JP3887744B2 - 半導体光素子 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体光素子に関するものであり、特に、高速・大容量の信号を伝送する波長多重通信システムにおいて光源として用いる半導体光素子において良好な出力フィールドと高出力、高信頼性とを同時に実現するためのモードフィルタの構成に特徴のある半導体光素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の通信需要の飛躍的な増大に伴い、波長の異なる複数の信号光を多重化することで一本の光ファイバで大容量伝送が可能となる波長多重通信(WDM:Wavelength Division Mutiplex)システムの開発が進んでいる。
【0003】
このような波長多重通信システムにおいて、広い波長選択範囲を実現する光源がシステムを構築する上で強く求められており、ここに光半導体素子を用いることは小型化、低コスト化に繋がり非常に有効である。
【0004】
従来、この様な波長可変レーザとして、DFBレーザダイオードアレイ、光合流器、半導体光増幅器(SOA:Semiconductor OpticalAmplifier)をモノリシックに集積したアレイ集積型波長可変レーザが提案されているので、図11を参照して説明する。
【0005】
図11参照
図11は、従来のアレイ集積型波長可変レーザの概略的斜視図であり、半導体基板上61上に、回折格子63の周期が互いに異なるDFBレーザを集積したDFBレーザアレイ62、DFBレーザアレイ62からの光出力を多モード干渉型(MMI型)の光合流器65に導く接続導波路アレイ64、光合流器65からの出力を半導体光増幅器67に導く出力導波路66から構成されている。
【0006】
このアレイ集積型波長可変レーザにおいては、DFBレーザアレイ62の内の一つのDFBレーザを駆動し、DFBレーザから出射されたレーザ光は、光合流器65によって1 つの出力導波路66に光結合される。
この時、光合流器65で生じる損失を補償するため、出射端側に半導体光増幅器67を設けて光増幅している。
【0007】
一般に、光導波路では、その幅が広いと横高次モードが発生し、出力フィールドの乱れなどが見られるため、アレイ集積型波長可変レーザにおいては、半導体光増幅器67の導波路幅を1 次モードがカットオフになる幅より狭くして、半導体光増幅器67における横高次モードの発生を抑制している。
【0008】
しかし、上記のアレイ集積型波長可変レーザにおいて、光出力、信頼性の観点から半導体光増幅器の導波路幅が広いものが望ましいので、この事情を図12及び図13を参照して説明する。
【0009】
図12参照
図12は、アレイ集積型波長可変レーザの光出力の半導体光増幅器の導波路幅依存性の説明図であり、半導体光増幅器の導波路幅がある程度広いほど飽和光出力、利得が大きくなることが理解される。
【0010】
図13参照
図13は、アレイ集積型波長可変レーザの半導体光増幅器の電流密度の半導体光増幅器の導波路幅依存性の説明図であり、同じ光出力を得るための電流密度は、導波路幅が広いほうが小さくなることが理解される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のように飽和光出力、利得を大きくするために、半導体光増幅器の導波路幅を広くした場合、横高次モードが生じる可能性があり、特に、光合流器の出射端側に導波路幅の広い半導体光増幅器を集積した場合は、DFBレーザアレイから出射された光が光合流器を通過する際に光合流器出射端において発生する横高次モードが、半導体光増幅器に伝搬し、その結果、光半導体増幅器において横高次モードが顕著に発生し、半導体光増幅器の出射端における光の出力フィールドの悪化が見られるという問題があるので、この事情を図14及び図15を参照して説明する。
【0012】
図14参照
図14は、アレイ集積型波長可変レーザの光合流器出射端における光強度分布図であり、光合流器出射端において横高次モードは発生しており、この光が幅2.0μmの導波路に伝播した場合に、その導波路において1次モードが生じることが理解される。
【0013】
図15(a)参照
図15(a)は、導波路幅が1.6μmの場合の水平方向出力フィールドを示す図であり、0次モード、即ち、基本モードが増幅されて出力されていることが理解される。
【0014】
図15(b)参照
図15(b)は、導波路幅が2.0μmの場合の水平方向出力フィールドを示す図であり、0次モードと1次モードが混合した状態で増幅されて出力されていることが理解される。
この様に0次モードと1次モードが混合して増幅されると、光ファイバとの光結合効率を低下させることになる。
【0015】
したがって、従来においては、上述の様に、半導体光増幅器の導波路幅を1次モードがカットオフになる幅より狭く、例えば、1.6μm以下にせざるを得ず、そうすると、半導体光増幅器の改善による波長可変レーザの高光出力化、信頼性の改善が実現できないという問題に直面していた。
【0016】
したがって、本発明は、基本モードを保った状態で波長可変レーザの高光出力化、信頼性の改善を実現することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理的構成の説明図であり、ここで、図1を参照して本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記の課題を解決するために、本発明は、半導体光素子において、少なくとも光合流器8と半導体光増幅器7を集積した半導体光素子において、前記光合流器8と前記半導体光増幅器7の間に、基本モード光を透過するとともに、少なくとも1次モード光の伝播を阻止するモードフィルタ1を設け、且つ、半導体光増幅器7の幅が、1次モードのカットオフ幅より広く、2次モードのカットオフ幅より狭いことを特徴とする。
【0018】
上述の特性を有するモードフィルタ1を用いることにより、基本モード光のみが出力側導波路3の中央導波路4に伝播し、1 次モード光は両側の側部導波路5,6に伝搬するので、光合流器8において発生した横1次モード光は取り除かれ、また、反射戻り光が素子特性を劣化させない程度に十分に小さくしているので、安定した動作特性を得ることができる。
【0019】
したがって、中央導波路4を半導体光増幅器7に結合すれば、半導体光増幅器7には横1次モード光が取り除かれた光が伝播することになり、半導体光増幅器7の飽和光出力、利得を増加させ、かつ、半導体光増幅器7へ注入する電流密度を減少させることができる。
【0020】
例えば、導波路幅が2.0μmの半導体光増幅器7を用いた場合、1.2μm幅の場合に比べて、アレイ集積型波長可変レーザの最大光出力を1.25倍にすることができ、また、同光出力における電流密度を比較すると、導波路幅が2.0μmの半導体光増幅器7では、1.2μm幅の場合と比較して少なくとも3/5以下になるため、半導体光増幅器7の信頼性の向上も実現できる。
【0021】
また、半導体光増幅器7の幅を1次モードのカットオフ幅より広く、且つ、2次モードのカットオフ幅より狭くしているため、1次モードはモードフィルタ1によって除去されているので半導体光増幅器7で増幅されることはなく、また、2次モードは半導体光増幅器7でカットオフされるのでやはり増幅されることはない。
【0022】
また、モードフィルタ1としては、4×4多モード干渉導波路の特性を有する1×3構造の導波路であって、出力側導波路3は、入力側導波路2と同じ幅を有する中央導波路4と、前記中央導波路4の半分の幅を有する両側の側部導波路5,6によって構成されるモードフィルタが好適である。
【0023】
この場合、出射端面における横1次モード光の不所望な反射を防止して、入射側への戻り光を抑制するためには、中央導波路4と両側の側部導波路5,6との間隔を出射端面に向かうほど広くすることが望ましい。
【0024】
また、モードフィルタ1の入力側に設ける入力側導波路2の導波路幅或いは出力側に設ける出力側導波路3の導波路幅は、1次モードのカットオフ幅より狭くしても良い。
【0025】
その場合、入力側導波路2と出力側導波路3のモードフィルタ本体部との接続部においては同じ幅であった方が設計上望ましいので、入力側導波路2或いは出力導波路3を1次モードのカットオフ幅より狭い直線導波路部と、半導体光増幅器7と同と同じ幅へ移行するテーパ導波路部とにより構成することが望ましい。
【0026】
また、出射端面における不所望な反射光をより確実に除去するために、側部導波路5,6の出射端部に、光吸収体を設けることが望ましい。
【0027】
また、モードフィルタ1としては、シングルモード導波路を用いても良く、その場合には、高次モード光は導波路内を伝播せず放射されてしまうため、長さを十分長く、例えば、100μm以上にすることによって、高次モード光を除去することができる。
【0028】
この場合、シングルモード導波路と半導体光増幅器7との接続部にテーパ導波路部を挿入することが望ましい。
なお、シングルモード導波路では高次モード光は放射されるため、導波路に結合する反射光は少なくなる。
【0029】
また、光合流器8の半導体光増幅器7と対向する側の反対側に、半導体レーザアレイ9、及び、半導体レーザアレイ9と光合流器8を結合する接続用導波路アレイ10を集積することによって、光源と増幅器とが一体になったアレイ集積型波長可変レーザを構成することができる。
【0030】
