JP6194656B2 - 給紙装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、用紙束から1枚ずつ用紙を供給する給紙装置、及び給紙装置を備える画像形成システムに関する。
従来、複写機やプリンター等の画像形成装置に用紙を供給する給紙装置として、エアー方式の給紙装置が知られている(例えば特許文献1)。特許文献1に記載されているように、エアー方式の給紙装置(以下「エアー給紙装置」と称する)は、用紙収容部、吸着搬送部、浮上エアー送風部、分離エアー送風部、及び出口ローラー部等を備える。
吸着搬送部は、多数の吸引孔を有する無端状の搬送ベルトと、搬送ベルトの内部に設置されるエアー吸引部を有する。吸着搬送部は、用紙収容部の上方に配置され、用紙収容部に積載されている用紙束から1枚ずつ用紙を吸着して搬送する。浮上エアー送風部は、用紙搬送方向に直交する方向(用紙幅方向の両端側)から用紙束の側方に送風を行い用紙束の上位数枚の用紙を浮上させる。分離エアー送風部は、用紙搬送方向の下流側から搬送ベルトに吸着した複数枚の用紙に向けて送風を行い最上位の1枚だけを分離する。出口ローラー部は、吸着搬送部の用紙搬送方向下流側に配置され、吸着搬送部によって搬送されてきた用紙をさらに下流側に送出する。
エアー給紙装置においては、浮上エアー送風部の送風によって用紙を浮上させ、この浮上した用紙をエアー吸引部によって搬送ベルトに吸着させる。この状態で搬送ベルトが走行することにより、用紙が搬送される。また、搬送ベルトに2枚以上の用紙が吸着して搬送される、いわゆる重送が生じるのを防止するため、搬送ベルトに直接吸着する1枚目の用紙(用紙束の最上位の用紙)と1枚目の用紙を介して搬送ベルトに吸着する2枚目の用紙との紙間に、分離エアー送風部によって分離エアーが送風される。
さらに、吸着搬送部は、1枚目の用紙を用紙幅方向に撓ませて、平坦状の2枚目の用紙との間の空間(分離エアーの風路)を拡げることにより、1枚目の用紙から2枚目以降の用紙を効率よく分離できるようになっている(例えば特許文献1)。以下において、用紙幅方向における用紙の撓みを「コルゲーション」と称する。
コルゲーションの一例を図1に示す。図1Aは用紙のコルゲーションを示す斜視図であり、図1Bは図1AにおけるI−I断面図である。図1に示すように、1枚目の用紙S1に上に凸状のコルゲーションが形成されると、1枚目の用紙S1が平坦状で2枚目の用紙S2と密着している場合に比較して分離エアーの風路が拡がる。
特開2011−140395号公報
しかしながら、図2に示すように、出口ローラー部15に1枚目の用紙S1が通紙されると、上側排紙ローラー151と下側排紙ローラー152によってコルゲーションが押し潰され、用紙は平坦な形状に戻る。また、出口ローラー部15に配置されるガイド部材(図示略)によっても、コルゲーションは平坦化される。すなわち、搬送ベルトによる用紙の搬送が完了するまで、コルゲーションの形状が保持されない。そうすると、1枚目の用紙S1が搬送されている途中であるにもかかわらず、分離エアーの風路が狭くなり(図2B(図2AにおけるII−II断面図)参照)、1枚目の用紙S1と2枚目の用紙S2の間に分離エアーが十分に供給されなくなる。そのため、1枚目の用紙S1に2枚目の用紙S2が引き摺られて重送が発生しやすくなる。
本発明の目的は、吸着搬送部によって搬送する1枚目の用紙と2枚目の用紙を確実に分離して、用紙を1枚ずつ給紙できる給紙装置、及びこのような給紙装置を備える画像形成システムを提供することである。
本発明に係る給紙装置は、
多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を1枚目の用紙の分離エアーの送風位置において保持するコルゲーション保持部と、を備え
前記出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置される第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、
前記コルゲーション保持部は、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部の間に配置され、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部で規定される用紙の搬送面よりも突出する部分を有することを特徴とする。
本発明に係る給紙装置は、
多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を1枚目の用紙の分離エアーの送風位置において保持するコルゲーション保持部と、を備え、
前記出口ローラー部は、前記コルゲーション保持部として機能する第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置され、
前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、外径が連続的に変化する上側搬送ローラーと前記上側搬送ローラーに当接する下側搬送ローラーとを有することを特徴とする。
本発明に係る給紙装置は、
多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部と、を備え、
前記出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置される第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、
前記コルゲーション保持部は、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部の間に配置され、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部で規定される用紙の搬送面よりも突出する部分を有し、前記用紙の搬送面から突出する第1の状態又は前記用紙の搬送面から突出しない第2の状態に切り替え可能であることを特徴とする。
本発明に係る給紙装置は、
多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部と、を備え、
前記複数の出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置され、前記コルゲーション保持部として機能する第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、
