JP3867037B2 - 既存構造物の補強構造および補強方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は柱梁構造物、橋梁などの既存構造物の補強に関するものであり、特に既存の構造物に損傷を与えることなく、曲げモーメントおよびせん断力に対する補強を効率的に行なうことのできる補強構造を提供する。
【0002】
【従来の技術】
既存の柱梁構造や橋梁などにおいて、積載荷重増に伴なう補強工事を行なう場合には、例えば、断面補強材の取付けやコンクリートの打ち足し等によって、柱または梁の断面性能を向上させるのが一般的である。このような補強方法は現地での工事が主体であることから工期が延びる傾向がある上に、積載荷重の一時除荷が必要となる場合もあり、工事の際に多くの制約条件が課されることがある。
【0003】
そのため、安価かつ短期間で既存構造物の補強を行なう工法として、梁材の外に補強ケーブルを設置して、補強ケーブルに張力を導入する補強工法が近年盛んに行なわれている(例えば、特許文献1参照)。この補強工法では、既存の梁の両端に補強ケーブルの定着部を設け、定着部間を補強ケーブル(PC鋼材)で緊張して梁の軸方向に偏心圧縮力を導入し、梁内の応力を相殺することで既存梁の補強を行なっている。なお、梁に作用する曲げモーメントおよびせん断力を有効に緩和させるため、補強ケーブルは下向き凸形状をなすように弓なりで湾曲配置されることが多い。
【0004】
上記の補強ケーブルを用いた補強工法では、補強ケーブルを定着させる定着部および補強ケーブルが湾曲する偏向部において既存梁を改造しなければならない。しかし、既存梁の改造工事は梁を構成する鉄骨、コンクリート、鉄筋等を傷めるため、その内容に制約も多く、また施工には細心の注意が要求されることになる。
【0005】
そこで、既存梁の定着部の改造をすることなく、補強ケーブルを用いて既存梁を補強する工法も提案されている(例えば、特許文献2参照)。しかし、特許文献2の場合には補強ケーブルの設置が困難である場合も多い。しかも、特許文献2の場合では補強ケーブルを湾曲配置することができないので、梁材に発生するせん断力の補強にはならない点で改善の余地が多い。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−79016号公報
【特許文献2】
特開2001−182153号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記従来技術の課題を解決するためにされたものであり、その目的は定着部等の改造を最小限に抑えることで、既存の構造物に損傷を与えることなく、曲げモーメントおよびせん断力に対する補強を効率的に行なうことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明は、柱梁構造物、橋梁などの既存構造物の柱間または橋脚間の梁または桁の補強構造であって、端部それぞれが柱または橋脚に直接または部材を介して固定され、梁または桁の軸方向に延長する一つまたは複数の水平力受け材1と、梁または桁の補強箇所の下側に当接するように配置された反力受け材2と、前記水平力受け材1の延長方向の端部それぞれに一端が固定され、かつ前記反力受け材2の下側に張設された一つまたは複数のPC鋼材3とからなり、張力が導入された前記PC鋼材3の湾曲配置で発生する偏心曲げモーメントを水平力受け材に負担させつつ、前記PC鋼材3によって前記反力受け材2が押し上げられて、梁または桁の補強箇所が下側から支持されることを特徴とする既存構造物の補強構造である。
【0009】
(2)第2の発明は、第1の発明において、前記水平力受け材1は梁または桁の底面よりも上方に配置され、前記PC鋼材3の両端はそれぞれ前記水平力受け材1の端部それぞれに設けられた定着部1aで固定されており、かつ前記PC鋼材3は前記反力受け材1の下側を経て下向き凸形状に張設されており、前記水平力受け材の端部それぞれの定着部1aから張力が導入された前記PC鋼材3によって前記反力受け材2が支持されることを特徴とする。
【0010】
(3)第3の発明は、第1の発明において、前記水平力受け材1は梁または桁の底面よりも下方に配置され、前記PC鋼材3の両端は前記水平力受け材1の端部それぞれに設けられた定着部1aで固定されており、かつ前記PC鋼材3は、前記反力受け材2が載置された支持梁材8の下側を経て下向き凸形状に張設されており、前記水平力受け材1の端部それぞれの定着部1aから張力が導入された前記PC鋼材3によって前記反力受け材3および支持梁材8が支持されることを特徴とする。
【0011】
(4)第4の発明は、第1の発明において、前記水平力受け材1は梁または桁の底面よりも下方に配置され、前記反力受け材2が載置される支持梁材8は、前記水平力受け材1の端部それぞれから前記支持梁材8に向けて張設された2本1組のPC鋼材3で支持されており、前記支持梁材8の定着部8aから前記PC鋼材に張力が導入されることを特徴とする。
【0012】
(5)第5の発明は、柱梁構造物、橋梁などの既存構造物の柱間または橋脚間の梁または桁の補強方法において、水平力受け材1を、端部それぞれが柱または橋脚に直接または部材を介して固定し、梁または桁の軸方向に延長するように配置、梁または桁の補強箇所の下側に当接するように反力受け材2を配置し、かつPC鋼材3を前記反力受け材2の下側に張設して、前記PC鋼材3の端部を前記水平力受け材1の延長方向の端部それぞれに固定して、張力が導入された前記PC鋼材3の湾曲配置で発生する偏心曲げモーメントを水平力受け材に負担させつつ、前記PC鋼材3で前記反力受け材2を押し上げて、梁または桁の補強箇所を下側から支持することを特徴とする既存構造物の補強方法である。
【0013】
【発明の実施の形態】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る既存構造物の補強構造を図1および図2を参照しつつ説明する。第1実施形態の補強構造は、水平力受け材1、反力受け材2、PC鋼線またはPCより線などのPC鋼材3が主要な構成をなしており、張力が導入されたPC鋼材3によって反力受け材2を押し上げ、主梁4に積載された荷重を相殺することで補強を行なう。
【0014】
第1実施形態の水平力受け材1は、補強対象となる主梁4の底面よりも上方において、主梁4の両側に各1本ずつ配置されている。2本の水平力受け材1は主梁4の軸方向に延長しており、主梁4を両側から挟み込むように平行に配置されている。また各水平力受け材1の両端は、主梁4と直交する横梁5の上に載置された架台6に固定されている。そして各水平力受け材1の両端付近には、PC鋼材3を固定して反力をとるための定着部1aがそれぞれ設けられている。なお、水平力受け材1は必ずしも複数本配置する必要はなく、1本のみ配置する形態であってもよい[図示を省略する]。
【0015】
反力受け材2は、主梁4の補強箇所の下側において、主梁4と直交して配置される。反力受け材2の長さは主梁4の幅よりも長く設定され、反力受け材2の両端は主梁4の両側から突出している。そして反力受け材2の両端部の下側にはそれぞれPC鋼材3,3が張設されている。すなわち、図1に示すように、反力受け材2は主梁4の補強箇所の底面とPC鋼材3とに挟まれて配置されている。なお、本発明における反力受け材2は、図示の例(2個)に限定されることなく、主梁4の補強箇所の数に応じて、その数を増減することができる。
【0016】
また、それぞれの水平力受け材1の下側には、張力が導入されたPC鋼材3が下向き凸形状をなすように湾曲して張設されている。PC鋼材3の両端部は、水平力受け材1に設けられた定着部1aにそれぞれ固定されており、反力受け材2の下側で偏向して、反力受け材2,2の下側を通過するように下向き凸形状で配置されている。なお、PC鋼材3の湾曲を大きくする場合には、反力受け材2または架台6の高さを大きくすることで調整できる。
【0017】
ここで第1実施形態の補強構造は、例えば以下の工程で構築される。
(a)補強対象の主梁4から突出した横梁5に架台6を載置し、主梁4を挟んで平行をなすように、2本の水平力受け材1を架台6の上に配置する。
(b)主梁4の補強箇所の下側に反力受け材2を配置し、反力受け材2の下にPC鋼材3を掛け渡して、PC鋼材3の両端を水平力受け材1の定着部1aに挿通する。
(c)そして、ジャッキ等によってPC鋼材3に両側から張力を導入し、PC鋼材3を定着部1aで固定する。これにより、反力受け材2がPC鋼材3によって押し上げられて、主梁4の補強箇所が下側から支持される。
【0018】
第1実施形態の補強構造は上記のように構成されており、以下その作用を説明する。第1実施形態の補強構造は、水平力受け材1、反力受け材2などをアタッチメント的に取り付けて既存構造物の補強を行なうので、PC鋼材3を取り付けるための既存構造物の改造工事を最小限に抑えることができる。
【0019】
また第1実施形態の補強構造では、張力が導入されたPC鋼材3の上に配置された反力受け材2によって主梁4の補強箇所が下側から支持されるので主梁4にかかる積載荷重が相殺され、主梁4に作用する曲げモーメントおよびせん断応力が大幅に緩和される。
