JP2008214947A - パネルによる木造耐力壁 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネル骨組に壁板を並置し取り付けたパネルを両側から柱に当接させ上下の横架材に取り付ける木造耐力壁における耐力性を高める。
【解決手段】パネル骨組に壁板を並置し取り付けたパネルに両側から当接させる柱の上側及び下側に1枚または2枚の間隔をおいた長ほぞ差し込み栓を延設し、パネルの両側の各柱の柱脚の長ほぞ差し込み栓を土台の上側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから2本の込栓を土台の横断方向に打ち込み長ほぞ差し込み栓を貫通させ、各柱の柱頭の長ほぞ差し込み栓を梁の下側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから2本の込栓を土台の横断方向に打ち込み長ほぞ差し込み栓を貫通させてパネルを取り付け保持した構造の木造耐力壁とする。土台とパネルとの間、梁とパネルとの間では、パネルの間柱から延設された長ほぞ差し込み栓とほぞ穴、壁板から突出するダボとダボ穴との結合もなされる。
【選択図】図5

Description

本発明は、パネルによる木造耐力壁に関し、特に施工性と家屋の水平外力に対する耐力性に優れたパネルによる木造耐力壁に関するものである。
住宅の木造耐力壁としては、従来筋交いや構造用合板などでせん断抵抗を高めた剛性の高い耐力壁を採用し梁、土台等の横架材、柱とは金物で接合するのが主流となっているが、金物による接合は木材のめり込みよって緩みが生じ、繰り返し加力に対する復元力を低下させるという問題点がある。これに対し、最近では金物を用いない、社寺建築に用いられているような伝統構法が見直され、落とし込み板壁を住宅の耐力壁として活用することが多くなされている。板壁材を柱材の溝内に嵌め込み壁体を形成するものとしては、以下の文献に開示されるようなものがある。
特許文献1においては、2本の柱材を、平行な2本の梁材の間に所定の間隔をおいて立設し、この柱材の対向する面板取付面に、それぞれ1または平行な2以上の該面板嵌め込み用縦スリット溝を長手方向に沿って設けるとともに、前記梁材の対向する面板取付面に、それぞれ1または平行な2以上の該面板嵌め込み用横スリット溝を長手方向に沿って設け、これらの縦スリット溝および横スリット溝内に、該面板の両側縁部ならびに上縁部、下縁部を嵌め入れて壁体とすることについて記載されている。
特許文献2においては、縦方向に配列した複数の桟木に対し、多数の木板を横方向に配列して成るパネルを基本として、その木板に所定の位置に所定の深さの桟木嵌入の溝を突いて接合させることについて記載されている。
ところが、特許文献1にあっては、木板を室内側の仕上げ材としても活用できるパネルとなっているが、軸組とパネルの接合にはビスを用いるしかなく、間柱胴縁、下地材の取付けや断熱材の充填等の工程を考えると、さほど工期の短縮化が図れないものであった。
また、特許文献2にあっては、柱材および横架材にスリット溝を設けて面材を嵌め込む工法では、剪断抵抗を飛躍的に強くするために接着剤を用いた剛性の高い合板が必要であり、その場合、接着剤を使用するためにシックハウス症候群で見られる健康上の問題点があった。
本発明者は、複数の間柱間に受材を渡してなるパネル骨組の両面側に側辺で相互にダボ−ダボ穴接合される複数の壁板を横架しビスでパネル骨組に取り付けたパネルを両側の柱に当接して保持する木造耐力壁について、特願2004−206468号として出願した。このパネルを用いた木造建築では、パネルを工場で大量に生産し、現場で組み立てるという形で工期が短縮され、壁板相互と、パネルの土台、梁への接続がダボでなされていることにより耐力性に優れた木造耐力壁とすることができる。
しかしながら、このパネルを両側で柱により当接して保持し土台に取り付ける際に、パネル下部と柱との下部とに延設された長ほぞ差し込み栓をほぞ穴に差し込み、込栓を打ち込んで固定するのであるが、柱1本に対して延設された1片の長ほぞ差し込み栓を1本の込栓により固定するため、パネルの面内の作用する力に対してはパネル、柱を保持する力が十分とは言えなかった。
特開平8−246580号公報 特開2003−53709号公報
