JP6550837B2 - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、給紙装置および画像形成装置に関し、特に、エア吹き付け機構を有したエア吸引給紙方式の給紙装置および当該給紙装置を備える画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機等の画像形成装置には、用紙収納部に積載された用紙を1枚ずつ給紙する給紙装置が装備されている。給紙装置の一つとして、エア吹き付け機構を備えたエア吸引給紙方式の給紙装置がある。このエア吸引給紙方式の給紙装置は、積載された用紙束の上部付近の端面にエア(空気)を吹き付けることによって用紙を浮上させ、浮上した用紙を1枚ずつ分離しつつ搬送する構成となっている。そして、給紙装置は、エアにより分離した1枚の用紙を搬送方向の下流に配置された一対のローラからなる搬送ローラに突き当てて、用紙先端のレジストを行う。
搬送ローラに突き当てられた用紙には撓み(ループ)が形成される。用紙搬送経路には、用紙の撓みが一方向に形成されるようにするための構成が設けられることがある。用紙の撓み方向を一方向に規制するための構成として、用紙搬送経路上にPET(Poly Ethylene Terephthalate)シートの可撓部材を設けたり、搬送ガイド部材の一部を上方に凸状に形成したりすることが一般的である。
特許文献1には、停止状態の正逆転ローラ機構に用紙を当接させて用紙前端部に所定量の撓みを形成する撓み形成工程と、正逆転ローラ機構により用紙の前端部を挟持する挟持工程と、ベルト搬送機構で用紙を後進方向に搬送し、用紙に搬送方向の張力を付与するしわ伸ばし工程と、用紙に後進方向の張力が掛かった後、正逆転ローラ機構を逆転させて挟持状態から用紙を開放する開放工程と、を順次実施することが記載されている。この特許文献1に記載の発明によれば、用紙の斜行及びしわの発生を修正することができる。
特開2009−269740号公報
ところで、PETシート等の可撓部材は、搬送される用紙の先端と毎回接触して摩耗するために、耐久性に課題がある。また、搬送ガイド部材の一部を凸状とした場合には、用紙搬送経路へ出っ張る為に吸引給紙部と搬送ローラのニップ部との間の用紙搬送経路の直線性を妨げることになる。そのため、給紙搬送抵抗が上がり、給紙される用紙(例えば厚紙)によっては用紙搬送性能を低下させる要因となる。
また、特許文献1に記載の発明によれば、可撓部材や凸状の搬送ガイド部材を用いた場合に生じる問題は解決されるが、特許文献1に記載の発明では、正逆転ローラ機構に用紙を突き当てたときに形成される用紙の撓み方向を完全に規定することはできない。また、用紙に撓みを形成した後にベルト搬送機構で用紙を後進方向に搬送するため、生産性が低下してしまう。
上記の状況から、エア吸引給紙機構により給紙された用紙を下流に配置された搬送ローラへ突き当てて用紙先端のレジストを行う構成において、用紙搬送性能を低下させることなく、用紙を搬送ローラへ突き当てた時に用紙に安定した撓みを形成する手法が望まれていた。
本発明の一態様の給紙装置は、用紙積載部と、送風部と、吸着搬送部と、搬送ローラと、用紙搬送ガイド部材と、空気切り替え機構と、制御部とを備える。
用紙積載部は、用紙を積載する。
送風部は、空気を噴出する吹き出し部を有し、積載された用紙束の端面に空気を吹き付ける。
吸着搬送部は、前記用紙積載部の上方に配置された、前記用紙束の最上位の用紙を吸着して搬送する。
搬送ローラは、前記吸着搬送部の用紙搬送方向の下流側に配置された一対のローラからなる。
用紙搬送ガイド部材は、前記吸着搬送部と前記搬送ローラとの間に配置された、搬送された前記用紙に撓みが形成される撓み形成部を有する。
空気切り替え機構は、前記送風部の前記吹き出し部が噴出する空気の方向を選択的に切り替える。
制御部は、前記吸着搬送部により前記用紙搬送ガイド部材の前記撓み形成部に搬送された前記用紙に前記送風部から空気を吹き付けるよう、前記空気切り替え機構の動作を制御する。
少なくとも本発明の一態様の給紙装置によれば、搬送経路にある用紙に空気を吹き付けて撓みを形成することで、用紙搬送性能を低下させることなく、用紙を搬送ローラへ突き当てた時に用紙の撓み方向が規定される。それゆえ、用紙に安定した撓みを形成することができる。
第1の実施の形態に係る給紙装置の要部を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る給紙装置の給紙方向に沿った断面図である。 図2の先端送風部のエアダクトの要部(用紙浮上時)を示す拡大断面図である。 図2の先端送風部のエアダクトの要部(用紙分離(捌き)時)を示す拡大断面図である。 図2の先端送風部のエアダクトの要部(ループ形成時)を示す拡大断面図である。 図2の先端送風部のエアダクトの要部(ループ形成/分離時)を示す拡大断面図である。 第1の実施の形態に係る給紙装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るエア切り替え制御(基本動作)を示すタイミングチャートである。 第2の実施の形態に係るエア切り替え制御(分離重視)を示すタイミングチャートである。 第3の実施の形態に係るエア切り替え制御(用紙坪量大)を示すタイミングチャートである。 第4の実施の形態に係る用紙サイズ及び用紙坪量に応じたエア切り替えとエア風量を示すテーブルである。 第5の実施の形態に係る高温高湿環境下における用紙サイズ及び用紙坪量に応じたエア切り替えとエア風量を示すテーブルである。 第6の実施の形態に係る給紙装置を用いる画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明や各図において、同一要素または同一機能を有する要素には同一の符号を付して示し、重複する説明は省略する。
<1.第1の実施の形態>
[給紙装置]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る給紙装置の要部を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る給紙装置の給紙方向に沿った断面図である。
本実施の形態に係る給紙装置10は、給紙トレイ11(用紙積載部の一例)の上に積載された用紙P間に用紙端面からエア(空気)を吹き付けるエア吹き付け機構を有し、エアの吹き付けにより用紙Pを1枚ずつ分離しつつ給紙するエア吸引給紙方式の給紙装置である。以下に、エア吸引給紙方式の給紙装置10の具体的な構成について図1および図2を用いて説明する。
