JP4406712B2 - シート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用して好適なシート供給装置に関する。
近年では、記録媒体の多様化に伴って、普通紙以外のシート、例えば厚紙、OHP用紙、トレーシングペーパーなどの他に、カラー化の市場要求に応えるためにシートの表面に白色度や光沢を出すためのコーティング処理を施したコート紙や光沢紙などのシートに画像を形成する機会が増えている。このうち、OHP用紙、トレーシングペーパー、コート紙、光沢紙は、普通紙と比べてシート表面の平滑度が高いため、複数枚のシートを重ね合わせて積載したときに、シート間に作用する密着力が普通紙よりも大きくなる。
一般に、複写機、プリンタ等の画像形成装置では、トレイに収容したシートを1枚ずつ分離して搬送しているものの、トレイに積載しているときのシート間の密着力が大きくなると、シートの分離性が悪化する。その結果、トレイからシートを供給(給紙)するときに、複数枚のシートが重なった状態で送られる重送や、シートの搬送遅れなどのミスフィードが発生しやくなる。特に、高湿下の環境では、シート間により大きな密着力が作用するため、重送やミスフィードが発生しやすい状況となる。
そこで従来においては、トレイに積載されたシート(以下、「積載シート」とも記す)にエアーを吹き付けることにより、シート間にエアーを吹き込んでシートを浮揚させ、これによってシート間の密着を解く技術が提案されている(特許文献1参照)。この従来技術では、積載シートとエアー吹き付け手段との間にエアー遮断手段を介在させるとともに、このエアー遮断手段をシート積載方向で往復移動(上下動)させることにより、積載シートに吹き付けられるエアーの状態を変化させてシートの分離効果(捌き効果)を高めている。
特開平11−5643号公報
しかしながら、上記従来技術においては、積載シートに吹き付けられるエアーの状態(向き、強弱など)を変化させるために、モータの駆動力を利用してエアー遮断手段を上下動させる構成を採用している。そのため、(1)モータの設置スペースを確保する必要がある、(2)電力消費が増大する、(3)機構が複雑になる、などの難点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、モータを使用しなくてもシートの分離効果を高めることができるシート供給装置を提供することにある。
本発明に係るシート供給装置は、シートを積載状態で収容するシート収容部と、このシート収容部に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、シート収容部に収容されたシートの端面に向けてエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、シート積載方向への移動を許容し且つシート供給方向への移動を規制した状態でシート上に載置されるとともに、エアー吹き付け手段によって吹き付けられたエアーをシートの端面側に通す通風部が設けられたエアー受け部を有するシート分離補助部材とを備えるものである。
本発明に係るシート供給装置においては、エアー吹き付け手段からのエアーがエアー受け部の通風部を通してシートの端面に吹き付けられるとともに、このエアーの吹き付けによってシート分離補助部材が浮揚する。このときシート分離補助部材とシートとの相対的な位置が変化する。また、この浮揚状態でシート供給手段によってシートが供給されると、シート分離補助部材が下降する。このときもシート分離補助部材とシートとの相対的な位置が変化する。したがって、通風部を通して吹き込まれるエアーの状態(吹き付け位置等)も変化するようになる。
本発明のシート供給装置によれば、シートの浮揚に伴ってシート分離補助部材が浮揚するとともに、シート供給手段によってシートが供給されると、シート分離補助部材がシート積載方向に下降し、これによってシートの端面に吹き付けられるエアーの状態が変化するようになるため、モータ等の動力を利用しなくても、シートの分離効果を高めることができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、画像読み取り装置2及び外部機器(パーソナルコンピュータ等)3と通信回線4によって接続された受信部5と、この受信部5で受信した画像データに基づいて画像書込部6を制御する画像記録制御部7と、画像書込部6によって静電潜像が書き込まれるドラム状の像担持体(感光体ドラム)8と、像担持体8の円周方向に沿って配設された帯電器9、現像器10及びクリーナー11と、像担持体8に形成されたトナー画像をシートに転写する転写ロール12と、シートに転写されたトナー画像を定着させる定着器13と、定着器13でトナー画像の定着がなされたシートを排出する排出ロール14と、排出ロール14によって排出されたシートを積載状態で収容する排出トレイ15と、像担持体8及び転写ロール12の対向位置(ニップ位置)に向けてシートを搬送するシート搬送部16と、画像形成に使用されるシートを積載状態で収容する複数のシート収容部17と、シート収容部17に収容(積載)されたシートをシート搬送部16に供給するシート供給ユニット18と、シート収容部17に収容(積載)されたシートにエアーを吹き付けるエアー吹き付けユニット19とを備えた構成となっている。
