JPH0343687A - 冷媒圧縮機およびその容量制御方法 - Google Patents

冷媒圧縮機およびその容量制御方法

Info

Publication number
JPH0343687A
JPH0343687A JP1175495A JP17549589A JPH0343687A JP H0343687 A JPH0343687 A JP H0343687A JP 1175495 A JP1175495 A JP 1175495A JP 17549589 A JP17549589 A JP 17549589A JP H0343687 A JPH0343687 A JP H0343687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
cylinder
refrigerant compressor
discharge
piston
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1175495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Takao
邦彦 高尾
Kenji Tojo
健司 東條
Toshihiko Fukushima
敏彦 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1175495A priority Critical patent/JPH0343687A/ja
Publication of JPH0343687A publication Critical patent/JPH0343687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍空調装置等に使用される冷媒圧縮機に係り
、特に使用する冷媒が変っても当該圧縮機の性能および
信頼性を十分満足するに好適な冷媒圧縮機に関するもの
である。
〔従来の技術〕
例えば、自動車空調用圧縮機の容量制御方法としては、
特公昭58−4195号、特公昭58−53198号。
特開昭62−674号、実開昭63−113777号な
どの各公報に開示されている。
上記従来技術における圧縮機の容量制御方法は。
斜板の傾転角度(斜板の傾き角度)を変化させて、ピス
トンのストロークを可変し、該圧縮機の吐出容量を制御
するもので、いわゆるピストンのストローク制御単独に
よる容量制御方法を採用している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した圧縮機の冷媒には、クロロフルオロカーボンR
12(以下冷媒R12と称する)が使用されている。冷
媒R12が大気中に放出されると、はとんどが分解され
ずに成層圏に達し、そこで紫外線によって分解された塩
素原子がオゾンを破壊する可能性が訴えられており、そ
の使用量が規制されようとしている。この冷媒R12の
代替冷媒としては、現段階ではR22およびR134a
が候補として上げられる。
R22はR12に比べて、吐出圧力や吐出ガス温度が高
くなる反面、冷凍能力が大きくなる。
例えば、R12の代替冷媒としてR22を上記圧縮機に
適用した場合、作動圧力が高くなることから駆動負荷や
軸受負荷が過大となり圧縮機の信頼性を低下させるとと
もに、冷凍能力が過大となって冷凍サイクルの熱負荷と
のマツチングがとれなくなるなどの問題点が生じる。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、冷媒の種類によらず圧縮機の耐久力の範囲
内で運転を可能にすることによって、圧縮機の信頼性を
確保するとともに、冷凍サイクルの熱負荷に対する適合
を適正化しうる冷媒圧縮機およびその容量制御方法を提
供することを、その目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために5本発明に係る冷媒圧縮機の
構成は、 少なくとも、複数個のシリンダボアが形成されたシリン
ダブロックと、このシリンダブロックの端部に弁板を介
して取り付けられ、かつ内部に吸入室および吐出室を有
するハウジングと、前記シリンダボア内を往復動するピ
ストンとを備えた冷媒圧縮機において、 当該冷媒圧縮機の状態量を検出するセンサ部と、このセ
ンサ部の検出信号を入力とする制御回路と、この制御回
路によって動作する制御モード切換装置とを備えて、前
記シリンダボアの作動気筒数制御を前記ピンストンのス
トローク制御とを切換え制御するように構成したもので
ある。
また、本発明に係る冷媒圧縮機の容量制御方法の構成は
、 少なくとも、複数個のシリンダボアが形成されたシリン
ダブロックと、このシリンダブロックの端部に弁板を介
して取り付けられ、かつ内部に吸入室および吐出室を有
するハウジングと、前記シリンダボア内を往復動するピ
ストンとを備えた冷媒圧縮機において、 当該冷媒圧縮機の状態量を検出するセンサ部を設け、こ
のセンサ部の検出信号に応じて制御モード切換装置を作
動させ、前記シリンダボアの作動気筒数制御と前記ビス
トンストローク制御との切換えを、あらかじめ設定し°
た状態量の設定値との比較によって行うようにしたもの
である。
〔作用〕
本発明によれば、冷凍サイクル熱負荷に応じて該圧縮機
のシリンダボアの気筒数制御とピストンのストローク制
御とを切換制御することができるので、その結果として
、冷媒の種類によらず圧縮機の耐久力の範囲内で圧縮機
の運転を可能となり、圧縮機の信頼性が確保できるとと
もに、冷凍サイクルのマツチングの適正化を図ることが
できる。
〔実施例〕
以下、本発明の各実施例を第1図ないし第8図を参照し
て説明する。
第1図は、本発明を示す動作系統図、第2図は、圧縮機
の状態量と制御モードとの関係を示す説明図、第3図は
、・本発明の一実施例に係る可変ストローク形斜板式圧
縮機の縦断面図、第4図は、第3図のリアカバ部の拡大
断面図、第5図は、第3図および第4図に示した圧縮機
