JP3889137B2 - 給紙方法及び給紙装置並びに画像形成装置 - Google Patents

給紙方法及び給紙装置並びに画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給紙トレイに積載した用紙の束を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法及び給紙装置並びに画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンター等の画像形成装置において、連続的に給紙可能なカットシートは、通常、上質紙や複写機メーカー指定の普通紙に限られていた。このような紙では、表面の平滑性が低いので、積載した用紙から1枚ずつ用紙を取り出す際、用紙同士が吸着して重送の生じることがなかった。一方、近年では記録媒体の多様化に伴い厚紙、OHP用紙、トレーシングペーパー等の他、カラー化の市場要求から白色度や光沢を出すためにシートの表面にコーティング処理を施したアート紙及びコート紙等、表面の平滑なシートにも画像形成の要望が高まっている。ところが、これらOHP用紙、トレーシングペーパー、アート紙及びコート紙等は、平滑度が高いため、高湿下の環境で用紙を積載した場合、紙同士が吸着し、従来の画像形成装置では重送やミスフィードの多発する問題が生じた。
【0003】
このような不具合を解消するものとして、例えば、特開昭62−249835号公報に開示された図15に示す給紙装置1では、給紙台3の上に積載した用紙5の先端側面に、用紙5の上面と平行な方向から空気吹付装置7によって空気を吹き付け、同時に、用紙5の上方で開口させた吸気筒9を不図示の負圧発生装置によって負圧とし、開口11近くの外部空気を吸気筒9内に吸引する方法が提案されている。この給紙装置1によれば、開口11からの吸引作用によって給紙台3に積載した用紙5の最上位のものを浮き上がらせ、最上位の用紙5と次位用紙5との間に形成された隙間に空気吹付装置7からの空気を吹き込むことで、両用紙の分離を確実に行うことができた。
【0004】
また、特開平4−23747号公報に開示された図16乃至図18に示す給紙装置13では、空気吹き込み手段15により積載した用紙5の側面に対向して設けた吹出口19から空気を吹き込み、用紙5を浮揚させ、用紙5の上面に当接するロール状、ブラシ状、板状等のシート押さえ部材17と共働して、用紙間に空気を貫通させることにより、用紙5を1枚ずつ分離する方法が提案されている。
シート押さえ部材17がない場合には、必要以上の用紙枚数が浮揚し、最上位近傍の数枚の捌きが不十分になる場合があるが、この給紙装置13によれば、用紙5の浮揚が大きくなり過ぎるのを防ぐことができ、用紙間に空気が入り込むことにより、用紙間の吸着力を弱め、用紙を確実に捌くことができた。
【0005】
この他、用紙の側面から空気を吹き付け、用紙を分離するものとしては、給紙トレイの側面に送風口を設け、その送風口と送風機との間をパイプで接続した実開昭61−21735号公報に開示されるもの、或いは用紙の側面に吹き込む空気流を変化させる特開平3−211136号公報に開示されたもの等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した給紙装置1では、用紙先端の側面からの空気の吹き付けと、上方からの吸引により用紙の分離を行うため、空気吹付装置7、吸気筒9、負圧発生装置等を設けなければならず、装置が大型化し、製品コスト、ランニングコストが増大するとともに、騒音も大きくなる問題があった。また、送風機と送風口とをパイプ接続するものや、吹き込み空気流を変化させるものにおいても、装置が大型化し、製品コストが増大する問題があった。一方、空気吹き込み手段15とシート押さえ部材17とにより用紙の分離を行う給紙装置13では、比較的製品コストを安価にできるが、断裁時のバリが大きく用紙間がこのバリで塞がれている場合や、用紙端部が不揃いで空気吹き出し口から遠ざかる方向にずれている場合等では、風量が小さいと用紙間に空気が入らないため、結局、風量を大きくしなければならず、ランニングコストが増大し、騒音の大きくなる問題があった。
【0007】
また、図19(A)に示すように、給紙トレイに積載した用紙の側面へエアー吹付手段18によりエアーを吹き付け、用紙を浮揚させることで、用紙間の密着を解く給紙装置では、図19(B)に示すように用紙の側面にエアーを一度に吹き付けると、仮にシート押さえ部材を設けてある場合においても、図19(C)に示すように用紙間の密着が弱い界面20より上位の用紙が束状になったまま浮揚してしまい、浮揚している用紙束の用紙間にエアーを流入させることができなくなり、用紙間の密着が解けず、結局、ミスフィードや重送を発生させてしまう問題があった。