このうち、シート供給部17、シート供給ユニット18及びエアー吹き付けユニット19は、本発明の実施形態に係るシート供給装置の構成要素となるものである。また、画像読み取り装置2は、画像形成装置1の一機能部として存在するものであってもよいし、画像形成装置1とは別個の機能部として存在するものであってもよい。
シート供給ユニット18は、シート収容部17の前側(シートの送り出しが行われる側)に配置されている。シート供給ユニット18は、図2に示すように、シート収容部17に収容(積載)されたシート23を、最上位に積層されたシート(以下、「トップシート」とも記す)から順に供給するもので、ピックアップロール20と、フィードロール21と、リタードロール22とを用いて構成されている。シート収容部17においては、トップシートの高さ位置が、図示しないシート昇降機構によってほぼ一定の高さに保持される構成となっている。
ピックアップロール20は、シート収容部17に収容されたシート23の最上面に所定の押圧力で当接し、この当接状態で図中矢印方向に回転することにより、シート収容部17からシート23を呼び出すものである。シート23の最上面とは、シート収容部17にシート23を収容したときに最上位に積載されるトップシートの上面をいう。フィードロール21は、図中矢印方向に回転することにより、ピックアップロール20によって呼び出されたシート23を、リタードロール22との間でニップしつつシート搬送部16に向けて送り出すものである。リタードロール(捌き部材)21は、ピックアップロール20によってフィードロール21との間(ニップ位置)に呼び出されたシート23の下面側に接触し、この接触状態で下面側のシートにブレーキ力(摩擦抵抗力)を作用させることにより、シートの重送を阻止するものである。捌き部材は、ロール形状のものであってもパッド形状のものであってもよい。
エアー吹き付けユニット19は、シート収容部17の一側部に配置されている。エアー吹き付けユニット19は、シート収容部17に収容されたシート23にエアーを吹き付けることにより、上層部のシート23をエアーの吹き抜け(通り抜け)により浮揚させてシート同士を分離し、シート間の密着を解くものである。エアー吹き付けユニット19は、シート収容部17に収容されたシート23に対して、そこに積載されたシート23の端面に向けてエアーを吹き付けるものである。シート23の端面とは、シート収容部17に積載状態で収容される複数枚のシート(シート束)の端縁の積み重ねによって形成される面をいう。したがって、シート23の端面は、シート積載方向(図2の上下方向)に沿う面となる。また、シート積載方向は、シート収容部17に収容されたシート23の表面(主面)に直交する方向となる。
図3は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示す斜視図である。図において、シート23は、互いに直角をなす向きで配置されたサイドガイド部材24とエンドガイド部材25にガイドされた状態でシート収容部17に積載されている。サイドガイド部材24は、シート供給方向Yへのシート23の移動を許容しつつ、シート23の一方の側端位置を規制するものである。エンドガイド部材25は、シート供給方向Yと反対方向へのシート23の移動を阻止しつつ、シート供給用ロール(20,21,22)と反対側でシート23の後端位置を規制するものである。シート収容部17においては、シート23の側端部をサイドガイド部材24に当接するとともに、シート23の後端部をエンドガイド部材25に当接した状態で、シート23が位置決めされている。シート供給方向Yとは、シート供給ユニット18によってシート23を供給するときに、シート収容部17でシート23が移動する方向をいう。
エアー吹き付けユニット19は、例えばブロワーを用いて構成されるものである。エアー吹き付けユニット19は、シート供給方向Yと直交する方向で、サイドガイド部材26と反対側に配置されている。また、エアー吹き付けユニット19は、シート収容部17に収容(積載)されたシート23の端面26に対向する状態で配置されている。