の容量制御方法の動作フローチャートである。
第1図において、冷媒圧縮機10.0はエンジン(図示
せず)のクランク軸とVベルト110.プーリー120
を介して連結され、冷媒圧縮機100の電磁クラッチ1
30が通電されることにより、エンジンの駆動力が冷媒
圧縮機100に伝達される。
冷凍サイクルは、冷媒圧縮機100の他に、冷媒凝縮器
140.レシーバ150.膨張弁160゜冷媒蒸発器1
70を備え、冷媒配管180で連結されている。
冷媒圧縮機100は、ピストンのストロークおよびシリ
ンダボアの気筒数をそれぞれ任意に制御できる構造とな
っている。また、冷媒圧縮機100は、当該圧縮機の作
動状態量を検知するセンサ部190が設置されており、
その状態量としては、圧力、温度、軸受負荷あるいは使
用される冷媒の種類に特徴付けられる物理量等である。
制御回路200は、前記センサ部190からの検出信号
を入力信号として取り込み、その検出値とあらかじめ設
定された設定値とを比較演算し、その判定結果が設定値
を越えると、圧縮機のシリンダボアの気筒数を少なくす
る気筒数制御モードにする指令を、また、設定値以下で
あればピストンのストローク制御モードにする指令を制
御モード切換装置500に与える。
制御モード切換装置500は、制御モード指令を受けて
、シリンダボアの気筒数制御230あるいはピストンの
ストローク制御220のいずれかの制御モードに切換え
る。
第2図(A)〜(D)は、圧縮機の状態量と@l制御モ
ードとの関係を示したものである。
(A)図は、圧縮機の状態量として圧力をとった場合で
ある。この圧力は、例えば圧縮機の吐出圧力とすると、
圧縮機の吐出圧力があらかじめ設定された設定値を越え
ると、シリンダボアの気筒数を少なくする気筒数制御を
行う。また、設定値以下であればピストンのストローク
制御を行うものである。
(B)図は、圧縮機の状態量として温度を検出した場合
を示す。この温度は、例えば圧縮機の吐出ガス温度であ
るとすると、圧縮機の吐出ガス温度があらかじめ設定さ
れた設定値を越えると、気筒数制御モードに切換ねり、
設定値以下であればストローク制御モードに切換ねる。
なお、上記説明では、圧力および温度の検出位置を圧縮
機の吐出側としたが、本発明はこの限りではなく、例え
ば、圧縮機の吸入側、冷媒蒸発器の出口、および冷媒凝
縮機の入口での圧力および温度を検出して、圧縮機の容
量制御モードを切換えても良い。
次に、(C)図は、圧縮機の状態量として当該圧縮機駆
動軸の軸受に作用する軸受負荷を検出した場合を示す。
例えば、ガス圧縮荷重を支持するスラスト軸受荷重を検
出して、その荷重があらかじめ設定された設定値を越え
ると、気筒数制御モードに切換おり、設定値以下であれ
ばストローク制御モードに切換ねる。
なお、軸受荷重はスラスト軸受荷重でなくても、例えば
ラジアル軸受荷重でも良い。
(D)図は、圧縮機の状態量として、冷凍サイクルに使
用されている冷媒の種類、例えばR12゜R22とかを
検出した場合を示す。冷媒の検出手段としては、直接的
な検出方法として誘電率の変化を利用した静電容量セン
サを冷媒の液ラインで検出する。また、間接的な検出方
法としては、圧縮機の吐出圧力や軸受負荷を検出する。
例えば、R12とR22の吐出圧力を同一凝縮温度で比
較すると、R22はR12の1.6倍も吐出圧力が高く
なる。このことはガス圧縮に伴う圧縮荷重が増大するた
め軸受荷重もR12に比べてR22の方が大きくなる。
このような検出方法を用いて、使用している冷媒を検知
して、使用している冷媒がR22の場合には、気筒数制
御モードに切換え、R12であればストローク制御モー
ドに切換える。
第3図は、本発明を適用した可変ストローク形斜板式圧
縮機の構造を示す。
第3図は、斜板傾転角が最大、つまりビストンストロー
クが最大となっている状態を示している。
ハウジングは、フロントハウジング1およびシリンダブ
ロック2からなる。すなわち2円筒状のシリンダブロッ
ク2の一端側には、お椀状のフロントハウジング1が設
置されて固定されている。
これらの断面中央部にはラジアル針状コロ軸受18.1
9を介して主軸13が回転自在に支承されている。
フロントハウジング1内には、斜板の存在する斜板室1
0が形成されている。シリンダブロック2内には主軸1
3を中心として主軸13の軸線と平行に複数のシリンダ
ボア33が円周方向に配置されている。
主軸13には、圧入あるいはビン11により結合、また
は塑性結合などによりドライブプレート14が固定され
ている。このドライブプレート14は斜板本体12と共
に斜板を構成する。すなわち。
斜板をドライブプレート14と斜板本体12に分割し以
下述べる構成をとることにより斜板本体上2の傾斜角(
斜板傾転角)を変化させピストンのストロークを変化さ
せることができるものである。すなわち、このドライブ
プレート14には耳部141が形成され、この耳部14
1にカム溝142が設けられている。カム溝142内に
は、斜板側のピボットビン16が移動可能に取付けられ
てる。また、ドライブプレート14の耳部141と斜板
耳軸121とは互いに側面が接触するような構造になっ
ている。これにより、主軸13の回転によりドライブプ
レート14が回転すると、ドライブプレート14上の耳
部141から斜板耳軸121に回転力が与えられ、斜板
本体12が回転する。なお、ドライブプレート14に形
成されたカム1142は、一つの閉曲線からなる縁を有
しピボットピン16がこのカム溝142内を移動しても
ピストン31の上死点位置が変らないような曲線に形成
されている。
主軸13には、スリーブ15が主軸13に対して軸方向
に滑動可能に組み込まれている。このスリーブ15と斜
板本体12とはスリーブピン17により連結され、スリ
ーブ15に対して斜板本体12がスリーブビン17の回
りに回転自在なように締結されている。このとき、スリ
ーブ15が図中右方向に滑動する斜板本体12の傾斜は
小さくなる。
なお、主軸13の回転により、ドライブプレート上4.
