JP5870509B2 - 光源装置、光学ピックアップ、記録装置 - Google Patents
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Description
光通信においては、入力/出力される光は光ファイバにより伝送される。
このとき、特に基幹通信系では、例えばITU(International Telecomunication Union)などの通信規格により、シングルモードファイバを用いるものとされており、従ってSOAの導波路としても、その入射側はシングルモードで設計されるものが多く見受けられる。実際の製品で見ても、半導体と光ファイバを一体パッケージ化した半導体光増器(半導体増幅モジュール)としては、例えば以下に挙げるAlphion社製品のようにシングルモードファイバとの結合が為されており、よって、半導体光増幅器の導波路もシングルモードとされる。
・http://www.sun-ins.com/lineup2/alphion/pdf-soa/8_alphion_x-band_amplifier.pdf
|Ein>=ΣiCi|Φi>+ΣjDj|φj> ・・・[式1]
Einは入射電場、Φiは半導体の入力端導波路の導波モード、φjは半導体の入力端導波路の放射モードであり、
Ci=<Φi|Ein> ・・・[式2]
Di=<φj|Ein> ・・・[式3]
i,jはモード番号である。
また、その直行性から、
<Φi|Φk>=δik ・・・[式4]
<φi|φk>=δik ・・・[式5]
<Φi|φj>=0 ・・・[式6]
が成り立つ。また、
である。
この非特許文献1で提案したMOPAは、波長=405nm程度、繰り返し周波数=1GHz程度、パルス幅=4ピコ秒程度で、ピークパワー=100W程度を実現している。
図20において、MOPAには、MLLD部100と、SOA107とが設けられる。MLLD部100は、半導体レーザとしてのMLLD101と、外部共振器(集光レンズ102・バンドパスフィルタ103・共振用ミラー104)とを備え、所定の繰り返し周波数によるパルスレーザ光(マスターレーザ光)を発光する。
MLLD部100からの出射光はコリメーションレンズ105によりコリメートされ、当該コリメートされた光を集光レンズ106がSOA107の入射端(入射口)に集光する。SOA107は、集光レンズ106を介して入射されたレーザ光を増幅・変調して出力する。このSOA107において、MLLD部100からのマスターレーザ光が記録データに応じて変調されて出力されることになる。
従って、従来のMOPAにおいては、効率良くシングルモード光結合が為されるべく、MLLD101の出力導波路とSOA107の入力導波路とを同一寸法(同一幅)とするように設計していた。
これら図21及び図22を参照して分かるように、非特許文献1に記載のMOPAの場合、SOA107の出力光の水平横方向における光強度分布としては、中心ピークに加えその外側に2つのピークが現れる3つ山ピークの形態となる。
これは、図22において、外側2つのピークの位置がSOA107の出射側導波路の外側の部分で生じていることからも理解できる。
また、上記のようにピーク位置が変動するという点についても、安定した記録性能を維持する面で望ましくなく、その抑制が要請されるものとなる。
つまり、本技術の光源装置は、外部共振器を含むモードロックレーザ部と当該モードロックレーザ部から出射されるレーザ光を増幅変調する半導体光増幅器とを有して構成されるMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)による光源装置であって、上記半導体光増幅器の入射側導波路の横方向幅が、当該半導体光増幅器の入射側導波路の水平横モードがマルチモードとなるように設定されている。
またこれと共に、上記半導体光増幅器の入射側光結合において基本モードが選択励起されるように、上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光を拡大する倍率変換を行う倍率変換部を備え、上記半導体光増幅器の出力光の波面を補償するための非点収差を上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光に与えるように構成されているものである。
