JPH0474548B2 - - Google Patents

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JPH0474548B2
JPH0474548B2 JP61032341A JP3234186A JPH0474548B2 JP H0474548 B2 JPH0474548 B2 JP H0474548B2 JP 61032341 A JP61032341 A JP 61032341A JP 3234186 A JP3234186 A JP 3234186A JP H0474548 B2 JPH0474548 B2 JP H0474548B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用空気調和装置の冷媒ガスの圧
縮等に用いる可変容量型揺動板式圧縮機に関す
る。
(従来技術及びその問題点) 従来、揺動板が収容されたクランク室内の圧力
を調整して該揺動板の傾斜角を変化させることに
より、吐出容量を可変し得る如く構成した可変容
量型揺動板式圧縮機として、例えば特開昭58−
158382号が公知である。
この種の圧縮機は、そのクランク室内の圧力形
成はシリンダとピストンとの間から漏れる圧力、
即ちブローバイガス圧力により行なわれるため、
クランク室内の圧力は低圧側である吸入圧力より
も高くなる。そして、通常負荷状態、即ち吸入圧
力が所定設定値以上になると、クランク室と吸入
圧室との間の連通路に介装された圧力制御弁が開
弁して、クランク室内の圧力(ブローバイガス)
が吸入圧室内に流出することによりクランク室内
の圧力が低下し、これに伴つて揺動板の傾斜角が
大きくなつてピストンのストロークが大きくなり
吐出容量が増加する。該吐出容量が増加すること
によつて吸入圧力が低下し、該吸入圧力の低下に
伴つて前記圧力制御弁の開弁度が小さくなり、こ
れによりクランク室内の圧力が吸入圧室内に流出
する量は減少するため、クランク室内の圧力が上
昇し、これに伴つて揺動板の傾斜角が小さくなつ
てピストンのストロークが小さくなり吐出容量が
減少する。このような作動により吐出容量が変化
するものである。
一方、低負荷状態になると熱負荷が低いにも拘
らず一定量の冷媒を流し続けると高圧側である吐
出圧力が低下し過ぎてエバポレータが凍結してし
まう。
斯かるエバポレータの凍結を防止するため、ア
ンチ・フリーズ・バルブ(以下、A.Fバルブとい
う。)が設けられている。該A・Fバルブは高圧
側である吐出圧室とクランク室とを連通する連通
路に介装された逆止弁タイプのピストン弁よりな
る。そして、吐出圧力が所定設定値以上の非凍結
域においてはA・Fバルブは開弁せず閉弁状態に
保持されている。この状態から吐出圧力が所定設
定値以下の凍結域まで低下すると、A・Fバルブ
は開弁して吐出圧室内の圧力がクランク室内に流
入するため該クランク室内の圧力が高くなり、こ
れに伴い揺動板の傾斜角が小さくなつて、ピスト
ンのストロークが小さくなり、吐出容量が減少す
る。該吐出容量が減少することによりエバポレー
タを通る冷媒の量が少なくなるため、該エバポレ
ータの凍結が防止されるものである。
しかし、このようにしてエバポレータを通る冷
媒の量が少なくなつた場合、該エバポレータの熱
交換量が同じと仮定すると、該エバポレータの低
圧側の温度が上がつてしまう。冷媒は温度上昇す
るとその圧力が上昇するものであり、高圧をもた
らして吐出容量を減少させようとすると、低圧側
(吸入圧)も上昇してしまう。すると、低圧側で
ある吸入圧を一定に保つために設けられている圧
力制御弁のベローズが作動してその弁体を開弁し
てしまつて、折角A・Fバルブを介してクランク
室内に導入した吐出圧室内の圧力が圧力制御弁を
介して吸入圧室内へ戻つてしまう。その結果、ク
ランク室内の圧力が低下するので、揺動板の傾斜
角が大きくなつてフルストロークで作動している
にも拘らず吐出圧室の圧力がクランク室を経由し
て吸入圧室側へ迂回する状態で戻つてしまうた
め、動力損失や吐出弁及び吸入弁が自励振動して
騒音を発生する等の問題がある。
