JP7067090B2 - 給紙装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、給紙装置及び画像形成システムに関する。
近年、画像形成を含む各種の処理を一連で行う画像形成システムが知られている。この画像形成システムは、ユーザーが必要とする仕様に応じて、一台以上の装置を直列的に並べて構成されている。画像形成システムを構成する装置としては、画像形成を行う画像形成装置の他、大容量の用紙を保有してこれを画像形成装置に給紙する給紙装置(大容量給紙装置)等が挙げられる。
給紙装置は、用紙を給紙する給紙ユニットを備えている。給紙ユニットから給紙された用紙は、搬送経路に沿って搬送され、機外へと排出される。これにより、下流に接続された装置、例えば画像形成装置に用紙が給紙される。給紙装置には、用紙載置台が用意されており、複数の用紙からなる用紙束は用紙載置台に載置される。給紙ユニットは、用紙載置台に載置された用紙束のうち最上位に位置する用紙を1枚ずつ給紙する。この類の給紙ユニットとして、用紙を吸引して搬送するものが知られている。
例えば特許文献1~3には、最上位の用紙と2枚目以降の用紙との分離性能を上げるための手法が開示されている。これらの特許文献には、用紙を吸引して搬送する吸引搬送部に凹凸形状を設けることで、吸引した用紙(最上位の用紙)を撓ませる内容が開示されている。この方法によれば、最上位の用紙と2枚目の用紙との間に隙間が形成されて、この隙間に分離風が導入されるので、用紙を良好に分離することができる。
また、例えば特許文献4,5には、用紙幅方向における用紙サイズである用紙幅に応じて吸引領域を変更する手法が開示されている。
特開平6-107347号公報 特開2006-327778号公報 特開平6-255815号公報 特開平6-144617号公報 特開2010-241590号公報
しかしながら、特許文献4,5に記載された手法にあっては、用紙が用紙幅方向にかけて広範囲に吸引されるので、用紙が平面的に吸着されてしまう。そのため、最上位の用紙と2枚目の用紙との間に隙間が生じ難く、用紙の分離が良好に行われないという問題がある。また、この問題は用紙の剛度にも影響される。
また、特許文献1~3のように、吸引搬送部の凹凸形状を利用する方法にあっては、用紙を撓ませるために大きな凹凸形状が必要となるため、この凹凸形状によって用紙に変形が生じてしまう可能性がある。用紙に変形が生じた場合には、搬送過程で用紙にしわが発生したり、用紙の位置規制が適切に行われずに用紙の搬送に片寄りが発生したりする虞がある。また、用紙の搬送をガイドするガイド部材の形状を用紙の変形を考慮して設計する必要があるが、この場合には、カールが発生している用紙や薄紙等がガイド部材に進入できず、搬送不良を発生させることがある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、用紙を吸引して搬送する際に用紙の分離を良好に行うことができる給紙装置及び画像形成システムを提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明の一側面は、用紙束が載置された用紙載置台から用紙を給紙する給紙装置を提供する。この給紙装置は、用紙載置台に載置された用紙束のうち最上位の用紙を吸引して搬送する吸引搬送部と、吸引搬送部に接続され、用紙に向けて送風を行う送風部と、吸引搬送部及び送風部を制御する制御部と、を有している。この場合、吸引搬送部は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向にかけて用紙を吸引する第1領域を備えており、送風部は、用紙幅方向にかけて用紙に送風する第2領域を備えており、制御部は、用紙の剛度及び用紙幅方向の用紙サイズである用紙幅に基づいて、用紙中央に対応する第1領域では用紙を吸引し、用紙両端に対応する第2領域では用紙に送風するように制御すると共に、第2領域では、用紙搬送方向における用紙後端側の送風量が用紙先端側の送風量よりも小さくなるように制御する
なお、本発明の別の側面は、このような給紙装置と、給紙装置から給紙された用紙に画像を形成する画像形成装置と、給紙装置及び画像形成装置を制御する制御部と、を有する画像形成システムを提供する。
この場合において、制御部は、最上位の用紙が吸引搬送部に吸着された後に、第2領域の送風を開始することが好ましい。
また、本発明は、用紙搬送方向における用紙先端側から用紙束に送風を行う先端送風部をさらに有することが好ましい。そして、制御部は、先端送風部による送風を開始する前に、第2領域の送風を開始することが望ましい。
また、制御部は、用紙の剛度が小さい程、第2領域の送風量を小さくすることが好ましい。
さらに、制御部は、用紙幅が大きい程、第2領域の送風量を小さくすることが好ましい。
また、本発明において、制御部は、用紙の剛度が小さい程、第1領域の範囲を用紙両端側へと拡大させることが好ましい。
また、本発明において、制御部は、用紙幅が大きい程、第1領域の範囲を用紙両端側へと拡大させることが好ましい。
さらに、吸引搬送部は、最上位の用紙までの距離について用紙中央が用紙両端よりも大きくなるような凸形状を備えることが望ましい。
本発明によれば、用紙を吸引して搬送する際に用紙の分離を良好に行うことができる。
第1の実施形態に係る画像形成システムの構成を模式的に示す正面図 給紙ユニットの構成を模式的に示す正面図 吸引搬送部の構成を模式的に示す上面図 吸引搬送部の構成を模試的に示す説明図 第1の実施形態に係る給紙ユニットによる給紙手順を示すフローチャート 第1吸引領域及び第2吸引領域と開口部との関係を示す説明図 第2の実施形態に係る吸引搬送部の構成を模式的に示す説明図 第2の実施形態に係る給紙ユニットによる給紙手順を示すフローチャート 第1吸引領域及び第2吸引領域と開口部との関係を示す説明図 第1吸引領域及び第2吸引領域と開口部との関係を示す説明図 吸引搬送部の変形例を示す説明図 吸引搬送部の変形例を示す説明図
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像形成システムの構成を模式的に示す正面図である。画像形成システムは、搬送経路を搬送される用紙Pに、画像形成を含む所定の処理を行うシステムであり、複数の装置が直列的に並んで構成されている。本実施形態の画像形成システムは、画像形成装置100と、大容量給紙装置200とで構成されている。これらの装置は、用紙搬送方向の上流側から下流側にかけて、大容量給紙装置200、画像形成装置100の順番で配列されている。
