JP6651805B2 - 給紙装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

この発明は、転写媒体を吸着して搬送することができる給紙装置および画像形成システムに関するものである。
画像を転写媒体に形成して印刷を行う画像形成装置では、用紙などを載置した給紙装置から用紙などを給紙して印刷に供している。
給紙装置では、用紙の上方に、負圧によって用紙一枚を吸着して搬送する装置を設けることで、用紙の種類などに拘わらず高速で給紙を行うことを可能にしたものが提案されている(例えば特許文献1、2参照)。
この給紙装置では、用紙を吸着して搬送する際に、吸着した用紙に次の用紙が密着した状態で搬送される、用紙の重送を防止することが必要である。
従来、載置された用紙を1枚ずつ送り出す場合、送り出す用紙とその次紙との間に空隙を作り、その空隙に向け用紙先端側からエアを吹き付けることで用紙同士を分離し、最上面の用紙のみを給紙することを可能にしている。
この給紙方法において前述の空隙が形成できない場合、用紙先端側から吹き付けたエアが分離したい用紙よりも下に流れ込むなどしてしまい、送り出す用紙とその次紙とが分離できずに重送が発生してしまう。そこで、この空隙を形成する方法として、特許文献1、2では、下記のような手段が講じられている。
特許文献1では、複数のエアサクションベルトを用い、ベルトに段差を設けることでベルト同士の段差分の空隙を作り、さらに、複数のエアサクションベルトを用い、ベルト間からもエア吸気することによりベルトの段差分の空隙を作る。
特許文献2では、複数のエアサクションベルトを用い、ベルトに用紙を吸着した状態で、ベルト同士を近付けることでベルトの間にある、用紙の吸着していない部分を撓ませることで空隙を作る。
特開2011−190022号公報 特開2011−6176公報
しかし、複数のエアサクションベルト間、もしくはエアサクションベルトとダクト間の段差を利用して空隙を作る方法では、厚紙などの剛度の高い紙を給紙する場合、用紙が撓みにくいことや用紙とベルトの間に働く静止摩擦の影響などから、用紙が段差に沿って吸着することが困難である。
また、この構成において用紙が段差に沿って吸着する場合、用紙に近いベルトに吸着した状態から用紙の一部が更に吸い上げられ、用紙がベルト表面を擦りながら空隙形成するため、用紙表面にキズが付いてしまうという問題もある。
エアサクションベルト同士を近付ける方法では、エアサクションベルトが搬送方向に対し垂直方向に移動するものであるが、厚紙などの剛度の高い紙の場合、移動するベルトの動きに用紙が追従できず、エアサクションベルトが用紙表面を擦りながら移動するため、用紙表面にキズがついてしまう。また、エアサクションベルトの動きに用紙が追従できた場合も撓ませた部分に折れが発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、転写媒体にキズが付くなどの問題を発生させることなく転写媒体の重送を効果的に防止して、吸着により転写媒体の搬送を行うことができる給紙装置および画像形成システムを提供することを目的の一つとする。
本発明の給紙装置のうち、第1の形態は、用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、前記制御部は、吸着動作の切り替えとして吸着の停止を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
前記制御部は、吸着動作の切り替えとして吸着をガス放出に切り替えることを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、吸着動作切替部を有することを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、前記吸着搬送部は、前記吸着面に接続されたダクトを有し、前記ダクトに、吸着動作切替部として吸放出を切り替える弁を有することを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、前記吸着搬送部は、吸着動作の切り替えにおいて、切り替えを行わない吸着面における吸着風量の一部または全部を、切り替えを行う吸着面に対するガス放出に用いる通路を有することを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、吸着したガスを外部に排出するガス排気部を有し、
前記ガス排気部は、排気全量に対するガス排出量の調整が可能であり、
前記制御部は、前記ガス排出量の調整によって前記ガス放出における風量の調整を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、吸着動作を行う複数のファンを備え、
