JPS63280875A - 斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構 - Google Patents
斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構Info
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- JPS63280875A JPS63280875A JP62114451A JP11445187A JPS63280875A JP S63280875 A JPS63280875 A JP S63280875A JP 62114451 A JP62114451 A JP 62114451A JP 11445187 A JP11445187 A JP 11445187A JP S63280875 A JPS63280875 A JP S63280875A
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B25/00—Multi-stage pumps
- F04B25/04—Multi-stage pumps having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1009—Distribution members
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、斜板式圧縮機に関し、特に、斜板式圧縮機の
冷媒ガス吸入を吸入室から各シリンダボア内に均等に分
配吸入するようにした吸入ガス案内機構に関する。
冷媒ガス吸入を吸入室から各シリンダボア内に均等に分
配吸入するようにした吸入ガス案内機構に関する。
従来より周知の多くの斜板式圧縮機構においては、回転
斜板の回転に応じて前後のシリンダブロックの結合体か
ら成るシリンダのシリンダボア内で複数のピストンが復
動を行うことにより、冷媒ガスの吸入、圧縮、吐出の作
用を行い、該シリンダの両端面に弁板を介して結合され
たフロント及びリヤハウジング内には外部からの帰還冷
媒ガスを受容する吸入室と圧縮後の冷媒ガスを受容する
吐出室とを備えている。上記の回転斜板の回転作用やピ
ストンの往復作用は、圧縮された冷媒ガスの高圧反力を
受けて継続されることから、適正な潤滑を行って作用を
円滑化し、且つ焼き付きの防止を図る必要がある。この
ために、従来より、種々の潤滑手段が講じられてきた。
斜板の回転に応じて前後のシリンダブロックの結合体か
ら成るシリンダのシリンダボア内で複数のピストンが復
動を行うことにより、冷媒ガスの吸入、圧縮、吐出の作
用を行い、該シリンダの両端面に弁板を介して結合され
たフロント及びリヤハウジング内には外部からの帰還冷
媒ガスを受容する吸入室と圧縮後の冷媒ガスを受容する
吐出室とを備えている。上記の回転斜板の回転作用やピ
ストンの往復作用は、圧縮された冷媒ガスの高圧反力を
受けて継続されることから、適正な潤滑を行って作用を
円滑化し、且つ焼き付きの防止を図る必要がある。この
ために、従来より、種々の潤滑手段が講じられてきた。
特に、冷媒ガス中に潤滑油を混入させ、冷媒ガスの吸入
と共に圧縮機内に潤滑油も同時に吸入して斜板、軸受、
ピストン、シリンダボア壁等を潤滑し、且つ圧縮時に冷
媒ガスから分離されて斜板室底に溜まった潤滑油を回転
斜板で攪拌霧化することにより、諸動作要素を潤滑する
ようにした機構がコンパクトな潤滑機構として多用され
ている。他方、上述した構造の斜板式圧縮機においては
、前後のシリンダブロック、弁板、フロント及びリヤハ
ウジング等を通しボルトで共締することにより、一体化
しており、このとき、ボルトの締め付けに応してフロン
ト及びリヤハウジングに微細な撓み変形が生じて、吸入
室や吐出室のシール、隔絶性を低下させ、圧縮後の高圧
冷媒ガスが吸入側に短絡流入し、究極的に圧縮率の低下
を来すことに鑑みて、本出願人は既に撓み変形を防止す
る押さえリブをフロント及びリヤハウジングの内面に形
成し、ボルトの締め付けによる変形防止を図った構造を
有した斜板式圧縮機を提案している（実用新案登録側昭
和６１−５５９０号）。
と共に圧縮機内に潤滑油も同時に吸入して斜板、軸受、