画像形成装置100は、大容量給紙装置200から給紙された用紙P、又は、自己が保有する用紙Pに画像を形成する装置である。画像形成装置100は、例えば電子写真方式の画像形成装置であり、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆる、タンデム型カラー画像形成装置である。画像形成装置100は、原稿読取装置SCと、4組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、定着装置40と、制御部50とを主体に構成されており、これらの要素が一つの筐体内に収容されている。
原稿読取装置SCは、露光装置により原稿を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサーにより読み取り、これにより、画像信号を得る。この画像信号は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施された後、画像データとして制御部50に入力される。なお、制御部50に入力される画像データとしては、原稿読取装置SCで読み取ったものに限らず、例えば、画像形成装置100に接続されたパーソナルコンピューター、他の画像形成装置から受信したもの、又は半導体メモリといった可搬性の記録媒体から読み込んだものであってもよい。
4組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成部10Y、マゼンダ(M)の画像を形成する画像形成部10M、シアン(C)の画像を形成する画像形成部10C及びブラック(K)の画像を形成する画像形成部10Kで構成されている。
画像形成部10Yは、感光体ドラム11Y並びにその周辺に配置された帯電部、光書込部、現像装置及びドラムクリーナーで構成されている。感光体ドラム11Yは帯電部によりその表面が一様に帯電させられており、光書込部による走査露光により、感光体ドラム11Yには潜像が形成される。現像装置は、トナーで現像することによって感光体ドラム11Y上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラム11Y上には、イエローに対応する画像(トナー画像)が形成される。感光体ドラム11Y上に形成された画像は、1次転写ローラーにより、無端ベルトである中間転写ベルト15上の所定位置へと逐次転写される。
残余の画像形成部10M,10C,10Kは、感光体ドラム11M,11C,11K、並びにその周辺に配置された帯電部、光書込部、現像装置及びドラムクリーナーで構成されており、これらの詳細は、画像形成部10Yのそれと同様である。
中間転写ベルト15上に転写された画像は、用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、2次転写ローラー16により転写される。2次転写ローラー16は中間転写ベルト15と圧接して配置されており、2次転写ローラー16と中間転写ベルト15との間に転写ニップが形成される。
用紙搬送部20は、用紙トレイ21から給紙ローラー22によって給紙された用紙P、又は、大容量給紙装置200から給紙された用紙Pを搬送経路に従って搬送する。用紙搬送部20には、搬送ローラー、搬送ガイド等が含まれる。また、後述する排紙ローラー23、切替ゲート24も用紙搬送部20の一部を構成する。
定着装置40は、画像が転写された用紙Pに定着処理を施す装置である。定着装置40は、例えば、互いに圧接されて定着ニップを形成する一対の定着ローラーと、当該定着ローラーの一方を加熱するヒーターとで構成されている。この定着装置40は、用紙Pが定着ニップを通過する間に、一対の定着ローラーによる加圧と当該定着ローラーの有する熱とを用いて、転写された画像を用紙Pに定着させる。定着処理が施された用紙Pは、排紙ローラー23により機外へと排出される。
用紙Pの裏面にも画像形成を行う場合、用紙表面に対する画像形成を終えた用紙Pは、切替ゲート24により、再給紙搬送経路に搬送される。再給紙搬送経路では、搬送された用紙Pの後端が反転ローラーにより挟持された後、逆送することによって用紙Pの表裏が反転させられる。表裏が反転させられた用紙Pは、複数の搬送ローラーによって搬送され、用紙裏面に対する画像形成に供するために、2次転写ローラー16よりも上流側の搬送経路に合流させられる。
制御部50は、画像形成装置100の動作を制御する。制御部50としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。CPUは、各種プログラムを実行することにより、画像形成装置100の動作を制御する(プロセッサー)。ROMは、CPUが実行する各種プログラムを、当該CPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納する。また、ROMは、プログラムの実行に必要となるデータを記憶する。RAMは、作業用の記憶領域となるメモリである。ROMに格納されたプログラム及びデータは、CPUにより読み出されると、RAM上に展開される。そして、CPUは、RAM上に展開したプログラム及びデータに基づいて、各種の処理を行う。
操作パネル60は、ディスプレイ上に表示される情報に従い、所望の情報を入力することが可能な入力部である。操作パネル60としては、タッチパネル方式等を採用することができる。ユーザーは、操作パネル60に対する操作を通じて、ジョブの内容(用紙Pに関する情報(用紙サイズ、紙種等)、画像の濃度や倍率等)を設定することができる。設定された情報は、制御部50によって取得される。また、操作パネル60は、制御部50に制御されることにより、ユーザーに種々の情報を表示する表示部としても機能する。
大容量給紙装置200は、用紙Pを給紙する装置である。大容量給紙装置200は、1つ以上の給紙ユニット210、例えば上段、中段及び下段に配置された3つの給紙ユニット210と、制御部250とを備えており、これらの要素が一つの筐体内に収容されている。
図2は、給紙ユニット210の構成を模式的に示す正面図である。給紙ユニット210は、複数の用紙P(用紙束)を収容し、収容された用紙束のうち最上位の用紙Pを搬送経路へと給紙する。給紙ユニット210は、用紙載置台211、先端規制部材212、後端規制部材213、吸引搬送部220、先端送風部230及び側端送風部240を主体に構成されている。
給紙ユニット210において、用紙束は用紙載置台211に載置されている。用紙載置台211には、電動式の昇降機構が設けられており、上下方向に沿って昇降可能に構成されている。また、用紙載置台211にはガイドレール214が設けられており、大容量給紙装置200から引き出し可能に構成されている。
先端規制部材212は、用紙載置台211上の用紙束の先端を規制する。先端規制部材212は、大容量給紙装置200の本体に固設されている。
