JP5081594B2 - 給紙装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置に適用可能な、カットペーパー等の給紙装置に関する。また、この給紙装置を搭載した画像形成装置に関する。
給紙装置は、複写機やプリンタに代表される画像形成装置において、カットペーパーなどの給紙用として不可欠である。画像形成装置における給紙装置には、給紙カセットや給紙トレイの用紙収容部に印刷前の用紙を予め多数ストックしておき、用紙収容部内に積み上げられた用紙の最上層から1枚ずつ用紙を分離供給するものが多い。このような給紙装置は、画像形成装置のカセット式給紙部や手差し給紙部、原稿送り部などに用いられている。
用紙収容部の外部へと用紙を送り出す給紙装置の手法としては、ローラ供給方式と吸引供給方式とが存在するが、ローラ供給方式が一般的に広く用いられている。ローラ供給方式では、ピックアップローラが用紙束の最上層に接触して用紙を給紙方向下流側の給紙ローラへと引き渡し、この給紙ローラによって用紙を用紙収容部の外部へと送り出す。
給紙ローラによって送り出される用紙を1枚ずつ分離するためには、分離ローラや分離パッドなどの分離部材が用いられる。これらの分離部材は、給紙ローラに下方から接触し、用紙が重なって送り出されてしまう重送という問題が発生しそうになった時、分離部材側の用紙の送り出しを停止、または用紙を用紙収容部側に戻すものである。
ここで、昨今のデジタルカメラ技術や写真印刷技術の発展、パソコンやその周辺機器などのデジタル機器の普及により、プリンタや複写機、ファクシミリといった画像形成装置で使用される用紙においても、多種多様なものが開発されるようになってきた。例えば、写真印刷などに使用されるコート紙は、塗工紙とも呼ばれ、紙表面の平滑性と染料の発色性を向上させるため、原紙表面に特殊な物質を塗布した塗工層が形成されている。これにより、コート紙は、一般的にプリンタや複写機などで使用される普通紙と比較して、用紙表面の粘着性が高い。したがって、複数のコート紙が用紙収容部に積まれた場合、用紙を重送してしまう可能性が高いので、好適な用紙分離を実現する必要がある。
そこで、さらに用紙の分離性能を向上させるため、空気流を用いた分離方法が提案されている。これは、用紙束の給紙方向下流端の上部に、略水平方向から空気を吹き当てて上層の用紙を浮揚させ、分離させるものである。このような空気流を用いた分離手段が装備された給紙装置の例を特許文献1及び2に見ることができる。特許文献1に記載された給紙装置はローラ供給方式の例で、特許文献2に記載された給紙装置は吸引供給方式の例である。
特開2000−344358号公報(第4−5頁、図1) 特開平7−89625号公報(第5頁、図1)
特許文献1及び2に記載された給紙装置は、用紙収容部に収容された用紙束の給紙方向下流端の上部に、上流側に向かって略水平方向に空気を吹き当てて上層の用紙を浮揚させることにより、用紙の分離性能の向上を図っている。しかしながら、これらの用紙の分離方法では、給紙時、用紙の搬送が始まってしまうと直ぐに、用紙の下流端が、空気が当たる箇所を通り過ぎることになる。これにより、当初用紙の分離が不十分で、複数枚の用紙が重なった状態で搬送が始まると、それ以降、それら複数枚の用紙の間に空気を吹き込ませることができない。すなわち、用紙の搬送が始まる前に十分な分離作用が得られなければ、その後いくら空気を吹き当てても、重なったままで搬送が始まった用紙束に対して分離作用を発揮させることができない。したがって、特許文献1及び2に記載された給紙装置は、重送の問題が発生する可能性がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、空気流を用いた用紙の分離方法を適用することで分離性能の向上が図られ、確実に用紙を1枚ずつ分離して供給することが可能な給紙装置を提供することを目的とする。また、このような給紙装置を搭載した高性能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、用紙を積載して収容する用紙収容部と、この用紙収容部内に配置され、上面に用紙が載置されるリフト板と、このリフト板を昇降させる昇降機構とを備えた給紙装置において、前記用紙収容部に収容された用紙束の、給紙方向と直角をなす用紙幅方向の端部外側から、用紙束の側面に空気を吹き当てて用紙の分離を助長する送風分離装置を備えることとした。
また、上記構成の給紙装置において、前記送風分離装置による送風期間に、前記昇降機構が、前記リフト板の昇降動作を実施することとした。
また、上記構成の給紙装置において、前記送風分離装置は、用紙幅方向両端側から、用紙束に空気を吹き当てることとした。
また、上記構成の給紙装置において、前記送風分離装置は、給紙方向全域にわたって、用紙束に空気を吹き当てることとした。
また、上記構成の給紙装置において、前記用紙収容部に収容された用紙束の上面に空気を吹き当てる送風乾燥装置を備えることとした。
また、上記構成の給紙装置において、前記送風分離装置及び/または前記送風乾燥装置から吹き出される空気を加熱する加熱装置を備えることとした。
また本発明では、上記給紙装置を画像形成装置に搭載することとした。
本発明の構成によれば、用紙を積載して収容する用紙収容部と、この用紙収容部内に配置され、上面に用紙が載置されるリフト板と、このリフト板を昇降させる昇降機構とを備えた給紙装置において、前記用紙収容部に収容された用紙束の、給紙方向と直角をなす用紙幅方向の端部外側から、用紙束の側面に空気を吹き当てて用紙の分離を助長する送風分離装置を備えることとしたので、ストックしてある用紙束と、給紙中の用紙とに対して、常時それらの側面(端部)から空気を吹き当てることができる。これにより、当初用紙の分離が不十分で、複数枚の用紙が重なった状態で搬送が始まった場合でも、常時それら複数枚の用紙の間に空気を吹き込ませることが可能である。したがって、重なったままで搬送が始まった用紙束に対しても、十分な分離作用を発揮させることができる。このようにして、空気流を用いた用紙の分離方法を適用することで分離性能の向上が図られ、確実に用紙を1枚ずつ分離して供給することが可能な給紙装置を提供することができる。
また、前記送風分離装置による送風期間に、前記昇降機構が、前記リフト板の昇降動作を実施することとしたので、用紙束が上下に移動する。これにより、上層の用紙が浮揚する作用を高めることができる。したがって、空気流を用いた用紙の分離を助長することができ、給紙装置の用紙の分離性能をさらに向上させることが可能である。
また、前記送風分離装置は、用紙幅方向両端側から、用紙束に空気を吹き当てることとしたので、用紙幅方向に関して広範囲に、且つ均一に空気を吹き当てることができる。これにより、用紙の分離をさらに助長することができるのに加えて、用紙幅方向における空気が当たる箇所の偏りも防止することが可能である。したがって、用紙の分離性能の向上を図ることができ、且つ用紙の斜行を防止することが可能になる。
また、前記送風分離装置は、給紙方向全域にわたって、用紙束に空気を吹き当てることとしたので、用紙束の上流端から下流端まで広範囲に空気を吹き当てることができる。これにより、用紙の分離を一層助長することができ、給紙装置による用紙の分離性能の向上を図ることが可能である。
また、前記用紙収容部に収容された用紙束の上面に空気を吹き当てる送風乾燥装置を備えることとしたので、用紙束の上層、さらに全体的に、除湿して乾燥させることができる。これにより、用紙同士がくっつき易くなるのを防止することができる。したがって、用紙の分離をさらに助長することができ、確実に用紙を1枚ずつ分離して供給する効果を高めることが可能である。
また、前記送風分離装置及び/または前記送風乾燥装置から吹き出される空気を加熱する加熱装置を備えることとしたので、温風を用紙束に吹き当てることができる。これにより、用紙同士がくっつき易くなるのを防止する効果を高めることが可能になる。したがって、用紙の分離をより一層助長することができ、給紙装置の用紙の分離性能をさらに高めることが可能である。
また本発明では、上記給紙装置を画像形成装置に搭載することとしたので、空気流を用いた用紙の分離方法を適用することで分離性能の向上が図られ、確実に用紙を1枚ずつ分離して供給することが可能な高性能な画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図7に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る給紙装置を搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。なお、図1において、実線矢印は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の下部には、カセット式の給紙装置20が配置されている。カセット式給紙装置20には、上下方向に2個並べて配置した給紙カセット21が備えられている。給紙カセット21には、印刷前のカットペーパー等の用紙Pが積まれて収容され、ここから1枚ずつ分離して用紙Pが送り出される。なお、給紙カセット21は、本体2の前面側から、すなわち図1において紙面に向かって手前側から水平に引き出すことが可能である。カセット式給紙装置20の詳細については後述する。
