JP5913265B2 - 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具 - Google Patents
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はじめに、本実施の形態に係る梁補強構造の概略について説明する。
図2および図3は、それぞれ、一方の既存柱13に取り付けられた補助梁支持具4を示す側面図および斜視図である。図4は、補助梁支持具4を示す斜視図である。なお、図3では、既存梁17の延びる方向(長手方向)が矢印A1で示されており、本実施の形態では当該方向を幅方向という。つまり、幅方向は、既存梁15および補助梁21の延びる方向(長手方向)に直交する方向を表わす。また、既存梁15および補助梁21の延びる方向を奥行方向ともいう。また、図4では、補助梁支持具4に支持される支持金物6が想像線にて示されている。
図9は、既存梁支持具5を装着した補助梁21が、補助梁支持具4,4Aに仮置きされた状態を示す斜視図である。図10は、既存梁支持具5の構造例を示す断面図である。なお、図9では、理解を容易にするために、既存梁15が部分的に切断された状態が示されている。
ここで、本実施の形態における既存梁15の補強方法について説明する。図12は、本実施の形態における梁補強方法の工程順序を示すフローチャートである。なお、梁補強方法の説明において、特に補助梁支持具4,4Aを区別する必要がない場合には、単に補助梁支持具4と記す。
本実施の形態では、既存梁支持具5の水平部511の厚み分、既存梁15と補助梁21との間に隙間が空くため、側板22の貼り付けや、隙間を埋める作業が必要であった。しかし、図12の工程P3において補助梁21に既存梁支持具5を取り付ける前に、補助梁21に、既存梁支持具5の水平部511の厚み分、切欠きを設ける工程をさらに追加してもよい。この場合の補助梁21の例が図17に示されている。図17は、本発明の実施の形態の変形例1に係る補助梁21を模式的に示す図である。
本実施の形態では、既存柱12,13の両方に、補助梁支持具4が用いられることとしたが、少なくとも一方に補助梁支持具4が用いられればよい。その場合でも、他方の既存柱には、補助梁21に対し正規位置と仮置き位置とを提供する他の部材が用いられることが望ましい。図18は、本発明の実施の形態の変形例2において、他方側の既存柱12に固定される支持用部材3の構造例を示す図である。図18には、特願2013−1869989号として出願済の支持具が示されている。
本実施の形態では、補助梁21の移動に伴って中間柱14が取り除かれる。そのため、図12の工程P4において補助梁21が仮置きされた段階では、既存梁支持具5の支持面50は、既存梁15の下面150に当接または対面していなくてもよい。具体的には、たとえば、補助梁支持具4の仮置き位置422の幅が、補助梁21の幅寸法よりも大きく、補助梁21が、仮置き位置422の端に位置しているような場合には、既存梁支持具5の支持面50は、既存梁15の下面150に当接または対面していなくてもよい。すなわち、既存梁支持具5の支持面50は、補助梁21が既存梁15の真下(正規位置421)から幅方向他方側にずれた位置(上下方向に重ならない位置)にある場合に、既存梁15の下面150と当接または対面するように、補助梁21よりも幅方向一方側に少しでも張り出していればよい。
Claims (10)
- 建物における既存梁を補助梁によって補強する方法であって、
前記既存梁に連結され、互いに離れて配置された一対の既存躯体部のうちの少なくともいずれか一方の既存躯体部に、前記補助梁の幅寸法以上の幅を有し、前記補助梁に対して仮置き位置と正規位置とを提供する支持具を取り付ける工程と、
前記補助梁の端部に、前記支持具によって支持される被支持部材を取り付ける工程と、
前記支持具の前記仮置き位置に、前記補助梁に取り付けられた前記被支持部材を仮置きする工程と、
前記補助梁に取り付けられた前記被支持部材を、前記支持具の前記仮置き位置から前記正規位置にスライドさせることによって、前記補助梁を前記既存梁に隣接する位置に移動させる工程とを備える、梁補強方法。 - 前記支持具の前記正規位置は、前記既存梁の下方に位置し、
前記補助梁に取り付けられた前記被支持部材が前記正規位置に配置された状態で、前記既存躯体部と前記被支持部材とを固定具によって固定する工程をさらに備える、請求項1に記載の梁補強方法。 - 前記支持具は、前記被支持部材が前記正規位置に位置するときに、前記被支持部材を露出させる開口を有しており、
前記固定する工程では、前記支持具の前記開口を通して、前記固定具を前記被支持部材に打ち込む、請求項2に記載の梁補強方法。 - 前記支持具は、前記既存躯体部に当接される部分を有するベース部と、前記ベース部に連結され、前記被支持部材を受入れる受入れ部とを含み、
前記受入れ部のうち前記既存躯体部の内側面に対面する部分に、前記開口が設けられている、請求項3に記載の梁補強方法。 - 前記被支持部材は、前記補助梁に固定される天板部と、前記天板部より下方に延びる立板部とを含み、
前記支持具の前記受入れ部は、前記立板部の厚み分、前記既存躯体部から離れて配置され、かつ、前記立板部の上下寸法以上の長さを有する立壁を含む、請求項4に記載の梁補強方法。 - 前記仮置きする工程は、
前記補助梁の一方の端部を持ち上げて、一方側の前記支持具の仮置き位置に、前記補助梁の一方の端部に取り付けられた一方側の前記被支持部材を引掛ける工程と、
前記一方側の支持具の前記仮置き位置に前記一方側の被支持部材を引掛けた状態で、前記補助梁の他方の端部を持ち上げる工程とを含む、請求項1〜5のいずれかに記載の梁補強方法。 - 前記支持具を取り付ける工程では、前記一対の既存躯体部の双方に前記支持具を取り付け、
前記一方側の支持具の仮置き位置の幅は、前記補助梁の他方の端部に取り付けられた他方側の前記被支持部材が仮置きされる他方側の前記支持具の仮置き位置の幅よりも長く、
前記仮置きする工程は、前記補助梁の他方の端部を持ち上げた後、前記他方側の支持具の側方から前記他方側の被支持部材を挿入して、前記他方側の被支持部材を前記他方側の支持具の仮置き位置に仮置きする工程をさらに含む、請求項6に記載の梁補強方法。 - 前記補助梁には、前記補助梁の上面に沿って延び、幅方向一方側に張り出す支持面を有する既存梁支持具が予め取り付けられており、
前記補助梁を移動させる工程において、前記既存梁支持具の支持面が前記既存梁の下面に当接または対面した状態で、前記一対の既存躯体部の中間に位置し、前記既存梁を支持していた中間柱を前記既存梁から取り除く、請求項1〜7のいずれかに記載の梁補強方法。 - 建物における既存梁を補助梁によって補強する構造であって、
前記既存梁に連結され、互いに離れて配置された一対の既存躯体部と、
前記一対の既存躯体部のうちの少なくともいずれか一方の既存躯体部に取り付けられ、
前記補助梁の幅寸法以上の幅を有し、前記補助梁に対して仮置き位置と正規位置とを提供する支持具と、
前記補助梁の端部に取り付けられ、前記支持具によって支持される被支持部材とを備え、
前記被支持部材は、前記支持具の前記正規位置に配置された状態で、その位置が固定されている、梁補強構造。 - 建物における既存梁に連結された既存躯体部に取り付けられ、前記既存梁を補強するために配置される補助梁を支持するための支持具であって、
前記既存躯体部に当接される部分を有するベース部と、
前記ベース部に連結され、前記補助梁の端部に固定された被支持部材を受入れるための受入れ部とを備え、
前記受入れ部は、前記補助梁の幅寸法以上の幅を有し、前記補助梁に対して仮置き位置と正規位置とを提供するための載置面を含む、補助梁支持具。
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