【0008】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その第一の目的は、少量の送風力で大きな用紙分離力が得られ、確実な捌きが行える給紙方法及び給紙装置並びに画像形成装置を提供し、装置の小型化、製品コスト及びランニングコストの低減、低騒音化及び信頼性の向上を図ることにある。
【0009】
また、第二の目的は、用紙の浮揚時に、密着の弱い界面より上位の用紙を束状に浮揚させない給紙装置及び画像形成装置を提供し、ミスフィードや重送の発生を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1の給紙方法は、給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法において、前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー遮断手段を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする。
【0011】
この給紙方法では、用紙間に順次にエアーを流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次に形成され、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度に形成される場合に比べ、順次形成するエアー流路に大量のエアーが流入することになり、用紙間の密着を確実に解くことになる
【0012】
請求項2記載の給紙方法は、前記エアー流路は、少なくとも、前記積載用紙の最上位用紙の用紙間から順にエアーが流入するものであることを特徴とする。
【0013】
この給紙方法では、上位の用紙から浮揚させて、順次用紙間の密着が解けるようになり、密着の弱い部分より上位の用紙が束状になったまま浮揚することが防止される。
【0014】
請求項3記載の給紙方法は、前記エアー遮断手段が、カムにより駆動されることを特徴とする。
【0015】
この給紙方法では、カムが回転すると、エアー遮断手段がカムの凹凸に合わせて移動する。この移動により、エアーの流路が用紙面垂直方向で下方向に移動され、エアー流路の境界が用紙に対して順次移動して、用紙間に順次エアーが流れ込む。これにより、エアー遮断手段の比較的遅い移動が可能となる。
【0016】
請求項4記載の給紙方法は、前記エアー遮断手段の前記移動が、50mm/sec以下であることを特徴とする。
【0017】
この給紙方法では、エアー遮断手段の移動速度が比較的遅く設定される。つまり、各用紙間へのエアーの流入が保証される。これにより、エアー遮断手段の移動速度が速すぎる場合、上位の用紙が浮揚する前に、下位の用紙にエアーが当たり、上位の用紙の密着が解けなくなることがなくなる。
【0018
請求項記載の給紙装置は、給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置において、前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー遮断手段を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする。
【0019
この給紙装置では、用紙間に順次にエアーを流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次に形成され、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度に形成される場合に比べ、順次形成するエアー流路に大量のエアーが流入することになり、用紙間の密着を確実に解くことができる
【0020
請求項記載の給紙装置は、前記エアー流路は、少なくとも、前記積載用紙の最上位用紙の用紙間から順にエアーが流入するものであることを特徴とする。
【0021
この給紙装置では、上位の用紙から浮揚させて、順次用紙間の密着が解けるようになり、密着の弱い部分より上位の用紙が束状になったまま浮揚することが防止される。
【0022
請求項記載の給紙装置は、前記エアー遮断手段に前記エアーの通過する開口部を設けることによって、前記エアー遮断手段には前記境界が複数形成されていることを特徴とする。
【0023
この給紙装置では、開口部の近傍でエアーが集中し、エアーの流速が高まり、用紙を浮揚させる力が大きくなる。
【0024
請求項記載の給紙装置は、前記開口部の内周天面には下向きに傾斜させた傾斜面が設けられていることを特徴とする。
【0025
この給紙装置では、開口部から吹き付けられるエアーが下向きとなり、上位の用紙にずれが生じている場合であっても、ずれた用紙の端部にエアーが当り、ずれた用紙とその下位の用紙との間の密着も確実に解かれる。
【0026