前述したように、複数の間柱間に受材を渡してなるパネル骨組に壁板を横架し取り付けたパネルを柱に当接した状態で上側の横架材と下側の横架材との間に取り付ける木造耐力壁において、間柱、柱の長ほぞ差し込み栓を上下の横架材のほぞ穴に差し込んで込栓により固定するパネルの取り付けの形態ではパネル、柱の保持力、板壁の耐力性能が十分ではなかつた。そのため、パネルによる木造耐力壁としてより耐力性能に優れたものとすることが望まれていた。
本発明は前述した課題を解決するためになしたものであって、本発明のパネルによる木造耐力壁は、それぞれ上下両端側に長ほぞ差し込み栓が延設された複数の間柱を横方向に間隔をおいて並置し、該複数の間柱の上下両端側の長ほぞ差込み栓を除いた部分の端部の間にそれぞれ受材を渡してパネル骨組を形成し、該パネル骨組の表側および裏側の両面側において長さが前記パネル骨組の横方向の幅と同等である複数の壁板を前記パネル骨組の左右両側の間柱に横架し、前記複数の壁板を上下両端側の長ほぞ差し込み栓を除く前記間柱の部分の上下方向にわたって隣接して配設し前記壁板をそれぞれビスにより間柱に取付けてなるパネルと、該パネルの左右両側部をそれぞれ上端側及び下端側に長ほぞ差し込み栓が延設された第1および第2の柱に当接して保持し、前記第1及び第2の柱の下側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の下側に延設された長ほぞ差し込み栓とを下側の横架材の上側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記下側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持し、前記第1及び第2の柱の上側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の上側に延設された長ほぞ差し込み栓とを上側の横架材の下側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記上側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持してなるパネルによる木造耐力壁であって、前記第1及び第2の柱の上側と下側とにそれぞれ1枚ずつ延設された長ほぞ差し込み栓を貫通して前記横架材に渡されるように2本ずつの込栓を打ち込んでなるものである。
また、本発明によるパネルによる木造耐力壁は、それぞれ上下両端側に長ほぞ差し込み栓が延設された複数の間柱を横方向に間隔をおいて並置し、該複数の間柱の上下両端側の長ほぞ差込み栓を除いた部分の端部の間にそれぞれ受材を渡してパネル骨組を形成し、該パネル骨組の表側及び裏側の両面側において長さが前記パネル骨組の横方向の幅と同等である複数の壁板を前記パネル骨組の左右両側の間柱に横架し、複数の前記壁板を上下両端側の長ほぞ差し込み栓を除く前記間柱の部分の上下方向にわたって隣接して配設し前記壁板をそれぞれビスにより間柱に取付けてなるパネルと、該パネルの左右両側部をそれぞれ上端側及び下端側に長ほぞ差し込み栓が延設された第1および第2の柱に当接して保持し、前記第1及び第2の柱の下側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の下側に延設された長ほぞ差し込み栓とを下側の横架材の上側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記下側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持し、前記第1及び第2の柱の上側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の上側に延設された長ほぞ差し込み栓とを上側の横架材の下側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記上側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持してなるパネルによる木造耐力壁であって、前記第1及び第2の柱の上側と下側とにそれぞれ長ほぞ差し込み栓が間隔をおいて2枚ずつ延設され、該2枚ずつ延設された長ほぞ差し込み栓を貫通して前記横架材に渡されるように2本ずつの込栓を打ち込んでなるものとしてもよい。
