JP2012060780A - モータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータホルダおよびターンテーブルの同軸度を保ちつつ、両部材を固定できるモータおよびディスク駆動装置を、提供する。
【解決手段】ロータホルダ132の内周面とターンテーブル134の内周面とが、いずれも、シャフト131の外周面に接触している。このため、両部材のシャフト131に対する同軸度が安定する。ターンテーブル134には、固定孔153を通って上蓋部132bの下面に接触する複数の固定突起154を有している。固定突起の基端部154dは、固定孔153の上端部より上方に位置しているため、寸法誤差により、固定突起154と固定孔153との径方向の位置がずれていたとしても、固定孔153の上端部より上側において、固定突起154を、径方向に弾性変形させることができる。したがって、ロータホルダ132およびターンテーブル134の同軸度を保ちつつ、両部材を固定できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータおよびディスク駆動装置に関する。
光ディスクドライブ等のディスク駆動装置には、ディスクを回転させるためのブラシレスモータが搭載されている。近年では、ディスク駆動装置の高倍速化に伴い、ブラシレスモータの回転が高速化する傾向がある。このような、回転速度の高いブラシレスモータでは、駆動開始時や駆動終了時に、回転数が幅広く変化する。
一方、ブラシレスモータの回転時には、電機子とマグネットと間の磁束の作用によって、コギングと呼ばれる振動が発生する。コギングの振動数を示す励振周波数は、ブラシレスモータの回転数に応じて決まる。このため、ブラシレスモータが、回転数を幅広く変化させると、励振周波数も幅広く変化する。そして、この励振周波数が、振動体の固有振動数と一致すると、共振が発生し、特に大きな振動となる場合がある。
このような共振を回避するためには、振動体の剛性を向上させて、振動体の固有振動数を高めることが、考えられる。例えば、振動体となるターンテーブルとロータホルダとを固定して一体化することが、考えられる。そうすれば、ターンテーブルおよびロータホルダで構成される振動体の固有振動数が高まる。そして、振動体の固有振動数が、高速回転時の励振周波数より高くなれば、共振の発生が抑えられる。
ターンテーブルとロータホルダとを固定する技術として、韓国登録特許第10−0802507号公報には、ターンテーブルの下面に設けられた結合突起を、ロータヨークに設けられた結合孔に挿入する構造が、記載されている。
韓国登録特許第10−0802507号公報
しかしながら、韓国登録特許第10−0802507号公報では、回転軸に対してターンテーブルが固定され、そのターンテーブルに対してロータヨークが固定されている。すなわち、ロータヨークが、ターンテーブルを介して、シャフトに固定されている。このため、回転軸に対するロータヨークの同軸度が、ターンテーブルの成型精度に依存することとなる。したがって、ターンテーブルの成型精度にばらつきがあれば、ロータホルダの同軸度にも、ばらつきが生じることとなる。そして、回転軸に対するロータホルダの同軸度が悪いと、ターンテーブルおよびロータヨークを含む回転体の振動を、助長してしまう虞がある。
本発明の目的は、ロータホルダおよびターンテーブルの同軸度を保ちつつ、両部材を固定できるモータおよびディスク駆動装置を、提供することである。
本願の第1発明は、静止部と、前記静止部に対して回転可能に支持された回転部と、を備え、前記回転部は、上下に延びる中心軸に沿って配置されたシャフトと、前記中心軸に対して径方向に広がる上蓋部と、前記上蓋部の径方向外側の端縁部から下方へ延びる円筒部とを有するロータホルダと、前記ロータホルダの前記円筒部の内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータホルダの上方に配置され、ディスクを直接的または間接的に支持するターンテーブルと、を有し、前記静止部は、前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、前記ロータマグネットと径方向に対向する電機子と、を有し、前記ロータホルダは、中央に第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔を規定する前記ロータホルダの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、前記ターンテーブルは、中央に第2貫通孔を有するとともに、前記第2貫通孔を規定する前記ターンテーブルの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、前記上蓋部は、上下に貫通する複数の固定孔を有し、前記ターンテーブルは、前記固定孔を通って前記上蓋部の下面側へ延び、前記上蓋部の下面に接触する複数の固定突起を有し、前記固定突起の基端部は、前記固定孔の上端部より上方に位置し、前記固定孔の上端部より上側において、前記固定突起が、径方向に弾性変形可能であるモータである。