請求項の給紙装置は、給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置において、前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対し前記エアーを吹きつけるエアー吹付手段を設け、該エアー吹付手段からの前記エアーを前記積載用紙に導く案内部材を介して前記積載用紙に吹きつけて、前記案内部材からの前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を成形し、前記案内部材を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする。
【0027
この給紙装置では、エアーの流れ方向に沿った案内部材が揺動されることにより流路が移動されるので、エアーが垂直のエアー遮断手段に当たることによる渦の発生が無くなり、流路を移動させる際のエアーの圧力損失が低減する。
【0028
請求項10記載の給紙装置は、給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置において、
前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙側部に前記エアーを吹きつけるエアー吹付手段を設けて、前記エアー吹付手段からの前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を成形し、前記エアー吹付手段を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする。
【0029
この給紙装置では、エアー吹付手段全体が移動することで、エアーが用紙の側面に対して用紙面垂直方向に移動されることになり、流路変更のためのエアー遮断手段が不要となる。
【0030】
請求項11記載の画像形成装置は、請求項5、9、10項に記載するいずれかの給紙装置を備えた画像形成装置であって、操作部を具備し、該操作部が操作された時に、前記積載用紙相対移動を開始させることを特徴とする。
【0031
この画像形成装置では、操作部が操作された際、積載用紙の移動が開始され、給紙開始信号が送られてくる前に、用紙の密着が解かれて、給紙開始時に即座に給紙が可能となる。
【0032
請求項12記載の画像形成装置は、請求項5、9、10項に記載するいずれかの給紙装置を備えた画像形成装置であって、外部機器からの画像形成信号を受信する受信部を具備し、該受信部が前記画像形成信号を受信した後で且つ給紙信号が前記給紙装置へ送られる前に、前記エアーの吹きつけ動作を開始させることを特徴とする。
【0033
この画像形成装置では、画像形成信号の受信に基づき、給紙開始信号が送られてくる前に用紙の密着が解かれ、この場合によっても給紙開始時に即座に給紙が可能となる。
【0034
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る給紙方法及び給紙装置並びに画像形成装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図、図2は図1に示した給紙装置の平面図、図3は図2のC−C断面図である。
【0035
画像形成装置21は、画像読み取り装置23、外部機器(パーソナルコンピュータ等)25と通信回線27によって接続される受信部29と、この受信部29からの画像情報に基づき画像書込装置31を制御する画像記録制御部33と、画像書込装置31によって静電潜像の書き込まれる円筒状の像担持体35と、像担持体35の円周方向に沿って配設される帯電器37、現像装置39、クリーナー41と、像担持体35に形成された画像を用紙へ転写する転写ローラ43と、用紙へ転写された画像を定着させる定着装置45と、定着装置45から用紙を排出する排出ローラ47と、排出ローラ47によって排出された用紙を積載する排出トレイ49と、像担持体35及び転写ローラ43の間に用紙搬送部51を介して用紙を供給する給紙装置55とを備えて成る。
【0036
図2に示すように、給紙装置55には用紙57を積載する給紙トレイ59を設けてあり、給紙トレイ59は不図示のモータの駆動により昇降する不図示のボトムプレートを有している。給紙トレイ59の上方には給紙手段60を設けてある。
【0037
給紙手段60には、不図示の支持アームを介して揺動自在となった呼出しローラ61を設けてあり、呼出しローラ61は上昇する用紙57の上面に当接して揺動する。支持アームの近傍には不図示の高さ検出センサを設けてあり、高さ検出センサは支持アームの揺動を検出することにより用紙57の高さを検知できるようになっている。
【0038
給紙トレイ59を挟んで給紙開口63の反対側には可動式エンドガイド65を設けてあり、可動式エンドガイド65は給紙トレイ59に積載した用紙57の給紙方向と反対側の側面を規制する。給紙開口63を挟む給紙トレイ59の両側には、用紙57の側面位置を規制する側面固定ガイド67と、それに対向して用紙サイズによって移動可能となった側面可動式ガイド69とを設けてある。
【0039
