JP4760309B2 - シート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用して好適なシート供給装置に関する。
近年では、記録媒体の多様化に伴って、普通紙以外のシート、例えば厚紙、OHPシート、トレーシングペーパーなどの他に、カラー化の市場要求に応えるためにシートの表面に白色度や光沢を出すためのコーティング処理を施したコート紙や光沢紙などのシートに画像を形成する機会が増えている。このうち、OHPシート、トレーシングペーパー、コート紙、光沢紙は、普通紙と比べてシート表面の平滑度が高いため、複数枚のシートを重ね合わせて積載したときに、シート間に作用する密着力が普通紙よりも大きくなる。
一般に、複写機、プリンタ等の画像形成装置では、トレイに積載状態で収容したシートを1枚ずつ分離して搬送しているものの、トレイに積載しているときのシート間の密着力が大きくなると、シートの分離性が悪化する。その結果、トレイからシートを供給するときに、複数枚のシートが重なった状態で送られる重送や、シートの搬送遅れなどのミスフィードが発生しやくなる。特に、高湿下の環境では、より大きな密着力がシート間に作用するため、重送やミスフィードが発生しやすい状況となる。
そこで従来においては、トレイに収容されたシートの端部にエアーを吹き付けることにより、上下に重なり合うシートとシートの間にエアーを吹き込んでシート間の密着を解く技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。また、シートを分離しやすくするために、トレイの底面を湾曲させ、この湾曲面に沿ってシート全体を湾曲させることにより、最上位のシートの後端側を浮き上がらせる技術も提案されている(特許文献4を参照)。
特開2001−106365号公報 特開2001−354331号公報 特開2002−104679号公報 特開平11−4137号公報
しかしながら、シートの端部にエアーを吹き付ける場合は、トレイに収容されたシートが互いに密着した状態で積載されるため、上下に重なり合うシート間にエアーが入り込む隙間が殆どない。そのため、シートにエアーを吹き付けても、シート間にエアーが入り込みにくいものとなっていた。また、トレイの底面に沿ってシート全体を湾曲させる場合は、トレイにシートを収容してから送り出すまでの期間(シート収容期間)が長くなったときに、トレイ内でシートに湾曲癖が付いてしまうという欠点があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、シートに湾曲癖を付けることなく、シート間に確実にエアーを吹き込んでシート同士を分離することができるシート供給装置を提供することにある。
本発明に係るシート供給装置は、シートを収容するシート収容手段と、このシート収容手段に収容されたシートを呼び出すシート呼び出し手段と、このシート呼び出し手段によって呼び出されたシートの移動を案内しつつ、当該シートの先端側をシート供給方向の下流側から見て弓形に湾曲させるシュート部材と、このシュート部材の中間部に設けられた吹き出し口から、当該シュート部材によって案内されるシートの先端部のうち、前記シュート部材によって弓形に湾曲させられた幅方向の中間位置にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段とを備えるものである。
本発明に係るシート供給装置においては、シート収容手段からシート呼び出し手段によってシートを呼び出したときに、シュート部材でシートの先端側を湾曲させることにより、複数枚のシートが密着したまま呼び出された場合に、複数枚のシートの先端側に隙間が生じる。したがって、シュート部材によって案内されるシートの先端部にエアー吹き付け手段によってエアーを吹き付けることにより、上記シートの先端側に生じる隙間を通してシート間に素早く確実にエアーを吹き込むことが可能となる。
本発明のシート供給装置によれば、シート収容手段からシート呼び出し手段によってシートを呼び出すときに、シュート部材でシートの先端側を湾曲させることにより、複数枚のシートが密着したまま呼び出された場合に、複数枚のシートの先端側に生じる隙間を通してシート間に確実にエアーを吹き込んでシート同士を分離することができる。また、シートの湾曲はシート収容手段からシートを呼び出したときだけ行われるため、シートに湾曲癖を付ける恐れもない。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。