JP2002349431A - 可変容量式圧縮機 - Google Patents

可変容量式圧縮機

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JP2002349431A JP2001153095A JP2001153095A JP2002349431A JP 2002349431 A JP2002349431 A JP 2002349431A JP 2001153095 A JP2001153095 A JP 2001153095A JP 2001153095 A JP2001153095 A JP 2001153095A JP 2002349431 A JP2002349431 A JP 2002349431A
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滋 久永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可変容量式圧縮機において、応答性良く理論
吐出流量を変化させる。 【解決手段】 フック(オルダム)式の自在継ぎ手状の
揺動支持部材114により、揺動部材110を中心線L
o周りの回転を規制(阻止)した状態で揺動可能に支持
するとともに、支持部材114を構成する拘束部材11
6の背面側(制御圧室102a)に制御圧Pcを作用さ
せて揺動部材110の傾斜角θを可変する。これによ
り、ブローバイガスを考量する必要がないことに加え
て、体積の小さな制御圧室102aを制御することによ
り傾斜角θを制御することができるので、応答性良く理
論吐出流量を変化させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャフトの中心線
に対して傾いた斜板や揺動板等の傾斜部材の傾斜角を変
化させることにより、往復運動する複数本のピストンの
行程を変化させて理論吐出流量(ストロークとボア径と
で計算される幾何学的な流量)を変化させる可変容量式
圧縮機に関するもので、車両用蒸気圧縮式冷凍サイクル
の圧縮機に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術】斜板や揺動板等の傾斜部材の傾斜角を変
化させる可変容量式圧縮機では、一般的に特開昭62−
203980号や特開昭62−240482号公報に記
載のごとく、傾斜部材が収納された斜板室(クランク
室)内の圧力を制御することにより、傾斜部材の傾斜角
を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、斜板室(ク
ランク室)は、前述のごとく、斜板や揺動板等の傾斜部
材を収納する空間であるので、その容積が比較的大き
い。このため、クランク室内の圧力(以下、この圧力を
制御圧と呼ぶ。)を制御するには、比較的多量のガスを
必要とするので、制御圧を制御する制御バルブの作動
(制御バルブの制御信号)に対して実際に制御圧が変化
するまでに比較的に大きな時間差がある。
【0004】したがって、理論吐出流量を変化させるべ
く、制御バルブに制御信号を送っても、実際に理論吐出
流量が変化するまでの応答遅れが発生するため、精度良
く吐出流量を制御することが難しい。
【0005】ところで、クランク室にはブローバイガス
(シリンダボアとピストンとの隙間から漏れ出るガス)
が流れ込むが、従来の技術のごとくクランク室内の圧力
を制御する方式において、ブローバイガスの流入によっ
てクランク室内圧力が上昇してしまうと、制御弁が作動
していないのに容量が変化(低下)してしまうという問
題が発生する。
【0006】このため、通常は、クランク室と吸入室と
を繋ぐ通路の圧力損失を比較的小さなものとして、ブロ
ーバイガスを積極的に吸入側に排出し、クランク室に導
く吐出冷媒量を多くすることにより、クランク室内の圧
力が過度に低下することを防止していたため、実際に理
論吐出流量が変化するまでの応答遅れの問題がより顕著
に発生していた。
【0007】本発明は、上記点に鑑み、可変容量式圧縮
機において、応答性良く理論吐出流量を変化させること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、シャフト
(106)の中心線(Lo)に対して傾いた傾斜部材
(110)と中心線(Lo)と傾斜部材(110)との
傾斜角(θ)を変化させることにより、往復運動する複
