JP2003176051A - 給紙方法及び給紙装置 - Google Patents
給紙方法及び給紙装置Info
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- JP2003176051A JP2003176051A JP2002321261A JP2002321261A JP2003176051A JP 2003176051 A JP2003176051 A JP 2003176051A JP 2002321261 A JP2002321261 A JP 2002321261A JP 2002321261 A JP2002321261 A JP 2002321261A JP 2003176051 A JP2003176051 A JP 2003176051A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 少量の送風力で大きな用紙分離力が得られ、
確実な捌きが行える給紙方法及び給紙装置を得る。 【解決手段】 給紙トレイ59に積載した用紙にエアー
を吹きつけ、用紙を1枚づつ分離して給紙する給紙方法
並びに装置において、積載用紙の側縁近傍に、前記積載
用紙に対する前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設
けて、前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域
と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形
成し、前記エアー遮断手段と前記積載用紙との相対移動
により前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対し
て順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流
れ込ませることを特徴とする。
確実な捌きが行える給紙方法及び給紙装置を得る。 【解決手段】 給紙トレイ59に積載した用紙にエアー
を吹きつけ、用紙を1枚づつ分離して給紙する給紙方法
並びに装置において、積載用紙の側縁近傍に、前記積載
用紙に対する前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設
けて、前記エアーに対して前記積載用紙を遮断する領域
と遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形
成し、前記エアー遮断手段と前記積載用紙との相対移動
により前記エアー流路の前記境界を前記積載用紙に対し
て順次移動させ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流
れ込ませることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙トレイに積載
した用紙の束を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法及び
給紙装置に関するものである。
した用紙の束を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法及び
給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機やプリンター等の画像形成
装置において、連続的に給紙可能なカットシートは、通
常、上質紙や複写機メーカー指定の普通紙に限られてい
た。このような紙では、表面の平滑性が低いので、積載
した用紙から1枚ずつ用紙を取り出す際、用紙同士が吸
着して重送の生じることがなかった。一方、近年では記
録媒体の多様化に伴い厚紙、OHP用紙、トレーシング
ペーパー等の他、カラー化の市場要求から白色度や光沢
を出すためにシートの表面にコーティング処理を施した
アート紙及びコート紙等、表面の平滑なシートにも画像
形成の要望が高まっている。ところが、これらOHP用
紙、トレーシングペーパー、アート紙及びコート紙等
は、平滑度が高いため、高湿下の環境で用紙を積載した
場合、紙同士が吸着し、従来の画像形成装置では重送や
ミスフィードの多発する問題が生じた。
装置において、連続的に給紙可能なカットシートは、通
常、上質紙や複写機メーカー指定の普通紙に限られてい
た。このような紙では、表面の平滑性が低いので、積載
した用紙から1枚ずつ用紙を取り出す際、用紙同士が吸
着して重送の生じることがなかった。一方、近年では記
録媒体の多様化に伴い厚紙、OHP用紙、トレーシング
ペーパー等の他、カラー化の市場要求から白色度や光沢
を出すためにシートの表面にコーティング処理を施した
アート紙及びコート紙等、表面の平滑なシートにも画像
形成の要望が高まっている。ところが、これらOHP用
紙、トレーシングペーパー、アート紙及びコート紙等
は、平滑度が高いため、高湿下の環境で用紙を積載した
場合、紙同士が吸着し、従来の画像形成装置では重送や
ミスフィードの多発する問題が生じた。
【0003】このような不具合を解消するものとして、
例えば、特開昭62−249835号公報に開示された
図24に示す給紙装置1では、給紙台3の上に積載した
用紙5の先端側面に、用紙5の上面と平行な方向から空
気吹付装置7によって空気を吹き付け、同時に、用紙5
の上方で開口させた吸気筒9を不図示の負圧発生装置に
よって負圧とし、開口11近くの外部空気を吸気筒9内
に吸引する方法が提案されている。この給紙装置1によ
れば、開口11からの吸引作用によって給紙台3に積載
した用紙5の最上位のものを浮き上がらせ、最上位の用
紙5と次位用紙5との間に形成された隙間に空気吹付装
置7からの空気を吹き込むことで、両用紙の分離を確実
に行うことができた。
例えば、特開昭62−249835号公報に開示された
図24に示す給紙装置1では、給紙台3の上に積載した
用紙5の先端側面に、用紙5の上面と平行な方向から空
気吹付装置7によって空気を吹き付け、同時に、用紙5
の上方で開口させた吸気筒9を不図示の負圧発生装置に
よって負圧とし、開口11近くの外部空気を吸気筒9内
に吸引する方法が提案されている。この給紙装置1によ
れば、開口11からの吸引作用によって給紙台3に積載
した用紙5の最上位のものを浮き上がらせ、最上位の用
紙5と次位用紙5との間に形成された隙間に空気吹付装
置7からの空気を吹き込むことで、両用紙の分離を確実
に行うことができた。
【0004】また、特開平4−23747号公報に開示
された図25乃至図27に示す給紙装置13では、空気
吹き込み手段15により積載した用紙5の側面に対向し
て設けた吹出口19から空気を吹き込み、用紙5を浮揚
させ、用紙5の上面に当接するロール状、ブラシ状、板
状等のシート押さえ部材17と共働して、用紙間に空気
を貫通させることにより、用紙5を1枚ずつ分離する方
法が提案されている。シート押さえ部材17がない場合
には、必要以上の用紙枚数が浮揚し、最上位近傍の数枚
の捌きが不十分になる場合があるが、この給紙装置13
によれば、用紙5の浮揚が大きくなり過ぎるのを防ぐこ
とができ、用紙間に空気が入り込むことにより、用紙間
の吸着力を弱め、用紙を確実に捌くことができた。
された図25乃至図27に示す給紙装置13では、空気
吹き込み手段15により積載した用紙5の側面に対向し
て設けた吹出口19から空気を吹き込み、用紙5を浮揚
させ、用紙5の上面に当接するロール状、ブラシ状、板
状等のシート押さえ部材17と共働して、用紙間に空気
を貫通させることにより、用紙5を1枚ずつ分離する方
法が提案されている。シート押さえ部材17がない場合
には、必要以上の用紙枚数が浮揚し、最上位近傍の数枚
の捌きが不十分になる場合があるが、この給紙装置13
によれば、用紙5の浮揚が大きくなり過ぎるのを防ぐこ
とができ、用紙間に空気が入り込むことにより、用紙間
の吸着力を弱め、用紙を確実に捌くことができた。
【0005】この他、用紙の側面から空気を吹き付け、
用紙を分離するものとしては、給紙トレイの側面に送風
口を設け、その送風口と送風機との間をパイプで接続し
た実開昭61−21735号公報に開示されるもの、或
いは用紙の側面に吹き込む空気流を変化させる特開平3
−211136号公報に開示されたもの等が提案されて
いる。
用紙を分離するものとしては、給紙トレイの側面に送風
口を設け、その送風口と送風機との間をパイプで接続し
た実開昭61−21735号公報に開示されるもの、或
いは用紙の側面に吹き込む空気流を変化させる特開平3
−211136号公報に開示されたもの等が提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た給紙装置1では、用紙先端の側面からの空気の吹き付
けと、上方からの吸引により用紙の分離を行うため、空
気吹付装置7、吸気筒9、負圧発生装置等を設けなけれ
ばならず、装置が大型化し、製品コスト、ランニングコ
ストが増大するとともに、騒音も大きくなる問題があっ
た。また、送風機と送風口とをパイプ接続するものや、
吹き込み空気流を変化させるものにおいても、装置が大
型化し、製品コストが増大する問題があった。一方、空
気吹き込み手段15とシート押さえ部材17とにより用
紙の分離を行う給紙装置13では、比較的製品コストを
安価にできるが、断裁時のバリが大きく用紙間がこのバ
リで塞がれている場合や、用紙端部が不揃いで空気吹き
出し口から遠ざかる方向にずれている場合等では、風量
が小さいと用紙間に空気が入らないため、結局、風量を
大きくしなければならず、ランニングコストが増大し、
騒音の大きくなる問題があった。
た給紙装置1では、用紙先端の側面からの空気の吹き付
けと、上方からの吸引により用紙の分離を行うため、空
気吹付装置7、吸気筒9、負圧発生装置等を設けなけれ
ばならず、装置が大型化し、製品コスト、ランニングコ
ストが増大するとともに、騒音も大きくなる問題があっ
た。また、送風機と送風口とをパイプ接続するものや、
吹き込み空気流を変化させるものにおいても、装置が大
型化し、製品コストが増大する問題があった。一方、空
気吹き込み手段15とシート押さえ部材17とにより用
紙の分離を行う給紙装置13では、比較的製品コストを
安価にできるが、断裁時のバリが大きく用紙間がこのバ
リで塞がれている場合や、用紙端部が不揃いで空気吹き
出し口から遠ざかる方向にずれている場合等では、風量
が小さいと用紙間に空気が入らないため、結局、風量を
大きくしなければならず、ランニングコストが増大し、
騒音の大きくなる問題があった。
【0007】また、図28(A)に示すように、給紙ト
レイに積載した用紙の側面へエアー吹付手段18により
エアーを吹き付け、用紙を浮揚させることで、用紙間の
密着を解く給紙装置では、図28(B)に示すように用
紙の側面にエアーを一度に吹き付けると、仮にシート押
さえ部材を設けてある場合においても、図28(C)に
示すように用紙間の密着が弱い界面19より上位の用紙
が束状になったまま浮揚してしまい、浮揚している用紙
束の用紙間にエアーを流入させることができなくなり、
用紙間の密着が解けず、結局、ミスフィードや重送を発
生させてしまう問題があった。
レイに積載した用紙の側面へエアー吹付手段18により
エアーを吹き付け、用紙を浮揚させることで、用紙間の
密着を解く給紙装置では、図28(B)に示すように用
紙の側面にエアーを一度に吹き付けると、仮にシート押
さえ部材を設けてある場合においても、図28(C)に
示すように用紙間の密着が弱い界面19より上位の用紙
が束状になったまま浮揚してしまい、浮揚している用紙
束の用紙間にエアーを流入させることができなくなり、
用紙間の密着が解けず、結局、ミスフィードや重送を発
生させてしまう問題があった。
【0008】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、その第一の目的は、少量の送風力で大きな用紙分離
力が得られ、確実な捌きが行える給紙方法及び給紙装置
を提供し、装置の小型化、製品コスト及びランニングコ
ストの低減、低騒音化及び信頼性の向上を図ることにあ
る。
で、その第一の目的は、少量の送風力で大きな用紙分離
力が得られ、確実な捌きが行える給紙方法及び給紙装置
を提供し、装置の小型化、製品コスト及びランニングコ
ストの低減、低騒音化及び信頼性の向上を図ることにあ
る。
【0009】また、第二の目的は、用紙の浮揚時に、密
着の弱い界面より上位の用紙を束状に浮揚させない給紙
装置を提供し、ミスフィードや重送の発生を防止するこ
とにある。
着の弱い界面より上位の用紙を束状に浮揚させない給紙