図示した画像形成装置1は、画像読み取り装置2及び外部機器(パーソナルコンピュータ等)3と通信回線4によって接続された受信部5と、この受信部5で受信した画像データに基づいて画像書込部6を制御する画像記録制御部7と、画像書込部6によって静電潜像が書き込まれるドラム状の像担持体(感光体ドラム)8と、像担持体8の円周方向に沿って配設された帯電器9、現像器10及びクリーナー11と、像担持体8に形成されたトナー画像をシートに転写する転写ロール12と、シートに転写されたトナー画像を定着させる定着器13と、定着器13でトナー画像の定着がなされたシートを排出する排出ロール14と、排出ロール14によって排出されたシートを受け取る排出トレイ15と、像担持体8及び転写ロール12の対向位置(ニップ位置)に向けてシートを搬送するシート搬送部16と、画像形成に使用されるシートを積載状態で収容する複数のシート収容トレイ17と、このシート収容トレイ17に収容されたシートをシート搬送部16に向けて供給するシート供給部18とを備えた構成となっている。画像読み取り装置2は、画像形成装置1の一機能部として存在するものであってもよいし、画像形成装置1とは別個の機能部として存在するものであってもよい。
図2は本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示すもので、(A)はその平面図、(B)はその側断面図である。このシート供給装置は、上述したシート収容トレイ17とシート供給部18とを用いて構成されている。シート収容トレイ17は、画像形成装置本体に対して抜き差し(出し入れ)可能に装着されるものである。シート収容トレイ17は、所定枚数(複数枚)のシート(シート束)Pを積載状態で収容可能な空間を有し、この空間の底部に平板状のシート支持部材19が設けられている。シート支持部材19は、シート収容トレイ17の空間内でシートPを載置状態に支持するとともに、図示しない昇降機構によって昇降動作するものである。
また、シート収容トレイ17の空間内では、シートPの先端部がシート収容トレイ17の前壁部17Aに沿って揃えられる構成となっている。シートPの先端部とは、シート供給方向Yの下流側を向いて配置されるシートPの端部をいう。また、シート供給方向Yとは、シート供給部18によってシート収容トレイ17からシートPを供給するときにシートPが移動する方向をいう。シート収容トレイ17の内部には、一対のサイドガイド20が互いに対向する状態で設けられている。一対のサイドガイド20は、シート供給方向Yと直交する方向(シート幅方向)でシートPを位置決めするためのものである。一対のサイドガイド20は、シート供給方向Yと直交する方向で接離移動可能に設けられている。
シート供給部18は、ピックアップロール21、フィードロール22及びリタードロール23を用いて構成されている。ピックアップロール21は、シート収容トレイ17に収容されたシートPを最上位から順に呼び出すものである。さらに詳述すると、ピックアップロール21は、シート収容トレイ17に収容されたシートPを順に供給するときに下降してシートPの最上面に所定の押圧力で当接し、この当接状態で図の矢印方向(時計回り方向)に回転することにより、シート収容トレイ17から順にシートPを呼び出すものである。シートPの最上面とは、シート収容トレイ17に収容されたシートPのなかで、最上位に配置されたシートPの上面をいう。
フィードロール22とリタードロール23は、ピックアップロール21によってシート収容トレイ17から呼び出されたシートPを1枚ずつ捌きながらシート供給方向Yの下流側へと送り出すものである。これらのロール22,23は、シート収容トレイ17の前壁部17Aよりもシート供給方向Yの下流側に配置されている。また、フィードロール22とリタードロール23は、フィードロール22を上側、リタードロール23を下側にして、互いに圧接する状態で配置されている。フィードロール22は、図示しないモータの駆動によって図の矢印方向(時計回り方向)に回転することにより、ピックアップロール21によって呼び出されたシートPを、リタードロール23との間でニップしつつ上記シート搬送部16に向けて送り出すものである。リタードロール23は、ピックアップロール21によってフィードロール22との間(ニップ位置)に呼び出されたシートPの下面側に接触し、この接触状態で下面側のシートPに適度なブレーキ力を付与することにより、シートの重送を抑止するものである。
また、シート収容トレイ17にはシュート部24が一体に形成されている。シュート部24は、シート収容トレイ17に収容されたシートPをシート供給部18で供給するときに、シートPの移動を案内するものである。シュート部24は、シート収容トレイ17の前壁部17Aの上端部から、フィードロール22とリタードロール23のニップ位置に向かって斜め上方に傾斜した状態で設けられている。これにより、シュート部24によって案内されるシートPは、フィードロール22とリタードロール23のニップ位置に向かって移動する構成となっている。