数本のピストン(112)の行程を変化させて理論吐出
流量を変化させる可変容量式圧縮機であって、シャフト
(106)及び傾斜部材(110)を収納するととも
に、ピストン(112)が収納される複数本のシリンダ
ボア(103)が設けられたハウジング(101、10
2、105)と、傾斜部材(110)に連結され、ピス
トン(112)が傾斜部材(110)に作用させるモー
メント(MP)と逆向きのモーメント(MC)を傾斜部
材(110)に作用させる制御ピストン(116)とを
備えることを特徴とする。
【0009】傾斜部材(110)を収納する空間(クラ
ンク室)の体積は、傾斜部材(110)等の可動部材を
収納するに十分な大きさを確保する必要があるので、そ
の大きさは、当然ながら制御ピストン(116)を稼動
させるに必要にして十分な大きさに比べて極めて大きく
なる。
【0010】したがって、本発明では、ブローバイガス
量を考慮することがない事に加えて、制御ピストン(1
16)を小さくすることができるので、可変容量式圧縮
機の理論吐出容量を応答性良く変化させることができ
る。
【0011】なお、制御ピストン(116)は、請求項
2に記載の発明のごとく、中心線(Lo)と傾斜部材
(110)との交点近傍にて傾斜部材(110)に連結
することが望ましい。
【0012】請求項3に記載の発明では、回転するシャ
フト(106)を収納するとともに、往復運動するピス
トン(112)を収納するシリンダボア(103)が形
成されたハウジング(102)と、シャフト(106)
と一体的に回転するとともに、シャフト(106)に対
して傾いた傾斜面(108a)を有するとともに、その
傾斜角(θ)を変化させることができるようにシャフト
(106)に連結された旋回部材(108)と、傾斜面
(108a)とスラスト軸受(111)を介して連結
し、旋回部材(108)の回転と共に揺動することによ
りピストン(112)を往復運動させる揺動部材(11
0)と、揺動部材(110)を揺動可能に支持する自在
継ぎ手状の揺動支持機構(114)とを備え、揺動支持
機構(114)は、シャフト(106)の中心線(L
o)と直交する第1中心線(L1)周りに回転可能な第
1回転部材(115)と、長手方向一端側に第1回転部
材(115)に連結され、第1回転部材(115)が中
心線(Lo)周りに回転することを規制するとともに、
中心線(Lo)の方向に移動可能にハウジング(10
2)に配置された拘束部材(116)と、中心線(L
o)と直交し、かつ、第1中心線(L1)に対して交差
する第2中心線(L2)周りに回転可能に第1回転部材
(115)に連結された第2回転部材(117)とを有
して構成されており、さらに、揺動部材(110)は、
第2回転部材(117)に連結され、かつ、拘束部材
(116)の長手方向他端側には、拘束部材(116)
を中心線(Lo)の方向に移動させる制御圧(Pc)が
作用するように構成されていることを特徴とする。
【0013】これにより、制御圧(Pc)が導入される
部位の体積を拘束部材(116)を中心線(Lo)の方
向に移動させるに必要にして十分な大きさとする(最適
化を図る)ことができる。
【0014】一方、旋回部材(108)及び揺動部材
(110)を収納する部位の体積は、揺動部材(11
0)等の可動部材を収納するに十分な大きさを確保する
必要があるので、その大きさは、当然ながら制御圧(P
c)が導入される部位の体積を拘束部材(116)を中
心線(Lo)の方向に移動させるに必要にして十分な大
きさに比べて極めて大きくなる。
【0015】したがって、本発明では、ブローバイガス
量を考慮することがなく、制御圧(Pc)が導入される
部位内の圧力を制御すればよいので、制御圧(Pc)を
応答性良く(機敏に)変化させることができ、可変容量
式圧縮機の理論吐出容量を応答性良く変化させることが
できる。
【0016】なお、請求項4に記載の発明のごとく、揺
動支持機構(114)を揺動部材(110)の略中央部
に配設することが望ましい。
【0017】請求項5に記載の発明では、制御圧(P
c)が拘束部材(116)に及ぼす力(FC)と反対向
きの力(FB2)を拘束部材(116)に作用させる作
用手段(135)と、旋回部材(108)及び揺動部材
(110)を収納するクランク室(128)と吸入側と
を連通させる連通孔(136)とが設けられていること
を特徴とする。
【0018】これにより、連通孔(136)によりクラ
ンク室(128)内の圧力を吸入圧近くまで低下させて