シート分離補助部材27は、シート積載方向への移動を許容し且つシート供給方向への移動を規制した状態でシート23上に載置(セット)され、エアー吹き付けユニット19からシート23の端面26に向けてエアーを吹き付けたときに、エアーの吹き付けによるシート23の分離作用を補助するものである。シート分離補助部材27は、例えば、フィルムシートや厚紙などのように肉薄でかつ軽量の材料を用いて形成されるもので、大きくは、載置部28とエアー受け部29とを一体に備えた構成となっている。
図4にシート分離補助部材27の斜視図を示す。載置部28は、シート収容部17に収容されたシート23の最上面に、シート分離補助部材27の自重で載置されるものである。載置部28は、平面視略L字形に形成されている。載置部28の一端部には嵌合孔30が設けられている。嵌合孔30はエンドガイド部材25に嵌合されるものである。エンドガイド部材25と嵌合孔30の嵌合部分には、シート分離補助部材27がシート積載方向に移動(変位)自在でかつシート収容部17に対して容易に着脱可能となるように、適度な隙間が設けられる。この隙間は、両者の嵌合部分で、嵌合孔30の孔径をエンドガイド部材25の外径よりも大とすることで設けられるものである。エンドガイド部材25に嵌合孔30を嵌合させた状態では、両者の嵌合部分を中心としたシート面上でのシート分離補助部材27の回転動作と、シート供給方向Yへのシート分離補助部材27の移動が規制される。
エアー受け部29は、エアー吹き付けユニット19から吹き付けられたエアーを受けるもので、載置部28の端縁から略直角に折れ曲がった状態で形成されている。エアー受け部29は、エアー吹き付けユニット19からシート23の端面26に至るエアー流路の途中に、シート積載方向と略平行な状態でシート23の端面26に沿って配置されている。エアー受け部29には通風部31が設けられている。
通風部31は、エアー吹き付けユニット19によって吹き付けられたエアーをシート23の端面側に通すために設けられた開口であって、載置部28とエアー受け部29との境界部分(折り曲げ部分)に隣接する位置に設けられている。したがって、エアー吹き付けユニット19からエアー受け部29に向けて吹き付けられたエアーのうち、一部のエアーは通風部31を通してシート23の端面26に吹き付けられるものの、他のエアーはエアー受け部29によって遮断されることになる。通風部28は、シート供給方向Yに沿う横長のスリット形状に形成されている。また、通風部28の短手寸法(スリット幅)は、当該通風部28を通して上層部のシート23の端面26にエアーが吹き付けられるように、数枚程度のシートを重ねた厚さと同等の寸法に設定されている。
上記構成からなるシート供給装置においては、シート供給ユニット18によってシート23を供給する際に、エアー吹き付けユニット19によってエアーの吹き付けが行われる。このとき、エアー吹き付けユニット19から吹き出したエアーは、図5(A)に示すように、シート分離補助部材27のエアー受け部29に吹き付けられるとともに、その一部のエアーが通風部31を通してシート23の端面側に流れ込む。これにより、エアー吹き付けユニット19によって吹き付けられたエアーの一部が、上層部のシート23の端面26に吹き付けられる。
こうして吹き付けられたエアーは、図5(B)に示すように、上層部のシート23間にも吹き込まれる。このとき、トップシート23とそれに続く2枚目のシート23との間にエアーが吹き込んだとすると、それらのシート間の密着が解かれるとともに、トップシート23に対してエアーの吹き込みによる浮揚力が作用し、この浮揚力を受けてトップシート23がシート分離補助部材27と一緒に浮揚した状態になる。この浮揚状態でシート供給ユニット18がシートの供給動作を行うと、浮揚状態にあるトップシート23がシート供給方向Y(図3参照)に移送されるため、移送中のトップシート23がシート分離補助部材27(載置部28)から離れるときに、シート分離補助部材27が支えを失って下方に変位する。これにより、シート分離補助部材27は、上記図5(A)に示す元の状態又はそれに近い状態に戻る。
こうしたシート分離補助部材27の動き(上下動)は、シート供給ユニット18でシート23を1枚供給するたびに繰り返される。したがって、シート供給ユニット18によるシートの供給動作とエアー吹き付けユニット19によるエアーの吹き付け動作を並行して行うことにより、通風部31を通してシート23の端面26に吹き付けられるエアーの領域(境界)をシート積載方向で連続的に往復移動(上下動)させることができる。これにより、シート23間にエアーが吹き込みやすくなるため、シート23の浮揚を促進することができる。したがって、モータ等の駆動源を使用しなくても、エアーの吹き付けによるシートの分離効果を高めることができる。
図6は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の変形例を示す斜視図である。この変形例では、シート分離補助部材27のエアー受け部29に設けられた通風部31の開口形状が略台形になっている。この台形状をなす通風部31の上辺は、載置部28とエアー受け部29との境界線上に配置されている。また、通風部31の上辺は下辺よりも長く設定されている。したがって、シート供給方向Yに沿う通風部31の開口寸法は、上辺から下辺に向かって徐々に小さくなっている。