斜板本体12.スリーブ15が共に回転する。
斜板本体12には、ボールベアリング23を介してピス
トンサポート21が接触するように保持されている。す
なわち、斜板本体12に固定されてスペーサ221およ
び止め輪22によりボールベアリング23に与圧を付加
し、ボールベアリング23が斜板本体12に対し回転方
向に相対的に移動しないように斜板本体上2のハブ部1
22に固定されている。
さらに、ピストンサポート2工は突起部211により、
ボールベアリング23に対して第3図の右方向へ移動を
規制され、しかも斜板本体12との間に設置されたスラ
ストベアリング25により、同図の左方向への移動も規
制されている。また、ピストンサポート21の下側位置
で、かつ半径方向にサポートピン26が圧入、ねじ込み
、あるいは塑性結合などの方法で固定されている。この
サポートピン26には、スライドボール27.スライド
ボール27の外周面に当接する内面が球面状であり、外
周面が円筒形状のスライドシュー29が装着され、サポ
ートピン26は軸方向案内溝28に対し回転および滑動
可能になっている。
このようにして、このスライドシュー29は、フロント
ハウジング1の内周部に設けられた前記軸方向案内溝2
8内を往復運動する。これにより前記ピストンサポート
21が主軸13の回りに回転しないよう軸回りの運動を
規制する。
ピストンサポート21には、コンロッド32の一端が保
持されている。すなわち、コンロッド32は、一つのス
テム部323の両端にボール部321.322が溶接等
で結合されて形成される。
そしてこのコンロッド32の一端、すなわちボール32
1がピストンサポート21に保持される。
この保持はボール321の中心口りに回転自在におこな
われる。他端、すなわちボール322も同様にボール3
22の中心口りに回転自在に、かしめ等の方法によって
ピストン31に保持されている。このようにコンロッド
32とピストン31は複数個存在する。
この複数個のピストン31は、前記シリンダブロック2
に設けられた複数のシリンダ33内に往復動自在に嵌合
されて組み込まれている6なお、ピストン31にはピス
トンリング34.35が装着されている。
シリンダブロック2の右側には、吸入弁板5゜シリンダ
ヘッド4.吐出弁装置6.パツキン7゜およびリアカバ
3が配置されている。さらに、このシリンダブロック2
は、フロントハウジング1と一体にボルト(図示せず)
などで固定されている。フロントハウジング1とシリン
ダブロック2との気密はOリング38によって保たれて
いる。
リアカバ3とシリンダブロック2とはOリング39で気
密が保たれている。
次に、斜板傾転角度の上限と下限を規制する構造につい
て述べる。斜板傾転角が小から大なる方向に作動する過
程においては、スリーブ15は主軸13上を第3図で右
から左の方向にスライドする。これによって斜板本体1
2はスリーブピン17を中心に時計方向に傾転する。そ
して、斜板傾転角度が最大(ビストンストロークが最大
)となると、ドライブプレート14上に主軸に対して対
称な位置に2箇所設置した傾転規制部(図示せず)と、
斜板本体上2上に主軸に対して対称な位置に2箇所設置
した傾転規制部(図示せず)とが当接する。このとき、
スリーブ15とドライブプレート14、およびピボット
ピン16とカム溝142とには適当な間隙を設けている
ため、各部材がショートすることを回避している。
また、斜板傾転角度が最小(ビストンストロークが最小
)時には主軸13上に設置した止め輸132およびばね
47にスリーブ15の右端部を当接することによって、
最小ストロークの位置を規制している。主軸13上に、
ドライブプレート14とスリーブ15との間に設置した
ばね48と、スリーブ15と止め輸132との間に設置
したばね47とは、それぞれビストンストロークを最小
方向および最大方向に付勢するように設けられている。
ガスを圧縮する際に主@13に作用する左方向のスラス
ト力(軸方向の力)は、前記ドライブプレート↓4を経
てフロントハウジング1の間に設置したスラストベアリ
ング42で支持される。また主軸13に作用するラジア
ル力(半径方向の力)は、フロントハウジング↓および
シリンダブロック2の軸受ハウジング20内にそれぞれ
設けられた2個のラジアル針状コロ軸受19,18で支
持される。主軸13の後端部には、スラストベアリング
201がねじ部材202によってシリンダブロック2の
軸受ハウジング20に固定されている。
前記スラストベアリング42に使用されているスラスト
レースの厚さとねじ部材202の締付力とによって、こ
の圧縮機のトップクリアランス(ピストン31が上死点
にあるとき、ピストン31の頭部と吸入弁5の間隙とし
て定義される)を調整できるようになっている。
リアカバ3には吸入口(図示せず)と吐出口(図示せず
)が設けられている。この吸入口は吸入通路301とつ
ながり、制御弁400を経て吸入室8につながっている
。この吸入室8および吐出室9は、それぞれ吸入弁板5
と吐出弁装置6を介して各々吸入ポート401.吐出ポ
ート402に通じている。これらの吸入ポート401.
吐出ポート402は、各々シリンダボア33に対応して
シリンダヘッド4に開口されている。
前記制御弁400の上流側とフロントハウジング1内の
斜板室10とは圧力を同じにするために連通されている
。すなわち、リアカバ3.止めビン45およびねじ部材
202の中心部に設けられた各々の導通路303.46
および203と、主軸13の中心部に設けられた通路1
31と、この通路131に接続しドライブプレート14
に半径方向に開口する通路143とにより連通している
他方、制御弁400の下流側は、吸入室8に通じている
次に、制御弁400の構造について第3図および第4図
を用いて述べる。
ピストン状のメインバルブ410は、吸入通路301と
吸入室8とを結ぶ流路に設置され、メインバルブばね4
12とともに、メインバルブケース411内に挿入され
ている。前記メインバルブケース411は○リング41
4,415によって前記リアカバ3に固定されており、
メインバルブ410とともに制御弁下流路413を形成
している。前言己メインバルブばね412によりメイン
バルブ410の弁開度が増加するように付勢されている
。また、このメインバルブ410のばね412と反対側
には、ベローズ420を収納するベローズ室421が形
成されており、このベローズ室421と前記吸入通路3
01とは均圧孔422で連通されている。ベローズ室4
21を形成しているケース423の外壁とリアカバ3に
は均圧路424が設けられており、リアカバ3に設けら
れた前記導通路303と連通している。したがって、前
記斜板室10.ベローズ室421および吸入通路301
は同じ圧力となり、圧縮機の吸入圧力と同じ圧力に保た
れていることになる。
パイロットバルブ430は、パイロットバルブばね43
1でベローズ420に押しつけられている。ベローズ4
20にはベローズばね425が。
ベローズ420を伸ばす方向に付勢されて設置されてい
る。パイロットバルブ430が設けられているパイロッ
トバルブ室432は、連通路440によってメインバル
ブ410の頭部と連通している。ここで、上記に説明し
た制御弁400は、該圧縮機のピストンのストローク制
御を行わしめるためのものである。
次に、制御モード切換装fit500の構成について第
3図および第4図を用いて説明する。
スプールバルブ510にはシールリング511が2箇所
設置されており、スプールバルブばね512によって、
同図下側方向に付勢されて設置されている。このスプー
ル510によって、作動室513,523が仕切られて
いる。スプールバルブばね512の反対側にある作動室
513は、連通路514によって前記パイロットバルブ
室432と連通している。
プランジャ516の先端には、ボールバルブ515が設
けられており、内側にはプランジャばね517がボール
バルブ515を前記作動室513の逆方向に付勢するよ
うに設置されている。前記プランジャ516の外周側に
はソレノイド518が配置されている。ボールバルブ5
15を収納しているボールバルブ室520は連通孔51
9および連通路521によって前記吐出室9と連通して
いる。また、前記連通路521は、前記スプールバルブ
510の動作位置によって、連通路522を介して前記
吸入室8と連通している。
次に、シリンダボアの気筒数制御機構について述べる。
前記吐出室9には、吐出弁装置6.逆止弁装置64、お
よび吐出弁アンロード装置65が設けられている。
吐出弁装置6は、吐出弁本体61.吐出弁ばね62、お
よび吐出弁本体61の案内溝63から構成されている。
また、逆止弁装置64は、逆止弁本体66、逆止弁ばね
67、逆止弁ケース68、および連通孔69から構成さ
れている。
吐出弁アンロード装置65は、該吐出弁アンロード装置
65の背後にかかる圧力、すなわち前記連通路521の
圧力によって作動するような構造であり、例えばダイヤ
フラム、ベローズあるいはスプールバルブ等で構成され
ている。この吐出弁アンロード装置65は、制御するシ
リンダに対応して設置される。
以上述べた構成とすることによって、電磁クラッチ13
0に通電すると、エンジン(図示せず)により、この圧
縮機の主軸13に騙動力が入力され、ドライブプレート
14および斜板本体12が回転し、主軸13の回転軸に
対しピストンサポート21が揺動運動する。この揺動運
動はいわゆるみそすり運動とよばれるもので、丸い器の
中に入った液体に円運動を与えたときに液面のおこなう
運動に似ている。この揺動運動によってピストン31が
シリンダ33内を往復運!l](主軸13の軸方向に平
行な直線運動)することになる。
第1,3図ならびに第5図の動作フローチャートを参照
してピストンのストローク制御モード運転動作について
説明する。
センサ部190にて検出された値が制御回路200に入
力され、その値が設定値以下であれば、制御回路200
からの出力は、ストローク制御モード信号となり、ソレ
ノイド518の印加電圧がOFFとなる。よって、プラ
ンジャばね517のばね力によりボールバルブ515が
開となる。吐出室9の吐出圧力が、連通路521および
連通孔519を介してスプールバルブ510の頭部に作
用するため、スプールバルブ5↓Oを押し上げる。
その結果、作動室513と連通路514が連通し、パイ
ロットバルブ室432内は吐出圧力下となる。
このとき、スプールバルブ510により連通路522は
閉じられている。また、連通路521内の圧力が吐出圧
力であるため、吐出弁アンロード装置65は作動せず、
吐出弁本体61は吐出弁ばね62によって吐出ポート4
02に付勢され、吐出弁として作動する。また、逆止弁
装置64も。
逆止弁本体66の前後の圧力差による力が)デ止弁ばね
67のばね力より大となるため、吸入室8との連通孔6
9を閉じる。すなわち、ピストンの気筒数制御は行われ
ない。
上記状態において、蒸発器の熱負荷が減少すると、圧縮
機の吸入圧力、ひいては吸入通路301内の圧力が低下
するため、ベローズ420が伸長する。その結果、パイ
ロットバルブ30が開いて。
パイロットバルブ室432の吐出圧力が、連通路440
を介してメインバルブ4.10に作用し、メインバルブ
410を押し下げる。よって、制御弁下流路413が絞
られため、吸入室8内の圧力。
すなわち吸入ポート401直前の圧力が低下することに
なる。その結果、ピストン31の前後の圧力差(斜板室
10内の圧力と吸入ポート直前の圧力との差)が増大す
るため、斜板傾転角が減少し、ピストン31のストロー
クが減少してビストンストローク制御モード運転となる
蒸発器の熱負荷が増大する場合には、上記説明とは逆に
なる。つまり、熱負荷が増大→吸入通路301内の圧力
が上昇→ベローズ420が収縮→パイロットバルブ43
0が閉→メインバルブ410の背圧低下→制御弁下流路
413が開→ビス1−ン前後差圧が減少→斜板傾転角が
増大→ピストン31のストロークが大となる。
次に、第4図ならびに第5図の動作フローチャートを参
照してシリンダボアの気筒数制御モード動作について説
明する。
前記センサ部190の検出値が設定値を越えると、制御
回路200からの出力は、シリンダボアの気筒数制御モ
ード信号となり、ソレノイド518の印加電圧がONと
なる。するとボールバルブ515が閉じるのと、連通路
522′によってスプールバルブ510の作動室523
が吸入室8と常時連通していることによって、スプール
バルブ510はスプールバルブばね412によって押し
下げられ、スプールバルブ510によって連通路514
が閉じられるとともに、連通路5222作動室523が
低圧室8と連通ずることになる。したがって、連通路5
21内の圧力が低下して吸入圧力となるため、吐出弁ア
ンロード装置65が作動し、逆止弁本体66が開き、吐
出弁本体61が吐出ポート402から離脱する。
吐出室9内の圧力は、連通路522,521によって吸
入室8と同じ圧力となっている。よって逆止弁装置64
の逆止弁本体66が逆止弁ばね67によって押し上げら
れて連通孔69が開くため、圧縮されずに吐出室9に吐
出された冷媒は、連通孔69を介して吸入室8内に流入
する。
すなわち、上記吐出弁装置6に対応するシリンダボア3
3内でのピストンの圧縮仕事をアンロードさせることに
より、シリンダボアの気筒数制御を行わせるものである
ここで、シリンダボアの気筒数制御が行われているとき
の前記制御弁4の動作について述べる。
シリンダボアの気筒数制御するときは、熱負荷が高いと
きか、使用冷媒がR22であるときであるから、この場
合には吸入通路301内の圧力が高くなり、ベローズ室
421の圧力が上昇するので、パイロットバルブ430
が閉じる。その結果、連通路440を介して連通してい
るメインバルブ410の頭部の圧力が低下するため、メ
インバルブばね412によりメインバルブ410が押し
上げられて制御弁下流路413が全開となる。したがっ
て、前述したようにピストン前後の圧力差が減少するた
め斜板傾転角が最大、つまりピストンのストロークが最
大の状態で運転されることになる。
以上の第■実施例は、斜板室の圧力を一定にして制御弁
によりシリンダ吸入口の圧力を斜板室の圧力よりも低下
させることにより斜板傾転角、すなわちピストンのスト
ロークを変える方式の可変容量層斜板式圧縮機について
なされたものであるが、他の方式、すなわち特公昭58
−4195号公報あるいは特公昭58−53198号公
報などに開示されているように、シリンダ入口の圧力を
一定としてブローバイガスあるいは吐出ガスを導いて斜
板室の圧力を高めピストン前後差圧を得て斜板傾転角の
制御を行う方式の可変容量層斜板式圧縮機についても同
様の効果を得ることができる。
また、第1実施例においてシリンダボアの気筒数制御手
段として吐出弁装置をアンロードする方法を示したが、
他の方式、例えば吸入弁装置をアンロードする方法や、
圧縮行程中のガスをバイパスする方法等でも同様の効果
を得ることができる。
第6図は、本発明の他の実施例に係るビストンストロー
ク固定形斜板式圧縮機の縦断面図である。
第6図において、51.52はシリンダブロックであり
、互いに対称な形状のシリンダブロック51.52が2
個突合せられることによって、圧縮機本体53を構成し
ている。各シリンダブロック51.52には複数個のシ
リンダボア51a。
52aが形成され、これらシリンダボア51a。
52aに両頭のピストン54が摺動可能に嵌合されてい
る。
圧縮機本体53の中心孔53aには駆動軸56が挿通さ
れ、軸受57,58によって回転可能に支承されている
。また、圧縮機本体53の中央部には隔壁59によって
区画された斜板室60が形成され、この斜板室60内に
収容された斜板6↓が前記駆動軸56とスプリングピン
62によって固着されるとともにスラスト軸受63.6
4によつて支承されている。斜板61には前記各ピスト
ン54が2対のシュー65およびボール66を介して係
留され、該斜板61の回転によって往復動される。
一方、前記各シリンダブロック51.52の端面にはそ
れぞれサクションバルブプレー1−67 。
68、シリンダヘッド69.70およびガスケット71
.72を介在してフロントおよびリヤの各ハウジング7
3.74が固定され、各ハウジング73.74は吸入室
75.76および吐出室77゜78を有している。各シ
リンダヘッド69.70には前記各シリンダボア51a
、52aに対応させて複数個ずつの吸入ポート69a、
70aおよび吐出ボート69b、70bが形成されてい
る。
サクションバルブプレート67.68と共同して複数個
の吸入弁79.80を構成している。
フロント側のシリンダヘッド69にはシリンダボア51
aに対して複数個のディスチャージバルブと共同して複
数個の吐出弁8工が設置されている。
一方、リア側のシリンダヘッド70には、吐出弁装置6
が吐出弁アンロード装置65を介して設定されている。
また、リアハウジング74には前記吐出室78と前記吸
入室76との間に逆止弁装置64が設置されている。
前記吐出弁アンロード装置65は、連通孔521にて制
御モード切換装置1t500および制御回路200と接
続されている。
ここで、上記した吐出弁装置i!6.吐出弁アンロード
装置65.逆止弁装置64.制御モード切換装置500
および制御回路200の構成および作用は先の第1実施
例の構成および作用と同様であるため、その説明は省轄
する。
前記駆動軸56はフロントハウジング73の中央部を貫
通して外部に突出し、この突出端において駆動源に接続
される。また、駆動軸56とフロントハウジング73と
は軸封装置83によって気密が保たれている。
以上述べた構成とすることによって、駆動源(図示せず
)によりこの圧縮機の駆動軸56に動力が伝達されると
、斜板61が回転し、駆動軸56の回転軸に対して揺動
運動する。この斜板6エの揺動運動によってピストン5
4がシリンダボア51a、52a内を往復運動する。
冷凍サイクル(図示せず)から帰還した冷媒は、吸入口
(図示せず)から吸入室75.76に流入し、シリンダ
ヘッド69.70の吸入ポート69a、70aおよびサ
クションバルブプレート67゜68の吸入弁79.80
を経てシリンダボア51a、52a内に流入する、ピス
トン4により圧縮された冷媒は、シリンダヘッド69.