も、確実に拘束部材(116)を変位させることができ
る。
【0019】また、連通孔(136)によりクランク室
(128)内の圧力を吸入圧近くまで低下させても、確
実に拘束部材(116)を変位させることができるの
で、仮に本発明に係る可変容量圧縮機を蒸気圧縮式冷凍
サイクルに適用すれば、クランク室(128)に潤滑油
を含んだ吸入側冷媒を揺動部材(110)や旋回部材
(108)等の可動部材(摺動部)に導くことができ
る。
【0020】したがって、可動部材(摺動部)を確実に
潤滑することができるので、可変容量式圧縮機の信頼性
(耐久性)を向上させることができる。
【0021】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る可変容量式圧縮機(以下、圧縮機と略
す。)を車両用蒸気圧縮式冷凍サイクル(車両用空調装
置)の冷媒圧縮機に適用したものであって、図1は車両
用蒸気圧縮式冷凍サイクル(車両用空調装置)の模式図
である。
【0023】図1中、100は走行用のエンジン(駆動
源)E/Gから動力を得て冷媒を吸入圧縮する圧縮機で
あり、100aはエンジンE/Gが発揮する動力の一部
を圧縮機100に断続可能に伝達する電磁クラッチ又は
連続的に伝達するプーリなどの動力伝達手段である。な
お、100bは、エンジンE/Gから圧縮機100に動
力を伝達するVベルトである。
【0024】200は圧縮機100から吐出した冷媒と
外気とで熱交換して冷媒を凝縮(冷却)する凝縮器(放
熱器)であり、300は凝縮器200から流出した冷媒
を減圧する減圧器であり、400は減圧器300にて減
圧された冷媒と室内に吹き出す空気とを熱交換して冷媒
を蒸発させることにより室内に吹き出す空気を冷却する
蒸発器である。
【0025】なお、本実施形態では、減圧器300とし
て圧縮機100に吸入される冷媒の加熱度が所定値とな
るように開度が調節される温度式膨張弁を採用してい
る。また、冷媒には、潤滑油(冷凍機油)が混合されて
おり、この混合された潤滑油により圧縮機100の可動
部材(摺動部)を潤滑している。
【0026】次に、圧縮機100について述べる。
【0027】図2は圧縮機100の軸方向断面を示して
おり、101はアルミニウム製のフロントハウジングで
あり、102は複数本(本実施形態では、5本)のシリ
ンダボア(円柱状の空間)103が形成されたミドルハ
ウジングである。104はシリンダボア103の一端側
を閉塞するバルブプレートであり、このバルブプレート
104はミドルハウジング102とリアハウジング10
5との間に挟まれて固定されている。そして、本実施形
態では、フロントハウジング101、ミドルハウジング
102及びリアハウジング105により圧縮機100の
ハウジングが構成されている。
【0028】106は車両走行用エンジン(図示せず)
から駆動力を得て回転するシャフトであり、このシャフ
ト106は、ラジアル軸受107を介してハウジング内
に回転可能に保持されている。
【0029】108はシャフト106に一体形成された
アーム106aの先端側に連結されてシャフト106と
一体的に回転するとともに、シャフト106に対して傾
いた傾斜面108aを有する旋回部材(ドライブプレー
ト)である。
【0030】なお、109は、旋回部材108をアーム
106aに対して揺動(回転)可能に連結するヒンジ機
構を構成する連結ピンであり、106bは連結ピン10
9が挿入されるアーム106aに設けられた長円(楕
円)状の穴であり、連結ピン109は、旋回部材108
に設けられた連結ピンホルダ部108bに圧入されて穴
106bから脱落することが防止されている。
【0031】このため、後述するように(図6参照)、
旋回部材108の傾斜角θ(傾斜面108aとシャフト
106の中心線Loとのなす角θ)が変化する際には、
連結ピン109は穴106b内をその長径方向に摺動
(移動)する。
【0032】110は傾斜面108aとスラスト軸受1
11を介して連結されたリング盤(ドーナツ盤)状の揺
動部材(ワッブルプレート、傾斜部材)であり、この揺
動部材110は、旋回部材108の回転と共に、その外
周側が波打つように揺動する。
【0033】なお、スラスト軸受111は、傾斜面10
8aに対して垂直な軸周りに旋回部材108が揺動部材
110に対して回転することができるようにする軸受で
あり、本実施形態では、略円柱のコロを有する転がり軸
受を採用している。
【0034】112はシリンダボア103内で往復運動
するピストンであり、113はピストン112と揺動部
材110とを連結するロッドである。このとき、ロッド
113の一端側は揺動部材110の外周側に揺動可能に
連結され、他端側はピストン112に揺動可能に連結さ
れているので、シャフト106が回転して揺動部材11
0が揺動すると、ピストン112がシリンダボア103
内を往復運動する。
【0035】114は揺動部材110の略中央部に位置
して揺動部材110を揺動可能に支持する自在継ぎ手
(オルダム継ぎ手)状の揺動支持機構であり、以下、図
3〜5を用いて揺動支持機構114について述べる。
【0036】図3は揺動支持機構114をシャフト10
6側から見た図であり、図4は図3のA−A断面図であ
り、図5は図3のB−B断面図である。115はシャフ
ト106の中心線Loと直交する第1軸線L1周りに回
転可能な略環状の第1回転部材であり、116は第1回
転部材115に連結されて第1回転部材115が中心線
Lo周りに回転することを規制する拘束部材である。
【0037】拘束部材116は、図4に示すように、第
1回転部材115の内周面に位置する頭部116aと略
円柱状の支持部116bとを有して構成されている。そ
して、支持部116bの外周面には、その軸方向に延び
る多数本の溝部からなるスプライン(JIS B 16
01等参照)116cが設けられてその断面形状が歯車
状に形成され、一方、ミドルハウジング102の略中央
部には、図2に示すように、拘束部材116の断面形状
と相似形状の断面形状を有する穴部102aが形成され
ている。
【0038】そして、拘束部材116が穴部102aに
摺動可能に挿入されることにより、拘束部材116は、
ミドルハウジング102に対して回転不可とした状態
で、かつ、中心線Lo方向に摺動することができるよう
にミドルハウジング102に係合される。
【0039】また、図3中、117は、第1回転部材1
15の径方向外側に位置して、中心線Loと直交し、か
つ、第1軸線L1に対して交差する第2軸線L2周りに
回転可能に第1回転部材115に連結された略環状の第
2回転部材であり、揺動部材110及び旋回部材108
は、サークリップ108c(図2参照)により位置決め
された状態で第2回転部材117に圧入された状態で連
結されている。
【0040】なお、第1回転部材115は、円柱状の第
1ピン部材118を介して拘束部材116の頭部116
aに連結され、第2回転部材117は、円柱状に形成さ
れた2本の第2ピン部材119を介して第1回転部材1
15に連結されている。また、拘束部材116(支持部
116b)内には、図2に示すように、揺動支持部材1
14をシャフト106側に押圧する弾性力を発揮するコ
イルバネ(弾性部材)120が配設されている。
【0041】以上に述べた構成により、揺動支持機構1
14は、フックの継ぎ手(オルダム継ぎ手)状の自在継
ぎ手を構成するので、揺動部材110を揺動可能に支持
することできる。
【0042】ところで、図2中、121は、シリンダボ
ア103、バルブプレート104及びピストン112に
よって形成される複数個の作動室Vに冷媒を分配供給す
る吸入室であり、バルブプレート104には、吸入室1
21と作動室Vとを連通させる吸入ポート123、及び
作動室Vと吐出室122とを連通させる吐出ポート12
4が形成されている。
【0043】そして、吸入ポート123には、冷媒が作
動室Vから吸入室121へ逆流することを防止するリー
ド弁状の吸入弁125が設けられ、吐出ポート124に
は、冷媒が吐出室122から作動室Vへ逆流することを
防止するリード弁状の吐出弁126が設けられている。
【0044】なお、吸入弁125及び吐出弁126は、
吐出弁126の最大開度を規制する弁止板(ストッパ)
127と共にミドルハウジング102及びリアハウジン
グ105間に挟まれて固定されている。129は、クラ
ンク室(揺動部材110が収納された空間128)内の
冷媒が、フロントハウジング101とシャフト106と
の隙間からハウジング外に漏れ出すことを防止するシャ
フトシールである。
【0045】ところで、130は穴部102aと吸入室
121及び吐出室122との連通状態を調節することに
より穴部102aに導入する圧力を制御する制御弁であ
り、この制御弁130により穴部102a内の圧力(拘
束部材116(支持部116b)の端部に作用する冷媒
圧力)を制御して拘束部材116を中心線Loの方向に
移動させる。そこで、以下、穴部102aを制御圧室1
02aと呼び、穴部102a(制御圧室102a)内の
圧力を制御圧Pcと呼ぶ。なお、制御弁130は電子制
御装置(ECU)134により制御される。
【0046】なお、131は吐出室122から吐出冷媒
(吐出圧Pd)を導くための吐出圧導入孔であり、13
2は制御圧Pcを吸入室121(低圧側)に流出させる
(吸入室121から吸入圧を導くための)吸入圧導入孔
であり、133は制御圧室102aと制御弁130とを
結ぶ制御圧導入孔である。因みに、132aは吸入圧導
入孔132において所定の圧力損失(流通抵抗)を発生
させる絞り部である。
【0047】次に、本実施形態に係る圧縮機100の作
動を述べる。
【0048】図6はピストン112や揺動支持機構11
4等の可動部分を示す模式図であり、5本のピストン1
12のうち圧縮工程中にあるピストン112には、作動
室V内の圧力Pにより作動室Vの体積を拡大する向きの
力FPが作用し、一方、吸入工程中にあるピストン11
2には、吸入圧Psが作動室Vの体積を拡大する向きの
力FPが作用する。
【0049】このとき、クランク室128内の圧力は、
ピストン112とシリンダボア103との隙間からクラ
ンク室128内に漏れ出す冷媒(ブローバイガス)によ
り、吸入圧Psより高く、吐出圧Pd(圧縮行程中の作
動室V内圧力P)より低い圧力(以下、この圧力の大き
さを中間圧Pkと呼ぶ。)であり、このクランク室12
8内圧力は、各ピストン112に作動室Vの体積を縮小
させる向きの力FHを及ぼす。
【0050】また、揺動部材110は、揺動支持部材1
14及び連結ピン109によって拘束されているので、
圧縮反力Fp及びクランク室128内圧力(中間圧P
k)は、瞬間中心CTを中心として、圧縮機100の理
論吐出流量(以下、容量と略す。)が小さくなる(傾斜
角θが大きくなる)向きのモーメント(以下、このモメ
ントを減少モーメントMP(=Σ(FP−FH)×L
P)と呼ぶ。)が揺動部材110に作用する。
【0051】なお、本実施形態では、容量が大きくなる
(傾斜角θが小さくなる)ほど、減少モーメントMPの
腕の長さLPが大きくなり、かつ、容量によらずピスト
ン112の上死点(作動室Vの体積が最も縮小したとき
のピストン112の位置)が略一定となるように、穴1
06bの形状が選定されている。
【0052】一方、拘束部材116(支持部116b)
の端部のうち制御圧室102a側には、制御圧Pcによ
る力FC及びコイルバネ120の弾性力FBによって制
御圧室102aの体積が拡大する向きの力が作用し、一
方、これと反対側には、クランク室128内の圧力Pk
によって制御圧室102aの体積が縮小する向きの力F
Hが作用する。
【0053】したがって、拘束部材116が中心線Lo
方向に移動すると、拘束部材116は、揺動部材110
の傾斜角θを変化させるようになモーメント(以下、こ
のモーメントを拡大モーメントMC(=(FB+FC−
FH)×LC)と呼ぶ。)を揺動部材110に作用させ
る。このとき、制御圧Pcは、容量が大きくなる(傾斜
角θが小さくなる)向きの拡大モーメントMCを拘束部
材116に発生させるので、拡大モーメントMCは、容
量が大きくなる(傾斜角θが小さくなる)向きを正の向
きと呼ぶ。
【0054】つまり、拘束部材116は、揺動部材11
0の傾斜角θを制御する(縮小モーメントMPと反対向
きの拡大モーメントMCを揺動部材110に作用させ
る)制御ピストン(制御アクチュエータ)として機能す
る。
【0055】1.最大容量運転時(図2、図7(a)参
照) 制御弁130を調節して図7(a)に示すように、制御
室102a内に吐出圧Pdを導く(制御圧Pc=吐出圧
Pd)。これにより、拡大モーメントMCが増大して傾
斜角θが小さく(容量が拡大)していく。このとき、縮
小モーメントMPが次第に増大していくので、拡大モー
メントMCと縮小モーメントMPとが等しくなるまで傾
斜角θが小さく(容量が拡大)していく。
【0056】2.可変容量運転時(図8、図7(b)参
照) 制御弁130を調節して図7(b)に示すように、制御
室102内の圧力を低下させる(但し、制御圧Pc>吸
入圧Ps)。これにより、最大容量運転時とは逆に、拡
大モーメントMCが縮小して傾斜角θが大きく(容量が
縮小)していく。このとき、縮小モーメントMPが次第
に小さくなっていくので、拡大モーメントMCと縮小モ
ーメントMPとが等しくなるまで傾斜角θが大きく(容
