JP6205217B2 - 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 - Google Patents
梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6205217B2 JP6205217B2 JP2013186989A JP2013186989A JP6205217B2 JP 6205217 B2 JP6205217 B2 JP 6205217B2 JP 2013186989 A JP2013186989 A JP 2013186989A JP 2013186989 A JP2013186989 A JP 2013186989A JP 6205217 B2 JP6205217 B2 JP 6205217B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- existing
- support
- auxiliary beam
- plate
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
Description
本実施の形態では、建物における既存梁の下面側に補助梁が取付けられることによって、既存梁が補強される。建物は、典型的には木造住宅である。
はじめに、本実施の形態に係る梁補強構造の概略について説明する。
次に、図2〜図4を参照して、支持具3の構造例および配置例について説明する。図2には、支持具3が、一方の既存柱12に固定された状態が示されている。また、図3には、既存柱12側から支持具3の上面310を見た図が示され、図4には、既存柱12側から支持具3の側面(外側面)320を見た図が示されている。なお、図2では、既存梁15および補助梁21の延びる方向に直交する方向が、矢印A1で示されており、当該方向が、既存梁15、補助梁21および支持具3の幅方向であるものとする。また、水平面上において、支持具3の幅方向と直交する方向(つまり、既存梁15の延びる方向)を、支持具3の奥行方向という。
ここで、上記のような支持具3を用いて既存梁15を補強する方法について、図5に示すフローチャート、および、図6〜図12に示す模式図を参照しながら説明する。図5に示す各工程は、たとえば1人の作業者によって実行可能である。なお、図6〜図12には、既存梁15を支持する一対の既存柱12,13のうち、一方の既存柱12側の部分のみが示されているが、他方の既存柱13側においても、同様の作業が行われるものとする。
図13を参照して、支持具3Aは、幅方向両端に、それぞれ補強部36,37を有している。補強部36,37は、各々、水平部31と垂直部32との両方に直交するように、支持具3Aの幅方向一端および他端にそれぞれ設けられた板状部材である。
図15には、梁補強構造に変形例における支持具3Cの取付け態様が示されている。図15に示されるように、支持具3Cは、その水平部31が、垂直部32の下端部に連結されている。他は、図2に示した支持具3の構造と同様である。ただし、この場合、垂直部32の一部が、既存柱12上に位置する別の既存梁16に固定されていてもよい。
本実施の形態では、建物における既存梁の側面側に補助梁が取付けられることによって、既存梁が補強される。以下に、上記実施の形態1と異なる部分のみ詳細に説明する。
図19には、上記支持具3とは異なる構造の支持具3Dの取付け態様が示されている。図19を参照して、支持具3Dは、図14に示した支持具3Bと同様にU字形状を有しており、互いに対向する2つの水平部31,33と、これらの奥行方向端部に連結された垂直部32とを含んでいる。下側の水平部33は、図14に示した支持具3Bの補強部38に代えて設けられている。支持具3Dにおける垂直部32の上下方向長さは、補助梁21の高さ寸法よりも長いものとする。
Claims (13)
- 建物における既存梁を補助梁によって補強するための梁補強構造であって、
前記既存梁に連結され、互いに離れて配置された一対の既存柱と、
前記補助梁の幅寸法以上の幅を有し、前記補助梁の両端部が仮置きされる仮置き位置と前記補助梁の両端部が本置きされる正規位置とを有する水平面を含み、前記一対の既存柱にそれぞれ固定される一対の支持具と、
前記補助梁の両端部が前記正規位置に配置された状態で、前記既存梁と前記補助梁とを一体的に連結するための連結部材とを備える、梁補強構造。 - 前記支持具の前記仮置き位置は、前記正規位置の幅以上の幅を有している、請求項1に記載の梁補強構造。
- 前記支持具は、前記正規位置が、前記既存梁の下面から前記補助梁端部の高さ寸法以上離れて配置されるように固定されている、請求項1に記載の梁補強構造。
- 前記支持具の前記正規位置が、前記既存梁の側方に配置され、
前記支持具の水平面は、前記既存梁の下面に当接される当接位置をさらに有している、請求項1に記載の梁補強構造。 - 前記支持具の水平面において、前記正規位置と前記仮置き位置とは、部分的に重なっている、請求項4に記載の梁補強構造。
- 前記支持具は、前記水平面を含む第1の板状部と、前記第1の板状部に直交し、前記既存柱の側面に当接される第2の板状部とをさらに含む、請求項1に記載の梁補強構造。
- 前記連結部材は、前記第1の板状部と前記補助梁とを固定するための接合具を含む、請求項6に記載の梁補強構造。
- 前記支持具は、少なくとも前記第2の板状部に直交する補強部をさらに含む、請求項6に記載の梁補強構造。
- 前記支持具の前記第1の板状部は、前記第2の板状部の下端に連結され、
前記支持具は、前記第2の板状部の上端に連結され、前記第1の板状部に対し略平行に設けられた第3の板状部をさらに含み、
前記第3の板状部の上面は、前記既存梁の下面に当接される当接位置を有している、請求項6に記載の梁補強構造。 - 前記第3の板状部の長さの方が、前記第1の板状部よりも短い、請求項9に記載の梁補強構造。
- 前記支持具は、前記水平面における前記仮置き位置の縁部に、上方に立ち上がる立上片をさらに含む、請求項1に記載の梁補強構造。
- 建物における既存梁を補助梁によって補強する方法であって、
前記既存梁に連結され、互いに離れて配置された1対の既存柱に、前記補助梁の幅寸法以上の幅を有し、かつ、仮置き位置と正規位置とを有する水平面を含む一対の支持具を固定する工程と、
前記一対の支持具の前記仮置き位置に、前記補助梁の両端部をそれぞれ仮置きする工程と、
前記補助梁の両端部を、前記仮置き位置から前記正規位置にスライドさせることによって、前記補助梁を前記既存梁に隣接する位置に移動させる工程と、
前記補助梁の両端部が前記正規位置に配置された状態で、前記既存梁と前記補助梁とを一体的に連結する工程とを備える、梁補強方法。 - 両端が一対の既存柱によって支持された既存梁を補強するために、前記既存梁に並行して補助梁を取付けるための支持具であって、
前記補助梁の幅寸法以上の幅を有し、前記補助梁の両端部が仮置きされる仮置き位置と前記補助梁の両端部が本置きされる正規位置とを有する水平面を含む第1の板状部と、
前記第1の板状部に直交し、前記既存柱の側面に当接される第2の板状部とを備え、
前記第1の板状部は、前記水平面における正規位置の部分に、前記補助梁への固定に用いられる梁用接合具が貫通される貫通穴を含み、