装置を提供し、ミスフィードや重送の発生を防止するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1の給紙方法は、給紙トレイに積
載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙か
ら用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法において、
前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記
エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアー
に対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域
との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー
遮断手段と前記積載用紙との相対移動により前記エアー
流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前
記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませることを
特徴とする。
の本発明に係る請求項1の給紙方法は、給紙トレイに積
載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙か
ら用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙方法において、
前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記
エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアー
に対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域
との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー
遮断手段と前記積載用紙との相対移動により前記エアー
流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前
記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませることを
特徴とする。
【0011】この給紙方法では、用紙間に順次にエアー
を流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次に形成
され、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度に形成さ
れる場合に比べ、順次形成するエアー流路に大量のエア
ーが流入することになり、用紙を分離する効果が大きな
る。また、流路が積載用紙に対して相対的に移動される
ので、エアー遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹
付手段全体を移動させる可動手段を設けずにエアーの流
路が移動可能となり、装置構成が比較的簡素なものとな
る。
を流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次に形成
され、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度に形成さ
れる場合に比べ、順次形成するエアー流路に大量のエア
ーが流入することになり、用紙を分離する効果が大きな
る。また、流路が積載用紙に対して相対的に移動される
ので、エアー遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹
付手段全体を移動させる可動手段を設けずにエアーの流
路が移動可能となり、装置構成が比較的簡素なものとな
る。
【0012】請求項2記載の給紙装置は、給紙トレイに
積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙
から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置におい
て、前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する
前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エ
アーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない
領域との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エ
アー遮断手段と前記積載用紙との相対移動により前記エ
アー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動さ
せ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませるこ
とを特徴とする。
積載された積載用紙にエアーを吹きつけ、前記積載用紙
から用紙を1枚ずつ分離して給紙する給紙装置におい
て、前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する
前記エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エ
アーに対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない
領域との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エ
アー遮断手段と前記積載用紙との相対移動により前記エ
アー流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動さ
せ前記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませるこ
とを特徴とする。
【0013】この給紙装置では、用紙間に順次にエアー
を流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次に形成
され、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度に形成さ
れる場合に比べ、順次形成するエアー流路に大量のエア
ーが流入することになり、用紙を分離する効果が大きな
る。また、流路が積載用紙に対して相対的に移動される
ので、エアー遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹
付手段全体を移動させる可動手段を設けずにエアーの流
路が移動可能となり、装置構成が比較的簡素なものとな
る。
を流れ込ませ、用紙間に新たなエアー流路が順次に形成
され、多くの用紙間に新たなエアー流路が一度に形成さ
れる場合に比べ、順次形成するエアー流路に大量のエア
ーが流入することになり、用紙を分離する効果が大きな
る。また、流路が積載用紙に対して相対的に移動される
ので、エアー遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹
付手段全体を移動させる可動手段を設けずにエアーの流
路が移動可能となり、装置構成が比較的簡素なものとな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る給紙方法及び
給紙装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成を
示す側面図、図2は図1に示した給紙装置の平面図、図
3は図2のC−C断面図、図4は図2のD−D断面を示
す開口部近傍の拡大図である。
給紙装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成を
示す側面図、図2は図1に示した給紙装置の平面図、図
3は図2のC−C断面図、図4は図2のD−D断面を示
す開口部近傍の拡大図である。
【0015】画像形成装置21は、画像読み取り装置2
3、外部機器(パーソナルコンピュータ等)25と通信
回線27によって接続される受信部29と、この受信部
29からの画像情報に基づき画像書込装置31を制御す
る画像記録制御部33と、画像書込装置31によって静
電潜像の書き込まれる円筒状の像担持体35と、像担持
体35の円周方向に沿って配設される帯電器37、現像
装置39、クリーナー41と、像担持体35に形成され
た画像を用紙へ転写する転写ローラ43と、用紙へ転写
された画像を定着させる定着装置45と、定着装置45
から用紙を排出する排出ローラ47と、排出ローラ47
によって排出された用紙を積載する排出トレイ49と、
像担持体35及び転写ローラ43の間に用紙搬送部51
を介して用紙を供給する給紙装置55とを備えて成る。
3、外部機器(パーソナルコンピュータ等)25と通信
回線27によって接続される受信部29と、この受信部
29からの画像情報に基づき画像書込装置31を制御す
る画像記録制御部33と、画像書込装置31によって静
電潜像の書き込まれる円筒状の像担持体35と、像担持
体35の円周方向に沿って配設される帯電器37、現像
装置39、クリーナー41と、像担持体35に形成され
た画像を用紙へ転写する転写ローラ43と、用紙へ転写
された画像を定着させる定着装置45と、定着装置45
から用紙を排出する排出ローラ47と、排出ローラ47
によって排出された用紙を積載する排出トレイ49と、
像担持体35及び転写ローラ43の間に用紙搬送部51
を介して用紙を供給する給紙装置55とを備えて成る。
【0016】図2に示すように、給紙装置55には用紙
57を積載する給紙トレイ59を設けてあり、給紙トレ
イ59は不図示のモータの駆動により昇降する不図示の
ボトムプレートを有している。給紙トレイ59の上方に
は給紙手段60を設けてある。
57を積載する給紙トレイ59を設けてあり、給紙トレ
イ59は不図示のモータの駆動により昇降する不図示の
ボトムプレートを有している。給紙トレイ59の上方に
は給紙手段60を設けてある。
【0017】給紙手段60には、不図示の支持アームを
介して揺動自在となった呼出しローラ61を設けてあ
り、呼出しローラ61は上昇する用紙57の上面に当接
して揺動する。支持アームの近傍には不図示の高さ検出
センサを設けてあり、高さ検出センサは支持アームの揺
動を検出することにより用紙57の高さを検知できるよ
うになっている。
介して揺動自在となった呼出しローラ61を設けてあ
り、呼出しローラ61は上昇する用紙57の上面に当接
して揺動する。支持アームの近傍には不図示の高さ検出
センサを設けてあり、高さ検出センサは支持アームの揺
動を検出することにより用紙57の高さを検知できるよ
うになっている。
【0018】給紙トレイ59を挟んで給紙開口63の反
対側には可動式エンドガイド65を設けてあり、可動式
エンドガイド65は給紙トレイ59に積載した用紙57
の給紙方向と反対側の側面を規制する。給紙開口63を
挟む給紙トレイ59の両側には、用紙57の側面位置を
規制する側面固定ガイド67と、それに対向して用紙サ
イズによって移動可能となった側面可動式ガイド69と
を設けてある。
対側には可動式エンドガイド65を設けてあり、可動式
エンドガイド65は給紙トレイ59に積載した用紙57
の給紙方向と反対側の側面を規制する。給紙開口63を
挟む給紙トレイ59の両側には、用紙57の側面位置を
規制する側面固定ガイド67と、それに対向して用紙サ
イズによって移動可能となった側面可動式ガイド69と
を設けてある。
【0019】側面固定ガイド67には、給紙トレイ59
に積載した用紙57の側面に対向させてエアー吹付手段
71のエアー吹出口73を設けてある。エアー吹出口7
3には、エアー吹付手段71から高圧のエアーが供給さ
れる。エアー吹出口73は、図4に示すように、開口下
端が最上位の用紙57より下方となり、且つ開口上端が
最上位の用紙57の上方となるように開口している。こ
のようにエアー吹出口73と用紙57との位置関係を設
定することにより、エアー吹出口73にエアーを供給す
る流路S1 は、エアー吹出口73の開口上端と最上位の
用紙57とによって形成されたこれより小さい流路断面
積の吹出開口S2 に絞り込まれる。このような流路断面
積を縮小したエアー絞り込み部70を形成することで、
エアー吹出口73における吹出開口S2 の出口側には負
圧領域が形成されるようになっている。
に積載した用紙57の側面に対向させてエアー吹付手段
71のエアー吹出口73を設けてある。エアー吹出口7