図1および図2において、用紙Pが積載された給紙トレイ11は、図示しない昇降機構によって昇降可能となっている。すなわち、用紙Pは給紙トレイ11上に昇降可能に収容されている。給紙トレイ11上に積載された用紙Pの側方には、側部規制部材12A,12Bが配置されている。側部規制部材12A,12Bは、用紙Pの幅方向(矢印Y方向)に移動自在に設けられており、給紙トレイ11上に積載された用紙Pの用紙幅に対応して、用紙Pの両側から軽く押圧することによって用紙Pの両側位置を規制する。
側部規制部材12A,12Bは、基本的に、同じ構成となっている。したがって、ここでは、側部規制部材12Aを例にとって、その構成について説明する。側部規制部材12Aは、頂部に段差があり、用紙Pの搬送方向、即ち、給紙方向(矢印X方向)における上流側の上面121が相対的に高く、下流側の上面122が相対的に低くなっている。
上流側の上面121には、図示しないが、側部規制部材12Aの上端を支持する支持部材が取り付けられる。下流側の上面122は、後述する吸着搬送部13と、用紙Pの搬送方向において重なっている。そして、給紙時に給紙トレイ11を図1の矢印Y方向に引き出したとき、下流側の上面122が吸着搬送部13の下を通過できるようにしている。
給紙トレイ11上に積載された用紙Pの搬送方向(矢印X方向)の先端側には先端規制部材14が配置され、後端側には後端規制部材15が配置されている。先端規制部材14は、用紙Pの搬送方向の先端位置を規制している。後端規制部材15は、用紙Pの搬送方向において移動自在になっており、用紙Pの後端側から軽く押圧することによって用紙Pの搬送方向の後端位置を規制している。
また、後述する図3〜図6に示すように、先端規制部材14には、最上部の用紙Pの高さを検知する高さ検知センサ16が配置されている。
給紙トレイ11上に積載された用紙束の高さが、エアの吹き付けおよび用紙Pの捌きを行うのに最適な高さを維持するために、後述する制御部30(図4参照)が、高さ検知センサ16の検知結果に基づいて、図示しない昇降モータを駆動しつつ、給紙トレイ11を上昇させる制御を行う。
用紙Pの搬送方向(矢印X方向)の先端部の近傍には、吸着搬送部13が配置されている。吸着搬送部13は、駆動源に接続する大ローラ131と、大ローラ131に対して所定の距離だけ離間して設けられた2個の小ローラ132A,132Bと、大ローラ131および小ローラ132A,132Bに巻回されて回動するループ状の吸着ベルト133とを有する。
吸着ベルト133には多数の小径の貫通孔134が穿設されている。ループ状の吸着ベルト133の内方には吸引装置135が配置されている。吸引装置135は、吸着ベルト133に穿設された貫通孔134を介して用紙Pを吸引する。すなわち、吸着搬送部13は、用紙Pを吸引装置135によって吸着ベルト133に吸着させつつ当該吸着ベルト133によって搬送し、図2に示す一対のローラからなる搬送ローラ17へと送る構成となっている。
吸引装置135は、用紙Pの搬送方向(矢印X方向)に沿って2つの吸引ダクト135A,135Bに分割されており、吸引ダクト135Aのみで用紙Pを吸引する場合と、吸引ダクト135A,135Bの双方で用紙Pを吸引する場合とに切り換え可能な構成となっている。
給紙トレイ11上に積載された用紙Pの搬送方向の下流側の近傍には、先端送風部18(送風部の一例)が配置されている。先端送風部18は、送風ファン181やエアダクト182等によって構成され、給紙装置本体19に固定されている。先端送風部18は、送風ファン181から上向きに送られるエアを、エアダクト182によって向きを変えつつ、積載された用紙Pの上部の先端部端面に吹き付ける。また先端送風部18は、送風ファン181から送られるエアを、吸着搬送部13により第1の用紙搬送ガイド部材21(用紙搬送ガイド部材の一例)のループ形成部21L(撓み形成部の一例)に搬送された用紙Pに吹き付ける。
先端送風部18は、後述する制御部30(図7参照)により、用紙Pのサイズ及び坪量(紙剛度)、環境等に応じて駆動が制御される。より具体的には、制御部30による制御の下に、用紙Pのサイズ及び坪量、環境等に応じて送風ファン181から送風されるエアの風量が制御される。先端送風部18の詳細については後述する。
さらに、給紙トレイ11上に積載された用紙Pの両側面側には、側方送風部20A,20Bが配置されている。側方送風部20A,20Bは、用紙Pの搬送方向(矢印X方向)に直交する方向の両側方から、積載された用紙Pの束の上部に用紙端面からエアを吹き付ける。
より具体的には、側方送風部20A,20Bは、送風ファン201と、当該送風ファン201から送風されるエアを用紙Pの上部に吹き付ける送風口202とを有する。送風口202は、側部規制部材12A,12Bの下流側の上面122にあって、用紙Pの搬送方向において吸着搬送部13と少なくとも一部が重なるように配置されている。すなわち、図2に示すように、送風口202の先端側の部分は、吸着ベルト133の下方に位置している。
側方送風部20A,20Bは、側部規制部材12A,12B内に設けられている。したがって、用紙Pのサイズが変更された場合でも、側部規制部材12A,12Bを移動することによって、側方送風部20A,20Bも一緒に移動できることになる。なお、本例では、側方送風部20A,20Bを用紙Pの両側に設ける構成を採っているが、片側だけに側方送風部20A/20Bを設ける構成を採るようにしてもよい。
側方送風部20A,20Bにおいて、送風ファン201が駆動され、送風口202から吸着搬送部13の下部にエアが吹き出されるとともに、積載された用紙Pの上部にある数枚にエアが吹き付けられる。エアは用紙Pの一方の端部から用紙間を通り抜けて他方の端部に向けて吹き付けられる。このエアの吹き付けによって用紙Pが捌かれ、上部にある数枚が1枚ずつに分離される。吸着搬送部13は、こうして分離された用紙Pから一番上の用紙Pだけを吸着する。
側方送風部20A,20Bの吸気口は、開閉自在な遮蔽部材203によって選択的に遮蔽可能となっている。より具体的には、板状のシャッタからなる遮蔽部材203は軸204により回動可能に軸支され、ソレノイド205による駆動によって開閉される。後述する制御部30は、遮蔽部材203の開閉を制御して側方送風部20A,20Bによるエアの吹き付けを、オン(吹き付け)とオフ(停止)とに切り換える。