本願の第2発明は、静止部と、前記静止部に対して回転可能に支持された回転部と、を備え、前記回転部は、上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、前記中心軸に対して径方向に広がる上蓋部と、前記上蓋部の径方向外側の端縁部から下方へ延びる円筒部とを有するロータホルダと、前記ロータホルダの前記円筒部の内周面に固定されたロータマグネットと、前記ロータホルダの上方に配置され、ディスクを直接的または間接的に支持するターンテーブルと、を有し、前記静止部は、前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、前記ロータマグネットと径方向に対向する電機子と、を有し、前記ロータホルダは、中央に第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔を規定する前記ロータホルダの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、前記ターンテーブルは、中央に第2貫通孔を有するとともに、前記第2貫通孔を規定する前記ターンテーブルの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、前記上蓋部は、上下に貫通する複数の固定孔を有し、前記ターンテーブルは、前記固定孔を通って前記上蓋部の下面側へ延び、前記上蓋部の下面に接触する複数の固定突起を有し、前記固定突起の径方向内側の面および径方向外側の面が、前記ロータホルダの前記固定孔を規定する面と、間隙を介して対向しているモータである。
本願の第1発明によれば、ロータホルダの内周面とターンテーブルの内周面とが、いずれも、シャフトの外周面に接触している。このため、ロータホルダおよびターンテーブルのシャフトに対する同軸度が安定する。また、仮に、ロータホルダおよびターンテーブルの寸法誤差により、固定突起と固定孔との径方向の位置がずれていたとしても、固定孔の上端部より上側において、固定突起を、径方向に弾性変形させることができる。したがって、ロータホルダおよびターンテーブルの同軸度を保ちつつ、両部材を固定できる。
本願の第2発明によれば、ロータホルダの内周面とターンテーブルの内周面とが、いずれも、シャフトの外周面に接触している。このため、ロータホルダおよびターンテーブルのシャフトに対する同軸度が安定する。また、仮に、ロータホルダおよびターンテーブルの寸法誤差により、固定突起と固定孔との径方向の位置がずれていたとしても、固定突起を変形させることなく、固定孔に固定突起を挿入できる。したがって、ロータホルダおよびターンテーブルの同軸度を保ちつつ、両部材を固定できる。
図1は、モータの縦断面図である。 図2は、モータの縦断面図である。 図3は、ディスク駆動装置の縦断面図である。 図4は、ブラシレスモータの縦断面図である。 図5は、回転部の部分縦断面図である。 図6は、ターンテーブルの下面図である。 図7は、ロータホルダの上面図である。 図8は、ロータホルダとターンテーブルとを固定するときの様子を示した図である。 図9は、ロータホルダおよびターンテーブルの部分縦断面図である。 図10は、ロータホルダおよびターンテーブルの部分縦断面図である。 図11は、回転部の部分縦断面図である。 図12は、回転部の部分縦断面図である。 図13は、回転部の部分縦断面図である。 図14は、ブラシレスモータの縦断面図である。 図15は、ターンテーブルの下面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下では、モータの中心軸に沿う方向を上下方向とし、ターンテーブルに対してディスクが配置される側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。ただし、これは、説明の便宜のために上下方向を定義したものであって、本発明に係るモータおよびディスク駆動装置の、使用時における姿勢を限定するものではない。
<1.一実施形態に係るモータ>
図1は、本発明の一実施形態に係るモータ113の縦断面図である。図1に示すように、モータ113は、静止部102と回転部103とを備えている。回転部103は、静止部102に対して、回転可能に支持されている。
静止部102は、軸受部122および電機子124を、有している。軸受部122は、後述するシャフト131を、回転可能に支持する。電機子124は、後述するロータマグネット133と、径方向(中心軸に直交する方向。以下同じ)に対向する。
回転部103は、シャフト131、ロータホルダ132、ロータマグネット133、およびターンテーブル134を、有している。
シャフト131は、上下に延びる中心軸109に沿って配置されている。ロータホルダ132は、中心軸109に対して径方向に広がる上蓋部132bと、上蓋部132bの径方向外側の端縁部から下方へ延びる円筒部132cと、を有している。また、ロータホルダ132は、中央に第1貫通孔151を有している。第1貫通孔151を規定するロータホルダ132の内周面は、シャフト131の外周面に接触している。また、ロータホルダ132の上蓋部132bは、上下に貫通する複数の固定孔153を有している。
ロータマグネット133は、ロータホルダ132の円筒部132cの内周面に、固定されている。ターンテーブル134は、ロータホルダ132の上方に配置されている。ターンテーブル134は、ディスク190を直接的または間接的に支持する。また、ターンテーブル134は、中央に第2貫通孔152を有している。第2貫通孔152を規定するターンテーブル134の内周面は、シャフト131の外周面に接触している。
このように、ロータホルダ132の内周面と、ターンテーブル134の内周面とは、いずれも、シャフト131の外周面に接触している。これにより、ロータホルダ132およびターンテーブル134のシャフト131に対する同軸度が安定する。