前記第2の板状部は、前記既存柱への固定に用いられる柱用接合具が貫通される貫通穴を含む、補助梁用支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013186989A JP6205217B2 (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013186989A JP6205217B2 (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055034A JP2015055034A (ja) | 2015-03-23 |
JP6205217B2 true JP6205217B2 (ja) | 2017-09-27 |
Family
ID=52819640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013186989A Active JP6205217B2 (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6205217B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5913265B2 (ja) * | 2013-11-20 | 2016-04-27 | 大和ハウス工業株式会社 | 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具 |
JP7416022B2 (ja) * | 2021-07-21 | 2024-01-17 | 積水ハウス株式会社 | 出隅部の梁と柱に関するリフォーム方法 |
JP7428168B2 (ja) * | 2021-07-21 | 2024-02-06 | 積水ハウス株式会社 | 庇のリフォーム方法 |
CN114991384B (zh) * | 2022-06-17 | 2024-02-13 | 合肥玖福半导体技术有限公司 | 无尘室格子梁孔洞的承重装置 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5552961Y2 (ja) * | 1976-03-04 | 1980-12-09 | ||
US5377472A (en) * | 1992-02-06 | 1995-01-03 | Terenzoni; Bob | Timber system |
GB9916839D0 (en) * | 1999-07-20 | 1999-09-22 | Marlow & Company Limited | Metal hanger for use in the building industry |
JP2003119890A (ja) * | 2001-10-05 | 2003-04-23 | Misawa Homes Co Ltd | ユニット式建物及びその施工法 |
JP2003232678A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-08-22 | Olympus Optical Co Ltd | 光強度測定装置 |
JP4202892B2 (ja) * | 2003-11-06 | 2008-12-24 | 住友林業株式会社 | 間仕切部分における柱撤去梁補強方法及び梁補強構造 |
JP4401808B2 (ja) * | 2004-02-17 | 2010-01-20 | 住友林業株式会社 | 梁の補強構造 |
JP5574311B2 (ja) * | 2007-02-02 | 2014-08-20 | 住友林業株式会社 | 木造建築物における柱梁架構 |
JP5503211B2 (ja) * | 2009-07-29 | 2014-05-28 | 住友林業株式会社 | 木質系横架材の接合具及びそれを用いた接合方法 |
JP5442365B2 (ja) * | 2009-09-03 | 2014-03-12 | 住友不動産株式会社 | 補強梁接合金物 |
-
2013
- 2013-09-10 JP JP2013186989A patent/JP6205217B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015055034A (ja) | 2015-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2492408A1 (en) | Joint structure for building frame | |
US11035114B2 (en) | Pillar fixing metal fitting | |
JP6205217B2 (ja) | 梁補強構造および方法、ならびに、補助梁用支持具 | |
JP6383891B1 (ja) | 壁形成パネル、壁構造、及び建築物 | |
JP2010281192A (ja) | 建築用接合金具、固定金具、及び、固定ピン | |
JP5967438B2 (ja) | ブレース耐震補強構造 | |
JP2012154047A (ja) | 補強金物及びその取付構造 | |
JP5142574B2 (ja) | 木造建築物 | |
JP5992390B2 (ja) | 梁補強方法、補助梁、および既存梁支持具 | |
JP5995822B2 (ja) | 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具 | |
JP6402950B2 (ja) | 根太受け金物、床構造、及び床構造の施工方法 | |
JP4961277B2 (ja) | 連結金具および構造材と柱の連結構造 | |
JP5698602B2 (ja) | 建築用接合金具 | |
JP7082099B2 (ja) | 建物構造 | |
JP7079623B2 (ja) | 木造建築物の補強構造及び補強方法 | |
JP5126692B2 (ja) | 木質躯体と鉄骨梁との接合構造および木質躯体と鉄骨梁との接合方法 | |
JP6434187B1 (ja) | 壁形成パネル、壁構造、及び建築物 | |
JP2012057447A (ja) | 木造建築物における横架材及び縦構造材と筋交いを金物で接合する方法 | |
JP3968007B2 (ja) | 横架材の接合装置 | |
JP2008214947A (ja) | パネルによる木造耐力壁 | |
JP6564606B2 (ja) | 木・鋼重ね梁構造 | |
JP5913265B2 (ja) | 梁補強方法および構造、ならびに補助梁支持具 | |
JP2024035049A (ja) | 横架材同士の接合構造 | |
JP2023050866A (ja) | 天井一体型床パネル構造及び天井一体型床パネルの施工方法 | |
JP2005180043A (ja) | 木造建築部材の連結金具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160831 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170822 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170904 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6205217 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |