JPH0613867B2 - 斜板式圧縮機 - Google Patents
斜板式圧縮機Info
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- JPH0613867B2 JPH0613867B2 JP60295998A JP29599885A JPH0613867B2 JP H0613867 B2 JPH0613867 B2 JP H0613867B2 JP 60295998 A JP60295998 A JP 60295998A JP 29599885 A JP29599885 A JP 29599885A JP H0613867 B2 JPH0613867 B2 JP H0613867B2
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- suction
- cylinder
- chamber
- cylinder blocks
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B25/00—Multi-stage pumps
- F04B25/04—Multi-stage pumps having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/109—Lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
- Compressor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は主として車両空調用に使用される斜板式圧縮
機に関するものである。
機に関するものである。
(従来の技術) 従来、斜板式圧縮機は第4,5図に示すように左右一対
のシリンダブロック41,42を対接して斜板室43を
形成し、両シリンダブロック41,42の両端部にはフ
ロント及びリヤのハウジング44,45を接合し、これ
らをシリンダブロック41,42外周寄りの吸入通路を
兼ねるボルト挿通孔41a,42aに挿通した複数のボ
ルト46により結合している。
のシリンダブロック41,42を対接して斜板室43を
形成し、両シリンダブロック41,42の両端部にはフ
ロント及びリヤのハウジング44,45を接合し、これ
らをシリンダブロック41,42外周寄りの吸入通路を
兼ねるボルト挿通孔41a,42aに挿通した複数のボ
ルト46により結合している。
フロント及びリヤのハウジング44,45には隔壁44
a,45aにより内周側に吐出室47,48が形成さ
れ、外周側には同吐出室47,48を取り囲むように吸
入室49,50が形成されており、同吸入室49,50
は前記ボルト挿通孔41a,42aに連通されている。
そして、吸入フランジ51から導いた冷媒ガスを前記斜
板室43内に導き、この冷媒ガスをボルト挿通孔41
a,42aを介して吸入室49,50に導いている。
a,45aにより内周側に吐出室47,48が形成さ
れ、外周側には同吐出室47,48を取り囲むように吸
入室49,50が形成されており、同吸入室49,50
は前記ボルト挿通孔41a,42aに連通されている。
そして、吸入フランジ51から導いた冷媒ガスを前記斜
板室43内に導き、この冷媒ガスをボルト挿通孔41
a,42aを介して吸入室49,50に導いている。
斜板室43内には両シリンダブロック41,42を貫通
する駆動軸52に固着された斜板53が収容され、シリ
ンダブロック41,42と斜板53との間にはスラスト
ベアリング54,55が介されている。又、前記シリン
ダブロック41,42には駆動軸52と平行に5対のシ
リンダボア56が穿設され、これらシリンダボア56に
はピストン57が収容されており、シュー58を介して
斜板53により往復動されるようになっている。
する駆動軸52に固着された斜板53が収容され、シリ
ンダブロック41,42と斜板53との間にはスラスト
ベアリング54,55が介されている。又、前記シリン
ダブロック41,42には駆動軸52と平行に5対のシ
リンダボア56が穿設され、これらシリンダボア56に
はピストン57が収容されており、シュー58を介して
斜板53により往復動されるようになっている。
(発明が解決しようとする問題点) このため、前記従来の斜板式圧縮機においては吸入フラ
ンジ51から斜板室43に導入された冷媒ガスが上側の
ピストン57に当たって方向が変更され、同冷媒ガスは
斜板室43内壁に沿って流れ、各ボルト挿通孔41a,
42aへ流入する。従って、スラストベアリング54,
55付近のガス流れが悪く、ガスに含まれる潤滑油がシ
ュー58及びスラストベアリング54,55の回転部分
に充分供給されず潤滑性が低下し、圧縮機の高速運転化
のためには耐焼付性の点で信頼性が低いという問題点が
あった。
ンジ51から斜板室43に導入された冷媒ガスが上側の
ピストン57に当たって方向が変更され、同冷媒ガスは
斜板室43内壁に沿って流れ、各ボルト挿通孔41a,
42aへ流入する。従って、スラストベアリング54,
55付近のガス流れが悪く、ガスに含まれる潤滑油がシ
ュー58及びスラストベアリング54,55の回転部分
に充分供給されず潤滑性が低下し、圧縮機の高速運転化
のためには耐焼付性の点で信頼性が低いという問題点が
あった。
発明の構成 (問題点を解決するための問題点) この発明は前記問題点を解決するため、斜板室と吸入室
とを吸入通路により連通した斜板式圧縮機において、吸
入通路の斜板室側の開口部を両シリンダブロックの軸孔
及びスラストベアリングに近接配置するとともに、シリ
ンダブロックの斜板室側の各シリンダボア間に前記吸入
通路の斜板室側開口部から外周方向へ凹溝をそれぞれ形
成した。
とを吸入通路により連通した斜板式圧縮機において、吸
入通路の斜板室側の開口部を両シリンダブロックの軸孔
及びスラストベアリングに近接配置するとともに、シリ
ンダブロックの斜板室側の各シリンダボア間に前記吸入
通路の斜板室側開口部から外周方向へ凹溝をそれぞれ形
成した。
(作用) 斜板室に導入された冷媒ガスは内周面に沿って流れ、凹
溝を介して斜板室中央に周り込み、吸入通路を通って吸
入室に導かれる。このとき、冷媒ガスが軸受装置、及び
スラストベアリングの近傍を通過し、この冷媒ガスに含
まれる潤滑油によりこれらが効率よく潤滑される。又、
前記吸入ガスは凹溝を通って吸入通路へ吸入される際に
その流れの方向が直角に変えられる。すると、冷媒ガス
中に含まれる油は吸入通路の側壁にぶつかり分離され、
吸入室へはわずかな油を含んだガスが供給される。
溝を介して斜板室中央に周り込み、吸入通路を通って吸
入室に導かれる。このとき、冷媒ガスが軸受装置、及び
スラストベアリングの近傍を通過し、この冷媒ガスに含
まれる潤滑油によりこれらが効率よく潤滑される。又、
前記吸入ガスは凹溝を通って吸入通路へ吸入される際に
その流れの方向が直角に変えられる。すると、冷媒ガス
中に含まれる油は吸入通路の側壁にぶつかり分離され、
吸入室へはわずかな油を含んだガスが供給される。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1,2図に従
って説明すると、第1図は片側5気筒つまり10気筒の
斜板式圧縮機を示し、図において対接されたシリンダブ
ロック1,2の両端部はバルブプレート3,4を介して
フロント及びリヤのハウジング5,6によって閉鎖さ
れ、これらはボルト挿通孔1b,2bに挿通された適数
本のボルト7によって結合されている。シリンダブロッ
ク1,2の接合部分には斜板室8が形成され、そこには
両シリンダブロック1,2の中心に貫設された軸孔1
a,2aを貫通する駆動軸9に固着された斜板10が収
容されている。前記シリンダブロック1,2の軸孔1
a,2aには、前記駆動軸9を支承するラジアルベアリ
ング11,12が圧入され、又シリンダブロック1,2
と斜板10との間にはスラストベアリング13,14が
介在されている。
って説明すると、第1図は片側5気筒つまり10気筒の
斜板式圧縮機を示し、図において対接されたシリンダブ
ロック1,2の両端部はバルブプレート3,4を介して
フロント及びリヤのハウジング5,6によって閉鎖さ
れ、これらはボルト挿通孔1b,2bに挿通された適数
本のボルト7によって結合されている。シリンダブロッ
ク1,2の接合部分には斜板室8が形成され、そこには
両シリンダブロック1,2の中心に貫設された軸孔1
a,2aを貫通する駆動軸9に固着された斜板10が収
容されている。前記シリンダブロック1,2の軸孔1
a,2aには、前記駆動軸9を支承するラジアルベアリ
ング11,12が圧入され、又シリンダブロック1,2
と斜板10との間にはスラストベアリング13,14が
介在されている。
シリンダブロック1,2には駆動軸9と平行に、かつ、
同駆動軸を中心とする放射状位置に5対のシリンダボア
15が穿設され、これらシリンダボア15に嵌挿された
両頭のピストン16は軸受装置としての半球状のシュー
17を介して斜板10に係留されており、同斜板10の
回転力によってピストン16はシリンダボア15内を往
復動可能である。
同駆動軸を中心とする放射状位置に5対のシリンダボア
15が穿設され、これらシリンダボア15に嵌挿された
両頭のピストン16は軸受装置としての半球状のシュー
17を介して斜板10に係留されており、同斜板10の
回転力によってピストン16はシリンダボア15内を往
復動可能である。
前記フロント及びリアのハウジング5,6には隔壁5
a,6aにより中心側に吸入室18,19が形成され、
外周側に同吸入室18,19を取り囲むようにしてほぼ
環状の吐出室20,21が形成されている。
a,6aにより中心側に吸入室18,19が形成され、
外周側に同吸入室18,19を取り囲むようにしてほぼ
環状の吐出室20,21が形成されている。
前記シリンダブロック1,2のボア挾間部分における軸
孔1a,2a寄りには、斜板室8と吸入室18,19を
連通する複数(この実施例では5箇所)の吸入通路2
2,23が駆動軸9と平行に穿設されている。そして、
各吸入通路22,23の斜板室8側の開口部をスラスト
ベアリング13,14近傍に位置させている。両吸入通
路22,23にはそれぞれ前記軸孔1a,2aに連通す
る斜状の連通路24,25が分岐形成され、ラジアルベ
アリング11,12に冷媒ガスを供給して潤滑するよう
にしている。又、シリンダブロック1,2の斜板室8側
において各シリンダボア15間には前記吸入通路22,
23に繋がる凹溝26,27が刻設され、吸入通路2
2,23へ冷媒ガスを流入し易くしている。なお、前記
斜板室8はシリンダブロック1,2の接合面の近くに取
付けられた吸入フランジ28と連通されている。
孔1a,2a寄りには、斜板室8と吸入室18,19を
連通する複数(この実施例では5箇所)の吸入通路2
2,23が駆動軸9と平行に穿設されている。そして、
各吸入通路22,23の斜板室8側の開口部をスラスト
ベアリング13,14近傍に位置させている。両吸入通
路22,23にはそれぞれ前記軸孔1a,2aに連通す
る斜状の連通路24,25が分岐形成され、ラジアルベ
アリング11,12に冷媒ガスを供給して潤滑するよう
にしている。又、シリンダブロック1,2の斜板室8側
において各シリンダボア15間には前記吸入通路22,
23に繋がる凹溝26,27が刻設され、吸入通路2
2,23へ冷媒ガスを流入し易くしている。なお、前記
斜板室8はシリンダブロック1,2の接合面の近くに取
付けられた吸入フランジ28と連通されている。
前記バルブプレート3,4には吸入口29,30及び吐
出口31,32が貫設され、これらを介してシリンダボ
ア15がそれぞれ吸入室18,19及び吐出室20,2
1と連通されており、これら吸入口29,30及び吐出
口31,32にはそれぞれ吸入弁33,34及び吐出弁
35,36が配設されている。又、吐出弁35,36は
弁押え37,38によってその変形量が規制されてい
て、弁押え37,38とともにバルブプレート3,4に
固定されている。
出口31,32が貫設され、これらを介してシリンダボ
ア15がそれぞれ吸入室18,19及び吐出室20,2
1と連通されており、これら吸入口29,30及び吐出
口31,32にはそれぞれ吸入弁33,34及び吐出弁
35,36が配設されている。又、吐出弁35,36は
弁押え37,38によってその変形量が規制されてい
て、弁押え37,38とともにバルブプレート3,4に
固定されている。
次に前記のように構成した斜板式圧縮機についてその作
用を説明する。
用を説明する。
駆動軸9の回転により斜板10が揺動運動されると、こ
れに伴ってピストン16がシリンダボア15内を往復動
され、吸入、圧縮及び吐出が行なわれる。
れに伴ってピストン16がシリンダボア15内を往復動
され、吸入、圧縮及び吐出が行なわれる。
このとき、第2図に示すように吸入フランジ28から斜
板室8内に導入された冷媒ガスは上側のピストン16に
当たってP矢印方向に流れが変更され、斜板室8の内周
面に沿って流れる。そして、この冷媒ガスはQ矢印で示
すように凹溝26,27内に流入して斜板室8中央に周
り込み、スラストベアリング13,14に近接して開口
する吸入通路22,23を通って吸入室18,19に導
かれる。又、冷媒ガスの一部はS矢印で示すようにピス
トン16の内側へも周り込む。このため、冷媒ガスが斜
板10、スラストベアリング13,14及びシュー17
の近傍を通過し、同冷媒ガスに含まれる潤滑油によりこ
れらが効率よく潤滑される。しかも、前記冷媒ガスは凹
溝26,27を通って吸入通路22,23へ吸入される
際その流れの方向が直角に変えられるので、冷媒ガス中
に含まれる油が吸入通路22,23の側壁にぶつか分離
され易くなる。そのため、吸入室18,16へはわずか
な油を含んだガスが供給されることとなり、冷却回路に
流出する油を減少させてスラストベアリング13,14
等へ潤滑油供給が円滑かつ十分に行われることとなる。
又、冷媒ガスの一部は吸入通路22,23に分岐形成し
た連通路24,25,軸孔1a,2aを通って吸入室1
8,19に導かれ、このとき、ラジアルベアリング1
1,12が潤滑される。このため、耐焼付性を向上で
き、圧縮機の高速運転化が可能となる。
板室8内に導入された冷媒ガスは上側のピストン16に
当たってP矢印方向に流れが変更され、斜板室8の内周
面に沿って流れる。そして、この冷媒ガスはQ矢印で示
すように凹溝26,27内に流入して斜板室8中央に周
り込み、スラストベアリング13,14に近接して開口
する吸入通路22,23を通って吸入室18,19に導
かれる。又、冷媒ガスの一部はS矢印で示すようにピス
トン16の内側へも周り込む。このため、冷媒ガスが斜
板10、スラストベアリング13,14及びシュー17
の近傍を通過し、同冷媒ガスに含まれる潤滑油によりこ
れらが効率よく潤滑される。しかも、前記冷媒ガスは凹
溝26,27を通って吸入通路22,23へ吸入される
際その流れの方向が直角に変えられるので、冷媒ガス中
に含まれる油が吸入通路22,23の側壁にぶつか分離
され易くなる。そのため、吸入室18,16へはわずか
な油を含んだガスが供給されることとなり、冷却回路に
流出する油を減少させてスラストベアリング13,14
等へ潤滑油供給が円滑かつ十分に行われることとなる。
又、冷媒ガスの一部は吸入通路22,23に分岐形成し
た連通路24,25,軸孔1a,2aを通って吸入室1
8,19に導かれ、このとき、ラジアルベアリング1
1,12が潤滑される。このため、耐焼付性を向上で
き、圧縮機の高速運転化が可能となる。
又、この実施例では吸入通路22,23が隣接したシリ
ンダボア15間の駆動軸9よりに配置されるため、軸孔
1a,2aにラジアルベアリング11,12を圧入する
ときに働く軸孔1a,2a円周方向の力を吸入通路2
2,23により吸収でき、シリンダボア15の変形を防
止して、ピストン16とシリンダボア15との耐焼付性
を向上できる。
ンダボア15間の駆動軸9よりに配置されるため、軸孔
1a,2aにラジアルベアリング11,12を圧入する
ときに働く軸孔1a,2a円周方向の力を吸入通路2
2,23により吸収でき、シリンダボア15の変形を防
止して、ピストン16とシリンダボア15との耐焼付性
を向上できる。
さらにシリンダブロック1,2には吸入通路22,23
及びボルト挿通孔1b,2bを配置するとともに、各シ
リンダボア間に凹溝を設けているので、シリンダブロッ
ク1,2と冷媒ガスとの接触面積が増え、シリンダボア
15の冷却効果が大きくなり、ピストン16とシリンダ
ボア15との熱膨張による変形が小さく、耐焼付性を向
上できる。
及びボルト挿通孔1b,2bを配置するとともに、各シ
リンダボア間に凹溝を設けているので、シリンダブロッ
ク1,2と冷媒ガスとの接触面積が増え、シリンダボア
15の冷却効果が大きくなり、ピストン16とシリンダ
ボア15との熱膨張による変形が小さく、耐焼付性を向
上できる。
(別例) 次に別例を第3図について説明するが、前記実施例と同
様の機能のものには同一の符号を付し、その説明を省略
する。
様の機能のものには同一の符号を付し、その説明を省略
する。
前記フロント及びリヤのハウジング5,6には隔壁5
a,6aにより内周側に吐出室20,21が形成され、
外周側に同吐出室20,21を取り囲むようにしてほぼ
環状の吸入室18,19が形成されている。
a,6aにより内周側に吐出室20,21が形成され、
外周側に同吐出室20,21を取り囲むようにしてほぼ
環状の吸入室18,19が形成されている。
斜板室8には吸入通路22,23の一端が軸孔1a,2
aに近接して形成され、同吸入通路22,23の他端は
前記吸入室18,19に連数するボルト挿通孔1a,2
aのフロント及びリヤのハウジング5,6側に開口して
いる。
aに近接して形成され、同吸入通路22,23の他端は
前記吸入室18,19に連数するボルト挿通孔1a,2
aのフロント及びリヤのハウジング5,6側に開口して
いる。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば潤滑油を含んだ
冷媒ガスを軸受装置、及びスラストベアリングの近傍へ
凹溝を通して確実に流入させ、これらを効率的に潤滑で