次に、本発明に係る画像形成装置の実施形態を説明する。図本発明の実施形態の前提となる構成を示す斜視図、図実施形態を示す給紙装置の断面図、図実施形態の動作を説明する要部断面図、図はエアー遮断手段の移動範囲を示す説明図である。
【0040
この実施形態による画像形成装置の給紙装置115は、用紙57を積載する給紙トレイ59と、この給紙トレイ59から用紙を送り出す給紙手段60と、積載された用紙57の側面及び上面へ、用紙57の側面に垂直な方向からエアーを吹き付けるエアー吹付手段71と、流路移動手段であるエアー遮断手段117とを備えている。エアー遮断手段117は、図5、図6に示すように、用紙57に対しエアーが流通する領域とエアーを遮断する領域との境界を有するエアー流路を形成する。
【0041
給紙トレイ59は、エレベータ方式、片側持ち上げ方式、スプリング持ち上げ方式、固定方式等のいずれであってもよい。給紙手段60は、リタードロール方式、分離爪方式、バキュームフィード方式等のいずれであってもよい。エアー吹付手段71は、軸流方式、シロッコ方式のいずれであってもよく、また、エアー吹き出し方向は、用紙57の前後左右の側面のうち、いずれであってもよい。
【0042
また、給紙装置115は、電動モータ121と、この電動モータ121の出力軸に固定されエアー遮断手段117の下端面に摺接するカム板123とを有している。エアー遮断手段117は、エアー吹付手段71と用紙57の側面との間に、用紙57の側面と平行に配置され、不図示のガイドレール等により、用紙面垂直方向に移動自在に支持されている。
【0043
このように構成した画像形成装置の作用を説明する。給紙装置115は、動作前、エアー遮断手段117の上端が最上位の用紙57より上方に配置されている(図の状態)。電動モータ121が駆動され、カム板123が回転すると、エアー遮断手段117はカム板123の凹凸に合わせて図(A)乃至(C)に示すように下方向に移動する。この下方向の移動により、エアー遮断手段117はエアー吹付手段71から吹き出されるエアーの流路を用紙面垂直方向で下方向に移動させる。即ち、エアー遮断手段117は、移動によりエアー流路の境界を用紙57に対して順次移動させ、用紙57の用紙間に順次エアーを流れ込ませるように働く。
【0044
このようにエアーの流路を図に示すように用紙57の側面に対して上から下に移動させることにより、上位の用紙57間から順にエアーが流れ込み、用紙57間の密着が解かれることとなる。エアー遮断手段117は、上から下へ一度移動するのみでも、密着を解く効果があるが、上下方向に往復動させることで、更にその密着を解く効果が増大する。
【0045
エアー遮断手段117の移動速度は、速すぎると、上位の用紙57が浮揚する前に、下位の用紙57にエアーが当たり、上位の用紙57の密着が解けなくなる場合が生じる。このため、エアー遮断手段117の移動速度は、比較的遅く設定することが好ましい。この移動速度としては、例えば50mm/sec以下程度が適当である。
【0046
また、エアー遮断手段117と用紙57との距離が大きいと、エアー流が拡散されてしまい、密着を解く効果が低減する。従って、エアー遮断手段117と用紙57との間の距離は、比較的短く設定することが好ましい。この距離としては、例えば20mm以下が適当である。
【0047
エアー遮断手段117の垂直方向の移動範囲は、所定の移動範囲で移動させる必要がある。例えば、移動範囲の上限が、最上位の用紙57より下の場合、移動範囲の上限より上にある用紙57の密着は解けない。また、移動範囲の下限が、最上位の用紙57より上の場合、言うまでもなく用紙57は浮揚しないことになる。従って、図に示すように、エアー遮断手段117の移動範囲Hは、少なくとも流路が最上位の用紙57を通過するように設定する。
【0048
なお、給紙装置115には、エアー遮断手段117の近傍に不図示の位置検出センサを設けてあり、非給紙動作中には、この位置検出センサからの位置検出情報に基づき、エアー遮断手段117を退避位置(ホームポジション)に戻す。
【0049
この実施形態による画像形成装置によれば、エアー遮断手段117を用紙面垂直方向に移動し、流路が少なくとも最上位の用紙を通過するように、エアーの流路を用紙57の側面に対して上から下に移動させることとしたので、上位の用紙57間から順にエアーを吹き付けて、用紙間に新たなエアー流路を順次形成することができる。このため、用紙57の側面に一度にエアーを吹き付けた場合のように、密着の弱い部分より上位の用紙57が束状になったまま浮揚することを防止できる。この結果、確実に上位の用紙57から浮揚させて全ての用紙57間の密着を解くことができ、ミスフィードや重送の発生を防止することができる。また、エアー遮断手段117を用いるので、簡単な構造で、エアーの流路を用紙面垂直方向に移動させることができる。更に、エアー遮断手段117と用紙57との距離を所定距離としたので、エアーの拡散を防止して、最適な流速のエアーを用紙57の側面に吹き付けることができる。
