JPH08149595A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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Publication number
JPH08149595A
JPH08149595A JP29103894A JP29103894A JPH08149595A JP H08149595 A JPH08149595 A JP H08149595A JP 29103894 A JP29103894 A JP 29103894A JP 29103894 A JP29103894 A JP 29103894A JP H08149595 A JPH08149595 A JP H08149595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
upper plate
speaker
projection
protrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP29103894A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiji Takahashi
利治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP29103894A priority Critical patent/JPH08149595A/ja
Publication of JPH08149595A publication Critical patent/JPH08149595A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 樹脂製のフレームと上部プレートをかしめ結
合する工程における鍍金粉や鉄粉の発生がなく品質的に
優れ、しかもこの工程の工数を半減して安価に樹脂製の
フレームを有したスピーカを提供することを目的とす
る。 【構成】 上部プレート21の上面に先端が円錐形状で
根元が円柱形状である突起22を設け、樹脂製のフレー
ム23の底部に突起22の円柱の外径より僅かに大きい
孔24を設け、その孔24に突起22を挿入して上方か
ら突起22の先端の円錐形状部分を押しつぶすことによ
り、円錐形状部分の下方が押し広がってフレーム23に
上部プレート21を極めて短時間にかしめ結合すること
ができ、しかも突起22の先端部分の鍍金がはがれた
り、削られて鉄粉を発生することがないので不良も少な
く、品質の優れた樹脂フレーム23を有したスピーカを
安価に提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用音響機器などに
使用され、特に防水機能を必要とするドアに装着される
樹脂製のフレームを有するスピーカに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車のドアにスピーカが装着さ
れるものが急激に多くなってきた。ドアはガラス窓と車
体の隙間から雨水や洗車水などが浸入するので、水だけ
でなく塩分や酸や洗剤などがスピーカに降りかかる苛酷
な環境にスピーカがおかれている。以上のような理由か
らスピーカ背面の防水性能を確保するため樹脂製のフレ
ームを有したスピーカが増えてきた。
【0003】以下に従来のこの種のスピーカについて説
明する。図4は従来のスピーカの上部プレート1と樹脂
成形品からなるフレーム2を結合する前の状態を示す斜
視図である。同図において、上部プレート1の上面には
4個の円柱状の突起3が設けられており、フレーム2の
底部に設けられた孔4に前記の突起3を嵌入して上方か
ら鋼鉄製の棒5を回転させながら圧力を加え突起3の先
端部分を押し広げて上部プレート1と樹脂製のフレーム
2を結合するものである。なおこの際、上部プレート1
とフレーム2底部の間には接着剤を介すが図中では省略
する。
【0004】また図5は、同従来のスピーカの構造を示
す断面略図である。同図において、センターポール6を
有する下部プレート7、リング状のマグネット8、同じ
くリング状の上部プレート1によって磁気回路9が構成
され、上述したように上部プレート1の突起3の先端部
分を押し広げることにより、前記磁気回路9の前面に樹
脂製のフレーム2が結合されている。また、ボイスコイ
ル10が前記磁気回路9の磁気ギャップ11に偏心する
ことなくはまり込むように、サスペンション12はボビ
ン13の中間部を支持し、サスペンション12の外周部
はフレーム2に固着されている。さらに、振動板14の
周辺部にはエッジ部15が固着され、このエッジ部15
の外周はリング状のガスケット16とともにフレーム2
の周縁部に固着されている。
【0005】また、振動板14の中央部とボビン13の
上部が結合され、その上方にダストキャップ17が貼り
つけられている。また一方、フレーム2に固定された端
子板18の端子19にボイスコイル10から中継された
金糸線20が半田付け接続されている。なお、ここで図
示した端子板18と端子19と金糸線20は断面図では
ないことをつけ加えておく。
【0006】以上のように構成された従来のスピーカに
ついて、以下にその動作について説明する。まず、入力
信号が端子19から、金糸線20を通ってボイスコイル
10に印加されると、フレミングの左手の法則に従って
ボイスコイル10が駆動し、この駆動力によって振動板
14が振幅して空気中に音を放射するように構成された
ものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記図5
で説明した従来例のスピーカでは、上部プレート1の突
起3の先端部分を鋼鉄製の棒5を回転させながら圧力を
加え、突起3の先端部分を押し広げてフレーム2と結合
するものであるが、この工程は十数秒もかかり、他の工
程の2倍以上も時間を要して組立工数がかさんでコスト
が非常に高くついてしまうという課題があった。
【0008】さらに、突起3の先端部分を押し広げる際
に、突起3の先端部分の鍍金がはがれて鍍金粉が発生し
たり、突起3が削られて鉄粉が発生し、これらの粉が磁
気ギャップ11に侵入してしまうことが起こる。これら
の鍍金粉や鉄粉はボイスコイル10が駆動する時、上部
プレート1やセンターポール6と接触して異常音を発す
る。つまり、鍍金粉や鉄粉は不良の原因となり、従来の
スピーカの品質が悪いという問題点もあった。
【0009】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、組立工数が少なく生産性が良好で安価で、しかも鍍
金粉や鉄粉が発生しない品質の極めて優れたスピーカを
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスピーカは、磁気ギャップを形成する磁気回
路の上面に先端が円錐形状で根元が円柱形状の突起を複
数個設け、樹脂成形品からなるフレームの底部に前記突
起の円柱の外径よりも僅かに大きい孔を設け、両者を挿
入し突起の先端の円錐形状部分を圧力を加えて変形させ
て樹脂製のフレームと磁気回路をかしめ結合した構成と
したものである。
【0011】
【作用】この構成によって、磁気回路の上面に設けた先
端が円錐形状で根元が円柱形状の突起を簡単な上下方向
のプレス機で突起の円錐形状部分を圧力を加えて押しつ
ぶすと円錐形状部分の下方が広がり、フレーム底部の孔
から抜けなくなってかしめ結合できる。
【0012】また、使用する設備は簡単な上下方向のプ
レスだけなので、短時間で突起の円錐形状部分を押しつ
ぶすことができ、円筒形状の加圧型を使えば、突起と加
圧型の位置合わせも極めて容易である。しかも、上下方
向のプレスだけなので、突起の先端部分の鍍金をはがし
たり、鉄粉を発生させたりすることもない。
【0013】さらに、前記突起の円錐形状部分の下方だ
けが広がるので、樹脂製のフレームに亀裂(割れ)など
の損傷を与えることもない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。但し、従来例で説明したものと同
じものについては、同一の符号を付与しその詳細な説明
を省略する。
【0015】図1は同実施例のスピーカの断面概略図で
ある。同図において、センターポール6を有する下部プ
レート7、リング状のマグネット8、同じくリング状の
上部プレート21によって磁気回路9を構成し、この上
部プレート21に形成した先端が円錐形状で根元が円柱
形状の突起22の円錐形状部分を押しつぶすことにより
広げて、樹脂成形品からなるフレーム23をかしめ結合
する。また、ボイスコイル10を前記磁気回路9の磁気
ギャップ11に偏心することなくはまり込むように、サ
スペンション12でボビン13の中間部を支持し、サス
ペンション12の外周部をフレーム23に固着する。さ
らに、振動板14の周辺部にはエッジ部15を固着し、
このエッジ部15の外周をリング状のガスケット16と
ともにフレーム23の周縁部に固着する。また、振動板
14の中央部とボビン13の上部を結合し、その上方に
ダストキャップ17を貼りつける。また一方、フレーム
23に固定した端子板18の端子19にボイスコイル1
0から中継された金糸線20を半田付け接続する。
【0016】つぎに、本発明の一実施例のスピーカの上
部プレート21に形成した突起22の形状について説明
する。図2は同実施例のスピーカのフレーム23をかし
め結合する前の状態を示す上部プレート21の半断面正
面図である。同図において、突起22はその先端を円錐
形状に根元を円柱形状の構成としている。
【0017】さらに、本発明の一実施例のスピーカの上
部プレート21と樹脂製のフレーム23を結合する状態
について説明する。
【0018】図3は同実施例のスピーカの上部プレート
21と樹脂製のフレーム23を結合する前の状態を示す
斜視図である。同図において、上部プレート21の上面
には4個の突起22を設け、その突起22の先端が円錐
形状で根元が円柱形状である。また、フレーム23の底
部に設けた孔24はその大きさを前記の突起22の根元
の円柱よりも僅かに大きくしておき、突起22をフレー
ム23の孔24に嵌入して上方から円筒形状の鋼鉄製の
加圧型25で下方に圧力を加え突起22の先端の円錐形
状部分を押しつぶすと円錐形状部分の下方が広がり、フ
レーム23の底部の孔24から抜けなくなってかしめ結
合できるものである。なおこの際、上部プレート21と
フレーム23の底部の間には接着剤を介すが図中では省
略する。
【0019】この構成によって、上部プレート21の上
面に設けた先端が円錐形状で根元が円柱形状の突起22
を簡単な上下方向のプレス機で先端の円錐形状部分を押
しつぶすだけで円錐形状部分の下方が広がり、フレーム
23底部の孔24から抜けなくなってかしめ結合でき
る。この工程は、簡単な上下方向のプレス機を使用し
て、極めて短時間に突起22の円錐形状部分を押しつぶ
すことができ、円筒形状の加圧型25を使えば突起22
と加圧型25の位置合わせも極めて容易であるので、こ
のかしめ結合にたった4秒程度しか要しない。
【0020】また、上下方向のプレスだけなので、突起
22の先端部分の鍍金をはがしたり、鉄粉を発生させた