その上で本技術では、上記倍率変換部により、半導体光増幅器の入射側光結合において基本モード(シングルモード)が選択励起されるようにしている。これにより、最終的にMOPA全体として出力される光、すなわちモードロックレーザ部との光結合後の半導体光増幅器の出射光について、その光強度分布が単峰特性となるようにすることができる。
また、上記のようにモードロックレーザ部からの入射光を拡大する倍率変換を行うということは、モードロックレーザ部から半導体光増幅器への入射光のスポットサイズを拡大しているということになるが、このことによると、半導体光増幅器の導波路における光密度が低減されることになる。この結果、例えば後述するようにして半導体光増幅器の非線形光学効果(自己位相変調)に起因して生じるものとされる出射ビームのピークの揺らぎの抑制も図られることとなる。
なお、説明は以下の順序で行う。
<1.記録装置の全体構成>
<2.MOPAの構成>
<3.単峰化について>
<4.ピーク位置の揺らぎについて>
<5.波面補償について>
<6.まとめ>
<7.変形例>
図1は、本技術に係る実施の形態としての記録装置(以下、記録装置1とする)の内部構成を示している。
図1において、実施の形態の記録装置1は、スピンドルモータ(SPM)2、対物レンズ3、コリメーションレンズ4、MOPA(Master Oscillator Power Amplifier)5、駆動部6、記録処理部7、及びコントローラ8を少なくとも備える。
ここで、対物レンズ3とコリメーションレンズ4とを含む光学系は、光学ピックアップ内に搭載される。MOPA5については、上記光学ピックアップ内に搭載してもよいし、或いはMOPA5内の後述するSOA(Semiconductor Optical Amp)14のみを光学ピックアップ内に搭載するように構成することもできる。
記録処理部7は、記録データに対して所定の記録変調符号化処理を施して、変調データを得る。
駆動部6は、記録処理部7が生成した変調データを入力し、当該変調データに従って生成した駆動信号により、MOPA5を駆動する。MOPA5の駆動信号としては、後述するMLLD(Mode Locked Laser Diode:モードロックレーザとも称する)15を発光させるための駆動信号と、SOA14に変調データ列に応じた光増幅変調を実行させるための駆動信号とをそれぞれ供給することになる。
例えば記録処理部7に対する記録開始の指示を行ったり、スピンドルモータ2の回転開始/停止/加速/減速等の指示を行う。また、駆動部6に対する制御も可能とされる。
図2は、実施の形態の記録装置1が備えるMOPA5の内部構成について説明するための図である。
なお、この図2においては上視図によりMOPA5の内部構成を表している。すなわち、ストライプ方向の断面の様子を示すものである。
また図2では、図1に示したコリメーションレンズ4も併せて示している。
図示するように集光レンズ16によっては、MLLD15からの出射光が、共振用ミラー18の反射面に集光するようにされている。
本例の場合、MLLD15の出射光の波長=403nm程度とされる。
なお、アナモプリズム12については後に改めて説明を行う。
本例の場合、SOA14としてはGaN(Gallium Nitride:窒化ガリウム)系のSOAが用いられ、出射光の波長(MLLD入射光との結合なしの単体出射の場合)は402nm程度とされる。
また本例の場合、MLLD部10からの入射光との結合後におけるSOA14の出力光のピークパワーは100W程度とされる。
図3は、従来のMOPAにおけるSOA107の各部の寸法(図3A)と、その寸法に応じたSOA107の導波路の基本モード(図3B)との関係を示している。
なお、図3Aでは先の図2と同様にSOA107を上視図により示している。また図3Bに示す基本モードのシミュレーションは、等価屈折率法により行った。
図のように導波路は、テーパ状に形成されており、具体的にこの場合はSOA107端面に対して5°の傾きを有するように形成されている。
ここで、導波路の有効屈折率(等価屈折率)は2.518、屈折率差は0.01である。
この図4を参照して明らかなように、従来のSOA107では、水平横モードが単峰ではなく3つ山となる。
このことより、単峰化を図るためには、SOAの入射側導波路で規定される基本モードの光閉じ込めを大きくすればよいということが分かる。つまりは、SOAの入射側導波路の横方向幅を拡大すればよい。
この図5Aに示すように、本例においては、SOA14の入射側導波路の横方向幅は、従来のSOA107の場合の1.5μmに対して9.0μmに拡大するものとしている。