【0020】
ここで、梁に作用するせん断力を緩和させる場合には、PC鋼材を下向き凸形状で湾曲配置して、梁端部に下向きの補強荷重を発生させる一方で、梁中央部に上向きの補強荷重を発生させることが有効な補強となる。このせん断力をより大きく緩和しようとする場合には、PC鋼材の端部と中央部の高低差を大きくし、PC鋼材を大きく湾曲させるように配置して補強荷重を大きくすればよい。しかし、PC鋼材の湾曲を大きくするにはPC鋼材の定着部を梁上に設置する必要がでてくるが、PC鋼材の偏心によって発生する曲げモーメントを大きくさせることから、その両立が困難であった。
【0021】
そのため第1実施形態の補強構造では、PC鋼材3の両端を水平力受け材1に固定し、PC鋼材3を湾曲配置することで生じる偏心曲げモーメントの原因である水平力を水平力受け材1に負担させる構成とした。つまり、補強対象となる主梁4から独立した水平力受け材1が偏心曲げモーメントを負担して、主梁4には偏心曲げモーメントが伝達されない一方で、PC鋼材3の緊張で発生した上向きの補強荷重は反力受け材2によって主梁4に伝達される。
【0022】
したがって、第1実施形態の補強構造では、PC鋼材3の端部と中央部の高低差を大きくするようにPC鋼材を配置しても、偏心曲げモーメントを増加させることなく大きな補強荷重を既存構造物に伝達できる構成であるため非常に有利である。
【0023】
<第2実施形態>
図3および図4は第2実施形態における既存構造物の補強構造を示した図である。なお、以下の実施形態では第1実施形態と共通の構成には同一符号を付して説明を省略する。
【0024】
第2実施形態では、柱7の主梁4の下に設けたブラケット7aの上に水平力受け材1が固定されており、各水平力受け材1が梁または桁の底面よりも下方に配置されている点で第1実施形態と大きく相違している。
【0025】
また第2実施形態では、鉛直方向に直立した反力受け材2が水平力受け材1と干渉するのを避けるため、反力受け材2を支持梁材8の上に載置して、支持梁材8の下側にPC鋼線を張設する構成としている。そして、PC鋼材3に両側から張力を導入することで反力受け材2および支持梁材8がPC鋼材3によって押し上げられ、主梁4の補強箇所が下側から支持される。なお、第2実施形態においても水平力受け材1は必ずしも複数本配置する必要はなく、1本のみ配置する形態であってもよい[図示を省略する]。
【0026】
<第3実施形態>
図5および図6は第3実施形態における既存構造物の補強構造を示した図である。第3実施形態は、各水平力受け材1が梁または桁の底面よりも下方に配置されており、かつPC鋼材3への張力の導入は支持梁材8に設けられた定着部8aから行なう点で第1実施形態と大きく相違する。この第3実施形態は、例えば橋梁等のように水平力受け材1の両側からPC鋼材3に張力を導入できない場合に適した補強構造である。
【0027】
第3実施形態では、橋軸方向に延長する3本の水平力受け材1が、橋桁10の下側にそれぞれ平行に配置されている。各水平力受け材1の両端は、橋脚11に取り付けられたブラケット11aに固定されている。なお、水平力受け材1は必ずしも複数本配置する必要はなく、1本のみ配置する形態であってもよい[図示を省略する]。
【0028】
橋桁10の補強箇所の下側には、鉛直方向に直立した反力受け材2が水平力受け材1の間に配置されており、この反力受け材2は橋軸方向直角方向に延長する支持梁材8に載置されている。また支持梁材8の両側面には、PC鋼材3の定着部8aが左右1対で複数設けられている。
【0029】
また各水平力受け材1の両側からは、それぞれ前記支持梁材8に向けてPC鋼材3,3が張設されている。各水平力受け材1につき2本1組で配置されるPC鋼材3,3は、それぞれ一端が水平力受け材1の定着部1aに固定され、他端が支持梁材8の定着部8aで固定されている。
【0030】
第3実施形態では、橋桁10の下側に位置する支持梁材8の定着部8aからPC鋼材3,3に張力を導入する。PC鋼材3,3に張力が導入されることで、反力受け材2および支持梁材8がによって押し上げられ、橋桁10の補強箇所が下側から支持される。
【0031】
なお、第3実施形態では、便宜上3本の水平力受け材1を用いる例で説明したが、水平力受け材1は1本または2本でもよく、あるいは4本以上であってもよい[図示を省略する]。
【0032】
【発明の効果】
本発明における既存構造物の補強構造では、水平力受け材、反力受け材などをアタッチメント的に取り付けて既存構造物の補強を行なうので、PC鋼材を取り付けるための既存構造物の改造工事を最小限に抑えることができる。
【0033】