ピストン、シリンダボア壁等を潤滑し、且つ圧縮時に冷
媒ガスから分離されて斜板室底に溜まった潤滑油を回転
斜板で攪拌霧化することにより、諸動作要素を潤滑する
ようにした機構がコンパクトな潤滑機構として多用され
ている。他方、上述した構造の斜板式圧縮機においては
、前後のシリンダブロック、弁板、フロント及びリヤハ
ウジング等を通しボルトで共締することにより、一体化
しており、このとき、ボルトの締め付けに応してフロン
ト及びリヤハウジングに微細な撓み変形が生じて、吸入
室や吐出室のシール、隔絶性を低下させ、圧縮後の高圧
冷媒ガスが吸入側に短絡流入し、究極的に圧縮率の低下
を来すことに鑑みて、本出願人は既に撓み変形を防止す
る押さえリブをフロント及びリヤハウジングの内面に形
成し、ボルトの締め付けによる変形防止を図った構造を
有した斜板式圧縮機を提案している（実用新案登録側昭
和６１−５５９０号）。
然しなから、上記出願に係る押さえリブを設けた構造は
、シール性の改善のみを図ったものであり、特に吸入室
内に該押さえリブを複数個、相互に分離して配置した構
造にあるため、外部から帰還して斜板室経由で吸入室に
入った吸入冷媒ガスが各シリンダボア内に吸入されると
きに吸入量がシリンダボア間で分配不良を生じてアンバ
ランスになり、吸入量の少ないシリンダボアでは潤滑油
の吸入量を減少し、潤滑不足を来してシリンダボアの摩
耗、シリンダボア壁とピストンとの間でのロック現象の
発生に繋がる場合もあると言う問題点がある。依って、
本発明は、押さえリブの機能を活かしつつ、潤滑上の問
題点を解決せんとしたものである。
、シール性の改善のみを図ったものであり、特に吸入室
内に該押さえリブを複数個、相互に分離して配置した構
造にあるため、外部から帰還して斜板室経由で吸入室に
入った吸入冷媒ガスが各シリンダボア内に吸入されると
きに吸入量がシリンダボア間で分配不良を生じてアンバ
ランスになり、吸入量の少ないシリンダボアでは潤滑油
の吸入量を減少し、潤滑不足を来してシリンダボアの摩
耗、シリンダボア壁とピストンとの間でのロック現象の
発生に繋がる場合もあると言う問題点がある。依って、
本発明は、押さえリブの機能を活かしつつ、潤滑上の問
題点を解決せんとしたものである。
本発明は、上記の発明目的に鑑みて、回転斜板によって
復動する複数のピストンを有したピストン・シリンダ圧
縮機構を内部に備えたシリンダブロックの前後両端面に
それぞれフロントハウジングとリヤハウジングとを設け
て、これらを複数本の通しボルトで共締めすることによ
り一体化し、前記フロント及びリヤハウジング内には内
周側を前記ピストン・シリンダ圧縮機構の吸入ポートに
連通可能な吸入室、外周側を前記ピストン・シリンダ圧
縮機構の吐出ポートに連通可能な吐出室としてそれぞれ
隔壁で分離した構造とし、前記シリンダブロック、弁及
び弁板には斜板室から延長して前記吸入室に開口した複
数の吸入通路を設けた斜板式圧縮機において、前記吸入
室に分散開口した前記複数の吸入通路の開口における各
二つの開口間には仕切り壁状の吸入ガス案内壁を設け、
前記シリンダブロックの複数の前記吸入ポートへ夫々略
等量の吸入ガスを分配吸入されるようにしたことを特徴
とした斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構を従供するもの
であり、上記吸入ガス案内壁は、吸入冷媒ガスをシリン
ダの複数ボアにバランス良く分配吸入させることにより
、潤滑油も各シリンダボアに等量づつ分配吸入させ、潤
滑効果を挙げ、且つ同時にハウジングの締め付けによる
撓み、変形も防止してハウジング内吸入室、吐出室のシ
ール効果の確保も達成するようにしたものである。
復動する複数のピストンを有したピストン・シリンダ圧
縮機構を内部に備えたシリンダブロックの前後両端面に
それぞれフロントハウジングとリヤハウジングとを設け
て、これらを複数本の通しボルトで共締めすることによ
り一体化し、前記フロント及びリヤハウジング内には内
周側を前記ピストン・シリンダ圧縮機構の吸入ポートに
連通可能な吸入室、外周側を前記ピストン・シリンダ圧
縮機構の吐出ポートに連通可能な吐出室としてそれぞれ
隔壁で分離した構造とし、前記シリンダブロック、弁及
び弁板には斜板室から延長して前記吸入室に開口した複