3には、エアー吹付手段71から高圧のエアーが供給さ
れる。エアー吹出口73は、図4に示すように、開口下
端が最上位の用紙57より下方となり、且つ開口上端が
最上位の用紙57の上方となるように開口している。こ
のようにエアー吹出口73と用紙57との位置関係を設
定することにより、エアー吹出口73にエアーを供給す
る流路S1 は、エアー吹出口73の開口上端と最上位の
用紙57とによって形成されたこれより小さい流路断面
積の吹出開口S2 に絞り込まれる。このような流路断面
積を縮小したエアー絞り込み部70を形成することで、
エアー吹出口73における吹出開口S2 の出口側には負
圧領域が形成されるようになっている。
【0020】なお、この実施形態では、エアーを用紙5
7の前部側面から吹き出すこととしているが、エアー吹
き出し方向は、この他、用紙57の前後側面等、4方向
のいずれであってもよい。また、エアー吹出口73の開
口幅は、用紙辺の一部分であっても、又用紙辺の全長に
わたるもののいずれであってもよい。更に、エアー吹出
口73の数は、一か所又は複数箇所のいずれであっても
よい。
7の前部側面から吹き出すこととしているが、エアー吹
き出し方向は、この他、用紙57の前後側面等、4方向
のいずれであってもよい。また、エアー吹出口73の開
口幅は、用紙辺の一部分であっても、又用紙辺の全長に
わたるもののいずれであってもよい。更に、エアー吹出
口73の数は、一か所又は複数箇所のいずれであっても
よい。
【0021】エアー吹出口73の開口上端には、エアー
流規制部材75を設けてある。エアー流規制部材75
は、エアー吹出口73の開口上端を傾斜の始端部75a
として、エアー吹出口73から用紙上面の中央に向かっ
て用紙上面からの距離が大きくなるような勾配で配設し
てある。エアー流規制部材75は、エアー吹出口73か
らのエアー流路断面を徐々に大きくすることで、最も大
きい負圧領域が用紙端部の上方となるような図4に示す
静圧分布を形成する。
流規制部材75を設けてある。エアー流規制部材75
は、エアー吹出口73の開口上端を傾斜の始端部75a
として、エアー吹出口73から用紙上面の中央に向かっ
て用紙上面からの距離が大きくなるような勾配で配設し
てある。エアー流規制部材75は、エアー吹出口73か
らのエアー流路断面を徐々に大きくすることで、最も大
きい負圧領域が用紙端部の上方となるような図4に示す
静圧分布を形成する。
【0022】つまり、エアー流規制部材75は、用紙5
7に揚力を作用させるための静圧分布を、最適な分布へ
制御できるようになっている。なお、エアー流規制部材
75の幅は、吹き出しエアーを効率良く揚力に変換する
ため、エアー吹出口73の開口幅より大きく形成するこ
とが好ましい。
7に揚力を作用させるための静圧分布を、最適な分布へ
制御できるようになっている。なお、エアー流規制部材
75の幅は、吹き出しエアーを効率良く揚力に変換する
ため、エアー吹出口73の開口幅より大きく形成するこ
とが好ましい。
【0023】次に、このように構成した画像成形装置2
1の給紙方法の手順を説明する。用紙57を積載した給
紙トレイ59がモータからの駆動を受けて上昇すると、
最上位の用紙57が上方に待機する呼出しローラ61に
当接し、高さセンサの検出信号に基づきモータが停止さ
れ、給紙トレイ59が所定高さで停止する。次いで、給
紙命令により、給紙が開始されると、エアー吹付手段7
1が駆動し、エアー吹出口73より高圧エアーが吹き出
される。
1の給紙方法の手順を説明する。用紙57を積載した給
紙トレイ59がモータからの駆動を受けて上昇すると、
最上位の用紙57が上方に待機する呼出しローラ61に
当接し、高さセンサの検出信号に基づきモータが停止さ
れ、給紙トレイ59が所定高さで停止する。次いで、給
紙命令により、給紙が開始されると、エアー吹付手段7
1が駆動し、エアー吹出口73より高圧エアーが吹き出
される。
【0024】これにより、用紙57の側面には動圧が発
生する一方、用紙端部の上方にはエアー絞り込み部7
0、エアー流規制部材75によって図4に示す分布の静
圧(負圧)が発生する。従って、用紙57は、負圧によ
る揚力と、揚力により浮揚した用紙間に吹き込まれるエ
アーとが共働して作用することで、吸着力が解消され、
1枚ずつ分離させて捌かれることとなる。
生する一方、用紙端部の上方にはエアー絞り込み部7
0、エアー流規制部材75によって図4に示す分布の静
圧(負圧)が発生する。従って、用紙57は、負圧によ
る揚力と、揚力により浮揚した用紙間に吹き込まれるエ
アーとが共働して作用することで、吸着力が解消され、
1枚ずつ分離させて捌かれることとなる。
【0025】その後、不図示のソレノイドによって押下
された呼出しローラ61が、用紙57に接し、搬送を開
始する。なお、給紙時におけるエアーの吹き出しは、常
時吹き付けるものであってもよく、又間欠的に行うもの
のいずれであってもよい。呼出しローラ61の下流側に
は、給紙方向に回転する給紙ローラ77と、反給紙方向
へ不図示のトルクリミッターによって一定限度のトルク
が付加されつつ、両方向に回転可能な摩擦ローラ79と
が所定圧力で接触し、その相互作用によって、エアーで
分離できなかった用紙57を更に分離する。
された呼出しローラ61が、用紙57に接し、搬送を開
始する。なお、給紙時におけるエアーの吹き出しは、常
時吹き付けるものであってもよく、又間欠的に行うもの
のいずれであってもよい。呼出しローラ61の下流側に
は、給紙方向に回転する給紙ローラ77と、反給紙方向
へ不図示のトルクリミッターによって一定限度のトルク
が付加されつつ、両方向に回転可能な摩擦ローラ79と
が所定圧力で接触し、その相互作用によって、エアーで
分離できなかった用紙57を更に分離する。
【0026】給紙が進むと、最上位の用紙57の高さが
次第に低くなり、それにつれて呼出しローラ61の高さ
も低くなる。これにより、呼出しローラ61の支持アー
ムが高さセンサを作動し、微小量給紙トレイ59を上昇
させて、給紙動作を継続させる。以上の動作を繰り返す
ことにより、給紙トレイ59内の用紙57を全て送り出
す。
次第に低くなり、それにつれて呼出しローラ61の高さ
も低くなる。これにより、呼出しローラ61の支持アー
ムが高さセンサを作動し、微小量給紙トレイ59を上昇
させて、給紙動作を継続させる。以上の動作を繰り返す
ことにより、給紙トレイ59内の用紙57を全て送り出
す。
【0027】このように、上述の給紙方法によれば、エ
アー吹付手段71からの高圧エアーをエアー絞り込み部
70で用紙57の側面に吹き付け、更に吹き付けたエア
ーを用紙57の上面で徐々に開放するようにしたので、
用紙上面の端部が最大となる負圧を形成することがで
き、この負圧による揚力と、側面からの動圧とを共働さ
せて用紙57を分離することができる。この結果、少量
の送風力で、確実に用紙57を分離することができる。
そして、用紙上面に揚力を発生させるので、用紙側面か
ら動圧のみを与えている従来方法に比べ、高い用紙分離
力を得ることができ、バリ等の生じた用紙57に対して
も、確実な分離を行うことができる。
アー吹付手段71からの高圧エアーをエアー絞り込み部
70で用紙57の側面に吹き付け、更に吹き付けたエア
ーを用紙57の上面で徐々に開放するようにしたので、
用紙上面の端部が最大となる負圧を形成することがで
き、この負圧による揚力と、側面からの動圧とを共働さ
せて用紙57を分離することができる。この結果、少量
の送風力で、確実に用紙57を分離することができる。
そして、用紙上面に揚力を発生させるので、用紙側面か
ら動圧のみを与えている従来方法に比べ、高い用紙分離
力を得ることができ、バリ等の生じた用紙57に対して
も、確実な分離を行うことができる。
【0028】また、上述の画像形成装置21によれば、
エアーを用紙57に吹き付けるエアー吹出口73と、エ
アー供給流路のエアー流に対してエアー吹出口73から
吹き出されるエアー流を絞り込むエアー絞り込み部70
とを設けたので、エアー絞り込み部70によって用紙端
部の上方に負圧領域を形成することができ、この負圧に
よる揚力と用紙側面からの動圧とを同時に用紙へ作用さ
せることができる。この結果、簡単な構造で大きな用紙
分離力を得ることができ、装置の小型化、低騒音化が達
成できるとともに、製品コスト、ランニングコストも低
減することができる。
エアーを用紙57に吹き付けるエアー吹出口73と、エ
アー供給流路のエアー流に対してエアー吹出口73から
吹き出されるエアー流を絞り込むエアー絞り込み部70
とを設けたので、エアー絞り込み部70によって用紙端
部の上方に負圧領域を形成することができ、この負圧に
よる揚力と用紙側面からの動圧とを同時に用紙へ作用さ
せることができる。この結果、簡単な構造で大きな用紙
分離力を得ることができ、装置の小型化、低騒音化が達
成できるとともに、製品コスト、ランニングコストも低
減することができる。
【0029】次に、本発明に係る画像形成装置の第二実
施形態を説明する。図5は第二実施の形態を示すエアー
吹出口近傍の拡大図である。この実施形態では、エアー
流規制部材85の傾斜の始端部85aを、エアー吹出口
73の開口上端より用紙上面に近い位置に配置すること
で形成してある。エアー吹出口73にエアーを供給する
流路S1 は、始端部85aの位置でこれより小さい流路
断面積のS3 に絞り込まれ、更にエアー絞り込み部70
において、始端部85aと最上位の用紙57とによって
形成された更に小さい流路断面積の吹出開口S4 に絞り
込まれる。他の構成は、上述の第一実施形態と同様であ
る。
施形態を説明する。図5は第二実施の形態を示すエアー
吹出口近傍の拡大図である。この実施形態では、エアー
流規制部材85の傾斜の始端部85aを、エアー吹出口
73の開口上端より用紙上面に近い位置に配置すること
で形成してある。エアー吹出口73にエアーを供給する
流路S1 は、始端部85aの位置でこれより小さい流路
断面積のS3 に絞り込まれ、更にエアー絞り込み部70
において、始端部85aと最上位の用紙57とによって
形成された更に小さい流路断面積の吹出開口S4 に絞り
込まれる。他の構成は、上述の第一実施形態と同様であ
る。
【0030】この実施形態による画像形成装置によれ
ば、エアー流規制部材85の始端部85aを、エアー吹
出口73の開口上端より用紙上面に近い位置に配置した
ので、エアー吹出口73と用紙57の位置関係によって
構成した第一実施形態のエアー絞り込み部70のみなら
ず、エアー流規制部材85によってもエアー絞り込み部
を形成することができる。そして、上述したエアー絞り
込み部70のみの構成に比べて、流路断面の縮小率を大
きくすることができるので、更に大きな揚力を発生させ
ることができる。また、エアー吹出口73と用紙57の
位置関係に依存せずにエアー絞り込み部を形成すること
ができるので、例えばエアー吹出口73の開口下端と用
紙上面とが同一面状の位置関係においても、用紙57の
端部上方に負圧領域を発生させることができる。
ば、エアー流規制部材85の始端部85aを、エアー吹
出口73の開口上端より用紙上面に近い位置に配置した
ので、エアー吹出口73と用紙57の位置関係によって
構成した第一実施形態のエアー絞り込み部70のみなら
ず、エアー流規制部材85によってもエアー絞り込み部
を形成することができる。そして、上述したエアー絞り
込み部70のみの構成に比べて、流路断面の縮小率を大
きくすることができるので、更に大きな揚力を発生させ
ることができる。また、エアー吹出口73と用紙57の
位置関係に依存せずにエアー絞り込み部を形成すること
ができるので、例えばエアー吹出口73の開口下端と用
紙上面とが同一面状の位置関係においても、用紙57の
端部上方に負圧領域を発生させることができる。
【0031】次に、本発明に係る画像形成装置の第三実
施形態を説明する。図6は第三実施の形態を示すエアー
吹出口近傍の拡大図である。この実施形態では、図4に
示したエアー流規制部材75の始端部75aと、図5に
示したエアー流規制部材85の始端部85aとを、それ
ぞれ用紙57の側面(用紙セット基準位置)より用紙5
7の中央部にずらしてエアー流規制部材89(図6
(A)に示すもの)、エアー流規制部材91(図6
(B)に示すもの)を形成してある。また、図6(A)
に示すエアー流規制部材89では、エアー吹出口73の
開口上端と傾斜の始端部89aとの間に用紙上面と略平
行な面89bを設けてある。他の構成は、上述の第一、
第二実施形態と同様である。
施形態を説明する。図6は第三実施の形態を示すエアー
吹出口近傍の拡大図である。この実施形態では、図4に
示したエアー流規制部材75の始端部75aと、図5に
示したエアー流規制部材85の始端部85aとを、それ
