JP5992390B2 - 梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 - Google Patents
梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5992390B2 JP5992390B2 JP2013240390A JP2013240390A JP5992390B2 JP 5992390 B2 JP5992390 B2 JP 5992390B2 JP 2013240390 A JP2013240390 A JP 2013240390A JP 2013240390 A JP2013240390 A JP 2013240390A JP 5992390 B2 JP5992390 B2 JP 5992390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- existing
- support
- auxiliary
- auxiliary beam
- pair
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
はじめに、本実施の形態に係る梁補強構造の概略について説明する。
図6および図7は、それぞれ、本実施の形態において、既存梁支持具5を装着した補助梁21が、補助梁支持具3に仮置きされた状態を示す正面図および斜視図である。図8は、既存梁支持具5の構造例を示す断面図である。なお、図7では、理解を容易にするために、既存梁15が部分的に切断された状態が示されている。
ここで、本実施の形態における既存梁15の補強方法について説明する。図10は、本実施の形態における梁補強方法の工程順序を示すフローチャートである。
本実施の形態では、既存梁支持具5の水平部511の厚み分、既存梁15と補助梁21との間に隙間が空くため、側板22の貼り付けや、隙間を埋める作業が必要であった。しかし、図10の工程P2において補助梁21に既存梁支持具5を取り付ける前に、補助梁21に、既存梁支持具5の水平部511の厚み分、切欠きを設ける工程をさらに追加してもよい。この場合の補助梁21の例が図13に示されている。図13は、本発明の実施の形態の変形例に係る補助梁21を模式的に示す図である。
本実施の形態では、補助梁21の移動に伴って中間柱14が取り除かれる。そのため、図10の工程P3において補助梁21が仮置きされた段階では、既存梁支持具5の支持面50は、既存梁15の下面150に当接または対面していなくてもよい。具体的には、たとえば、補助梁支持具3の仮置き位置312の幅が、補助梁21の幅寸法よりも大きく、補助梁21が、仮置き位置312の端に位置しているような場合には、既存梁支持具5の支持面50は、既存梁15の下面150に当接または対面していなくてもよい。すなわち、既存梁支持具5の支持面50は、補助梁21が既存梁15の真下(正規位置311)から幅方向他方側にずれた位置(上下方向に重ならない位置)にある場合に、既存梁15の下面150と当接または対面するように、補助梁21よりも幅方向一方側に少しでも張り出していればよい。
Claims (9)
- 建物における既存梁の下方であって、前記既存梁に連結され互いに離れて配置された一対の既存躯体部間に、補助梁を配置することによって前記既存梁を補強する方法であって、
前記一対の既存躯体部の中間に位置し、かつ、前記既存梁を支持している中間柱と接触しない位置において前記補助梁の上面に沿って延び、幅方向一方側に張り出す支持面を有する既存梁支持具を、前記補助梁に取り付ける工程と、
前記補助梁に前記既存梁支持具が取り付けられた状態で、前記既存梁の幅方向他方側にずれた位置において前記補助梁の両端部を前記一対の既存躯体部に支持させる工程と、
前記補助梁の両端部が前記一対の既存躯体部に支持され、前記既存梁支持具の支持面が前記既存梁の下面に当接または対面した状態で、前記中間柱を前記既存梁から取り除く工程とを備える、梁補強方法。 - 前記一対の既存躯体部には、前記補助梁の両端部が仮置きされる、幅方向他方側へ張り出した仮置き位置と、前記補助梁の両端部が本置きされる正規位置とを有する水平面を含む補助梁支持具が予め固定されており、
前記補助梁の両端部を前記一対の既存躯体部に支持させる工程は、前記補助梁の両端部を、前記補助梁支持具の仮置き位置に仮置きすることによって、前記補助梁の両端部を前記一対の既存躯体部に支持させることを含み、
前記補助梁の両端部を、前記仮置き位置から前記正規位置にスライドさせることによって、前記既存梁支持具の支持面が前記既存梁の下面に当接または対面した状態で前記補助梁を前記既存梁の真下に移動させる工程をさらに備える、請求項1に記載の梁補強方法。 - 前記中間柱を取り除く工程は、前記補助梁を移動させる工程において移動させられる前記補助梁が前記中間柱を押し出すことによって、前記中間柱を取り除くことを含む、請求項2に記載の梁補強方法。
- 前記補助梁の上面側に、前記既存梁支持具の支持面の厚み分だけ切り欠かれた切欠き部を設ける工程をさらに備え、
前記既存梁支持具を前記補助梁に取り付ける工程は、前記補助梁の前記切欠き部に、前記既存梁支持具を取り付けることを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の梁補強方法。 - 建物における既存梁の下方であって、前記既存梁に連結され互いに離れて配置された一対の既存躯体部間に、前記既存梁を補強するために配置される補助梁であって、
前記一対の既存躯体部の中間に位置し、かつ、前記既存梁を支持している撤去対象の中間柱と接触しない位置において前記補助梁の上面に沿って延び、幅方向一方側に張り出す支持面を有する既存梁支持具を備え、
前記支持面は、前記補助梁が前記既存梁の幅方向他方側にずれた位置において前記補助梁の両端部が前記一対の既存躯体部に支持された状態で、前記既存梁の下面に当接または対面する、補助梁。 - 前記既存梁支持具は、前記支持面が形成された第1水平部と、前記第1水平部に連結され、前記補助梁の幅方向他方側の側面に沿って配置される第1垂直部とを有する第1の部材と、
前記補助梁の前記幅方向他方側の側面に沿って配置される第2垂直部と、前記第2垂直部に連結され、前記補助梁の下面に当接される第2水平部とを有する第2の部材とを含み、
前記第1垂直部と前記第2垂直部とは、取外し可能な連結具によって連結されている、請求項5に記載の補助梁。 - 前記既存梁支持具は、前記支持面に前記既存梁の荷重が加えられたときに自身の回転を防止するための回転防止手段をさらに含む、請求項5または6に記載の補助梁。
- 前記既存梁支持具は、前記補助梁の前記幅方向一方側の側面に当接される第3垂直部と、前記第3垂直部に連結され、前記第1の部材の前記第1水平部の下方に固定された第3水平部とを有する補強部材をさらに含む、請求項6に記載の補助梁。
- 建物における既存梁の下方に配置される補助梁に取り付け可能な既存梁支持具であって、
前記補助梁は、前記既存梁に連結され互いに離れて配置された一対の既存躯体部間に、前記既存梁を補強するために配置されるものであり、
前記一対の既存躯体部の中間に位置し、かつ、前記既存梁を支持している撤去対象の中間柱と接触しない位置において前記補助梁の上面に沿って延び、幅方向一方側に張り出す支持面を有し、