数の吸入通路を設けた斜板式圧縮機において、前記吸入
室に分散開口した前記複数の吸入通路の開口における各
二つの開口間には仕切り壁状の吸入ガス案内壁を設け、
前記シリンダブロックの複数の前記吸入ポートへ夫々略
等量の吸入ガスを分配吸入されるようにしたことを特徴
とした斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構を従供するもの
であり、上記吸入ガス案内壁は、吸入冷媒ガスをシリン
ダの複数ボアにバランス良く分配吸入させることにより
、潤滑油も各シリンダボアに等量づつ分配吸入させ、潤
滑効果を挙げ、且つ同時にハウジングの締め付けによる
撓み、変形も防止してハウジング内吸入室、吐出室のシ
ール効果の確保も達成するようにしたものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳
細に説明する。
細に説明する。
第１図は、本発明に係る吸入ガス案内機構を具備した斜
板式圧縮機の実施例の要部構成を示すために一部を破断
図示した正面図、第２図と第３図は、同圧縮機のフロン
ト及びリヤハウジング内の吸入室内部の構造を示した第
１図の矢視Ｉｒ−Ｉｆ及び■−■線による端面図である
。
板式圧縮機の実施例の要部構成を示すために一部を破断
図示した正面図、第２図と第３図は、同圧縮機のフロン
ト及びリヤハウジング内の吸入室内部の構造を示した第
１図の矢視Ｉｒ−Ｉｆ及び■−■線による端面図である
。
これらの第１図から第３図を参照して本発明を説明する
と、この斜板式圧縮機は、多気筒圧縮機として１０気筒
圧縮機を示しており、フロントシリンダブロック２、リ
ヤシリンダブロック３を有して両者が軸方向に一体かつ
密接に結合されて１つの結合シリンダ１を構成している
。この結合シリンダ１の前後にはフロントハウジング４
ａ、リヤハウジング４ｂが夫々弁板５を介して結合さて
いる。そして、これらハウジング４ａ、４ｂ、弁板５、
シリンダブロック２．３は位置合わせされて、複数本の
通しボルト６により共締めされている。結合シリンダ１
に回転軸受７ａを介して回転可能に支承された駆動軸７
には回転斜板２０が楔着されており、斜板室８内で前記
駆動軸７と共に回転しながら保合関係にあるピストン９
をシリンダボア１０内で往復運動せしめる。回転斜板２
０は軸方向のスラスト荷重を支承するためにスラスト軸
受２２により支持されている。
と、この斜板式圧縮機は、多気筒圧縮機として１０気筒
圧縮機を示しており、フロントシリンダブロック２、リ
ヤシリンダブロック３を有して両者が軸方向に一体かつ
密接に結合されて１つの結合シリンダ１を構成している
。この結合シリンダ１の前後にはフロントハウジング４
ａ、リヤハウジング４ｂが夫々弁板５を介して結合さて
いる。そして、これらハウジング４ａ、４ｂ、弁板５、
シリンダブロック２．３は位置合わせされて、複数本の
通しボルト６により共締めされている。結合シリンダ１
に回転軸受７ａを介して回転可能に支承された駆動軸７
には回転斜板２０が楔着されており、斜板室８内で前記
駆動軸７と共に回転しながら保合関係にあるピストン９
をシリンダボア１０内で往復運動せしめる。回転斜板２
０は軸方向のスラスト荷重を支承するためにスラスト軸
受２２により支持されている。
フロントハウジング４ａとリヤハウジング４ｂとは何れ
もキャップ形に形成され、その内部の外周側が吐出室１
１ａ、ｌｌｂ、内周側が吸入室１２ａ、１２ｂとして隔
壁１３ａ、１３ｂによって相互に隔絶された構造に形成
され、該隔壁１３ａ。
もキャップ形に形成され、その内部の外周側が吐出室１
１ａ、ｌｌｂ、内周側が吸入室１２ａ、１２ｂとして隔
壁１３ａ、１３ｂによって相互に隔絶された構造に形成
され、該隔壁１３ａ。
１３ｂは第２図、第３図から明らかなように、湾曲辺を
有した５角形状の連続壁を成し、また、この隔壁１３ａ
、１３ｂの外方には通しボルト６が挿通される通し孔１
４が複数個ボス部分に形成されている。更に、フロント
ハウジング４ａの中央部にもうけられて、駆動軸７の軸
封装置１６を装着した軸封室１７は、前記吸入室１２ａ
と直接的に連通した室で軸封装置Ｆ１６が設けられるこ
とによって、機外と吸入室１２ａとは完全に気密隔離さ
れている。
有した５角形状の連続壁を成し、また、この隔壁１３ａ
