JPS62203980A - 揺動斜板型圧縮機におけるワツブルプレ−トの揺動傾斜角制御機構 - Google Patents

揺動斜板型圧縮機におけるワツブルプレ−トの揺動傾斜角制御機構

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JPS62203980A
JPS62203980A JP61046020A JP4602086A JPS62203980A JP S62203980 A JPS62203980 A JP S62203980A JP 61046020 A JP61046020 A JP 61046020A JP 4602086 A JP4602086 A JP 4602086A JP S62203980 A JPS62203980 A JP S62203980A
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pressure
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suction
wobble plate
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健二 竹中
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雅樹 太田
Shinichi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車室内における冷房負荷の変化と対応させてワ
ッブルプレートのその揺動傾斜角を変化させる事によっ
て圧縮容量を調整する事が出来る様に設けられる揺動斜
板型圧縮機、更に具体的にはクランク室内の圧力が設定
圧力に保持された状態において同クランク室圧力と吸入
室圧力との間に生ずる差圧の変化を介してワッブルプレ
ートの揺動傾斜角を変化させる様に設けられる揺動斜板
型圧縮機において上記ワッブルプレートの揺動傾斜角を
コントロールするための機構、即ち、ワッブルプレート
の揺動傾斜角制御機構に関する。
〔従来の技術〕
一般に揺動斜板反圧縮機にあっては、複数個のシリンダ
ーボアが周方向に沿って並列させて設けられ、各シリン
ダーボア内に嵌挿されるピストンをワッブルプレートの
揺動を介して連続的に進退させる事によって圧縮作用を
得る様に設けられる。
そしてワッブルプレートは車室内の冷房負荷の変化と対
応させてその揺動傾斜角を変化させる事が出来る様に設
けられるのであるが、従来この様な揺動斜板型の圧縮機
においてワッブルプレートの揺動傾斜角を変化させる方
法としては ■ 第4図と第5図の両図面に表わす様にクランク室a
と吸入チャンバー5間を繋ぐ連通路Cと、クランク室a
と吐出チャンバー4間を繋ぐ連通路eを設けると共に両
速通路Q、E3には夫々コントロールバルブf、gを介
在させて設け、両コントロールバルブf+gを吸入圧力
の変化を介して選択的に開閉させる事によってワッブル
プレートhの揺動傾斜角を制御する方法、即ち、車室内
の冷房負荷が大きい状態においてはクランク室a内のガ
スを吸入チャンバーbへ逃す事によって大きな揺動傾斜
角が得られ、又車室内の冷房負荷が小さい状態において
はクランク室aに対して吐出ガスを送り込む事によって
小さなa動傾斜角が得られる様にする方法(米国特許第
4428718号) ■ 第6図と第7図の両図面に表わす様にクランク室i
と吐出チャンバー5間は密封された状態にある様に設け
る一方、クランク室iと吸入チャンバーに間には逃し通
路1を設けると共に同逃し通路1にはコントロールバル
ブmを介在させて設け、同コントロールバルブmを吸入
圧力の変化を介して作動させ、各シリンダーボアnとピ
ストンOとの間に形成される隙間よりクランク室へ流入
するブローバイガスのその吸入チャンバーにへの逃し量
をコントロールする事によって、ワッブルプレートPの
揺動傾斜角を制御する方法、即ち、車室内の冷房負荷が
大きい状態においてはブローバイガスの逃し量を多くす
る事によって大きな揺動傾斜角が得られ、又車室内の冷
房負荷が小さい状態においてはブローバイガスの逃し量
を少なくする事によって小さな揺動傾斜角が得られる様
にする方法(米国特許第3861829号) が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかして上記■の提案にあっては両コントロールバルブ
f、gを開閉させる際にその一方のコントロールバルブ
、即ちクランク室aと吸入チャン)<−11間を繋ぐ連
通路Cに介在させて設けられるコントロールバルブ(中
圧弁)gが時間的に遅れを存して開閉する点、更に具体
的には吐出チャンバーdとクランク室aとを繋ぐ連通路
e上に介在するコントロールバルブ(高圧弁)fが閉作
動、即ち、弁座に当接状態となった以後は連通路C側の
コントロールバルブ(中圧弁)gを下降させるに必要な
力(ばね圧と吐出圧力Pdの合力に相当する力)が作用
しないと下降せず、第8図に表わす様に吸入圧力が変化
しても吸入圧力Psとクランク室圧力Pcとの間に生ず
る差圧が大きくなる迄はコントロールバルブ(中圧弁)
gには下方への移動力が付与されずコントロールバルブ
(中圧弁)gが暫くの間開閉しない為に第9図に表わす
様に熱負荷(冷房負荷)の変化に対応して速やかに圧縮
容量を変化させる事が出来ないという不具合を生ずる点
に問題点を有する。
そして上記■の提案にあってはクランク室iの容積に比
較してクランク室i内に流入するブローバイガスの流入
量は僅かな量に過ぎないためにクランク室圧力を急激に
上昇させる事が出来ない点。
即ち、大容量運転状態(100%稼動状態)より小容量
運転状態への切り替えがスムーズに得られない点に第1
の問題点を有する。又、シリンダーボアnとピストン0
間に形成される隙間は同シリンダーボアnとピストン○
の加工及び組み付は精度により個々の圧縮機毎にばらつ
きを生じているのが実状であるが、この様にシリンダー
ボアnとピストン0間に形成される隙間が個々の圧縮機
毎に相違する事により、クランク室i内に流入するブロ
ーバイガスの流入量が個々の圧縮機毎に違う点、即ち、
加工及び組み付は精度が良い圧縮機においては充分なブ
ローバイガスの流入量が確保出来ない為にクランク室圧
力を必要とする圧力迄上昇させる事が出来ないという不
具合を生ずる点に第2の問題点を有する。
本発明は上記の様な問題点を解決するためにその改警を
試みたものであって、ワッブルプレートの揺動傾斜角を
速やかに変化させる事が出来る様にする点にその解決す
べき問題点を有する。即ち、本発明はクランク室と吸入
チャンバー間を逃し通路(固定絞り孔)によって繋ぐ一
方、クランク室と吐出チャンバー間を吐出圧力の供給通
路によって繋ぐと共に同供給通路に介在させてコントロ
ールバルブを設け、同コントロールバルブを吸入圧力の
変化を介して開閉させ、ワッブルプレートの揺動傾斜角
を制御する事によって上記の様な問題点を解決する様に
した事を特徴とするものであって、その具体的な手段と
作用は次の通りである。
〔問題点を解決するための手段〕
■ 吸入圧力室と吐出圧力室を対向配置し、吸入圧力室
は吸入チャンバーと、又、吐出圧力室は吐出チャンバー
と夫々連通ずる如く設ける。
■ 吸入圧力室には大気圧力室を囲続する如くベローズ
を伸縮自在に設け、同大気圧力室にはベローズを伸長方
向に付勢するばねを介装させる。
■ 吐出圧力室には弁座を間に存してポートを区画形成
し、同ポートより供給通路を延設させてその先端部がク
ランク室に臨む如く設ける一方、上記ベローズにその一
端を連結させて弁杆を延設し、その先端部を吐出圧力室
内に臨ませると共に同先端部には弁座と対応させて開閉
弁を進退自在に取付ける。
〔作 用〕
■ 大容量運転状態 吸入圧力が設定圧力(大気圧+ばね圧)よりも上回った
状態にある事により、その圧力差によってベローズは収
縮した状態にある。そしてこの様にベローズが収縮した
状態にある事により、吐出圧力の供給通路は閉じられた
状態にある。即ち、クランク室は吸入圧力と略同圧伏層
にあり、ワッブルプレートは大きな傾斜角を存して揺動
する状態にある。
■ 小容量運転状態 吸入圧力が設定圧力(大気圧+ばね圧)よりも下回った
状態にある事により、その圧力差によってベローズは伸
長した状態にある。そしてこの様にベローズが伸長した
状態にある事により、吐出圧力の供給通路は開かれた状
態にある。即ち、クランク室に対して吐出圧力が供給さ
れクランク室圧力が上昇した状態にあり、ワッブルプレ
ートは小さな傾斜角を存して揺動する状態にある。
〔実施例〕
以下に本発明の具体的な実施例を例示の図面について説
明する。
第1図乃至第3図に表わす各図面において、1はシリン
ダーブロック、2はフロントハウジング、3はリヤハウ
ジングを示す。シリンダーブロック1は前後方向に延在
させて円筒状に形成されそのフロント側の一端にはフロ
ントハウジング2が被冠される一方、リヤ側の一端には
その間にバルブプレート4を介在させてリヤハウジング
3が被冠される。そしてフロントハウジング2にはその
中心部に後述するドライブシャツ1−17の軸受部5A
が設けられる一方、リヤハウジング3には吸入チャンバ
ー6と吐出チャンバー7が環状の隔壁8を介して同心円
状に設けられる。即ち、吐出チャンバー7は中心部に位
置して設けられ、吸入チャンバー6は同吐出チャンバー
7を囲繞する如く外周部寄りに位置して設けられる。更
に詳しくは両チャンバー6.7はバルブプレート4に開
口する吸入口9及び吐出口10を介して後述するシリン
ダーボア14の各圧縮室15と連通ずる如く設けられる
。そして吸入口9には吸入弁11が後述するピストン1
6の吸入行程を介して開閉する如く設けられ、又、吐出
口1oには吐出弁12が同じくピストン16の圧縮行程
を介して開閉する如く設けられる。
又、シリンダーブロック1のフロント側の一端にはその
中心部に前記軸受部5Aと対峙させて軸受部5Bが設け
られると共に同軸受部5Bを中心としてその外周部に複
数個のシリンダーボア14が穿設される。そして各シリ
ンダーボア14にはリヤ側に圧縮室15を存してピスト
ン16が進退自在に嵌挿される。尚同圧縮室15が吸入
口9と吐出口10を介して吸入チャンバー6及び吐出チ
ャンバー7に対して選択的に連通ずる如く設けられる事
は前述の通りである。
そして又、前記フロントハウジング2には上記各シリン
ダーボア14と連通させてクランク室13が設けられ、
同クランク室13には前記両軸受部5A、5B間に亘っ
て前述のドライブシャフト17が横架される。そしてド
ライブシャフト17のフロント側の一端にはラグプレー
ト18が同ドライブシャフト17と同行回転可能に軸架
される。
しかして同ラグプレート18にはその中心部に後述する
スリーブ19の当たり面18aが設けられる一方、その
周縁部にはドライブプレート20の当たり面18bと、
同ドライブプレート20の支持アーム18cが180度
の偏位角を存して設けられる。そして同支持アーム18
cにはドライブシャフト17を囲繞する如く環状に形成
するドライブプレート20がドライブシャフト17の長
手方向に沿って揺動自在に支承される6更に詳しくは支
持アーム18c側には後述するワッブルプレート21と
の連結部を中心点とする円弧を存して長孔22が開口さ
れる一方、ドライブプレート20側には支持アーム18
cと対向させて延設するブラケット20aの先端部にガ
イドピン23が横架され、同長孔22とガイドピン23
の係合を介してドライブシャフト17と一体に回転し乍
ら前後方向に揺動する事が可能な如く支承される。又、
同ドライブシャフト17には前述のスリーブ19がドラ
イブプレート20に連結させてスライド自在に遊嵌され
る。即ち、同スリーブ19は左右一対の連結ピン24.
24を介して上記ドライブプレート20に連結され、同
ドライブプレート20の揺動と連動して前後方向にスラ
イドする事が可能な如く設けられる。そして同ドライブ
シャフト17にはスラスト軸受け25を介して前述のワ
ッブルプレート21がその回転を規制された状態にて揺
動自在に支承される。しかして同ワッブルプレート21
はドライブプレート20と同様ドライブシャフト17を
囲繞する如く環状に形成され、同ワッブルプレート21
と前記各ピストン16間はコンロッド26によって連結
される。更に詳しくは各ワッブルプレート21とピスト
ン16間は支持アーム18cが各シリンダーボア14と
対面する位置まで回転した状態において各ピストン16
が上死点位置にある様に連結される。又、シリンダーブ
ロック1にはクランク室13と吸入チャンバー6間に延
在させて固定逃し孔27が穿設され、同固定逃し孔27
によってクランク室13と吸入チャンバー6は相互に連
通ずる如く設けられる。
一方、リヤハウジング3にはコントロールバルブ29が
設けられ、同コントロールバルブ29を作動させる事に
よって、クランク室13の圧力制御を行なう様に設けら
れる。即ち、コントロールバルブ29には吸入圧力室3
0と吐出圧力室31が対峙させて設けられ、吸入圧力室
30は連通路6′を介して吸入チャンバー6と、又、吐
出圧力室31は連通路7′を介して吐出チャンバー7と
夫々連通ずる如く設けられる。そして吸入圧力室30に
は大気と連通ずる圧力室32(以下「大気圧力室32」
という)を存してベローズ33が伸縮自在に設けられる
。更に具体的には同大気圧力室32は吸入圧力室30の
中心部分に設けられ、ベローズ33は同大気圧力室32
を囲繞する如く設けられる。又、同ベローズ33にばば
ね34が介装され、常時は同ベローズ33が伸長方向(
吐出圧力室31方向)に付勢された状態にある様に設け
られる。一方、吐出圧力室31には吸入圧力室30寄り
の一端に弁座35が設けられると共に同弁座35を介し
てポート38が区画形成される。
そして同ボート38より吐出圧力の供給通路37が延設
され、その先端部はクランク室13に臨む如く設けられ
る。又、前述のベローズ33には弁杆39の一端が連結
されると共に同弁杆39は吐出圧力室31方向に向けて
延設され、その先端部はボート38及び弁座35を貫通
して吐出圧力室31内に臨む如く設けられる。そして同
弁杆39の先端部には弁座35と対応させて開閉弁36
が進退自在に取り付けられる。即ち、同開閉弁36はベ
ローズ33の伸縮作用を介して開閉させる事が可能な如
く設けられる。そして又、吐出圧力室31にはその一端
を開閉弁36に係合させてばね40が介装され、同開閉
弁36を弁座35方向(閉じ方向)に付勢する事が可能
な如く設けられる。
次にその作用について説明する。
圧縮機が運転を停止した状態においては、吸入チャンバ
ー6内の圧力とクランク室13内の圧力は通常設定圧力
(大気圧+ばね34の付勢力)よりも高い圧力でバラン
スした状態にある。そしてこの様にクランク室13と吸
入チャンバー6内が設定圧力よりも高い状態にある事に
より、コントロールバルブ29においてベローズ33は
その圧力差(クランク室圧力〉大気圧子ばね34の付勢
力)により収縮した状態(弁座35は開閉弁36によっ
て塞がれて吐出圧力室31とクランク室13間を繋ぐ供
給通路37は閉じられた状態)にある。即ち、クランク
室13は吸入チャンバー6と連通状態(吸入圧力状態に
保持された状態)にあり、ドライブプレート20におい
て大きな傾斜角が得られた状態にある。
そしてこの様に圧縮機が停止した状態において、電磁ク
ラッチの接続操作を介してエンジンの駆動力をドライブ
シャフト17に伝達する事によって、ドライブプレート
20が上記の様に停止状態において保持された傾斜角を
存して回転する。即ち。
各圧縮室15においてピストン16が大きなストローク
を存して進退する状態が得られる。しかして、圧縮機の
始動時においては一時的に吸入圧力Psが急低下するの
に伴いクランク室13内の圧力(クランク室圧力Pc)
と吸入チャンバー6内の圧力(吸入室圧力Ps)との間
に圧力差が生じ。
この圧力差によってドライブプレート20が小さな傾斜
角を存して揺動する状態、即ち、ピストン16が小さな
ストロークを存して進退する状態が一時的に得られるの
であるが、その後徐々にクランク室13内の冷媒ガスが
固定逃し孔27を経て吸入チャンバー6に逃げる事によ
りその圧力差は小さくなり、再びドライブプレート20
が大きな傾斜角を存して揺動回転する状態が得られる。
即ち、各ピストン16において大きなストロークを得る
事が出来、此により最大容量にて圧縮を行なう状態(1
00%稼動)が得られる。
そしてこの様な大容量運転状態が一定時間に亘って得ら
れる事により、車室内が冷されてその冷房負荷(エバポ
レータ負荷)が減少する事となる。
そしてこの様に冷房負荷が減少するのに伴いエバポレー
タより吸入チャンバー6に送り込まれる冷媒ガスの圧力
(吸入圧力Ps)が低下する事となるのであるが、この
吸入圧力Psが設定圧力(大気圧+ばね34の付勢力)
を下回るとその圧力差によりベローズ33が伸長し、同
ベローズ33の伸長作用を介して開閉弁36を開く状態
が得られる。そしてこの様に開閉弁36が開かれる事に
より吐出圧力室31と供給通路37が連通状態となって
吐出ガスをクランク室13内に送り込む作用が得られる
。そして又、この様にクランク室13内に吐出ガスが送
り込まれ、同クランク室13内の圧力が上昇する事によ
り各ピストン16においてそのストロークを小さくする
作用、即ち、ドライブプレート20の傾斜角を小さくし
て圧縮容量を少なくする作用が得られる。
そしてこの様に圧縮容量が減少するのに伴い吸入圧力P
sが上昇し、前述の様に上昇した状態にあるクランク室
圧力Paと釣り合う状態が得られると共にコントロール
バルブ29においては吸入圧力Psが上昇した分だけ開
閉弁36の開き量(弁座35と開閉弁36間に形成され
る開口面積)が減少し、その分だけクランク室圧力Pc
を低下させる作用が得られる。
そして又、更に車室内の冷房負荷(エバポレータ負荷)
が減少するのに伴い吸入圧力Psが低下する事となるの
であるが、この様に吸入圧力Psが低下する事により、
コントロールバルブ29において開閉弁36の開き量を
大きくする作用、即ち、吸入圧力Psが低下した分だけ
弁座35と開閉弁36間に形成される開口面積を大きく
する作用が得られ、此によりクランク室圧力Pcを上昇
させる作用が得られる。そしてこの様にクランク室圧力
Pcが上昇する事により、吸入圧力Psがこのクランク
室圧力Pcと釣り合う状態が得られる。即ち、ワッブル
プレート21の傾斜角を更に小さくし、且つ、ピストン
16が更に短いストロークにて進退する状態(小容量運
転状態)が得られる。
一方、この様に小容量運転状態が得られた状態において
、車室内の冷房負荷(エバポレータ負荷)が増大した場
合には、上記とは逆に吸入圧力Psの上昇、コン1〜ロ
ールバルブ29において開閉弁゛36の開き量(開口面
積)減少、クランク室圧力Pcの低下、圧縮容量の減少
、吸入圧力Psの低下の各作用を経て100%稼動の状
態(大容量運転状態)が得られる。
〔発明の効果〕
本発明は以上の様に端成されるものであって、上記の様
にクランク室と吐出チャンバー間を吐出圧力の供給通路
により連通させて設け、同供給通路に介在させてコント
ロールバルブ(開閉弁)を設けると共に同コントロール
バルブ(開閉弁)を吸入圧力の変化を介して開閉自在に
設け、冷房負荷が大きい状態においてはコントロールバ
ルブ(開閉弁)が閉じられてクランク室圧力が吸入圧力
と同圧状態にある様に設ける事によって、ワッブルプレ
ートが大きな傾斜角を存して揺動する作用状態が得られ
る様に設ける一方、冷房負荷が小さい状態においてはコ
ントロールバルブ([J]開閉弁が開かれてクランク室
圧力に吐出圧力が供給される事によって、ワッブルプレ
ートがノ」1さな傾斜角を存して揺動する作用状態が得
られる様に設けた事により、冷房負荷の変動に対応して
ワッブルプレートの揺動傾斜角を速やかに変化させる事
が出来るに至った。特に本発明にあっては単動のコント
ロールバルブ(開閉弁)によってワッブルプレートの揺
動傾斜角を変化させる様にした事により、上記の様にコ
ントロールバルブ(開閉弁)の切り替え時にデッドポイ
ントを生ずる事無くスムーズに切り替える事が出来る事
に加えて構造が簡単で且つ、信頼性の高いワッブルプレ
ートの揺動傾斜角制御機構を得る事が出来るに至った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る揺動斜板型圧縮機の全体を表わす
断面図、第2図と第3図はコントロールバルブ部分の開
閉作用状態を表わす断面図である。 第4図と第5図は従来構造を表わす図面であって、第4
図は揺動斜板型圧縮機の全体を表わす断面図。 第5図はコントロールバルブ部分の断面図である。 第6図と第7図は同じ〈従来構造を表わす図面であって
、第6図は揺動斜板型圧縮機の全体を表わす断面図、第
7図はコントロール機構の概略を表わす回路図である。 又、第8図と第9図は第6図と第7図に表わす従来構造
の圧縮機の作用(不具合)を表わすグラフ図である。 1・・・シリンダーブロック、2・・・フロントハウジ
ング、3・・・リヤハウジング、4・・・バルブプレー
ト、5A、5B・・・軸受は部、6・・・吸入チャンバ
ー、7・・・吐出チャンバー、6′、7″・・・連通路
、8・・・隔壁、9・・・吸入0.10・・・吐出口、
11・・・吸入弁、12・・・吐出弁、13・・・クラ
ンク室、14・・・シリンダーボア、15・・・圧縮室
、16・・・ピストン、17・・・ドライブシャフト、
18・・・ラグプレート、18a、18b・・・当たり
面、18C・・・支持アーム、19・・・スリーブ、2
0・・・ドライブプレート、20a・・・ブラケット、
21・・・ワッブルプレート、22・・・長孔、23・
・・ガイドピン、24・・・連結ピン、25・・・スラ
スト軸受け、26・・・コンロッド、27・・・固定逃
し孔、29・・・コントロールバルブ、30・・・吸入
圧力室、31・・・吐出圧力室、32・・・大気圧力室
、33・・・ベローズ、34・・・ばね、35・・・弁
座、36・・・開閉弁、37・・・供給通路、38・・
・ポー1−139・・・弁杆、40・・・ばね。 特許出願人 株式会社豊田自動織機製作所゛ユー一一一
。 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)吸入チャンバーと連通する吸入圧力室と、吐出チ
    ャンバーと連通する吐出圧力室を対向配置し、吸入圧力
    室には大気圧力室を囲繞する如くベローズを伸縮自在に
    設け、同大気圧力室にはベローズを伸長方向に付勢する
    ばねを介装させる一方、吐出圧力室には弁座を間に存し
    てポートを区画形成し、同ポートより供給通路を延設さ
    せてその先端部がクランク室に臨む如く設けると共に上
    記ベローズにその一端を連結させて弁杆を延設し、その
    先端部を吐出圧力室内に臨ませると共に同先端部には弁
    座と対応させて開閉弁を進退自在に取付けて成る揺動斜
    板型圧縮機におけるワッブルプレートの揺動傾斜角制御
    機構。
JP61046020A 1986-03-03 1986-03-03 揺動斜板型圧縮機におけるワツブルプレ−トの揺動傾斜角制御機構 Granted JPS62203980A (ja)

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JP61046020A JPS62203980A (ja) 1986-03-03 1986-03-03 揺動斜板型圧縮機におけるワツブルプレ−トの揺動傾斜角制御機構

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JPH0474549B2 JPH0474549B2 (ja) 1992-11-26

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