【0050
図8は本発明の画像形成装置に用いるエアー遮断手段の形状例を(A)乃至(C)で示した説明図である。このエアー遮断手段125では、開口部131を設けてある。
【0051
(A)に示すエアー遮断手段125aでは、水平方向に長い矩形状の開口部131aを形成してある。また、図(B)に示すエアー遮断手段125bでは、円形の開口部131bを水平方向に複数形成してある。更に、図(C)に示すエアー遮断手段125cでは、エアー遮断手段125cの一方の側部を含んで切除した切欠状の開口部131cを形成してある。
【0052
このような開口部131を有するエアー遮断手段125から吹き付けられるエアーは、開口部131を通り用紙の側面に吹き付けられる。この場合、エアー遮断手段125の移動範囲は、開口部131の下端が、最上位の用紙を通過するように設定する。
【0053
また、開口部131を有したエアー遮断手段125は、開口部131の垂直方向の高さが狭い場合、エアー同士が干渉して速度が遅くなる。他方、開口部131の垂直方向の高さが広すぎると、流路を絞り込むことによるエアーの集中吹き付け効果を低下させる。従って、開口部131の垂直方向の高さは、所定範囲で設定することが好ましい。この高さは、例えば1乃至10mm程度が適当である。
【0054
このエアー遮断手段125を備えた給紙装置では、開口部131の近傍でエアーが集中し、エアーの流速が高まり、用紙57を浮揚させる力が大きくなる。
【0055
の画像形成装置によれば、エアー遮断手段125に開口部131を設けたので、エアーを開口部131に通過させることで、常に一定の速度に高められたエアーを用紙の側面に吹き付けることができ、且つこのエアーの流路を、エアー遮断手段125の移動により、垂直方向に移動させることかできる。また、開口部131を所定の高さに設定したので、エアー同士の干渉を無くして、且つ最適な速度のエアーを用紙57の側面に吹き付けることができる。
【0056
これにより、上述の給紙装置115と同様に、上位の用紙57間から順にエアーを吹き付け、確実に上位の用紙57から浮揚させて全ての用紙57間の密着を解くことができ、ミスフィードや重送の発生を防止することができるのに加え、開口部131を通過するエアーが常に一定の速度に高められて移動するので、用紙57の密着をより確実に解くことができる。
【0057
図9はエアー遮断手段の別の形状例を(A)乃至(D)で示した説明図、図10は開口部を有しないエアー遮断手段を用いた時のエアーの流れを示す説明図、図11このエアー遮断手段を用いた時のエアーの流れを示す説明図である。
【0058
の画像形成装置では、エアー遮断手段125に設けた開口部131の内周天面を、傾斜面135で形成してある。傾斜面135は、エアーの吹き付け方向に向かって用紙57の上面との距離が小さくなる勾配(下向きの傾斜)となっている。
【0059
この開口部131の形状は、図(A)に示すように開口部131の内周天面に、単に傾斜面135を設けるもの、図(B)に示すようにエアー遮断手段125の上部の厚みを厚くし、この肉厚部137にわたって傾斜面135をエアー吹付手段に向かって延出させたもの、図(C)に示すようにエアー遮断手段125の厚みは一定とし、傾斜面135の上端をエアー遮断手段125の上端と一致させて形成したもの、図(D)に示すように傾斜面135の上端にエアー流と平行なフード部139を形成したものとすることができる。
【0060
10に示すように不図示のエアー吹付手段から吹き付けられたエアーは、開口部131を有しないエアー遮断手段119に当たることで、その一部がエアー遮断手段119に沿って垂直方向に流れる。この場合、上位の用紙57がずれて積載されていると、ずれた用紙57の端部にはエアーが当たらず、ずれた用紙57とその下位の用紙57とが密着したまま浮揚してまう。
【0061
これに対し、上記エアー遮断手段125を用いた画像形成装置では、開口部131の内周天面を下向きに傾斜させた傾斜面135を設けることで、エアー吹付手段から吹き出されたエアーが下方向の流れとなり、図11に示すようにずれた用紙57の端部にもエアーが当たることになる。
【0062
の画像形成装置によれば、開口部131の内周天面に、下向きの傾斜面135を設けたので、開口部131から吹き付けるエアーを下向きにすることができる。この結果、上位の用紙57にずれが生じている場合であっても、ずれた用紙57の端部にエアーを当てることができ、ずれた用紙57とその下位の用紙57との間の密着も確実に解くことができる。
【0063
なお、この傾斜面135の勾配は、所定の角度で設定することが好ましい。この角度は、例えば用紙上面に対して60°前後が適当である。
【0064
図12は別構造のエアー吹付手段を用いた給紙装置の断面図である。この画像形成装置の給紙装置145は、用紙57を積載する給紙トレイ59と、この給紙トレイ59から用紙を送り出す不図示の給紙手段と、積載された用紙57の側面及び上面へ、用紙57の側面に垂直な方向からエアーを吹き付けるエアー吹付手段71とを備えている。