また本発明における既存構造物の補強構造では、張力が導入されたPC鋼材の上に配置された反力受け材によって梁または桁の補強箇所が下側から支持されるので、梁等にかかる積載荷重が相殺され、梁等に作用する曲げモーメントおよびせん断応力が大幅に緩和される効果を奏する。
【0034】
特に本発明における既存構造物の補強構造では、PC鋼材の湾曲配置で発生する偏心曲げモーメントを水平力受け材に負担させることで、梁等には偏心曲げモーメントを伝達させずに、上向きの補強荷重のみを反力受け材によって梁等に伝達させている。したがって、本発明ではPC鋼材の端部と中央部の高低差を大きくするようにPC鋼材を配置しても、偏心曲げモーメントを増加させることなくより大きな補強荷重を既存構造物に伝達できるため、従来の既存構造物の補強構造に比べて非常に有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る既存構造物の補強構造の側面図である。
【図2】第1実施形態に係る既存構造物の補強構造の平面図である。
【図3】第2実施形態に係る既存構造物の補強構造の側面図である。
【図4】第2実施形態に係る既存構造物の補強構造の平面図である。
【図5】第3実施形態に係る既存構造物の補強構造の側面図である。
【図6】第3実施形態に係る既存構造物の補強構造の平面図である。
【符号の説明】
1 水平力受け材
1a 定着部
2 反力受け材
3 PC鋼材
4 主梁
5 横梁
6 架台
7 柱
7a ブラケット
7b ボルト
8 支持梁材
8a 定着部
10 橋桁
11 橋脚
11a ブラケット
12 補強荷重
13 張力

Claims (5)

  1. 柱梁構造物、橋梁などの既存構造物の柱間または橋脚間の梁または桁の補強構造であって、端部それぞれが柱または橋脚に直接または部材を介して固定され、梁または桁の軸方向に延長する一つまたは複数の水平力受け材と、
    梁または桁の補強箇所の下側に当接するように配置された反力受け材と、
    前記水平力受け材の延長方向の端部それぞれに一端が固定され、かつ前記反力受け材の下側に張設された一つまたは複数のPC鋼材とからなり、
    張力が導入された前記PC鋼材の湾曲配置で発生する偏心曲げモーメントを水平力受け材に負担させつつ、前記PC鋼材によって前記反力受け材が押し上げられて、梁または桁の補強箇所が下側から支持されることを特徴とする既存構造物の補強構造。
  2. 前記水平力受け材は梁または桁の底面よりも上方に配置され、
    前記PC鋼材の両端はそれぞれ前記水平力受け材の端部それぞれに設けられた定着部で固定されており、かつ前記PC鋼材は前記反力受け材の下側を経て下向き凸形状に張設されており、
    前記水平力受け材の端部それぞれの定着部から張力が導入された前記PC鋼材によって前記反力受け材が支持されることを特徴とする請求項1に記載の既存構造物の補強構造。
  3. 前記水平力受け材は梁または桁の底面よりも下方に配置され、前記PC鋼材の両端は前記水平力受け材の端部それぞれに設けられた定着部で固定されており、かつ前記PC鋼材は、前記反力受け材が載置された支持梁材の下側を経て下向き凸形状に張設されており、前記水平力受け材の端部それぞれの定着部から張力が導入された前記PC鋼材によって前記反力受け材および支持梁材が支持されることを特徴とする請求項1に記載の既存構造物の補強構造。
  4. 前記水平力受け材は梁または桁の底面よりも下方に配置され、前記反力受け材が載置される支持梁材は、前記水平力受け材の端部それぞれから前記支持梁材に向けて張設された2本1組のPC鋼材で支持されており、前記支持梁材の定着部から前記PC鋼材に張力が導入されることを特徴とする請求項1に記載の既存構造物の補強構造。
  5. 柱梁構造物、橋梁などの既存構造物の柱間または橋脚間の梁または桁の補強方法において、
    水平力受け材を、端部それぞれが柱または橋脚に直接または部材を介して固定し、梁または桁の軸方向に延長するように配置
    梁または桁の補強箇所の下側に当接するように反力受け材を配置し、
    かつPC鋼材を前記反力受け材の下側に張設して、前記PC鋼材の端部を前記水平力受け材の延長方向の端部それぞれに固定して、
    張力が導入された前記PC鋼材の湾曲配置で発生する偏心曲げモーメントを水平力受け材に負担させつつ、前記PC鋼材で前記反力受け材を押し上げて、梁または桁の補強箇所を下側から支持することを特徴とする既存構造物の補強方法。
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