また、ターンテーブル134は、複数の固定突起154を有している。固定突起154は、ロータホルダ132の固定孔153を通って、上蓋部132bの下面側へ延び、上蓋部132bの下面に接触している。固定突起154の基端部154dは、固定孔153の上端部より上方に位置している。そして、固定孔153の上端部より上側において、固定突起154は、径方向に弾性変形可能である。
仮に、ロータホルダ132およびターンテーブル134の寸法誤差により、固定突起154と固定孔153との径方向の位置がずれていたとしても、固定孔153の上端部より上側において、固定突起154を、径方向に弾性変形させることができる。このため、ロータホルダ132およびターンテーブル134の同軸度を保ちつつ、両部材を固定できる。
ロータホルダとターンテーブルとの固定構造については、図2のような構造であってもよい。図2のモータ213では、固定突起254の径方向内側の面および径方向外側の面が、ロータホルダ232の固定孔253を規定する面と、間隙を介して対向している。このため、仮に、ロータホルダ232およびターンテーブル234の寸法誤差により、固定突起254と固定孔253との径方向の位置がずれていたとしても、固定突起254を変形させることなく、固定孔253に固定突起254を挿入できる。したがって、ロータホルダ232およびターンテーブル234の同軸度を保ちつつ、両部材を固定できる。
<2.より具体的な実施形態>
<2−1.ディスク駆動装置の構成>
続いて、本発明のより具体的な実施形態について説明する。
図3は、ディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、光ディスク90(以下、単に「ディスク90」という)を回転させつつ、ディスク90に対して情報の読み出しおよび書き込みを行う装置である。ディスク駆動装置1は、装置ハウジング11、ディスクトレイ12、ブラシレスモータ13、クランパ14、およびアクセス部15を備えている。
装置ハウジング11は、ディスクトレイ12、ブラシレスモータ13、クランパ14、およびアクセス部15を、内部に収容する筐体である。ディスクトレイ12は、装置ハウジング11の外部と内部との間で、ディスク90を搬送するための機構である。ブラシレスモータ13は、装置ハウジング11の内部に設けられたシャーシ16に固定されている。ディスクトレイ12からブラシレスモータ13へ移載されたディスク90は、ブラシレスモータ13の回転部3とクランパ14との間に保持され、ブラシレスモータ13により、中心軸9を中心として回転される。
アクセス部15は、光ピックアップ機能を備えたヘッド15aを有している。アクセス部15は、ブラシレスモータ13に保持されたディスク90の記録面に沿ってヘッド15aを移動させて、ディスク90に対する情報の読み出しおよび書き込みを行う。なお、アクセス部15は、ディスク90に対して、情報の読み出しおよび書き込みの一方のみを行うものであってもよい。
<2−2.ブラシレスモータの構成>
続いて、上記のブラシレスモータ13の構成について説明する。
図4は、ブラシレスモータ13の縦断面図である。図4に示すように、ブラシレスモータ13は、静止部2と回転部3とを備えている。静止部2は、ディスク駆動装置1のシャーシ16(図3参照)に固定されている。回転部3は、静止部2に対して回転可能に支持されている。
静止部2は、ベース部材21、静止軸受ユニット22、予圧マグネット23、および電機子ユニット24を有する。
静止軸受ユニット22は、シャフト31を回転可能な状態で支持する機構である。静止軸受ユニット22は、スリーブ22aと、スリーブハウジング22bと、を有する。スリーブ22aは、シャフト31の外周面を包囲する略円筒状の部材である。スリーブハウジング22bは、スリーブ22aを内部に保持する、略カップ状の部材である。スリーブハウジング22bは、ベース部材21に固定されている。
予圧マグネット23は、スリーブハウジング22bの上端部に固定されている。予圧マグネット23は、後述するロータホルダ32との間に、軸方向(中心軸に沿う方向。以下同じ)の磁気的吸引力を発生させる。これにより、回転部3が静止部2側へ引き付けられ、回転部3の回転姿勢が安定する。
電機子ユニット24は、複数本のティース部25aを有するステータコア25と、各ティース部25aに巻回されたコイル26と、を有する。ステータコア25は、スリーブハウジング22bの外周面に、固定されている。また、ステータコア25およびコイル26は、後述するロータマグネット33の、径方向内側に配置されている。
コイル26に駆動電流を与えると、ステータコア25の複数のティース部25aに磁束が発生する。そして、ティース部25aと後述するロータマグネット33との間の磁束の作用により、周方向のトルクが発生する。その結果、静止部2に対して回転部3が、中心軸9を中心として回転する。回転部3に保持されたディスク90は、回転部3とともに、中心軸9を中心として回転する。
回転部3は、シャフト31、ロータホルダ32、ロータマグネット33、ターンテーブル34、複数の球体35、閉塞プレート36、滑り止め部材37、ディスク載置部材38、クランプマグネット39、ヨーク40、コーン41、および予圧ばね42を有する。