【0065
また、給紙装置145は、用紙57の側面に平行で且つ水平方向の支持軸149と、基端がこの支持軸149に回動自在に支持され用紙57の側面に対向する先端を上下方向に揺動自在とした流路移動手段である揺動板(案内部材)151と、電動モータ121と、この電動モータ121の出力軸に固定され揺動板151の下面に摺接するカム板123とを有している。
【0066
この給紙装置145では、電動モータ121が駆動されると、カム板123が揺動板151に摺接し、揺動板151の先端が用紙57の側面に対して上下方向に揺動することになる。これにより、揺動板151は、エアー吹付手段71から吹き出されるエアーの流路を用紙面垂直方向で移動させる。
【0067
この実施形態による画像形成装置によれば、エアーの流れ方向に沿った揺動板151を揺動することにより流路を移動させるので、エアーが垂直のエアー遮断手段に当たることによる渦の発生を無くすことができ、流路を移動する際のエアーの圧力損失を低減することができる。
【0068
図13は他のエアー吹付手段を用いた給紙装置の断面図である。斯る画像形成装置の給紙装置155は、給紙トレイ59と、不図示の給紙手段と、エアー吹付手段71と、流路移動手段である可動手段157とを備えている。
【0069
可動手段157は、エアー吹付手段71を垂直方向に移動自在に支持する不図示のガイドレールと、電動モータ121と、この電動モータ121の出力軸に固定されエアー吹付手段71の下面に摺接してエアー吹付手段71を移動させるカム板123とからなる。従って、電動モータ121が回転することにより、カム板123が回転すると、エアー吹付手段71全体が垂直方向に移動することになる。
【0070
この給紙装置155では、エアー吹付手段71の開口部(エアー吹出口)が常に一定の開口面積であり、エアー吹付手段71全体が垂直方向に移動することで、エアーが用紙57の側面に対して用紙面垂直方向に移動されることになる。従って、流路変更のためのエアー遮断手段が不要となる。
【0071
この画像形成装置によれば、エアー遮断手段を用いずに、流路を垂直方向に移動させることができる。また、この際、エアー吹付手段71の開口部の開口面積は一定であるが、開口部に用紙57の側面が対向配置されることで、この開口部の面積を縮小して開口部から吹き出されるエアー流を絞り込む上述したエアー絞り込み部が形成されることになる。この結果、上位の用紙57から浮揚させて全ての用紙57間の密着を解くことができ、ミスフィードや重送の発生を防止することができる。
【0072
図14はエアーを整流させる為の吹出し手段を設けた給紙装置の断面図である。この画像形成装置の給紙装置165は、給紙トレイ59と、不図示の給紙手段と、エアー吹付手段71と、エアー吹付手段71と用紙57との間に設けた流路移動手段である方向可変手段167とを備えている。
【0073
方向可変手段167は、垂直方向に所定間隔で平行に設けた複数の整流板(整流板)169と、この整流板169の支持角度を可変する角度可変部171と、電動モータ121と、この電動モータ121の出力に固定され角度可変部171を駆動するカム板123とにより構成してある。
【0074
この給紙装置165では、電動モータ121が駆動され、カム板123が回転すると、角度可変部171が駆動してそれぞれの整流板169を傾斜させる。従って、エアー吹付手段71から吹き出されてエアーの流路は、用紙57の側面に対して、用紙面垂直方向に移動されることになる。
【0075
この画像形成装置によれば、上位の用紙57から順次、エアーを吹き付けて用紙57間の密着を解くことができる。また、複数枚の整流板169により、エアーを整流しながら吹き付けるので、渦を発生させずにエアーの流路を移動させることができ、エアーの圧力損失を少なくすることができる。
【0076
斯る画像形成装置によれば、エアー吹付手段と用紙昇降手段とを連動させることにより、エアー吹付手段のみ、又は用紙昇降手段のみの不要な動作を無くすことができ、用紙の分離に消費されるエネルギを最小限に抑えることできる。
【0077】
次に本発明に係る画像形成装置においては、少なくともエアー吹付手段と、操作部とを備え、操作部が操作された時に、エアー吹付手段及び流路移動手段、又はエアー吹付手段及び用紙昇降手段の動作を開始させるようにして積載用紙への所謂相対移動が可能な構成にする
【0078
従って、給紙開始信号が送られてくる前に、エアー吹付手段及び流路移動手段、又はエアー吹付手段及び用紙昇降手段の動作を開始させ、用紙間の密着を解いておくことで、給紙開始信号が送られてきた際に即座に給紙が可能な状態にしておく。
【0079
この画像形成装置によれば、給紙開始信号が送られてくる前に、用紙の上位十数枚の密着を解いておくので、給紙信号が送られてきた際に、即座に給紙を行うことができる。