以上のような通風部31を有するシート分離補助部材27を採用した場合は、通風部31を通してシート23の端面26側に流れ込んだエアーが、シート積載方向で下層側よりも上層側に幅広に吹き付けられる。これにより、上層側のシート23が浮揚しやすくなるため、エアーの吹き付けによるシートの分離効果をより一層高めることができる。
なお、通風部31としては、例えば図7に示すように、載置部28とエアー受け部29との境界線に沿う状態で複数の小孔31Aを並べたものであってもよい。また、小孔31Aの形状は、図例のような円形のほかに、楕円形や、四角形などの角形であってもよい。
また、上記第1実施形態の応用例として、図8に示すように、エアー受け部29の端辺部から各々の小孔31Aに通じる切り込み部32をシート積載方向と略平行な状態で形成することにより、載置部28からエアー受け部29に至る折り曲げ部分が図中矢印方向(シート積載方向に凸となる方向)に湾曲しやすくなる。これにより、シート収容部17に収容されたシート23上にシート分離補助部材27をセットする場合に、シート23の最上面が吸湿等により若干うねった状態となっていても、そのシート表面形状にフィットするように上記折り曲げ部分を変形させることができる。したがって、各々の通風部31Aを通して、狙いとする上層部のシート23の端面に均一にエアーを吹き付けることが可能となる。
また、上記第1実施形態の他の応用例として、図9(A),(B)に示すように、載置部28とエアー受け部29との境界部(折り曲げ部)よりも載置部28側に切り込んだ状態(折り曲げた角を切除する状態)で通風部31を形成することにより、下層側のシート23へのエアー吹き付けを抑制しつつ、通風部31をより大きく開口させることができる。これにより、エアー受け部29だけに通風部31を形成する場合に比較して、上層部のシート23の端面26に効率良くエアーを吹き付けることができる。
さらに、上記第1実施形態の応用例として、図10(A),(B)に示すように、通風部31に隣接する位置にガイド片33を形成し、エアー吹き付けユニット19によって吹き付けられたエアーをガイド片33で通風部31に導くものとしてもよい。ガイド片33は、エアー受け部29の通風部31を塞いでいる材料部分に通風部31の開口形状に沿った切り込みを入れ、その切り込み部分を折り曲げる(折り返す)ことにより、シート分離補助部材27に一体に形成されるものである。ガイド片33は、載置部28の端縁部(エアー受け部29との境界となる折り曲げ部分)から斜め上方に延出する向きで形成されている。
こうしたガイド片33を有する構成を採用した場合は、エアー吹き付けユニット19から吹き付けられたエアーのうち、通風部31よりも若干上方を通過するエアーの向きがガイド片33との衝突によって斜め下方に偏向されるとともに、この偏向されたエアーがガイド片33に沿って通風部31に導かれるようになる。したがって、エアー吹き付けユニット19から吹き付けられたエアーをより広範囲に通風部31に取り込んで、狙いとするシート23の端面に集中的にエアーを吹き付けることができる。
また、図11(A),(B)に示すように、載置部28とエアー受け部29との境界部よりも載置部28側に切り込んだ状態で通風部31を形成するとともに、この通風部31に隣接する位置にガイド片33を形成することにより、通風部31を通してシート23に吹き付けられるエアーの吹き付け効率を高めるようにしてもよい。
図12は本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の構成を示す図である。この第2実施形態においては、上記第1実施形態と比較して、シート分離補助部材27の構成が異なるものとなっている。すなわち、シート分離補助部材27の構成として、載置部28に突起部34が一体に形成されている。突起部34は、シート収容部17に収容されたシート23の最上面側(図中下側)に凸となるように断面略V字形に形成されている。また、突起部34は、シート供給方向Yで通風部31の略中間部に形成されるとともに、シート供給方向Yに直交する方向に一直線状に形成されている。