シャフト31は、中心軸9に沿って上下方向に延びる、略円柱状の部材である。シャフト31の下部は、スリーブ22aの内側に、挿入されている。シャフト31は、中心軸9を中心として回転可能な状態で、静止軸受ユニット22に支持されている。
ロータホルダ32は、シャフト31に固定されて、シャフト31とともに回転する部材である。ロータホルダ32は、例えば、亜鉛めっき鋼板等の磁性体の板を、プレス成形することにより得られる。ただし、ロータホルダ32は、切削等の他の工法により得られたものであってもよい。
ロータホルダ32は、締結部32a、上蓋部32b、および円筒部32cを有する。締結部32aは、シャフト31に圧入により締結された、略円筒状の部位である。上蓋部32bは、締結部32aの上端部と円筒部32cの上端部との間で、径方向に広がる部位である。また、円筒部32cは、上蓋部32bの径方向外側の端縁部から下方へ向けて延びる、略円筒状の部位である。円筒部32cは、中心軸9と同軸に配置されている。
ロータホルダ32の中央には、シャフト31を圧入するための第1貫通孔51が、設けられている。第1貫通孔51は、ロータホルダ32の締結部32aの内周面によって、規定されている。ロータホルダ32は、締結部32aの内周面をシャフト31の外周面に接触させた状態で、シャフト31に固定されている。
ロータマグネット33は、円環状の永久磁石である。ロータマグネット33は、ロータホルダ32の円筒部32cの内周面に、固定されている。ロータマグネット33の内周面は、ステータコア25のティース部25aの端面と、径方向に対向する磁極面となっている。
ターンテーブル34は、ロータホルダ32とともに回転する部材である。ターンテーブル34は、例えば、ポリカーボネート等の樹脂を射出成型することにより得られる。ターンテーブル34は、ロータホルダ32の上蓋部32bに、固定されている。ロータホルダ32とターンテーブル34との固定構造については、後述する。
ターンテーブル34は、平板部34aおよび球体保持部34bを、有している。平板部34aは、コーン41の下方に位置する円板状の部位である。球体保持部34bは、平板部34aの径方向外側において、複数の球体35を保持する部位である。球体保持部34bは、下方へ向けて開いた円環溝状となっている。
球体保持部34bの下部には、球体保持部34bを下方から閉塞する円環状の閉塞プレート36が、取り付けられている。球体保持部34bと閉塞プレート36とに包囲された円環状の空間には、複数の球体35が、周方向に転走自在に配置されている。複数の球体35は、閉塞プレート36の上面に取り付けられた滑り止め部材37の上に、載置されている。
複数の球体35は、回転部3およびディスク90の全体としての重心の、中心軸9に対するずれを、補正する役割を果たす。回転部3およびディスク90が回転し、その回転数が一定以上になると、複数の球体35は、中心軸9に対して重心とは反対の方向へ、転走移動する。これにより、回転部3およびディスク90の全体としての重心の位置が、中心軸9に近づくように、調整される。
ターンテーブル34の上面には、円環状のディスク載置部材38が、固定されている。ディスク載置部材38の上面は、ディスク90が載置される載置面となる。つまり、本実施形態では、ターンテーブル34が、ディスク載置部材38を介して、ディスク90の下面を間接的に支持する。なお、ターンテーブル34は、ディスク載置部材38を介することなく、ディスク90の下面を直接的に支持するものであってもよい。
また、ターンテーブル34の中央には、シャフト31を挿入するための第2貫通孔52が、設けられている。第2貫通孔52は、ターンテーブル34の平板部34aの内周面によって、規定されている。ターンテーブル34は、平板部34aの内周面をシャフト31の外周面に接触させた状態で、シャフト31に固定されている。
このように、本実施形態のブラシレスモータ13では、ロータホルダ32の締結部32aの内周面と、ターンテーブル34の平板部34aの内周面とが、いずれも、シャフト31の外周面に接触している。すなわち、ロータホルダ32およびターンテーブル34が、それぞれ、他の部材を介することなく、シャフト31に対して直接に位置決めされている。これにより、ロータホルダ32およびターンテーブル34が、それぞれ、シャフト31に対して高い同軸度で、配置される。
ターンテーブル34の平板部34aの上方には、クランプマグネット39、ヨーク40、コーン41、および予圧ばね42が、配置されている。
クランプマグネット39は、クランパ14(図3参照)との間に磁気的な吸引力を発生させるための永久磁石である。ヨーク40は、クランプマグネット39から発生する磁界の指向性を向上させるための磁性体である。ヨーク40は、シャフト31の上端部に固定されている。また、クランプマグネット39は、ヨーク40の上面に固定されている。ディスク90は、クランプマグネット39とクランパ14との間の磁気的な吸引力によって、ディスク載置部材38とクランパ14との間に、挟持される。
コーン41は、ディスク90の内周部を支持するとともに、ディスク90の中心を中心軸9上に位置決めする調芯部材である。コーン41は、ディスク90の内周部を支持する支持面41aを、有している。また、コーン41は、シャフト31に沿って軸方向に移動可能となっている。
予圧ばね42は、コーン41とターンテーブル34の平板部34aとの間に、介挿されている。すなわち、予圧ばね42の上端部は、コーン41の下面に当接し、予圧ばね42の下端部は、平板部34aの上面に当接している。予圧ばね42は、コーン41を、上方へ向けて付勢している。ディスク90を保持していないときには、コーン41がヨーク40の下面に当接した状態で、静止している。一方、ディスク90を保持するときには、コーン41は、ディスク90の内周部を支持しつつ、予圧ばね42の付勢力に抗して下降する。
