JP3280696B2 - 可変容量圧縮機 - Google Patents

可変容量圧縮機

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JP3280696B2
JP3280696B2 JP11371692A JP11371692A JP3280696B2 JP 3280696 B2 JP3280696 B2 JP 3280696B2 JP 11371692 A JP11371692 A JP 11371692A JP 11371692 A JP11371692 A JP 11371692A JP 3280696 B2 JP3280696 B2 JP 3280696B2
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    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

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  • Compressor (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用空調装
置の冷媒圧縮機として使用するのに適した、斜板型の可
変容量圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の空調装置においては、走行状
態に応じて回転数が大幅に変動する走行用の内燃機関に
よって冷媒圧縮機を同時に駆動しているため、空調負荷
に応じた流量の冷媒の吐出を行うためには、冷媒圧縮機
の吐出量を変更可能にすることが望ましい。そのための
一つの手段として、例えば、実公昭60−3995号公
報に記載されているものでは、複数のシリンダを備えて
いる斜板型の圧縮機において、回動することができるリ
ング状の制御板によって各シリンダの吸入口の有効面積
を一斉に狭め、吸入抵抗を増大させることによって吸入
されるガスの量を絞り込み、結果的に圧縮機の吐出量を
減少させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】制御板を回動させて吸
入口を一部閉塞し、それによって吸入抵抗を増大させて
吐出量を減少させる型の従来の斜板式可変容量圧縮機で
は、吐出量を絞ったときに吸入抵抗が増大するため動力
損失が発生し、効率が低下することを避けることができ
ない。また、制御板そのものは簡単な構造のものであっ
ても、それを回動させるための機構が複雑になりがち
で、吐出量を可変とする機構のために圧縮機全体が大型
化、複雑化し、コストも上昇するという問題があり、更
に、構造が複雑で繊細なものであることから故障が起こ
る可能性も少なくないので、信頼性の点でも未だ問題が
残っている。本発明は、これらの問題に鑑み、簡単で且
つ堅牢な構造によって、斜板型圧縮機を可変容量型とす
ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題に
対応する解決手段として、フロント側とリヤ側の互いに
対応する位置にそれぞれ複数個のシリンダが形成された
シリンダブロックと、前記シリンダの各対に挿入されて
それらの中で往復運動をする複数個の双頭ピストンと、
前記シリンダブロック内で前記シリンダと平行に延びて
いる回転軸と、前記回転軸に一体的に設けられ、この回
転軸と共に回転することにより前記複数個のピストンを
往復運動させる斜板と、フロント側又はリヤ側のシリン
ダブロックのいずれか一方の側に形成された前記複数個
のシリンダへ圧縮すべき流体を供給する通路に設けられ
てその通路を通る流体の流れを断続する摺動型の開閉バ
ルブと、同じく他方の側に形成された前記複数個のシリ
ンダへ圧縮すべき流体を供給するための通路を開く時間
を変化させてその通路を通る流体の流量を調整するロー