、１３ｂの外方には通しボルト６が挿通される通し孔１
４が複数個ボス部分に形成されている。更に、フロント
ハウジング４ａの中央部にもうけられて、駆動軸７の軸
封装置１６を装着した軸封室１７は、前記吸入室１２ａ
と直接的に連通した室で軸封装置Ｆ１６が設けられるこ
とによって、機外と吸入室１２ａとは完全に気密隔離さ
れている。
上記斜板室８は結合シリンダｌの略中央部に形成され、
外部の空調回路から帰還した冷ガスを受入し、それを更
に複数の吸入通路１８を介して前記吸入室１２ａ、１２
ｂへ送出するように設けられ、該吸入通路１８は、結合
シリンダ１と共に弁板５及び吸入弁（弁板５に密着して
設けられている。）を貫通、穿設されている。各吸入通
路１８は、第２図、第３図に図示のように、吸入室１２
ａ、１２ｂに対しては各シリンダボア１０の挟間の内周
寄りの位置に配設され、弁板５に別に穿設された各シリ
ンダボア１０に連通ずるフロント側及びリヤ側の吸入ポ
ート１５ａ、１５ｂと吸入弁の開時に連通ずる構成にあ
り、従って帰還冷媒ガスを吸入ボー）１５ａ、１５ｂか
らシリンダボア１０内に吸入可能にしているのである。
外部の空調回路から帰還した冷ガスを受入し、それを更
に複数の吸入通路１８を介して前記吸入室１２ａ、１２
ｂへ送出するように設けられ、該吸入通路１８は、結合
シリンダ１と共に弁板５及び吸入弁（弁板５に密着して
設けられている。）を貫通、穿設されている。各吸入通
路１８は、第２図、第３図に図示のように、吸入室１２
ａ、１２ｂに対しては各シリンダボア１０の挟間の内周
寄りの位置に配設され、弁板５に別に穿設された各シリ
ンダボア１０に連通ずるフロント側及びリヤ側の吸入ポ
ート１５ａ、１５ｂと吸入弁の開時に連通ずる構成にあ
り、従って帰還冷媒ガスを吸入ボー）１５ａ、１５ｂか
らシリンダボア１０内に吸入可能にしているのである。
なお、圧縮後の冷媒ガスは、各シリンダボア１０から吐
出ポート（フロント側の吐出ポート２３ａの１つだけが
第１図に図示されているが、リヤ側にも同様に設けられ
ている。）を介して吐出弁の開時に吐出室１１ａ、ｌｌ
ｂに吐出される。
出ポート（フロント側の吐出ポート２３ａの１つだけが
第１図に図示されているが、リヤ側にも同様に設けられ
ている。）を介して吐出弁の開時に吐出室１１ａ、ｌｌ
ｂに吐出される。
さて、上述において、吸入室１２ａ、１２ｂへ吸入通路
１８を通って流入した吸入冷媒ガスは、潤滑油を混入し
ており、該潤滑油共々□シリンダボアｌＯ内に吸入され
、シリンダボア１０の内壁やピストン９の外周を潤滑し
て該ピストン９の往復摺動作用を円滑化するために使用
されるが、そのためには、各シリンダボア１０に吸入冷
媒ガスが均等量づつ吸入される必要がある。このために
、本発明では、吸入室１２ ａ、１２ ｂと吐出室１１
ａ、１１ｂとを仕切る前述の隔壁１３ａ、１３ｂから各
吸入室１２ａ、１２ｂ内部に延ばした複数の吸入冷媒ガ
スの案内壁１９ａ、１９ｂを形成して、各吸入通路１８
を出た吸入冷媒ガスがこれらの吸入ガスの案内壁１９ａ
、１９ｂに沿って所定の吸入ポート１５ａ、１５ｂに向
かうようにしているのである。つまり、これら複数の案
内壁１９ａ、１９ｂの案内作用で、各吸入ポート１５ａ
、１５ｂに入る冷媒ガスの吸入量が、それぞれ均等量と
なるように巧みに分配吸入させるようにしているのであ
る。例えば、案内壁１９ａに就いては、吸入冷媒ガスが
斜板室８に入るとき（矢印で流入方向を図示）、その斜
板室への入口側に最も近い吸入通路（１８ａで図示）に
は冷媒ガス濃度が高くしかも斜板回転による攪拌影響が
小さいために十分な量の吸入冷媒ガスが供給されること
を考慮して、該吸入通路１８ａからはシリンダボア１０
における２つの吸入ポート１５ａへの冷媒ガス供給を受
は持つように壁が延びた構成にあり、他方、上述の斜板
室の入口側から斜板２０の回転方向（第２図の矢印）に
見て最も遠い位置に在る吸入通路（１８ｂ、１８ｃで図
示）に就いては、斜板２０による撹拌影響と熱影響とを
受けることにより、吸入冷媒ガスの濃度は低くなること
を考慮し、２つの吸入通路１８ｂと１８Ｃとの両者から
それらの間に在る１つの吸入ポート１５ａへ冷媒ガス供
給を受は持つように壁が延びた構成にある。同様な設計
上の考慮は、リヤ側についても払われて吸入冷媒ガスの
供給均等化が成されいることは言うまでもない。斯くし