また、光合流器8としては、多モード干渉導波路型光合流器、テーパ状導波路型光合流器、或いは、スターカプラ型光合流器のいずれを用いても良いものである。
即ち、どのような光合流器8を用いても、その出射端において光強度分布が乱れ、高次モード光が発生することから、高次モード光の影響を取り除く本発明は、光合流器8の種類を問わず効果がある。
【0031】
【発明の実施の形態】
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の第1の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、全体の外観は上記の図1に示した通りであるので、ここでは平面図と断面図によって説明する。
図2参照
図2は、本発明の第1の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図であり、互いに発振波長の異なる複数のDFBレーザを並列に配置したDFBレーザアレイ11、DFBレーザアレイ11からの光出力を多モード干渉型(MMI型)の光合流器13に導く接続導波路アレイ12、光合流器13からの出力光を長さが、例えば、600μmで、幅Wsoa が2.0μmの半導体光増幅器17に導くモードフィルタ14から構成されており、出射端面には反射防止膜20が設けられている。
【0032】
なお、図においては、DFBレーザアレイ11を8本のλ/4シフト型DFBレーザから構成されており、各々の共振器長は、例えば、300μmであり、また、ストライプ幅は、例えば、1.4μmであるが、8本は単なる一例であり、8本に特別の意味はない。
【0033】
この場合、モードフィルタ14は、モードフィルタ14の本体部が、例えば、幅Wmf=9μm、長さLmf=100μmの4×4多モード干渉型モードフィルタの特性を有する1×3型で構成され、入力側導波路15の幅は、半導体光増幅器17の幅と等しく、横1次モードのカットオフ幅より広く、且つ、横2次モードのカットオフ幅より狭く、例えば、2.0μmで、長さは、例えば、100μmである。
【0034】
一方、出力側の導波路は、幅が半導体光増幅器17の幅Wsoa と同じ幅、例えば、2.0μmで、半導体光増幅器17に結合する中央導波路16、及び、幅が、Wsoa /2=1.0μmの2本の側部導波路18,19から構成される。
【0035】
この時、中央導波路16の両側に設けた側部導波路18,19は、出射端面に向かうに連れて、中央導波路16との間隔が広くなるように形成するとともに、出射端面まで延在させる。
この様な構成によって、側部導波路18,19を伝播する横1次モード光は、反射防止膜20の作用と相まって出射端面で反射することなく、素子外部に放出される。
【0036】
次に、図3を参照して、本発明の第1のアレイ集積型波長可変レーザの製造工程を説明するが、図3(a)は図2におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った半導体光増幅器17の概略的断面図であり、また、図3(b)は図2におけるB−B′を結ぶ一点鎖線に沿った入力側導波路15の概略的断面図である。
なお、DFBレーザアレイ11の積層構造は図3(a)に示す構造と基本的に同様であり、また、接続導波路12、光合流器13、モードフィルタ14、中央導波路16、及び、側部導波路18,19の積層構造は図3(b)に示す構造と基本的に同様である。
【0037】
図3(a)参照
まず、n型InP基板21上に、有機金属気相成長法(MOCVD法)を用いて、下部クラッド層を兼ねるn型InPバッファ層22を堆積させたのち、DFBレーザアレイを形成する領域に、互いに周期異なる回折格子を各DFBレーザに対応するように島状に並列に形成する。
【0038】
次いで、再び、MOCVD法を用いて全面に、厚さが、例えば、50nmで、PL(フォトルミネッセンス)波長が1.15μm組成のInGaAsPSCH(Separate Confinement Heterostructure)層23、MQW活性層24、厚さが、例えば、50nmで、PL波長が1.15μm組成のInGaAsPSCH層25、及び、p型InP層26を順次堆積させる。
【0039】
次いで、SiO2 膜を堆積させたのち、DFBレーザアレイ11全体に対応する幅広パターン及び半導体光増幅器17に対応するとともに、半導体光増幅器17より若干幅広のパターンにパターニングしてSiO2 マスク(図示を省略)とし、このSiO2 マスクをマスクとしてエッチングすることによって、InGaAsPSCH層23までを除去してn型InPバッファ層22を露出させる。
【0040】
図3(b)参照
次いで、SiO2 マスクをそのまま選択成長マスクとして利用して、再び、MOCVD法を用いて、厚さが、例えば、200nmでPL波長が1.3μm組成のInGaAsPコア層27及びi型InP層28を順次選択的に堆積させる。
なお、この場合のMQW活性層24は、ギャップ波長λg が使用する波長範囲に適した組成で、厚さが、例えば、10nmのi型InGaAsPバリア層と、ギャップ波長λg が使用する波長範囲に適した組成で、厚さが、例えば、5.1nmのi型InGaAsP井戸層とをi型InGaAsP井戸層が6層になるように交互に成長させたものである。
【0041】
次いで、SiO2 マスクを除去したのち、新たにSiO2 膜を堆積させ、図2に示したDFBレーザアレイ11、接続導波路アレイ12、光合流器13、入力側導波路15、モードフィルタ14、中央導波路16、半導体光増幅器17、及び、側部導波路18,19に対応するパターンにパターニングしてSiO2 マスク(図示を省略)とし、このSiO2 マスクをマスクとしてエッチングすることによって、メサ構造を形成するとともにn型InPバッファ層22を再び露出させる。
【0042】
次いで、再び、SiO2 マスクをそのまま選択成長マスクとして利用してMOCVD法によって、厚さが、例えば、1.5μmのp型InP埋込層29及びn型InP電流ブロッキング層30を順次選択的に成長させてメサ側部を埋め込む。
【0043】
次いで、SiO2 膜を除去したのち、MOCVD法を用いて全面に、厚さが、例えば、2.0μmp型InPクラッド層31及び厚さが、例えば、0.5μmのp型InGaAsコンタクト層32を順次堆積させる。
【0044】
次いで、全面に厚さが、例えば、0.4μmのSiO2 膜を形成したのち、各DFBレーザ及び半導体光増幅器17に対応する開口部を形成してSiO2 保護膜33とし、全面にAuZn/Auからなる2層導電膜を堆積させたのち各DFBレーザ及び半導体光増幅器17に対応する形状にパターニングすることによってp側電極34を形成する。
一方、n型InP基板21の裏面には、AuSn/Auからなる2層構造のn側電極35を形成する。
【0045】
最後に、劈開によって所定の大きさに素子分割したのち、各DFBレーザ及び半導体光増幅器17のp側電極34に通電用のワイヤをボンディングするとともに、出射端面に2層AR膜をコートして反射防止膜20を形成することによってアレイ集積化波長可変レーザの基本構成が完成する。
【0046】
次に、図4を参照して、本発明の第1の実施の形態に用いる4×4多モード干渉型モードフィルタ特性を有する1×3型のモードフィルタ14のモードフィルタ原理を説明する。
図4参照
モードフィルタ14は、1本の入射側導波路15と、入射側導波路15と同じ幅の中央導波路16及び幅が中央導波路16の半分の幅の2本の側部導波路18,19からなる出力側導波路と結合して1×3型になっている。
【0047】
しかし、入力側においては、仮想的に4本の導波路WGin1 ,導波路WGin2 ,導波路WGin3 ,導波路WGin3 から構成され、中央の2本の導波路WGin2 及び導波路WGin3 が結合して、光合流器13からの出力光をモードフィルタ14の本体部に導く入力側導波路15を構成していると考えることができる。
【0048】
一方、出力側においても、仮想的に4本の導波路WGout1,WGout2,WGout3,WGout4から構成され、中央の2本の導波路WGout2及び導波路WGout3が結合して1本の中央導波路16を構成し、両側のWGout1及び導波路WGout4は、夫々側部導波路18,19を構成していると考えることができる。
【0049】
この様なモードフィルタ14において、モードフィルタ14の長さLmfを、入力側導波路15から入射される実線で示す基本モードのみが中央導波路16に伝播し、且つ、入力側導波路15から入射される破線で示す1次モードが両側の側部導波路18,19に伝播する長さに設定することによって、基本モードのみを半導体光増幅器17に導くモードフィルタとすることができる。
【0050】
この様に、本発明の第1の実施の形態においては、基本モード光のみを出力側導波路の中央導波路16に伝播するモードフィルタ14を用いているので、1 次モード光は両側の側部導波路18,19に伝搬して、光合流器8において発生した1次モード光は取り除かれ、出射端面の水平方向出力フィールドが悪化することがなく、光ファイバ(図示を省略)との光結合効率が向上する。
【0051】
また、中央導波路16及び半導体光増幅器17の幅を、1次モードのカットオフ幅より広く、且つ、2次モードのカットオフ幅より狭くしているので、半導体光増幅器17の飽和光出力、利得を増加させ、かつ、半導体光増幅器17へ注入する電流密度を減少させることができ、それによって、信頼性を向上することができる。
【0052】
因に、上述のように、導波路幅Wsoa が2.0μmの半導体光増幅器17を用いた場合、1.2μm幅の場合に比べて、アレイ集積型波長可変レーザの最大光出力を1.25倍にすることができ、また、同光出力における電流密度を比較すると、導波路幅Wsoa が2.0μmの半導体光増幅器17では、1.2μm幅の場合と比較して少なくとも3/5以下になる。
【0053】
また、両側の側部導波路18,19は、出射端面まで延在させるとともに、出射端面に向かって中央導波路16との間隔が徐々に広くなるように形成しているので、側部導波路18,19の光軸と出射端面とが垂直に交わることはなく、それによって、反射防止膜20の作用と相まって1次モード光は反射して戻り光になることがない。
【0054】
次に、図5を参照して、本発明の第2実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、光吸収体を設けた以外は、上記の第1の実施の形態と全く同様であるので、配置構成のみを説明する。
図5参照
図5は、本発明の第2実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図であり、互いに発振波長の異なる複数のDFBレーザを並列に配置したDFBレーザアレイ11、DFBレーザアレイ11からの光出力をMMI型の光合流器13に導く接続導波路アレイ12、光合流器13からの出力光を長さが、例えば、600μmで、幅Wsoa が2.0μmの半導体光増幅器17に導くモードフィルタ14から構成されており、出射端面には反射防止膜20が設けられている。
【0055】
この第2の実施の形態においては、両側の側部導波路18,19の先端部には、1次モード光を吸収する光吸収体41,42を設けたもので、この光吸収体41,42は、半導体光増幅器17と同じ成膜工程で、同じ層構造で形成する。
【0056】
この場合、半導体光増幅器17においては電流を注入しているのでレーザ光を増幅するが、この光吸収体41,42においてはp側電極を設けないので電流が注入されず、したがって、光吸収体41,42のMQW活性層部において1次モード光が吸収されることになる。
【0057】
この様に、本発明の第2の実施の形態においては、側部導波路18,19の先端部には、1次モード光を吸収する光吸収体41,42を設けているので、側部導波路18,19を伝播する1 次モード光を効率的に除去することが可能になる。
【0058】
次に、図6を参照して、本発明の第3実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、モードフィルタとしてシングルモードフィルタを用いた以外は、上記の第1の実施の形態と全く同様であるので、配置構成のみを説明する。
図6参照
図6は、本発明の第3実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図であり、互いに発振波長の異なる複数のDFBレーザを並列に配置したDFBレーザアレイ11、DFBレーザアレイ11からの光出力をMMI型の光合流器13に導く接続導波路アレイ12、光合流器13からの出力光を半導体光増幅器17に導く長さLmfが100μm以上、例えば、300μmで、幅Wmfが1.0μmの直線導波路部44と長さが、例えば、20μmのテーパ導波路部45とからなるシングルモード導波路型のモードフィルタ43から構成されており、出射端面には反射防止膜20が設けられている。
【0059】
このモードフィルタ43においては、直線導波路部44の幅Wmfが、1.0μmと1モードをカットオフする幅であるので、直線導波路部44内を伝播する高次モードは導波路内を伝播せず放射されてしまうため、長さLmfを十分長く、例えば、100μm以上にすることによって、高次モード光を除去することができる。
【0060】
この場合、直線導波路部44と半導体光増幅器17との間をテーパ導波路部45によってスムーズに結合させているので、結合部において反射が生ずることがなく、また、シングルモード導波路では高次モード光は放射されるため、導波路に結合する反射光は少なくなる。
【0061】
次に、図7を参照して、本発明の第4実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、モードフィルタに接続する入力側導波路の構造以外は、上記の第1の実施の形態と全く同様であるので、モードフィルタ近傍の配置構成のみを図示した。
図7参照
図7は、本発明の第4実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的要部平面図であり、MMI型の光合流器13と1×3型のモードフィルタ14との間に設ける入力側導波路46を、幅Winが、例えば、1.6μmの直線導波路部47と、1.6μmの幅を2.0μmまで拡げるテーパ導波路部48とによって構成したものである。
【0062】
一般に、入力側導波路46と中央導波路16のモードフィルタ14との結合部における幅は、伝播モード特性を決定する設計上の問題で同じ幅にすることが望ましいが、モードフィルタ14の前後の光導波路全体の幅を同じにする必要はなく、入力側導波路46を狭くした場合には、テーパ導波路部48を設けることによって、半導体光増幅器17との幅の整合性を取ることができる。
【0063】
この本発明の第4の実施の形態においては、入力側導波路46の直線導波路部47の幅を1.6μm、即ち、1次モードをカットオフする幅にしているので、高次モード光をより効率的に除去することができる。
【0064】
次に、図8を参照して、本発明の第5実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、モードフィルタに接続する出力側導波路の構造以外は、上記の第1の実施の形態と全く同様であるので、モードフィルタ近傍の配置構成のみを図示した。
図8参照
図8は、本発明の第5実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的要部平面図であり、1×3型のモードフィルタ14と半導体光増幅器の間に設ける中央導波路49を、幅が、例えば、1.6μmの直線導波路部50と、1.6μmの幅を2.0μmまで拡げるテーパ導波路部51とによって構成したものである。
【0065】
この本発明の第5の実施の形態においては、出力側導波路を構成する中央導波路49の直線導波路部50の幅を1.6μm、即ち、1次モードをカットオフする幅にしているので、高次モード光をより効率的に除去することができる。
【0066】
次に、図9を参照して、本発明の第6実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、光合流器としてテーパ導波路型光合流器を用いた以外は、上記の第1の実施の形態と全く同様であるので、配置構成のみを説明する。
図9参照
図9は、本発明の第6実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図であり、互いに発振波長の異なる複数のDFBレーザを並列に配置したDFBレーザアレイ11、DFBレーザアレイ11からの光出力をテーパ導波路型光合流器53に導く接続導波路アレイ12、テーパ導波路型光合流器53からの出力光を1×3型のモードフィルタ14に導く入力側導波路15、モードフィルタ14からの基本モード光の半導体光増幅器17に導く中央導波路16、中央導波路16の両側に設けられ1次モード光を伝播して外部に放出する側部導波路18,19によって構成されており、出射端面には反射防止膜20が設けられている。
【0067】
この第6の実施の形態においては、光合流器として、テーパ導波路型光合流器53を用いているので、光合流器の素子長さをMMI型光合流器に比べて短くすることができ、それによって、アレイ集積型波長可変レーザの長さを短く、小型化することができる。
【0068】
次に、図10を参照して、本発明の第7実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザを説明するが、光合流器としてスターカプラ型光合流器を用いた以外は、上記の第1の実施の形態と全く同様であるので、配置構成のみを説明する。
図10参照
図10は、本発明の第7実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図であり、互いに発振波長の異なる複数のDFBレーザを並列に配置したDFBレーザアレイ54、DFBレーザアレイ54からの光出力をスターカプラ型光合流器56に導く接続導波路アレイ55、スターカプラ型光合流器56からの出力光を1×3型のモードフィルタ14に導く入力側導波路15、モードフィルタ14からの基本モード光の半導体光増幅器17に導く中央導波路16、中央導波路16の両側に設けられ1次モード光を伝播して外部に放出する側部導波路18,19によって構成されており、出射端面には反射防止膜20が設けられている。
【0069】
このスターカプラ型光合流器56においては、ガウス型の光強度分布を考慮して外側へ行くほど接続導波路アレイの各導波路の幅を太くしており、それに併せてDFBレーザの幅も太くしている。
【0070】
この第7の実施の形態のように、スターカプラ型光結合器を光合流器として用いてもMMI型光結合器やテーパ導波路型結合器と同様の作用効果を得ることができる。
【0071】
即ち、半導体光増幅器17に入射したレーザ光をスターカプラ型光合流器56によって8本に均一なレーザ光に分岐させ、各DFBレーザに入力させることができ、各DFBレーザの発振波長に合致したDFBレーザにおいてのみレーザ光を増幅することができ、それによって、光ファイバ中を長距離伝播することによって、波長範囲が広がったレーザ光の単色性を高めることができる。
【0072】
以上、本発明の各実施の形態を説明してきたが、本発明は各実施の形態に記載した構成に限られるものではなく、各種の変更が可能である。
例えば、上記第4乃至第7の実施の形態においては、側部導波路を出射端面まで延在させているが、上記の第2の実施の形態と同様に側部導波路の先端部に光吸収体を設けても良いものである。
【0073】
また、上記第4乃至第5の実施の形態においては、光合流器としてMMI型の光合流器を用いているが、上記の第6或いは第7の実施の形態と同様に、テーパ導波路型光合流器或いはスターカプラ型光合流器を用いても良いものである。
【0074】
また、上記の各実施の形態においては、全体構成を1.55μm帯のアレイ集積型波長可変レーザとして説明しているが、MQW活性層及びSCH層の組成を変化させることによって、1.3μm帯のアレイ集積型波長可変レーザとしても良いものである。
【0075】
さらには、InGaAsP/InP系に限られるものではなく、GaAs/AlGaAs系等の他のIII-V族化合物半導体、或いは、量子井戸構造におけるサブバンド間遷移を利用したナイトライド系III-V族化合物半導体からなるアレイ集積型波長可変レーザにも適用されるものである。
【0076】
また、本発明は、上記の各要素を集積したアレイ集積型波長可変レーザに限られるものではなく、必要に応じて、半導体光増幅器の前段或いは後段に光変調器等を挿入しても良いものである。
【0077】
また、上記の各実施の形態においては、DFBレーザアレイを集積化したアレイ集積型波長可変レーザとして説明しているが、本発明はこの様なアレイ集積型波長可変レーザに限られるものではなく、分岐導波路アレイ−光合流器−モードフィルタ−半導体光増幅器のみを集積化しても良い。
【0078】
また、上記の各実施の形態においては、各要素部をPBH構造における電流狭窄機構をn型電流ブロッキング層/p型埋込層構造で構成しているが、n型電流ブロッキング層/p型埋込層構造に限られるものではなく、FeドープInP埋込層で構成しても良いものである。
【0079】
また、上記の各実施の形態においては、各要素部をPBH構造で構成しているが、必ずしもFBH構造に限られるものではなく、各種の公知の電流狭窄構造を伴うストライプ構造で構成しても良いものである。
【0080】
ここで、再び図1を参照して、改めて本発明の詳細な特徴を説明する。
再び、図1参照
(付記1) 少なくとも光合流器8と半導体光増幅器7を集積した半導体光素子において、前記光合流器8と前記半導体光増幅器7の間に、基本モード光を透過するとともに、少なくとも1次モード光の伝播を阻止するモードフィルタ1を設け、且つ、前記半導体光増幅器7の幅が、1次モードのカットオフ幅より広く、2次モードのカットオフ幅より狭いことを特徴とする半導体光素子。
(付記2) 上記モードフィルタ1として、4×4多モード干渉導波路の特性を有する1×3構造の導波路であって、出力側導波路3は、入力側導波路2と同じ幅を有する中央導波路4と、前記中央導波路4の半分の幅を有する両側の側部導波路5,6によって構成されることを特徴とする付記1記載の半導体光素子。
(付記3) 上記中央導波路4と両側の側部導波路5,6との間隔が、出射端面に向かうほど広くなっていることを特徴とする付記2記載の半導体光素子。
(付記4) 上記モードフィルタ1の入力側に設ける入力側導波路2を、1次モードのカットオフ幅より狭い直線導波路部と、上記半導体光増幅器7と同じ幅へ移行するテーパ導波路部とにより構成することを特徴とする付記2または3に記載の半導体光素子。
(付記5) 上記モードフィルタ1の出力側に設ける中央側導波路を、1次モードのカットオフ幅より狭い直線導波路部と、上記半導体光増幅器7と同じ幅へ移行するテーパ導波路部とにより構成することを特徴とする付記2または3に記載の半導体光素子。
(付記6) 上記側部導波路5,6の出射端部に、光吸収体を設けたことを特徴とする付記2乃至5のいずれか1に記載の半導体光素子。
(付記7) 上記モードフィルタ1として、長さが100μm以上のシングルモード導波路を用いたことを特徴とする付記1記載の半導体光素子。
(付記8) 上記シングルモード導波路と、上記半導体光増幅器7との接続部にテーパ導波路部を挿入したことを特徴とする付記7記載の半導体光素子。
(付記9) 上記光合流器8の半導体光増幅器7と対向する側の反対側に、半導体レーザアレイ9、及び、前記半導体レーザアレイ9と前記光合流器8を結合する接続用導波路アレイ10を集積したことを特徴とする付記1乃至8のいずれか1に記載の半導体光素子。