タリバルブと、前記開閉バルブ及び前記ロータリバルブ
を駆動制御するための制御ピストンと、前記制御ピスト
ンが挿入され制御流体圧の供給を受けている制御シリン
ダとを備えていることを特徴とする可変容量圧縮機を提
供する。
【0005】
【作用】回転軸が回転駆動されて斜板が揺動すると、こ
の斜板の揺動に伴って複数個の双頭ピストンはそれぞれ
のシリンダの対の中で往復運動をするが、フロント側の
シリンダ群又はリヤ側のシリンダ群のうちの一方の側に
圧縮すべき流体を供給する通路には、制御シリンダに挿
入された制御ピストンによって駆動される摺動型の開閉
バルブが設けられているので、制御シリンダの制御流体
圧の大きさに応じて摺動型の開閉バルブが作動すること
によって、その側のシリンダへ流体を供給したり遮断し
たりして、吐出量をその側の分だけ増減する。他方の側
のシリンダ群へ圧縮すべき流体を供給する通路には、前
記摺動型の開閉バルブと同じく制御ピストンによって駆
動されるロータリバルブが設けられていて、通路を開く
時間を変化させてその通路を通る流体の流量を調整する
ので、他方の側のシリンダ群では吐出量が漸次変化する
ことになる。従って、圧縮機全体としての吐出量は、他
方の側のシリンダ群によって漸次変化し、通常必要な吐
出量の変化範囲を重点的にカバーすることができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の第1実施例としての斜板型圧
縮機を示す。そのII−II線における断面は図2に示され
ている。図示例は、いずれも本発明が自動車用空調装置
における冷媒圧縮機に適用された場合を示したものであ
る。図1に示された斜板型圧縮機1の本体は、中央のシ
リンダブロック2と、その左側にバルブプレート3を挟
んで締結されたフロントハウジング4と、右側にバルブ
プレート5を挟んで締結されたリヤハウジング6とから
なっている。シリンダブロック2は更にフロント側のシ
リンダブロック2aとリヤ側のシリンダブロック2bと
の2つの部分に分かれている。図示例では、シリンダブ
ロック2a及び2b,バルブプレート3,及び5,フロ
ントハウジング4及びリヤハウジング6を一体的に締結
する手段として、5本の通しボルト7が用いられてい
る。
【0007】フロント側のシリンダブロック2aには、
中心のまわりの均等な位置に5個のシリンダ12a〜1
2e(図1に12aのみを図示)が穿設されており、そ
れらに対応してリヤ側のシリンダブロック2bにも、5
個のシリンダ13a〜13eが穿設されている(図2参
照)。フロントハウジング4内の外周部には環状の吐出
室14が形成されている。また、フロント側と比べて形
状や構造が多少異なるが、リヤハウジング6内の外周部
にも環状の吐出室15が形成されている。
【0008】フロント側のバルブプレート3には、各シ
リンダ12a〜12eのそれぞれと吐出室14とを連通
し得る吐出口18a〜18e(図1には18aのみを図
示)が開口しており、それぞれ薄いばね板からなる吐出
弁によって閉塞されている。なお、19は吐出口18a
〜18eに設けられる吐出弁のための弁おさえの1つを
例示している。リヤ側のバルブプレート5にも同様に吐
出口21a〜21eが開口しており、それぞれシリンダ
13a〜13eを環状で共通の吐出室15に連通させる
ことができる。そして、リヤ側の吐出室15は配管によ
ってフロント側の吐出室14からの配管と合流して、図
示しない冷凍サイクルの凝縮器へ通じている。フロント
側と同様に、各吐出口21a〜21eには、それぞれ図
示しない薄いばね板からなる吐出弁が設けられる。な
お、22は弁おさえの1つを例示している。
【0009】シリンダブロック2に形成された斜板室2
3内に側面から回転軸24が伸びており、図示しない車
両の内燃機関から電磁クラッチのような伝動装置を介し
て回転駆動される。回転軸24は、その前後をシリンダ