このように載置部28に突起部34を形成することにより、実際にシート上23にシート分離補助部材27を載置した状態では、シート分離補助部材27の重量が突起部34の形成部位でシート23に加わるとともに、シート23の最上面と載置部28との間に突起部34の突出寸法に対応する空間(隙間)が形成されるようになる。これにより、突起部34の形成部位を除く他の部分では、シート分離補助部材27の重量が作用しなくなるため、通風部31を通してエアーを吹き付けたときに、載置部28を面的にシート23の最上面に載置した場合よりも、シート23間にエアーが通りやすくなる。したがって、シート23の浮揚を促進してシートの分離性を高めることが可能となる。また、シート供給方向Yと直交する方向に突起部34を一直線状に形成することにより、シート23と載置部28との間(空間)でエアーが突起部24の形成方向(長手方向)に沿ってスムーズに流れるようになる。したがって、シート23がより浮揚しやすい状況となる。
図13(A),(B)は本発明の第2実施形態の変形例を示す図である。図13(A)においては、シート供給方向Yで通風部31の両端よりも外側に位置するように一対の突起部34を形成した構成となっており、図13(B)においては、シート供給方向Yで通風部31の両端よりも内側に位置するように一対の突起部34を形成した構成となっている。かかる構成においても、シート分離補助部材27の重量が一対の突起部34の形成部位でシート23に集中的に加わるとともに、シート23の最上面と載置部28との間に突起部34の突出寸法に対応する空間(隙間)が形成されるため、上記同様の効果が得られる。
図14(A),(B)は本発明の第2実施形態の応用例を示す図である。この応用例では、載置部34に複数のエアー逃がし部35が形成されている。各々のエアー逃がし部35は、載置部28に形成された一対の突起部34の間に円形の孔形状で形成されている。また、各々のエアー逃がし部35は、一対の突起部34とともに、シート供給方向Yで通風部31の両端よりも内側に位置するように形成されている。
このように載置部28にエアー逃がし部35を形成することにより、通風部31を通して載置部28とトップシート23との間(空間)に流れ込んだエアーを、エアー逃がし部35から上方に逃がすことができる。これにより、載置部28とトップシート23との間でエアーの流れ込みによる圧力(シート23の浮揚を阻害する力)の上昇を回避することができる。したがって、シート23の浮揚を促進することができる。
図15は上記第2実施形態の他の応用例を示す図である。この応用例では、通風部31を通して吹き込むエアーの流れ方向(図の左から右に向かう方向)でシート23の最上面と載置部28との間の空間がエアーの上流側(図の左側)から下流側(図の右側)に向かって徐々に大きくなるように突起部34を形成したものとなっている。より具体的には、シート供給方向と直交する方向(図の左右方向)で突起部34の突起寸法を一方(図の左側)から他方(図の右側)に向かって徐々に変化(増大)させることにより、シート23の最上面に対して載置部28が所定の角度だけ傾斜するように突起部34を形成している。
このように載置部28を傾斜させるように突起部34を形成することにより、通風部31を通してトップシート23と載置部28との間の空間を流れるエアーの流速が相対的に大きくなり、これによってトップシート23の面上に負圧が発生するようになる。こうした負圧はトップシート23に揚力となって作用する。したがって、シート23の浮揚を促進することができる。ちなみに、突起部34を形成するにあたっては、シート供給方向Yから見て、シート23の最上面とこれに対向する載置部28の下面のなす角度(載置部28の傾斜角)が約7°となるように形成することが望ましい。
なお、上記実施形態においては、載置部28に形成した嵌合孔30をエンドガイド部材25に嵌合させることにより、シート供給方向Yへのシート分離補助部材27の移動を規制(阻止)するものとしたが、これに限らず、例えば図16に示すように、シート供給方向Yに直交する載置部28の両端部を、シート供給方向Yで一対のサイドガイド部材24A,24Bに突き当てることにより、シート供給方向Yへのシート分離補助部材27の移動を規制するものとしてもよい。その場合、一方のサイドガイド部材24Bには、シート分離補助部材27のエアー受け部29と対向する位置にエアー吹き出し口36を設けるものとし、このエアー吹き出し口36を通して、エアー吹き出しユニットからのエアーが吹き付けられる構成とすればよい。
かかる構成を採用した場合は、シート補給時にシート分離補助部材27を持ち上げるだけで、シート収容部17からシート分離補助部材を取り去ることができる。また、シート補給後は載置部28の両端部を一対のサイドガイド部材24A,24Bに突き当てるだけで、シート供給方向Yにおけるシート分離補助部材27の取り付け位置が決まる。したがって、シート分離補助部材27の取り付けや取り外しを容易に行うことが可能となる。