<2−3.ロータホルダとターンテーブルとの固定構造I>
続いて、ロータホルダ32とターンテーブル34との固定構造について、説明する。図5は、回転部3の部分縦断面図である。図6は、ターンテーブル34の下面図である。図7は、ロータホルダ32の上面図である。図4中のターンテーブル34およびロータホルダ32の断面は、図6および図7のIV−IV断面に相当する。
ロータホルダ32の上蓋部32bには、複数の固定孔53が設けられている。各固定孔53は、上蓋部32bを軸方向に貫通している。図7のように、本実施形態では、複数の固定孔53が、周方向に等間隔に配列されている。このような配列により、固定孔53に起因するロータホルダ32の重心の偏りが、抑制されている。ただし、複数の固定孔53の配列は、必ずしも周方向でなくてもよく、等間隔でなくてもよい。また、固定孔53の数も、図7の例には限定されない。
一方、ターンテーブル34の下面には、複数の固定突起54が、設けられている。図5に示すように、各固定突起54は、ロータホルダ32の固定孔53を通って、上蓋部32bの下面側へ延びている。各固定突起54は、梁部54a、柱状部54b、および係止部54cを、有している。梁部54aは、基端部54dと柱状部54bの上端部との間で、柱状部54bに直交する方向に、延びている。柱状部54bは、梁部54aの端部から下方へ向けて、延びている。係止部54cは、柱状部54bの下端部から、径方向内側へ向けて突出した部位である。
本実施形態の固定突起54は、ターンテーブル34の射出成型の際に、他の部位と同時に成型される。このため、係止部54cの上方には、ターンテーブル34の上面側に向けて開放された貫通孔55が、設けられている。射出成型時には、ターンテーブル34の上面を成型するための金型の一部となる入れ子が、貫通孔55内に配置される。そして、当該入れ子により、係止部54cの上面が成型される。
複数の固定突起54は、複数の固定孔53と1対1に対応する位置に、配置されている。したがって、複数の固定突起54は、図6のように、周方向に等間隔に配列されている。このような配置により、固定突起54に起因するターンテーブル34の重心の偏りが、抑制されている。ただし、複数の固定突起54の配列は、必ずしも周方向でなくてもよく、等間隔でなくてもよい。また、固定突起54の数も、図6の例には限定されない。
図8は、ロータホルダ32とターンテーブル34とを固定するときの様子を示した図である。ロータホルダ32とターンテーブル34とを固定するときには、図8のように、ロータホルダ32の上方からターンテーブル34を接近させ、複数の固定孔53に、複数の固定突起54をそれぞれ挿入する。
このとき、固定突起54の係止部54cと、ロータホルダ32の固定孔53を構成する円筒面53aとが当接することにより、固定突起54の柱状部54bは、径方向外側へ撓みながら、挿入される。そして、係止部54cの全体が上蓋部32bの下面側へ出ると、柱状部54bの撓みが回復する。その結果、図5のように、係止部54cの上面が、上蓋部32bの下面に接触する。これにより、係止部54cが上蓋部32bに係止される。
図5の状態において、固定突起54の梁部54aおよび基端部54dは、固定孔53の上端部から、隙間を介して上方に位置している。したがって、固定突起54の柱状部54bは、固定孔53の内部に位置する下柱部54eと、固定孔53の上端部より上側に位置する上柱部54fと、を含むこととなる。上柱部54fは、固定後の状態においても、ロータホルダ32に当接していない。これにより、上柱部54fの径方向および周方向の弾性変形が、許容されている。
図9は、ロータホルダ32またはターンテーブル34の寸法誤差により、固定孔53と固定突起54との径方向の位置がずれていた場合の、固定突起54付近の部分縦断面図である。このブラシレスモータ13では、このような場合にも、固定突起54の上柱部54fを、径方向に弾性変形させることができる。そして、上柱部54fの弾性変形によって、部材間の寸法誤差を吸収することができる。その結果、固定孔53に固定突起54を挿入して、係止部54cを係止させることができる。
図9の例では、固定突起54の下柱部54eの径方向内側の面と、ロータホルダ32の固定孔53を規定する円筒面53aとが、当接している。これにより、下柱部54eと円筒面53aとの間に抗力が発生している。その結果、上柱部54fが弾性変形している。下柱部54eと円筒面53aとが少しでも接触していれば、これらの間に抗力が発生するため、上柱部54fの弾性変形も発生することとなる。
また、本実施形態では、ターンテーブル34のうち、固定突起54の上柱部54fのみが、ほぼ局所的に弾性変形される。このため、ターンテーブル34の他の部位には、大きな変形は生じない。したがって、ロータホルダ32およびターンテーブル34のシャフト31に対する同軸度を保ちつつ、ロータホルダ32とターンテーブル34とを固定できる。
また、本実施形態の固定突起54は、下柱部54eと上柱部54fとが、略同一の径方向の寸法を有している。すなわち、固定孔53の上端部より上側において、柱状部54bの径方向の寸法が増大していない。このため、本実施形態では、固定突起54の上柱部54fを、より良好に弾性変形させることができる。