ぞれ用紙57の側面(用紙セット基準位置)より用紙5
7の中央部にずらしてエアー流規制部材89(図6
(A)に示すもの)、エアー流規制部材91(図6
(B)に示すもの)を形成してある。また、図6(A)
に示すエアー流規制部材89では、エアー吹出口73の
開口上端と傾斜の始端部89aとの間に用紙上面と略平
行な面89bを設けてある。他の構成は、上述の第一、
第二実施形態と同様である。
【0032】図6(A)に示したエアー流規制部材89
を用いた画像形成装置によれば、始端部89aを用紙5
7の中央部にずらし、用紙上面と略平行な面89bを設
けたので、負圧の分布曲線に平坦な部分を幅広く形成す
ることができる。この結果、負圧の発生する領域を広く
することができ、図に示すように用紙端部が不揃いで空
気吹き出し口から遠ざかる方向にずれている場合におい
ても、用紙端部に確実に揚力を作用させることができ
る。また、図6(B)に示したエアー流規制部材91を
用いた画像形成装置によれば、始端部91aをエアー吹
出口73の開口上端より用紙上面に近い位置に配置し、
且つこの始端部91aを用紙57の中央部にずらしたの
で、負圧の最大となるピーク点pを用紙57の端部より
中央部側に形成することができ、これによっても、不揃
いの用紙端部に確実に揚力を作用させることができる。
を用いた画像形成装置によれば、始端部89aを用紙5
7の中央部にずらし、用紙上面と略平行な面89bを設
けたので、負圧の分布曲線に平坦な部分を幅広く形成す
ることができる。この結果、負圧の発生する領域を広く
することができ、図に示すように用紙端部が不揃いで空
気吹き出し口から遠ざかる方向にずれている場合におい
ても、用紙端部に確実に揚力を作用させることができ
る。また、図6(B)に示したエアー流規制部材91を
用いた画像形成装置によれば、始端部91aをエアー吹
出口73の開口上端より用紙上面に近い位置に配置し、
且つこの始端部91aを用紙57の中央部にずらしたの
で、負圧の最大となるピーク点pを用紙57の端部より
中央部側に形成することができ、これによっても、不揃
いの用紙端部に確実に揚力を作用させることができる。
【0033】次に、本発明に係る画像形成装置の第四実
施形態を説明する。図7は第四実施形態を示すエアー吹
出口近傍の拡大図である。この実施形態では、図4乃至
図6に示したエアー流規制部材75、85、89、91
の傾斜の始まる位置、即ち、始端部75a、85a、8
9a、91aを連続的に曲がった面93により形成する
ことで、エアー流規制部材95、97、99、101を
形成してある。他の構成は、上述の第一実施形態と同様
である。エアー吹出口73から吹き出されたエアーは、
エアー流規制部材に沿って流れることとなるが、エアー
流規制部材の始端部が異なる角度の二平面が交わる角部
である場合、始端部の下流側でエアーがエアー流規制部
材から剥離して渦を発生させる。この渦は、エネルギー
損失を発生させ、負圧力を低下させる。この実施形態に
よれば、エアー流規制部材95、97、99、101の
傾斜の始端部を曲面93で形成したので、渦の発生を低
減させることができ、エネルギー損失を抑えることによ
って、用紙上面で発生する揚力を最大限に引き出すこと
ができる。
施形態を説明する。図7は第四実施形態を示すエアー吹
出口近傍の拡大図である。この実施形態では、図4乃至
図6に示したエアー流規制部材75、85、89、91
の傾斜の始まる位置、即ち、始端部75a、85a、8
9a、91aを連続的に曲がった面93により形成する
ことで、エアー流規制部材95、97、99、101を
形成してある。他の構成は、上述の第一実施形態と同様
である。エアー吹出口73から吹き出されたエアーは、
エアー流規制部材に沿って流れることとなるが、エアー
流規制部材の始端部が異なる角度の二平面が交わる角部
である場合、始端部の下流側でエアーがエアー流規制部
材から剥離して渦を発生させる。この渦は、エネルギー
損失を発生させ、負圧力を低下させる。この実施形態に
よれば、エアー流規制部材95、97、99、101の
傾斜の始端部を曲面93で形成したので、渦の発生を低
減させることができ、エネルギー損失を抑えることによ
って、用紙上面で発生する揚力を最大限に引き出すこと
ができる。
【0034】次に、本発明に係る画像形成装置の第五実
施形態を説明する。図8は第五実施形態を示す給紙装置
の平面図、図9は図8のE−E断面図、図10は図8の
F−F断面を示すエアー吹出口近傍の拡大図である。こ
の実施形態による画像形成装置の給紙装置105は、上
述のエアー吹出口73とエアー流規制部材75との代わ
りに、用紙上方にエアー吸入手段107を配設してあ
る。他の構成は、上述の第一実施形態と同様である。エ
アー吸入手段107は、バキュームチャンバー109
と、このバキュームチャンバー109に内設した軸流フ
ァン111とにより構成してある。
施形態を説明する。図8は第五実施形態を示す給紙装置
の平面図、図9は図8のE−E断面図、図10は図8の
F−F断面を示すエアー吹出口近傍の拡大図である。こ
の実施形態による画像形成装置の給紙装置105は、上
述のエアー吹出口73とエアー流規制部材75との代わ
りに、用紙上方にエアー吸入手段107を配設してあ
る。他の構成は、上述の第一実施形態と同様である。エ
アー吸入手段107は、バキュームチャンバー109
と、このバキュームチャンバー109に内設した軸流フ
ァン111とにより構成してある。
【0035】バキュームチャンバー109の平坦な下面
(吸引面)109aには、不図示の複数のバキュームホ
ールを穿設してあり、バキュームホールは軸流ファン1
11の駆動により、用紙上面との間の空気をバキューム
チャンバー109内に吸引するようになっている。この
バキュームチャンバー109は、下面が用紙中央から用
紙端部に向かって用紙上面との距離が近くなる勾配で配
設してある。従って、エアー吸入手段107は、用紙端
部上方の負圧を中央部上方の負圧より大きく形成できる
ようになっている。
(吸引面)109aには、不図示の複数のバキュームホ
ールを穿設してあり、バキュームホールは軸流ファン1
11の駆動により、用紙上面との間の空気をバキューム
チャンバー109内に吸引するようになっている。この
バキュームチャンバー109は、下面が用紙中央から用
紙端部に向かって用紙上面との距離が近くなる勾配で配
設してある。従って、エアー吸入手段107は、用紙端
部上方の負圧を中央部上方の負圧より大きく形成できる
ようになっている。
【0036】この画像形成装置によれば、バキュームチ
ャンバー109の吸引面が用紙端部で最も用紙上面に接
近するようにエアー吸入手段107を配設したので、用
紙端部で最大の揚力を得ることができ、吸引力を用紙5
7の分離に効率良く作用させることができる。なお、こ
の例では、用紙側面からのエアーの吹き付けを行ってい
ないが、これを付加するものであってもよい。また、軸
流ファン111に代えて、シロッコファン等、その他の
エアー吸入手段を設けるものであってもよい。
ャンバー109の吸引面が用紙端部で最も用紙上面に接
近するようにエアー吸入手段107を配設したので、用
紙端部で最大の揚力を得ることができ、吸引力を用紙5
7の分離に効率良く作用させることができる。なお、こ
の例では、用紙側面からのエアーの吹き付けを行ってい
ないが、これを付加するものであってもよい。また、軸
流ファン111に代えて、シロッコファン等、その他の
エアー吸入手段を設けるものであってもよい。
【0037】次に、本発明に係る画像形成装置の第六実
施形態を説明する。図11は第六実施形態の前提となる
構成を示す斜視図、図12は第六実施形態を示す給紙装
置の断面図、図13は第六実施形態の動作を説明する要
部断面図、図14はエアー遮断手段の移動範囲を示す説
明図である。
施形態を説明する。図11は第六実施形態の前提となる
構成を示す斜視図、図12は第六実施形態を示す給紙装
置の断面図、図13は第六実施形態の動作を説明する要
部断面図、図14はエアー遮断手段の移動範囲を示す説
明図である。
【0038】この実施形態による画像形成装置の給紙装
置115は、用紙57を積載する給紙トレイ59と、こ
の給紙トレイ59から用紙を送り出す給紙手段60と、
積載された用紙57の側面及び上面へ、用紙57の側面
に垂直な方向からエアーを吹き付けるエアー吹付手段7
1と、流路移動手段であるエアー遮断手段117とを備
えている。エアー遮断手段117は、図12、図13に
示すように、エアーに対して用紙57を遮断する領域と
遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形成
する。
置115は、用紙57を積載する給紙トレイ59と、こ
の給紙トレイ59から用紙を送り出す給紙手段60と、
積載された用紙57の側面及び上面へ、用紙57の側面
に垂直な方向からエアーを吹き付けるエアー吹付手段7
1と、流路移動手段であるエアー遮断手段117とを備
えている。エアー遮断手段117は、図12、図13に
示すように、エアーに対して用紙57を遮断する領域と
遮断しない領域との境界の形成されたエアー流路を形成
する。
【0039】給紙トレイ59は、エレベータ方式、片側
持ち上げ方式、スプリング持ち上げ方式、固定方式等の
いずれであってもよい。給紙手段60は、リタードロー
ル方式、分離爪方式、バキュームフィード方式等のいず
れであってもよい。エアー吹付手段71は、軸流方式、
シロッコ方式のいずれであってもよく、また、エアー吹
き出し方向は、用紙57の前後左右の側面のうち、いず
れであってもよい。
持ち上げ方式、スプリング持ち上げ方式、固定方式等の
いずれであってもよい。給紙手段60は、リタードロー
ル方式、分離爪方式、バキュームフィード方式等のいず
れであってもよい。エアー吹付手段71は、軸流方式、
シロッコ方式のいずれであってもよく、また、エアー吹
き出し方向は、用紙57の前後左右の側面のうち、いず
れであってもよい。
【0040】また、給紙装置115は、電動モータ12
1と、この電動モータ121の出力軸に固定されエアー
遮断手段117の下端面に摺接するカム板123とを有
している。エアー遮断手段117は、エアー吹付手段7
1と用紙57の側面との間に、用紙57の側面と平行に
配置され、不図示のガイドレール等により、用紙面垂直
方向に移動自在に支持されている。
1と、この電動モータ121の出力軸に固定されエアー
遮断手段117の下端面に摺接するカム板123とを有
している。エアー遮断手段117は、エアー吹付手段7
1と用紙57の側面との間に、用紙57の側面と平行に
配置され、不図示のガイドレール等により、用紙面垂直
方向に移動自在に支持されている。
【0041】このように構成した画像形成装置の作用を
説明する。給紙装置115は、動作前、エアー遮断手段
117の上端が最上位の用紙57より上方に配置されて
いる(図12の状態)。電動モータ121が駆動され、
カム板123が回転すると、エアー遮断手段117はカ
ム板123の凹凸に合わせて図13(A)乃至(C)に
示すように下方向に移動する。この下方向の移動によ
り、エアー遮断手段117はエアー吹付手段71から吹
き出されるエアーの流路を用紙面垂直方向で下方向に移
動させる。即ち、エアー遮断手段117は、移動により
エアー流路の境界を用紙57に対して順次移動させ、用
紙57の用紙間に順次エアーを流れ込ませるように働
く。
説明する。給紙装置115は、動作前、エアー遮断手段
117の上端が最上位の用紙57より上方に配置されて
いる(図12の状態)。電動モータ121が駆動され、
カム板123が回転すると、エアー遮断手段117はカ
ム板123の凹凸に合わせて図13(A)乃至(C)に
示すように下方向に移動する。この下方向の移動によ
り、エアー遮断手段117はエアー吹付手段71から吹
き出されるエアーの流路を用紙面垂直方向で下方向に移
動させる。即ち、エアー遮断手段117は、移動により
エアー流路の境界を用紙57に対して順次移動させ、用
紙57の用紙間に順次エアーを流れ込ませるように働
く。
【0042】このようにエアーの流路を図13に示すよ
うに用紙57の側面に対して上から下に移動させること
により、上位の用紙57間から順にエアーが流れ込み、
用紙57間の密着が解かれることとなる。エアー遮断手
段117は、上から下へ一度移動するのみでも、密着を
解く効果があるが、上下方向に往復動させることで、更
にその密着を解く効果が増大する。
うに用紙57の側面に対して上から下に移動させること
により、上位の用紙57間から順にエアーが流れ込み、
用紙57間の密着が解かれることとなる。エアー遮断手
段117は、上から下へ一度移動するのみでも、密着を
解く効果があるが、上下方向に往復動させることで、更