後端規制部材213は、用紙載置台211上の用紙束の後端を規制する。後端規制部材213は、用紙搬送方向に沿って移動可能に構成されており、用紙搬送方向における用紙サイズに応じて、その位置が調整される。
後端規制部材213には、用紙載置台211上に載置された用紙束の高さを検出する高さセンサー(図示せず)が配置されている。制御部250は、高さセンサーの信号に基づいて昇降機構を駆動させ、用紙載置台211の昇降を制御する。この制御により、用紙載置台211上に載置された用紙束の最上位の用紙Pが一定の高さに維持される。
吸引搬送部220は、用紙載置台211(用紙P)の上方に、当該用紙載置台211と対向して配置されている。吸引搬送部220は、用紙載置台211に載置された用紙束のうち最上位の用紙Pを吸引して搬送する。
吸引搬送部220は、搬送部221と、吸引部226とを主体に構成されている。ここで、図3は、吸引搬送部220の構成を模式的に示す上面図である。図4は、吸引搬送部220の構成を模式的に示す説明図である。
搬送部221は、用紙Pを搬送する機能を担っており、無端状のベルト部材から構成されている。本実施形態において、搬送部221は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向にかけて隣り合うように並べられた5つのベルト部材221a~221eから構成されており、個々のベルト部材221a~221eは、用紙搬送方向に沿って配置されている。
個々のベルト部材221a~221eは、駆動源と接続された大径の駆動ローラー223a~223eと、2個の従動ローラー224a~224e,225a~225eとに掛け渡されている。駆動ローラー223a~223eは、用紙搬送方向の上流側に配置され、2個の従動ローラー224a~224e,225a~225eは、用紙搬送方向の下流側に、上下に隔てて配置されている。
個々のベルト部材221a~221eは、駆動ローラー223a~223eが回転駆動することにより回動し、用紙Pと対向する吸引面(下側に位置するベルト領域)が用紙搬送方向に移動する。各駆動ローラー223a~223eは同期して回転駆動し、個々のベルト部材221a~221eも同期して回動する。個々のベルト部材221a~221eには、それぞれ小径からなる複数の貫通孔(図示せず)が設けられている。
吸引部226は、最上位の用紙Pを吸引してベルト部材221a~221eに吸着する機能を担っている。吸引部226は、搬送部221であるベルト部材221a~221eの内側に配置されており、ベルト部材221a~221e(吸引面)を介して用紙載置台211(用紙P)と対峙している。
吸引部226は、吸引ファン227と、ダクト228とを主体に構成されている。
吸引ファン227は、空気を吸引するファンである。
ダクト228は、吸引ファン227が接続されて、当該吸引ファン227へと空気を導くダクトである。ダクト228は、個々のベルト部材221a~221eと交差するように、ベルト部材221a~221eの内側に配置されている。このダクト228の下面、すなわち、ベルト部材221a~221eを介して用紙載置台211(用紙P)と対峙する面には、5つの開口部228a~228eが設けられている。5つの開口部228a~228eは、5つのベルト部材221a~221eと対応するように、用紙幅方向にかけて隣り合うように設けられている。また、ダクト228の内部には、個々の開口部228a~228eに対応する複数の内部流路が設けられている。個々の内部流路には、吸引ファン227が接続するダクト228の共通流路と内部流路との連通状態を遮断するための弁体229a~229eが設けられている。
このような構成の吸引搬送部220においては、吸引ファン227が動作することで、個々の開口部228a~228eを介して、ダクト228の内部へと空気が引き込まれる。これにより、個々の開口部228a~228eが用紙Pを吸引する吸引領域として機能する。一方で、弁体229a~229eが閉状態に設定されると、開口部228a~228eに通じる内部流路が遮断状態となる。この場合、開口部228a~228eにおける吸引は行われない。したがって、弁体229a~229eの開閉を個別に設定することで、用紙幅方向における吸引量の分布を制御することができる。
再び図1及び図2を参照する。先端送風部230は、用紙束の先端側かつ吸引搬送部220の近傍に配置されている。先端送風部230は、用紙載置台211に載置された用紙束に対して用紙先端側から送風を行うことにより、最上位の用紙Pと2枚目以降の用紙Pとを捌く機能を担っている。先端送風部230は、送風機231と、送風口232とを主体に構成されている。
送風機231は、例えば多翼ファン(シロッコファン)である。送風口232は、送風機231から出力される風を、用紙束の上部に向けて吹き付けるための部位である。
側端送風部240は、用紙載置台211の側方にそれぞれ配置されている。側端送風部240は、用紙載置台211に載置された用紙束において用紙搬送方向と平行する側端部に送風を行うことにより、最上位の用紙Pを浮揚させる機能を担っている。本実施形態では、一組の側端送風部240が用意されており、これらの側端送風部240は、用紙束を間に挟んで互いに対向するように配置されている。個々の側端送風部240は、先端送風部230と同様の構成であり、送風機241と、送風口242とを主体に構成されている。
送風機241は、例えば多翼ファン(シロッコファン)である。送風口242は、送風機241から出力される風を、用紙束の上部に向けて吹き付けるための部位である。
制御部250は、大容量給紙装置200の動作を制御する。制御部250としては、CPU、ROM、RAM、I/Oインターフェースを主体に構成されたマイクロコンピュータを用いることができる。CPUは、各種プログラムを実行することにより、大容量給紙装置200の動作を制御する(プロセッサー)。ROMは、CPUが実行する各種プログラムを、当該CPUが読み取り可能なプログラムコードの形態で格納する。また、ROMは、プログラムの実行に必要となるデータを記憶する。RAMは、作業用の記憶領域となるメモリである。ROMに格納されたプログラム及びデータは、CPUにより読み出されると、RAM上に展開される。そして、CPUは、RAM上に展開したプログラム及びデータに基づいて、各種の処理を行う。
制御部250は、吸引搬送部220、先端送風部230及び側端送風部240を制御して、用紙載置台211に載置された用紙束のうち、最上位の用紙Pを吸引して搬送する。本実施形態との関係において、制御部250は、用紙Pの剛度及び用紙幅方向の用紙サイズである用紙幅に基づいて、用紙幅方向における吸引量の分布を制御する。