70の吐出ボート69b、70bおよび吐出弁81.吐
出弁装置6を経てフロントおよびリアの各ハウジング7
3.74内に形成された吐出室77.78に吐出され、
吐出口(図示せず)から冷凍サイクル(図示せず)へ吐
出される。
センサ部190にて検出された値が制御回路200に入
力され、その値が設定値以下であれば制御回路200か
らの出力は、気筒数制御を行わない100%容量運転モ
ード信号となる。
制御モード切換装[500は、連通路521を介して吐
出弁アンロード装置65を作動停止状態とするので吐出
弁装置6は通常に作動する。よって同圧縮機は100%
容量で運転される。
前記センサ部190の検出値が設定値を越えると、制御
回路200からの出力は、シリンダボアの気筒数制御モ
ード信号となる。吐出弁アンロード装置65が連通路5
21を通して制御モード切換装置500によって作動す
るため、吐出弁装置6の吐出弁本体(図示せず)が吐出
ボート70bから離脱するため、その吐出弁装置6に対
応するシリンダボアをアンロードすることになる。例え
ば、リア側のシリンダブロック52のシリンダボア52
aを全てアンロードすれば50%容量運転が可能となる
したがって、固定ストローク形の斜板式圧縮機において
も容量制御を行うことができる。
次に第7図は、本発明のさらに他の実施例に係るストロ
ーク固定形の揺動式圧縮機の縦断面図である。
第7図において、2Aは、一端に軸線の円周上に等角度
間隔に配設した複数のシリンダボア33Aを有するシリ
ンダブロックであり、他端開口部には、中央に主軸13
Aをラジアルベアリング19Aを介して支承するフロン
トハウジングIAを配設し、他端開口部を閉塞する。フ
ロントハウジングLAの内壁とシリンダブロック2Aの
間に形成される密閉空間を斜板室10Aとし、該斜板室
10A内に延在する主軸13Aの端部に一端面を回転中
心軸に対して傾斜させた楔形ロータ(斜板)12Aをス
ラストベアリング24Aを介して嵌着する。
楔形ロータ(斜板)12Aの傾斜面側には、該傾斜面と
対向する面とは反対側の面の径方向端部に両端に球部を
有するフンロッド32Aの一端を回転自在に固着した揺
動体85をスラストベアリング25Aを介して装着して
いる。このコンロッド32Aの他端は、前記シリンダボ
ア33A内に設けたピストン31Aに連接固着されてい
る。
シリンダブロック2Aの他端には、吸入弁と一体化した
サクションバルブプレート5Aおよびシリンダヘッド4
Aを介してリヤハウジング3Aが重ね合わされている。
このリヤハウジング3Aは周辺部に吸入室8A、中央部
に吐出室9Aを有したものである。
リヤハウジング3Aの端部88には、冷媒を吸入室8A
に導入するための吸入口91と、吐出室9Aの冷媒を外
部に導出するための吐出口92とが設けられている。前
記シリンダヘッド4Aには複数個のシリンダボア33A
に対応してそれぞれ吸入ポート401Aおよび吐出ポー
ト402Aが開口されている。
複数個の吐出ポート402Aに対して少なくとも1個以
上の吐出弁装置6と吐出弁が設けられている。また、上
記吐出弁装置6に対応して吐出弁アンロード装置65が
設置され、この吐出弁アンロード装置65は連通孔52
1を通して制御モード切換装置500および制御回路2
00に接続されている。
吐出弁アンロード装置65が設けられた吐出室9Aと吸
入室8Aとの間には逆止弁装置64が設置されている。
ここで、上記した吐出装置6.逆止弁装置64゜吐出弁
アンロード装置65.制御モード切換装置500および
制御回路200の構成および作用は先の第1実施例で説
明した構成および作用と同じであるため、その説明を省
略する。
上記のように構成してなる圧縮機は、主軸13Aに外部
から回転駆動力が伝達されると、楔形ロータ(斜板)1
2Aも同時に回転運動をおこなう。
これは揺動体85にも伝達されるが、揺動体85は揺動
傘歯車87とシリンダブロック中央に固定された固定傘
歯車86との噛み合わせによって回転が阻止されている
ので、楔形ロータ(斜板)12Aの傾斜面によって生ず
る揺動運動をおこなう。そして、この揺動運動によって
ピストン31Aを往復運動させて、冷媒の吸入、圧縮お
よび吐出を行なっている。
センサ部190で検出された値が設定値以下であれば、
制御回路200からの出力は100%容量運転モード信
号となる。制御モード切換装置500は連通路521を
介して吐出弁アンロード装置65を作動停止状態とする
ので吐出弁装置6は通常に作動し、逆止弁装置64も閉
となるので、同圧縮機は100%容量で運転される。
前記センサ部190の検出値が設定値を越えると、制御
回路200からの出力は、シリンダボア33Aの気筒数
制御モード信号となる。吐出弁アンロード装置65が連
通路521を通して制御モード切換装置500によって
作動するため、吐出弁装置6の吐出弁本体(図示せず)
が吐出ポート402Aから離れるため、その吐出弁装置
6に対応するシリンダボアをアンロードすることができ
る。
したがって、固定ストローク形の揺動式圧縮機において
も容量制御を行うことができる。
次に、第8図は、本発明のさらに他の実施例に係る冷媒
圧縮機のシリンダブロックの断面図であり、第3図の冷
媒圧縮機の使用冷媒をR12からR22に変えた場合に
好適な実施例を説明するものである。
シリンダブロック2には6個のシリンダボア33 (a
)〜33 (f)が形成されており、そのうち3個のシ
リンダボア33(a)、33(b)。
33(c)は、そのボア面積が他のシリンダ33(d)
33(e)、33(f)の面積の約60%に相当する直
径を有している。例えば、シリンダライナ90(a)、
90(b)、90(c)を圧入してボア径を小さくして
いる。
前記ボア径の大きいシリンダボア33 (d)。
33(e)、33(f)に対応した吐出ポートには第3
図で説明したように吐出弁装置6.逆止弁装置64、お
よび吐出弁アンロード装置65が設けられており、制御
モード切換装置500ならびに制御回路200に接続さ
れている。
上記構成において、センサ部190の検出信号が設定値
が超えた場合には、吐出弁アンロード装置65および逆
止弁装置64が作動してシリンダボア33(d)、33
(e)、33(f)のアンロード運転を行う。
したがって、小径のシリンダボア33 (a)。
33(b)、33(c)で圧縮動作を行うことができる
ため、該圧縮機の駆動負荷および軸受負荷が低減できる