前記パネル骨組の表側及び裏側において左右両側の間柱に横架される各壁板の長さ方向の一方の側辺にダボが突設されるとともに他方の側辺にダボ穴が穿設され、前記上側の横架材の上側と下側の横架材の上側とにそれぞれダボが突設されるかまたはダボ穴が穿設されており、前記複数の壁板における隣接する相互の壁板の間の接合と、前記パネルの最上部の壁板と前記上側の横架材の下側との接合と、前記パネルの最下部の壁板と前記下側の横架材の上側との接合とがダボ穴へのダボの差し込みによりなされるようにしてもよい。
本発明では、パネル骨組に壁材を並置してビスで取り付けてなるパネルを下側の横架材と上側の横架材との間に取り付けるに際し、柱の長ほぞ差し込み栓と、これを貫通するように打ち込む込栓との少なくとも一方を複数にすることにより、柱の長ほぞ差し込み栓が1枚で込栓が1本の標準型の取り付けの場合より耐力性を格段に高めた木造耐力壁とすることができる。
本発明による木造耐力壁は、複数の間柱間に受材を渡してなるパネル骨組に複数の壁板を並置し横架してビスでパネル骨組に取り付けたパネルを両側の柱に当接して保持し柱及びパネルを土台に接合する際に、間柱や柱に延設される長ほぞ差し込み栓を柱1本について1枚または2枚とし、土台側において長ほぞ差し込み栓を固定するために横方向に打ち込む込栓を2本とすることにより水平荷重に対する耐力性を高めるものである。
本発明の木造耐力壁におけるパネルは図1に示すような形で組み立てられるものであり、背景技術においてあげた先行出願に示したものであるが、概略的に説明する。図1において、パネル1は3本の間柱2a,2b,2cを間隔をおいて並置し、それぞれの間柱の両端側間に受板5を渡して矩形のパネル骨組を形成する。間柱と受材との結合はほぞとほぞ穴とによってなされる。このパネル骨組の両面に長さが骨組の横方向の幅と同等な複数枚の壁板6を横架して並置し、パネル骨組の間柱2a,2b,2cにビス7で固定する。
間柱2a,2b,2cの両端にはそれぞれ土台、梁のほぞ穴に挿入するための長ほぞ差し込み栓3a,4b;3b,4b;3c,4cが延設さており、またそれぞれの壁板6の一方の側辺にダボ6aが突設され、対応する他方の側辺の位置にダボを差し込むダボ穴(図では見えない)が穿設されている。図1ではパネル骨組の下側の面の長ほぞ差し込み栓を除いた全面にわたって骨組の縦方向に壁板6が相互にダボ−ダボ穴で側辺を接合されるようにして並置された上でビス7で固定されている。パネル骨組の上側の面は一部分が壁板6で覆われた状態になっており、さらに壁板を並置して取り付けていき、下面と同様に長ほぞ差し込み栓を除く全面に壁板7が渡され、ビス7で固定されることによりパネル1が完成する。このようにパネル1はパネル骨組の両側の面(図ではパネル骨組の下側の面と上側の面)において両側の間柱の間で上下の長ほぞ差し込み栓を除く全面にわたって壁板が並置されビスで固定されてなるものであり、複数の壁板が並置・固定されたパネルの一方の面が表面、他方の面が裏面となり、木造耐力壁として構成された時の室内側あるいは室外側の面となる。
なお、パネルに断熱材を収納する際には、下側の間柱3a,3b,3cと受け板5とで囲まれた空間内に断熱材を配置してから上側の壁板を取り付けていく。また、以上のようにパネルを組み立てる実際の工程では、パネル骨組を載置し保持するためその外形寸法に合わせた寸法の図示しない型枠材上にパネル骨組を載置し長ほぞ差し込み栓の部分を万力等で保持固定した上で壁板の取り付け作業を行うというような形態とするのがよい。
図2は組み立てられたパネル1を土台10に取り付ける要領を示している。パネル1の上側に間柱からの長ほぞ差し込み栓3a,3b,3cと最上部の壁板からのダボ6aが突出し、パネル1の下側に間柱からの長ほぞ差し込み栓4a,4b,4cが突出しており、また最下部の壁板の下側にはタボ穴が形成されている。土台10の上面にはそれぞれ長ほぞ差し込み栓3a,3b,3cを差し込むためのほぞ穴11a,11b,11cが穿設され、またパネルの両側に取り付ける柱下部の長ほぞ差し込み栓を差し込むためのほぞ穴11d,11eが穿設されている。土台10の上面にはさらにパネルの最下部の壁板下面のダボ穴に差し込まれるダボ13が突設されており、土台10のほぞ穴11a〜11eに対応する位置に側面から横方向に長ほぞ差し込み栓固定のための込栓を打ち込むための込栓穴12が穿設されている。