制御部250には、各種センサーからの検出信号が入力されている。用紙吸着センサー251は、吸引搬送部220(搬送部221)への用紙Pの吸着を検出するセンサーである(図3参照)。また、用紙検出センサー252は、給紙ユニット210から送り出された用紙Pが最初に到達する搬送ローラー201の近傍に配置されており、当該搬送ローラー201へと用紙Pの先端が到達したことを検出するセンサーである(図1参照)。また、制御部250は、画像形成装置100の制御部50との間で通信を行うことができる。
以下、本実施形態に係る大容量給紙装置200の動作を説明する。ここで、図5は、給紙ユニット210による給紙手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えば、画像形成装置100から入力される給紙開始情報をトリガーとして、制御部250により実行される。なお、以下の説明では、特に断らない限り、「用紙中央」及び「用紙両端」という用語を用紙幅方向における用紙中央及び用紙両端を指す意味で用いる。また、用紙中央及び用紙両端は用紙内の領域を相対的に示すものであり、用紙Pの特定の領域のみを絶対的な意味で示すものではない。
まず、ステップS1において、制御部250は、給紙対象となる用紙Pの情報を取得する。本実施形態との関係においては、用紙Pの剛度及び用紙幅がこれに該当する。給紙ユニット210に収容されている用紙Pの情報は、例えば画像形成装置100が保有しており、制御部250は画像形成装置100から用紙Pの情報を取得する。なお、各給紙ユニット210に収容されている用紙Pの情報は、大容量給紙装置200自身が保有してもよい。
ステップS2において、制御部250は、用紙Pの剛度及び用紙幅に基づいて、吸引搬送部220による吸引量の分布を設定する。通常、用紙幅方向における吸引量は一様に設定される。これに対して、本実施形態では、用紙Pの剛度及び用紙幅に基づいて、用紙幅方向における吸引量の分布を制御する。
図6は、第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2と開口部228a~228eとの関係を示す説明図である。本実施形態に係る制御では、用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引を行い、用紙両端に対応する第2吸引領域R2においては吸引を行わないこととしている。第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2の設定態様を通じて、吸引量の分布が制御される。
具体的には、中央の開口部228cは、第1吸引領域R1として設定される。一方、中央の開口部228cの両側に位置する2つの開口部228b,228d及び最も両端に位置する2つの開口部228a,228eは、用紙Pの剛度及び用紙幅に応じて、第1吸引領域R1又は第2吸引領域R2として設定される。この場合、第1吸引領域R1に対応する開口部228a~228eは、弁体229a~229eが開状態に設定され、第2吸引領域R2に対応する開口部228a~228eは、弁体229a~229eが閉状態に設定される。
まず、用紙幅が小さい用紙Pについて、図6(a)に示す。中央の開口部228cは、第1吸引領域R1として設定される。一方、残余の開口部228a,228b,228d,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228cが吸引状態で、残余の開口部228a,228b,228d,228eが非吸引状態となる。
また、用紙幅が大きい用紙Pについて、図6(b)に示す。中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dは、第1吸引領域R1として設定される。一方、最も両端に位置する2つの開口部228a,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dが吸引状態で、残余の開口部228a,228eが非吸引状態となる。
このように、いずれの用紙幅であっても、用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引が行われ、用紙両端に対応する第2吸引領域R2において吸引が行われない。したがって、吸引搬送部220に用紙Pが吸着される際には、第2吸引領域R2において吸引が行われないので、用紙両端が垂れ下がった格好となる。この用紙両端の垂れ下がりにより、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間が形成され、先端送風部230からの分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に送り込むことができる。その結果、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
また、用紙幅が大きい用紙Pについては、中央の開口部228cの両側に位置する2つの開口部228b,228dも第1吸引領域R1として設定される。すなわち、用紙幅が大きい用紙Pでは、用紙幅が小さい用紙Pと比較して、第1吸引領域R1の範囲が用紙端部側へと拡大されている。用紙幅が大きい程、自重の影響を受けるので、用紙両端の垂れ下がりが顕著となるが、第1吸引領域R1の範囲が拡大し、第2吸引領域R2の範囲が縮小することで、用紙両端の極端な垂れ下がりを抑制することができる。これにより、用紙Pが給紙される際に、ガイド部材と干渉するといった事態が抑制され、用紙Pの給紙を適切に行うことができる。
加えて、同一の用紙幅であっても、剛度によって、第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2の設定が相違する。ここでは、用紙幅が小さい用紙Pを例に挙げて説明を行う。
まず、剛度が大きい用紙Pについて、用紙幅の小さい用紙Pと同様、図6(a)に示す。中央の開口部228cは、第1吸引領域R1として設定される。一方、残余の開口部228a,228b,228d,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228cが吸引状態で、残余の開口部228a,228b,228d,228eが非吸引状態となる。
一方、剛度が小さい用紙Pについて、図6(c)に示す。中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dは、第1吸引領域R1として設定される。一方、最も両端に位置する2つの開口部228a,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dが吸引状態で、残余の開口部228a,228eが非吸引状態となる。