ブロック2内に設けられたラジアル軸受25及び26に
よって支持されている。斜板室23内において、回転軸
24には楕円形の斜板27が適当な手段によって取り付
けられて一体化されており、斜板27によって回転軸2
4に作用する反力としての軸方向荷重は、一対のスラス
ト軸受28及び29によって支持される。
【0010】回転軸24と平行にシリンダブロック2内
に穿設されているシリンダ12a〜12e及びシリンダ
13a〜13eの各対には、それぞれ双頭のピストン3
0a〜30e(図1には1個のピストン30aのみを例
示している)が軸方向に往復摺動可能に挿入されてお
り、それらのピストンロッドの中心部分の溝には、例え
ば球形の窪み31が形成されていて、それと同径の球の
一部をなす一対の耐摩耗性シュー32が挿入され、それ
らのシュー32の間に前述の斜板27の周縁部を摺動可
能に挟んでいる。斜板室23は斜板型圧縮機1の吸入通
路の一部として利用されており、図示しない吸入配管に
よって、空調装置の冷凍回路に設けられた蒸発器から戻
って来る低温低圧の冷媒を受け入れるようになってい
る。
【0011】フロント側のシリンダブロック2aの中心
には、回転軸24と同軸心のバルブシリンダ33が穿設
されており、その中に僅かの間隙をおいて、回転軸24
に形成された拡径部34が摺動回転可能に嵌合してい
る。バルブシリンダ33の壁面には、フロント側のシリ
ンダ12a〜12eのそれぞれに通じる吸入口35a〜
35e(図1に35aのみを示す)が開口しており、そ
れらに順次連通し得るように、回転軸24の拡径部34
には軸心に関して例えば130°程度に開く扇形の開口
36が円周方向に形成されていて、更に扇形の開口36
は、回転軸24の軸心を通るフロント側の吸入通路37
に連通している。また、斜板27のボス部とそれに一体
化されている回転軸24の一部を共に貫通するように半
径方向の吸入通路38が形成されており、フロント側の
吸入通路37は、通路38の中間の少なくともその付近
だけが平面とされている壁面に開口している。半径方向
の吸入通路38の一部は、斜板27のボス部の側面に形
成された溝であってもよく、図1に示したものはそのよ
うになっている。
【0012】図1に示すように、回転軸24の右端部は
中空の円筒状になっていて、その内部空間は吸入圧室3
9を構成している。またリヤ側のシリンダブロック2b
内の中心部には、回転軸24の前記右端部を環状の空間
を残して取り囲むようにリヤ側のバルブシリンダ40が
形成されている。その環状空間には図3に概念的に拡大
して示したような、円筒形をしたリヤ側のロータリバル
ブ41が右側から挿入され、バルブシリンダ40の内壁
面との間に僅かな間隙をおいて摺動回転可能となるよう
に、且つ回転軸24に対しても軸方向に摺動可能となる
ように、回転軸24の右端部に嵌装されて支持されてい
る。
【0013】回転軸24上にリヤ側のロータリバルブ4
1を回転方向には連動しながらも軸方向には摺動可能に
支持するために、回転軸24の右端の円筒部には軸方向
にスリット42(図1及び図2に示した例では2条)が
形成されており、そのスリット42を通って半径方向外
向きに突出する2個のガイドピン43を一体的に備えて
いる略円形のストッパ44が、軸方向に摺動可能なよう
に回転軸24先端の中空部(吸入圧室39)内に挿入さ
れており、ガイドピン43の先端はロータリバルブ41
の軸方向の切欠き45に係合している。なお、ストッパ
44には冷媒の通過を妨げないように例えば貫通孔46
を適当な数だけ設けておくとよい。
【0014】リヤ側のシリンダブロック2bに形成され
た各シリンダ13a〜13eから共通のバルブシリンダ
40に向かって、それぞれ吸入口47a〜47eが開口
しており、ロータリバルブ41が図1において最も左方
へ移動したときには、全てのシリンダ13a〜13eの
吸入口47a〜47eがロータリバルブ41の壁面によ