て、吸入冷媒ガスに浮遊、混入された潤滑油も均等量づ
つ各シリンダボア１０に分配供給されることと成り、シ
リンダボア１０内の潤滑効果を各シリンダボア１０間で
等価にして一部のシリンダボア１０が不都合に磨滅した
り、或いはピストン９との間でロック現象をおこしたり
する等の問題は解消されることとなるのである。
１８を通って流入した吸入冷媒ガスは、潤滑油を混入し
ており、該潤滑油共々□シリンダボアｌＯ内に吸入され
、シリンダボア１０の内壁やピストン９の外周を潤滑し
て該ピストン９の往復摺動作用を円滑化するために使用
されるが、そのためには、各シリンダボア１０に吸入冷
媒ガスが均等量づつ吸入される必要がある。このために
、本発明では、吸入室１２ ａ、１２ ｂと吐出室１１
ａ、１１ｂとを仕切る前述の隔壁１３ａ、１３ｂから各
吸入室１２ａ、１２ｂ内部に延ばした複数の吸入冷媒ガ
スの案内壁１９ａ、１９ｂを形成して、各吸入通路１８
を出た吸入冷媒ガスがこれらの吸入ガスの案内壁１９ａ
、１９ｂに沿って所定の吸入ポート１５ａ、１５ｂに向
かうようにしているのである。つまり、これら複数の案
内壁１９ａ、１９ｂの案内作用で、各吸入ポート１５ａ
、１５ｂに入る冷媒ガスの吸入量が、それぞれ均等量と
なるように巧みに分配吸入させるようにしているのであ
る。例えば、案内壁１９ａに就いては、吸入冷媒ガスが
斜板室８に入るとき（矢印で流入方向を図示）、その斜
板室への入口側に最も近い吸入通路（１８ａで図示）に
は冷媒ガス濃度が高くしかも斜板回転による攪拌影響が
小さいために十分な量の吸入冷媒ガスが供給されること
を考慮して、該吸入通路１８ａからはシリンダボア１０
における２つの吸入ポート１５ａへの冷媒ガス供給を受
は持つように壁が延びた構成にあり、他方、上述の斜板
室の入口側から斜板２０の回転方向（第２図の矢印）に
見て最も遠い位置に在る吸入通路（１８ｂ、１８ｃで図
示）に就いては、斜板２０による撹拌影響と熱影響とを
受けることにより、吸入冷媒ガスの濃度は低くなること
を考慮し、２つの吸入通路１８ｂと１８Ｃとの両者から
それらの間に在る１つの吸入ポート１５ａへ冷媒ガス供
給を受は持つように壁が延びた構成にある。同様な設計
上の考慮は、リヤ側についても払われて吸入冷媒ガスの
供給均等化が成されいることは言うまでもない。斯くし
て、吸入冷媒ガスに浮遊、混入された潤滑油も均等量づ
つ各シリンダボア１０に分配供給されることと成り、シ
リンダボア１０内の潤滑効果を各シリンダボア１０間で
等価にして一部のシリンダボア１０が不都合に磨滅した
り、或いはピストン９との間でロック現象をおこしたり
する等の問題は解消されることとなるのである。
しかも、これらの案内壁１９ａ、１９ｂは、夫々隔壁１
３ａ、１３ｂと等しい高さく軸方向に見た寸法）の壁と
して形成されることにより、フロント及びリヤハウジン
グ４ａ、４ｂの内部に設けられた既述の押さえリブの機
能をも奏するから、通しボルト６で該両ハウジング４ａ
、４ｂを共締した際の締め付は力が作用したときに、両
ハウジング４ａ、４ｂ並びに弁板５の変形防止作用も達
成するのである。すなわち、結合シリンダ１の両端面に
おける吸入室１２ａ、１２ｂ及び吐出室１１ａ、ｌｌｂ
のシール性を充分に確保するので吐出冷媒ガスの吸入系
への短絡流入を防止できるのである。なお、該吸入冷媒
ガスの案内壁１９ａ、１９ｂが隔壁１３ａ、１３ｂから
吸入室内に延長する向き、延長量は吸入冷媒ガスの均等
分配を達成するための設計的条件で定まり、故に、吸入
ポー）１５ａ、１５ｂとの相対的な位置関係に依存して
適宜に設計、加工すれば良い。
３ａ、１３ｂと等しい高さく軸方向に見た寸法）の壁と
して形成されることにより、フロント及びリヤハウジン
グ４ａ、４ｂの内部に設けられた既述の押さえリブの機
能をも奏するから、通しボルト６で該両ハウジング４ａ
、４ｂを共締した際の締め付は力が作用したときに、両
ハウジング４ａ、４ｂ並びに弁板５の変形防止作用も達
成するのである。すなわち、結合シリンダ１の両端面に
おける吸入室１２ａ、１２ｂ及び吐出室１１ａ、ｌｌｂ
のシール性を充分に確保するので吐出冷媒ガスの吸入系
への短絡流入を防止できるのである。なお、該吸入冷媒
ガスの案内壁１９ａ、１９ｂが隔壁１３ａ、１３ｂから
吸入室内に延長する向き、延長量は吸入冷媒ガスの均等