【0080
画像形成装置をプリンタとして用いる例を説明する。このプリンタは、少なくとも図1に示した受信部29、画像書込装置31、画像記録制御部33と、像担持体35、帯電器37、現像装置39等からなる画像形成部と、給紙トレイ59、給紙手段60、エアー吹付手段67、上述の流路移動手段(又は用紙昇降手段)等からなる給紙装置とを備えて成る。
【0081
このプリンタには、パーソナルコンピュータ等の外部機器25から例えばページ記述言語で記述されたプリントすべき情報が通信回線27を介して送信される。通信回線27は受信部29に接続されており、受信部29はプリントすべき情報を画像記録制御部33へ受け渡す。画像記録制御部33では、プリントすべき情報を解釈し、印字可能な解像度のビットマップデータに展開する。画像書込装置31は、展開されたビットマップデータに基づく静電潜像を像担持体35に書き込む。
【0082
ここで、エアー吹付手段71の動作開始は、受信部29がプリントすべき情報の受信を開始した後であって、給紙信号が送られるよりも前に行うようにする。
そして、エアー吹付手段71と同期して流路移動手段又は用紙昇降手段も起動することがより好ましい。また、これらの動作開始タイミングのより具体的な例としては、受信部29が受信を開始又は終了したとき、プリントすべき情報の解釈を開始したとき、又は所定量のビットマップデータの作成が完了したとき等の種々の条件が考えられる。
【0083
この画像形成装置によれば、画像形成信号の受信等に基づき、用紙の密着を解いておくことができるので、給紙信号が送られてきた際に、即座に給紙を行うことができる。
【0084
また、上述した各画像形成装置は、下記の時点で、エアー吹付手段、エアー遮断手段、方向可変手段、用紙昇降手段を動作させることができる。
・給紙動作中・用紙の補給時・装置への電源投入時・スタンバイ時・給紙準備ボタンを備えた装置において、この給紙準備ボタンが押された時などである。
【0085
また、エアー吹付手段71は、給紙中と、その他の時とで、エアーの吹き出し量を可変させるものであってもよい。このような流量制御を行うことで、給紙中はエアー吹き付け量を少なくして消費電力を削減することができる。
【0086
なお、上述の各実施形態では、給紙部の捌き方式をARRF(ActiveRetard Roll Feeder)の場合との組み合わせで説明したが、本発明による画像形成装置は、他に従来からある技術でFeed RollとRetard Roll或いはFeed RollとRetard Padの摩擦力の差によって捌くFRRF(Friction Retard Roll Feeder)方式、FRPF(Friction Retard Pad Feeder)方式の場合であっても同様の効果を得ることができるものである。
【0087
【発明の効果】
本発明に係る給紙方法及び給紙装置によれば、用紙間に順次にエアーを流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次にできるので、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度にできる場合に比べると、順次形成するエアー流路に大量のエアーが流入するので用紙を分離する効果を大きくすることができる。従って、密着の弱い部分より上位の用紙が束状になったまま浮揚することを防止できる。この結果、確実に上位の用紙から浮揚させて全ての用紙間の密着を解くことができ、ミスフィードや重送の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示した給紙装置の平面図である。
【図3】 図2のC−C断面図である。
【図本発明の実施形態の前提となる構成を示す斜視図である。
【図実施形態を示す給紙装置の断面図である。
【図実施形態の動作を説明する要部断面図である。
【図】 エアー遮断手段の移動範囲を示す説明図である。
【図別の実施形態に用いるエアー遮断手段の形状を示す説明図である。
【図更に別の実施形態に用いるエアー遮断手段の1形状を示す説明図である。
【図10】 開口部を有しないエアー遮断手段を用いた時のエアーの流れを示す説明図である。
【図11本発明に係わるエアー遮断手段を用いた時のエアーの流れを示す説明図である。
【図12本発明の実施形態を示す給紙装置の断面図である。
【図13別の給紙装置の断面図である。
【図14】 給紙装置の断面図である。
【図15】 吸気筒を備えた従来の給紙装置の概略構成図である。
【図16】 シート押さえ部材を備えた従来の給紙装置の平面図である。
【図17】 図16のA−A断面図である。
【図18】 図16のB−B断面図である。
【図19】 用紙が束状に浮揚した従来の給紙装置の説明図である。
【符号の説明】