にその密着を解く効果が増大する。
【0043】エアー遮断手段117の移動速度は、速す
ぎると、上位の用紙57が浮揚する前に、下位の用紙5
7にエアーが当たり、上位の用紙57の密着が解けなく
なる場合が生じる。このため、エアー遮断手段117の
移動速度は、比較的遅く設定することが好ましい。この
移動速度としては、例えば50mm/sec以下程度が
適当である。
ぎると、上位の用紙57が浮揚する前に、下位の用紙5
7にエアーが当たり、上位の用紙57の密着が解けなく
なる場合が生じる。このため、エアー遮断手段117の
移動速度は、比較的遅く設定することが好ましい。この
移動速度としては、例えば50mm/sec以下程度が
適当である。
【0044】また、エアー遮断手段117と用紙57と
の距離が大きいと、エアー流が拡散されてしまい、密着
を解く効果が低減する。従って、エアー遮断手段117
と用紙57との間の距離は、比較的短く設定することが
好ましい。この距離としては、例えば20mm以下が適
当である。
の距離が大きいと、エアー流が拡散されてしまい、密着
を解く効果が低減する。従って、エアー遮断手段117
と用紙57との間の距離は、比較的短く設定することが
好ましい。この距離としては、例えば20mm以下が適
当である。
【0045】エアー遮断手段117の垂直方向の移動範
囲は、所定の移動範囲で移動させる必要がある。例え
ば、移動範囲の上限が、最上位の用紙57より下の場
合、移動範囲の上限より上にある用紙57の密着は解け
ない。また、移動範囲の下限が、最上位の用紙57より
上の場合、言うまでもなく用紙57は浮揚しないことに
なる。従って、図14に示すように、エアー遮断手段1
17の移動範囲Hは、少なくとも流路が最上位の用紙5
7を通過するように設定する。
囲は、所定の移動範囲で移動させる必要がある。例え
ば、移動範囲の上限が、最上位の用紙57より下の場
合、移動範囲の上限より上にある用紙57の密着は解け
ない。また、移動範囲の下限が、最上位の用紙57より
上の場合、言うまでもなく用紙57は浮揚しないことに
なる。従って、図14に示すように、エアー遮断手段1
17の移動範囲Hは、少なくとも流路が最上位の用紙5
7を通過するように設定する。
【0046】なお、給紙装置115には、エアー遮断手
段117の近傍に不図示の位置検出センサを設けてあ
り、非給紙動作中には、この位置検出センサからの位置
検出情報に基づき、エアー遮断手段117を退避位置
(ホームポジション)に戻す。
段117の近傍に不図示の位置検出センサを設けてあ
り、非給紙動作中には、この位置検出センサからの位置
検出情報に基づき、エアー遮断手段117を退避位置
(ホームポジション)に戻す。
【0047】この実施形態による画像形成装置によれ
ば、エアー遮断手段117を用紙面垂直方向に移動し、
流路が少なくとも最上位の用紙を通過するように、エア
ーの流路を用紙57の側面に対して上から下に移動させ
ることとしたので、上位の用紙57間から順にエアーを
吹き付けて、用紙間に新たなエアー流路を順次形成する
ことができる。このため、用紙57の側面に一度にエア
ーを吹き付けた場合のように、密着の弱い部分より上位
の用紙57が束状になったまま浮揚することを防止でき
る。この結果、確実に上位の用紙57から浮揚させて全
ての用紙57間の密着を解くことができ、ミスフィード
や重送の発生を防止することができる。また、エアー遮
断手段117を用いるので、簡単な構造で、エアーの流
路を用紙面垂直方向に移動させることができる。更に、
エアー遮断手段117と用紙57との距離を所定距離と
したので、エアーの拡散を防止して、最適な流速のエア
ーを用紙57の側面に吹き付けることができる。
ば、エアー遮断手段117を用紙面垂直方向に移動し、
流路が少なくとも最上位の用紙を通過するように、エア
ーの流路を用紙57の側面に対して上から下に移動させ
ることとしたので、上位の用紙57間から順にエアーを
吹き付けて、用紙間に新たなエアー流路を順次形成する
ことができる。このため、用紙57の側面に一度にエア
ーを吹き付けた場合のように、密着の弱い部分より上位
の用紙57が束状になったまま浮揚することを防止でき
る。この結果、確実に上位の用紙57から浮揚させて全
ての用紙57間の密着を解くことができ、ミスフィード
や重送の発生を防止することができる。また、エアー遮
断手段117を用いるので、簡単な構造で、エアーの流
路を用紙面垂直方向に移動させることができる。更に、
エアー遮断手段117と用紙57との距離を所定距離と
したので、エアーの拡散を防止して、最適な流速のエア
ーを用紙57の側面に吹き付けることができる。
【0048】次に、本発明に係る画像形成装置の第七実
施形態を説明する。図15は第七実施形態に用いるエア
ー遮断手段の形状例を(A)乃至(C)で示した説明図
である。この実施形態による画像形成装置では、エアー
遮断手段125に、開口部131を設けてある。
施形態を説明する。図15は第七実施形態に用いるエア
ー遮断手段の形状例を(A)乃至(C)で示した説明図
である。この実施形態による画像形成装置では、エアー
遮断手段125に、開口部131を設けてある。
【0049】図15(A)に示すエアー遮断手段125
aでは、水平方向に長い矩形状の開口部131aを形成
してある。また、図15(B)に示すエアー遮断手段1
25bでは、円形の開口部131bを水平方向に複数形
成してある。更に、図15(C)に示すエアー遮断手段
125cでは、エアー遮断手段125cの一方の側部を
含んで切除した切欠状の開口部131cを形成してあ
る。
aでは、水平方向に長い矩形状の開口部131aを形成
してある。また、図15(B)に示すエアー遮断手段1
25bでは、円形の開口部131bを水平方向に複数形
成してある。更に、図15(C)に示すエアー遮断手段
125cでは、エアー遮断手段125cの一方の側部を
含んで切除した切欠状の開口部131cを形成してあ
る。
【0050】このような開口部131を有するエアー遮
断手段125から吹き付けられるエアーは、開口部13
1を通り用紙の側面に吹き付けられる。この場合、エア
ー遮断手段125の移動範囲は、開口部131の下端
が、最上位の用紙を通過するように設定する。
断手段125から吹き付けられるエアーは、開口部13
1を通り用紙の側面に吹き付けられる。この場合、エア
ー遮断手段125の移動範囲は、開口部131の下端
が、最上位の用紙を通過するように設定する。
【0051】また、開口部131を有したエアー遮断手
段125は、開口部131の垂直方向の高さが狭い場
合、エアー同士が干渉して速度が遅くなる。他方、開口
部131の垂直方向の高さが広すぎると、流路を絞り込
むことによるエアーの集中吹き付け効果を低下させる。
従って、開口部131の垂直方向の高さは、所定範囲で
設定することが好ましい。この高さは、例えば1乃至1
0mm程度が適当である。
段125は、開口部131の垂直方向の高さが狭い場
合、エアー同士が干渉して速度が遅くなる。他方、開口
部131の垂直方向の高さが広すぎると、流路を絞り込
むことによるエアーの集中吹き付け効果を低下させる。
従って、開口部131の垂直方向の高さは、所定範囲で
設定することが好ましい。この高さは、例えば1乃至1
0mm程度が適当である。
【0052】このエアー遮断手段125を備えた給紙装
置では、開口部131の近傍でエアーが集中し、エアー
の流速が高まり、用紙57を浮揚させる力が大きくな
る。
置では、開口部131の近傍でエアーが集中し、エアー
の流速が高まり、用紙57を浮揚させる力が大きくな
る。
【0053】この実施形態による画像形成装置によれ
ば、エアー遮断手段125に開口部131を設けたの
で、エアーを開口部131に通過させることで、常に一
定の速度に高められたエアーを用紙の側面に吹き付ける
ことができ、且つこのエアーの流路を、エアー遮断手段
125の移動により、垂直方向に移動させることかでき
る。また、開口部131を所定の高さに設定したので、
エアー同士の干渉を無くして、且つ最適な速度のエアー
を用紙57の側面に吹き付けることができる。
ば、エアー遮断手段125に開口部131を設けたの
で、エアーを開口部131に通過させることで、常に一
定の速度に高められたエアーを用紙の側面に吹き付ける
ことができ、且つこのエアーの流路を、エアー遮断手段
125の移動により、垂直方向に移動させることかでき
る。また、開口部131を所定の高さに設定したので、
エアー同士の干渉を無くして、且つ最適な速度のエアー
を用紙57の側面に吹き付けることができる。
【0054】これにより、上述の給紙装置115と同様
に、上位の用紙57間から順にエアーを吹き付け、確実
に上位の用紙57から浮揚させて全ての用紙57間の密
着を解くことができ、ミスフィードや重送の発生を防止
することができるのに加え、開口部131を通過するエ
アーが常に一定の速度に高められて移動するので、用紙
57の密着をより確実に解くことができる。
に、上位の用紙57間から順にエアーを吹き付け、確実
に上位の用紙57から浮揚させて全ての用紙57間の密
着を解くことができ、ミスフィードや重送の発生を防止
することができるのに加え、開口部131を通過するエ
アーが常に一定の速度に高められて移動するので、用紙
57の密着をより確実に解くことができる。
【0055】次に、本発明に係る画像形成装置の第八実
施形態を説明する。図16は第八実施形態に用いるエア
ー遮断手段の形状例を(A)乃至(D)で示した説明
図、図17は開口部を有しないエアー遮断手段を用いた
時のエアーの流れを示す説明図、図18は第八実施形態
のエアー遮断手段を用いた時のエアーの流れを示す説明
図である。
施形態を説明する。図16は第八実施形態に用いるエア
ー遮断手段の形状例を(A)乃至(D)で示した説明
図、図17は開口部を有しないエアー遮断手段を用いた
時のエアーの流れを示す説明図、図18は第八実施形態
のエアー遮断手段を用いた時のエアーの流れを示す説明
図である。
【0056】この実施形態による画像形成装置では、エ
アー遮断手段125に設けた開口部131の内周天面
を、傾斜面135で形成してある。傾斜面135は、エ
アーの吹き付け方向に向かって用紙57の上面との距離
が小さくなる勾配(下向きの傾斜)となっている。
アー遮断手段125に設けた開口部131の内周天面
を、傾斜面135で形成してある。傾斜面135は、エ
アーの吹き付け方向に向かって用紙57の上面との距離
が小さくなる勾配(下向きの傾斜)となっている。
【0057】この開口部131の形状は、図16(A)
に示すように開口部131の内周天面に、単に傾斜面1
35を設けるもの、図16(B)に示すようにエアー遮
断手段125の上部の厚みを厚くし、この肉厚部137
にわたって傾斜面135をエアー吹付手段に向かって延
出させたもの、図16(C)に示すようにエアー遮断手
段125の厚みは一定とし、傾斜面135の上端をエア
ー遮断手段125の上端と一致させて形成したもの、図
16(D)に示すように傾斜面135の上端にエアー流
と平行なフード部139を形成したものとすることがで
きる。
に示すように開口部131の内周天面に、単に傾斜面1
35を設けるもの、図16(B)に示すようにエアー遮
断手段125の上部の厚みを厚くし、この肉厚部137
にわたって傾斜面135をエアー吹付手段に向かって延
出させたもの、図16(C)に示すようにエアー遮断手
段125の厚みは一定とし、傾斜面135の上端をエア
ー遮断手段125の上端と一致させて形成したもの、図
16(D)に示すように傾斜面135の上端にエアー流
と平行なフード部139を形成したものとすることがで
きる。
【0058】図17に示すように不図示のエアー吹付手
段から吹き付けられたエアーは、開口部131を有しな
いエアー遮断手段119に当たることで、その一部がエ
アー遮断手段119に沿って垂直方向に流れる。この場
合、上位の用紙57がずれて積載されていると、ずれた
用紙57の端部にはエアーが当たらず、ずれた用紙57
とその下位の用紙57とが密着したまま浮揚してまう。
段から吹き付けられたエアーは、開口部131を有しな
いエアー遮断手段119に当たることで、その一部がエ
アー遮断手段119に沿って垂直方向に流れる。この場
合、上位の用紙57がずれて積載されていると、ずれた
用紙57の端部にはエアーが当たらず、ずれた用紙57
とその下位の用紙57とが密着したまま浮揚してまう。
【0059】これに対し、本実施形態の画像形成装置で
は、開口部131の内周天面を下向きに傾斜させた傾斜
面135を設けることで、エアー吹付手段から吹き出さ
れたエアーが下方向の流れとなり、図18に示すように
ずれた用紙57の端部にもエアーが当たることになる。