前記制御部は、前記ファンの正逆回転または停止によって吸着動作の切り替えを行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、吸着動作における吸着風量の調整が可能であり、前記制御部は、用紙の情報によって前記吸着風量の調整を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
前記吸着搬送部は、吸着動作の切り替えにおけるガス放出風量の調整が可能であり、
前記制御部は、用紙の情報によって前記ガス放出風量の調整を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記用紙の情報が、用紙の種類、坪量、サイズの少なくとも一以上であることを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
前記制御部は、用紙の厚さが所定値以上の場合、切り替え動作においてガス放出を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、用紙を積載可能な用紙載置部と、
前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
前記制御部は、用紙の厚さが所定の厚さに至らない場合、切り替え動作において吸着の停止を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、切り替え動作の前後で用紙の吸着を維持することを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、用紙の吸着を行っている前記吸着面の一部で吸着を停止して重送された用紙の分離を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、用紙の吸着動作中に、前記用紙にガスの吹き付けを行って重送された用紙の分離を行うことを特徴とする。
他の形態の本発明の給紙装置は、前記形態の本発明において、前記吸着搬送部は、切り替え動作によって吸着した用紙のコルゲーション形状を調整することを特徴とする。
本発明の画像形成システムのうち、第1の形態は、用紙に画像を形成する画像形成装置と、
用紙を積載可能な用紙載置部と、
請求項1〜16のいずれか1項に記載の給紙装置を備えることを特徴とする。
他の形態の本発明の画像形成システムは、前記形態の本発明において、前記制御部は、前記画像形成装置に備えられていることを特徴とする。
本発明によれば、転写媒体を吸着して搬送する際に、転写媒体を安定して分離することができる効果があり、給紙安定性につながる。
例えば、送り出す転写媒体とその次の転写媒体との間に安定して空隙形成できるため、給紙時の分離が容易になり重送を防止できるなどの効果がある。
特に、一般的に撓みづらい剛度の高い厚紙の給紙をする際に大きな効果が期待できる。
また、限られた吸着面以外を浮かせた状態で転写媒体にコルゲーションを作ることができるため、転写媒体にキズがつくことを防げる効果がある。
本発明の一実施形態の画像形成システムの概略を示す図である。 同じく、給紙装置の拡大断面図である。 同じく、給紙搬送部の拡大断面図である。 同じく、給紙搬送部の拡大底面図である。 同じく、吸着面のグループ化を吸着ベルトの幅と異なる幅で行った例を示す図である。 同じく、吸着面とダクトとの接続状態を示す概念図である。 同じく、吸着給紙に関する制御ブロックを示す図である。 同じく、用紙の吸着状態と用紙の種類によって吸着動作を切り替えた際の状態を説明する図である。 同じく、用紙の吸着、分離を行う手順を示すフローチャートである。 同じく、吸着動作切り替え時の吸着状態を示す概念図である。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、画像形成システム1全体の中央断面図であり、機械的な構成を示している。以下に、その構成を説明する。
画像形成システム1は、装置本体10の前段側に給紙装置20が接続され、装置本体10の後段側に後処理装置(FNS)30が接続されたものである。装置本体10は、画像形成装置に相当する。画像形成システム1では、各装置間で用紙の搬送が可能になっているとともに、互いに通信可能になっている。用紙は、転写媒体に相当する。なお、本発明では、用紙以外の種類として布などを転写媒体として用いてもよい。
なお、画像形成システム1は、後処理装置(FNS)30を含まないものであってもよく、装置本体10に給紙装置20を含む構成で画像形成装置が構成されるものであってもよい。
装置本体10では、その上部側に、CCD131を含むスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135が設けられており、プラテンガラス137またはADF原稿読み取り用スリットガラス138を通して原稿の画像読取が可能になっている。