このように、いずれの剛度であっても、用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引が行われ、用紙両端に対応する第2吸引領域R2において吸引が行われない。したがって、吸引搬送部220に用紙Pが吸着される際には、第2吸引領域R2において吸引が行われないので、用紙両端が垂れ下がった格好となる。この用紙両端の垂れ下がりにより、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間が形成され、先端送風部230からの分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に送り込むことができる。その結果、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
また、剛度が小さい用紙Pについては、中央の開口部228cの両側に位置する2つの開口部228b,228dも第1吸引領域R1として設定される。すなわち、剛度が小さい用紙Pでは、剛度が大きい用紙Pと比較して、第1吸引領域R1の範囲が用紙端部側へと拡大されている。剛度が小さい程、用紙Pのこしが弱くなるので、用紙両端の垂れ下がり量が顕著となるが、第1吸引領域R1の範囲が拡大し、第2吸引領域R2の範囲が縮小することで、用紙両端の極端な垂れ下がりを抑制することができる。これにより、用紙Pが給紙される際に、ガイド部材と干渉するといった事態が抑制され、用紙Pの給紙を適切に行うことができる。
ステップS3において、制御部250は、吸引部226による吸引を開始するとともに、側端送風部240による送風を開始する。吸引部226による吸引は、ステップS2において設定された第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2に従って実行される。側端送風部240による送風及び吸引部226による吸引により、用紙載置台211に載置された用紙束のうちの最上位の用紙Pが自重に抗して浮き上がる。
ステップS4において、制御部250は、最上位の用紙Pが搬送部221に吸着されたか否かを判断する。この判断は、用紙吸着センサー251を参照して行われる。最上位の用紙Pが搬送部221に吸着された場合には、ステップS4において肯定判定され、ステップS5に進む。一方、最上位の用紙Pが搬送部221に吸着されていない場合には、ステップS4において否定判定され、ステップS4に戻る。
ステップS5において、制御部250は、先端送風部230の送風を開始する。先端送風部230からの送風により、最上位の用紙Pとその下の用紙P(最上位から2枚目の用紙P)との間に風(分離風)が流入する。これにより、搬送部221に吸着された最上位の用紙Pに、2枚目の用紙Pが追従しているような場合でも、最上位の用紙Pから2枚目の用紙Pが分離される。
ステップS6において、制御部250は、搬送部221の駆動を開始して、用紙Pの搬送を開始する。具体的には、制御部250は、搬送部221のベルト部材221a~221eを回転駆動する。これにより、吸引搬送部220に吸着された最上位の用紙Pが搬送経路へと送り出される。
ステップS7において、制御部250は、用紙Pが搬送ローラー201に到達したか否かを判断する。この判断は、用紙検出センサー252を参照して行われる。用紙Pが搬送ローラー201に到達した場合には、ステップS7において肯定判定され、ステップS8に進む。一方、用紙Pが搬送ローラー201に到達していない場合には、ステップS7において否定判定され、ステップS7に戻る。
ステップS8において、制御部250は、搬送部221の駆動を停止するとともに、先端送風部230の送風を停止する。
ステップS9において、制御部250は、搬送対象となる次の用紙Pがあるか否かを判断する。次の用紙Pがある場合には、ステップS9において肯定判定され、ステップS4に戻る。一方、次の用紙Pがない場合には、ステップS9において否定判定され、本ルーチンを終了する。
このように本実施形態に係る大容量給紙装置200は、用紙載置台211に載置された用紙Pを吸引して搬送する吸引搬送部220と、吸引搬送部220を制御する制御部250と、を有している。ここで、吸引搬送部220は、用紙幅方向に沿って用紙Pを吸引する吸引領域を備えている。そして、制御部250は、用紙Pの剛度及び用紙幅に基づいて、用紙幅方向における吸引量の分布を制御している。
この構成によれば、用紙幅方向における吸引量の分布を制御することで、用紙P内の領域毎に吸引量を設定することができる。これにより、吸引搬送部220に吸着される用紙Pの形状をコントロールすることができる。その結果、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間を確保することができるので、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
また、本実施形態において、制御部250は、用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引を行い、用紙両端に対応する第2吸引領域R2において吸引を行わないようにしている。
この構成によれば、吸引搬送部220に用紙Pが吸着される際には、第2吸引領域R2において吸引が行われないので、用紙両端が垂れ下がった格好となる。この用紙両端の垂れ下がりにより、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間であって、用紙幅方向の中央に隙間を形成することができる。これにより、先端送風部230からの分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に送り込むことができるので、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
なお、本実施形態では、第2吸引領域R2では吸引を行わない方法について述べた。しかしながら、制御部250は、第1吸引領域R1の吸引量よりも第2吸引領域R2の吸引量が小さくなるように、用紙幅方向における吸引量の分布を制御すればよい。このような構成であっても、用紙両端における吸引量が小さくなるので、用紙両端の垂れ下がりという作用を得ることができる。
なお、本実施形態では、用紙Pの剛度及び用紙幅の双方に基づいて、用紙幅方向における吸引量の分布を制御する方法について説明した。しかしながら、本実施形態に係る大容量給紙装置200にあっては、第1吸引領域R1の吸引量よりも第2吸引領域R2の吸引量が小さくなるように用紙幅方向における吸引量の分布が制御されるのであれば、用紙Pの剛度及び用紙幅の少なくとも一方に基づいて制御を行うものであってもよい。
また、本実施形態において、制御部250は、用紙Pの剛度が小さい程、第1吸引領域R1の範囲を用紙両端側へと拡大させている。