前記支持面は、前記補助梁が前記既存梁の幅方向他方側にずれた位置において前記補助梁の両端部が前記一対の既存躯体部に支持された状態で、前記既存梁の下面に当接または対面する、既存梁支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240390A JP5992390B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013240390A JP5992390B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015098751A JP2015098751A (ja) | 2015-05-28 |
JP5992390B2 true JP5992390B2 (ja) | 2016-09-14 |
Family
ID=53375537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013240390A Expired - Fee Related JP5992390B2 (ja) | 2013-11-20 | 2013-11-20 | 梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5992390B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7009724B2 (ja) * | 2016-07-08 | 2022-01-26 | 株式会社竹中工務店 | 柱梁架構改修方法及び改修柱梁架構 |
CN113530292A (zh) * | 2021-07-13 | 2021-10-22 | 机械工业第六设计研究院有限公司 | 无支撑连续施工的钢框架抽柱改造加固方法 |
CN114215385B (zh) * | 2021-12-31 | 2023-03-28 | 上海建工四建集团有限公司 | 一种高层建筑拆除的临时支撑柱系统 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3867037B2 (ja) * | 2002-09-25 | 2007-01-10 | 新日本製鐵株式会社 | 既存構造物の補強構造および補強方法 |
JP4182881B2 (ja) * | 2003-12-26 | 2008-11-19 | 株式会社大林組 | 既存建物における梁・スラブの補強構造 |
JP2005232937A (ja) * | 2004-02-23 | 2005-09-02 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 木造建築物の梁補強構造及び方法 |
JP5345447B2 (ja) * | 2009-05-26 | 2013-11-20 | 株式会社 ダイアテック | 梁の補強方法 |
JP5334707B2 (ja) * | 2009-06-27 | 2013-11-06 | 住友林業株式会社 | 木造建築物における梁の補強方法 |
JP5442365B2 (ja) * | 2009-09-03 | 2014-03-12 | 住友不動産株式会社 | 補強梁接合金物 |
-
2013
- 2013-11-20 JP JP2013240390A patent/JP5992390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015098751A (ja) | 2015-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5992390B2 (ja) | 梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 | |
JP6205217B2 (ja) | 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 | |
JP3153818U (ja) | 幅木固定用金具、及び幅木固定用金具セット | |
JP6623946B2 (ja) | 太陽光発電パネル用固定具 | |
JP2006266016A (ja) | 面格子の取付具及びこれを含む面格子ユニット | |
JPWO2014103392A1 (ja) | デッキプレート支持具とそれを用いたスラブ施工方法 | |
JP5913265B2 (ja) | 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具 | |
JP3777190B1 (ja) | 足場用の幅木取付金具 | |
JP5995822B2 (ja) | 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具 | |
JP2010255332A (ja) | 仮設足場の幅木材 | |
JP6091212B2 (ja) | くさび着脱機構、くさび着脱工具及びこれを用いたくさび着脱方法 | |
JP6116187B2 (ja) | 太陽電池架台 | |
JP5715815B2 (ja) | 建物ユニットの保管用支持具 | |
JP5924632B1 (ja) | 型枠支持具 | |
KR20090075117A (ko) | 콘크리트용 거푸집 | |
KR101450243B1 (ko) | 건설공사용 파이프 비계 | |
KR20130004588U (ko) | 건축용 가설구조물 | |
KR100832736B1 (ko) | 낙하방지 커버용 연결 클램프 | |
KR101926122B1 (ko) | 폼지지형 작업대의 베이스프레임 | |
JP4804065B2 (ja) | 天井構造と天井構築方法 | |
JP2008280717A (ja) | 目隠しパネルの固定構造 | |
JP2010229662A (ja) | 拡張ユニットの取付構造および拡張ユニットの取付方法およびユニット式建物 | |
KR20180001113U (ko) | 콘크리트 슬래브에 배근되는 상부 철근의 고정 유닛 | |
JP3119713U (ja) | コンクリート型枠傾倒防止具 | |
JP2016138391A (ja) | ラス型枠固定構造、及び、ラス型枠の固定方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160108 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160126 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160318 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160802 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5992390 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |