JP3890966B2 - 固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造 - Google Patents

固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内にピストンを収容し、前記ピストンによって前記シリンダボア内に区画される圧縮室に吸入圧領域から冷媒を導入するための導入通路を有するロータリバルブを備えた固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平7−63165号公報に開示されるピストン式圧縮機では、シリンダボア内に冷媒を導入するためにロータリバルブが採用されている。両頭ピストンは、斜板の回転によって往復動される。この両頭ピストンを用いた固定容量型斜板式圧縮機では、回転軸そのものがロータリバルブとなっている。シリンダボア内へ冷媒を導入するための吸入ポートをロータリバルブで開閉する構成は、シリンダボア内へ冷媒を導入するための吸入ポートを撓み変形可能な吸入弁で開閉する構造に比べ、体積効率の向上を可能にする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ピストンによってシリンダボア内に区画される圧縮室内の冷媒は、ピストンとシリンダボアの周面との間から斜板を収容する斜板室に洩れる。従って、冷媒と共に流動する潤滑油も圧縮室から斜板室へ洩れる冷媒と共に流入する。しかし、圧縮室から斜板室へ洩れた冷媒は、回転軸の周面に沿って吸入圧領域へ流出する。そのため、斜板室内の潤滑油も吸入圧領域へ流出する。斜板室内では斜板の回転運動をピストンに伝達するためのシューと斜板との間で摺接が生じており、この摺接部位における潤滑が欠かせない。しかし、斜板室内の潤滑油が冷媒と共に回転軸の周面に沿って吸入圧領域に流出してしまうため、斜板室内に十分な潤滑油量を確保することができない。
【0004】
本発明は、ロータリバルブを用いた固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑性を向上することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明は、回転軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内にピストンを収容し、前記回転軸と一体化されたカム体を介して前記回転軸の回転に前記ピストンを連動させ、前記ピストンによって前記シリンダボア内に区画される圧縮室に吸入圧領域から冷媒を導入するための導入通路及び前記導入通路と前記吸入圧領域とを連通する供給通路を有するロータリバルブを備えた固定容量型ピストン式圧縮機を対象とし、請求項1の発明では、前記カム体の収容室と前記供給通路とを連通する連通を前記回転軸と一体的に回転する回転体又は前記回転軸に設け、外部冷媒回路から前記吸入圧領域に還流した冷媒は、前記供給通路及び導入通路を介して圧縮室に吸入される一方、前記カム体の収容室から前記連通孔を介して前記供給通路に流出した冷媒は、前記供給通路から前記導入通路を経由して圧縮室に吸入される
【0006】
連通は、回転軸と一体的に回転し、収容室内のガス状の冷媒は、連通を経由して供給通路へ流出する。しかし、液状の潤滑油は、回転軸と一体的に回転する連通へは入り難く、収容室内における潤滑油量を増やすことができる。
【0007】
請求項2の発明では、請求項1において、前記回転軸内に前記供給通路を形成し、前記回転軸の周面に前記連通孔を形成し、該連通孔と供給通路とは、前記カム体の収容室と前記吸入圧領域とを連通する連通路を構成する
【0008】
ロータリバルブの導入通路へ冷媒を送るための供給通路を連通路の一部とした構成は、連通路の形成の上で簡便な構成である。
請求項3の発明では、請求項2において、前記ピストンは両頭ピストンとし、前記両頭ピストンを収容する前後一対のシリンダボアに対応する一対のロータリバルブが前記回転軸と一体的に回転するようにし、前後一対のスラスト軸受手段によって前記カム体を挟んで前記回転軸の軸線の方向における前記カム体の位置を規制し、前記回転軸の半径方向に見て前記一対のスラスト軸受手段の少なくとも一方と重なるように前記連通孔の配設位置を設けた。
【0009】
収容室から連通路へ出て行く冷媒は、スラスト軸受手段へ潤滑油を誘導する。誘導された潤滑油の一部は、スラスト軸受手段の潤滑に寄与する。
請求項4の発明では、請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、前記ロータリバルブを前記回転軸に一体形成した。
【0010】
このような一体構成は、部品点数を減らし、かつ圧縮機の組み付け工程を簡素にする。
請求項5の発明では、請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、前記シリンダボアはシリンダブロックに形成され、該シリンダブロックにはフロントハウジング及びリヤハウジングが接合されており、前記吸入圧領域は前記リヤハウジングに形成された吸入室である。
請求項6の発明では、請求項3において、前記シリンダボアはシリンダブロックに形成され、該シリンダブロックにはフロントハウジング及びリヤハウジングが接合されており、前記吸入圧領域は前記リヤハウジングに形成された吸入室であり、前記連通孔は前記前後一対のスラスト軸受手段のうち前記フロントハウジング側のスラスト軸受手段にのみ重なっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
【0012】
図1(a)に示すように、接合された一対のシリンダブロック11,12にはフロントハウジング13及びリヤハウジング14が接合されている。フロントハウジング13には吐出室131が形成されている。リヤハウジング14には吐出室141及び吸入室142が形成されている。
【0013】
シリンダブロック11とフロントハウジング13との間にはバルブプレート15、弁形成プレート16及びリテーナ形成プレート17が介在されている。シリンダブロック12とリヤハウジング14との間にはバルブプレート18、弁形成プレート19及びリテーナ形成プレート20が介在されている。バルブプレート15,18には吐出ポート151,181が形成されており、弁形成プレート16,19には吐出弁161,191が形成されている。吐出弁161,191は、吐出ポート151,181を開閉する。リテーナ形成プレート17,20にはリテーナ171,201が形成されている。リテーナ171,201は、吐出弁161,191の開度を規制する。
【0014】
シリンダブロック11,12には回転軸21が回転可能に支持されている。回転軸21は、シリンダブロック11,12に貫設された軸孔111,121に挿通されている。回転軸21は、軸孔111,121を介してシリンダブロック11,12によって直接支持されている。
【0015】
フロントハウジング13と回転軸21との間には軸シール部材22が介在されている。回転軸21には斜板23が固着されている。斜板23は、シリンダブロック11,12間の斜板室24に収容されている。シリンダブロック11の端面と斜板23の円環状の基部231との間にはスラストベアリング25が介在されている。シリンダブロック12の端面と斜板23の基部231との間にはスラストベアリング26が介在されている。スラストベアリング25,26は、斜板23を挟んで回転軸21の軸線213の方向の位置を規制するスラスト軸受手段である。
【0016】
図2に示すように、シリンダブロック11には複数のシリンダボア27が回転軸21の周囲に配列されるように形成されている。図3に示すように、シリンダブロック12には複数のシリンダボア28が回転軸21の周囲に配列されるように形成されている。前後(フロントハウジング13側を前側、リヤハウジング14を後側としている)で対となるシリンダボア27,28には両頭ピストン29が収容されている。
【0017】
図1(a)に示すように、回転軸21と一体的に回転する斜板23の回転運動は、シュー30を介して両頭ピストン29に伝えられ、両頭ピストン29がシリンダボア27,28内を前後に往復動する。両頭ピストン29は、シリンダボア27,28内に圧縮室271,281を区画する。
【0018】
回転軸21を通す軸孔111,121の内周面にはシール周面112,122が形成されている。シール周面112,122の径は、軸孔111,121の他の内周面の径よりも小さくしてあり、回転軸21は、シール周面112,122を介してシリンダブロック11,12によって直接支持される。
【0019】
回転軸21内には供給通路211が形成されている。供給通路211の始端は、回転軸21の内端面にあってリヤハウジング14内の吸入室142に開口している。回転軸21には導入通路31,32が供給通路211に連通するように形成されている。
【0020】
図2に示すように、シリンダブロック11には吸入通路33がシリンダボア27と軸孔111とを連通するように形成されている。吸入通路33の入口331は、シール周面112上に開口している。図3に示すように、シリンダブロック12には吸入通路34がシリンダボア28と軸孔121とを連通するように形成されている。吸入通路34の入口341は、シール周面122上に開口している。回転軸21の回転に伴い、導入通路31,32の出口311,321は、吸入通路33,34の入口331,341に間欠的に連通する。
【0021】
シリンダボア27が吸入行程の状態〔即ち、両頭ピストン29が図1(a)の左側から右側へ移動する行程〕にあるときには、出口311と吸入通路33の入口331とが連通する。シリンダボア27が吸入行程の状態にあるときには、回転軸21の供給通路211内の冷媒が導入通路31及び吸入通路33を経由してシリンダボア27の圧縮室271に吸入される。
【0022】
シリンダボア27が吐出行程の状態〔即ち、両頭ピストン29が図1(a)の右側から左側へ移動する行程〕にあるときには、出口311と吸入通路33の入口331との連通が遮断される。シリンダボア27が吐出行程の状態にあるときには、圧縮室271内の冷媒が吐出ポート151から吐出弁161を押し退けて吐出室131へ吐出される。吐出室131へ吐出された冷媒は、図示しない外部冷媒回路へ流出する。
【0023】
シリンダボア28が吸入行程の状態〔即ち、両頭ピストン29が図1(a)の右側から左側へ移動する行程〕にあるときには、出口321と吸入通路34の入口341とが連通する。シリンダボア28が吸入行程の状態にあるときには、回転軸21の供給通路211内の冷媒が導入通路32及び吸入通路34を経由してシリンダボア28の圧縮室281に吸入される。
【0024】
シリンダボア28が吐出行程の状態〔即ち、両頭ピストン29が図1(a)の左側から右側へ移動する行程〕にあるときには、出口321と吸入通路34の入口341との連通が遮断される。シリンダボア28が吐出行程の状態にあるときには、圧縮室281内の冷媒が吐出ポート181から吐出弁191を押し退けて吐出室141へ吐出される。吐出室141へ吐出された冷媒は、外部冷媒回路へ流出する。外部冷媒回路へ流出した冷媒は、吸入室142へ還流する。
【0025】
シール周面112,122によって包囲される回転軸21の部分は、回転軸21に一体形成されたロータリバルブ35,36となる。
図1(a),(b)に示すように、回転軸21の周面には連通孔212が形成されている。連通孔212は、回転軸21の半径方向に見てスラストベアリング25と重なっている。連通孔212は、供給通路211と斜板室24とを連通する。連通孔212と供給通路211とは、カム体である斜板23の収容室である斜板室24と、吸入圧領域である吸入室142とを連通する連通路37を構成する。斜板室24は、連通路37のみを介して吸入圧領域である吸入室142に連通している。
【0026】
第1の実施の形態では以下の効果が得られる。
(1−1)圧縮室271,281内の冷媒の一部は、圧縮室271,281の周面と両頭ピストン29の周面との間から斜板室24へ洩れる。冷媒と共に流動する潤滑油も圧縮室271,281から斜板室24へ洩れる冷媒と共に流入する。連通孔212は、回転軸21の回転に伴って回転軸21の軸線213の周りに周回する。斜板室24内の冷媒ガスは、専ら連通孔212から供給通路211へ流出する。しかし、冷媒と共に流動する液状の潤滑油は、回転軸21の軸線213の周りで周回する連通孔212内へは入りづらい。そのため、斜板室24から供給通路211へ流出しようとする冷媒と共に流動する潤滑油の一部は、供給通路211へ流出する冷媒ガスから分離される。分離された潤滑油は、斜板室24内の潤滑必要部位(例えば、斜板23とシュー30との摺接部位)の潤滑に寄与し、圧縮機における潤滑性が向上する。
【0027】
本願発明者は、圧縮機の運転中に斜板室24内に存在する潤滑油量が10ml程度であった従来の圧縮機に連通孔212を設けた場合、圧縮機の運転中に斜板室24内に存在する潤滑油量が60ml程度に増加することを確認している。
【0028】
(1−2)ロータリバルブ35,36の導入通路31,32へ冷媒を送るための供給通路211は、連通路37の一部となっており、連通路のための新たな通路形成は実質的に連通孔212のみの形成となる。従って、ロータリバルブ35,36の導入通路31,32へ冷媒を送るための供給通路211を連通路37の一部とした構成は、連通路37の形成の上で簡便な構成である。
【0029】
(1−3)連通路37を構成する連通孔212は、回転軸21の半径方向に見てスラストベアリング25と重なる。従って、斜板室24から連通路37へ出て行く冷媒は、スラストベアリング25へ潤滑油を誘導する。スラストベアリング25へ誘導された潤滑油の一部は、スラストベアリング25の潤滑に寄与する。
【0030】
(1−4)回転軸21にロータリバルブ35,36を一体形成した構成は、部品点数を減らし、かつ圧縮機の組み付け工程を簡素にする。
次に、図4〜図6の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が用いてある。
【0031】
回転軸38にはロータリバルブ39,40が止着されている。回転軸38は、一対のスラストベアリング43,44によって回転軸38の軸線381の方向の位置を規制される。ロータリバルブ39,40に形成された導入通路41,42は、斜板室24に連通している。導入通路41,42の出口411,421と吸入通路33,34の入口331,341とは、ロータリバルブ39,40の回転に伴って間欠的に連通する。フロントハウジング13側に形成された吸入室132の冷媒は、供給通路45及び導入通路41及び吸入通路33を経由して吸入行程にあるシリンダボア27の圧縮室271に吸入される。リヤハウジング14側の吸入室142の冷媒は、供給通路46及び導入通路42及び吸入通路34を経由して吸入行程にあるシリンダボア28の圧縮室281に吸入される。
【0032】
ロータリバルブ39,40の内周面には連通路391,401が形成されている。連通路391は、吸入圧領域である吸入室132と斜板室24とを連通する。連通路401は、吸入圧領域である吸入室142と斜板室24とを連通する。斜板室24は、連通路391,401と供給通路45,46とのみを介して吸入圧領域である吸入室132,142に連通している。
【0033】
回転軸38と一体的に回転する回転体としてのロータリバルブ39,40に形成された連通路391,401は、第1の実施の形態における連通路37と同じ役割を果たす。第2の実施の形態では、第1の実施の形態における(1−1)項と同じ効果が得られる。