剛度が小さい程、用紙Pのこしが弱くなるので、用紙両端の垂れ下がりが顕著となるが、第1吸引領域R1の範囲を拡大することで、用紙両端が垂れ下がり過ぎることを抑制することができる。これにより、用紙Pが給紙される際に、ガイド部材と干渉するといった事態が抑制され、用紙Pの給紙を適切に行うことができる。
また、本実施形態において、制御部250は、用紙幅が大きい程、第1吸引領域R1の範囲を用紙両端側へと拡大させている。
用紙幅が大きい程、自重の影響を受けるので、用紙両端の垂れ下がりが顕著となるが、第1吸引領域R1の範囲を拡大することで、用紙両端が垂れ下がり過ぎることを抑制することができる。これにより、用紙Pが給紙される際に、ガイド部材と干渉するといった事態が抑制され、用紙Pの給紙を適切に行うことができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態に係る画像形成システムについて説明する。本実施形態に係る画像形成システムが、第1の実施形態のそれと相違する点は、第2吸引領域R2において用紙Pに向けて送風を行うことである。第1の実施形態と重複する内容については説明を省略し、以下、相違点を中心に説明を行う。
図7は、第2の実施形態に係る吸引搬送部220の構成を模式的に示す説明図である。本実施形態では、吸引搬送部220には、用紙Pに向けて送風を行う送風機260が設けられている。送風機260は、例えば多翼ファン(シロッコファン)を用いることができる。送風機260は、ダクト228に対して所要の構造をもって接続されており、5つの開口部228a~228eに通じる個々の内部流路に対して連通されている。送風機260を駆動することにより、送風機260から送り出された空気がダクト228を経由した後に開口部228a~228eから吹き出される。これにより、用紙Pに向けて送風を行うことができる。用紙Pに対する送風は、用紙Pに対する吸引と比べ逆方向への空気の流れとなり、マイナス方向(逆方向)で定義される吸引に対応する。換言すれば、送風量は、マイナスで定義される吸引量に対応する。
また、個々の内部流路と、送風機260との連通部には弁体(図示せず)が設けられている。この弁体が閉状態に設定されると、開口部228a~228eに通じる内部流路が遮断状態となる。この場合、開口部228a~228eからの送風は行われない。
本実施形態の特徴の一つとして、制御部250は、第1吸引領域R1において用紙Pの吸引を行い、第2吸引領域R2において用紙Pに向けて送風を行うこととしている。
以下、本実施形態に係る大容量給紙装置200の動作を説明する。ここで、図8は、給紙ユニット210による給紙手順を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、例えば、画像形成装置100から入力される給紙開始情報をトリガーとして、制御部250により実行される。なお、ステップS21,S23,S24,S26~S28,S30の各処理は、第1の実施形態に示すステップS1,S3~S7,S9の各処理に対応しているため、その詳細な説明は省略する。
ステップS22において、制御部250は、用紙Pの剛度及び用紙幅に基づいて、吸引搬送部220による吸引量の分布を設定する。通常、吸引搬送部220は、用紙幅方向において全域で吸引を行う。これに対して、本実施形態では、用紙Pの剛度及び用紙幅に基づいて、用紙幅方向における吸引量の分布を制御する。
図9は、第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2と開口部228a~228eとの関係を示す説明図である。本実施形態に係る制御では、用紙幅方向の用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引を行い、用紙両端に対応する第2吸引領域R2においては用紙Pに向けて送風を行うこととしている。第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2の設定態様を通じて、吸引量の分布が調整される。
具体的には、中央の開口部228cは、第1吸引領域R1として設定される。一方、中央の開口部228cの両側に位置する2つの開口部228b,228d及び最も両端に位置する2つの開口部228a,228eは、用紙Pの剛度及び用紙幅に応じて、第1吸引領域R1又は第2吸引領域R2として設定される。この場合、吸引ファン227による吸引量を制御する弁体229a~229eでは、第1吸引領域R1に対応するものが開状態に設定され、第2吸引領域R2に対応するものが閉状態に設定される。また、送風機260による送風量を制御する弁体は、第1吸引領域R1に対応するものが閉状態に設定され、第2吸引領域R2に対応するものが開状態に設定される。
まず、用紙幅が小さい用紙Pについて、図9(a)に示す。中央の開口部228cは、第1吸引領域R1として設定される。一方、残余の開口部228a,228b,228d,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228cが吸引状態で、残余の開口部228a,228b,228d,228eが送風状態となる。
また、用紙幅が大きい用紙Pについて、図9(b)に示す。中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dは、第1吸引領域R1として設定される。一方、最も両端に位置する2つの開口部228a,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dが吸引状態で、残余の開口部228a,228eが送風状態となる。
このように、いずれの用紙幅の用紙Pであっても、用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引が行われ、用紙両端に対応する第2吸引領域R2において送風が行われる。したがって、吸引搬送部220に用紙Pが吸着される際には、第2吸引領域R2において下向の風が作用するので、用紙両端が良好に垂れ下がる。この用紙両端の垂れ下がりにより、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間が形成され、先端送風部230からの分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に送り込むことができる。その結果、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