(発明の目的) 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、
A・Fバルブ機能を備えてエバポレータの凍結を
防止できると共に、圧力制御弁により吸入圧を一
定に保持できるものでありながら、動力損失や吐
出弁の自励振動を生じないようにした可変容量型
揺動板式圧縮機を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の問題点を解決するため本発明において
は、揺動板が収容されたクランク室内の圧力を調
整して該揺動板の傾斜角を変化させることによ
り、吐出容量を可変し得る如く構成した可変容量
型揺動板式圧縮機において、前記クランク室と吸
入圧室とを連通する互いに独立した第1通路及び
第2通路と、前記クランク室と吐出圧室を連通す
る第3通路と、前記第1通路に介装され且つ前記
吸入圧室の圧力が所定設定値以下の時閉弁し且つ
所定設定値以上になると開弁して前記第1通路を
介して前記クランク室と前記吸入圧室とを連通す
る圧力制御弁と、前記吐出圧室の圧力が所定設定
値以下になると前記第1通路を閉塞すると同時に
前記第2及び第3通路を開放し且つ前記吐出圧室
の圧力が前記所定設定値以上になると前記第1通
路を開放すると同時に前記第2及び第3通路を閉
塞する切換弁と、前記第2通路に介装され且つ該
第2通路の断面積が前記第3通路の断面積より小
さくなる如く絞る絞り機構とを具備したものであ
る。
(作用) 吐出圧が所定値以下に低下した時(低負荷時)
は切換弁にて、吸入圧室とクランク室との間を連
通する第1通路が遮断状態となり、しかも吐出圧
が第3通路を介してクランク室内に流入する量よ
りも、クランク室内の圧力が第2通路を介して吸
入圧室に流出する量が少なくなり、クランク室内
がある圧力に保持され揺動板がある傾斜角を保つ
て作動するものである。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図中1はハウジングで、円筒形のケース2
と、該ケース2の一端面(図中左端面)にバルブ
プレート3を介して液密に取り付けられたヘツド
部材5とからなる。前記ケース2の内部にはシリ
ンダブロツク6が一体形成され、該シリンダブロ
ツク6の前記ヘツド部材5側端面と前記ケース2
の内周壁及び前記ヘツド部材5の内側面とにより
クランク室7が画成されている。前記ケース2の
下部内側にはオイル溜8が形成され、該オイル溜
8は前記クランク室7に連通している。前記シリ
ンダブロツク6には前記ハウジング1の略中心軸
線上に沿つて配設された駆動軸9を中心として且
つ軸線を該駆動軸9のそれと平行にして周方向に
所定間隔を存して複数のシリンダ10が配設さ
れ、これらの各シリンダ10内にはピストン11
がそれぞれ摺動自在に嵌装されている。前記駆動
軸9はその前記シリンダヘツド4側端部が前記シ
リンダブロツク6の中心孔6aにボールベアリン
グ12を介して回転自在に支承され、且つヘツド
部材5側端部は腕部材13及び大径ボールベアリ
ング14を順次介して前記ヘツド部材5の内周面
に回転自在に支承されている。前記駆動軸9の前
記ヘツド部材5側端部の軸端部は前記ヘツド部材
5の中心孔5a内を貫通してその外方に延出し、
該延出端部にプーリ15が嵌着されている。前記
腕部材13のボス部13aと前記ヘツド部材5の
中心孔5aとの間にメカニカルシール16が介装
され、前記ボス部13aと前記ヘツド部材5の中
心孔5aとの間が気密に保持されている。前記プ
ーリ15は図示しない車載エンジンの出力軸側プ
ーリに駆動ベルト(図示省略)によつて連結さ
れ、エンジンの回転が前記駆動軸9に伝達され
る。該駆動軸9の軸線方向略中間部外周には該駆
動軸9上を軸線方向に摺動可能に且つ周方向に回
転不可能にスリーブ状のスライダ17が嵌装され
ており、従つて、該スライダ17は駆動軸9と共
に回転するようになつている。前記スライダ17
の軸線方向略中間部外周には円板状の揺動板18
の中心孔18aが遊嵌されて両側部がトラニオン
ピン19を介して前記スライダ17に対して回動
自在に連結されている。前記揺動板18の前記ヘ
ツド部材5側の面の所定位置にその径方向に向け