って閉塞され、吸入圧室39との連通が遮断されるよう
になっている。
【0015】ロータリバルブ41が軸方向右へ移動する
と、ロータリバルブ41に設けられている図3に例示し
たようなスリット形の開口、即ち円周上の幅が円弧角に
おいてθ1 とθ2 の大小二つの部分からなるスリット形
の吸入口48と、リヤ側の吸入口47a〜47eとが重
なるようになる。それによって、吸入圧室39から冷媒
がシリンダ13a〜13e内に吸入されるが、その吸入
量は、スリット形の吸入口48と吸入口47a〜47e
のそれぞれとが重なっている時間に応じた大きさとな
る。従って、吸入口47a〜47eのそれぞれが、スリ
ット形の吸入口48のうちでも大きな円弧角θ1 の部分
と重なっている間は、小さな円弧角θ2 の部分に重なっ
ている間よりも長い期間にわたって冷媒が吸入されるの
で、その分だけ吐出量も増加する。このようにして、リ
ヤ側のシリンダ13a〜13e内に吸入され、且つ圧縮
されて吐出される冷媒の量は、リヤ側のロータリバルブ
41の軸方向位置によって決まることになる。スリット
形の吸入口48の縁の形を円周方向に関して斜めに形成
しておけば、リヤ側のシリンダ13a〜13eに吸入、
吐出される冷媒の量は連続的な変化を示す。
【0016】図3に示すリヤ側のロータリバルブ41の
実施例では、スリット形の吸入口48の大きな円弧角θ
1 の部分と小さな円弧角θ2 の部分との始点(シリンダ
13a〜13eの側から見た吸入開始時期)を同じ位置
に揃えてあるので、空調装置に大きな空調能力が要求さ
れたときには、吸入口47a〜47eがスリット形の吸
入口48のうちの大きな円弧角θ1 の部分と重なるよう
な軸方向位置へリヤ側のロータリバルブ41を動かし、
反対に、冷房能力が過剰になったときには、小さな円弧
角θ2 の部分と重なる軸方向位置へロータリバルブ41
を動かすように制御することになる。
【0017】リヤ側のロータリバルブ41を軸方向に移
動させ、リヤ側のシリンダ13a〜13eの有効な行程
の一部を段階的に、或いは連続的にカットすることによ
り、図4の線図に示すように、ピストンの上死点から下
死点までの全域にわたって吸入を行っている通常のもの
に対して、例えばスリット形の吸入口48の小さな円弧
角θ2 の部分と重なる軸方向位置へロータリバルブ41
を動かした場合には、比較的短い期間で吸入が終わるの
で、θ2 から(2π−θ2 )までの間は、シリンダ13
a〜13eは密閉されたまま膨張、圧縮を行うことにな
り、その場合に必要となる動力消費は実質的に零とな
る。従って、吐出量変化による動力損失が全くない吐出
量の可変機構を提供することができる。
【0018】リヤ側のロータリバルブ41を軸方向に移
動調節するために、リヤハウジング6に軸方向に形成さ
れた制御シリンダ49には制御ピストン50が摺動可能
に挿入されており、それによって制御圧室51を区画し
ている。制御圧室51には図1に外形だけを示す制御弁
52によって、吐出圧と吸入圧との間で変化する圧力が
供給されるようになっており、その圧力と吸入圧室39
の吸入圧との差圧による力により、ストッパ44と回転
軸24との間に装填されて間接的に制御ピストン50を
図1において右方へ付勢している圧縮ばね53と、制御
圧室51内に装填されて制御ピストン50を左方へ付勢
している圧縮ばね54との釣り合い状態を変更して、制
御ピストン50及びリヤ側のロータリバルブ41の軸方
向位置を制御し、スリット形の吸入口48に対する吸入
口47a〜47eの開口期間を変化させて、リヤ側の各
シリンダ13a〜13eへの冷媒の吸入量を広い範囲に
わたって(多段階又は無段階に)変化させる。
【0019】このように吐出量を変更する制御動作は、
例えば、空調装置の冷凍回路における蒸発器から圧縮機
1の斜板室23へ戻ってくる冷媒の圧力に応じて、自動
的に行われるようにするのがよいが、運転者の意思によ
っても自由に制御可能とする方が良いことは言うまでも
ない。なお、図1において、55はリヤ側のロータリバ
ルブ41が回転しても制御ピストン50が回転しないよ
うにするためのスラスト軸受を、また、56はシールの
ためのOリングを示している。
【0020】このように、リヤ側のシリンダ13a〜1
3eに対する冷媒の吸入量、従って吐出量が、リヤ側の
ロータリバルブ41の作用によって、広い範囲にわたっ
て段階的或いは連続的に変更されるのと異なり、フロン
ト側のシリンダ12a〜12eへの冷媒の吸入量は、前
述のように回転軸24の拡径部34の中心に設けられた
吸入通路37の、斜板27に形成された半径方向の吸入
通路38への開口をポペットバルブ57によって開閉す
ることによって、全量供給或いは供給遮断のどちらかを
選択するようになっている。
【0021】ポペットバルブ57は、そのステム58を
ストッパ44の貫通孔に挿通支持されることによって軸
方向に移動可能に案内され、比較的弱い圧縮ばね59に
よって常に閉弁方向へ付勢されている。図1は、ポペッ
トバルブ57が閉じていてフロント側のシリンダ12a
〜12eへの冷媒吸入量が零であると共に、リヤ側のロ
ータリバルブ41が最も左方の位置にあって、吸入口4
7a〜47eも閉じられており、リヤ側のシリンダ13
a〜13eへの冷媒の吸入量も零になっている状態、従
って、圧縮機1の吐出量が零である状態を示している。
【0022】ポペットバルブ57のステム58の先端に
はナットのようなもので小さなストッパ60が形成され
ており、制御圧室51内の制御圧力が変化したときに制
御ピストン50が軸方向に移動して、リヤ側のロータリ
バルブ41に形成されたスリット形の吸入口48の一部
分が吸入口47a〜47eと重なることにより、リヤ側
のシリンダ13a〜13eへの冷媒の吸入が始まり、な
おも制御ピストン50とロータリバルブ41が右へ移動
して、リヤ側の吸入量及び吐出量が次第に増大して行
き、吸入口47a〜47eの開口角度が吸入口48のθ
1 からθ2 に移行し、リヤ側の吐出量が最大になった
後、ストッパ60がストッパ44に接触するように構成
されている。
【0023】ストッパ60とストッパ44が係合するこ
とによって、ポペットバルブ57が制御ピストン50に
追従して右方へ動かされ、フロント側の吸入通路37を
半径方向の吸入通路38に連通させ、フロント側のシリ
ンダ12a〜12eへの冷媒の供給が始まる。従って、
ここで急激に圧縮機1の吐出量が増大することになる
が、空調装置の冷凍回路が要求する冷媒の流量は、0か
ら最大値1まで連続的に変更することが理想ではあって
も、実際には1〜1/2の中間の流量が必要となること
は少なく、実用的にはクールダウン時の最大吐出量1
と、目標温度に達した後に、その温度を維持するための
吐出量として1/2〜0の変化が可能であれば十分に細
かな室温制御が可能であるから、フロント側の吐出量の
制御を簡単なものにして、装置全体の構成を簡単なもの
にするのが得策であり、それによって圧縮機の総合的な
効率を高めることもできるため、この実施例では前述の
ようにフロント側をポペットバルブ57による単なる開
閉制御としている。
【0024】図1〜図3に示す第1実施例では、制御圧
室51の圧力が吸入圧室39の圧力に対して高くなった
ときに吐出量を減少させる方向に制御しているが、同じ
条件のときに吐出量を増大させるように構成することも
できる。これは例えば、図3のようなロータリバルブ4
1を用いる場合に、スリット形の吸入口48のうち、大
きな円弧角θ1 の部分と小さな円弧角θ2 の部分との軸
方向位置を振り替えることによって、きわめて簡単に実
施することができる。
【0025】図5及び図6に本発明の第2実施例を示
す。図1に示した第1実施例に比べて構成上異なる点だ
けを説明する。それ以外の点は、第1実施例の場合と略
同様なものと考えてよい。まず、第1実施例では回転軸
24に拡径部34を設け、その部分に扇形の開口36を