りすることもないので品質的な問題もなくなる。さら
に、前記突起22の円錐形状部分の下方だけが広がるの
で、樹脂製のフレーム23に亀裂(割れ)などの損傷を
与えることもなく、確実にフレーム23と上部プレート
21を結合することができる。
【0021】また、スピーカとしての動作については従
来例と同じで、入力信号が端子19から、金糸線20を
通ってボイスコイル10に印加されると、フレミングの
左手の法則に従ってボイスコイル10が駆動し、この駆
動力によって振動板14が振幅して空気中に音を放射す
るものである。
【0022】以上のように、上部プレート21の上面に
先端が円錐形状で根元が円柱形状である突起22を設
け、フレーム23の底部に設けた孔24に突起22を嵌
入して上方から突起22の先端の円錐形状部分を押しつ
ぶすことによって、極めて短時間にフレーム23をかし
め結合することができるので安価で、しかも突起22の
先端部分の鍍金をはがしたり、削って鉄粉を発生するこ
とがないので不良も少なくなる。
【0023】ここで、上部プレート21と樹脂製フレー
ム23の結合強度測定結果について説明を加える。使用
した上部プレート21は直径65mm、突起22の円柱形
状部分の直径6mm、高さ2.5mm、円錐形状部分の高さ
1mmで、フレーム23の樹脂にはナイロンにPPEとマ
イカで剛性を高めたものを使用して実施例で説明したよ
うに嵌合結合したときの強度を測定した。上部プレート
21とフレーム23の間に接着剤を介して結合したとき
の強度は90kg以上あり、接着剤を使用しない場合の
強度でも30kg程度の強度を確保でき、実使用上十分
な結合力があることが確認できている。
【0024】なお、本実施例ではフレーム23の口径形
状が丸型のものを用いて説明したが、それは楕円形状や
トラック形状または矩形形状であってもよいことはいう
までもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明は、磁気ギャップを
形成する磁気回路のリング状の上部プレートの上面に先
端が円錐形状で根元が円柱形状の突起を複数個設け、樹
脂成形品からなるフレームの底部に前記突起の円柱の外
径よりも僅かに大きい孔を設け、突起を孔に挿入し突起
の先端の円錐形状部分を圧力を加えて変形させて樹脂製
のフレームと上部プレートをかしめ結合した構成にする
ことにより、極めて短時間で簡単にかしめ結合できるの
で組立工数が少なく安価に、鍍金粉や鉄粉による不良の
ない品質の優れたスピーカを実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカの断面図
【図2】同実施例におけるスピーカの上部プレートの半
断面正面図
【図3】同実施例のスピーカの上部プレートとフレーム
を結合する前の状態を示す斜視図
【図4】従来のスピーカの上部プレートとフレームを結
合する前の状態を示す斜視図
【図5】同従来のスピーカの断面図
【符号の説明】 6 センターポール 7 下部プレート 8 マグネット 9 磁気回路 10 ボイスコイル 11 磁気ギャップ 12 サスペンション 13 ボビン 14 振動板 15 エッジ部 16 ガスケット 17 ダストキャップ 18 端子板 19 端子 20 金糸線 21 上部プレート 22 突起 23 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04R 1/02 102 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを形成すると共に先端部を
    円錐状にした円柱形の突起を上面に複数個設けた磁気回
    路と、上記円柱形の突起の外径よりも僅かに大きく形成
    された孔を突起にはめ込み、この突起の先端部を加圧変
    形させて上記磁気回路の上面にかしめ結合された樹脂製
    のフレームと、上記磁気ギャップにはまり込むボイスコ
    イルを中心に結合すると共に外周部を上記フレームの周
    縁に結合した振動板からなるスピーカ。
JP29103894A 1994-11-25 1994-11-25 スピーカ Pending JPH08149595A (ja)

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JP29103894A JPH08149595A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 スピーカ

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JP29103894A JPH08149595A (ja) 1994-11-25 1994-11-25 スピーカ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1143767A2 (en) * 2000-04-04 2001-10-10 Star Micronics Co., Ltd. Speaker

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1143767A2 (en) * 2000-04-04 2001-10-10 Star Micronics Co., Ltd. Speaker
EP1143767A3 (en) * 2000-04-04 2002-12-04 Star Micronics Co., Ltd. Speaker

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