図2において、吸着ベルト133の吸着面の近傍には、吸着検知センサ24が配置されている。吸着検知センサ24は、用紙Pが吸着ベルト133に吸着されたことを検知する。吸着検知センサ24の検知結果を受けて、後述する制御部30による制御の下に、吸着ベルト133は回動を開始し、用紙Pを搬送し始める。
吸着ベルト133の搬送方向における下流側には、第1の用紙搬送ガイド部材21が設けられている。第1の用紙搬送ガイド部材21は、上方に凸形状に形成されたループ形成部21Lを有する。先端送風部18のエア吹き出し部(ダクト)183と、このエア吹き出し部183に対向する第1の用紙搬送ガイド部材21のループ形成部21Lとの間に、ループ形成空間(撓み形成空間の一例)が形成される。ループ形成部に搬送された用紙Pにエア吹き出し部183から空気が吹き付けられることで、用紙Pがループ形成部21Lに押し付けられ、ループ形成空間23において用紙Pにループが形成される。
第1の用紙搬送ガイド部材21の用紙搬送方向における下流側には、第2の用紙搬送ガイド部材22A及び第3の用紙搬送ガイド部材22Bが設けられている。第2の用紙搬送ガイド部材22Aと第3の用紙搬送ガイド部材22Bは、上下方向に対向して配置されている。第1の用紙搬送ガイド部材21から搬送された用紙Pは、第2の用紙搬送ガイド部材22A及び第3の用紙搬送ガイド部材22Bにガイドされて搬送ローラ17のニップ部へ導かれる。
また、吸着ベルト133の搬送方向における下流側の近傍(第1の用紙搬送ガイド部材21)には、送り出しセンサ25が配置されている。送り出しセンサ25は、吸着ベルト133によって搬送される用紙Pの通過を検知する。また、搬送ローラ17の用紙搬送方向の上流側の近傍(第2の用紙搬送ガイド部材22A)には、レジストセンサ26が配置されている。レジストセンサ26は、吸着ベルト133によって搬送される用紙Pの通過を検知する。吸着ベルト133が用紙Pを吸引しながら回動を続けると、用紙束の最上位の用紙Pが図示の矢印Xの方向に進み、搬送ローラ17にニップされ、給紙先へ送り出される。
さらに、搬送ローラ17の用紙搬送方向における下流側の近傍(第2の用紙搬送ガイド部材22A)には、搬送センサ27が配置されている。搬送センサ27は、搬送ローラ17によって搬送される用紙Pの通過を検知する。
給紙装置本体19内の任意の位置、例えば給紙トレイ11の上部(積載された用紙束の上方)には、環境センサ28が設けられている。環境センサ28は、給紙装置本体19内の温度や湿度等を測定する。
先述したように、先端送風部18は、送風ファン181やエアダクト182等によって構成され、送風ファン181から送風されたエアを、エアダクト182を通して、積載された用紙束の上部の先端部や第1の用紙搬送ガイド部材21のループ形成部21Lを通過する用紙に吹き付ける。
エアダクト182の出口にはエア吹き出し部183が形成されている。エア吹き出し部183は、用紙Pを浮上させる浮上用吹き出し部184と、吸着ベルト133に吸着された用紙Pとその下位の用紙を分離する分離用吹き出し部185と、ループ形成部21Lに空気を吹き付けるループ形成用吹き出し部186から構成される。
さらに、エアダクト182の内部には、空気切り替え機構として、浮上用吹き出し部184と分離用吹き出し部185との間に、回転軸188Aと、該回転軸188Aに取り付けられた第1のシャッタ板187A(第1の切り替え部材)とが設けられている。第1のシャッタ板187Aは、後述する制御部30による制御の下に、第1のソレノイドSL1によって回転軸188Aが駆動されることにより、エアダクト182から吹き付けるエアの吹き付け角度(空気の流れる方向)を切り替える。
同様にして、エアダクト182の内部には、空気切り替え機構として、分離用吹き出し部185とループ形成用吹き出し部186との間に、回転軸188Bと、該回転軸188Bに取り付けられた第2のシャッタ板187B(第2の切り替え部材)とが設けられている。第2のシャッタ板187Bは、後述する制御部30による制御の下に、第2のソレノイドSL2(図7参照)によって回転軸188Bが駆動されることにより、エアダクト182から吹き付けるエアの吹き付け角度を切り替える。
空気切り替え機構が具備する第1のシャッタ板187A及び第2のシャッタ板187Bによる、エア吹き出し部183が噴出する空気の流れる方向を選択的に切り替える動作について、図3〜図6を参照して具体的に説明する。
図3は、用紙浮上時におけるエアダクト182の要部を示す拡大断面図である。
用紙を浮上させる場合には、第1のシャッタ板187Aは、浮上用吹き出し部184を開放して分離用吹き出し部185を閉塞する角度となり、第2のシャッタ板187Bは、ループ形成用吹き出し部186を閉塞する角度となる。これにより、エアが浮上用吹き出し部184から吹き出し、用紙束の上部付近の先端側の端面から用紙Pにエアが吹き付けられることによって、用紙束の上部の複数枚の用紙Pが浮上する。そして、用紙束の最上位の用紙Pは吸着ベルト133に吸着されるが、その直下に2枚目の用紙が浮上した状態で存在する。吸着ベルト133に用紙Pが吸着することで、当該用紙Pが吸着検知センサ24に当接し、吸着検知センサ24がオンする。
図4は、用紙分離(捌き)時におけるエアダクト182の要部を示す拡大断面図である。
用紙を分離(捌き)する場合には、空気切り替え機構は、吸着ベルト133に吸着された最上位の用紙Pとその次(2枚目)の用紙Pとの間にエアが入るように、吹き出し部の切り替えを行う。具体的には、第1のシャッタ板187Aは、浮上用吹き出し部184を閉塞して分離用吹き出し部185を開放する角度となり、第2のシャッタ板187Bは、ループ形成用吹き出し部186を閉塞する角度のままである。
これにより、エアが分離用吹き出し部185から吹き出し、エアが吸着ベルト133の下面に沿って流れて、吸着ベルト133に吸着された用紙Pの先端に吹き付けられる。これにより、吸着ベルト133に吸着された用紙Pとその次の用紙Pとの間に間隔が空くこととなり、用紙Pの分離(捌き)が可能になる。
図5は、ループ形成時におけるエアダクト182の要部を示す拡大断面図である。
用紙Pにループ(撓み)を形成する場合には、空気切り替え機構は、第1の用紙搬送ガイド部材21のループ形成部21Lに向けてエアが吹き付けられるように、吹き出し部の切り替えを行う。具体的には、第1のシャッタ板187Aは、浮上用吹き出し部184を閉塞する角度となり、第2のシャッタ板187Bは、ループ形成用吹き出し部186を開放する角度となる。