図3はパネルの両側に柱を組み合わせる状態を示している。パネル1の間柱2aに当接する柱20aの側には間柱の幅、長さに相当する溝21aが刻設されており、パネル1の間柱2cに当接する柱20bの側にも同様に溝(図では見えない)が刻設されている。このパネルの間柱と当接する柱20a,20bの側における溝の上側に梁30から延設された長ほぞ差し込み栓を差し込むためのほぞ穴が穿設されており、柱20a,20bには梁30から延設された長ほぞ差し込み栓がはいらのほぞ穴に差し込まれた後に固定するための込栓を挿入する込栓穴が穿設されており、また柱の下端側には土台10に穿設されたほぞ穴に差し込むための長ほぞ差し込み栓23a,23bがそれぞれ延設されている。また、梁30の下面にはパネル1の上側に間柱2a,2b,2cから突出する長ほぞ差し込み栓3a,3b,3cを差し込むためのほぞ穴と、最上部の壁板の側方から突出するダボを差し込むためのダボ穴とが穿設されており、長ほぞ差し込み栓が差し込まれた後に込栓を打ち込むための込栓穴が穿設されている。
図3において、パネル1を直立させ土台1の下方に間柱2a,2b,2cからそれぞれ突出する長ほぞ差し込み3a,3b,3cを土台の上面におけるほぞ穴11a,11b,11cにそれぞれ差し込むとともに、土台10の上側に突出するダボをパネル1の最下部の壁板におけるダボ穴に差し込むことによってパネル1を土台10上の所定の位置に保持させた後に、柱20a,20bに刻設された溝をパネル1の両側の間柱に沿わせて下降させていく。その際、土台10におけるほぞ穴11d,11e(図2)の上側に柱受け板14d,14eを載置しておくのがよい。柱20a,20b間の上側の位置に梁30を渡し梁30から延設された長ほぞ差し込み栓を柱20a,20bのほぞ穴に差し込んで梁30を柱20a,20b間に張架させた後に、柱受け板14d,14eを抜き取るとともに、柱20aの下側の長ほぞ差し込み栓23aと,柱20bの下側の長ほぞ差し込み栓23bとをそれぞれほぞ穴11d,11eに差し込むとともに、パネル1の上側に間柱2a,2b,2cから突出する長ほぞ差し込み栓3a,3b,3cと最上部の壁板から突出するダボ6aとをそれぞれ梁の下側に穿設された対応するほぞ穴、ダボに差し込む。このようにしてパネル1を土台10と梁30との間に組み込んだ後に、図4に示すように、土台1における込み栓穴12、柱20a,20bにおける込み栓穴22a,22b、梁30における込み栓穴32にそれぞれ込み栓を打ち込んでパネル組み立てを完了する。
図1のように形成されるパネル1においては、個々の壁板6におけるダボとダボ穴とがパネルとして構成されたときの縦方向に直線上に並ぶ位置にあり、パネルとしてダボが縦方向に直線状に配置されたものとしている。壁板の幅とダボの長さによってはこのようなダボの配置とせずに個々の壁板6のダボの位置と反対側のダボ穴の位置とをパネルとしての縦方向に見てずらせた位置にし、パネルとしてはダボが千鳥状になるような配置形態とするようにしてもよい。
図3、図4のようにパネル1を土台1と梁30との間に組み込む工程においては、パネル1、柱20a,20b、梁30を搬入し、組み立てる際に傷つかないように事前処理し、ワイヤロープを介してレッカー車で吊り下げながら組み立て作業を行うのがよい。
図3、図4においては、パネル1枚を取り付けたものを示しているが、さらにパネルを並設する場合には土台の上側のパネル取り付け位置にダボ、ほぞ穴を穿設しておき、柱の側面にパネルが添う溝を刻設しておいて、同様にパネルが取り付けることができる。また、梁として複数のパネルを取り付けるために土台と同様の長さのものとする場合、図3、図4での柱20a,20bの長さはパネルの間柱の長さと同じとし、柱20,20bの上側にも長ほぞ差し込み栓が延設しておき、また、梁の下側には柱20a,20bの下側にほぞ穴を穿設しておいて、それぞれの長ほぞ差し込み栓を差し込みパネルの上側の固定を行うようにする。