上記したスキャナ部130、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135、プラテンガラス137、ADF原稿読み取り用スリットガラス138などにより、画像読込部が構成されている。
また、装置本体10の上部側で、プラテンガラス137が位置しない箇所に、タッチパネルからなる操作部140が設けられて、操作者による操作および情報の表示が可能になっている。操作部140は、操作部を構成するとともに本発明の表示部を兼用している。なお、本発明としては、操作部と表示部とを別体で構成することも可能である。
装置本体10の下部側には、複数の給紙トレイ(1−3)145(図では3段)が配置され、さらに装置本体10に付設するようにして、給紙トレイを有する給紙装置20が配置されている。
装置本体10内には、給紙トレイや給紙装置から給紙される用紙を搬送する搬送路146が設けられており、装置本体10内の搬送路146途中に、帯電器152、LD153、感光体154、現像器155、転写部156、定着器157、クリーニング装置158などで構成される画像形成部150が設けられている。また、給紙装置20にはそれぞれ給紙された用紙を搬送して装置本体10内に導入する搬送路(図示しない)が設けられている。さらに、後処理装置(FNS)30では、画像が印刷された用紙を搬送して後処理を行うことなく、または後処理を行って排紙をする。
画像形成部150では、感光体154の周囲に、帯電器152、現像器155、転写部156が、配置されている。感光体154は、像担持体に相当する。帯電器152は、画像書込み前に感光体154の表面を一様に帯電する。LD153は、表面が一様に帯電された感光体154に半導体レーザを照射することにより感光体154に静電潜像を形成する。現像器155は、LD153によって感光体154に形成された静電潜像をトナー材によって現像する。
現像処理によって感光体154にトナー画像が形成される。転写部156は、給紙トレイ(1−3)145や給紙装置20から搬送されてきた用紙に感光体154のトナー画像を転写する。トナー画像が転写された用紙は、感光体154から分離されて定着器157に搬送される。感光体154に残留したトナー材は、クリーニング装置158によって除去される。
定着器157は、搬送された用紙を加熱することにより用紙の表面側に転写されたトナー画像を定着する。定着処理が施された用紙は、片面印刷の場合には装置本体10の側方に位置する後処理装置(FNS)30にそのまま搬送される。
後処理装置(FNS)30では、ステイプル、パンチ、中折りなどの後処理などが行われる。
一方、両面印刷の場合には、定着後の用紙がスイッチバックされて当該用紙の裏面側に画像形成部150で所定の画像が転写される。そして、両面に画像が形成された用紙は定着後に後処理装置(FNS)30に搬送される。
装置本体10には、装置本体10を制御する制御部100を有している。制御部100は、CPUと、CPU上で実行されるプログラムと、を備えており、さらにプログラムや動作パラメータ、画像形成装置の稼働記録などを格納する記憶部を有している。また、制御部100は、給紙装置20や後処理装置(FNS)30を制御することができる。
次に、上記画像形成システム1の基本的動作について説明する。
先ず、装置本体10において画像データを蓄積する手順について説明する。装置本体10において、スキャナ部130で画像を読み取り画像データを生成する場合について説明する。スキャナ部130において原稿から画像を光学的に読み取る。この際には、制御部100から指令を受ける。原稿の読み取りは、流し込みtype自動原稿給送装置(ADF)135によって原稿を自動給送しつつ行ってもよく、また、プラテンガラス137上に原稿を置いて行ってもよい。
制御部100は、操作部140による操作(読み取り指示やコピー指示)に基づいてスキャナ部130への指令を発行する。スキャナ部130で読み取られた画像は、データ処理がなされ、データ処理された画像データは、記憶部に格納される。
この他に画像データは、ネットワークを介して装置本体10に入力されることもある。上記画像データとしては、例えば外部機器などのアプリケーションプログラム等により生成されたものなどが挙げられる。画像データの生成方法は特に限定されるものではない。
画像形成システム1で画像出力を行う場合、すなわち複写機やプリンタとして使用する場合、帯電部152で感光体154を帯電させ、記憶部に格納された画像データを、画像形成部150のLD153によって、感光体154に書き込みを行う。
画像形成部150では、感光体154に書き込まれた潜像が現像部155でトナー像として現像され、該トナー像が図示しない転写部156で搬送路146によって供給される用紙に転写され、定着器157で定着がなされる。感光体154では、トナー像が用紙転写された後、クリーニング装置158によって残留トナーが除去される。
なお、この実施形態では、モノクロの画像形成を前提にして説明しているが、各色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)毎に感光体(像担持体)や中間転写部(像担持体)を備える画像形成装置としたものであってもよい。
画像形成がなされた用紙は、搬送路を経て後処理装置(FNS)30に送られて、後処理設定に従って後処理装置(FNS)30で所定の後処理が行われる。また、後処理が行われない場合、そのまま後処理装置(FNS)30で用紙が排出される。
次に、給紙装置20の詳細について図2に基づいて説明する。図2は、用紙の給紙方向に対し、後方側から見た図である。
給紙装置20は、用紙載置部21を有しており、用紙載置部21は、図示しない駆動部によって上下に移動可能になっている。この実施形態では、用紙載置部21は転写媒体載置部に相当する。用紙載置部21は、最上面の用紙が所定位置に位置するように上昇して給紙に備える。例えば上面検知センサを設け、このセンサの結果によって上昇動作を制御することができる。
用紙載置部21では、用紙の給紙先端側の用紙最上面のやや下方位置に、用紙方向に送風を行って用紙捌きを行う捌きエア送風口25Aと、吸着側に送風を行って用紙の分離を行う分離エア送風口25Bが設けられている。捌きエア送風口25A、分離エア送風口25Bには、図示しない送風ファンによる送風が行われる。
また、用紙最上面の位置上側には、4つの吸着部220、221、222、223を有する吸着搬送部22が配置されている。4つの吸着部220、221、222、223は、用紙の給紙方向に対し直交する方向に配列されており、用紙の給紙先端側に位置している。なお、吸着部の数は特に限定されるものではなく、また、2列以上で配置されているものであってもよい。
吸着搬送部22の詳細を図3、4に基づいて説明する。
吸着部220〜223は、それぞれ通気路220A〜223Aの通気口を介してダクト23に接続されており、ダクト23には、送風ファン24が介設されている。通気路220A〜223Aは、それぞれダクト23との接続箇所に図3、4には示していない電磁三方弁を有している。電磁三方弁は、本発明の吸着動作切替部に相当する。なお、中央の吸着部221、222では、共通する通気路とするものであってもよい。
吸着部220〜223は、通気路220A〜223Aを給紙方向で囲み、用紙の給紙方向に沿った吸着ベルト220B、221B、222B、223Bを有している。吸着ベルト220B〜223Bは、駆動軸28によって回転駆動することができる。吸着ベルト220B〜223Bには、多数の吸着孔220C〜223Cが貫通して形成され、通気路220A〜223Aの下方側には吸着孔220C〜223Cに連通する、図示しない通気孔が形成されている。
なお、吸着孔の位置は、通気路構成により決まるため、吸着孔のまとまり範囲はベルト幅に依らず、例えばベルト幅の半分でもよい。
図5では、両端の吸着部において、吸着ベルト220Bで、給紙方向に沿って、二つのグループに分けられて吸着孔220C1、220C2を有し、吸着ベルト223Bで、給紙方向に沿って、二つのグループに分けられて吸着孔223C1、223C2を有している。吸着ベルト220Bでは、吸着孔220C1、220C2に合わせて二つの通気路を有し、吸着ベルト223Bでは、吸着孔223C1、223C2に合わせて二つの通気路を有している。吸着面220C1、220C2と吸着面223C1、223C2それぞれ単独で吸着動作を切り替えることができる。
図6は、通気路220A〜223Aとダクト23との接続状態を示す概略図である。この例では、通気路221A、222Aは共通化されている。
通気路220A、221Aとダクト23との間には電磁三方弁26Aが配置され、通気路222A、223Aとダクト23との間には電磁三方弁26Bが配置されている。
通常の吸着時には全面吸着になり、電磁三方弁26Aは、通気路220Aとダクト23との連通を閉にし、通気路220Aと通気路221Aを連通した状態にする。
電磁三方弁26Bは、通気路223Aとダクト23との連通を閉にし、通気路222Aと通気路223Aを連通した状態にし、通気路221A、222Aは、送風ファン24を介してダクト23と連通した状態にする。また、ダクト23では、排出量を調整する開度の調整が可能な排出量調整部27を有している。通常時には、排出量調整部27を全開にし、ダクト23内の吸引を十分に行って、通気路220A〜223Aによる吸引を行う。