量が縮小)していく。
【0057】次に、本実施形態の特徴(作用効果)を述
べる。
【0058】本実施形態によれば、拘束部材116の長
手方向他端側に、拘束部材116を中心線Loの方向に
移動させる制御圧Pcを作用させて、拘束部材116を
揺動部材110の傾斜角θを制御する(縮小モーメント
MPと反対向きの拡大モーメントMCを揺動部材110
に作用させる)制御ピストンとして機能させるので、制
御圧室102aの体積を制御ピストンとして機能させる
に必要にして十分な大きさとする(最適化を図る)こと
ができる。
【0059】一方、クランク室128の体積は、揺動部
材110等の可動部材を収納するに十分な大きさを確保
する必要があるので、その大きさは、当然ながら制御圧
室102aの体積を制御ピストンとして機能させるに必
要にして十分な大きさに比べて極めて大きくなる。
【0060】したがって、本実施形態では、ブローバイ
ガス量を考慮することがなく、制御圧室102a内の圧
力を制御すればよいので、制御圧Pcを制御弁130の
制御作動に対して応答性良く(機敏に)変化させること
ができ、圧縮機100の容量を変化させることができ
る。
【0061】また、制御圧室102aの体積を小さくす
ることが可能であるので、制御弁130で制御する冷媒
流量も小さくなり、制御弁130を小型にしつつ、簡素
な構造とすることが可能となる。
【0062】(第2実施形態)第1実施形態では、絞り
部132aを吸入圧導入孔132に設けたが、本実施形
態は、図9、10に示すように、絞り部132aを吐出
圧導入孔131に設けたものである。
【0063】(第3実施形態)上述の実施形態では、拘
束部材(制御ピストン)116は、制御圧Pcによる力
FC及びコイルバネ120の弾性力FBと、クランク室
128内の圧力Pkによる力FHとの釣り合いにより作
動させたが、本実施形態では、図11に示すように、制
御圧Pcによる力FC及びコイルバネ120の弾性力F
Bに対向する弾性力FB2を拘束部材(制御ピストン)
116に作用させる第2のコイルバネ(作用手段)13
5を設けるとともに、クランク室128と吸入側(吸入
室121)とを連通させる連通孔136を設けたもので
ある。
【0064】なお、第2のコイルバネ135は、シャフ
ト106の台径部(ラジアル軸受107により指示され
ている部位)106cと拘束部材116の頭部116a
との間に配設されている。
【0065】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0066】上述の実施形態では、拘束部材(制御ピス
トン)116は、制御圧Pcによる力FC及びコイルバ
ネ120の弾性力FBと、クランク室128内の圧力P
kによる力FHとの釣り合いにより変位するので、クラ
ンク室128内の圧力Pkが過度に低下する(吸入圧P
sまで低下する)と、制御圧Pcを低下させても、制御
圧室102aの体積が縮小する向きに拘束部材(制御ピ
ストン)116が変位しないおそれがある。
【0067】これに対して、本実施形態では、第2のコ
イルバネ(作用手段)135によって、制御圧Pcによ
る力FC及びコイルバネ120の弾性力FBを拘束部材
(制御ピストン)116に作用させているので、連通孔
136によりクランク室128内の圧力Pkを吸入圧P
s近くまで低下させても、確実に拘束部材(制御ピスト
ン)116を制御圧室102aの体積が縮小する向きに
変位させることができる。
【0068】また、連通孔136によりクランク室12
8内の圧力Pkを吸入圧Ps近くまで低下させても、確
実に拘束部材(制御ピストン)116を制御圧室102
aの体積が縮小する向きに変位させることができるの
で、クランク室128に潤滑油を含んだ吸入側冷媒を揺
動部材110や旋回部材108等の可動部材(摺動部)
に導くことができる。したがって、可動部材(摺動部)
を確実に潤滑することができるので、圧縮機100の信
頼性(耐久性)を向上させることができる。
【0069】(第4実施形態)本実施形態は、第3実施
形態の変形例であり、具体的には、図12に示すよう
に、吸入圧導入孔132及び絞り部132aを拘束部材
116に設けてクランク室128と制御圧室102aと
を繋ぐことにより、間接的に吸入側と制御圧室102a
とを連通させたものである。
【0070】これにより、リアハウジング105に吸入
圧導入孔132及び絞り部132aを設ける場合に比べ