分配を達成するための設計的条件で定まり、故に、吸入
ポー）１５ａ、１５ｂとの相対的な位置関係に依存して
適宜に設計、加工すれば良い。
例えば、第４図と第５図とは前述した第２図、第３図の
実施例と同じ断面で示した他の実施例を示しており、こ
の実施例では、前実施例の場合よりも、シリンダ１０の
吸入ポート１５ａ、１５ｂへの吸入冷媒ガスの供給量は
若干、バラツキは生じるが、吸入通路１８と吸入ポーＨ
５ａ、 １５ ｂとの配置関係が、それぞれ１対を成し
た関係にあるように案内壁１９ａ、１９ｂを隔壁１３
ａ、 １３ ｂから延設した構成としたものである。こ
の実施例でも、各吸入通路１８が確実に対応の吸入ポー
ト１５ａ又は１５ｂへ吸入冷媒ガスの供給を受は持ち、
以て潤滑油の供給も確実に成されるようにしているので
ある。
実施例と同じ断面で示した他の実施例を示しており、こ
の実施例では、前実施例の場合よりも、シリンダ１０の
吸入ポート１５ａ、１５ｂへの吸入冷媒ガスの供給量は
若干、バラツキは生じるが、吸入通路１８と吸入ポーＨ
５ａ、 １５ ｂとの配置関係が、それぞれ１対を成し
た関係にあるように案内壁１９ａ、１９ｂを隔壁１３
ａ、 １３ ｂから延設した構成としたものである。こ
の実施例でも、各吸入通路１８が確実に対応の吸入ポー
ト１５ａ又は１５ｂへ吸入冷媒ガスの供給を受は持ち、
以て潤滑油の供給も確実に成されるようにしているので
ある。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、斜板
式圧縮機のフロント及びリヤハウジング内の吸入室内に
帰還冷媒ガスを吸入通路から各シリンダボルトに吸入量
が均等量づつ分配吸入されて、それに伴う潤滑油の吸入
量も均等供給されるように案内壁を設けたから、シリン
ダボア内におけるピストンの圧縮往復動作を常に円滑化
させ、叉幾つかのシリンダボア壁が偏って磨滅する不都
合も防止できるのである。しかも同時に該案内壁が、構
造補強の押さえリブとしても作用し得る構造としたから
、吸入冷媒ガスと吐出冷媒ガスとを相互に隔絶するシー
ル効果もシリンダ端面で確保できることとなったのであ
る。
式圧縮機のフロント及びリヤハウジング内の吸入室内に
帰還冷媒ガスを吸入通路から各シリンダボルトに吸入量
が均等量づつ分配吸入されて、それに伴う潤滑油の吸入
量も均等供給されるように案内壁を設けたから、シリン
ダボア内におけるピストンの圧縮往復動作を常に円滑化
させ、叉幾つかのシリンダボア壁が偏って磨滅する不都
合も防止できるのである。しかも同時に該案内壁が、構
造補強の押さえリブとしても作用し得る構造としたから
、吸入冷媒ガスと吐出冷媒ガスとを相互に隔絶するシー
ル効果もシリンダ端面で確保できることとなったのであ
る。
第１図は、本発明に係る吸入ガス案内機構を具備した斜
板式圧縮機の実施例の要部構成を示すために一部を破断
図示した正面図、第２図と第３図は、同圧縮機のフロン
ト及びリヤハウジング内の吸入室内部の構造を示した第
１図の矢視ｎ−ｎ及びｍ−ｍ線による断面図、第４図と
第５図とは第２図、第３図と同様な断面により、他の実
施例を示した断面図。 １・・・結合シリンダ、 ２・・・フロントシリンダブロック、 ３・・・リアシリンダブロック、 ４ａ、４ｂ・・・フロント及びリヤハウジング、５・・
・弁板、 ６・・・通しボルト、 ７・・・駆動軸、 ８・・・斜板室、 ９・・・ピストン、 １０・・・シリンダボア、 １１ａ、１ｌｂ−−−吐出室、 １２ａ、１２ｂ・−−吸入室、 １３ａ、１３ｂ−−・隔壁、 １５ａ、１５ｂ・−・吸入ポート、 １８・・・吸入通路、 。 １９ａ、１ｇｂ、、、ｚ内壁、 ２０・・・斜板。 第２図
板式圧縮機の実施例の要部構成を示すために一部を破断
図示した正面図、第２図と第３図は、同圧縮機のフロン
ト及びリヤハウジング内の吸入室内部の構造を示した第
１図の矢視ｎ−ｎ及びｍ−ｍ線による断面図、第４図と
第５図とは第２図、第３図と同様な断面により、他の実
施例を示した断面図。 １・・・結合シリンダ、 ２・・・フロントシリンダブロック、 ３・・・リアシリンダブロック、 ４ａ、４ｂ・・・フロント及びリヤハウジング、５・・