前述したパネルにおいては、複数の間柱間に受材を渡してなるパネル骨組に側辺で相互にダボ−ダボ穴接合される複数の壁板を横架しビスでパネル骨組に取り付けてなるものであり、木造耐力壁としての剛性、耐力を高めることができ、柱頭、柱脚部接合部への応力集中が抑制され、上下横架材(土台、梁)の間にダボを打ち込むことにより初期すべり変形が防止されることのほか、パネルにおける表裏2枚の壁板間の空間に断熱材を挿入して断熱・調湿性能を確 保することができるというような特徴がある。
一方、上述のパネルの上下横架材間(土台、梁)への組み込みに際し、パネルから上側及び下側に突出する長ほぞ差し込み栓を土台、梁におけるほぞ穴に差し込み、土台、梁に横方向に穿設された込栓穴に込栓を打ち込んで長ほぞ差し込み栓に貫通させ土台または梁の幅にわたって挿入することによりパネルを固定しており、この長ほぞ差し込み栓は一般的に柱、間柱ごとに1枚延設し、この長ほぞ差し込み栓に対し1本の込栓を打ち込むようにしている。
本発明においては、パネルと土台、梁とを接合するために柱から延設する長ほぞ差し込み栓を各柱の上側及び下側についてそれぞれ1枚または2枚とし、また長ほぞ差し込み栓ごとに2本の込栓を打ち込んで貫通させることにより、込栓が1本の場合よりパネルと横架材との結合力、壁構造としての耐力性をさらに高めるものである。
図5(a)〜(d)は柱に延接された長ほぞ差し込み栓の枚数、込栓の本数の関係を示しており、(a)は標準的な型で1枚の長ほぞ差し込み栓に対し1本の込栓とした場合、(b)は2枚の長ほぞ差し込み栓に対し1本の込栓とした場合、(c)は1枚の長ほぞ差し込み栓に対し2本の込栓とした場合、(d)は2枚の長ほぞ差し込み栓に対し2本の込栓とした場合である。図で土台は短く示しているが、実際にはより長くなっている。本発明では、(a)〜(d)の形態のうち、(c)の1枚の長ほぞ差し込み栓に対し2本の込栓とする形態、(d)の2枚の長ほぞ差し込み栓に対し2本の込栓とする形態をとるものである。また、柱頭と土台(下側の横架材)との接合について示しているが、柱頭と梁(上側の横架材)との接合についても(c)、(d)の場合と同様に各柱について長ほぞ差し込み栓を1枚または2枚、込栓を2本とする。
本発明者は、図1〜4に関して説明したようなパネル骨組に板壁を横架しビスで取り付けたパネルを両側の柱に当接して保持し柱及びパネルを土台に接合した構造を作製し、柱に延設される長ほぞ差し込み栓と、これを固定する込栓との少なくとも一方を複数とした場合についての水平加力試験により耐力性についての検証を行った。
試験体は図6(a)〜(d)に示す4種類である。図では壁面と断面との寸法を示してあるが、パネル、柱の外形寸法は4種類とも同じであり、試験体A1,試験体A2はパネルの中央の間柱がないもの、試験体B1,B2はパネルの中央の間柱があるものとなっている。これらの試験体の構造では、柱脚との柱頭に延設された長ほぞ差し込み栓、間柱の上下に延設された長ほぞ差し込み栓を下側の横架材(土台)及び上側の横架材(梁)にそれぞれ穿設されたほぞ穴に差し込み、また土台とパネル最下部の壁板側辺との間、最上部の壁板側辺と梁との間はダボ−ダボ穴の接合がなされている。
込栓はいずれの試験体でも2本としてあり、長ほぞ差し込み栓が試験体A1では1枚、試験体A2では2枚、試験体B1では1枚、試験体B2では2枚としてある。長ほぞ差し込み栓を2枚とし、込栓を2本とするのは引張力の作用する柱についであり、間柱にはせん断力が作用し引張力は作用しないので、間柱については長ほぞ差し込み栓は1枚、込栓は1本とする。また柱について長ほぞ差し込み栓を2枚とする場合、上側の梁に差し込まれる長ほぞ差し込み栓と下側の土台に差し込まれる長ほぞ差し込み栓とをともに2枚とし、込栓を2本とするのも上側で梁から打ち込むのと、下側で土台から打ち込むのとをともに2本にする。
試験体の外形寸法は幅1430mm、高さ2580mm、奥行き(厚さ)90mmであり、柱間、横架材間は芯々でそれぞれ910mm、2415mmである。軸組部の柱、土台は120mm×150mmのヒノキ、梁は120mm×180mmのベイマツを用いている。壁板は30mm×190mmのスギを用い、パネル骨組の表裏両面に12枚ずつ計24枚取り付けたものであり、タボは幅15mm×長さ45mmとしている。タボ、込栓、ほぞ、間柱の寸法は表1のようになっている。
Figure 2008214947
このような試験体A1,A2,B1,B2を用いて水平加力試験を行った。また、試験体と同形寸法で柱の長ほぞ差し込み栓が1枚、込栓が1本の基準試験体についても試験を行い、対比した。