前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、外径が連続的に変化する上側搬送ローラーと前記上側搬送ローラーに当接する下側搬送ローラーとを有することを特徴とする。
本発明に係る給紙装置は、
多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部と、を備え、
前記コルゲーション保持部により保持されるコルゲーションの量は、前記コルゲーション形成部により形成されるコルゲーションの量よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係る画像形成システムは、上記の給紙装置と、
前記給紙装置に接続され、前記給紙装置から給紙された用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る給紙装置によれば、コルゲーション保持部を備えることにより、1枚目の用紙が出口ローラー部を通過することにより1枚目の用紙に形成されたコルゲーションが平坦に戻されるのを回避できるので、十分な分離エアーの風路を確保することができる。したがって、本発明に係る給紙装置は、吸着搬送部によって搬送する1枚目の用紙と2枚目の用紙を確実に分離して、用紙を1枚ずつ給紙することができる。
吸着搬送部で形成された直後のコルゲーションの状態を示す図である。 用紙が出口ローラー部を通過する際のコルゲーションの状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成システムの全体構成を示す図である。 給紙装置の要部である給紙ユニットを示す斜視図である。 図4におけるIV−IV矢視断面図である。 吸着搬送部の下方斜視図である。 コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを示す図である。 出口ローラー部及びガイド部の用紙搬送方向に沿う断面図である。 図8のVIII−VIII矢視断面図である。 コルゲーション保持部が退避状態にあるときの出口ローラー部及びガイド部の用紙搬送方向に沿う断面図である。 図10のX−X矢視断面図である。 コルゲーション保持部の退避制御の一例を示すタイミングチャートである。 コルゲーション保持部の退避制御の他の一例を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係るコルゲーション保持部を示す図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る画像形成システム1の全体構成を示す図である。図3に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置20の側方(図3では右側)に外付け型の大容量給紙装置10(以下「給紙装置10」と称する)が接続された構成を有する。
給紙装置10は、内部に三段の給紙ユニット10A〜10Cを備え、画像形成装置20に用紙を1枚ずつ給紙する。給紙装置10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を有する制御部19を備える。制御部19は、画像形成装置20の制御部28と協働して、給紙装置10の各ブロックの動作を集中制御する。具体的には、制御部19は、画像形成装置20からの制御信号、又は後述する吸着検出部181、用紙検出部182、用紙高さ検出センサー(図示略)からの入力信号等に基づいて、用紙収容部11、吸着搬送部12、浮上エアー送風部13(図4参照)、分離エアー送風部14、及び出口ローラー部15の動作を制御する。給紙ユニット10A〜10Cの詳細については後述する。
画像形成装置20は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。画像形成装置20には、CMYKの4色に対応する感光ドラムを中間転写ベルトの走行方向(鉛直方向)に直列配置し、中間転写ベルトに一回の手順で各色トナー像を順次転写させる縦型タンデム方式が採用されている。すなわち、画像形成装置20は、感光ドラム上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルトに転写(一次転写)し、中間転写ベルト上で4色のトナー像を重ね合わせた後、用紙に転写(二次転写)することにより、画像を形成する。
画像形成装置20は、画像読取部21、操作表示部22、画像処理部23、画像形成部24、定着部25、給紙部26、用紙搬送部27、及び制御部28を備える。
制御部28は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。CPUは、ROMから処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置20の各ブロックの動作を集中制御する。また、制御部28は、給紙装置10の制御部19と協働して、給紙装置10の動作を制御する。
画像読取部21は、自動原稿給紙装置(ADF:Auto Document Feeder)及び原稿画像走査装置(スキャナー)等を備える。画像読取部21において、自動原稿給紙装置からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿が原稿画像走査装置によって読み取られ、入力画像データが生成される。
操作表示部22は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部及び操作部として機能する。
画像処理部23は、入力画像データに対して、初期設定又はユーザー設定に応じた階調補正、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等のデジタル画像処理を行う。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部24が制御される。
画像形成部24は、画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成する。画像形成部24は、感光ドラム、帯電装置、露光装置、現像装置、及び中間転写装置を備える。画像形成部24においては、感光体ドラムの表面が帯電装置によって一様に帯電される。この帯電した感光ドラムに対して、露光装置によって画像データに基づくレーザー光が照射されることにより、感光ドラムの表面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像が形成された感光ドラムに対して、現像装置によってトナーが供給されることにより、静電潜像が可視化されてトナー像が形成される。このトナー像が、中間転写ベルト等を有する中間転写装置によって用紙に転写される。
定着部25は、用紙の定着面(トナー像が形成されている面)側に配置される定着面側部材を有する上側定着部、用紙の裏面(定着面の反対の面)側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部、及び加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙を狭持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部25は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙を、定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙にトナー像を定着させる。
給紙部26は、複数(図3では三段)の給紙トレイを有する。給紙トレイには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類ごとに収容される。
用紙搬送部27は、給紙部26又は給紙装置10から給紙された用紙を画像形成部24に搬送する。画像形成部24の二次転写部を用紙が通過する際、中間転写ベルト上のトナー像が用紙の一方の面(表面)に一括して二次転写され、定着部25において定着処理が施される。画像が形成された用紙は、排紙ローラーにより機外に排紙される。用紙の両面に画像を形成する場合は、表面に画像が形成された用紙が裏面用搬送路に搬送され、反転した状態で画像形成部24に搬送される。
図4は、給紙装置10の要部である給紙ユニット10A〜10Cを示す斜視図である。図4では、吸着搬送部12を用紙搬送方向下流側に矢印Z分だけずらして示している。図5は、図4におけるIV−IV矢視断面図である。以下において、「用紙搬送方向下流側」を「前端側」、「用紙搬送方向上流側」を「後端側」と称することもある。
図4〜6に示すように、それぞれの給紙ユニット10A〜10Cは、用紙収容部11、吸着搬送部12、浮上エアー送風部13、分離エアー送風部14、出口ローラー部15、及びガイド部16等を備える。
用紙収容部11は、用紙載置台111、前端規制部材112、後端規制部材113、側端規制部材114、115を有し、大量の用紙を収容する。例えば、給紙ユニット10Aの用紙収容部11には1300枚、給紙ユニット10B、10Cの用紙収容部11にはそれぞれ1850枚、全体として5000枚程度の用紙が収容される。用紙収容部11は、それぞれガイドレールによって給紙装置10から引き出し可能となっている。
用紙載置台111は、載置されている用紙束SSの上端面(最上位の用紙)が常に一定の位置となるように昇降可能となっている。用紙載置台111は、用紙の補給時には、最下部まで下降する。用紙載置台111の昇降駆動は、制御部19によって制御される。
前端規制部材112は、用紙載置台111の前端に固定され、用紙束SSの前端位置を規制する。
後端規制部材113は、用紙搬送方向に移動可能に構成され、用紙束SSの用紙長に対応して配置される。後端規制部材113は、用紙束SSを後端側から軽く押圧して、用紙束SSの後端位置を規制する。後端規制部材113は、浮上エアー送風部13又は分離エアー送風部14の送風により用紙が浮上した場合も含めて常に用紙の後端位置を規制できるような高さと形状を有する。
後端規制部材113には、用紙載置台111に積載された用紙束SSの最上部の高さを検知する用紙高さ検出センサー(図示略)が配置される。この用紙高さ検出センサーの検出結果に基づいて、制御部19は、用紙載置台111の昇降動作を制御する。
側端規制部材114、115は、用紙幅方向に移動可能に構成され、用紙束SSの用紙幅に対応して配置される。側端規制部材114、115は、用紙束SSを用紙幅方向両側から軽く押圧して、用紙束SSの側端位置を規制する。
側端規制部材114、115は中空構造を有し、内部に浮上エアー送風部13が配置される。側端規制部材114、115は、内面(用紙束SSに当接する面)の上部に、浮上エアー送風部13から送風されたエアーの送風口114a、115aを有する。送風口114a、115aは、用紙搬送方向において、吸着搬送部12と少なくとも一部が重なるように配置される。
吸着搬送部12は、用紙幅方向に並設された第1の吸着搬送部12A、第2の吸着搬送部12B、第3の吸着搬送部12C、及び第4の吸着搬送部12Dを有し、用紙載置台111の上方に配置される。第1の吸着搬送部12A〜第4の吸着搬送部12Dは、ほぼ同様の構成を有するので、図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にA、B、C、又はDを添えて示すこととする。
吸着搬送部12の詳細な構成を図6に示す。図6は、吸着搬送部12の下方斜視図である。図6に示すように、吸着搬送部12は、無端状の搬送ベルト121及び搬送ベルト121の内部に配置されるエアー吸引部122を有する。
搬送ベルト121は、全面にわたって多数の吸引孔121aを有する。搬送ベルト121は、エアー吸引部122の用紙搬送方向上流側に設けられた大径ローラー123と、前方に設けられた二つの小径ローラー124、125(区別する場合は、「上側小径ローラー124」、「下側小径ローラー125」と称する)に巻回される。大径ローラー123及び小径ローラー124、125は、巻回される搬送ベルト121が横ずれしないように、太鼓状(クラウン状)に形成される。さらには、大径ローラー123及び小径ローラー124、125は、軸方向両端部の周縁に鍔を有するようにしてもよい。
大径ローラー123A〜123Dは、それぞれの搬送ベルト121A〜121Dに対応して、共通のローラー軸123aに取り付けられる。ローラー軸123aは、動力伝達機構(図示略)を介して駆動モーターに接続される。給紙装置10の制御部(図示略)が駆動モーターを駆動させることに伴い、大径ローラー123が回転し、搬送ベルト121が一定の方向に走行する。
上側小径ローラー124A〜124Dは、それぞれの搬送ベルト121A〜121Dに対応して、共通のローラー軸124aに取り付けられる。大径ローラー123の最上部の位置と上側小径ローラー124の最上部の位置は同じである。上側小径ローラー124は、搬送ベルト121の走行に従動して回転する。
外側の搬送ベルト121A、121Dが巻回される下側小径ローラー125A、125Dは、それぞれローラー軸125a、125cに取り付けられる。大径ローラー123の最下部の位置と下側小径ローラー125の最下部の位置は同じである。すなわち、搬送ベルト121A、121Dによる用紙の搬送面は水平面となる。下側小径ローラー125A、125Dは、搬送ベルト121の走行に従動して回転する。
内側の搬送ベルト121B、121Cが巻回される下側小径ローラー125B、125Cは、共通のローラー軸125bに取り付けられる。また、大径ローラー123Bと下側小径ローラー125Bの間、大径ローラー123Cと下側小径ローラー125Cの間には中間支持ローラー128が配置される。
中間支持ローラー128の最下部の位置は、大径ローラー123B、123Cの最下部の位置とほぼ同じであり、下側小径ローラー125B、125Cの最下部の位置は、中間支持ローラー128の最下部の位置よりも高い。すなわち、搬送ベルト121B、121Cによる用紙の搬送面は、大径ローラー123から中間支持ローラー128に至る領域では水平面となり、中間支持ローラー128から下側小径ローラー125B、125Cに至る領域では用紙搬送方向下流側に向かって上方に傾斜する傾斜面となる。下側小径ローラー125B、125C、及び中間支持ローラー128は、搬送ベルト121の走行に従動して回転する。
エアー吸引部122は、搬送ベルト121A〜121Dを貫通して装置奥側(第1の吸着搬送部12A側)に延び、搬送ベルト121A〜121Dに対応する部分の下面に吸引口を有する吸引ダクト122aと、吸引ダクト122aの最も奥側に配置される吸引ファン(図示略)を有する。吸引ファンが作動すると、吸引ダクト122a内が負圧となり、吸引孔121aを介して用紙が搬送ベルト121に吸引され、吸着する。吸引ファンの動作は、制御部19によって制御される。
図7に示すように、吸着搬送部12の前端側では、第1の搬送ベルト121A及び第4の搬送ベルト121Dによる搬送面に対して、第2の搬送ベルト121B及び第3の搬送ベルト12Cによる搬送面が上方に位置することになる。このように、本実施の形態では、第1の搬送ベルト121A〜第4の搬送ベルト121Dによる用紙の搬送面の位相をずらすことにより、1枚目の用紙S1に、上に凸状(コルゲーションの量:Ca)のコルゲーションを形成する。2枚目の用紙S2にエアー吸引部122の吸引力が及ばないようにすれば、2枚目の用紙S2の平坦形状は保持されるので、1枚目の用紙S1と2枚目の用紙S2との間の空間(分離エアーの風路)が拡がる。
すなわち、本実施の形態では、吸着搬送部12A〜12Dによって、用紙のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部が構成される。なお、コルゲーション形成部は、搬送ベルトに吸着した用紙を上又は下に押圧する押圧部材を設ける等、その他の手法によって実現することもできる。
吸着搬送部12には、用紙が搬送ベルト121に吸着しているか否かを検出する吸着検出部181が配置される。吸着検出部181は、例えば検出フラップ181aと透過型の光センサー(フォトインタラプター)181bで構成される。検出フラップ181aは、例えば大径ローラー123Bと大径ローラー123Cの間に配置される。光センサー181bは、発光部(図示略)と受光部(図示略)を有し、受光部に入射した光の強度を検知する。
用紙が搬送ベルト121に吸着していない状態において、検出フラップ181aは、一端側が搬送ベルト121の搬送面よりも下方に突出し、他端側が光センサー181bの発光部から出射した光を遮断しない位置となる。一方、用紙が搬送ベルト121に吸着している状態において、検出フラップ181aは、一端側が搬送ベルト121の搬送面まで押し上げられ、他端側が光センサー181bの発光部から出射した光を遮断する位置となる。光センサー181bで検知された光の強度に基づいて、検出フラップ181aの位置を検出でき、したがって、用紙が搬送ベルト121に吸着しているか否かを判断することができる。
なお、吸着検出部181は、これに限定されるものではなく、用紙が搬送ベルト121に吸着しているか否かを検出できる構成であればよい。
浮上エアー送風部13は、送風ファン131及び導風路132を有する。浮上エアー送風部13は、側端規制部材114、115のそれぞれの内部に配置される。図4では、側端規制部材115の内部に配置される浮上エアー送風部13だけを図示している。送風ファン131は、例えば用紙のサイズ、紙質、坪量等で風量を制御し、最適な風量で送風できるようになっている。送風ファン131の動作は、制御部19によって制御される。
側端規制部材115の内部に配置された浮上エアー送風部13の導風路132は、送風口115aに連通する。側端規制部材114の内部に配置された浮上エアー送風部(図示略)の導風路(図示略)は、送風口114aに連通する。浮上エアー送風部13は、側端規制部材114、115の内部に配置されているので、用紙のサイズが変更された場合でも、側端規制部材114、115の移動に伴い、浮上エアー送風部13も一緒に移動する。
浮上エアー送風部13において、送風ファン131が作動すると、浮上エアーが上向きに送風され、導風路132で90°向きを変えられる。そして、浮上エアーは、送風口114a、115aを介して、用紙幅方向両側から用紙束SSの上部に送風される。これにより、用紙束SSの上位数枚の用紙が浮上する。
分離エアー送風部14は、送風ファン141及び導風路142を有する。分離エアー送風部14は、前端規制部材112の用紙搬送方向下流側に配置される。送風ファン141は、例えば用紙のサイズ、紙質、坪量等で風量を制御し、最適な風量で送風できるようになっている。送風ファン141の動作は、制御部19によって制御される。
分離エアー送風部14において、送風ファン141が作動すると、導風路142の送風口142aを介して、吸着搬送部12の先端近傍、具体的には1枚目の用紙S1と2枚目の用紙S2との間に形成される風路に向けて分離エアーが送風される。これにより、搬送ベルト121に吸着した複数枚の用紙から2枚目以降の用紙が分離され、1枚目の用紙S1だけが搬送ベルト121に吸着して搬送される。1枚目の用紙S1にはコルゲーションが形成されており、1枚目の用紙S1と2枚目の用紙S2との紙間には十分な空間が形成されるので、この空間に分離エアーが送風されることにより、1枚目の用紙S1と2枚目以降の用紙とは確実に分離される。
ガイド部16は、吸着搬送部12によって搬送されてきた用紙を出口ローラー部15に案内する。出口ローラー部15は、給送された用紙を画像形成装置20に向けて送り出す。出口ローラー部15及びガイド部16の詳細な構成を図8、図9に示す。図8は、出口ローラー部15及びガイド部16の用紙搬送方向に沿う断面図である。図9は、図8のVIII−VIII矢視断面図である。