シュート部24は、シート供給方向Yと直交する方向に第1ガイド部25と第2ガイド部26とを有している。これらのガイド部25,26は、シート供給方向Yと直交する方向で互いに異なる位置に設けられている。すなわち、第1ガイド部25は、シート供給方向Yと直交する方向で、シートPの両端部(両サイド)に位置するように左右に対をなして配置されている。これに対して、第2ガイド部26は、左右に対をなす第1ガイド部25の間に配置されている。つまり、第1ガイド部25は、シート供給方向Yと直交する方向で第2ガイド部26の両側に配置されている。
また、第1ガイド部25と第2ガイド部26には所定の高低差が設けられている。さらに詳述すると、第1ガイド部25は、シュート部24の厚み方向で第2ガイド部26よりも上側に突出した状態で形成され、これによって第1ガイド部25が第2ガイド部26よりも高位に配置されている。また、第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差は、シュート部24に案内されるシートの移動方向でほぼ一定になっている。
さらに、シュート部24の第2ガイド部26にはエアー吹き出し口27が設けられている。エアー吹き出し口27は、シート供給方向Yと直交する方向で、上述した各ロール21,22,23と同様に、シュート部24の中間部(シート幅の中間位置)に配置されている。これに対して、第1ガイド部25は、シート供給方向Yと直交する方向で、エアー吹き出し口27を中心にシュート部24の両側(シート供給方向Yから見て左右均等な位置)に設けられている。エアー吹き出し口27は、図示しないブロワーやファンなどのエアー発生装置(不図示)で発生させたエアーをシート供給方向Yの下流側からシートPの先端部に向けて吹き付けるために設けられたものである。このエアー吹き出し口27から吹き出されるエアーの向きは、シート供給方向Yに対して逆向きになるように設定されている。
上記構成からなるシート供給装置において、シート収容トレイ17に収容されたシートPをシート供給部18で順に供給する場合は、シート収容トレイ17内でシートPを支持するシート支持部材19の上昇により、シートPの最上面を所定の高さに配置し、この状態でシートPの最上面にピックアップロール21を当接させて矢印方向(時計回り方向)に回転させる。これにより、最上位のシートPがピックアップロール21の回転にしたがってシート収容トレイ17から呼び出される。こうして呼び出されたシートPは、シュート部24に案内されながら、フィードロール22とリタードロール23のニップ位置に向けて移動する。
その際、シュート部24には、一対の第1ガイド部25が上側に突出した状態で設けられ、その間に第2ガイド部26が設けられている。このため、シートPは、当該シートPの両サイドを一対の第1ガイド部25に乗り上げた状態で、シュート部24に案内されながら移動する。これにより、シートPの先端側は、図3(A),(B)に示すように、シート供給方向Yの下流側から見て、下側に凸の弓形に湾曲した状態となる。このときの湾曲の度合いは、シートPの腰の強さに依存したものとなる。すなわち、腰の強いシートPでは湾曲の度合いが相対的に小さくなり、腰の弱いシートPでは湾曲の度合いが相対的に大きくなる。
シートPの湾曲の度合いは、シート供給方向Yと直交する方向に沿って一対の第1ガイド部25の上面を仮想直線で結んだときに、この仮想直線から、一対の第1ガイド部25の間で弓形に湾曲するシートPの最下部(頂部)までの長さで表されるものである。したがって、シートPの湾曲の度合いが第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差に満たない場合は、図3(A)に示すように、シートPの最下部が第2ガイド部26から浮いた状態になる。この状態では、シートPが一対の第1ガイド部25だけで支持される。これに対して、シートPの湾曲の度合いが第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差以上の場合は、図3(B)に示すように、シートPの最下部が第2ガイド部26に接触した状態になる。この状態では、シートPが一対の第1ガイド部25と第2ガイド部26の両方で支持される。
このようにピックアップロール21で呼び出したシートPの移動をシュート部24で案内するときに、シュート部24に設けられた第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差を利用してシートPの先端側を湾曲させることにより、ピックアップロール21によって複数枚のシートPが密着したまま呼び出された場合に、シートPの湾曲によって内側(内周側)のシートPが部分的に弛んだ状態となり、この弛みの部分でシートPの先端部に隙間が生じる。したがって、シート供給時にエアー吹き出し口27を通してシートPの先端部にエアーを吹き付けることにより、シートPの先端部に生じた隙間を通してシート間に素早く確実にエアーを吹き込んでシート間の密着を解き、シート同士を分離することができる。その結果、フィードロール22とリタードロール23でシートPを1枚ずつ確実に捌きながら送り出すことができる。