本体2の右側面上部の外部には、手差し給紙部3が備えられている。手差し給紙部3には、給紙カセット21に入っていないサイズの用紙や、厚紙、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
画像形成装置1は、その内部に垂直搬送部4を備えている。垂直搬送部4は、カセット式給紙装置20に関して言えば、その給紙方向である右方に位置し、手差し給紙部3に関して言えば、その左方に位置する。カセット式給紙装置20から送り出された用紙Pは垂直搬送部4により本体2の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙部3から送り出された用紙Pは略水平左方に搬送される。
一方、画像形成装置1の本体2の上面には原稿送り部5が、その下方には光学部6が備えられている。原稿送り部5の前方には、ユーザが外部から表示を確認したり、ボタンを押して操作をしたりできる位置に操作パネル7が備えられている。ユーザが原稿の複写を行う場合には、原稿送り部5に文字や図形、模様等の画像が描かれた原稿を積載し、操作パネル7に印刷条件等を入力して印刷を開始する。原稿送り部5では1枚ずつ分離して原稿が送り出され、光学部6によってその画像データが読み取られる。その後、光学部6は、レーザ光を、画像データに基づいて制御しながら画像形成部8に向かって照射する。
垂直搬送部4の用紙搬送方向下流側であって、光学部6の下方には、画像形成部8及び転写部9が備えられている。画像形成部8では、光学部6によって照射されたレーザ光により原稿画像の静電潜像が形成され、この静電潜像からトナー像が現像される。画像形成部8で形成されたトナー像は、垂直搬送部4によって同期をとって送られてきた印刷前の用紙Pに、転写部9にて転写される。
転写部9の下流側には、定着部10が備えられている。転写部9にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部10へと送られ、熱ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着部10の下流側であって、本体2の左側面の近傍には、分岐部11が備えられている。定着部10から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合、分岐部11から、画像形成装置1の左側面外部に設けられた用紙排出トレイ12に排出される。
画像形成部8から分岐部11にかけの部分の下方であって、カセット式給紙装置20の上方には、両面印刷装置である両面印刷部13が備えられている。両面印刷を行う場合には、第一面の印刷が終了して定着部10から排出された用紙Pが、分岐部11を通って両面印刷部13へと送られる。両面印刷部13へ送られた用紙Pは、続いて第二面の印刷のために搬送方向が切り替えられて本体2の右側に向かって送られ、再度垂直搬送部4を経て転写部9へと送られる。
続いて、カセット式給紙装置20の詳細な構成について、図2〜図4を用いて説明する。図2はカセット式給紙装置の垂直断面正面図、図3はカセット式給紙装置の垂直断面右側面図、図4はカセット式給紙装置の給紙カセットを示す斜視図である。なお、図3に描画した白抜き矢印は、空気流の流通経路及び方向を示している。
カセット式給紙装置20は、主たる構成要素として、給紙カセット21、給紙機構30、及び送風分離装置40を備えている。
給紙カセット21は、その主たる部分が用紙収容部22で構成されている。用紙収容部22は、上面が開口した平たい箱で構成され、その上面方向から印刷前のカットペーパーなどの用紙Pを積載して収容する。また、用紙収容部22は、図3に示すように、用紙幅方向両端に対応する側壁が中空になっている。そして、この用紙収容部22の用紙幅方向両端に対応する内側壁には、用紙束の側面に空気を吹き当てるための複数の吹き出し口22aが形設されている(図2〜図4参照)。
用紙収容部22の内底面には、図2に示すように、リフト板23が備えられている。用紙Pは、このリフト板23の上面に積み上げられる。リフト板23は、その給紙方向上流端、すなわち図2において左方の端部が、用紙収容部22の、給紙方向と直角をなす用紙幅方向両側壁に支持されている。そして、リフト板23は、この支持部を中心とし、下流端を自由端として垂直面内で回転可能である。
リフト板23の給紙方向下流部下方には、図2及び図4に示すように、リフト板23を昇降させる昇降機構50が備えられている。昇降機構50は、駆動シャフト51、押し上げ部材52、及び継ぎ手部53を備えている。