図8、9に示すように、出口ローラー部15は、コルゲーション形成部としての吸着搬送部12によって形成されたコルゲーションを挟む位置に、用紙幅方向に離間して配置される第1の出口ローラー部15A及び第2の出口ローラー部15Bを有する。第1の出口ローラー部15A及び第2の出口ローラー部15Bは、それぞれ、上側搬送ローラー151と上側搬送ローラー151に当接する下側搬送ローラー152を有する。上側搬送ローラー151は駆動ローラーであり、下側搬送ローラー152が従動ローラーである。
第1の出口ローラー部15A及び第2の出口ローラー部15Bは、吸着搬送部12で搬送されてきた用紙を、上側搬送ローラー151と下側搬送ローラー152とで狭持して、用紙搬送方向下流側に送り出す。
ガイド部16は、上側ガイド板161及び下側ガイド板162を有する。上側ガイド板161と下側ガイド板162とによって形成された間隙を用紙が搬送される。
出口ローラー部15の用紙搬送方向上流側には用紙検出部182(いわゆるフィードセンサー)が配置される。用紙検出部182は、例えば反射型の光センサーで構成され、受光した反射光の強度に基づいて、用紙の有無を検出する。用紙検出部182によって用紙が出口ローラー部15に進入し始めることを検出できる。また、出口ローラー部15における用紙の搬送速度と用紙サイズに基づいて、出口ローラー部15からの用紙の排出タイミングを算出することができる。
なお、出口ローラー部15の用紙搬送方向下流側に、出口ローラー部15から用紙が排出されたことを検出するための用紙検出部を配置するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、第1の出口ローラー部15Aと第2の出口ローラー部15Bの間に、コルゲーション保持部17が配置される。コルゲーション保持部17は、出口ローラー部15に用紙が通紙されるときに、吸着搬送部12で用紙に形成されたコルゲーションの形状を保持する。
具体的には、コルゲーション保持部17は、第1の出口ローラー部15Aと第2の出口ローラー部15Bとで規定される用紙の搬送面よりも突出する。図8、9に示す例では、コルゲーション保持部17は、ローラー部材17Aで構成される。コルゲーション保持部17としてのローラー部材17Aは、ローラー軸17aに軸支され、用紙の搬送面よりも上方に突出する程度の外径を有する。ローラー部材17Aのローラー軸17aが下側搬送ローラー152のローラー軸152aと同じである場合、ローラー部材17Aは下側搬送ローラー152よりも大きい外径を有していればよい。
給紙装置10における給紙処理は、例えば、制御部19に画像形成装置20から給紙開始情報が入力されることに伴い開始される。
給紙処理では、エアー吸引部122による吸引が開始された後、浮上エアー送風部13によって用紙束SSの上部側方に浮上エアーが送風される。用紙収容部11に収容された用紙束SSの上位数枚の用紙は、自重に抗して浮上する。浮上した用紙は、エアー吸引部122によって吸引され、搬送ベルト121に吸着する。数枚の用紙が搬送ベルト121に吸着すると、吸着検出部181によって用紙の吸着が検出され、浮上エアー送風部13による送風は停止される(例えばシャッター部材による送風口114a、115aの遮蔽)。
搬送ベルト121が走行することにより、用紙は搬送ベルト121に吸着した状態で搬送される。このとき、分離エアー送風部14によって、1枚目の用紙と2枚目の用紙との紙間に分離エアーが送風される。1枚目の用紙は、エアー吸引部122の吸引力によって搬送ベルト121への吸着状態が保持されるが、2枚目以降の用紙は、1枚目の用紙から分離され、用紙の自重によって沈下して用紙束SSに戻る。
このように、吸着搬送部12では、1枚目の用紙が2枚目の用紙から分離されながら搬送される。そして、1枚目の用紙はガイド部16を通って出口ローラー部15に搬送され、さらに用紙搬送方向下流側へ送出され、平坦な形状に戻って画像形成装置20に給紙される。吸着搬送部12による1枚目の用紙の搬送が完了すると、浮上エアー送風部13が作動して、2枚目の用紙の搬送が開始される。
出口ローラー部15においては、搬送されてきた用紙の用紙幅方向両端部は第1の出口ローラー部15A及び第2の出口ローラー部15Bによって保持され、水平な状態で搬送される。一方、用紙の用紙幅方向中央部はコルゲーション保持部17(ローラー部材17A)によって押し上げられながら搬送される。つまり、用紙に形成されているコルゲーションの形状は出口ローラー部15においても保持されることとなる。
これにより、出口ローラー部15に用紙が通紙されることに伴い、コルゲーションが潰れて用紙が平坦形状に戻るのを防止することができる。したがって、搬送中の1枚目の用紙と2枚目の用紙との紙間に十分な分離エアーの風路を確保することができるので、用紙を確実に一枚ずつ搬送することが可能となる。
ここで、コルゲーション保持部17によって保持されるコルゲーションの量Cbが吸着搬送部12によって形成されるコルゲーションの量Caと同等である場合、出口ローラー部15の用紙搬送方向下流側で用紙が急激に平坦に戻されることとなり、用紙にしわや傷等の損傷が生じる虞がある。
そこで、コルゲーション保持部17によって保持されるコルゲーションの量Cb(図9参照)は、吸着搬送部12によって形成されるコルゲーションの量Ca(図7参照)よりも小さいことが好ましい。これにより、吸着搬送部12から出口ローラー部15にかけてコルゲーション量は徐々に低減されるので、用紙をスムーズに平坦な形状に戻すことができる。したがって、用紙に形成されたコルゲーションを急激に均すことにより用紙が損傷するのを効果的に防止することができる。
また、上側ガイド板161と下側ガイド板162との間隔が従来と同等であると、ガイド部16によって用紙のコルゲーションが押し潰される虞がある。
そこで、上側ガイド板161と下側ガイド板162との間隔は、コルゲーション保持部17により保持されるコルゲーションの量Cbよりも大きく設定されるのが好ましい。具体的には、上側ガイド板161が、従来よりも上方に配置される。これにより、吸着搬送部12で形成された用紙のコルゲーションがガイド部16で押し潰されるのを防止することができる。
この場合、用紙幅方向全域にわたって上側ガイド板161と下側ガイド板612との間隔を拡げると、用紙のガイド機能が損なわれる虞がある。そのため、上側ガイド板161の用紙幅方向中央部だけを上に凸状として、用紙幅方向両端部における上側ガイド板161と下側ガイド板162との間隔は従来と同等とするのが好ましい。
また、図10、図11に示すように、コルゲーション保持部17は、最上部が用紙の搬送面から突出する第1の状態(突出状態)と、用紙の搬送面から突出しない第2の状態(退避位置)とに、切り替え可能であることが好ましい。すなわち、コルゲーション保持部17は、吸着搬送部12における1枚目の用紙と2枚目の用紙との分離エアーによる分離を確実にするためのものであるため、必要性に応じて有効化されるのが好ましい。図10は、コルゲーション保持部17が第2の状態(退避状態)にあるときの出口ローラー部15及びガイド部16の用紙搬送方向に沿う断面図である。図11は、図10のX−X矢視断面図である。
この場合、コルゲーション保持部17は、コルゲーション保持部17を昇降させる駆動部171に接続される。駆動部171には、例えばソレノイドと戻りバネを組み合わせたものを適用することができる。駆動部171において、ソレノイドが駆動されるとコルゲーション保持部17は第1の状態まで上昇し、ソレノイドが解除されるとバネの復元力によって第2の状態まで下降する。
例えば、コルゲーション保持部17は、用紙の紙種(用紙のサイズ、坪量を含む)に応じて、第1の状態又は第2の状態に設定されるようにしてもよい。用紙の紙種によって分離のしやすさは異なるためである。例えば、厚紙等は、分離エアーによって1枚目の用紙と2枚目の用紙の先端側が分離された後は、用紙の自重によって容易に分離されるため、出口ローラー部15においてコルゲーションの形状を保持する必要性は少ない。したがって、この場合は、コルゲーション保持部17を第2の状態とするのが好ましい。これにより、出口ローラー部15の搬送性を向上することができる。
また例えば、コルゲーション保持部17は、吸着搬送部12による用紙の搬送が完了した時点で第1の状態から第2の状態へ切り替えられるようにしてもよい。具体的には、図12に示すように、吸着検出部181によって搬送ベルト121への用紙の吸着が検出されると、吸着搬送部12における搬送ベルト121の走行が開始される。これに伴いコルゲーション保持部17は第1の状態とされる。用紙検出部182によって用紙が検出されると、出口ローラー部15が回転する。その後、用紙検出部182によって用紙が検出されなくなった時点で、吸着搬送部12による用紙の搬送が完了となり、搬送ベルト121の走行が停止されるとともに、コルゲーション保持部17は第2の状態とされる。出口ローラー部15は、所定時間経過して用紙が出口ローラー部15から完全に排出された後、停止する。
また例えば、分離エアー送風部14が、吸着搬送部12の前端近傍と、用紙束SSの前端近傍とに、風向を切り替え可能となっている場合もある。具体的には、吸着検出部181によって搬送ベルト121への用紙の吸着が検出されると、分離エアー送風部14は、吸着搬送部12の前端近傍に分離エアーを送風する(第1の送風)。その後、吸着検出部181により搬送ベルト121への用紙の吸着が検出されなくなると、1枚目の用紙の搬送はほぼ完了したと判断できるので、分離エアーの送風は不要となる。したがって、分離エアー送風部14は、2枚目の用紙を搬送ベルト121に吸着させるために浮上エアーを送風する(第2の送風)。
この場合、図13に示すように、分離エアー送風部14の送風態様が第1の送風から第2の送風に切り替わった時点を、吸着搬送部12による用紙の搬送が完了した時点と判断して、コルゲーション保持部17の状態を切り替えるようにしてもよい。
吸着搬送部12による用紙の搬送が完了すると、用紙のコルゲーションを保持する必要はなくなる。したがって、この場合は、コルゲーション保持部17を第1の状態から第2の状態へと退避させるのが好ましい。これにより、出口ローラー部15の搬送性を向上することができる。特に、大サイズの用紙の場合、出口ローラー部15でコルゲーションを保持するとしわや傷が発生しやすくなるため、有効である。
なお、コルゲーション保持部17には、上述したローラー部材17Aの他、搬送される用紙に当接する平坦面を上部に備えるガイド部材17Bを適用することもできる(図14参照)。このガイド部材17Bは、例えばローラー軸152aに係合する係合溝を有し、下側搬送ローラー152とともにローラー軸152aに取り付けられる。
このように、本実施の形態にかかる給紙装置10は、多数枚の用紙を収容する用紙収容部(11)と、全面に複数の吸引孔(121a)を有し、用紙収容部(11)に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルト(121A〜121D)と、
複数の搬送ベルトに内包され、吸引孔を介して用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部(122)と、複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部(吸着搬送部12)と、コルゲーションを有する1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間(分離エアーの風路)に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、1枚目の用紙から2枚目の用紙(2枚以上の用紙が吸着している場合は2枚目以降の用紙)を分離するエアー分離部(分離エアー送風部14)と、搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部(15)と、出口ローラー部に1枚目の用紙が通紙されるときに、コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部(17)と、を備える。
給紙装置10によれば、コルゲーション保持部17を備えることにより、1枚目の用紙が出口ローラー部15を通過することにより1枚目の用紙に形成されたコルゲーションが平坦に戻されるのを回避できるので、1枚目の用紙と2枚目の用紙との紙間に十分な分離エアーの風路を確保することができる。したがって、給紙装置10は、吸着搬送部12によって搬送する1枚目の用紙と2枚目の用紙を確実に分離して、用紙を1枚ずつ給紙することができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態では、出口ローラー部15にローラー部材17Aやガイド部材17Bを配置することによりコルゲーション保持部17を実現しているが、第2の実施の形態では、出口ローラー部15の上側搬送ローラー151及び下側搬送ローラー152の外周面の形状によってコルゲーション保持部17を実現する。なお、給紙装置10におけるその他の構成要素は第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
図14は、第2の実施の形態に係るコルゲーション保持部を示す図である。
図14に示すように、第2の実施の形態では、上側搬送ローラー151は、用紙幅方向中央に向かって縮径するテーパー部151Tを有する。また、下側搬送ローラー152は、上側搬送ローラー151の外形に沿うように、用紙幅方向中央に向かって拡径するテーパー部152Tを有する。すなわち、第1の出口ローラー部15A及び第2の出口ローラー部15Bは、外径が連続的に変化する上側搬送ローラー151と上側搬送ローラー151に当接する下側搬送ローラー152を有する。
用紙が上側搬送ローラー151と下側搬送ローラー152によって狭持された状態で搬送されることにより、用紙の用紙幅方向中央部には、上に凸状のコルゲーションが付与される。したがって、1枚目の用紙が出口ローラー部15を通過することにより1枚目の用紙に形成されたコルゲーションが平坦に戻されるのを回避できるので、1枚目の用紙と2枚目の用紙との紙間に十分な分離エアーの風路を確保することができる。したがって、給紙装置10は、吸着搬送部12によって搬送する1枚目の用紙と2枚目の用紙を確実に分離して、用紙を1枚ずつ給紙することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、コルゲーション保持部の構成は、吸着搬送部12において形成されたコルゲーションの形状を保持できる構成であれば、実施の形態で説明したものに限定されない。
また例えば、画像形成装置20の給紙部26に、給紙装置10の構成を適用することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成システム
10 給紙装置
10A、10B、10C 給紙ユニット
11 用紙収容部
111 用紙載置台
112 前端規制部材
113 後端規制部材
114、115 側端規制部材
12、12A〜12D 吸着搬送部
121、121A〜121D 搬送ベルト
122 エアー吸引部
123 大径ローラー
124 上側小径ローラー
125 下側小径ローラー
13 浮上エアー送風部
131 送風ファン
132 導風路
14 分離エアー送風部
141 送風ファン
142 導風路
15 出口ローラー部
15A 第1の出口ローラー部
15B 第2の出口ローラー部
151 上側搬送ローラー
152 下側搬送ローラー
16 ガイド部
161 上側ガイド板
162 下側ガイド板
17 コルゲーション保持部
17A ローラー部材
17B ガイド部材
181 吸着検出部
182 用紙検出部
19 制御部

Claims (13)

  1. 多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
    全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
    前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
    前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
    コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
    前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
    前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を1枚目の用紙の分離エアーの送風位置において保持するコルゲーション保持部と、を備え
    前記出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置される第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、
    前記コルゲーション保持部は、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部の間に配置され、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部で規定される用紙の搬送面よりも突出する部分を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記コルゲーション保持部は、ローラー部材であることを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
  3. 前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、上側搬送ローラーと前記上側搬送ローラーに当接する下側搬送ローラーとを有し、
    前記ローラー部材は、前記上側搬送ローラー又は前記下側搬送ローラーの何れか一方と同一のローラー軸に配置され、前記ローラー軸に配置される前記上側搬送ローラー又は下側搬送ローラーよりも大きい外径を有することを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
  4. 前記コルゲーション保持部は、前記用紙の搬送面から突出する第1の状態又は前記用紙の搬送面から突出しない第2の状態に切り替え可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の給紙装置。
  5. 前記コルゲーション保持部は、前記搬送ベルトによる用紙の搬送が完了した時点で、前記第1の状態から前記第2の状態に切り替えられることを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
  6. 前記コルゲーション保持部は、用紙の紙種に応じて、前記第1の状態又は前記第2の状態に設定されることを特徴とする請求項4又は5に記載の給紙装置。
  7. 多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
    全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
    前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
    前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
    コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
    前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
    前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を1枚目の用紙の分離エアーの送風位置において保持するコルゲーション保持部と、を備え、
    記出口ローラー部は、前記コルゲーション保持部として機能する第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置され、
    前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、外径が連続的に変化する上側搬送ローラーと前記上側搬送ローラーに当接する下側搬送ローラーとを有することを特徴とする給紙装置。
  8. 前記コルゲーション保持部により保持されるコルゲーションの量は、前記コルゲーション形成部により形成されるコルゲーションの量よりも小さいことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の給紙装置。
  9. 前記コルゲーション保持部は、用紙を前記出口ローラー部に案内するガイド部を有し、
    前記ガイド部を構成する上側ガイド部材と下側ガイド部材の間隔は、前記コルゲーション保持部により保持されるコルゲーションの量よりも大きいことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の給紙装置。
  10. 多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
    全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
    前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
    前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
    コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
    前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
    前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部と、を備え、
    前記出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置される第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、
    前記コルゲーション保持部は、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部の間に配置され、前記第1の出口ローラー部と前記第2の出口ローラー部で規定される用紙の搬送面よりも突出する部分を有し、前記用紙の搬送面から突出する第1の状態又は前記用紙の搬送面から突出しない第2の状態に切り替え可能であることを特徴とする給紙装置。
  11. 多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
    全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
    前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
    前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
    コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
    前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
    前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部と、を備え、
    記出口ローラー部は、前記コルゲーション保持部として機能する第1の出口ローラー部及び第2の出口ローラー部を含み、前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、前記コルゲーション形成部によって形成されるコルゲーションを挟む位置に用紙幅方向に離間して配置され
    前記第1の出口ローラー部及び前記第2の出口ローラー部は、外径が連続的に変化する上側搬送ローラーと前記上側搬送ローラーに当接する下側搬送ローラーとを有することを特徴とする給紙装置。
  12. 多数枚の用紙を収容する用紙収容部と、
    全面に複数の吸引孔を有し、前記用紙収容部に収容されている用紙を吸着して搬送する無端状の複数の搬送ベルトと、
    前記複数の搬送ベルトに内包され、前記吸引孔を介して前記用紙収容部に収容されている用紙を吸引し、前記搬送ベルトに吸着させるエアー吸引部と、
    前記複数の搬送ベルトによって用紙が搬送される過程で、前記搬送ベルトに直接吸着している1枚目の用紙に凸状のコルゲーションを形成するコルゲーション形成部と、
    コルゲーションを有する前記1枚目の用紙と平坦状を有する2枚目の用紙との紙間に、用紙搬送方向下流側から分離エアーを送風し、前記1枚目の用紙から前記2枚目の用紙を分離するエアー分離部と、
    前記搬送ベルトによって搬送されてきた用紙を、さらに用紙搬送方向下流側へ送り出す出口ローラー部と、
    前記出口ローラー部に前記1枚目の用紙が通紙されるときに、前記コルゲーション形成部によって形成されたコルゲーションの形状を保持するコルゲーション保持部と、を備え、
    前記コルゲーション保持部により保持されるコルゲーションの量は、前記コルゲーション形成部により形成されるコルゲーションの量よりも小さいことを特徴とする給紙装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一項に記載の給紙装置と、
    前記給紙装置に接続され、前記給紙装置から給紙された用紙に対して画像を形成する画像形成装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
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