21…画像形成装置、25…外部機器、29…受信部、55,105,115,145,155,165,175…給紙装置、57…用紙、59…給紙トレイ、60…給紙手段、70…エアー絞り込み部、71…エアー吹付手段、73…開口部(エアー吹出口)、75,85,89,91,95,97,99,101…エアー流規制部材、75a,85a,89a,91a…始端部、89b…用紙上面と略平行な面、93…曲面、107…エアー吸引手段、109a…吸引面、117,125…エアー遮断手段(流路移動手段)、131…開口部、135…傾斜面、151…揺動板(案内部材)、157…可動手段(流路移動手段)、167…方向可変手段(流路移動手段)、169…整流板(案内部材)

Claims (12)

  1. 給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法において、
    前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー遮断手段を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする給紙方法。
  2. 前記エアー流路は、少なくとも、前記積載用紙の最上位用紙の用紙間から順にエアーが流入するものであることを特徴とする請求項1に記載の給紙方法。
  3. 前記エアー遮断手段が、カムにより駆動されることを特徴とする請求項1記載の給紙方法。
  4. 前記エアー遮断手段の前記移動が、50mm/sec以下であることを特徴とする請求項1記載の給紙方法。
  5. 給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置において、
    前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー遮断手段を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする給紙装置。
  6. 前記エアー流路は、少なくとも、前記積載用紙の最上位用紙の用紙間から順にエアーが流入するものであることを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。
  7. 前記エアー遮断手段に前記エアーの通過する開口部を設けることによって、前記エアー遮断手段には前記境界が複数形成されていることを特徴とする請求項5記載の給紙装置。
  8. 前記開口部の内周天面には下向きに傾斜させた傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項7記載の給紙装置。
  9. 給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置において、
    前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対し前記エアーを吹きつけるエアー吹付手段を設け、該エアー吹付手段からの前記エアーを前記積載用紙に導く案内部材を介して前記積載用紙に吹きつけて、前記案内部材からの前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を成形し、前記案内部材を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする給紙装置。
  10. 給紙トレイに積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置において、
    前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙側部に前記エアーを吹きつけるエアー吹付手段を設けて、前記エアー吹付手段からの前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を成形し、前記エアー吹付手段を積載用紙の側面に対して上から下に順次移動させることにより前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませて用紙間の密着を解くことを特徴とする給紙装置。
  11. 請求項5、9、10項に記載されたいずれかの給紙装置を備えた画像形成装置であって、
    操作部を具備し、該操作部が操作された時に、前記積載用紙相対移動を開始させることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項5、9、10項に記載されたいずれかの給紙装置を備えた画像形成装置であって、
    外部機器からの画像形成信号を受信する受信部を具備し、該受信部が前記画像形成信号を受信した後で且つ給紙信号が前記給紙装置へ送られる前に、前記エアーの吹きつけ動作を開始させることを特徴とする画像形成装置。
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