・弁板、 ６・・・通しボルト、 ７・・・駆動軸、 ８・・・斜板室、 ９・・・ピストン、 １０・・・シリンダボア、 １１ａ、１ｌｂ−−−吐出室、 １２ａ、１２ｂ・−−吸入室、 １３ａ、１３ｂ−−・隔壁、 １５ａ、１５ｂ・−・吸入ポート、 １８・・・吸入通路、 。 １９ａ、１ｇｂ、、、ｚ内壁、 ２０・・・斜板。 第２図
Claims (2)
- １． 回転斜板によって復動する複数のピストンを有し
たピストン・シリンダ圧縮機構を内部に備えたシリンダ
ブロックの前後両端面にそれぞれフロントハウジングと
リヤハウジングとを設けて、これらを複数本の通しボル
トで共締めすることにより一体化し、前記フロント及び
リヤハウジング内には内周側を前記ピストン・シリンダ
圧縮機構の吸入ポートに連通可能な吸入室、外周側を前
記ピストン・シリンダ圧縮機構の吐出ポートに連通可能
な吐出室としてそれぞれ隔壁で分離した構造とし、前記
シリンダブロック、弁及び弁板には斜板室から延長して
前記吸入室に開口した複数の吸入通路を設けた斜板式圧
縮機において、前記吸入室に分散開口した前記複数の吸
入通路の開口における各二つの開口間には仕切り壁状の
吸入ガス案内壁を設け、前記シリンダブロックの複数の
前記吸入ポートへ夫々略等量の吸入ガスを分配吸入され
るようにしたことを特徴とした斜板式圧縮機の吸入ガス
案内機構。 - ２． 前記吸入ガス案内壁は、前記隔壁と等高壁に形成
され、該隔壁から前記フロントおよびリヤハウジングの
各吸入室内に張り出し形成されていることを特徴とした
特許請求の範囲第１項に記載の斜板式圧縮機の吸入ガス
案内機構。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62114451A JPS63280875A (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構 |
| US07/193,367 US4880361A (en) | 1987-05-13 | 1988-05-12 | Multi-piston swash plate type compressor with arrangement for internal sealing and for uniform distribution of refrigerant to cylinder bores |
| KR1019880005548A KR910001694B1 (ko) | 1987-05-13 | 1988-05-13 | 사판식 압축기의 흡입 가스 안내 기구 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62114451A JPS63280875A (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63280875A true JPS63280875A (ja) | 1988-11-17 |
Family
ID=14638057
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62114451A Pending JPS63280875A (ja) | 1987-05-13 | 1987-05-13 | 斜板式圧縮機の吸入ガス案内機構 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4880361A (ja) |
| JP (1) | JPS63280875A (ja) |
| KR (1) | KR910001694B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102734117A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 法雷奥日本株式会社 | 往复式压缩机 |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5417552A (en) * | 1992-10-20 | 1995-05-23 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type variable displacement compressor |