また、本実施形態では、図5のように、固定突起54の下柱部54eの径方向内側の面が、ロータホルダ32の固定孔53を規定する円筒面53aに、接触している。そして、下柱部54eの径方向外側の面が、ロータホルダ32の円筒面53aと、間隙を介して対向している。このような間隙が確保されているため、固定突起54を固定孔53に挿入するときには、固定突起54を径方向外側に撓ませつつ、固定孔53にスムーズに挿入できる。
なお、固定突起54の係止部54cは、柱状部54bの下端部から径方向外側へ向けて、突出していてもよい。その場合、固定突起54の下柱部54eの径方向外側の面を、ロータホルダ32の円筒面53aに接触させ、下柱部54eの径方向内側に間隙を確保するようにすればよい。
また、さらに、本実施形態では、固定突起54の上柱部54fは、周方向にも弾性変形可能となっている。このため、仮に、固定孔53と固定突起54との周方向の位置がずれていたとしても、固定突起54の上柱部54fを、周方向に弾性変形させることができる。したがって、そのような場合にも、固定孔53に固定突起54を挿入できる。
固定突起54の周方向の一方および他方の面は、ロータホルダ32の円筒面53と接触していてもよいし、間隙を介して対向していてもよい。固定突起54の周方向の一方の面を、ロータホルダ32の円筒面53aに接触させ、周方向の他方の面を、ロータホルダ32の円筒面53aと、間隙を介して対向させるようにしてもよい。そのような間隙を確保しておけば、固定孔53に固定突起54を挿入するときに、固定突起54を周方向に撓ませつつ、固定孔53にスムーズに挿入できる。
また、本実施形態では、図5に示すように、固定突起54の梁部54aの上面は、ターンテーブル34の上面に露出している。そして、梁部54aは、基端部54dを支点として、軸方向に弾性変形可能となっている。梁部54aを下側へ押圧すると、梁部54aの撓みによって、柱状部54bおよび係止部54cが、下方へ変位する。
図10は、ターンテーブル34の射出成型時に生じた寸法誤差により、固定突起54が軸方向にやや短く成型された場合の、固定突起54付近の部分縦断面図である。このブラシレスモータ13では、このような場合にも、梁部54aを下側へ押圧して弾性変形させることにより、固定突起54の係止部54cを、上蓋部32bの下面に容易に係止させることができる。また、梁部54aを弾性変形させた状態で係止部54cを係止させれば、ロータホルダ32に対してターンテーブル34を、より強度に固定できる。ロータホルダ32とターンテーブル34との固定強度を向上させるために、固定突起54の設計上の寸法を、意図的に短くしてもよい。
また、図4のように、本実施形態の固定突起54は、予圧ばね42より径方向内側に、設けられている。このため、予圧ばね42の下端部に当接する領域や、ディスク90を支持する領域における、ターンテーブル34の剛性の低下を、抑制できる。
<2−4.ロータホルダとターンテーブルとの固定構造II>
ロータホルダとターンテーブルとの固定構造については、図11のような構造であってもよい。以下では、図11の固定構造について、上記の固定構造との相違点を中心に説明する。
図11の例では、ターンテーブル334の下面に、複数の固定突起354が設けられている。各固定突起354は、柱状部354bおよび係止部354cを、有している。柱状部354bは、ターンテーブル334の下面から下方へ向けて、延びている。係止部354cは、柱状部354bの下端部から、径方向内側へ向けて突出した部位である。
図11に示すように、柱状部354bの径方向内側の面および径方向外側の面は、ロータホルダ332の固定孔353を規定する円筒面353aと、間隙を介して対向している。すなわち、固定孔353の内部において、柱状部354bの径方向内側の面および径方向外側の面は、ロータホルダ332と接触していない。
このため、ロータホルダ332およびターンテーブル334の寸法誤差により、固定孔353と固定突起354との径方向の位置がずれていたとしても、そのずれ量が、柱状部354bの径方向内側および外側に設けられた間隙の範囲内であれば、柱状部354bとロータホルダ332とは接触しない。したがって、固定突起354の柱状部354bを変形させることなく、固定孔353へ固定突起354を挿入できる。その結果、ロータホルダ332およびターンテーブル334のシャフトに対する同軸度を保ちつつ、ロータホルダ332とターンテーブル334とを固定できる。
特に、この固定構造を採用すれば、固定突起354の柱状部354bを、固定孔353の上端部より上方の位置まで延ばす必要はない。このため、固定突起354の基端部付近におけるターンテーブル334の剛性を、向上させることができる。
<3.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。以下では、種々の変形例について、上記の実施形態との相違点を中心に説明する。
例えば、図12や図13のように、固定突起の下端部を、ロータホルダの下面に溶着してもよい。
図12の例では、ターンテーブル434の下面に、凹部456が設けられている。そして、当該凹部456を構成する面から下方へ向けて、固定突起454が延びている。固定突起454の下端部は、熱融解されて、ロータホルダ432の下面に溶着した溶着部454cとなっている。また、固定突起454のうち、固定孔453の上端部より上側に位置する上柱部454fは、ロータホルダ432に当接していない。これにより、上柱部454fの径方向および周方向の弾性変形が、許容されている。