て、容易に吸入圧導入孔132及び絞り部132aを設
ける(加工)することができる。
【0071】(第5実施形態)本実施形態は、第4実施
形態の変形例であり、具体的には、図13に示すよう
に、拘束部材116に設けていた吸入圧導入孔132及
び絞り部132aを、拘束部材116の外壁部と穴10
2a(制御圧室102a)の内壁との間に適当な隙間1
02cを設けることにより吸入圧導入孔132及び絞り
部132aを構成したものである。
【0072】これにより、リアハウジング105に吸入
圧導入孔132及び絞り部132aを設ける場合に比べ
て、さらに容易に吸入圧導入孔132及び絞り部132
aを設ける(加工)することができる。
【0073】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、自在継ぎ手(オルダム継ぎ手)状の揺動支持機構1
14を採用したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば図14に示すように、拘束部材116の頭
部116aを球面摺動シューとして揺動部材110を支
持してもよい。なお、図14中、140は揺動部材11
0がシャフト106と共に回転してしまうことを防止す
る回り止め部であり、141は回り止め部140の揺動
を案内する案内溝である。
【0074】また、穴106bを図14に示すように、
一端側が開放され溝形状としてピストン112やロッド
113等の組み付け性を向上させてもよい。
【0075】上述の実施形態では、揺動部材110とピ
ストン112とをロッド113を介して連結していた
が、本発明はこれに限定されるものではなく、図15に
示すように、シュー113aを介して揺動部材110と
ピストン112とを連結してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る圧縮機を用いた蒸
気圧縮式冷凍サイクルの模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の最大容量
時における断面図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の揺動支持
機構の断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】図3のB−B断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の可変容量
機構の作動説明図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の可変容量
機構の制御弁作動を示す説明図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る圧縮機の最小容量
時における断面図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る圧縮機の断面図で
ある。
【図10】本発明の第2実施形態に係る圧縮機の可変容
量機構の制御弁作動を示す説明図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係る圧縮機の最大容
量時における断面図である。
【図12】本発明の第4実施形態に係る圧縮機の断面図
である。
【図13】本発明の第5実施形態に係る圧縮機の断面図
である。
【図14】本発明のその他の実施形態に係る圧縮機の断
面図である。
【図15】本発明のその他の実施形態に係る圧縮機の断
面図である。
【符号の説明】
101…フロントハウジング、102…ミドルハウジン
グ、102a…制御圧室、103…シリンダボア、10
4…バルブプレート、105…リアハウジング、106
…シャフト、106a…アーム、108…旋回部材、1
10…揺動部材、112…ピストン、114…揺動支持
部材、115…第1回転部材、116…拘束部材、11
7…第2回転部材、120…コイルバネ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 成秀 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 久永 滋 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 3H076 AA07 BB32 CC36 CC83