は、開口部131の内周天面を下向きに傾斜させた傾斜
面135を設けることで、エアー吹付手段から吹き出さ
れたエアーが下方向の流れとなり、図18に示すように
ずれた用紙57の端部にもエアーが当たることになる。
【0060】この実施形態による画像形成装置によれ
ば、開口部131の内周天面に、下向きの傾斜面135
を設けたので、開口部131から吹き付けるエアーを下
向きにすることができる。この結果、上位の用紙57に
ずれが生じている場合であっても、ずれた用紙57の端
部にエアーを当てることができ、ずれた用紙57とその
下位の用紙57との間の密着も確実に解くことができ
る。
ば、開口部131の内周天面に、下向きの傾斜面135
を設けたので、開口部131から吹き付けるエアーを下
向きにすることができる。この結果、上位の用紙57に
ずれが生じている場合であっても、ずれた用紙57の端
部にエアーを当てることができ、ずれた用紙57とその
下位の用紙57との間の密着も確実に解くことができ
る。
【0061】なお、この傾斜面135の勾配は、所定の
角度で設定することが好ましい。この角度は、例えば用
紙上面に対して60°前後が適当である。
角度で設定することが好ましい。この角度は、例えば用
紙上面に対して60°前後が適当である。
【0062】次に、本発明に係る画像形成装置の第九実
施形態を説明する。図19は第九実施形態を示す給紙装
置の断面図である。この実施形態による画像形成装置の
給紙装置145は、用紙57を積載する給紙トレイ59
と、この給紙トレイ59から用紙を送り出す不図示の給
紙手段と、積載された用紙57の側面及び上面へ、用紙
57の側面に垂直な方向からエアーを吹き付けるエアー
吹付手段71とを備えている。
施形態を説明する。図19は第九実施形態を示す給紙装
置の断面図である。この実施形態による画像形成装置の
給紙装置145は、用紙57を積載する給紙トレイ59
と、この給紙トレイ59から用紙を送り出す不図示の給
紙手段と、積載された用紙57の側面及び上面へ、用紙
57の側面に垂直な方向からエアーを吹き付けるエアー
吹付手段71とを備えている。
【0063】また、給紙装置145は、用紙57の側面
に平行で且つ水平方向の支持軸149と、基端がこの支
持軸149に回動自在に支持され用紙57の側面に対向
する先端を上下方向に揺動自在とした流路移動手段であ
る揺動板(案内部材)151と、電動モータ121と、
この電動モータ121の出力軸に固定され揺動板151
の下面に摺接するカム板123とを有している。
に平行で且つ水平方向の支持軸149と、基端がこの支
持軸149に回動自在に支持され用紙57の側面に対向
する先端を上下方向に揺動自在とした流路移動手段であ
る揺動板(案内部材)151と、電動モータ121と、
この電動モータ121の出力軸に固定され揺動板151
の下面に摺接するカム板123とを有している。
【0064】この給紙装置145では、電動モータ12
1が駆動されると、カム板123が揺動板151に摺接
し、揺動板151の先端が用紙57の側面に対して上下
方向に揺動することになる。これにより、揺動板151
は、エアー吹付手段71から吹き出されるエアーの流路
を用紙面垂直方向で移動させる。
1が駆動されると、カム板123が揺動板151に摺接
し、揺動板151の先端が用紙57の側面に対して上下
方向に揺動することになる。これにより、揺動板151
は、エアー吹付手段71から吹き出されるエアーの流路
を用紙面垂直方向で移動させる。
【0065】この実施形態による画像形成装置によれ
ば、エアーの流れ方向に沿った揺動板151を揺動する
ことにより流路を移動させるので、エアーが垂直のエア
ー遮断手段に当たることによる渦の発生を無くすことが
でき、流路を移動する際のエアーの圧力損失を低減する
ことができる。
ば、エアーの流れ方向に沿った揺動板151を揺動する
ことにより流路を移動させるので、エアーが垂直のエア
ー遮断手段に当たることによる渦の発生を無くすことが
でき、流路を移動する際のエアーの圧力損失を低減する
ことができる。
【0066】次に、本発明に係る画像形成装置の第十実
施形態を説明する。図20は第十実施形態を示す給紙装
置の断面図である。この実施形態による画像形成装置の
給紙装置155は、給紙トレイ59と、不図示の給紙手
段と、エアー吹付手段71と、流路移動手段である可動
手段157とを備えている。
施形態を説明する。図20は第十実施形態を示す給紙装
置の断面図である。この実施形態による画像形成装置の
給紙装置155は、給紙トレイ59と、不図示の給紙手
段と、エアー吹付手段71と、流路移動手段である可動
手段157とを備えている。
【0067】可動手段157は、エアー吹付手段71を
垂直方向に移動自在に支持する不図示のガイドレール
と、電動モータ121と、この電動モータ121の出力
軸に固定されエアー吹付手段71の下面に摺接してエア
ー吹付手段71を移動させるカム板123とからなる。
従って、電動モータ121が回転することにより、カム
板123が回転すると、エアー吹付手段71全体が垂直
方向に移動することになる。
垂直方向に移動自在に支持する不図示のガイドレール
と、電動モータ121と、この電動モータ121の出力
軸に固定されエアー吹付手段71の下面に摺接してエア
ー吹付手段71を移動させるカム板123とからなる。
従って、電動モータ121が回転することにより、カム
板123が回転すると、エアー吹付手段71全体が垂直
方向に移動することになる。
【0068】この給紙装置155では、エアー吹付手段
71の開口部(エアー吹出口)が常に一定の開口面積で
あり、エアー吹付手段71全体が垂直方向に移動するこ
とで、エアーが用紙57の側面に対して用紙面垂直方向
に移動されることになる。従って、流路変更のためのエ
アー遮断手段が不要となる。
71の開口部(エアー吹出口)が常に一定の開口面積で
あり、エアー吹付手段71全体が垂直方向に移動するこ
とで、エアーが用紙57の側面に対して用紙面垂直方向
に移動されることになる。従って、流路変更のためのエ
アー遮断手段が不要となる。
【0069】この画像形成装置によれば、エアー遮断手
段を用いずに、流路を垂直方向に移動させることができ
る。また、この際、エアー吹付手段71の開口部の開口
面積は一定であるが、開口部に用紙57の側面が対向配
置されることで、この開口部の面積を縮小して開口部か
ら吹き出されるエアー流を絞り込む上述したエアー絞り
込み部が形成されることになる。この結果、上位の用紙
57から浮揚させて全ての用紙57間の密着を解くこと
ができ、ミスフィードや重送の発生を防止することがで
きる。
段を用いずに、流路を垂直方向に移動させることができ
る。また、この際、エアー吹付手段71の開口部の開口
面積は一定であるが、開口部に用紙57の側面が対向配
置されることで、この開口部の面積を縮小して開口部か
ら吹き出されるエアー流を絞り込む上述したエアー絞り
込み部が形成されることになる。この結果、上位の用紙
57から浮揚させて全ての用紙57間の密着を解くこと
ができ、ミスフィードや重送の発生を防止することがで
きる。
【0070】次に、本発明に係る画像形成装置の第十一
実施形態を説明する。図21は第十一実施形態を示す給
紙装置の断面図である。この実施形態による画像形成装
置の給紙装置165は、給紙トレイ59と、不図示の給
紙手段と、エアー吹付手段71と、エアー吹付手段71
と用紙57との間に設けた流路移動手段である方向可変
手段167とを備えている。
実施形態を説明する。図21は第十一実施形態を示す給
紙装置の断面図である。この実施形態による画像形成装
置の給紙装置165は、給紙トレイ59と、不図示の給
紙手段と、エアー吹付手段71と、エアー吹付手段71
と用紙57との間に設けた流路移動手段である方向可変
手段167とを備えている。
【0071】方向可変手段167は、垂直方向に所定間
隔で平行に設けた複数の整流板(整流板)169と、こ
の整流板169の支持角度を可変する角度可変部171
と、電動モータ121と、この電動モータ121の出力
に固定され角度可変部171を駆動するカム板123と
により構成してある。
隔で平行に設けた複数の整流板(整流板)169と、こ
の整流板169の支持角度を可変する角度可変部171
と、電動モータ121と、この電動モータ121の出力
に固定され角度可変部171を駆動するカム板123と
により構成してある。
【0072】この給紙装置165では、電動モータ12
1が駆動され、カム板123が回転すると、角度可変部
171が駆動してそれぞれの整流板169を傾斜させ
る。従って、エアー吹付手段71から吹き出されてエア
ーの流路は、用紙57の側面に対して、用紙面垂直方向
に移動されることになる。
1が駆動され、カム板123が回転すると、角度可変部
171が駆動してそれぞれの整流板169を傾斜させ
る。従って、エアー吹付手段71から吹き出されてエア
ーの流路は、用紙57の側面に対して、用紙面垂直方向
に移動されることになる。
【0073】この画像形成装置によれば、上位の用紙5
7から順次、エアーを吹き付けて用紙57間の密着を解
くことができる。また、複数枚の整流板169により、
エアーを整流しながら吹き付けるので、渦を発生させず
にエアーの流路を移動させることができ、エアーの圧力
損失を少なくすることができる。
7から順次、エアーを吹き付けて用紙57間の密着を解
くことができる。また、複数枚の整流板169により、
エアーを整流しながら吹き付けるので、渦を発生させず
にエアーの流路を移動させることができ、エアーの圧力
損失を少なくすることができる。
【0074】次に本発明に係る画像形成装置の第十二実
施形態を説明する。図22は第十二実施形態の給紙装置
をエアー吹き付け方向の断面(A)とこれに直交する方
向の断面(B)とで示した説明図、図23は第十二実施
形態の用紙の昇降範囲を示す説明図である。この画像形
成装置の給紙装置175は、給紙トレイ59と、給紙手
段60と、エアー吹付手段71と、積載された用紙57
を上昇及び下降させる用紙昇降手段177とを備えてい
る。
施形態を説明する。図22は第十二実施形態の給紙装置
をエアー吹き付け方向の断面(A)とこれに直交する方
向の断面(B)とで示した説明図、図23は第十二実施
形態の用紙の昇降範囲を示す説明図である。この画像形
成装置の給紙装置175は、給紙トレイ59と、給紙手
段60と、エアー吹付手段71と、積載された用紙57
を上昇及び下降させる用紙昇降手段177とを備えてい
る。
【0075】用紙昇降手段177は、給紙トレイ59の
底面に設けたボトムプレート179と、ボトムプレート
179の下面に摺接するアーム181と、このアーム1
81を回転させる電動モータ121とからなる。
底面に設けたボトムプレート179と、ボトムプレート
179の下面に摺接するアーム181と、このアーム1
81を回転させる電動モータ121とからなる。
【0076】ボトムプレート179は、給紙手段60と
反対側の端部を、支持軸183により回動自在に支持し
てある。他方、ボトムプレート179の給紙手段60側
の端部は、アーム181に摺接されている。従って、電
動モータ121が駆動され、アーム181が回転するこ
とにより、アーム181がボトムプレート179の端部
を押し上げ、ボトムプレート179に積載された用紙5
7が昇降するようになっている。
反対側の端部を、支持軸183により回動自在に支持し
てある。他方、ボトムプレート179の給紙手段60側
の端部は、アーム181に摺接されている。従って、電
動モータ121が駆動され、アーム181が回転するこ
とにより、アーム181がボトムプレート179の端部
を押し上げ、ボトムプレート179に積載された用紙5
7が昇降するようになっている。
【0077】この実施形態による給紙装置175では、
ボトムプレート179を揺動させることにより、停止し
ているエアー吹付手段71の流路に対して、用紙57が
垂直方向に移動することになる。これにより、エアー吹
付手段71の流路は、用紙57に対して相対的に移動さ
れ、エアーが用紙57の側面に対して上から下へ吹き付
けられることになる。
ボトムプレート179を揺動させることにより、停止し
ているエアー吹付手段71の流路に対して、用紙57が
垂直方向に移動することになる。これにより、エアー吹
付手段71の流路は、用紙57に対して相対的に移動さ
れ、エアーが用紙57の側面に対して上から下へ吹き付
けられることになる。
【0078】なお、この場合においても、図23に示す
ように、用紙57の移動範囲Hは、少なくとも最上位の
用紙57が、エアー吹付手段71の流路を通過するよう
に設定する。
ように、用紙57の移動範囲Hは、少なくとも最上位の
用紙57が、エアー吹付手段71の流路を通過するよう
に設定する。