形成して、吸入口35a〜35eとの関係においてフロ
ント側の各シリンダ12a〜12eへ冷媒を順次に分配
供給するロータリバルブを構成しているが、図5に示す
第2実施例では拡径部34の代わりに、円筒状の部材6
2を回転軸24とは別体の部材として製作して嵌装し、
金具63のような手段によって回転軸24と一体化させ
ている。円筒状部材62に予め円弧角において例えば1
30°程度の円周方向のスリット61を設けておくので
回転軸24の製造が容易になり、コスト低減のためにも
役立つことになる。
【0026】第2実施例の圧縮機1aの場合、図1の吸
入通路37に相当するものが図5に示す吸入通路64と
なっており、その内端は回転軸24の中心に長く形成さ
れた中空部分からなる軸方向の吸入通路65に開口して
いるが、その開口が、吸入通路65内を軸方向に摺動す
ることができるように挿入されたスライドバルブ66の
頭部によって開閉されるようになっている。スライドバ
ルブ66の頭部は先端が深く窪んでいて、吸入通路65
の左端の底部との間に圧縮ばね67が装填されており、
それによってスライドバルブ66が右方へ付勢される。
スライドバルブ66の右端には小さなピストン66aが
形成されており、それに対応して制御ピストン68に形
成されたシリンダ68aに摺動可能に嵌合している。シ
リンダ68a内は制御圧室51に連通しており、ピスト
ン66aにも制御圧が作用するようになっている。
【0027】制御圧室51の圧力が高いときは、後述の
ように制御ピストン68が左方へ押圧されて移動する
が、それよりも先か或いは後に(圧縮ばね67の強さに
よって決まる)、スライドバルブ66も左方へ押されて
シリンダ68a内を移動し、ばね67を圧縮して図5に
示すような軸方向位置をとるので、吸入通路64は開口
する。その結果、斜板27に形成された半径方向の吸入
通路38によって斜板室23と連通している回転軸24
内の吸入通路65は、吸入通路64及びスリット61、
吸入口35a〜35eを介してフロント側の各シリンダ
12a〜12eへ冷媒を供給することができる。
【0028】制御圧室51の圧力が低下し始めると、制
御ピストン68が圧縮ばね72に押されて右方へ移動す
るのと前後して、スライドバルブ66が圧縮ばね67に
押されて吸入通路64を閉じ、フロント側のシリンダ1
2a〜12eの有効な圧縮作用を停止させて、圧縮機1
aの吐出量を2分の1に減少させる。制御ピストン68
の戻り(右方向への移動)がピストン66aの戻りより
も後になるように設定した場合(圧縮ばね67のばね定
数を比較的大きくする)には、まずフロント側の吐出量
が零になることによって圧縮機1aの吐出量が2分の1
になった後に、リヤ側の吐出量も漸減するようになる。
【0029】図5に示す第2実施例において、第1実施
例における制御ピストン50とリヤ側のロータリバルブ
41に相当するものは、単一の部材としての制御ピスト
ン68である。その意味でロータリバルブを兼ねている
制御ピストン68に回転軸24と同じ回転を与えながら
軸方向に相対的に移動させるために、回転軸24の先端
の円筒状部分に設けられた軸方向のスリット69(この
実施例では4条ある)に対して、図6に詳細に示したよ
うな環状のストッパ70から外方に伸びる4本のガイド
ピン71が係合して軸方向に案内されると共に、ロータ
リバルブ兼制御ピストン68の左端に形成された切欠き
45にガイドピン71が係合して回転軸24の回転を制
御ピストン68に伝達する。ストッパ70の左側面に
は、回転軸24内の軸方向の吸入通路65に形成された
段部との間に圧縮ばね72が装填されており、第1実施
例における圧縮ばね53と同様にロータリバルブ兼制御
ピストン68を右方へ押圧している。ロータリバルブ兼
制御ピストン68の外周面に設けられたスリット形の吸
入口48は、第1実施例のそれと同様なもので、回転軸