| JPH08170588A (ja) * | 1994-12-16 | 1996-07-02 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 往復動型圧縮機 |
| US5799562A (en) * | 1996-03-13 | 1998-09-01 | Weinberg; Morgan W. | Regenerative braking method and apparatus therefor |
| US5988987A (en) * | 1996-08-28 | 1999-11-23 | Fia Solutions, Inc. | Method for merging and/or ratio blending aliquant |
| JP4065063B2 (ja) * | 1998-09-17 | 2008-03-19 | サンデン株式会社 | 往復動圧縮機 |
| JP3899203B2 (ja) * | 1999-04-01 | 2007-03-28 | サンデン株式会社 | 往復動型圧縮機 |
| JP2001012343A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Toyota Autom Loom Works Ltd | 両頭ピストン式圧縮機 |
| US6799953B2 (en) | 2002-11-22 | 2004-10-05 | Caterpillar Inc | Port plate for an axial piston pump |
| KR101104281B1 (ko) * | 2005-09-02 | 2012-01-12 | 한라공조주식회사 | 압축기 |
| EP3954953B1 (en) * | 2020-08-14 | 2023-10-04 | Leica Mikrosysteme GmbH | High pressure freezing cartridge and method of high pressure freezing |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS543363Y2 (ja) * | 1973-05-11 | 1979-02-16 | ||
| JPS5696185A (en) * | 1979-12-27 | 1981-08-04 | Toyoda Autom Loom Works Ltd | Swash plate compressor |
| JPS62148786A (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-02 | 山本 高子 | つり下げ梯子 |
| JPH0613867B2 (ja) * | 1985-12-25 | 1994-02-23 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 斜板式圧縮機 |
| JPH036873Y2 (ja) * | 1986-01-17 | 1991-02-20 |
-
1987
- 1987-05-13 JP JP62114451A patent/JPS63280875A/ja active Pending
-
1988
- 1988-05-12 US US07/193,367 patent/US4880361A/en not_active Expired - Fee Related
- 1988-05-13 KR KR1019880005548A patent/KR910001694B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102734117A (zh) * | 2011-03-30 | 2012-10-17 | 法雷奥日本株式会社 | 往复式压缩机 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR910001694B1 (ko) | 1991-03-18 |
| US4880361A (en) | 1989-11-14 |
| KR880014259A (ko) | 1988-12-23 |
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