クとの摩擦を大きくしてディスクの空回りを防止するリ
ング状フェルト18を貼り付けてある。
【0019】ここで、ロータ保持具11の円板部11b
及びターンテーブル12の上面には位置決め用の孔21
が少なくとも2カ所穿設されており、組立時には組み立
て用治具25の位置決めピン24を孔21に挿入して位
置決めした後、接着剤22により接着固定している。そ
して、接着剤22が硬化した後、位置決めピン24は抜
かれ、治具25は除去される。
【0020】上述したクランプ磁石14は放射状に4極
着磁しており、鉄系の材料により形成されたターンテー
ブル12と共に磁気回路を構成し、ディスクをクランプ
してターンテーブル12に固定する。
【0021】リング状駆動磁石10の下端と対向する任
意の位置にはロータ7の位置を検出するホール素子20
が取り付けられている。ホール素子20の信号により別
途設けた回路からコイル4に電流が印加されステータコ
ア1に発生した磁界と、ベアリングホルダ5及びスピン
ドル8による動圧流体軸受構造とによりロータ7が回転
する。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るスピ
ンドルモータによれば、ロータヨークとターンテーブル
を一体にし、ディスク保持用の樹脂との接着時に位置決
め用に孔を設けたのでモータの同軸精度が向上すると共
に、ロータヨークを接着するための接着面積を取る必要
が無いのでモータの高さ方向の寸法を小さくすることが
でき、それに伴ってスピンドルの長さを短くすることが
できるためロータヨークとターンテーブルとの間に生じ
るねじれ共振の周波数が高くなり、モータの制御系に与
える影響が少なくなる。また、ロータの抜け構造とター
ンテーブルが一体に成形されているため部品点数が少な
くなり、ロータの構造も簡単になるためコストが低減さ
れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスピンドルモータを示
す図である。
【図2】本発明の一実施例に係るスピンドルモータを示
す断面図である。
【図3】従来のスピンドルモータの一例を示す断面図で
ある。
【図4】従来のスピンドルモータの他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 ステータコア 3 突出部 11 ロータ保持具 11a ボス部 11b 円板部 11c ロータ抜け防止部 21 位置決め用孔 24 位置決めピン 25 治具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの位置決めを行うためのボス部を
    設けた樹脂製のロータ保持具と、前記ボス部の下方の円
    板部と垂直方向に重なるように設けたディスク載置用タ
    ーンテーブルと、を有するロータをスピンドルに固着し
    て成るスピンドルモータであって、前記円板部と前記タ
    ーンテーブルとが偏心しないように前記円板部及び前記
    ターンテーブルに少なくとも2つ以上の位置決め用の孔
    を設けたことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】前記樹脂製のロータ保持具の下面に突出し
    て設けたロータ抜け防止部と、ステータコアの上面に設
    けた突出部とを互いが係合するように端部を成形するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のスピンドルモータ。
JP28453797A 1997-09-30 1997-09-30 スピンドルモータ Pending JPH11110897A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28453797A JPH11110897A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 スピンドルモータ

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JP28453797A JPH11110897A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 スピンドルモータ

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Publication Number Publication Date
JPH11110897A true JPH11110897A (ja) 1999-04-23

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ID=17679751

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28453797A Pending JPH11110897A (ja) 1997-09-30 1997-09-30 スピンドルモータ

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JP (1) JPH11110897A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900718B2 (en) 2001-10-31 2005-05-31 Abb Research Ltd Resistive superconducting current limiter
KR100782398B1 (ko) 2006-02-07 2007-12-07 삼성전기주식회사 컬러 휠 유니트

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900718B2 (en) 2001-10-31 2005-05-31 Abb Research Ltd Resistive superconducting current limiter
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