(付記10) 上記光合流器8として、多モード干渉導波路型光合流器、テーパ状導波路型光合流器、或いは、スターカプラ型光合流器のいずれかを用いたことを特徴とする付記1乃至9のいずれか1に記載の半導体光素子。
【0081】
【発明の効果】
本発明により、レーザアレイとそれを一つの光導波路に光結合する光合流器とその後段に半導体光増幅器を集積した光半導体素子において、光合流器と半導体光増幅器との間に基本モード光を透過するとともに1次モード光の伝播を阻止する特性を有するモードフィルタを介在させているので、半導体光増幅器の導波路幅を1次モードのカットオフ幅より広く、且つ、2次モードのカットオフ幅より狭くすることができ、それによって、良好な出力フィールドを維持したまま、高光出力、高信頼性を実現でき、ひいては、波長多重通信の普及・進展に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に用いる4×4多モード干渉型モードフィルタの原理説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的要部平面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的要部平面図である。
【図9】本発明の第6の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態のアレイ集積型波長可変レーザの概略的平面図である。
【図11】従来のアレイ集積型波長可変レーザの概略的斜視図である。
【図12】アレイ集積型波長可変レーザの光出力の半導体光増幅器の導波路幅依存性の説明図である。
【図13】アレイ集積型波長可変レーザの半導体光増幅器の電流密度の半導体光増幅器の導波路幅依存性の説明図である。
【図14】アレイ集積型波長可変レーザの光合流器出射端における光強度分布図である。
【図15】アレイ集積型波長可変レーザの水平方向出力フィールドの半導体光増幅器の導波路幅依存性の説明図である。
【符号の説明】
1 モードフィルタ
2 入力側導波路
3 出力側導波路
4 中央導波路
5 側部導波路
6 側部導波路
7 半導体光増幅器
8 光合流器
9 半導体レーザアレイ
10 接続導波路アレイ
11 DFBレーザアレイ
12 接続導波路アレイ
13 光合流器
14 モードフィルタ
15 入力側導波路
16 中央導波路
17 半導体光増幅器
18 側部導波路
19 側部導波路
20 反射防止膜
21 n型InP基板
22 n型InPバッファ層
23 InGaAsPSCH層
24 MQW活性層
25 InGaAsSCH層
26 p型InP層
27 InGaAsコア層
28 i型InP層
29 p型InP埋込層
30 n型InP電流ブロッキング層
31 p型InPクラッド層
32 p型InGaAsコンタクト層
33 SiO2 保護膜
34 p側電極
35 n側電極
41 光吸収体
42 光吸収体
43 モードフィルタ
44 直線導波路部
45 テーパ導波路部
46 入力側導波路
47 直線導波路部
48 テーパ導波路部
49 中央導波路
50 直線導波路部
51 テーパ導波路部
53 テーパ導波路型光合流器
54 DFBレーザアレイ
55 接続導波路アレイ
56 スターカプラ型光合流器
61 半導体基板
62 DFBレーザアレイ
63 回折格子
64 接続導波路アレイ
65 光合流器
66 出力導波路
67 半導体光増幅器
Claims (4)
- 少なくとも光合流器と半導体光増幅器を集積した半導体光素子において、前記光合流器と前記半導体光増幅器の間に、基本モード光を透過するとともに、少なくとも1次モード光の伝播を阻止するモードフィルタを設け、且つ、前記半導体光増幅器の幅が、1次モードのカットオフ幅より広く、2次モードのカットオフ幅より狭いことを特徴とする半導体光素子。
- 上記モードフィルタとして、4×4多モード干渉導波路の特性を有する1×3構造の導波路であって、出力側導波路は、入力側導波路と同じ幅を有する中央導波路と、前記中央導波路の半分の幅を有する両側の側部導波路によって構成されることを特徴とする請求項1に記載の半導体光素子。
- 上記モードフィルタとして、長さが100μm以上のシングルモード導波路を用いたことを特徴とする請求項1記載の半導体光素子。
- 上記光合流器の半導体光増幅器と対向する側の反対側に、半導体レーザアレイ、及び、前記半導体レーザアレイと前記光合流器を結合する接続用導波路アレイを集積したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体光素子。
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