JPH09121395A - 圧電発音体 - Google Patents
圧電発音体Info
- Publication number
- JPH09121395A JPH09121395A JP27881095A JP27881095A JPH09121395A JP H09121395 A JPH09121395 A JP H09121395A JP 27881095 A JP27881095 A JP 27881095A JP 27881095 A JP27881095 A JP 27881095A JP H09121395 A JPH09121395 A JP H09121395A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal case
- resin cover
- piezoelectric
- opening
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Transducers For Audible Bands (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は圧電発音体において、その構成を簡
素化することを目的とする。 【解決手段】 そしてこの目的を達成するために本発明
は、上面に複数の貫通孔10を有するとともに、下面が
開口した筒状の金属ケース8と、この金属ケース8の開
口部側からこの金属ケース8内に収納された圧電振動板
11と、前記金属ケース8の開口部内に設けられるとと
もに、その内面部に孔16を有する樹脂カバー9とを備
え、前記樹脂カバー9は、その外周部に圧電振動板11
側へ突出した突部17を有し、この突部17を前記圧電
振動板11に当接させた状態で、この突部17より外周
部分の樹脂カバー9部分に前記金属ケース8の開口縁を
かしめたものである。
素化することを目的とする。 【解決手段】 そしてこの目的を達成するために本発明
は、上面に複数の貫通孔10を有するとともに、下面が
開口した筒状の金属ケース8と、この金属ケース8の開
口部側からこの金属ケース8内に収納された圧電振動板
11と、前記金属ケース8の開口部内に設けられるとと
もに、その内面部に孔16を有する樹脂カバー9とを備
え、前記樹脂カバー9は、その外周部に圧電振動板11
側へ突出した突部17を有し、この突部17を前記圧電
振動板11に当接させた状態で、この突部17より外周
部分の樹脂カバー9部分に前記金属ケース8の開口縁を
かしめたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話機やインターホ
ン等の受話器に使用される圧電発音体に関するものであ
る。
ン等の受話器に使用される圧電発音体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図9、図10は従来の圧電発音体を示
し、1は上面に複数の貫通孔を有する筒状の金属ケース
で、その開口部からゴムリング3、圧電振動板4、金属
カバー5を次々と収納し、その後金属ケース1の開口縁
を図9のごとく金属カバー5の外周部にかしめていた。
また金属カバー5の孔6には網目状のダンパー部材7が
接着されていた。
し、1は上面に複数の貫通孔を有する筒状の金属ケース
で、その開口部からゴムリング3、圧電振動板4、金属
カバー5を次々と収納し、その後金属ケース1の開口縁
を図9のごとく金属カバー5の外周部にかしめていた。
また金属カバー5の孔6には網目状のダンパー部材7が
接着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において問題
となるのは、金属ケース1の開口縁を金属カバー5の外
周部にかしめることにより両者を隙間なく一体化すると
ともに、圧電振動板4を安定して支持するためには、別
部材としてゴムリング3を設けなければならないという
ことであった。そこで本発明はゴムリングを廃止するこ
とにより構成を簡素化することを目的とするものであ
る。
となるのは、金属ケース1の開口縁を金属カバー5の外
周部にかしめることにより両者を隙間なく一体化すると
ともに、圧電振動板4を安定して支持するためには、別
部材としてゴムリング3を設けなければならないという
ことであった。そこで本発明はゴムリングを廃止するこ
とにより構成を簡素化することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、金属ケースの開口部に、従来の金属
カバーに代えて樹脂カバーを設け、この樹脂カバーはそ
の内面部に小孔、その外周部には圧電振動板側へ突出し
た突部を有し、この突部を圧電振動板に当接させた状態
で、この突部より外周部分の樹脂カバー部分に、金属ケ
ースの開口縁をかしめ、これにより初期の目的を達成す
るものである。
るために本発明は、金属ケースの開口部に、従来の金属
カバーに代えて樹脂カバーを設け、この樹脂カバーはそ
の内面部に小孔、その外周部には圧電振動板側へ突出し
た突部を有し、この突部を圧電振動板に当接させた状態
で、この突部より外周部分の樹脂カバー部分に、金属ケ
ースの開口縁をかしめ、これにより初期の目的を達成す
るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の構成に
すると樹脂カバーの外周部に突部を形成したことによ
り、この外周部には弾性が付与されることになり、この
弾性部外周に金属ケースの開口縁をかしめることで、樹
脂カバー自体の弾性により金属ケースと樹脂カバーが隙
間なく一体化されるとともに圧電振動板も安定して支持
されることになる。
すると樹脂カバーの外周部に突部を形成したことによ
り、この外周部には弾性が付与されることになり、この
弾性部外周に金属ケースの開口縁をかしめることで、樹
脂カバー自体の弾性により金属ケースと樹脂カバーが隙
間なく一体化されるとともに圧電振動板も安定して支持
されることになる。
【0006】図5〜図7は完成品の上面図、正面図、下
面図を示し、金属ケース8と樹脂カバー9が表出してい
る。金属ケース8は図1のごとく上面に複数の貫通孔1
0を有し、下面が開口した筒状となっており、その下面
開口部から図2のごとく図1の圧電振動板11が反転さ
せた状態で収納され、また下面開口部には樹脂カバー9
が設けられる。圧電振動板11は、金属板12に圧電振
動子13を貼り付けるとともに、圧電振動子13の電極
にリード線14、15を半田付けすることにより構成さ
れている。
面図を示し、金属ケース8と樹脂カバー9が表出してい
る。金属ケース8は図1のごとく上面に複数の貫通孔1
0を有し、下面が開口した筒状となっており、その下面
開口部から図2のごとく図1の圧電振動板11が反転さ
せた状態で収納され、また下面開口部には樹脂カバー9
が設けられる。圧電振動板11は、金属板12に圧電振
動子13を貼り付けるとともに、圧電振動子13の電極
にリード線14、15を半田付けすることにより構成さ
れている。
【0007】また樹脂カバー9はその内面部に、従来例
として図10に示した貫通孔6とダンパー部材7の代わ
りに直径が0.1mm〜0.25mmの孔16が10〜
20個設けられている。さらにこの樹脂カバー9の外周
部には環状の突部17が設けられており、この突部17
に向けて内・外の肉厚が徐々に薄くなっている。以上の
構成で圧電振動板11の金属板12の上面外周は金属ケ
ース8外周の突部18が図2〜図4の如く当接され、ま
た突部18に対向するように樹脂カバー9の突部17が
金属板12の下面に当接され、その状態で金属ケース8
の開口縁が樹脂カバー9の突部17の外周部にかしめら
れ、一体化される。この時樹脂カバー9には突部17が
形成されており、しかもこの突部17に向けて徐々に肉
厚が薄くなるようにしているので、この部分においては
十分な弾力性が確保されており、この結果として金属ケ
ース8と樹脂カバー9は隙間なく一体化され、圧電振動
板11も安定して支持されることになる。図8は周波数
特性を示し、本実施例品はA線のごとく極めてフラット
な特性が得られている。これは上述のごとく圧電振動板
11が安定して支持されていること、金属ケース8と樹
脂カバー9のかしめ部において隙間が生じないこと、さ
らに樹脂カバー9の孔16の径と個数を適切なものにし
たことによる。これに対してB線は孔16の径を上記実
施例品より大きくしたときのもので、フラット性が劣化
したものとなっている。
として図10に示した貫通孔6とダンパー部材7の代わ
りに直径が0.1mm〜0.25mmの孔16が10〜
20個設けられている。さらにこの樹脂カバー9の外周
部には環状の突部17が設けられており、この突部17
に向けて内・外の肉厚が徐々に薄くなっている。以上の
構成で圧電振動板11の金属板12の上面外周は金属ケ
ース8外周の突部18が図2〜図4の如く当接され、ま
た突部18に対向するように樹脂カバー9の突部17が
金属板12の下面に当接され、その状態で金属ケース8
の開口縁が樹脂カバー9の突部17の外周部にかしめら
れ、一体化される。この時樹脂カバー9には突部17が
形成されており、しかもこの突部17に向けて徐々に肉
厚が薄くなるようにしているので、この部分においては
十分な弾力性が確保されており、この結果として金属ケ
ース8と樹脂カバー9は隙間なく一体化され、圧電振動
板11も安定して支持されることになる。図8は周波数
特性を示し、本実施例品はA線のごとく極めてフラット
な特性が得られている。これは上述のごとく圧電振動板
11が安定して支持されていること、金属ケース8と樹
脂カバー9のかしめ部において隙間が生じないこと、さ
らに樹脂カバー9の孔16の径と個数を適切なものにし
たことによる。これに対してB線は孔16の径を上記実
施例品より大きくしたときのもので、フラット性が劣化
したものとなっている。
【0008】また上記実施例における金属ケース8の開
口縁においてこの金属ケース8の上面側に向かう複数の
切り込みを設ければ、かしめ片が複数に分割された状態
となり、さらに弾力性が得やすくなる。
口縁においてこの金属ケース8の上面側に向かう複数の
切り込みを設ければ、かしめ片が複数に分割された状態
となり、さらに弾力性が得やすくなる。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、上面に複数の貫
通孔を有するとともに、下面が開口した筒状の金属ケー
スと、この金属ケースの開口部側からこの金属ケース内
に収納された圧電振動板と、前記金属ケースの開口部内
に設けられるとともに、その内面部に小孔を有する樹脂
ケースとを備え、前記樹脂カバーは、その外周部に圧電
振動板側へ突出した突部を有し、この突部を前記圧電振
動板に当接させた状態でこの突部より外周部分の樹脂カ
バー部分に前記金属ケースの開口縁をかしめたものであ
る。
通孔を有するとともに、下面が開口した筒状の金属ケー
スと、この金属ケースの開口部側からこの金属ケース内
に収納された圧電振動板と、前記金属ケースの開口部内
に設けられるとともに、その内面部に小孔を有する樹脂
ケースとを備え、前記樹脂カバーは、その外周部に圧電
振動板側へ突出した突部を有し、この突部を前記圧電振
動板に当接させた状態でこの突部より外周部分の樹脂カ
バー部分に前記金属ケースの開口縁をかしめたものであ
る。
【0010】そして以上の構成とすると樹脂カバーの外
周部に突部を形成したことにより、この樹脂ケースには
弾性が付与されることになり、この弾性部外周に金属ケ
ースの開口縁をかしめることで、樹脂カバー自体の弾性
により金属ケースと樹脂カバーが隙間なく一体化される
とともに、圧電振動板も安定して支持されることにな
る。
周部に突部を形成したことにより、この樹脂ケースには
弾性が付与されることになり、この弾性部外周に金属ケ
ースの開口縁をかしめることで、樹脂カバー自体の弾性
により金属ケースと樹脂カバーが隙間なく一体化される
とともに、圧電振動板も安定して支持されることにな
る。
【図1】本発明の一実施形態の完成前の分解斜視図
【図2】図1の完成後の断面図
【図3】図2のIII部分の拡大断面図
【図4】図2のIV部分の拡大断面図
【図5】図1の完成後の上面図
【図6】図1の完成後の正面図
【図7】図1の完成後の下面図
【図8】本発明の一実施形態の周波数特性図
【図9】従来例の断面図
【図10】従来例の分解斜視図
8 金属ケース 9 樹脂カバー 10 貫通孔 11 圧電振動板 16 孔 17 突部
Claims (2)
- 【請求項1】 上面に複数の貫通孔を有するとともに、
下面が開口した筒状の金属ケースと、この金属ケースの
開口部側から金属ケース内に収納された圧電振動板と、
前記金属ケースの開口部内に設けられるとともに、その
内面部に小孔を有する樹脂カバーとを備え、前記樹脂カ
バーは、その外周部に圧電振動子側へ突出した突部を有
し、この突部を前記圧電振動板に当接させた状態で、こ
の突部より外周部分の樹脂カバー部分に前記金属ケース
の開口部縁をかしめた圧電発音体。 - 【請求項2】 金属ケース開口縁に、この金属ケースの
上面側に向かう複数の切り込みを設けた請求項1に記載
の圧電発音体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27881095A JPH09121395A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 圧電発音体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27881095A JPH09121395A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 圧電発音体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09121395A true JPH09121395A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17602487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27881095A Pending JPH09121395A (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 圧電発音体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09121395A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1143767A2 (en) * | 2000-04-04 | 2001-10-10 | Star Micronics Co., Ltd. | Speaker |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP27881095A patent/JPH09121395A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1143767A2 (en) * | 2000-04-04 | 2001-10-10 | Star Micronics Co., Ltd. | Speaker |
EP1143767A3 (en) * | 2000-04-04 | 2002-12-04 | Star Micronics Co., Ltd. | Speaker |
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