きるため、耐焼付性を向上して圧縮機の高速運転化を可
能にできるとともに、前記凹溝を吸入通路と直交する外
周方向へ形成したことにより、冷媒ガスは同凹溝を通っ
て吸入室へ吸入される際に油分離効果が向上され、吸入
室へはわずかな油を含んだガスが供給されるので、冷却
回路に流出する潤滑油を減少させて熱交換の効率低下を
防止することができ、又、シリンダブロックにはボルト
挿通孔と吸入通路を形成するとともに各シリンダボア間
に凹溝を設けているので、シリンダブロックに対する冷
媒ガスの接触面積が増え、シリンダボアの冷却効果が大
きくなってピストンとシリンダボアとの耐焼付性を向上
できる優れた効果がある。
冷媒ガスを軸受装置、及びスラストベアリングの近傍へ
凹溝を通して確実に流入させ、これらを効率的に潤滑で
きるため、耐焼付性を向上して圧縮機の高速運転化を可
能にできるとともに、前記凹溝を吸入通路と直交する外
周方向へ形成したことにより、冷媒ガスは同凹溝を通っ
て吸入室へ吸入される際に油分離効果が向上され、吸入
室へはわずかな油を含んだガスが供給されるので、冷却
回路に流出する潤滑油を減少させて熱交換の効率低下を
防止することができ、又、シリンダブロックにはボルト
挿通孔と吸入通路を形成するとともに各シリンダボア間
に凹溝を設けているので、シリンダブロックに対する冷
媒ガスの接触面積が増え、シリンダボアの冷却効果が大
きくなってピストンとシリンダボアとの耐焼付性を向上
できる優れた効果がある。
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す縦断面
図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は別例を
示す縦断面図、第4図は従来例を示す縦断面図、第5図
は第4図のB−B線断面図である。 シリンダブロック1,2、軸孔1a,2a、バルブプレ
ート3,4、フロントハウジング5、リヤハウジング
6、駆動軸9、斜板10、スラストベアリング13,1
4、シリンダボア15、ピストン16、吸入室18,1
9、吐出室20,21、吸入通路22,23、連通路2
4,25、凹溝26,27、吸入口29,30、吐出口
31,32。
図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は別例を
示す縦断面図、第4図は従来例を示す縦断面図、第5図
は第4図のB−B線断面図である。 シリンダブロック1,2、軸孔1a,2a、バルブプレ
ート3,4、フロントハウジング5、リヤハウジング
6、駆動軸9、斜板10、スラストベアリング13,1
4、シリンダボア15、ピストン16、吸入室18,1
9、吐出室20,21、吸入通路22,23、連通路2
4,25、凹溝26,27、吸入口29,30、吐出口
31,32。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 信 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 水野 真史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (56)参考文献 特開 昭54−162219(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】左右一対のシリンダブロックの前後両端部
に対し、バルブプレートを介してフロント及びリヤのハ
ウジングをそれぞれ結合し、フロント及びリヤのハウジ
ングにはそれぞれ隔壁により吸入室及び吐出室を形成す
るとともに、両吸入室とシリンダブロック内に形成した
斜板室とを吸入通路により連通し、前記シリンダブロッ
クの軸孔にはフロントハウジング側から駆動軸を挿通
し、この駆動軸には斜板室内に位置し、かつ、両シリン
ダブロック間にスラストベアリングを介して斜板を装着
し、この斜板には両シリンダブロックに軸方向と平行に
形成されたシリンダボア内に嵌入された両頭のピストン
を軸受装置を介して往復運動可能に係留し、さらに前記
バルブプレートには前記シリンダボアと吸入室及び吐出
室とを連通する吸入口及び吐出口を設けた斜板式圧縮機
において、前記吸入通路の斜板室側の開口部を両シリン
ダブロックの軸孔及びスラストベアリングに近接配置す
るとともに、シリンダブロックの斜板室側の各シリンダ
ボア間に前記吸入通路の斜板室側開口部から外周方向へ
凹溝をそれぞれ形成した斜板式圧縮機。
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