24の右端部に設けた切欠き24aを吸入圧室39に連
通するようになっている。この吸入口48は制御圧室5
1の圧力によって決まるロータリバルブ兼制御ピストン
68の軸方向位置に応じて、リヤ側のシリンダ13a〜
13eへの冷媒の供給量を広い範囲にわたって変化させ
るのに役立つ。
【0030】以上の説明から明らかなように、第2実施
例の圧縮機1aと第1実施例の圧縮機1との構成上の違
いによって、第2実施例では制御圧室51の制御圧が高
くなるときに圧縮機1aの吐出量が増大するようになっ
ており、制御弁52の同じ作動に対してもたらされる結
果は第1実施例と逆になるが、吐出量を堅牢な機構によ
って簡単に変更することができる等の効果は同じであ
る。
【0031】図7に本発明の第3実施例としての圧縮機
1bを示す。まず、図1に示した第1実施例、及び図5
に示した第2実施例と構成上異なる点だけを説明する。
第3実施例の最大の特徴は、前出例においてフロント側
のシリンダ12a〜12eへの冷媒供給路を開閉するポ
ペットバルブ57又はスライドバルブ66と、リヤ側の
シリンダ13a〜13eへの冷媒供給量を調整するロー
タリバルブ41又はロータリバルブ兼制御ピストン68
とが一体化されて、単一部材としてのロータリスライド
バルブ73となっていることである。そして、もう一つ
の特徴は、リヤハウジング6を貫通して後方に吸入口7
4を有することである。
【0032】大部分が中空の回転軸24の内部には軸方
向の吸入通路65が形成されているが、それを2つの部
分に区画する隔壁75が設けられ、その隔壁75に形成
された開口に、それ自体が中空で内部空間が前記吸入口
74に通じているロータリスライドバルブ73の先端が
挿入されており、その先端の側面に設けられた開口窓7
6が隔壁75との係合位置関係によって開閉され、フロ
ント側の各シリンダ12a〜12eへの冷媒供給を断続
するようになっている。また、ロータリスライドバルブ
73の中間部分の外周にはスプライン77が形成されて
おり、それが回転軸24の右端の中空内面に形成された
スプラインと係合することによって、回転軸24に対し
てロータリスライドバルブ73が同じ回転をしながらも
軸方向には移動可能となっている。ロータリスライドバ
ルブ73を軸方向右へ付勢する圧縮ばね78は隔壁75
との間に装填されている。
【0033】第3実施例においては、吸入口74がリヤ
ハウジング6の中心位置を貫通するように形成されてい
るので、環状の制御ピストン79が設けられる。制御ピ
ストン79は吸入口74を形成するようにリヤハウジン
グ6内に突出している円筒80の外周面に嵌合してお
り、圧縮ばね78の付勢の下にロータリスライドバルブ
73の右端面と接触して一体的に軸方向に摺動すること
ができる。従って、第3実施例における制御圧室は81
として示す環状の空間になるが、制御圧室81や制御ピ
ストン79の作用は、第1実施例及び第2実施例のそれ
らに対応するものと比べて本質的な相違はない。ロータ
リスライドバルブ73に形成されたスリット形の吸入口
48も前述のものと同様なものである。なお、図7中の
82及び83は制御ピストン79のシールのためのOリ
ングを示している。
【0034】第3実施例の圧縮機1bにおいては、リヤ
ハウジング6の中心に設けられた吸入口74から戻り冷
媒が供給され、制御圧室81の制御圧に応じて決まる制
御ピストン79及びロータリスライドバルブ73の軸方
向位置によって、開口窓76が開閉されてフロント側の
シリンダ12a〜12eへの冷媒が供給されたり、停止
されたりする。それによって圧縮機1bの吐出量が1又
は2分の1に切り換えられる。例えば、開口窓76が閉
塞されている状態において、スリット形の吸入口48
と、吸入口47a〜47eとの重なり具合がロータリス
ライドバルブ73の軸方向移動により変化すると、リヤ
側のシリンダ13a〜13eへの冷媒供給量が変化し、
1/2〜0までの吐出量の変化を実現することができ