【0079】この画像形成装置によれば、エアー吹付手
段71を固定し、用紙57を昇降させることにより、流
路を用紙57に対して相対的に移動させるので、エアー
遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹付手段全体を
移動させる可動手段を設けずに、エアーの流路を移動さ
せることができ、装置構成を比較的簡素なものにするこ
とができる。また、流路が少なくとも最上位の用紙57
を通過するように用紙昇降手段177が動作するので、
確実に最上位の用紙57からエアーを吹き付けることが
できる。
段71を固定し、用紙57を昇降させることにより、流
路を用紙57に対して相対的に移動させるので、エアー
遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹付手段全体を
移動させる可動手段を設けずに、エアーの流路を移動さ
せることができ、装置構成を比較的簡素なものにするこ
とができる。また、流路が少なくとも最上位の用紙57
を通過するように用紙昇降手段177が動作するので、
確実に最上位の用紙57からエアーを吹き付けることが
できる。
【0080】次に本発明に係る画像形成装置の第十三実
施形態を説明する。この実施形態は、上述の第十二実施
形態と略同様の構成を有しているので図示は省略する。
この実施形態の特徴とするところは、エアー吹付手段
と、電動モータとの駆動が連動して行われることにあ
る。即ち、この実施形態による給紙装置では、用紙昇降
手段によって、用紙が上昇している間、エアー吹付手段
が駆動されて、エアーが吹き付けられるようになってい
る。
施形態を説明する。この実施形態は、上述の第十二実施
形態と略同様の構成を有しているので図示は省略する。
この実施形態の特徴とするところは、エアー吹付手段
と、電動モータとの駆動が連動して行われることにあ
る。即ち、この実施形態による給紙装置では、用紙昇降
手段によって、用紙が上昇している間、エアー吹付手段
が駆動されて、エアーが吹き付けられるようになってい
る。
【0081】この画像形成装置によれば、エアー吹付手
段と用紙昇降手段とを連動させることにより、エアー吹
付手段のみ、又は用紙昇降手段のみの不要な動作を無く
すことができ、用紙の分離に消費されるエネルギを最小
限に抑えることができる。
段と用紙昇降手段とを連動させることにより、エアー吹
付手段のみ、又は用紙昇降手段のみの不要な動作を無く
すことができ、用紙の分離に消費されるエネルギを最小
限に抑えることができる。
【0082】次に本発明に係る画像形成装置の第十四実
施形態を説明する。この画像形成装置は、少なくともエ
アー吹付手段と、操作部とを備え、操作部が操作された
時に、エアー吹付手段及び流路移動手段、又はエアー吹
付手段及び用紙昇降手段の動作を開始させるようにして
ある。
施形態を説明する。この画像形成装置は、少なくともエ
アー吹付手段と、操作部とを備え、操作部が操作された
時に、エアー吹付手段及び流路移動手段、又はエアー吹
付手段及び用紙昇降手段の動作を開始させるようにして
ある。
【0083】従って、給紙開始信号が送られてくる前
に、エアー吹付手段及び流路移動手段、又はエアー吹付
手段及び用紙昇降手段の動作を開始させ、用紙間の密着
を解いておくことで、給紙開始信号が送られてきた際に
即座に給紙が可能な状態にしておく。
に、エアー吹付手段及び流路移動手段、又はエアー吹付
手段及び用紙昇降手段の動作を開始させ、用紙間の密着
を解いておくことで、給紙開始信号が送られてきた際に
即座に給紙が可能な状態にしておく。
【0084】この画像形成装置によれば、給紙開始信号
が送られてくる前に、用紙の上位十数枚の密着を解いて
おくので、給紙信号が送られてきた際に、即座に給紙を
行うことができる。
が送られてくる前に、用紙の上位十数枚の密着を解いて
おくので、給紙信号が送られてきた際に、即座に給紙を
行うことができる。
【0085】次に、本発明に係る画像形成装置の第十五
実施形態を説明する。この実施形態では画像形成装置を
プリンタとして用いる。このプリンタは、少なくとも図
1に示した受信部29、画像書込装置31、画像記録制
御部33と、像担持体35、帯電器37、現像装置39
等からなる画像形成部と、給紙トレイ59、給紙手段6
0、エアー吹付手段67、上述の流路移動手段(又は用
紙昇降手段)等からなる給紙装置とを備えて成る。
実施形態を説明する。この実施形態では画像形成装置を
プリンタとして用いる。このプリンタは、少なくとも図
1に示した受信部29、画像書込装置31、画像記録制
御部33と、像担持体35、帯電器37、現像装置39
等からなる画像形成部と、給紙トレイ59、給紙手段6
0、エアー吹付手段67、上述の流路移動手段(又は用
紙昇降手段)等からなる給紙装置とを備えて成る。
【0086】このプリンタには、パーソナルコンピュー
タ等の外部機器25から例えばページ記述言語で記述さ
れたプリントすべき情報が通信回線27を介して送信さ
れる。通信回線27は受信部29に接続されており、受
信部29はプリントすべき情報を画像記録制御部33へ
受け渡す。画像記録制御部33では、プリントすべき情
報を解釈し、印字可能な解像度のビットマップデータに
展開する。画像書込装置31は、展開されたビットマッ
プデータに基づく静電潜像を像担持体35に書き込む。
タ等の外部機器25から例えばページ記述言語で記述さ
れたプリントすべき情報が通信回線27を介して送信さ
れる。通信回線27は受信部29に接続されており、受
信部29はプリントすべき情報を画像記録制御部33へ
受け渡す。画像記録制御部33では、プリントすべき情
報を解釈し、印字可能な解像度のビットマップデータに
展開する。画像書込装置31は、展開されたビットマッ
プデータに基づく静電潜像を像担持体35に書き込む。
【0087】ここで、エアー吹付手段71の動作開始
は、受信部29がプリントすべき情報の受信を開始した
後であって、給紙信号が送られるよりも前に行うように
する。そして、エアー吹付手段71と同期して流路移動
手段又は用紙昇降手段も起動することがより好ましい。
また、これらの動作開始タイミングのより具体的な例と
しては、受信部29が受信を開始又は終了したとき、プ
リントすべき情報の解釈を開始したとき、又は所定量の
ビットマップデータの作成が完了したとき等の種々の条
件が考えられる。
は、受信部29がプリントすべき情報の受信を開始した
後であって、給紙信号が送られるよりも前に行うように
する。そして、エアー吹付手段71と同期して流路移動
手段又は用紙昇降手段も起動することがより好ましい。
また、これらの動作開始タイミングのより具体的な例と
しては、受信部29が受信を開始又は終了したとき、プ
リントすべき情報の解釈を開始したとき、又は所定量の
ビットマップデータの作成が完了したとき等の種々の条
件が考えられる。
【0088】この画像形成装置によれば、画像形成信号
の受信等に基づき、用紙の密着を解いておくことができ
るので、給紙信号が送られてきた際に、即座に給紙を行
うことができる。
の受信等に基づき、用紙の密着を解いておくことができ
るので、給紙信号が送られてきた際に、即座に給紙を行
うことができる。
【0089】また、上述した各実施形態の画像形成装置
は、下記の時点で、エアー吹付手段、エアー遮断手段、
方向可変手段、用紙昇降手段を動作させることができ
る。・給紙動作中・用紙の補給時・装置への電源投入時
・スタンバイ時・給紙準備ボタンを備えた装置におい
て、この給紙準備ボタンが押された時などである。
は、下記の時点で、エアー吹付手段、エアー遮断手段、
方向可変手段、用紙昇降手段を動作させることができ
る。・給紙動作中・用紙の補給時・装置への電源投入時
・スタンバイ時・給紙準備ボタンを備えた装置におい
て、この給紙準備ボタンが押された時などである。
【0090】また、エアー吹付手段71は、給紙中と、
その他の時とで、エアーの吹き出し量を可変させるもの
であってもよい。このような流量制御を行うことで、給
紙中はエアー吹き付け量を少なくして消費電力を削減す
ることができる。
その他の時とで、エアーの吹き出し量を可変させるもの
であってもよい。このような流量制御を行うことで、給
紙中はエアー吹き付け量を少なくして消費電力を削減す
ることができる。
【0091】なお、上述の各実施形態では、給紙部の捌
き方式をARRF(ActiveRetard Rol
l Feeder)の場合との組み合わせで説明した
が、本発明による画像形成装置は、他に従来からある技
術でFeed RollとRetard Roll或いは
Feed RollとRetard Padの摩擦力の差
によって捌くFRRF(Friction Retar
d Roll Feeder)方式、FRPF(Fric
tion Retard Pad Feeder)方式の
場合であっても同様の効果を得ることができるものであ
る。
き方式をARRF(ActiveRetard Rol
l Feeder)の場合との組み合わせで説明した
が、本発明による画像形成装置は、他に従来からある技
術でFeed RollとRetard Roll或いは
Feed RollとRetard Padの摩擦力の差
によって捌くFRRF(Friction Retar
d Roll Feeder)方式、FRPF(Fric
tion Retard Pad Feeder)方式の
場合であっても同様の効果を得ることができるものであ
る。
【0092】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る給紙方法によれば、流路を絞り込むエアー絞り込み部
で用紙の側面にエアーを吹き付け、用紙上方が負圧とな
るようにエアー流を制御するので、負圧による揚力と、
側面からの動圧とを共働させて用紙を分離でき、少量の
送風力で大きな用紙分離力を得ることができる。また、
流路を積載用紙に対して相対的に移動させるので、エア
ー遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹付手段全体
を移動させる可動手段を設けずに、エアーの流路を移動
させることができ、装置構成を比較的簡素なものにする
ことができる。この結果、簡単な構造で大きな用紙分離
力を得ることができ、装置の小型化、低騒音化が達成で
きるとともに、製品コスト、ランニングコストも低減す
ることができる。
る給紙方法によれば、流路を絞り込むエアー絞り込み部
で用紙の側面にエアーを吹き付け、用紙上方が負圧とな
るようにエアー流を制御するので、負圧による揚力と、
側面からの動圧とを共働させて用紙を分離でき、少量の
送風力で大きな用紙分離力を得ることができる。また、
流路を積載用紙に対して相対的に移動させるので、エア
ー遮断手段、方向可変手段、或いはエアー吹付手段全体
を移動させる可動手段を設けずに、エアーの流路を移動
させることができ、装置構成を比較的簡素なものにする
ことができる。この結果、簡単な構造で大きな用紙分離
力を得ることができ、装置の小型化、低騒音化が達成で
きるとともに、製品コスト、ランニングコストも低減す
ることができる。
【0093】また、本発明に係る給紙方法及び給紙装置
によれば、用紙間に順次にエアーを流れ込ませ、用紙間
に新たなエアー流路が順次にできるので、多くの用紙間
に新たなエアー流路が一度にできる場合に比べると、順
次形成するエアー流路に大量のエアーが流入するので用
紙を分離する効果を大きくすることができる。従って、
密着の弱い部分より上位の用紙が束状になったまま浮揚
することを防止できる。この結果、確実に上位の用紙か
ら浮揚させて全ての用紙間の密着を解くことができ、ミ
スフィードや重送の発生を防止することができる。
によれば、用紙間に順次にエアーを流れ込ませ、用紙間
に新たなエアー流路が順次にできるので、多くの用紙間
に新たなエアー流路が一度にできる場合に比べると、順
次形成するエアー流路に大量のエアーが流入するので用
紙を分離する効果を大きくすることができる。従って、
密着の弱い部分より上位の用紙が束状になったまま浮揚
することを防止できる。この結果、確実に上位の用紙か
ら浮揚させて全ての用紙間の密着を解くことができ、ミ
スフィードや重送の発生を防止することができる。
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す
側面図である。
側面図である。
【図2】 図1に示した給紙装置の平面図である。
【図3】 図2のC−C断面図である。
【図4】 図2のD−D断面を示すエアー吹出口近傍の
拡大図である。
拡大図である。
【図5】 第二実施形態を示すエアー吹出口近傍の拡大
図である。
図である。
【図6】 第三実施形態を示すエアー吹出口近傍の拡大
図である。
図である。
【図7】 第四実施形態を示すエアー吹出口近傍の拡大
図である。
図である。
【図8】 第五実施形態を示す給紙装置の平面図であ
る。
る。
【図9】 図8のE−E断面図である。
【図10】 図8のF−F断面を示すエアー吹出口近傍
の拡大図である。
の拡大図である。
【図11】 第六実施形態の前提となる構成を示す斜視
図である。
図である。
【図12】 第六実施形態を示す給紙装置の断面図であ
る。
る。
【図13】 第六実施形態の動作を説明する要部断面図
である。
である。
【図14】 エアー遮断手段の移動範囲を示す説明図で
ある。
ある。
【図15】 第七実施形態に用いるエアー遮断手段の形
状を示す説明図である。
状を示す説明図である。
【図16】 第八実施形態に用いるエアー遮断手段の1
形状を示す説明図である。
形状を示す説明図である。
【図17】 開口部を有しないエアー遮断手段を用いた
時のエアーの流れを示す説明図である。
時のエアーの流れを示す説明図である。
【図18】 第八実施形態のエアー遮断手段を用いた時
のエアーの流れを示す説明図である。
のエアーの流れを示す説明図である。
【図19】 第九実施形態を示す給紙装置の断面図であ
る。
る。
【図20】 第十実施形態を示す給紙装置の断面図であ
る。
る。
【図21】 第十一実施形態を示す給紙装置の断面図で
ある。
ある。
【図22】 第十二実施形態を示す給紙装置の説明図で
ある。
ある。
【図23】 第十二実施形態の用紙の昇降範囲を示す説
明図である。
明図である。
【図24】 吸気筒を備えた従来の給紙装置の概略構成
図である。
図である。
【図25】 シート押さえ部材を備えた従来の給紙装置
の平面図である。
の平面図である。
【図26】 図25のA−A断面図である。
【図27】 図25のB−B断面図である。
【図28】 用紙が束状に浮揚した従来の給紙装置の説
明図である。
明図である。
21…画像形成装置、25…外部機器、29…受信部、
55,105,115,145,155,165,17
5…給紙装置、57…用紙、59…給紙トレイ、60…
給紙手段、70…エアー絞り込み部、71…エアー吹付
手段、73…開口部(エアー吹出口)、75,85,8
9,91,95,97,99,101…エアー流規制部
材、75a,85a,89a,91a…始端部、89b
…用紙上面と略平行な面、93…曲面、107…エアー
吸引手段、109a…吸引面、117,125…エアー
遮断手段(流路移動手段)、131…開口部、135…
傾斜面、151…揺動板(案内部材)、157…可動手
段(流路移動手段)、167…方向可変手段(流路移動
手段)、169…整流板(案内部材)、177…用紙昇
降手段
55,105,115,145,155,165,17
5…給紙装置、57…用紙、59…給紙トレイ、60…
給紙手段、70…エアー絞り込み部、71…エアー吹付
手段、73…開口部(エアー吹出口)、75,85,8
9,91,95,97,99,101…エアー流規制部
材、75a,85a,89a,91a…始端部、89b
…用紙上面と略平行な面、93…曲面、107…エアー
吸引手段、109a…吸引面、117,125…エアー
遮断手段(流路移動手段)、131…開口部、135…
傾斜面、151…揺動板(案内部材)、157…可動手
段(流路移動手段)、167…方向可変手段(流路移動
手段)、169…整流板(案内部材)、177…用紙昇
降手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 3F343 FA02 FA03 FB03 FC01 GA01
GB01 GC01 GD01 HB03 HC04
JA01 JD09 JD28 KB03 LA02
Claims (2)
- 【請求項1】 給紙トレイに積載された積載用紙にエア
ーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離し
て給紙する給紙方法において、 前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記
エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアー
に対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域
との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー
遮断手段と前記積載用紙との相対移動により前記エアー
流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前
記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませることを
特徴とする給紙方法。 - 【請求項2】 給紙トレイに積載された積載用紙にエア
ーを吹きつけ、前記積載用紙から用紙を1枚ずつ分離し
て給紙する給紙装置において、 前記積載用紙の側縁近傍に、前記積載用紙に対する前記
エアーを遮断するエアー遮断手段を設けて、前記エアー
に対して前記積載用紙を遮断する領域と遮断しない領域
との境界の形成されたエアー流路を形成し、前記エアー
遮断手段と前記積載用紙との相対移動により前記エアー
流路の前記境界を前記積載用紙に対して順次移動させ前
記積載用紙の用紙間に順次エアーを流れ込ませることを
特徴とする給紙装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002321261A JP2003176051A (ja) | 1997-04-18 | 2002-11-05 | 給紙方法及び給紙装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10119497 | 1997-04-18 | ||
JP9-101194 | 1997-04-18 | ||
JP2002321261A JP2003176051A (ja) | 1997-04-18 | 2002-11-05 | 給紙方法及び給紙装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33522197A Division JP3889137B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-12-05 | 給紙方法及び給紙装置並びに画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003176051A true JP2003176051A (ja) | 2003-06-24 |
Family
ID=26442110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002321261A Pending JP2003176051A (ja) | 1997-04-18 | 2002-11-05 | 給紙方法及び給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003176051A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006321629A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 給紙装置及び画像形成システム |
JP2007131400A (ja) * | 2005-11-10 | 2007-05-31 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置及び画像形成装置 |
JP2007308285A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置及び画像形成装置 |
JP2008030903A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2010047389A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 薄膜部材捌き装置 |
US7744080B2 (en) | 2007-09-14 | 2010-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet feed device and image forming apparatus |
JP2019081641A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 理想科学工業株式会社 | シート供給装置 |
JP7567302B2 (ja) | 2020-09-11 | 2024-10-16 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 供給装置及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-11-05 JP JP2002321261A patent/JP2003176051A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4544033B2 (ja) * | 2005-05-20 | 2010-09-15 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 給紙装置及び画像形成システム |
JP2006321629A (ja) * | 2005-05-20 | 2006-11-30 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 給紙装置及び画像形成システム |
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JP2007308285A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | シート供給装置及び画像形成装置 |
JP4687562B2 (ja) * | 2006-05-22 | 2011-05-25 | 富士ゼロックス株式会社 | シート供給装置及び画像形成装置 |
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JP4735463B2 (ja) * | 2006-07-28 | 2011-07-27 | 富士ゼロックス株式会社 | 給紙装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
US7744080B2 (en) | 2007-09-14 | 2010-06-29 | Ricoh Company, Ltd. | Sheet feed device and image forming apparatus |
JP4600545B2 (ja) * | 2008-08-25 | 2010-12-15 | 富士ゼロックス株式会社 | 薄膜部材捌き装置 |
JP2010047389A (ja) * | 2008-08-25 | 2010-03-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 薄膜部材捌き装置 |
CN101661247B (zh) * | 2008-08-25 | 2013-09-11 | 富士施乐株式会社 | 薄膜部件分开装置 |
JP2019081641A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 理想科学工業株式会社 | シート供給装置 |
JP7101467B2 (ja) | 2017-10-31 | 2022-07-15 | 理想科学工業株式会社 | シート供給装置 |
JP7567302B2 (ja) | 2020-09-11 | 2024-10-16 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 供給装置及び画像形成装置 |
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---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040316 |
|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040517 |
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