て突設された平行案内部20の相互間部分には、
前記腕部材13の腕部13bの先端のカム面13
cが係合されている。前記腕部材13の腕部13
bの両側方に突設されたピン21と前記揺動板1
8の平行案内部20にそれぞれ突設されたピン2
2との間にはコイルスプリング23がそれぞれ張
設されている。前記揺動板18の前記シリンダブ
ロツク6側の面には、前記ピストン11に突設さ
れたピストンロツド24の先端がボールジヨイン
ト25を介してそれぞれ連結されている。従つて
前記揺動板18の回転に伴い前記ピストン11が
摺動する。また前記揺動板18は前記クランク室
7内の圧力に応じて垂直面に対する傾斜角が変化
し、該傾斜角の変化により前記ピストン11のス
トロークが増減する。
前記クランク室7内の圧力制御は圧力制御弁2
6にて行なわれる。該圧力制御弁26はベローズ
26aの先端部に弁体26bを設けて構成された
ベローズ弁よりなるもので、第4図に示す如く前
記シリンダブロツク6に設けられている。即ち、
前記圧力制御弁26は、前記シリンダヘツド4と
前記バルブプレート3との間に画成された低圧側
である吸入圧室27と前記クランク室7とを連通
する第1通路28に介装されている。該第1通路
28は前記シリンダブロツク6とバルブプレート
3とに亘つて形成され、弁室28aと、該弁室2
8aと前記クランク室7とを連通すると共に前記
弁体26bにて開閉される第1連通孔28bと、
前記弁室28aと前記吸入圧室27とを連通する
第2連通孔28cとからなる。前記弁室28a内
に前記圧力制御弁26のベローズ26aが収容さ
れ、該ベローズ26aの伸縮に伴い前記弁体26
bにて前記第1連通孔28bが開閉される。前記
ベローズ26aは前記吸入圧を感知して伸縮する
もので、該吸入圧が所定設定値以下にある時は前
記弁体26bが前記第1連通孔28bを閉塞状態
に保持する如く伸長し、所定設定値以上になつた
時は吸入圧にて前記ベローズ26aは自身の付勢
力に抗して、前記弁体26bが前記第1連通孔2
8bを開口状態に保持する如く縮小する。なお、
前記圧力制御弁26は、その開弁圧調整機構29
により前記シリンダヘツド4の外部からの操作で
開弁圧を調整できるようになつている。前記第1
通路28の第2連通孔28cと平行にして第2通
路30及び第3通路31が設けられている。これ
ら第2及び第3通路30及び31は前記シリンダ
ブロツク6とバルブプレート3とに亘つて形成さ
れている。前記第2通路30は前記吸入圧室27
とクランク室7とを連通するもので、前記第1通
路28とは互いに独立している。前記第3通路3
1は前記シリンダヘツド4と前記バルブプレート
3との間に画成された高圧側である吐出圧室32
とを連通するものである。前記第2通路30のク
ランク室7側端内部にはオリフイス(絞り機構)
33が設けられ、該オリフイス33にて、前記第
2通路30の断面積が第3通路の断面積より小さ
くなつている。
前記第1通路28の第2連通孔28c、第2通
路30及び第3通路31をそれぞれ横切るように
して前記シリンダブロツク6には弁嵌装室34が
設けられている。該弁嵌装室34は前記第1通路
28の第2連通孔28c、第2通路30及び第3
通路31と直交しており、該弁嵌装室34内には
切換弁35が摺動自在に嵌装されている。該切換
弁35はスプール弁よりなるもので3つのランド
部35a,35b,35cと2つの環状溝35
d,35eを有する。前記切換弁35の一端面は
受圧面となつていて、該一端面は前記弁嵌装室3
4の一端面に段部36を介して連通する作動圧室
37に対向し、該作動圧室37は連通路38及び
第3通路31を介して前記吐出圧室32内と連通
している。そして、該吐出圧室32内の吐出圧が
所定設定値以上の状態(通常負荷状態)にある
時、該吐出圧により前記切換弁35は、反作動圧
室37側に押圧移動されて第4図に示す如く第1
切換位置、即ち該切換弁35のランド部35b,
35cによつて前記第2及び第3通路30及び3
1が閉塞されると同時に前記切換弁35の環状溝
35aによつて前記第1通路28の第2連通孔2
8cが開放される位置にある。また、前記吐出圧
室32内の吐出圧が所定設定値以下の状態(低負
荷状態)にある時、後述するばね39の付勢力に
より前記切換弁35は作動圧室37側に押圧移動
されて第5図に示す如く第2切換位置、即ち、該
切換弁35のランド部35aによつて前記第1通
路28の第2連通孔28cが閉塞されると同時に
前記切換弁35の環状溝35d及び35eによつ
て前記第2及び第3通路30及び31が開放され
る位置にある。前記切換弁35はコイル状のばね
39により第1切換位置に付勢され、該ばね39
は前記弁嵌装室34の他端面と前記切換弁35の
他端面との間に介装されている。前記切換弁35
の作動圧室37側への移動限界位置規制は前記切
換弁35の一端面が前記段部36に当接すること
により行なわれる。
なお、第1図及び第2図中40はオイルポンプ
で、その吸入口40aに一端を連通させて前記シ
リンダブロツク6内に設けた油路41の他端は前
記クランク室7内へ開放し、該開放端にはオイル
案内管42の基端が接続され、該オイル案内管4
2の先端は前記オイル溜8のオイル内に没入して
開口されている。また、前記オイルポンプ40の
吐出口40bは前記シリンダブロツク6内部のオ
イル導通路43に接続されて潤滑オイルが各摺動
部分に供給されるようになつている。なお、前記
スライダ17はコイルスプリング44によつて前
記シリンダヘツド4側に押圧されている。
次に、上記構成の本発明の可変容量型揺動板式
圧縮機の作用を説明する。図示しない車載エンジ
ンよりベルト及びプーリ15を介して駆動軸9に
回転動力が伝達されると、該駆動軸9はこれと一
体の腕部材13と共に回転し、該腕部材13はそ
の腕部13bの先端に係合された揺動板18を回
転させる。該揺動板18はクランク室7内の圧力
に応じてその傾斜角が変化し、該傾斜角の変化に
伴い、ピストン11に与えるストローク運動が変
化することにより吐出容量が変化する。即ち、ク
ランク室7内の圧力が減少するのに伴い揺動板1
8の傾斜角は増加し、これに伴いピストン11の
ストローク運動量も増加して吐出容量が増加す
る。また、逆にクランク室7内の圧力が増加する
のに伴い揺動板18の傾斜角は減少し、これに伴
いピストン11のストローク運動量も減少して吐
出容量が減少する。
しかして、通常負荷状態(吐出圧が所定設定値
以上の状態)においては、切換弁35は吐出圧に
よりばね39の付勢力に抗して第4図に示す如く
第1切換位置にあり、この状態において吸入圧室
27内の圧力が所定設定値以下にあれば圧力制御
弁26は第5図に示す如く閉弁して第1通路28
の第1連通孔28bを閉塞しており、従つて、ク
ランク室7内の圧力が低圧側へ流出せず、該クラ
ンク室7内の圧力が増加し、これに伴い、揺動板
18の傾斜角は減少するので吐出容量が減少す
る。該吐出容量の減少に伴い吸入圧室28内の圧
力が増加して所定設定値以上になると、該吸入圧
室27内の圧力に感応して圧力制御弁26のベロ
ーズ26aが縮小して該圧力制御弁26は開弁し
て第1通路28の第1連通孔28bを開放する。
従つて、クランク室7内の圧力は第1通路28の
第1連通孔28b、弁室28a及び第2連通孔2
8cを順次介して吸入圧室27内へ流出するた
め、該クランク室7内の圧力は減少し、これに伴
い揺動板18の傾斜角は増加するので、吐出容量
が増加する。このように吸入圧室27内の圧力を
予め設定した一定値に保つべく、その吸入圧室2
7内の圧力の変化に応じて圧力制御弁26が開閉
作動することによりクランク室7内の圧力が変化
し、これに伴い揺動板18の傾斜角が変化して吐
出容量が変化するものである。
一方、低負荷状態(吐出圧が所定設定値以下の
状態)においては、切換弁35は吐出圧に抗して
ばね39の付勢力にて第5図に示す如く第2切換
位置にあり、この状態においては切換弁35のラ
ンド部35aにより第1通路28の第2連通孔2
8cが閉塞されている。従つて、仮令、圧力制御
弁26が開弁しても、第1通路28の第2連通孔
28cが閉塞されているので、該第1通路28か
らクランク室7内の圧力が吸入圧室27内へ流出
しない。また、この切換弁35の第2切換位置に
おいて、吐出圧室32内の圧力が第3通路31を
介してクランク室7内に流入するためクランク室
7内の圧力が高くなり、これに伴い揺動板18の
傾斜角が小さくなつて吐出容量が減少することに
より、エバポレータを通る冷媒の量が少なくなる
ため、該エバポレータの凍結が防止される。この
場合、クランク室7内の圧力がオリフイス33を
有する第2通路30を介して吸入圧室27内へ流
出するが、該流出量より第3通路31を介してク
ランク室7内へ流入する吐出圧の流入量が多いの
で、該クランク室7内はある圧力に保たれるもの
である。なお、絞り機構33としては上記実施例
に示す固定オリフイスに限られるものではなく、
クランク室7内の圧力に応じて開度が変わる可変
調量弁、または開度可変型逆止弁等にて構成して
もよい。
(発明の効果) 以上詳述した如く本発明の可変容量型揺動板式
圧縮機は、揺動板が収容されたクランク室内の圧
力を調整して該揺動板の傾斜角を変化させること
により、吐出容量を可変し得る如く構成した可変
容量型揺動板式圧縮機において、前記クランク室
と吸入圧室とを連通する互いに独立した第1通路
及び第2通路と、前記クランク室と吐出圧室を連
通する第3通路と、前記第1通路に介装され且つ
前記吸入圧室の圧力が所定設定値以下の時閉弁し
且つ所定設定値以上になると開弁して前記第1通
路を介して前記クランク室と前記吸入圧室とを連
通する圧力制御弁と、前記吐出圧室の圧力が所定
設定値以下になると前記第1通路を閉塞すると同
時に前記第2及び第3通路を開放し且つ前記吐出
圧室の圧力が前記所定設定値以上になると前記第
1通路を開放すると同時に前記第2及び第3通路
を閉塞する切換弁と、前記第2通路に介装され且
つ該第2通路の断面積が前記第3通路の断面積よ
り小さくなる如く絞る絞り機構とを具備したもの
である。
従つて、アンチ・フリーズ・バルブ機能を備え
てエバポレータの凍結を防止できると共に、圧力
制御弁により吸入圧を一定に保持できるものであ
りながら、動力損失や吐出弁及び吸入弁の自励振
動が生じないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発
明の可変容量型揺動板式圧縮機の一部切欠側面
図、第2図は同横断面図、第3図は第2図の−
線矢視図、第4図は及び第5図は作用を説明す
るための要部拡大断面図である。 7……クランク室、18……揺動板、26……
圧力制御弁、27……吸入圧室、28……第1通
路、30……第2通路、31……第3通路、33
……オリフイス(絞り機構)、35……切換弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 揺動板が収容されたクランク室内の圧力を調
    整して該揺動板の傾斜角を変化させることによ
    り、吐出容量を可変し得る如く構成した可変容量
    型揺動板式圧縮機において、前記クランク室と吸
    入圧室とを連通する互いに独立した第1通路及び
    第2通路と、前記クランク室と吐出圧室を連通す
    る第3通路と、前記第1通路に介装され且つ前記
    吸入圧室の圧力が所定設定値以下の時閉弁し且つ
    所定設定値以上になると開弁して前記第1通路を
    介して前記クランク室と前記吸入圧室とを連通す
    る圧力制御弁と、前記吐出圧室の圧力が所定設定
    値以下になると前記第1通路を閉塞すると同時に
    前記第2及び第3通路を開放し且つ前記吐出圧室
    の圧力が前記所定設定値以上になると前記第1通
    路を開放すると同時に前記第2及び第3通路を閉
    塞する切換弁と、前記第2通路に介装され且つ該
    第2通路の断面積が前記第3通路の断面積より小
    さくなる如く絞る絞り機構とを具備したことを特
    徴とする可変容量型揺動板式圧縮機。
JP61032341A 1986-02-17 1986-02-17 可変容量型揺動板式圧縮機 Granted JPS62191673A (ja)

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JPS62191673A (ja) 1987-08-22

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