また、電磁三方弁26A、26Bを用いて吸着動作切り替えを行う場合、電磁三方弁26Aでは通気路220Aとダクト23を連通させ、通気路220Aと通気路221Aとの連通は閉にし、電磁三方弁26Bでは通気路223Aとダクト23を連通させ、通気路223Aと通気路222Aとの連通は閉にする。なお、排出量調整部27を全閉にする。
この状態で、送風ファン24による吸引を行うと、通気路221A、222Aでは吸引が行われ続け、通気路220A、223Aでは、通気路221A、222Aで吸引されたエアが通気路220A、223Aに回り込み、吸着部220、223からはエアが放出される。
また、吸着部の一部でエアを放出する際に、ガス放出量の調整を行うことができる。送風ファン24の送風力を変えずに、排出量調整部27における開度を調整すると、外部への排出量が変更されて通気路220A、223Aに回り込むガス量を調整でき、これにより吸着部220、223におけるガス放出量の調整を行うことができる。例えば、端部のエア吹き付けによる力を吸着力よりも弱くすることができる。
なお、この実施形態では、吸着部のうちで、両端部で吸着動作の切り替えを行うものとしたが、切り替え位置は特定の場所に限定されるものではなく、適宜位置に設定することができる。ただし、端部側では用紙に対するコルゲーションの付与が容易であり、後の分離作業が容易になる。
図7は、本発明の給紙装置に関する制御を示すブロック図である。
この例では、給紙装置20に備えられた制御部200によって制御を行うものとして説明する。なお、装置本体10に備える制御部100によって制御を行うものであってもよい。
なお、制御部100は、制御CPUや制御CPUで実行されるプログラム、作業領域となるRAM、プログラムなどを格納したROM、動作パラメータなどを格納した不揮発メモリなどにより構成することができる。
制御部100には、用紙載置部21が制御可能に接続されている。用紙載置部21には昇降部210を有しており、制御部100の制御によって用紙載置部21における用紙載置高さを変更することができる。給紙に際しては、用紙の最上面が予め定められた位置になるように、昇降部210で調整する。載置高さの調整は、例えば用紙上面センサを用紙載置部21に設置し、用紙上面センサで用紙上面が検知されるまで昇降部210で用紙を上昇させることができる。
また、制御部200には、吸着搬送部22が制御可能に接続されている。
吸着搬送部22では、送風ファン24、吸着動作切替部26、排出量調整部27、吸着ベルト220B、221B、222B、223Bの駆動が制御部200によって制御される。なお、吸着動作切替部26は、この実施形態では電磁三方弁26A、26Bによって構成されている。そのほかに、吸着搬送部22では、捌きエアの送風や分離エアの送風を行うファンを制御部200で制御することができ、送風ファン24の送風を利用して捌きや分離に用いるようにしてもよい。
なお、吸着動作切替部は、弁などの構成ではなく、切り替え用に送風ファンを別に有するものとしてもよい。また、複数の送風ファンを備える場合、送風ファンを逆転させて吸着動作をガス放出に切り替えることもできる。
制御部200では、用紙の給紙を行う際には、用紙載置部21において昇降部210によって用紙の最上面高さを所定位置にする。
次いで、吸着動作切替部26では、電磁三方弁26A、26Bは、通常の状態とし、送風ファン4を動作させて吸着部220〜223で用紙の吸着を行う。この際に、吸引されたガスが捌きエア送風口25Aに送られて吐出し、紙捌きが行われる。最上層の用紙は、吸着面において吸着される。
図8(A)の図は、用紙束Pの中から一枚の用紙P1が吸着された状態を概念的に示しており、矢印は吸着が行われていることを示している。なお、図6では、概念的な状態をわかりやすくするため、中央の吸着部を3つとし、両端部でガス吸着が切り替えられる吸着部をそれぞれ一つとしている。
次に、吸着動作の切り替えについて説明する。
図8(B)の左図は厚紙用の吸着動作切り替え、図8(C)の右図は薄紙用の吸着動作切替を示している。なお、厚紙、薄紙の区別は適宜行うことができる。
厚紙に対し、吸着部22のうち、吸着動作切替として中央部の吸着部で用紙P1の吸着を行ったままで、両端部の吸着部で吸着の停止を行っても、紙が厚くて剛度が高いため、中央部の吸着のみでも形が維持され、コルゲーションが形成されにくい。
一方、薄紙に対し、吸着部22のうちで吸着動作切替として中央部の吸着部で用紙P1の吸着を行ったままで、両端部の吸着部で吸着を停止すると、中央部の吸着のみでは両端側の形を維持できず、用紙の自重によって両端が下がった形になってコルゲーションが形成される。
また、厚紙に対し、吸着部22のうちで吸着動作切替として中央部の吸着部で吸着を行ったままで、両端部の吸着部でガス吹き出しを行うと、厚紙であっても両端側が下方に下がって、コルゲーションが形成される。