という本実施例特有の効果がある。
なお、第8図において、36 (a) 〜36(f)が
ガス導通路である。
以上述べた各実施例は、ピストン、シリンダを有するレ
シプロ式圧縮機について説明したが1本発明はこれに限
るものではなく、例えば、ベーン形圧縮機にも適用でき
る。
次に、特に図示しないが、ベーン形圧縮機の容量制御に
ついて説明する。
ベーン形圧縮機の圧縮室の構成は、既に知られたいるよ
うに、軸に固着されたロータ内に外周方向に滑動可能な
複数のベーンが配設され、シリンダ(またはカムリング
)内に設けられて、プレートによって該シリンダ両端面
を閉塞して複数の圧縮室を形成するものである。例えば
、楕円形のシリンダ内に複数のベーンを有するロータが
挿入された形式の圧縮機では5ロータとシリンダで形成
される圧縮室の数は2個となる。それぞれ該圧縮室に連
通ずるように吸入ボート、吐出ボートおよび吐出弁装置
が設置されている。
上記構成とすることによって、検出値が設定値を超えた
場合には上記吐出弁装置のうち工箇所の吐出弁装置をア
ンロードする。あるいは上記2個の吸入ボートのうち1
個の吸入ボートを閉塞あるいは当該吸入ポートに連通し
ている吸入通路内を閉塞することによって吸入アンロー
ドとする。これによって当該圧縮機の容量を50%とす
ることができる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明によれば。
冷媒の種類によらず圧縮機の耐久力の範囲内で運転を可
能にすることによって、圧縮機の信頼性を確保するとと
もに、冷凍サイクルの熱負荷に対する適合を適正化しう
る冷媒圧縮機およびその容量制御方法を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明を示す動作系統図、第2図は、圧縮機
の状態量と制御モードとの関係を示す説明図、第3図は
、本発明の一実施例に係る可変ストローク形斜板式圧縮
機の縦断面図、第4図は、第3図のリアカバ部の拡大断
面図、第5図は、第3図および第4図に示した圧縮機の
容量制御方法の動作フローチャート、第6図は、本発明
の他の実施例に係るビストンストローク固定形斜板式圧
縮機の縦断面図、第7図は、本発明のさらに他の実施例
に係るストローク固定形の揺動式圧縮機の縦断面図、第
8図は、本発明のさらに他の実施例に係る冷媒圧縮機の
シリンダブロックの断面図である。 2.2A・・・シリンダブロック、4,4A・・・シリ
ンダヘッド、5・・・吸入弁板、6・・・吐出弁装置、
8゜8A・・・吸入室、9,9A・・・吐出室、12・
・・斜板本体、12A・・・楔形ロータ、13.13A
・・・主軸、14・・・ドライブプレート、31,3↓
A・・・ピストン、33.33A・・・シリンダボア、
51.52・・・シリンダブロック、54・・・ピスト
ン、61・・・斜板、′65・・・吐出弁アンロード装
置、75.76・・吸入室、77.78・・・吐出室、
100・・・冷媒圧縮機、190・・・センサ部、20
0・・・制御回路、400・・・制御弁、401.40
1A・・・吸入ボート、402゜402A・・・吐出ポ
ート、500・・・制御モード切換装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも、複数個のシリンダボアが形成されたシ
    リンダブロックと、このシリンダブロックの端部に弁板
    を介して取り付けられ、かつ内部に吸入室および吐出室
    を有するハウジングと、前記シリンダボア内を往復動す
    るピストンとを備えた冷媒圧縮機において、当該冷媒圧
    縮機の状態量を検出するセンサ部と、 このセンサ部の検出信号を入力とする制御回路と、 この制御回路によつて動作する制御モード切換装置とを
    備えて、 前記シリンダボアの作動気筒数制御を前記ピストンのス
    トローク制御とを切換え制御するように構成した ことを特徴とする冷媒圧縮機。 2、少なくとも、複数個のシリンダボアが形成されたシ
    リンダブロックと、このシリンダブロックの端部に弁板
    を介して取り付けられ、かつ内部に吸入室および吐出室
    を有するハウジングと、前記シリンダボア内を往復動す
    るピストンとを備えた冷媒圧縮機において、当該冷媒圧
    縮機の状態量を検出するセンサ部を設け、 このセンサ部の検出信号に応じて制御モード切換装置を
    作動させ、 前記シリンダボアの作動気筒数制御を前記ピストンのス
    トローク制御との切換えを、あらかじめ設定した状態量
    の設定値との比較によつて行う ことを特徴とする冷媒圧縮機の容量制御方法。 3、検出する冷媒圧縮機の状態量が、当該圧縮機の吐出
    圧力であり、その検出した吐出圧力が設定値を超えると
    シリンダボアの作動気筒数を少なくし、設定値以下であ
    ればピストンのストロークを変えるように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の冷媒圧縮機の容量制御方法
    。 4、検出する冷媒圧縮機の状態量が、当該圧縮機の吐出
    温度であり、その検出した吐出温度が設定値を超えると
    シリンダボアの作動気筒数を少なくし、設定値以下であ
    ればピストンのストロークを変えるように制御すること
    を特徴とする請求項2記載の冷媒圧縮機の容量制御方法
    。 5、検出する冷媒圧縮機の状態量が、当該圧縮機駆動軸
    の軸受負荷であり、その検出した軸受負荷が設定値を超
    えるとシリンダボアの作動気筒数を少なくし、設定値以
    下であればピストンのストロークを変えるように制御す
    ることを特徴とする請求項2記載の冷媒圧縮機の容量制
    御方法。 6、検出する冷媒圧縮機の状態量が、当該圧縮機に使用
    される冷媒の種類により特徴付けられる物理量であるこ
    とを特徴とする請求項2記載の冷媒圧縮機の容量制御方
    法。 7、吸気ポートと吐出ポートとを備えたシリンダと、こ
    のシリンダ内に半径方向に進退可能な複数のベーンが配
    設してなるロータと、前記シリンダの両側面を塞ぐよう
    に設置されたリア側プレートおよびフロント側プレート
    により少なくとも2つ以上の圧縮室を形成し、この圧縮
    室内で前記ベーンの進退にともない吸入、圧縮、吐出を