駆動シャフト51は、リフト板23の用紙幅方向中央部から、給紙カセット21の背面側に向かって略平行に延びている。駆動シャフト51の、リフト板23の用紙幅方向中央部側の端部には押し上げ部材52が、給紙カセット21背面側の端部には継ぎ手部53が設けられている。押し上げ部材52は、駆動シャフト51の径方向外側に突出する形で、駆動シャフト51に固定されている。駆動シャフト51は、図4に示すように、給紙カセット21の背面側で、その背面から外側に突出し、この箇所に継ぎ手部53が設けられている。
本体2の、継ぎ手部53に対応する箇所には、図示しない受け部材とこれに連結するリフトモータが設けられている。給紙カセット21を本体2に収納した時には、給紙カセット21の継ぎ手部53が、本体2側の受け部材と係合して連結する。これにより、リフトモータの動力を、駆動シャフト51に伝達することができる。
上記構成で、リフトモータが作動した時、駆動シャフト51が回転せしめられる。そして、押し上げ部材52がリフト板23の底面と係合しながら図2において反時計方向に回転し、リフト板23の下流端側を押し上げる。これにより、リフト板23は、積載された用紙束の最上層が、給紙カセット21の下流部上方に設けられた給紙機構30に当接する、図2に示す給紙位置に変位する。リフト板23上の用紙Pは、給紙機構30により一枚ずつ分離されて、給紙カセット21の外部へ、すなわち図2の右上方に向かって送り出される。
なお、給紙カセット21を本体2から引き出すと、継ぎ手部53におけるリフトモータ側との連結が解除され、リフト板23は用紙収容部22の内底面に倒伏する。
給紙機構30は、図2に示すように、ピックアップローラ31、給紙ローラ32、及び分離ローラ33を備えている。
ピックアップローラ31は、リフト板23の下流部上方に備えられている。用紙収容部22に積載された用紙Pの下流部が、昇降機構50で押し上げられたリフト板23により持ち上げられ、ピックアップローラ31には、用紙Pの最上層が下方から接触する。この用紙Pの最上層は、ピックアップローラ31によって給紙ローラ32へと引き渡され、給紙ローラ32により給紙カセット21の外部へと搬送される。
給紙ローラ32は、ピックアップローラ31の下流側において、その表面下部が用紙搬送路に突出するように配置されている。給紙ローラ32は、図示しないモータに連結され、図2において反時計方向に回転せしめられている。なお、ピックアップローラ31はモータに連結されていない。給紙ローラ32とピックアップローラ31との間には、ピックアップローラ31の駆動機構(図示せず)が配置され、この駆動機構を介して給紙ローラ32とピックアップローラ31とが連結されている。このピックアップローラ31の駆動機構により、給紙ローラ32がモータによって回転せしめられると、ピックアップローラ31も給紙ローラ32と同じ方向に回転せしめられる。
分離ローラ33は、給紙ローラ32の下方に備えられている。また、分離ローラ33は、図示しない付勢部材の作用により上方に向かって付勢され、給紙ローラ32に接触している。この分離ローラ33と給紙ローラ32とが接触して形成される搬送ニップに用紙Pが挿通される。分離ローラ33には、図示しないモータが連結されている。そして、分離ローラ33には、図2において反時計方向、すなわち給紙ローラ32との接触箇所である搬送ニップの箇所の表面が、給紙ローラ32の表面に対して逆方向に移動する方向への回転力が作用している。
分離ローラ33は、その軸部の箇所であって、モータの駆動軸との間に図示しないトルクリミッタを備えている。分離ローラ33と給紙ローラ32とが接触して形成される搬送ニップに用紙Pが存在しないときや用紙Pが1枚だけ進入したときには、分離ローラ33にはトルクリミッタの設定トルク以上のトルクが掛かり、分離ローラ33は給紙ローラ32に従って、用紙Pを給紙カセット21の外部へと送り出す方向に回転する。
しかしながら、前記搬送ニップに用紙Pが重なって複数枚進入したときには、分離ローラ33に掛かるトルクはトルクリミッタの設定トルクを超えることがなく、分離ローラ33は搬送ニップの箇所の表面が、給紙ローラ32の表面に対して逆方向に移動する方向、すなわち重なった下側の用紙Pを用紙収容部22に戻す方向に回転する。これにより、重なった下側の用紙Pが送り出されることがないので、用紙Pが重なって送られてしまう重送という問題が起こるのを防止できる。
また、用紙収容部22の内部には、用紙束の側面に当接する側壁である、給紙方向と直角をなす方向に用紙幅に合わせて移動可能な幅方向カーソル24と、給紙方向に用紙長さに合わせて移動可能な長さ方向カーソル25が備えられている。幅方向カーソル24は用紙収容部22の内底面に用紙幅方向に設けられた移動用溝26に沿って、長さ方向カーソル25は移動用溝27に沿って移動させることが可能である(図4参照)。用紙収容部22に積載された用紙Pが所定の位置に留まるように、幅方向カーソル24は用紙の幅方向の移動を規制し、長さ方向カーソル25は用紙の長さ方向の移動を規制するものである。
これらのカーソルのうち、幅方向カーソル24は中空であり、図3に示すように、移動用溝に係合する部分が用紙収容部22の下方に突出している。そして、幅方向カーソル24の内側面であるの用紙当接面には、用紙束の側面に空気を吹き当てるための複数の吹き出し口24aが形設されている(図2〜図4参照)。なお、吹き出し口24aは、用紙束を挟んで正面側及び背面側に設けられた2個の幅方向カーソル24に対して、各々の用紙当接面に設けられている。
送風分離装置40は、図2〜図4に示すように、給紙カセット21の用紙収容部22の下方から給紙カセット21の背面側外部にかけての部分に設けられている。送風分離装置40は、送風ダクト41、継ぎ手部42、及び送風ファン43を備えている。
送風ダクト41は、用紙収容部22の下方から、給紙カセット21の背面側に向かって略平行に延びている。送風ダクト41は、吹き出し口22aが形設された用紙収容部22の用紙幅方向両端に対応する側壁と、吹き出し口24aが形設された幅方向カーソル24とに、用紙収容部22の下方にて連通している。そして、送風ダクト41は、幅方向カーソル24が用紙サイズに合わせて用紙幅方向に移動する時、その移動の妨げとならないように、一部が伸縮自在な蛇腹ホース41aで構成されている。送風ダクト41は、図4に示すように、給紙カセット21の背面側で、その背面から外側に突出し、この箇所に継ぎ手部42が設けられている。
本体2の、継ぎ手部42に対応する箇所には、受け部材44とこれに連結する送風ファン43が設けられている。給紙カセット21を本体2に収納した時には、給紙カセット21の継ぎ手部42が、本体2側の受け部材44と係合して連結する。これにより、送風ファン43で発生させた空気流を、送風ダクト41に送り込むことができる。その結果、送風分離装置40は、用紙幅方向の端部外側から用紙束の側面に空気を吹き当てることができ、用紙Pの分離を助長することが可能である。
なお、図1に示すように、画像形成装置1に複数の給紙カセット21が備えられた場合、送風分離装置40は、その各々の給紙カセット21に対応して設けられる。
続いて、送風分離装置40を備えたカセット式給紙装置20の給紙動作について、図5を用いて説明する。図5は、図2と同様のカセット式給紙装置の垂直断面正面図にして、給紙動作中の状態を示すものである。
カセット式給紙装置20は、昇降機構50によってリフト板23の下流部を上昇させて給紙位置に変位させ、給紙機構30によって用紙束の最上層を送り出す際、送風分離装置40を動作させ、用紙束の側面に空気を吹き当てる。空気の吹き出し口22a及び24aが、用紙収容部22の内側壁と幅方向カーソル24の内側面に設けられているので、送風分離装置40は、給紙方向全域にわたって、用紙幅方向両端側から、用紙束の側面に空気を吹き当てることができる。これにより、用紙Pの分離が助長される。
そして、さらにその送風分離装置40による送風期間において、図5に実線及び二点鎖線で示すように、昇降機構50が、リフト板23の昇降動作を実施する。これは、1枚の用紙Pを給紙する期間において、給紙機構30により用紙Pの下流部から搬送が開始されると、昇降機構50がリフト板23を下降させる。そして、用紙Pの上流部が給紙機構30の箇所に到達する頃、昇降機構50はリフト板23を上昇させ、次の用紙Pの搬送に備える。このような1枚の用紙Pを給紙する期間における一連の昇降動作と、送風分離装置40による送風とにより、用紙Pの分離がさらに助長される。
上記のように、用紙Pを積載して収容する用紙収容部22と、この用紙収容部22内に配置され、上面に用紙Pが載置されるリフト板23と、このリフト板23を昇降させる昇降機構50とを備えたカセット式の給紙装置20において、用紙収容部22に収容された用紙束の、給紙方向と直角をなす用紙幅方向の端部外側から、用紙束の側面に空気を吹き当てて用紙Pの分離を助長する送風分離装置40を備えているので、ストックしてある用紙束と、給紙中の用紙Pとに対して、常時それらの側面(端部)から空気を吹き当てることができる。これにより、当初用紙Pの分離が不十分で、複数枚の用紙Pが重なった状態で搬送が始まった場合でも、常時それら複数枚の用紙Pの間に空気を吹き込ませることが可能である。したがって、重なったままで搬送が始まった用紙束に対しても、十分な分離作用を発揮させることができる。このようにして、空気流を用いた用紙Pの分離方法を適用することで分離性能の向上が図られ、確実に用紙を1枚ずつ分離して供給することが可能なカセット式給紙装置20を提供することができる。
また、送風分離装置40による送風期間に、昇降機構50が、リフト板23の昇降動作を実施するので、用紙束が上下に移動する。これにより、上層の用紙Pが浮揚する作用を高めることができる。したがって、空気流を用いた用紙の分離を助長することができ、カセット式給紙装置20の用紙Pの分離性能をさらに向上させることが可能である。
そして、送風分離装置40は、用紙幅方向両端側から、用紙束に空気を吹き当てるので、用紙幅方向に関して広範囲に、且つ均一に空気を吹き当てることができる。これにより、用紙Pの分離をさらに助長することができるのに加えて、用紙幅方向における空気が当たる箇所の偏りも防止することが可能である。したがって、用紙Pの分離性能の向上を図ることができ、且つ用紙Pの斜行を防止することが可能になる。
さらに、送風分離装置40は、給紙方向全域にわたって、用紙束に空気を吹き当てるので、用紙束の上流端から下流端まで広範囲に空気を吹き当てることができる。これにより、用紙Pの分離を一層助長することができ、カセット式給紙装置20による用紙Pの分離性能の向上を図ることが可能である。
また本発明では、上記カセット式給紙装置20を画像形成装置1に搭載したので、空気流を用いた用紙Pの分離方法を適用することで分離性能の向上が図られ、確実に用紙Pを1枚ずつ分離して供給することが可能な高性能な画像形成装置1を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る給紙装置の詳細な構成について、図6及び図7を用いて説明する。図6はカセット式給紙装置の垂直断面正面図、図7はカセット式給紙装置の垂直断面右側面図である。なお、図7に描画した白抜き矢印は、空気流の流通経路及び方向を示している。また、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図5を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については図面の記載、及びその説明を省略するものとする。
第2の実施形態に係るカセット式給紙装置20は、図6及び図7に示すように、送風乾燥装置60と、加熱装置70とを備えている。なお、図6では、加熱装置70の描画を省略している。
送風乾燥装置60は、本体2の、給紙カセット21の用紙収容部22の上方に対応する箇所に設けられている。送風乾燥装置60は、送風ダクト61、吹き出し口62、及び送風ファン63を備えている。
送風ダクト61は、用紙収容部22の上方から、給紙カセット21の背面側に相当する箇所に向かって略平行に延びている。送風ダクト61の、給紙カセット21側の端部に吹き出し口62が設けられている。吹き出し口62は、用紙収容部22の天井部に、用紙収容部22全体をカバーする形で設けられている。
送風ダクト61の、給紙カセット21の背面側に相当する箇所の端部には、送風ファン63が設けられている。送風乾燥装置60は、この送風ファン63により、送風ダクト61及び吹き出し口62を通して、用紙収容部22に収容された用紙束の上面に空気を吹き当てることができる。
一方、加熱装置70は、図7に示すように、送風乾燥装置60の送風ダクト61と、送風分離装置40の送風ダクト41との2箇所に配置されている。加熱装置70は、送風ダクト41及び61内を通過する、送風分離装置40及び送風乾燥装置60から吹き出される空気を加熱できる形にして配置されている。
上記のように、カセット式給紙装置20は、用紙収容部22に収容された用紙束の上面に空気を吹き当てる送風乾燥装置60を備えているので、用紙束の上層、さらに全体的に、除湿して乾燥させることができる。これにより、用紙P同士がくっつき易くなるのを防止することができる。したがって、用紙Pの分離をさらに助長することができ、確実に用紙Pを1枚ずつ分離して供給する効果を高めることが可能である。
また、送風分離装置40及び送風乾燥装置60から吹き出される空気を加熱する加熱装置70を備えているので、温風を用紙束に吹き当てることができる。これにより、用紙P同士がくっつき易くなるのを防止する効果を高めることが可能になる。したがって、用紙Pの分離をより一層助長することができ、カセット式給紙装置20の用紙Pの分離性能をさらに高めることが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、カセット式給紙装置20を搭載した画像形成装置1は、上記実施形態ではブラックトナーのみを使用したモノクロ印刷用の画像形成装置であるが、このような機種に限定されるわけではなく、中間転写ベルトを備え、複数色を重ね合わせて画像形成すること可能なタンデム方式、或いはロータリーラック方式のカラー印刷用画像形成装置であっても構わない。
また、本発明の給紙装置は、画像形成装置1のカセット式給紙装置20に対して適用しているが、その適用箇所はカセット式のものに限定されるわけではなく、手差し給紙部3や原稿送り部5に適用しても構わない。
また、第2の実施形態において、加熱装置70は、送風分離装置40及び送風乾燥装置60の双方から吹き出される空気を加熱できるよう2箇所に設けたが、いずれか一方から吹き出される空気を加熱することにしても構わない。
本発明は、給紙装置全般において利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るカセット式給紙装置を搭載した画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1に示すカセット式給紙装置の垂直断面正面図である。 図2に示すカセット式給紙装置の垂直断面右側面図である。 図2のカセット式給紙装置の給紙カセットを示す斜視図である。 図2と同様のカセット式給紙装置の垂直断面正面図にして、給紙動作中の状態を示すものである。 本発明の第2の実施形態に係るカセット式給紙装置の垂直断面正面図である。 図6に示すカセット式給紙装置の垂直断面右側面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 本体
20 カセット式給紙装置(給紙装置)
21 給紙カセット
22 用紙収容部
22a 吹き出し口
23 リフト板
24 幅方向カーソル
24a 吹き出し口
30 給紙機構
40 送風分離装置
41 送風ダクト
43 送風ファン
50 昇降機構
60 送風乾燥装置
61 送風ダクト
63 送風ファン
70 加熱装置

Claims (7)

  1. 用紙を積載して収容する機器本体に対して収納、引き出しが可能な用紙収容部と、この用紙収容部内に配置され、上面に用紙が載置されるリフト板と、このリフト板を昇降させる昇降機構とを備えた給紙装置において、
    前記機器本体に設けた送風ファンと、前記用紙収容部に設けた送風ダクトと、前記送風ダクトに連通する空気の吹き出し口と、前記用紙収容部を前記機器本体に収納したときに連結して前記送風ダクトと前記送風ファンとを連通させる継ぎ手部及び前記継ぎ手部の受け部材と、を備えるとともに、
    前記用紙収容部に収容された用紙束の、給紙方向と直角をなす用紙幅方向の端部外側に設けた前記吹き出し口から、用紙束の側面に空気を吹き当てて用紙の分離を助長する送風分離装置を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記送風分離装置による送風期間に、前記昇降機構が、前記リフト板の昇降動作を実施することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記送風分離装置は、用紙幅方向両端側から、用紙束に空気を吹き当てることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記送風分離装置は、給紙方向全域にわたって、用紙束に空気を吹き当てることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の給紙装置。
  5. 前記用紙収容部に収容された用紙束の上面に空気を吹き当てる送風乾燥装置を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の給紙装置。
  6. 前記送風分離装置及び/または前記送風乾燥装置から吹き出される空気を加熱する加熱装置を備えることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の給紙装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の給紙装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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