一方、薄紙に対し吸着動作切替として中央部の吸着部で吸着を行ったままで、両端部の吸着部でガス吹き出しを行うと、用紙の剛度が低いため、両端部で撓みが過剰になる。
上記形態では、剛度が高い紙は撓みにくいため用紙端部にエアを吹き付けることでコルゲーションを形成し、剛度が低い紙に対しては端部エアを吹き付けると撓みすぎる場合があるため端部エアを停止する。
すなわち、用紙の紙種(例えば普通紙やコート紙、特殊紙、再生紙など)、坪量、サイズなどによって、吸着動作の切替内容を設定することによって、用紙の吸着や分離の動作を確実に行うことができる。
次に、吸着搬送部によって用紙の吸着、分離を行う手順を図9のフローチャートおよび吸着状態を示す概念図に基づいて説明する。なお、以下の手順は、制御部による制御によって実行される。
この手順では、用紙載置部上に載置された用紙束の最上面の用紙を吸着搬送手部で吸着する。用紙吸着後、用紙中央部を吸着した状態のまま、用紙端部の吸着部の吸放出を切り替えることで、吸着した用紙の両端を押し下げ、吸着した用紙と次紙の間に空隙を形成する。形成した空隙に対して用紙先端側からエアを吹き付けることにより用紙を分離する。
以下に、詳細に説明する。
手順開始に伴って、薄紙、厚紙の判断を行う(ステップs1)。用紙厚さは、例えば坪量によって判断することができる。薄紙、厚紙の基準値は、予め所定値を設定しておき、制御部における不揮発メモリなどに読み出し可能に格納しておく。所定値以上の坪量の用紙を厚紙、所定値未満の坪量の用紙を薄紙と判定する。
次に、吸着部では全吸着できる準備を始め(図10A)、用紙載置部を上昇させて、用紙載置部上の用紙の最上面を所定位置に上昇させる(ステップs2)。
その後、浮上エアを送風ガス口から噴出してエアを付与して上部側の用紙束を浮上させ(ステップs3)、浮上した用紙束の最上面を用紙吸着部で用紙吸着させる(ステップs4)。この際に、最上面の用紙P1と次紙の用紙P2とが吸着される(図10B)。
次に、用紙の給紙紙による処理判定を行い(ステップs5)、厚紙の場合(ステップs5、厚紙)、吸着搬送部で用紙両端吸着部をガス放出に切り替える(ステップs6)。最上面の用紙P1にはコルゲーションが形成され、次紙P2との間に空隙が形成される(図10C)。薄紙の場合(ステップs5、薄紙)、吸着搬送部で用紙両端吸着部をエア停止に切り替える(ステップs7)。この場合にも、用紙の自重によって用紙両端が撓み、最上面の用紙P1と次紙P2との間に空隙が形成される。
ステップs6、7の後、先端エアを吸着した用紙側に空気を吹き付けて重送されている用紙を分離する(ステップs8)。
次に、用紙の給紙紙による処理判定を行い(ステップs9)、厚紙の場合(ステップs9、厚紙)、用紙両端吸着部を放出から吸着に変更し、全吸着部による用紙吸着とする(ステップs10)。用紙は全吸着によって紙幅に亘って安定した状態で吸着される(図10D)。次に、駆動軸28を回転させて吸着ベルトを回転させることで吸着した用紙を送出(搬送)し(ステップs11)、処理を終了する。薄紙の場合(ステップs9、薄紙)、吸着動作を切り替えることなく、吸着した用紙を送出(搬送)し(ステップs11)、処理を終了する。
本実施形態では、吸着搬送部に吸着された用紙をキズつけずにコルゲーションを作成し、密着してしまった用紙を安定して分離することが可能となる。
なお、上記吸着搬送については、給紙装置20における構成として説明したが、装置本体10内に設けられた給紙トレイにおいて同様の構成を採用することが可能であり、給紙装置の設置箇所が特に限定されるものではない。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明の範囲を逸脱しない限りは実施形態に対する適宜の変更が可能である。
1 画像形成システム
10 装置本体
20 給紙装置
21 用紙載置台
22 吸着搬送部
23 ダクト
24 送風ファン
25A 捌きエア送風口
25B 分離エア送風口
26A 電磁三方弁
26B 電磁三方弁
30 後処理装置(FNS)
100 制御部
200 制御部
220 吸着部
220A 通気路
220B 吸着ベルト
220C 吸着面
221 吸着部
221A 通気路
221B 吸着ベルト
221C 吸着面
222 吸着部
222A 通気路
222B 吸着ベルト
222C 吸着面
223 吸着部
223A 通気路
223B 吸着ベルト
223C 吸着面

Claims (18)

  1. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記制御部は、吸着動作の切り替えとして吸着の停止を行うことを特徴とする給紙装置。