これにより、エアがループ形成用吹き出し部186から吹き出し、吸着ベルト133の回動により送り出された用紙Pの先端がループ形成用吹き出し部186を通過したとき(送り出しセンサ25がオンした後)に、ループ形成部21Lに向けてエアが吹き付けられる。搬送中の用紙Pにエアを吹き付けることにより、ループ形成空間23において用紙Pのループ形成時の撓み方向を規制することができ、ループが安定して形成される。そして、搬送ローラ17のニップ部に対する用紙Pの先端の突き当てが完了した時点で、空気切り替え機構は、第2のシャッタ板187Bの角度を、分離用吹き出し部185を開放する角度に切り替える。なお、搬送ローラ17によるレジスト(用紙先端の整合;曲がり矯正)が終了後、用紙Pを搬送ローラ17に挟持して搬送中は、条件によって、浮上用吹き出し部184又は分離用吹き出し部185を開放するようにしてもよい。
図6は、ループ形成/分離時におけるエアダクト182の要部を示す拡大断面図である。
図6は、第1のシャッタ板187Aおよび第2のシャッタ板187Bを、ループ形成用吹き出し部186及び分離用吹き出し部185を開放する角度に切り替えた状態を示す。空気切り替え機構は、制御部30(図8参照)の制御により、送風ファン181から送られたエアの全部をループ形成用吹き出し部186から吹き出し、又は送風ファン181から送られたエアの一部をループ形成用吹き出し部186から吹き出すとともにエアの残りを分離用吹き出し部185から吹き出すように切り替える。
このように切り替えることで、用紙搬送時に吸着ベルト133に吸着されている用紙P(送り出し中)とその次(2枚目)の用紙Pとの接触を防止することができる。吸着ベルト133に吸着されている用紙Pと2枚目の用紙Pは一度分離しているが、漏れたエア等により2枚目の用紙Pが舞い上がって送り出し中の用紙Pと接触する可能性があるからである。これらの用紙Pが接触すると、用紙間の摩擦で1枚目の用紙と一緒に2枚目の用紙も連れ送りされる可能性がある。これを防止するため、ループ形成時は、分離用吹き出し部185からもエアを吹き出すことにより、連れ送りを防止できる。
一般に、吸引ダクト135A,135Bは、吸着した用紙Pと次の用紙Pの間にエアが入り易くするため、用紙搬送方向から見て下方に凸形状になっている。吸着ベルト133に吸着された用紙Pは、吸引ダクト135A,135Bの形状に合わせて下方に撓むが、次の用紙Pは用紙の剛性(コシ)により真っ直ぐの状態を保とうとするので、吸着された用紙Pとその次の用紙Pとの間に隙間が生じる。その隙間に分離用吹き出し部185からエアを吹き込むことで、吸着された用紙Pとその次の用紙Pをより確実に分離できるようになる。
上記構成の給紙装置10は、給紙トレイ11上に積載された用紙P間に用紙端面から、送風部としての先端送風部18および側方送風部20A,20Bからエアを吹き付けることによって用紙Pを捌いて1枚ずつ分離しつつ給紙するエア吸引給紙方式の給紙装置である。ここで、用紙Pを捌いて1枚ずつ分離するに当たっては、一例として、先端送風部18を主の送風手段、側方送風部20A,20Bを副(補助)の送風手段という位置付けで用いるようにすることができる。
[給紙装置の制御系]
以下、給紙装置10の制御系を説明する。
図7は、給紙装置10の制御系の構成例を示すブロック図である。
制御部30は、例えばマイクロコンピュータで構成され、エアダクト182におけるエア切り替え動作のメインを司る演算制御部31と、プログラム及び該プログラムが使用するデータ等を記憶しているROM32と、演算制御部31が行う演算制御に使用されるRAM33と、制御部30の指示(制御信号)に基づきモータ及びソレノイド等を駆動する駆動回路34と、バス35とを有する。ただし、制御部30については、マイクロコンピュータからなる構成に限られるものではなく、ハードウェアからなる構成とすることも可能である。
制御部30には、情報提供部40から、給紙開始の情報および用紙Pのサイズや坪量などの情報(データ)が入力される。さらに、普通紙や上質紙といった用紙の種類が入力されてもよい。情報提供部40は、用紙Pのサイズや坪量を自動的に判別するセンサや、ユーザが任意に指定操作する操作部などからなる。
吸着検知センサ24、送り出しセンサ25、レジストセンサ26、搬送センサ27、および環境センサ28は、制御部30の不図示の入力インタフェースに接続している。
駆動回路34は、図2〜図6に示した第1のシャッタ板187Aを作動する第1のソレノイドSL1、第2のシャッタ板187Bを作動する第2のソレノイドSL2、吸着搬送モータM1、搬送ローラ駆動モータM2、吸着ベルトクラッチCL1、および搬送ローラクラッチCL2を駆動する回路である。
吸着搬送モータM1は、吸着搬送部13の大ローラ131の軸と直結されている。大ローラ131の軸と吸着搬送モータM1に連結する駆動軸との間に、吸着ベルトクラッチCL1が設けられている。吸着ベルトクラッチCL1は、駆動軸から大ローラ131の軸への駆動の伝達を切り替える駆動伝達切替手段である。同様に、搬送ローラ駆動モータM2は、搬送ローラ17の軸と直結されている。搬送ローラ17の軸と搬送ローラ駆動モータM2に連結する駆動軸との間に、搬送ローラクラッチCL2が設けられている。搬送ローラクラッチCL2は、駆動軸から搬送ローラ17の軸への駆動の伝達を切り替える駆動伝達切替手段である。
演算制御部31は、吸着検知センサ24、送り出しセンサ25、レジストセンサ26、搬送センサ27からの信号に基づいて、制御プログラムに従い、制御を行う。即ち、演算制御部31は、これらのセンサからの信号に基づいて、用紙Pを一枚毎に搬送ローラ17の用紙搬送方向の下流側に搬送するよう、吸着搬送モータM1、搬送ローラ駆動モータM2、吸着ベルトクラッチCL1、搬送ローラクラッチCL2を駆動するための指令(制御信号)を駆動回路34に適宜出力する。
また、制御部30は、情報提供部40から与えられる用紙Pのサイズや坪量の情報及び/又は環境センサ28からの信号に基づいて、先端送風部18の空気切り替え機構によるエアの切り替えタイミング、先端送風部18や側方送風部20A,20Bから送風されるエアの風量の制御を行う。
[エア切り替え制御]
次に、第1の実施の形態に係るエア切り替え制御について説明する。
図8は、エア切り替え制御(基本動作)を示すタイミングチャートである。
図8には、吸着検知センサ24、送り出しセンサ25、レジストセンサ26、搬送センサ27、吸着ベルト133の回動を行う大ローラ131に駆動伝達を行う吸着ベルトクラッチCL1、搬送ローラ17の駆動伝達を行う搬送ローラクラッチCL2の作動タイミングが示されている。さらに、エア吹き出し部183の吹き出し部の切り替えのタイミングが示されている。ここで、クラッチを駆動軸に連結して駆動伝達を行う場合をオン、その逆をオフとする。吸着ベルトクラッチCL1および搬送ローラクラッチCL2のオン制御は、プリントの紙間制御で指示される。
「浮上用エア」、「分離用エア」および「ループ形成用エア」はそれぞれ、浮上用吹き出し部184、分離用吹き出し部185およびループ形成用吹き出し部186からエアを吹き出すタイミングを示している。また、参考として示した「サイド浮上用エア」は、側方送風部20A,20Bの送風口202からエアを吹き出すタイミングを示している。側方送風部20A,20Bの送風口202からのエア(サイド浮上用エア)の吹き出しは、実施しなくてもよい。
吸着搬送モータM1、搬送ローラ駆動モータM2、用紙Pを浮上する側方送風部20A,20Bの送風ファン201、および先端送風部18の送風ファン181は、給紙開始から給紙終了までの期間、作動しており、作動タイミングチャートの記載を省略している。
図8は、連続給紙における給紙開始から2枚目給紙までの期間のタイミングチャートを示している。演算制御部31は、給紙を開始すると、まず第1のシャッタ板187Aおよび第2のシャッタ板187Bの角度を切り替える。これにより、浮上用吹き出し部184から用紙束の上部付近の先端側の端面に、浮上用エアが吹き付けられる(図3)。
次に、用紙束から浮上した1枚目の用紙Pを吸着ベルト133で吸着すると、吸着検知センサ24が用紙Pを吸着したことを検知する。吸着検知センサ24が用紙Pの吸着を検知すると、演算制御部31は、第1のシャッタ板187Aおよび第2のシャッタ板187Bの角度を、浮上用吹き出し部184から分離用吹き出し部185に切り替える。これにより、吸着ベルト133に吸着された最上位の用紙Pとその次(2枚目)の用紙Pとの間に、分離用エアが吹き付けられる(図4)。
演算制御部31は、吸着ベルト133に用紙Pが吸着された状態で、吸着ベルトクラッチCL1を時間t1だけ一時待機させた後、吸着ベルトクラッチCL1をオンして吸着ベルト133を回動させ、吸着ベルト133に吸着した用紙Pを搬送する。吸着ベルト133が用紙Pを吸着した状態で一時待機し、分離用エアを吹き付けて用紙を分離する(捌く)。そして、送り出しセンサ25が、第1の用紙搬送ガイド部材21を搬送されている用紙Pを検知すると、演算制御部31は、第1のシャッタ板187Aおよび第2のシャッタ板187Bの角度を、分離用吹き出し部185からループ形成用吹き出し部186に切り替える。これにより、第1の用紙搬送ガイド部材21のループ形成部21Lに向けてエアが吹き付けられ、第1の用紙搬送ガイド部材21を搬送されている用紙Pにループが形成される(図5)。
その後、用紙Pの先端がレジストセンサ26に到達すると、レジストセンサ26が用紙Pの通過を検知し、演算制御部31は、一定の時間が経過した後、吸着ベルトクラッチCL1をオフする。この一定の時間が経過するまで待つことで、用紙Pが搬送ローラ17のニップ部に確実に突き当たる。そして、吸着ベルトクラッチCL1をオフしてから一定の時間t2が経過した後、演算制御部31は、搬送ローラクラッチCL2をオンし、搬送ローラ17により用紙Pを搬送する。この時間t2の間、ループ形成用エアがループ形成空間23の用紙Pに吹き付けられ、用紙Pにループが形成され、レジストが行われる。時間t2のレジスト待機時間が設けられて、用紙Pは一時停止した後に搬送(再搬送)される。
これと並行して、演算制御部31は、第1のシャッタ板187Aおよび第2のシャッタ板187Bの角度を、ループ形成用吹き出し部186から分離用吹き出し部185に切り替える。なお、演算制御部31は、ループ形成用吹き出し部186からループ形成用エアを吹き出すとともに、分離用吹き出し部185から分離用エアを吹き出すようにしてもよい(図6)。
搬送ローラ17により用紙Pの搬送を開始後、用紙Pが搬送センサ27に到達すると、搬送センサ27が用紙Pの通過を検知する。そして、用紙Pが搬送ローラ17の用紙搬送方向の下流側へ搬送される。
次に、2枚目の給紙について説明するが、1枚目の給紙と異なる点を中心に説明する。1枚目の用紙Pに続いて2枚目の用紙Pが給紙される際、紙間において吸着検知センサ24がオフになる。このとき、送り出しセンサ25、レジストセンサ26、搬送センサ27は、1枚目の用紙Pを検知しているためオンしている。2枚目の給紙に際して、吸着検知センサ24がオンし、かつ送り出しセンサ25がオフすることで、2枚目の用紙の送り出しが可能になる。また、レジストセンサ26がオフするのとほぼ同時に、吸着ベルトクラッチCL1がオンする。また、搬送センサ27がオフするのとほぼ同時に、搬送ローラクラッチCL2をオフする。
なお、図8の例では、2枚目の給紙の際、吸着検知センサ24がオンするタイミングと、送り出しセンサ25がオフするタイミングとがほぼ同時であるが、異なる場合には、それぞれの遅いタイミングを基点に吸着ベルトクラッチCL1が動作する。例えば、吸着検知センサ24がオンするより先に送り出しセンサ25がオフした場合(吸着が遅れた場合)には、吸着検知センサ24がオンしてから時間t1の待機時間(捌き時間)を確保する。また、吸着検知センサ24がオンした後に送り出しセンサ25がオフした場合(吸着ベルト133上で1枚目の用紙が吸着検知センサ24を抜けてすぐに2枚目の用紙が吸着した場合)には、送り出しセンサ25のオフを待って時間t1の待機時間(捌き時間)を確保する。
上述した第1の実施の形態によれば、搬送中の用紙Pにループ形成用エアが吹き付けられて用紙Pにループが形成され、用紙Pのレジスト(ループ形成)が行われる。したがって、用紙Pのループ形成時の撓み方向を規制することができる。それゆえ、用紙搬送性能を低下させることなく、用紙Pを搬送ローラ17に突き当てた時に用紙Pにループを安定して形成できる。
また、本実施の形態によれば、空気切り替え機構により、エアダクト182の浮上用吹き出し部184、分離用吹き出し部185及びループ形成用吹き出し部186に対し、一つの送風ファン181から空気が送られるように構成されている。そのため、エアダクト182と送風ファン181が一つで済む。このように、用紙Pに形成するループ(撓み)を安定化させるための機構が、給紙装置10全体で小型化することができ、例えば小さい用紙サイズにも適用することができる。また、装置が小型化できることで、ループ形成に必要となる同様の機能・性能を確保するためのコストが抑えられる。
また、本実施の形態によれば、複数の吹き出し部に対し、一つの送風ファン181から空気が送られるように構成されているため、エア吹き付けによるループ形成時の撓み方向を規制する手段として専用の送風ファンが不要になり、送風ファンによる騒音も抑えられる。
また、本実施の形態によれば、用紙にエアを吹き付けることにより用紙がループ形成部21Lにおける用紙搬送ガイド部材21へ沿うことで、吸着搬送部13の吸引ダクト135A,135Bで用紙Pの分離性を向上させるために用紙Pに付けられた波打を矯正することができる。そのため、下流側に配置された搬送ローラ17による、用紙Pへのシワやよれ等のダメージを防止できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係るエア切り替え制御について説明する。
[エア切り替え制御]
図9は、エア切り替え制御(分離重視)を示すタイミングチャートである。
図9の例は、用紙の分離を重視したエア切り替え制御の例である。図9について、図8と異なる部分を中心に説明する。
図9は、連続給紙における1枚目の給紙のタイミングチャートを示している。送り出しセンサ25が、第1の用紙搬送ガイド部材21を搬送されている用紙Pを検知すると、演算制御部31は、第1のシャッタ板187Aおよび第2のシャッタ板187Bの角度を、分離用吹き出し部185からループ形成用吹き出し部186に切り替える(図5参照)。このとき、送り出しセンサ25が用紙Pを検知後の、分離用吹き出し部185からループ形成用吹き出し部186への切り替えタイミングを、不図示のタイマにより時間t3だけ遅延させることで、分離用エアの吹き付け時間を延長する。タイマ値として、例えば演算制御部31の内部クロック信号のカウント数を用いてもよい。
このような構成とすることで、用紙束の最上位の用紙Pと、その次の用紙Pとを確実に分離することができ、次の用紙を連れ送りすることを防止できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態に係るエア切り替え制御について説明する。
[エア切り替え制御]
図10は、エア切り替え制御(用紙坪量大)を示すタイミングチャートである。
図10の例は、坪量が大きい用紙(厚紙等)を給紙する場合におけるエア切り替え制御の例である。用紙の坪量が大きい場合、ループ形成用エアを吹き付けても用紙が撓まず、エア吹き付けの効果が小さい。そこで、図10に示すような対応が一例として考えられる。図10について、図8と異なる部分を中心に説明する。
図10は、連続給紙における1枚目の給紙のタイミングチャートを示している。上記のとおり、用紙の坪量が大きい場合、エア吹き付けによるループ形成の効果が小さいため、送り出しセンサ25が、第1の用紙搬送ガイド部材21を搬送されている用紙Pを検知しても、演算制御部31は、分離用吹き出し部185からループ形成用吹き出し部186への切り替えを実施しない。そして、演算制御部31は、搬送センサ27で用紙Pの通過が検知されると、タイマに所定のタイマ値を設定する。給紙対象の用紙が重いので浮上(ベルト吸着)に時間が必要なため、演算制御部31は、搬送センサ27により用紙Pを検知してから坪量(又は用紙サイズ)に応じたタイマ値t4が経過後に、分離用吹き出し部185から浮上用吹き出し部184への切り替えを行う。
このような構成とすることで、本来は吸着検知センサ24で吸着を検知後に浮上用エアの吹き付けを行うところ、搬送センサ27による用紙Pの検知後、用紙の坪量に応じたタイマ値が経過すると浮上用エアの吹き付けが行われる。それゆえ、用紙の浮上にかける時間を長くとることができ、坪量の大きい用紙でも良好に浮上(ベルト吸着)させることができる。
<4.第4の実施の形態>
次に、第4の実施の形態に係る用紙サイズ及び用紙坪量に応じたエア切り替えとエア風量について説明する。
エアダクト182から吹き出すエアの風量を大きくすると、薄紙(重量の軽い紙)は、分離用エアで後方に飛ばされるため、エアの風量には制限がある。よって、薄い紙、サイズの小さい紙は風量を上げられない。
図11は、用紙サイズ及び用紙坪量に応じたエア切り替えとエア風量を示すテーブルであり、数値は、通常の湿度および温度下での数値例である。テーブル中の%表示は、PWM制御の%表示である。送風ファンの風量は、送風ファンの単位時間当たりの回転数で決まり、風量最大時はPWM100%である。また、テーブル中の「A」は図8のエア切り替え制御(基本動作)、「B」は図9のエア切り替え制御(分離重視)、「C」は図10のエア切り替え制御(用紙坪量大)を実施することを示している。
なお、用紙サイズとしては、A5サイズ、B5サイズ、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズ、SRA3サイズなどを例示することができる。また、用紙坪量としては、40〜60g/m、60〜75g/m、75〜100g/m、100〜150g/m、150〜220g/m、220〜300g/m、300〜350g/mなどを例示することができる。
<5.第5の実施の形態>
次に、第5の実施の形態に係る、高温高湿環境下における用紙サイズ及び用紙坪量に応じたエア切り替えとエア風量について説明する。
高温高湿環境下では、吸湿によって用紙の剛性が低下する。用紙の剛性が低下すると、用紙にシワやよれ等が生じやすいので、ループ形成用エアを強くする。ループ形成用エアを強くすることで、用紙が第1の用紙搬送ガイド部材21のループ形成部21Lに押し当てられ、若干分離性を犠牲にすることになるが、安定したループを形成できる。
図12は、高温高湿環境下における用紙サイズ及び用紙坪量に応じたエア切り替えとエア風量を示すテーブルである。図12における用紙サイズおよび用紙坪量は図11の場合と同じである。高温高湿環境は、例えば温度が10℃〜24℃かつ湿度が70%〜80%、また温度が24℃〜30℃かつ湿度が60%〜80%である。また、図11の場合と同様に、テーブル中の「A」は図8のエア切り替え制御(基本動作)、「B」は図9のエア切り替え制御(分離重視)、「C」は図10のエア切り替え制御(用紙坪量大)を実施することを示している。坪量の大きい厚紙は、エア吹き付けを吹き付けても撓みが少ないため、例えば坪量が40〜150g/mの範囲で、エア切り替えとエア風量の条件を変更するようにする。
<6.第6の実施の形態>
図13は、本発明の第6の実施の形態に係る給紙装置を用いる画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
上述した本実施の形態に係る給紙装置10は、画像形成装置へ用紙を供給する給紙装置として用いて好適なものである。本実施の形態に係る給紙装置10を用いる画像形成装置として、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機等を例示することができる。以下に、本実施の形態に係る給紙装置10を用いる画像形成装置(本発明の画像形成装置)が例えば複写機の場合を例に挙げて説明する。
図13は、本実施の形態に係る給紙装置を用いる画像形成装置の一例を示す全体構成図である。図13に示すように、本例に係る画像形成装置100は、画像形成装置本体200、画像読取装置300、自動原稿送り装置400、および給紙装置500を有する構成となっている。
画像形成装置本体200は、画像形成部210、定着部220および用紙搬送部230を有する。この画像形成装置本体200において、画像形成部210は、感光体211、帯電部212、露光部213、現像部214、転写部215、およびクリーニング部216等から構成されている。
感光体211は、像担持体であり、図示しない駆動源による駆動によって回転する。帯電部212は、感光体211に電荷を与えることによって当該感光体211の表面を一様に帯電する。露光部213は、原稿dから読み取られた画像データ等に基づいて、感光体211の表面に対して露光を行うことにより、感光体211上に静電潜像を形成する。
現像部214は、トナーとキャリアからなる2成分現像剤を用いて、感光体211上に形成された静電潜像を現像してトナー像とする。転写部215は、感光体211上のトナー像を、用紙搬送部230によって搬送される用紙Pに転写する。クリーニング部216は、感光体211上の残留しているトナーを除去する、即ち、感光体211の表面をクリーニングする。
用紙搬送部230は、給紙カセット231、第1給紙部232、第2給紙部233、排紙部234、搬送路切換部235、循環再給紙部236、および反転排紙部237から構成されている。
自動原稿送り装置400の原稿台上に載置された原稿dは、給紙部410によって画像読取装置300へ搬送される。画像読取装置300へ搬送された原稿dは、その片面又は両面の画像が光学系により露光され、イメージセンサ420によって読み取られる。イメージセンサ420により光電変換されたアナログ信号は、画像処理部430において、アナログ処理、A/D変換処理、シェーデインク補正処理、画像圧縮処理等の各種の処理が行われる。そして、各種の信号処理が行われた画像信号は、画像処理部430から露光部213に送られる。
画像形成部210においては、感光体211の表面が帯電部212により帯電され、露光部213からのレーザ光の照射により静電潜像が形成され、現像部214により静電潜像が顕像化されてトナー像となる。次いで、給紙カセット231に収容された用紙Pが第1給紙部232によって搬送される。用紙Pは、レジストローラから成る第2給紙部233でトナー像との同期がとられて搬送される。その後、用紙Pは、転写部215でトナー像が転写され、しかる後定着部220により定着される。
定着後の用紙Pは、排紙部234によって画像形成装置本体200外に排出される。一方、クリーニング部216により感光体211上の転写残りのトナーの除去処理が行われる。なお、両面コピーの場合は、第1面に画像形成された用紙Pは、循環再給紙部236に送り込まれて反転され、再び画像形成部210において第2面に画像形成後、排紙部234によって画像形成装置本体200外に排出される。反転排紙の場合は、通常の排紙通路から分岐した用紙Pは、反転排紙部237においてスイッチバックして表裏反転された後、排紙部234によって画像形成装置本体200外に排出される。
給紙装置500は、画像形成装置本体200に接続されており、当該画像形成装置本体200に対してエアの吹き付けによって用紙Pを1枚ずつ分離しつつ給紙するエア吸引給紙方式の給紙装置である。
本例に係る給紙装置500は、例えば3つの給紙トレイ510を有する3段の給紙部500A,500B,500Cからなり、大量の用紙Pを収容可能な大容量の給紙装置である。3段の給紙部500A,500B,500Cは、基本的に、同じ構成となっている。したがって、ここでは、最上段の給紙部500Aの構成の概略について説明する。
給紙部500Aは、給紙トレイ510の他、先端送風部520、側方送風部530、吸着搬送部540、先端規制部材550、後端規制部材560、およびガイドレール570等を有する構成となっている。そして、給紙トレイ510は、ガイドレール570により給紙装置500から引き出し可能に構成されている。
上記構成の画像形成装置100において、給紙装置500、より具体的には給紙装置500の各給紙部500A,500B,500Cとして、先述した実施の形態に係る給紙装置10を用いることができる。図13と図1および図2との主な構成要素の対応関係において、先端送風部520が先端送風部18に対応し、側方送風部530が側方送風部20A,20Bに対応し、吸着搬送部540が吸着搬送部13に対応することになる。
このように、給紙装置を備える複写機など画像形成装置100において、給紙装置として先述した実施の形態に係る給紙装置10を用いることで、用紙搬送性能を低下させることなく、突き当て時に用紙に安定したループを形成することができる。それゆえ、給紙装置10から画像形成装置100へ用紙Pを正確に搬送することができ、画質が安定する。
なお、ここでは、先述した実施の形態に係る給紙装置10を用いる画像形成装置100として複写機を例に挙げたが、この適用例に限られるものではない。すなわち、プリンタ装置、ファクシミリ装置、印刷機、複合機など、エア吹き付け機構を備えたエア吸引給紙方式の給紙装置を備える画像形成装置全般に対して適用可能である。
また、画像形成装置本体200の給紙カセット231に、給紙装置10を適用することもできる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明した。しかしながら、上記実施の形態による発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
また、上述した実施の形態では、本発明をモノクロ画像を形成する画像形成装置に適用した例を説明したが、カラー画像を形成する画像形成装置に適用してもよい。
上述した実施の形態では、吸着搬送部13の吸着ベルト133は1つであったが、吸着ベルトを2以上備えていてもよい。