また、シート収容トレイ17に複数枚のシートPを収容した状態では、シートP全体が平板状のシート支持部材19によって平面状態に支持されるため、実際にシート収容トレイ17にシートPを収容してから送り出すまでの期間が長くなっても、シート収容トレイ17内でシートPに湾曲癖が付くことはない。さらに、ピックアップロール21によってシート収容トレイ17から呼び出されたシートPは、シュート部14に案内されて移動するときだけ湾曲するため、これが原因でシートPに湾曲癖が付く恐れもない。
図4(A)〜(D)はシュート部24をシート供給方向Yと直交する方向で断面したときの断面形状の具体例を示す図である。まず、図4(A)に示すシュート部24の断面形状では、左右一対の第1ガイド部25がリブ構造をなして第2ガイド部26よりも高位に配置されている。また、図4(B)に示すシュート部24の断面形状では、左右一対の第1ガイド部25が翼形状をなして第2ガイド部26よりも高位に配置されている。これに対して、図4(C)に示すシュート部24の断面形状では、第1ガイド部25や第2ガイド部26といった区別がなく、シュート部24全体が略V字形の断面形状をなしている。また、図4(D)に示すシュート部24の断面形状では、シュート部24全体が下側に凸の略弓形の断面形状をなしている。このような断面形状をなすシュート部24を採用した場合でも、上記同様の作用効果を得ることができる。
また、シュート部24が第1ガイド部25と第2ガイド部26を有するものでは、図5(A)又は(B)に示すように、両者の高低差が、シートの移動方向に向かって徐々に大きくなるように形成することにより、ピックアップロール21で呼び出されたシートPを高低差の変化(増大)を利用して徐々に湾曲させることができる。ちなみに、シート供給方向Yと直交する方向から見ると、図5(A)の例では第1ガイド部25と第2ガイド部26が直線的に形成され、図5(B)の例では第1ガイド部25と第2ガイド部26が弓なりに湾曲した状態で形成されている。
図6はシュート部24の他の構造例を示す三面図である。図示したシュート部24では、第1ガイド部25が三角形に形成され、第2ガイド部26が台形に形成されている。シュート部24を平面的に展開すると、シュート部24全体は長方形となり、第1ガイド部25は直角三角形となる。また、第2ガイド部26は、シート供給方向Yの下流側の辺を上辺(短辺)、その反対側(上流側)の辺を下辺(長辺)とした台形になっている。
第1ガイド部25は、上記直角三角形の斜辺を境に上側に折り曲げられている。したがって、シート供給方向Yから見ると、第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差は、シュート部24の中央部から両端部に向かって徐々に大きくなるように形成され、シート供給方向Yと直交する方向から見ると、第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差は、シートの移動方向に向かって徐々に大きくなるように形成されている。
このような構造のシュート部24を用いた場合は、図7(A),(B)に示すように、シュート部24に沿って移動するシートPを左右一対の第1ガイド部25で内側に絞りながら弓形に湾曲させることができる。このため、シートPの湾曲がスムーズに行われるようになる。
さらに、上記構造のシュート部24を用いた構成として、図8に示すように、一対の第1ガイド部25と第2ガイド部26をそれぞれヒンジ部28で連結することにより、ヒンジ部28を中心に第1ガイド部25を回動自在に支持するとともに、各々の第1ガイド部25に下方から一対の偏心カム29を当接させることにより、第1ガイド部25を偏心カム29で支持した構成を採用することも可能である。
一対の偏心カム29は、一対の第1ガイド部25に当接するように回転軸30の一方と他方に取り付けられている。回転軸30は、シート供給方向Yと直交する方向に架け渡されるものである。回転軸30の一端部にはギア31が取り付けられている。ギア31は、一対の偏心カム29とともに、回転軸30と一体に回転するものである。ギア31には、それよりも小径のギア32が噛み合っている。ギア32は、モータ33の駆動によって回転するものである。
以上の偏心カム29、回転軸30、ギア31,32、モータ33は、第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差を変更する変更手段を構成するものである。すなわち、モータ33の駆動によってギア32を回転させると、その回転力がギア31,32同士に噛み合いによって回転軸30に伝達される。このため、回転軸30と一体に一対の偏心カム29が回転する。そうすると、一対の偏心カム29の回転にしたがって一対の第1ガイド部25がヒンジ部28を中心に回動する。その結果、第1ガイド部25と第2ガイド部26のなす角度が変化するため、それにしたがって両者の高低差も変化する。
このような変更手段を備えた構成を採用した場合は、シートPの種類(サイズ、材質、腰の強さなど)に合わせて、第1ガイド部25と第2ガイド部26の高低差を調整することができる。
なお、上記実施形態においては、シート収容トレイ17と一体にシュート部24を形成するものとしたが、本発明はこれに限らず、シート収容トレイ17とは別部材としてシュート部24を独立に設けるようにしてもよい。
本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す概略図である。 本発明の第1実施形態に係るシート供給装置の構成を示す図である。 シートの湾曲状態を示す図である。 シュート部の断面形状の具体例を示す図である。 第1ガイド部と第2ガイド部の高低差の形成例を示す図である。 シュート部の他の構造例を示す三面図である。 図6のシュート部を用いた場合のシートの湾曲状態を示す図である。 変更手段の具体的な構成例を示す図である。
符号の説明
17…シート収容トレイ、18…シート供給部、21…ピックアップロール、22…フィードロール、23…リタードロール、24…シュート部、25…第1ガイド部、26…第2ガイド部、27…エアー吹き出し口、P…シート、Y…シート供給方向

Claims (5)

  1. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを呼び出すシート呼び出し手段と、
    記シート呼び出し手段によって呼び出されたシートの移動を案内しつつ、当該シートの先端側をシート供給方向の下流側から見て弓形に湾曲させるシュート部材と、
    前記シュート部材の中間部に設けられた吹き出し口から、当該シュート部材によって案内されるシートの先端部のうち、前記シュート部材によって弓形に湾曲させられた幅方向の中間位置にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と
    を備えることを特徴とするシート供給装置。
  2. 前記シュート部材は、前記シート供給方向と直交する方向に第1ガイド部と第2ガイド部を有し、
    前記第1ガイド部は、前記シート供給方向と直交する方向で前記第2ガイド部の両側に配置されるとともに、前記第2ガイド部よりも高位に配置され、
    前記第1ガイド部と前記第2ガイド部に設けられた高低差は、シートの移動方向に向かって徐々に大きくなるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載のシート供給装置。
  3. 記第1ガイド部と前記第2ガイド部の高低差を変更する変更手段を備える
    ことを特徴とする請求項2記載のシート供給装置。
  4. 前記変更手段は、
    前記第1ガイド部を前記第2ガイド部に連結し、当該第1ガイド部を回動自在に支持するヒンジ部と、
    前記シート供給方向と直交する方向に架け渡された回転軸と、
    前記回転軸を回転させる駆動機構と、
    前記第1ガイド部に下方から当接して支持するとともに、前記回転軸と一体に回転する当該回転軸に対して偏心した偏心カムと
    を具備し、
    前記駆動機構により前記回転軸と一体に前記偏心カムを回転させることにより、前記ヒンジ部を中心に当該第1ガイド部を回動させ、当該第1ガイド部と前記第2ガイド部との高低差を変更する
    ことを特徴とする請求項3記載のシート供給装置。
  5. シートを収容するシート収容手段と、
    前記シート収容手段に収容されたシートを呼び出すシート呼び出し手段と、
    記シート呼び出し手段によって呼び出されたシートの移動を案内しつつ、当該シートの先端側をシート供給方向の下流側から見て弓形に湾曲させるシュート部材と、
    前記シュート部材の中間部に設けられた吹き出し口から、当該シュート部材によって案内されるシートの先端部のうち、前記シュート部材によって弓形に湾曲させられた幅方向の中間位置にエアーを吹き付けるエアー吹き付け手段と
    を備えるシート供給装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
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