【0034】
本発明では以下のような実施の形態も可能である。
(1)第1の実施の形態において、スラストベアリング26と対応する回転軸21の周面の部位に連通孔212と同様の連通孔を設けること。このようにすればスラストベアリング26の潤滑性が向上する。
【0035】
(2)片頭ピストンを備えた固定容量型ピストン式圧縮機に本発明を適用すること。
(3)斜板以外の形状のカム体を備えたピストン式圧縮機に本発明を適用すること。
【0036】
前記した実施の形態から把握できる発明について以下に記載する。
〔1〕前記収容室は、前記連通路のみを介して前記吸入圧領域に連通している。
【0037】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明では、カム体の収容室と前記吸入圧領域とを連通する連通路を回転軸と一体的に回転する回転体又は前記回転軸に設けたので、ロータリバルブを用いた固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑性を向上し得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し、(a)は圧縮機全体の側断面図。(b)は(a)のA−A線断面図。
【図2】図1(a)のB−B線断面図。
【図3】図1(a)のC−C線断面図。
【図4】第2の実施の形態を示す圧縮機緯全体の側断面図。
【図5】図4のD−D線断面図。
【図6】図4のE−E線断面図。
【符号の説明】
132,142…吸入圧領域である吸入室。21,38…回転軸。211…連通路を構成する供給通路。212…連通路を構成する連通孔。23…カム体である斜板。24…収容室である斜板室。25,26…スラスト軸受手段であるスラストベアリング。27,28…シリンダボア。271,281…圧縮室。29…両頭ピストン。31,32…導入通路。35,36…ロータリバルブ。 37…連通路。39,40…回転体でもあるロータリバルブ。391,401…連通路。41,42…導入通路。45,46…供給通路。

Claims (6)

  1. 回転軸の周囲に配列された複数のシリンダボア内にピストンを収容し、前記回転軸と一体化されたカム体を介して前記回転軸の回転に前記ピストンを連動させ、前記ピストンによって前記シリンダボア内に区画される圧縮室に吸入圧領域から冷媒を導入するための導入通路及び前記導入通路と前記吸入圧領域とを連通する供給通路を有するロータリバルブを備えた固定容量型ピストン式圧縮機において、
    前記カム体の収容室と前記供給通路とを連通する連通を前記回転軸と一体的に回転する回転体又は前記回転軸に設け、外部冷媒回路から前記吸入圧領域に還流した冷媒は、前記供給通路及び導入通路を介して圧縮室に吸入される一方、前記カム体の収容室から前記連通孔を介して前記供給通路に流出した冷媒は、前記供給通路から前記導入通路を経由して圧縮室に吸入されることを特徴とする固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造。
  2. 前記供給通路は前記回転軸内に形成されており、前記連通、前記回転軸の周面に形成され、該連通孔と供給通路とは、前記カム体の収容室と前記吸入圧領域とを連通する連通路を構成する請求項1に記載の固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造。
  3. 前記ピストンは両頭ピストンであり、前記両頭ピストンを収容する前後一対のシリンダボアに対応する一対のロータリバルブが前記回転軸と一体的に回転し、前記カム体は、前後一対のスラスト軸受手段によって挟まれて前記回転軸の軸線の方向の位置を規制されており、前記連通孔の配設位置は、前記回転軸の半径方向に見て前記一対のスラスト軸受手段の少なくとも一方と重なっている請求項2に記載の固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造。
  4. 前記ロータリバルブは、前記回転軸に一体形成されている請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造。
  5. 前記シリンダボアはシリンダブロックに形成され、該シリンダブロックにはフロントハウジング及びリヤハウジングが接合されており、前記吸入圧領域は前記リヤハウジングに形成された吸入室である請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造。
  6. 前記シリンダボアはシリンダブロックに形成され、該シリンダブロックにはフロントハウジング及びリヤハウジングが接合されており、前記吸入圧領域は前記リヤハウジングに形成された吸入室であり、前記連通孔は前記前後一対のスラスト軸受手段のうち前記フロントハウジング側のスラスト軸受手段にのみ重なっている請求項3に記載の固定容量型ピストン式圧縮機における潤滑構造。
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