    行うベーン形圧縮機において、 所定の圧力を超えると、前記少なくとも2つ以上の圧縮
    室のうち少なくとも1つの圧縮室の吸気ポートを閉塞す
    るように制御回路を構成したことを特徴とするベーン形
    圧縮機。
JP1175495A 1989-07-10 1989-07-10 冷媒圧縮機およびその容量制御方法 Pending JPH0343687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1175495A JPH0343687A (ja) 1989-07-10 1989-07-10 冷媒圧縮機およびその容量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1175495A JPH0343687A (ja) 1989-07-10 1989-07-10 冷媒圧縮機およびその容量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0343687A true JPH0343687A (ja) 1991-02-25

Family

ID=15997042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1175495A Pending JPH0343687A (ja) 1989-07-10 1989-07-10 冷媒圧縮機およびその容量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0343687A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328494B1 (ko) * 2000-02-01 2002-03-16 손재설 광고용 전광판
CN106642777A (zh) * 2017-01-22 2017-05-10 广东美的制冷设备有限公司 双缸压缩机空调器及其制冷方法
CN109357452A (zh) * 2018-10-19 2019-02-19 珠海格力电器股份有限公司 压缩机缸体切换检测方法和装置、空调
US11639785B2 (en) 2013-07-12 2023-05-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
WO2023188816A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 川崎重工業株式会社 回転斜板式液圧ポンプ
WO2023188817A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 川崎重工業株式会社 回転斜板式液圧ポンプ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100328494B1 (ko) * 2000-02-01 2002-03-16 손재설 광고용 전광판
US11639785B2 (en) 2013-07-12 2023-05-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Light-emitting device
CN106642777A (zh) * 2017-01-22 2017-05-10 广东美的制冷设备有限公司 双缸压缩机空调器及其制冷方法
CN109357452A (zh) * 2018-10-19 2019-02-19 珠海格力电器股份有限公司 压缩机缸体切换检测方法和装置、空调
WO2023188816A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 川崎重工業株式会社 回転斜板式液圧ポンプ
WO2023188817A1 (ja) * 2022-03-31 2023-10-05 川崎重工業株式会社 回転斜板式液圧ポンプ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4586874A (en) Refrigerant compressor with a capacity adjusting mechanism
US5017096A (en) Variable capacity compressor
JPH07119631A (ja) 斜板型可変容量圧縮機
US5873704A (en) Variable capacity refrigerant compressor
US6227814B1 (en) Reciprocating type refrigerant compressor with an improved internal sealing unit
KR100212769B1 (ko) 변화가능한 용적형 압축기
JPH0138192B2 (ja)
JP3280696B2 (ja) 可変容量圧縮機
JP2001221157A (ja) 可変容量圧縮機
EP2354548B1 (en) Variable displacement type reciprocating compressor
JPH0343687A (ja) 冷媒圧縮機およびその容量制御方法
KR20160108244A (ko) 용량 가변형 사판식 압축기
JP3490557B2 (ja) 容量可変圧縮機の容量制御装置
US11286919B2 (en) Variable displacement swash plate type compressor
JP4934921B2 (ja) ピストン式容量可変型流体機械
KR960012113B1 (ko) 냉매 압축기
KR102547594B1 (ko) 가변 용량 사판식 압축기
JPH03134268A (ja) 可変容量式斜板型圧縮機
JP2000018154A (ja) 往復動型圧縮機
JPH04321779A (ja) 斜板型可変容量圧縮機
EP0945618B1 (en) Displacement control valve for use in a variable displacement compressor
JP2008144701A (ja) 可変容量型往復動圧縮機
JP2002031058A (ja) 往復式冷媒圧縮機
JPS6291672A (ja) 可変容量圧縮機
KR100715261B1 (ko) 가변 용량형 사판식 압축기