る。
【0035】
【発明の効果】本発明を実施すれば、斜板型圧縮機を可
変容量とするための簡単な機構を圧縮機にコンパクトに
組み込むことが可能になるので、可変容量機構を含む圧
縮機全体が小型化されるが、それによって必要にして十
分な可変容量機能が得られる。また、可変容量機構自体
の構造が堅牢で作動も確実であるため、従来技術に比べ
て信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による斜板型圧縮機の第1実施例を示す
縦断正面図である。
【図2】図1のII−II線における横断側面図である。
【図3】リヤ側のロータリバルブを概念的に拡大して示
す斜視図である。
【図4】作用を説明するための線図である。
【図5】本発明による斜板型圧縮機の第2実施例を示す
縦断正面図である。
【図6】第2実施例に使用されるストッパの詳細図であ
って、(1) は正面図、(2) は側面図である。
【図7】本発明による斜板型圧縮機の第3実施例を示す
縦断正面図である。
【符号の説明】
1…斜板型圧縮機(第1実施例) 2…シリンダブロック 4…フロントハウジング 6…リヤハウジング 7…通しボルト 15…リヤ側の吐出室 18…フロント側の吐出口 21…リヤ側の吐出口 23…斜板室 24…回転軸 27…斜板 30a〜30e…双頭のピストン 33…バルブシリンダ 34…回転軸の拡径部 35…フロント側の吸入口 36…扇形の開口 37…フロント側の吸入通路 38…半径方向の吸入通路 39…吸入圧室 40…バルブシリンダ 41…リヤ側のロータリバルブ 42…スリット 43…ガイドピン 44…ストッパ 45…切欠き 47…リヤ側の吸入口 48…スリット形の吸入口 49…制御シリンダ 50…制御ピストン 51…制御圧室 52…制御弁 53、54…圧縮ばね 57…ポペットバルブ 59…圧縮ばね 60…ストッパ 61…スリット 62…円筒状部材 64…吸入通路 65…軸方向の吸入通路 66…スライドバルブ 66a…ピストン 67…圧縮ばね 68…ロータリバルブ兼制御ピストン 69…スリット 70…ストッパ 71…ガイドピン 72…圧縮ばね 73…ロータリスライドバルブ 74…吸入口 75…隔壁 76…開口窓 77…スプライン 78…圧縮ばね 79…制御ピストン 80…円筒 81…制御圧室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 27/08 F04B 27/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロント側とリヤ側の互いに対応する位
    置にそれぞれ複数個のシリンダが形成されたシリンダブ
    ロックと、前記シリンダの各対に挿入されてそれらの中
    で往復運動をする複数個の双頭ピストンと、前記シリン
    ダブロック内で前記シリンダと平行に延びている回転軸
    と、前記回転軸に一体的に設けられ、この回転軸と共に
    回転することにより前記複数個のピストンを往復運動さ
    せる斜板と、フロント側又はリヤ側のシリンダブロック
    のいずれか一方の側に形成された前記複数個のシリンダ
    へ圧縮すべき流体を供給する通路に設けられてその通路
    を通る流体の流れを断続する摺動型の開閉バルブと、同
    じく他方の側に形成された前記複数個のシリンダへ圧縮
    すべき流体を供給するための通路を開く時間を変化させ
    てその通路を通る流体の流量を調整するロータリバルブ
    と、前記開閉バルブ及び前記ロータリバルブを駆動制御
    するための制御ピストンと、前記制御ピストンが挿入さ
    れ制御流体圧の供給を受けている制御シリンダとを備え
    ていることを特徴とする可変容量圧縮機。
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