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャフト(106)の中心線(Lo)に
    対して傾いた傾斜部材(110)と前記中心線(Lo)
    と前記傾斜部材(110)との傾斜角(θ)を変化させ
    ることにより、往復運動する複数本のピストン(11
    2)の行程を変化させて理論吐出流量を変化させる可変
    容量式圧縮機であって、 前記シャフト(106)及び前記傾斜部材(110)を
    収納するとともに、前記ピストン(112)が収納され
    る複数本のシリンダボア(103)が設けられたハウジ
    ング(101、102、105)と、 前記傾斜部材(110)に連結され、前記ピストン(1
    12)が前記傾斜部材(110)に作用させるモーメン
    ト(MP)と逆向きのモーメント(MC)を前記傾斜部
    材(110)に作用させる制御ピストン(116)とを
    備えることを特徴とする可変容量式圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記制御ピストン(116)は、前記中
    心線(Lo)と前記傾斜部材(110)との交点近傍に
    て前記傾斜部材(110)に連結されていることを特徴
    とする請求項1に記載の可変容量式圧縮機。
  3. 【請求項3】 回転するシャフト(106)を収納する
    とともに、往復運動するピストン(112)を収納する
    シリンダボア(103)が形成されたハウジング(10
    2)と、 前記シャフト(106)と一体的に回転するとともに、
    前記シャフト(106)に対して傾いた傾斜面(108
    a)を有するとともに、その傾斜角(θ)を変化させる
    ことができるように前記シャフト(106)に連結され
    た旋回部材(108)と、 前記傾斜面(108a)とスラスト軸受(111)を介
    して連結し、前記旋回部材(108)の回転と共に揺動
    することにより前記ピストン(112)を往復運動させ
    る揺動部材(110)と、 前記揺動部材(110)を揺動可能に支持する自在継ぎ
    手状の揺動支持機構(114)とを備え、 前記揺動支持機構(114)は、 前記シャフト(106)の中心線(Lo)と直交する第
    1中心線(L1)周りに回転可能な第1回転部材(11
    5)と、 長手方向一端側に前記第1回転部材(115)に連結さ
    れ、前記第1回転部材(115)が前記中心線(Lo)
    周りに回転することを規制するとともに、前記中心線
    (Lo)の方向に移動可能に前記ハウジング(102)
    に配置された拘束部材(116)と、 前記中心線(Lo)と直交し、かつ、前記第1中心線
    (L1)に対して交差する第2中心線(L2)周りに回
    転可能に前記第1回転部材(115)に連結された第2
    回転部材(117)とを有して構成されており、 さらに、前記揺動部材(110)は、前記第2回転部材
    (117)に連結され、かつ、前記拘束部材(116)
    の長手方向他端側には、前記拘束部材(116)を前記
    中心線(Lo)の方向に移動させる制御圧(Pc)が作
    用するように構成されていることを特徴とする可変容量
    式圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記揺動部材(110)はリング盤状に
    形成されており、 さらに、前記揺動支持機構(114)は、前記揺動部材
    (110)の略中央部に配設されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の可変容量式圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記制御圧(Pc)が前記拘束部材(1
    16)に及ぼす力(FC)と反対向きの力(FB2)を
    前記拘束部材(116)に作用させる作用手段(13
    5)と、 前記旋回部材(108)及び前記揺動部材(110)を
    収納するクランク室(128)と吸入側とを連通させる
    連通孔(136)とが設けられていることを特徴とする
    請求項3又は4に記載の可変容量式圧縮機。
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