上述した実施の形態では、エアダクト182の浮上用吹き出し部184と分離用吹き出し部185を一体構成として、浮上用エアと分離用エアの切り替えを行わない構成としてもよい。
10…給紙装置、 11…給紙トレイ、 13…吸着搬送部、 17…搬送ローラ、 18…先端送風部、 19…給紙装置本体、 20A,20B…側方送風部、 21…第1の用紙搬送ガイド部材、 21L…撓み形成部、 22A…第2の用紙搬送ガイド部材、 22B…第3の用紙搬送ガイド部材、 23…ループ形成空間、 24…吸着検知センサ、 25…送り出しセンサ、 26…レジストセンサ、 27…搬送センサ、 28…環境センサ、 30…制御部、 31…演算制御部、 100…画像形成装置、 181…送風ファン、 182…エアダクト 、183…エア吹き出し部、 184…浮上用吹き出し部、 185…分離用吹き出し部、 186…ループ形成用吹き出し部、 187A…第1のシャッタ板、 187B…第2のシャッタ板、 200…画像形成装置本体、 210…画像形成部、 231…給紙カセット、 500…給紙装置、 500A,500B,500C…給紙部、 510…給紙トレイ、 520…先端送風部、 540…吸着搬送部、 CL1…吸着ベルトクラッチ、 CL2…搬送ローラクラッチ、 M1…吸着搬送モータ、 M2…搬送ローラ駆動モータ、 P…用紙 SL1…第1のソレノイド、 SL2…第2のソレノイド

Claims (10)

  1. 用紙を積載する用紙積載部と、
    空気を噴出する吹き出し部を有し、積載された用紙束の端面に空気を吹き付ける送風部と、
    前記用紙積載部の上方に配置された、前記用紙束の最上位の用紙を吸着して搬送する吸着搬送部と、
    前記吸着搬送部の用紙搬送方向の下流側に配置された一対のローラからなる搬送ローラと、
    前記吸着搬送部と前記搬送ローラとの間の搬送経路の上側において上方に凸形状に形成された撓み形成部を有する、前記吸着搬送部の用紙搬送方向の下流側に配置された用紙搬送ガイド部材と、
    前記送風部の前記吹き出し部が噴出する空気の方向を選択的に切り替える空気切り替え機構と、
    記空気切り替え機構の動作を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記吸着搬送部により前記用紙が前記用紙搬送ガイド部材の前記撓み形成部を搬送される際に、前記送風部の前記吹き出し部から前記撓み形成部に向けて空気が吹き付けられるよう前記空気切り替え機構を制御する
    給紙装置。
  2. 前記送風部の前記吹き出し部は、用紙を浮上させる浮上用吹き出し部と、前記吸着搬送部に吸着された用紙とその下位の用紙を分離する分離用吹き出し部と、前記撓み形成部に空気を吹き付ける撓み形成用吹き出し部から構成され、
    前記空気切り替え機構は、前記制御部の制御により、前記浮上用吹き出し部、前記分離用吹き出し部及び前記撓み形成用吹き出し部からの空気の吹き出しを切り替える
    請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記送風部の前記浮上用吹き出し部、前記分離用吹き出し部及び前記撓み形成用吹き出し部に対し、一つの送風ファンから空気が送られる
    請求項に記載の給紙装置。
  4. 前記空気切り替え機構は、前記制御部の制御により、前記送風ファンから送られた空気の全部を前記送風部の前記撓み形成用吹き出し部から吹き出し、又は前記送風ファンから送られた空気の一部を前記撓み形成用吹き出し部から吹き出すとともに前記空気の残りを前記分離用吹き出し部から吹き出すように切り替える
    請求項3に記載の給紙装置。
  5. 前記送風部の前記吹き出し部と、該吹き出し部と対向する前記用紙搬送ガイド部材の前記撓み形成部との間に撓み形成空間が形成され、前記撓み形成部に搬送された前記用紙に前記吹き出し部から空気が吹き付けられることで、前記用紙が前記用紙搬送ガイド部材の前記撓み形成部に押し付けられ、前記撓み形成空間において前記用紙に撓みが形成される
    請求項1乃至4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記制御部は、搬送される前記用紙の坪量に応じて、前記空気切り替え機構による前記送風部の前記吹き出し部が噴出する空気の方向を切り替えるタイミングを変更する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記制御部は、搬送される前記用紙のサイズ及び/又は坪量に応じて、前記送風部の前記吹き出し部から噴出する空気の風量を切り替える
    請求項1乃至5のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 前記制御部は、搬送される前記用紙のサイズ及び/又は坪量が小さいほど、前記送風部の前記吹き出し部から噴出する空気の風量を小さくする
    請求項7に記載の給紙装置。
  9. 前記制御部は、前記用紙搬送ガイド部材の周辺が高温高湿環境下である場合には、前記送風部の前記吹き出し部から噴出する空気の風量を大きくする
    請求項7又は8に記載の給紙装置。
  10. 用紙を給紙する給紙部と、前記給紙部から給紙された用紙に画像を形成する画像形成部とから構成される画像形成装置において、
    前記給紙部は、
    用紙を積載する用紙積載部と、
    空気を噴出する吹き出し部を有し、積載された用紙束の端面に空気を吹き付ける送風部と、
    前記用紙積載部の上方に配置された、前記用紙束の最上位の用紙を吸着して搬送する吸着搬送部と、
    前記吸着搬送部の用紙搬送方向の下流側に配置された一対のローラからなる搬送ローラと、
    前記吸着搬送部と前記搬送ローラとの間の搬送経路の上側において上方に凸形状に形成された撓み形成部を有する、前記吸着搬送部の用紙搬送方向の下流側に配置された用紙搬送ガイド部材と、
    前記送風部の前記吹き出し部が噴出する空気の方向を選択的に切り替える空気切り替え機構と、
    記空気切り替え機構の動作を制御する制御部と、を備え
    前記制御部は、前記吸着搬送部により前記用紙が前記用紙搬送ガイド部材の前記撓み形成部を搬送される際に、前記送風部の前記吹き出し部から前記撓み形成部に向けて空気が吹き付けられるよう前記空気切り替え機構を制御する
    画像形成装置。
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