  2. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記制御部は、吸着動作の切り替えとして吸着をガス放出に切り替えることを特徴とする給紙装置。
  3. 前記吸着搬送部は、吸着動作切替部を有することを特徴とする請求項に記載の給紙装置。
  4. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記吸着搬送部は、前記吸着面に接続されたダクトを有し、
    前記ダクトに、吸着動作切替部として吸放出を切り替える弁を有することを特徴とす給紙装置。
  5. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記吸着搬送部は、吸着動作の切り替えにおいて、切り替えを行わない吸着面における吸着風量の一部または全部を、切り替えを行う吸着面に対するガス放出に用いる通路を有することを特徴とする給紙装置。
  6. 前記吸着搬送部は、吸着したガスを外部に排出するガス排気部を有し、
    前記ガス排気部は、排気全量に対するガス排出量の調整が可能であり、
    前記制御部は、前記ガス排出量の調整によって前記ガス放出における風量の調整を行うことを特徴とする請求項記載の給紙装置。
  7. 前記吸着搬送部は、吸着動作を行う複数のファンを備え、
    前記制御部は、前記ファンの正逆回転または停止によって吸着動作の切り替えを行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の給紙装置。
  8. 前記吸着搬送部は、吸着動作における吸着風量の調整が可能であり、
    前記制御部は、用紙の情報によって前記吸着風量の調整を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の給紙装置。
  9. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記吸着搬送部は、吸着動作の切り替えにおけるガス放出風量の調整が可能であり、
    前記制御部は、用紙の情報によって前記ガス放出風量の調整を行うことを特徴とする給紙装置。
  10. 前記用紙の情報が、用紙の種類、坪量、サイズの少なくとも一以上であることを特徴とする請求項またはに記載の給紙装置。
  11. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記制御部は、用紙の厚さが所定値以上の場合、切り替え動作においてガス放出を行うことを特徴とする給紙装置。
  12. 用紙を積載可能な用紙載置部と、
    前記用紙載置部に載置された用紙の上方に位置し、吸着面を通して負圧により前記用紙を吸着して用紙搬送方向に前記用紙を搬送する吸着搬送部と、を備え、
    前記吸着搬送部は、少なくとも一部の吸着面において独立して吸着動作の切り替えが可能に構成され、
    前記吸着搬送部の動作を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記吸着搬送部が負圧によって前記用紙を吸着した状態で、前記吸着面のうち一部の吸着面で前記用紙の吸着動作を切り替え、
    前記制御部は、用紙の厚さが所定の厚さに至らない場合、切り替え動作において吸着の停止を行うことを特徴とする給紙装置。
  13. 前記吸着搬送部は、切り替え動作の前後で用紙の吸着を維持することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の給紙装置。
  14. 前記吸着搬送部は、用紙の吸着を行っている前記吸着面の一部で吸着を停止して重送された用紙の分離を行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の給紙装置。
  15. 前記吸着搬送部は、用紙の吸着動作中に、前記用紙にガスの吹き付けを行って重送された用紙の分離を行うことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の給紙装置。
  16. 前記吸着搬送部は、切り替え動作によって吸着した用紙のコルゲーション形状を調整することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の給紙装置。
  17. 用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    用紙を積載可能な用紙載置部と、
    請求項1〜16のいずれか1項に記載の給紙装置を備えることを特徴とする画像形成システム。
  18. 記制御部は、前記画像形成装置に備えられていることを特徴とする請求項17記載の画像形成システム。
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