図13の例では、ターンテーブル534の下面から下方へ向けて、固定突起554が延びている。固定突起554の下端部は、熱融解されて、ロータホルダ532の下面に溶着した溶着部554cとなっている。また、固定突起554の径方向内側の面および径方向外側の面は、ロータホルダ532の固定孔553を規定する円筒面553aと、間隙を介して対向している。これにより、固定孔553と固定突起554とが径方向にずれている場合にも、固定孔553への固定突起554の挿入が、可能とされている。
なお、溶着部は、加熱により形成されたものであってもよく、超音波を付与することにより形成されたものであってもよい。
図12や図13のように、固定突起の下端部をロータホルダの下面に溶着すれば、固定突起の下端部に、係止部を形成する必要はない。また、ロータホルダの上蓋部の軸方向の厚みや、固定突起の軸方向の長さを、精密に仕上げなくても、ロータホルダとターンテーブルとを、固定できる。このため、ロータホルダおよびターンテーブルのそれぞれの作製は、容易となる。ただし、上記の実施形態のように、係止部を利用すれば、ロータホルダとターンテーブルとを固定するときの作業が、容易となる。
図14は、本発明を適用した他タイプのブラシレスモータ613の縦断面図である。図14のブラシレスモータ613は、コーンおよび予圧ばねに代えて、調芯部640を有している。調芯部640は、射出成型によって、ターンテーブル634と一体に成型されている。
調芯部640は、ディスクを装着するときに、ディスクの内周部を案内する複数のガイド面641と、装着されたディスクの内周部を支持する複数の調芯爪642と、を有している。ガイド面641は、下方へ向かうにつれて、径方向外側へ広がるように、傾斜している。また、調芯爪642は、複数のガイド面641の間において、ガイド面641より径方向外側に位置する外周面642aを、有している。また、各調芯爪642は、ディスクの内周部を支持しつつ、径方向内側へ弾性変形可能となっている。
図15は、ターンテーブル634および調芯部640を含む樹脂部材の下面図である。図14中のターンテーブル634の断面は、図15のXIV−XIV断面に相当する。図15に示すように、調芯部640の下面側には、複数のリブ643が形成されている。各リブ643は、径方向に延びている。そして、各リブ643の下面から下方へ向けて、固定突起654が延びている。
図14のように、リブ643の下面は、ロータホルダ632の上蓋部632bの上面に、接触していない。このため、固定突起654は、固定孔653の上端部よりも上側において、径方向および周方向に、弾性変形可能となっている。
本発明のモータは、上記の実施形態や変形例のように、光ディスクを回転させるためのものであってもよく、磁気ディスク等の他の記録ディスクを回転させるためのものであってもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、モータおよびディスク駆動装置に利用できる。
1 ディスク駆動装置
2,102 静止部
3,103 回転部
9,109 中心軸
11 装置ハウジング
13,513,613 ブラシレスモータ
15 アクセス部
22 静止軸受ユニット
24 電機子ユニット
31,131 シャフト
32,132,232,332,432,532,632 ロータホルダ
32b,132b,632b 上蓋部
32c,132c 円筒部
33,133 ロータマグネット
34,134,234,334,434,534,634 ターンテーブル
51,151 第1貫通孔
52,152 第2貫通孔
53,153,253,353,453,553,653 固定孔
53a,353a,553a 円筒面
54,154,254,354,454,554,654 固定突起
54a 梁部
54b,354b 柱状部
54c,354c 係止部
54d,154d 基端部
54e 下柱部
54f,454f 上柱部
90 ディスク
113,213 モータ
122 軸受部
124 電機子
454c,554c 溶着部
640 調芯部
641 ガイド面
642 調芯爪
643 リブ

Claims (13)

  1. 静止部と、
    前記静止部に対して回転可能に支持された回転部と、
    を備え、
    前記回転部は、
    上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、
    前記中心軸に対して径方向に広がる上蓋部と、前記上蓋部の径方向外側の端縁部から下方へ延びる円筒部とを有するロータホルダと、
    前記ロータホルダの前記円筒部の内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータホルダの上方に配置され、ディスクを直接的または間接的に支持するターンテーブルと、
    を有し、
    前記静止部は、
    前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、
    前記ロータマグネットと径方向に対向する電機子と、
    を有し、
    前記ロータホルダは、中央に第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔を規定する前記ロータホルダの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、
    前記ターンテーブルは、中央に第2貫通孔を有するとともに、前記第2貫通孔を規定する前記ターンテーブルの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、
    前記上蓋部は、上下に貫通する複数の固定孔を有し、
    前記ターンテーブルは、前記固定孔を通って前記上蓋部の下面側へ延び、前記上蓋部の下面に接触する複数の固定突起を有し、
    前記固定突起の基端部は、前記固定孔の上端部より上方に位置し、前記固定孔の上端部より上側において、前記固定突起が、径方向に弾性変形可能であるモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記固定突起は、前記固定孔の内部に配置された部分と、前記固定孔の上端部より上側に配置された部分とが、略同一の径方向の寸法を有しているモータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のモータにおいて、
    前記固定突起は、径方向の一方の面が、前記ロータホルダの前記固定孔を規定する面に接触しているとともに、径方向の他方の面が、前記ロータホルダの前記固定孔を規定する面と、間隙を介して対向しているモータ。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記固定孔の上端部より上側において、前記固定突起が、さらに周方向に弾性変形可能であるモータ。
  5. 請求項4に記載のモータにおいて、
    前記固定突起は、周方向の一方の面が、前記ロータホルダの前記固定孔を規定する面に接触しているとともに、周方向の他方の面が、前記ロータホルダの前記固定孔を規定する面と、間隙を介して対向しているモータ。
  6. 静止部と、
    前記静止部に対して回転可能に支持された回転部と、
    を備え、
    前記回転部は、
    上下に延びる中心軸に沿って配置されるシャフトと、
    前記中心軸に対して径方向に広がる上蓋部と、前記上蓋部の径方向外側の端縁部から下方へ延びる円筒部とを有するロータホルダと、
    前記ロータホルダの前記円筒部の内周面に固定されたロータマグネットと、
    前記ロータホルダの上方に配置され、ディスクを直接的または間接的に支持するターンテーブルと、
    を有し、
    前記静止部は、
    前記シャフトを回転可能に支持する軸受部と、
    前記ロータマグネットと径方向に対向する電機子と、
    を有し、
    前記ロータホルダは、中央に第1貫通孔を有するとともに、前記第1貫通孔を規定する前記ロータホルダの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、
    前記ターンテーブルは、中央に第2貫通孔を有するとともに、前記第2貫通孔を規定する前記ターンテーブルの内周面が、前記シャフトの外周面に接触し、
    前記上蓋部は、上下に貫通する複数の固定孔を有し、
    前記ターンテーブルは、前記固定孔を通って前記上蓋部の下面側へ延び、前記上蓋部の下面に接触する複数の固定突起を有し、
    前記固定突起の径方向内側の面および径方向外側の面が、前記ロータホルダの前記固定孔を規定する面と、間隙を介して対向しているモータ。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記固定突起は、前記ロータホルダの下面に係止される係止部を有しているモータ。
  8. 請求項1から請求項6までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記固定突起の下端部は、前記ロータホルダの下面に溶着されているモータ。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記固定突起は、
    軸方向に延びる柱状部と、
    前記柱状部の上端部と前記基端部との間で、前記柱状部に直交する方向に延びる梁部と、
    を有し、
    前記梁部は、軸方向に弾性変形可能であるモータ。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のモータにおいて、
    ディスクの内周部を支持する支持面を有するとともに、前記シャフトに沿って軸方向に移動する調芯部材をさらに有するモータ。
  11. 請求項10に記載のモータにおいて、
    前記調芯部材を上方へ向けて付勢する予圧ばねをさらに有し、
    前記固定突起は、前記予圧ばねより径方向内側に、配置されているモータ。
  12. 請求項1から請求項9までのいずれかに記載のモータにおいて、
    前記ターンテーブルは、
    下方へ向かうにつれて径方向外側へ広がるように傾斜し、ディスクの内周部を案内する複数のガイド面と、
    前記複数のガイド面の間において、前記ガイド面より径方向外側に位置する外周面を有し、径方向内側に変形可能であり、ディスクの内周部を支持する複数の調芯爪と、
    を有するモータ。
  13. 請求項1から請求項12までのいずれかに記載のモータと、
    前記モータの前記回転部に保持されたディスクに対し、情報の読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備えたディスク駆動装置。
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