なお、導波路長(=2mm)や出射側導波路の水平横方向幅(=15μm)、及びテーパー角度についてはSOA107と同様である。
この場合、導波路の有効屈折率(等価屈折率)は2.5199となり、また屈折率差は0.01である。
この図5Bの結果より、水平横モードの導波路への染み出しが十分に抑えられていることが確認できる。
この図6を参照して明らかなように、入射側導波路幅を従来よりも広げた本例のSOA14によれば、SOA14単体発光時におけるその出射光の横方向光強度分布を単峰化することができる。
これら図7及び図8を参照すると、上記「残り厚」としては共に50nm程度であることから、両者で大きく屈折率差が変わっていないことが分かる。従って、単峰化には入射側導波路幅が起因であると判断できる。
この図9を参照して明らかなように、本例のSOA14では、従来よりも入射側導波路幅を広げたことでマルチモード化していることが分かる。
この図10より、単にSOA入射端幅を拡大したのみでは、高次モードで結合されてしまうことが分かる。これは、外部から入力される光ビームのサイズとSOA14の入射側導波路の基本モードサイズとが不一致のため、先の[式1]で示されるように高次モード(2次モードが支配的)の内積が大きくなることによる。
具体的に本例においては、図2に示すアナモプリズム12を挿入することで、MLLD部10からの出射光を倍率変換してSOA14に入射するようにしている。
このとき注意すべきは、このようなアナモプリズム12による倍率変換は、横方向(ストライプ方向)において行われるべきものであり、縦方向(ジャンクション方向)については行う必要性がないという点である。これは、図2(上視図)において示したアナモプリズム12の配置を参照しても明らかである。
この図11の結果より、上記の倍率変換によってSOA14の基本モードが選択的に励起されていることが理解できる。
ここで、上記のようにSOA14の入射側導波路幅を拡大し、これと共にマスターレーザからの入射光の倍率を変換した本実施の形態によれば、SOA出射側近視野像の揺らぎも抑えることができる。
この揺らぎの抑制については、その作用の直接的な図示は困難であるが、以下のように説明することができる。
この図12を参照すると、図3Aに示した従来のSOA107の導波路寸法では、増幅率の飽和、いわゆる利得飽和が起きていることが確認できる。
この図13より、ピーク波長の長波長化と、線幅の増大を読み取ることができる。これは、いわゆる自己位相変調という非線形光学効果が表れているものである(齋藤冨士郎著「超高速光デバイス」共立出版を参照)。
このことで、SOA14の導波路内の光密度が下げられるものとなり、非線形光学効果が低減され、その結果、ビームのピーク位置の安定性が向上することになる。
ここで、本例においては、SOA14の出力光ピークパワー=100Wと比較的高いピーク光強度まで増幅を行うものとしている。
このような場合には、SOA14において、前述の非線形光学効果や、熱的な屈折率の変調(いわゆる熱レンズ効果、以下単に熱効果とも表記)によって、SOA14の出力光に波面収差が生じ易い傾向となる。
従来のSOA107においては、入力端のストライプ幅で決まる基本モードが選択されるように光学系が設計される。この基本モードは、理想的には等位相で伝搬されるべきものであるが(図14A)、図14Bに示すように伝搬途中に非線形効果や熱効果による収束効果がある場合には、上記のように基本モードを選択する従来の場合には、その補正は非常に困難となる。
図15は、波面補償を実現するための構成例について説明するための図であり、図15Aは横視図(ジャンクション方向)、図15Bは上視図(ストライプ方向)である。
例えばこの図15に示すように集光レンズ13とSOA14との間にシリンダーレンズ19を挿入することで、SOA14への入射光に非点収差を与えることができる。すなわち、ストライプ方向について意図的に集光点のズレを生じさせることができる。これにより、SOA14内での非線形効果や熱効果による収束があった場合にその波面の補償を行うことができ、結果、MOPA5の出力ビーム波面を所望のものとすることができる。
なお、シリンダーレンズ19の代わりにホログラム素子等を使用しても同様の効果を得ることは可能である。
上記のように本実施の形態では、SOA14の入射側導波路の横方向幅を、当該SOA14の入射側導波路の水平横モードがマルチモードとなるように拡大するものとしている。このことで、SOA14の入射側導波路幅で規定される基本モードの光閉じ込めをより大とすることができ、SOA14の単体発光時での出力光強度分布を単峰化することができる。
その上で本実施の形態では、アナモプリズム12としての倍率変換部を設けることにより、SOA14の入射側光結合において基本モードが選択励起されるようにしている。これにより、最終的なMOPA5の出力光(MLLD部10との光結合後のSOA14の出射光)について、その光強度分布が単峰特性となるようにすることができる。
以上、本技術に係る実施の形態について説明したが、本技術はこれまでで説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えばこれまでの説明では、SOA14の入射側導波路幅を9μmに設定する例を挙げたが、これはあくまで一例を示したものに過ぎず、SOA14の入射側導波路幅は当該入射側導波路の水平横モードがマルチモード化される範囲内において適宜、設計できるものである。同様に、マスターレーザ(MLLD部10)からの入射ビームサイズ変換の倍率は、マスターレーザのビームサイズと、SOA14の入射側導波路幅で規定される基本モードのビームサイズとから適宜選択されるべきものである。
また、例示したパルスレーザの波長についても一例を示したものに過ぎず、これに限定されるべきものではない。
以下では一例として、これらシリンダーレンズ、トーリックレンズを用いた場合の倍率変換部の構成例について、図16〜図19を参照して説明する。
図のようにコリメーションレンズ11寄りに配置されるシリンダーレンズ20の焦点距離をfx1、集光レンズ13寄りに配置されるシリンダーレンズ21の焦点距離をfx2とすると、この場合の倍率変換部で設定される横方向の倍率mは「m=fx1/fx2」となる。
図示するようにコリメーションレンズ11寄りに配置されるシリンダーレンズ20の焦点距離をfx1、集光レンズ13寄りに配置されるシリンダーレンズ22の焦点距離をfx2とすると、当該構成例2の倍率変換部で設定される横方向の倍率mは「m=fx1/(−fx2)」となる。
この構成例3では、コリメーションレンズ11とSOA14との間にシリンダーレンズ20、及びシリンダーレンズ23を配置している。このとき、コリメーションレンズ11寄りに配置されるシリンダーレンズ20としては図16や図17の場合と同様にストライプ方向に対してのみ凸レンズとして機能するように配置され、SOA14寄りに配置されるシリンダーレンズ23は逆にジャンクション方向においてのみ凸レンズとして機能するように配置されている。
図のようにシリンダーレンズ20の焦点距離をfx、シリンダーレンズ23の焦点距離をfyとすると、この場合の倍率変換部による倍率mは「m=fx/fy」と表記できる。つまり、縦方向の倍率は従来と同様に「1」であり、このため倍率変換部による倍率mは「fx/fy」となる。
この場合、図18と同様に集光レンズ13は省略される。またこの場合、コリメーションレンズ11寄りとなる位置には、図18の場合と同様のシリンダーレンズ23(ジャンクション方向においてのみ凸レンズとして機能)が設けられる。その上で、SOA14寄りとなる位置に対して、トーリックレンズ24が設けられる。
ここで、シリンダーレンズ23のジャンクション方向での焦点距離をfy1、トーリックレンズ24のストライプ方向での焦点距離をfx2、ジャンクション方向での焦点距離をfy2とおく。このとき、fy1とfy2の合成焦点距離をfyとすると、この場合における倍率mは、図のように「m=fx2/fy」となる。
例えばバイオイメージングの分野では、パルスレーザを光源に用いる光学顕微鏡システムが存在する。本技術は、例えばこのような光学顕微鏡システムなどの他の光学システムに対しても好適に適用できる。光学顕微鏡システムの場合、SOA出射光の複数ピーク化やピーク位置の変動に伴い光記録システムの場合と同様に光学性能の悪化を来すため、その改善にあたり本技術の適用が有効となる。
(1)
外部共振器を含むモードロックレーザ部と当該モードロックレーザ部から出射されるレーザ光を増幅変調する半導体光増幅器とを有して構成されるMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)による光源装置であって、
上記半導体光増幅器の入射側導波路の横方向幅が、当該半導体光増幅器の入射側導波路の水平横モードがマルチモードとなるように設定されていると共に、
上記半導体光増幅器の入射側光結合において基本モードが選択励起されるように、上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光についての倍率変換を行う倍率変換部を備える
光源装置。
(2)
上記倍率変換部は、
アナモルフィックプリズム、シリンドリカルレンズ、トーリックレンズの何れかを有して上記倍率変換を行うように構成されている
上記(1)に記載の光源装置。
(3)
上記半導体光増幅器の出力光の波面を補償するための収差を上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光に与えるように構成されている
上記(1)又は(2)に記載の光源装置。
(4)
上記半導体光増幅器がGaN系半導体光増幅器とされる上記(1)〜(3)に記載の光源装置。
Claims (5)
- 外部共振器を含むモードロックレーザ部と当該モードロックレーザ部から出射されるレーザ光を増幅変調する半導体光増幅器とを有して構成されるMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)による光源装置であって、
上記半導体光増幅器の入射側導波路の横方向幅が、当該半導体光増幅器の入射側導波路の水平横モードがマルチモードとなるように設定されていると共に、
上記半導体光増幅器の入射側光結合において基本モードが選択励起されるように、上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光を拡大する倍率変換を行う倍率変換部を備え、
上記半導体光増幅器の出力光の波面を補償するための非点収差を上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光に与えるように構成されている
光源装置。 - 上記倍率変換部は、
アナモルフィックプリズム、シリンドリカルレンズ、トーリックレンズの何れかを有して上記倍率変換を行うように構成されている
請求項1に記載の光源装置。 - 上記半導体光増幅器がGaN系半導体光増幅器とされる請求項1に記載の光源装置。
- 外部共振器を含むモードロックレーザ部と当該モードロックレーザ部から出射されるレーザ光を増幅変調する半導体光増幅器とを有して構成されるMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)による光源部と、
上記光源部から出射されたレーザ光を光記録媒体に対して照射する対物レンズと
を備えると共に、
上記光源部が、
上記半導体光増幅器の入射側導波路の横方向幅が、当該半導体光増幅器の入射側導波路の水平横モードがマルチモードとなるように設定されていると共に、上記半導体光増幅器の入射側光結合において基本モードが選択励起されるように、上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光を拡大する倍率変換を行う倍率変換部を備え、上記半導体光増幅器の出力光の波面を補償するための非点収差を上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光に与えるように構成されている
光学ピックアップ。 - 外部共振器を含むモードロックレーザ部と当該モードロックレーザ部から出射されるレーザ光を増幅変調する半導体光増幅器とを有して構成されるMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)による光源部と、
上記光源部を駆動して光記録媒体に対する情報記録を実行させる記録制御部とを備え、
上記光源部が、
上記半導体光増幅器の入射側導波路の横方向幅が、当該半導体光増幅器の入射側導波路の水平横モードがマルチモードとなるように設定されていると共に、上記半導体光増幅器の入射側光結合において基本モードが選択励起されるように、上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光を拡大する倍率変換を行う倍率変換部を備え、上記半導体光増幅器の出力光の波面を補償するための非点収差を上記モードロックレーザ部から上記半導体光増幅器への入射光に与えるように構成されている
記録装置。
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