また、用紙幅が大きい用紙Pについては、中央の開口部228cの両側に位置する2つの開口部228b,228dも第1吸引領域R1として設定される。すなわち、用紙幅が大きい用紙Pでは、用紙幅が小さい用紙Pと比較して、第1吸引領域R1の範囲が用紙端部側へと拡大されている。用紙幅が大きいほど、自重の影響を受けるので、用紙両端の垂れ下がりが顕著となるが、第1吸引領域R1の範囲が拡大し、第2吸引領域R2の範囲が縮小することで、用紙両端の極端な垂れ下がりを抑制することができる。これにより、用紙Pが給紙される際に、ガイド部材と干渉するといった事態が抑制され、用紙Pの給紙を適切に行うことができる。
加えて、同一の用紙幅であっても、剛度によって、第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2の設定が相違する。ここでは、用紙幅が小さい用紙Pを例に挙げて説明を行う。
まず、剛度が大きい用紙Pについて、用紙幅の小さい用紙Pと同様、図9(a)に示す。中央の開口部228cは、第1吸引領域R1として設定される。一方、残余の開口部228a,228b,228d,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228cが吸引状態で、残余の開口部228a,228b,228d,228eが送風状態となる。
一方、剛度が小さい用紙Pについて、図9(c)に示す。中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dは、第1吸引領域R1として設定される。一方、最も両端に位置する2つの開口部228a,228eは、第2吸引領域R2として設定される。すなわち、吸引量の分布は、中央の開口部228c及びこれと隣り合う2つの開口部228b,228dが吸引状態で、残余の開口部228a,228eが送風状態となる。
このように、いずれの剛度であっても、用紙中央に対応する第1吸引領域R1において吸引が行われ、用紙両端に対応する第2吸引領域R2において送風が行われる。したがって、吸引搬送部220に用紙Pが吸着される際には、第2吸引領域R2において下向きの風が作用するので、用紙両端が良好に垂れ下がる。この用紙両端の垂れ下がりにより、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間が形成され、先端送風部230からの分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に送り込むことができる。その結果、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
また、剛度が小さい用紙Pについては、中央の開口部228cの両側に位置する2つの開口部228b,228dも第1吸引領域R1として設定される。すなわち、剛度が小さい用紙Pでは、剛度が大きい用紙Pと比較して、第1吸引領域R1の範囲が用紙端部側へと拡大されている。剛度が小さいほど、用紙Pのこしが弱くなるので、用紙両端の垂れ下がりが顕著となるが、第1吸引領域R1の範囲が拡大し、第2吸引領域R2の範囲が縮小することで、用紙両端の極端な垂れ下がりを抑制することができる。これにより、用紙Pが給紙される際に、ガイド部材と干渉するといった事態が抑制され、用紙Pの給紙を適切に行うことができる。
ステップS25において、制御部250は、吸引搬送部220の送風機260の送風を開始する。すなわち、送風機260による送風は、搬送部221への用紙Pの吸着後、先端送風部230の送風が開始される前に実行される。
ステップS29において、制御部250は、搬送部221の駆動を停止するとともに、先端送風部230の送風を停止する。また、制御部250は、送風機260の送風を停止する。
このように本実施形態に係る大容量給紙装置200において、吸引搬送部220には、用紙Pに向けて送風を行う送風機260が接続されている。そして、制御部250は、第1吸引領域R1において用紙Pの吸引を行い、第2吸引領域R2において用紙Pに向けて送風を行っている。
この構成によれば、用紙Pの吸引時に、第2吸引領域R2において下向きの風が作用するので、用紙両端が良好に垂れ下がることとなる。この用紙両端の垂れ下がりにより、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間が形成され、先端送風部230からの分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に送り込むことができる。その結果、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
また、本実施形態において、制御部250は、用紙載置台211に載置された最上位の用紙Pが吸引搬送部220に吸着された後に、第2吸引領域R2において用紙Pに向けて送風を開始している。
この構成によれば、用紙Pの吸引とは逆向きの送風が、用紙吸着後に行われることとなる。これにより、用紙Pの吸引をスムーズに行うことができる。
さらに、本実施形態において、制御部250は、先端送風部230による分離風の送風を行う前に、第2吸引領域R2において用紙Pに向けて送風を開始している。
この構成によれば、最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に隙間が形成された状態で、先端送風部230から送風が開始されるので、分離風を最上位の用紙Pと2枚目の用紙Pとの間に適切に送り込むことができる。これにより、用紙Pの分離を良好に行うことができる。
なお、本実施形態では、用紙Pの剛度及び用紙幅に応じた吸引量分布の制御として、第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2の範囲を調整した。しかしながら、第1吸引領域R1及び第2吸引領域R2の範囲は変えず、送風量の大小を調整してもよい。例えば、図10(a)を用紙幅が小さい用紙Pとして例示するが、制御部250は、用紙幅が大きい程(図10(b))、第2吸引領域R2の送風量を小さくするといった如くである。また、図10(a)を剛度が大きい用紙Pとして例示するが、制御部250は、用紙Pの剛度が小さい程(図10(c))、第2吸引領域R2の送風量を小さくするといった如くである。
また、本実施形態では、第2吸引領域R2における送風量は、用紙搬送方向にかけて均等であることを想定している。しかしながら、図11に示すように、第2吸引領域R2の送風量は、用紙後端側の送風量が用紙先端側の送風量よりも小さく設定してもよい。これにより、用紙Pの吸引性能を低下させることなく、用紙両端の垂れ下がりを適切に実現することができる。
また、本実施形態では、吸引搬送部220の吸引面の形状は、用紙両端側より平坦な面形状に設定している。しかしながら、吸引搬送部220は、用紙Pから吸引面までの距離について用紙中央が用紙両端側よりも大きくなるような凸形状を備えていてもよい。このような凸型形状は、例えば図12(a)に示すように、ベルト部材221a~221eを配置する高さを用紙幅方向にかけて変更することで実現することができる。また、別の手法としては、図12(b),(c)に示すように、ベルト部材221a~221eのベルト間の距離を、用紙幅方向にかけて変更してもよい。