本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明が適用されるシート供給装置の構成例を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート分離補助部材の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の動作を説明する図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の第1変形例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の第2変形例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の第3変形例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の第1応用例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の第2応用例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の第3応用例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の変形例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の第1応用例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るシート供給装置の第2応用例を示す図である。 シート分離補助部材の他の例を示す斜視図である。
符号の説明
1…画像形成装置、17…シート収容部、18…シート供給ユニット、19…エアー吹き付けユニット、23…シート、27…シート分離補助部材、28…載置部、29…エアー受け部、30…嵌合孔、31…通風部、33…ガイド片、34…突起部、35…エアー逃がし部

Claims (7)

  1. シートを積載状態で収容するシート収容部と、
    前記シート収容部に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、
    前記シート収容部に収容されたシートの端面に向けてエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、
    シート積載方向への移動を許容し且つシート供給方向への移動を規制した状態で前記シート上に載置されるとともに、前記エアー吹き付け手段によって吹き付けられたエアーを前記シートの端面側に通す通風部が設けられたエアー受け部を有するシート分離補助部材と
    を備えることを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記シート分離補助部材は、前記シートの最上面に載置される載置部を有するとともに、前記載置部と前記エアー受け部との境界部を略直角に折り曲げた状態で形成し、且つ前記境界部よりも前記載置部側に切り込んだ状態で前記通風部を形成してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  3. 前記シート分離補助部材は、前記エアー吹き付け手段によって吹き付けられたエアーを前記通風部に導くガイド片を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  4. 前記シートの最上面側に凸となる突起部を前記載置部に形成してなる
    ことを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  5. 前記通風部を通して吹き込んだエアーを逃がすためのエアー逃がし部を前記載置部に形成してなる
    ことを特徴とする請求項4記載のシート供給装置。
  6. 前記通風部を通して吹き込むエアーの流れ方向で前記シートの最上面と前記載置部との間の空間がエアーの上流側から下流側に向かって徐々に大きくなるように前記突起部を形成してなる
    ことを特徴とする請求項4記載のシート供給装置。
  7. シートを積載状態で収容するシート収容部と、
    前記シート収容部に収容されたシートを順次供給するシート供給手段と、
    前記シート収容部に収容されたシートの端面に向けてエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と、
    シート積載方向への移動を許容し且つシート供給方向への移動を規制した状態で前記シート上に載置されるとともに、前記エアー吹き付け手段によって吹き付けられたエアーを前記シートの端面側に通す通風部が設けられたエアー受け部を有するシート分離補助部材と
    を備えるシート供給装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
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