この構成によれば、吸引搬送部220の形状を利用して、用紙両端を撓ませることができる。送風量の分布に変化を与えることなく、吸引搬送部220の構造のみを利用して用紙Pを撓ませる場合には、吸引搬送部220に大きな凹凸形状を設定しなければならない。しかしながら、上述した吸引量の分布制御と併用することで、吸引搬送部220に大きな凹凸形状を設ける必要がない。これにより、吸引搬送部220の凹凸形状に起因して、用紙Pが変形するといった事態を抑制することができる。
以上、本発明の実施形態にかかる画像形成システムについて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。また、画像形成システムのみならず、画像形成システムを構成する給紙装置(大容量給紙装置)それ自体も本発明の一部として機能する。さらに、画像形成装置に内蔵される給紙ユニットに対して本発明を適用してもよく、この場合、当該画像形成装置も本発明の一部として機能することができる。
また、画像形成システムが画像形成装置と給紙装置とで構成される場合、画像形成装置及び給紙装置がそれぞれ制御機能を備える構成であってもよいし、それぞれの制御機能を統括した一つの制御機能を備える構成であってもよい。個別の制御機能であっても、単一の制御機能であっても、画像形成装置及び給紙装置を制御する制御部として機能する。
また、本実施形態では、吸引搬送部について、ベルト部材と開口部との数が対応した構成となっているが、これに限定されるものではない。例えば、複数のベルト部材に対して、共通する1つの開口部を設定してもよいし、横幅が大きな1つのベルト部材に対して、その横幅のなかで複数の開口部を設定してもよい。
また、吸引量の分布を切り替える手法として弁体を用いたが、内部流路を遮断できる手法であれば広く適用することができる。
さらに、開口部を開閉することで第1吸引領域と第2吸引領域との設定を行ったが、シャッター等の調整機構を利用して開口部の開口幅を調整して、第1吸引領域と第2吸引領域との設定を行ってもよい。
100 画像形成装置
10Y,10M,10C,10K 画像形成部
11Y,11M,11C,11K 感光体ドラム
15 中間転写ベルト
16 2次転写ローラー
20 用紙搬送部
40 定着装置
50 制御部
200 大容量給紙装置(給紙装置)
201 搬送ローラー
210 給紙ユニット
211 用紙載置台
220 吸引搬送部
221 搬送部
221a,221b,221c,221d,221e ベルト部材
223a,223b,223c,223d,223e 駆動ローラー
224a,224b,224c,224d,224e 従動ローラー
225a,225b,225c,225d,225e 従動ローラー
226 吸引部
227 吸引ファン
228 ダクト
228a,228b,228c,228d,228e 開口部
229a,229b,229c,229d,229e 弁体
230 先端送風部
240 側端送風部
250 制御部
251 用紙吸着センサー
252 用紙検出センサー
260 送風機
R1 第1吸引領域
R2 第2吸引領域

Claims (9)

  1. 用紙束が載置された用紙載置台から用紙を給紙する給紙装置において、
    前記用紙載置台に載置された用紙束のうち最上位の用紙を吸引して搬送する吸引搬送部と、
    前記吸引搬送部に接続され、用紙に向けて送風を行う送風部と、
    前記吸引搬送部及び前記送風部を制御する制御部と、を有し、
    前記吸引搬送部は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向にかけて用紙を吸引する第1領域を備えており、
    前記送風部は、用紙幅方向にかけて用紙に送風する第2領域を備えており、
    前記制御部は、用紙の剛度及び用紙幅方向の用紙サイズである用紙幅に基づいて、用紙中央に対応する前記第1領域では用紙を吸引し、用紙両端に対応する前記第2領域では用紙に送風するように制御すると共に、前記第2領域では、用紙搬送方向における用紙後端側の送風量が用紙先端側の送風量よりも小さくなるように制御する、給紙装置。
  2. 前記制御部は、最上位の用紙が前記吸引搬送部に吸着された後に、前記第2領域の送風を開始する
    請求項記載の給紙装置。
  3. 用紙搬送方向における用紙先端側から用紙束に送風を行う先端送風部をさらに有し、
    前記制御部は、前記先端送風部による送風を開始する前に、前記第2領域の送風を開始する
    請求項記載の給紙装置。
  4. 前記制御部は、用紙の剛度が小さい程、前記第2領域の送風量を小さくする
    請求項からのいずれか記載の給紙装置。
  5. 前記制御部は、用紙幅が大きい程、前記第2領域の送風量を小さくする
    請求項からのいずれか記載の給紙装置。
  6. 前記制御部は、用紙の剛度が小さい程、前記第1領域の範囲を用紙両端側へと拡大させる
    請求項からのいずれか記載の給紙装置。
  7. 前記制御部は、用紙幅が大きい程、前記第1領域の範囲を用紙両端側へと拡大させる
    請求項からのいずれか記載の給紙装置。
  8. 前記吸引搬送部は、最上位の用紙までの距離について用紙中央が用紙両端よりも大きくなるような凸形状を備える
    請求項1からのいずれか記載の給紙装置。
  9. 用紙束が載置された用紙載置台から用紙を給紙する給紙装置と、
    前記給紙装置から給紙された用紙に画像を形成する画像形成装置と、
    前記給紙装置及び前記画像形成装置を制御する制御部と、を有し、
    前記給紙装置は、
    前記用紙載置台に載置された用紙束のうち最上位の用紙を吸引して搬送する吸引搬送部と、
    前記吸引搬送部に接続され、用紙に向けて送風を行う送風部と、
    前記吸引搬送部は、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向にかけて用紙を吸引する第1領域を備えており、
    前記送風部は、用紙幅方向にかけて用紙に送風する第2領域を備えており、
    前記制御部は、用紙の剛度及び用紙幅方向の用紙サイズである用紙幅に基づいて、用紙中央に対応する前記第1領域では用紙を吸引し、用紙両端に対応する前記第2領域では用紙に送風するように制御すると共に、前記第2領域では、用紙搬送方向における用紙後端側の送風量が用紙先端側の送風量よりも小さくなるように制御する、
    画像形成システム。
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