試験方法は(財)日本住宅・木材技術センターによる木造軸組工法住宅の許容応力度設計における耐力壁の面内せん断試験方法に準拠して、試験体の柱脚部を加力装置に緊結する柱脚固定式で行った。反力フレームに試験体下部(土台)をボルトで固定し、反力フレームに取り付けたPC鋼棒を介してジャッキとロードセルを固定し、試験体上部(梁)に対し試験体の面内の水平荷重を加えるようにした。試験の内容は次のようである。
(1)加力方法は正負交番漸増繰り返し加力とし、繰り返し履歴は見かけのせん断変形角が1/600,1/450,1/300,1/200,1/150,1/100,1/75,1/50radの正負変形時に行う。ここで、見かけのせん断変形角は梁材の水平方向変位から土台の水平方向変位を減じ、これを変位計間距離で除したものである。
(2)繰り返し加力は履歴の同一変形段階で3回の繰り返し加力を行う。
(3)最大荷重に達した後、最大荷重の80%の荷重に低下するか、試験体の見かけの変形角が1/15radに達するまで加力する。なお、見かけの変形角が1/15radを超えても最大荷重の80%まで荷重が低下しない場合には、見かけの変形角1/15radを終局変形角とし、その時の荷重を最大荷重として扱う。
このような方法で各試験体に水平荷重を加える加力試験を行った。図7、図8、図9、図10はそれぞれ試験体A1、試験体A2、試験体B1、試験体B2についての試験結果を示しており、これらの図で縦軸は試験体の梁に加力した水平方向荷重(kN)、横軸は試験体(梁)の水平方向変位(mm)を表している。また、このときの各試験体についての最大荷重、初期剛性、幸福耐力等の結果について表2に示す。表2での試験体のうちNo.3は試験体A1等と同形,同寸で長ほぞ差し込み栓が1枚、込栓が1本の標準型の一例としてあげたものである。
Figure 2008214947
試験の結果からすれば、長ほぞ差し込み栓が1枚、込栓が1本No.3のような試験体では接合部耐力が4.72〜6.41であるのに対し、試験体A1,A2,B1,B2では接合部耐力が9.88〜10.85というように高くなる。図7(A1)と図8(A2)との比較、図9(B1)と図10(B2)との比較により長ほぞ差し込み栓が1枚の場合より2枚の方が初期段階での伸びが顕著になるという柱脚の効果が見られる。また、図7(A1)と図9(B1)との比較、図8(A2)と図10(B2)との比較により間柱のないパネルより間柱のあるパネルの方が1/50radを超えてからの耐力増加が大きくなるというように間柱の効果が出てくることがわかる。
なお、前述の試験では試験体において、柱頭と上側の横架材(梁)との接合は1枚の長ほぞ差し込み栓、1本の込栓となっており、この試験体を用いた試験では上側の接合部分が荷重を高めた時に先行破壊していることからすれば、柱頭と梁との上側の接合部分についても長ほぞ差し込み栓は1枚または2枚とし、込栓はそれぞれの場合に2本とするのが好ましいと言える。
このように、本発明においては、複数の間柱間に受材を渡してなるパネル骨組に複数の壁板を並置し横架してビスでパネル骨組に取り付けたパネルを両側の柱に当接して保持し柱及びパネルを土台に接合する際に、間柱や柱に延設される長ほぞ差し込み栓と、土台側において長ほぞ差し込み栓を固定するために横方向に差し込む込栓との少なくとも一方を複数とすることにより、水平荷重に対する耐力性を高められるものである。
本発明の木造耐力壁に用いられるパネルを組み立て状態において示す図である。 パネルを土台に差し込む状態を示す図である。 パネルを土台に差し込んでからパネルに両柱、梁を組み合わせる状態を示す図である。 パネルの取り付け終了後に込栓を打ち込む状態を示す図である。 柱を土台に取り付けるための長ほぞ差し込み栓の枚数と、込栓の本数の形態を示す図であり、(a)長ほぞ差し込み栓が1枚、込栓が1本の標準型の場合、(b)長ほぞ差し込み栓が2枚、込栓が1本の場合、(c)長ほぞ差し込み栓が1枚、込栓が2本の場合、(d)長ほぞ差し込み栓が2枚、込栓が2本の場合を示している。 (a)〜(d):水平耐力試験を行った本はつパネルによる木造明による耐力壁の形状・寸法を示す図である。 図6(a)の試験体についての試験結果を示すグラフである。 図6(b)の試験体についての試験結果を示すグラフである。 図6(c)の試験体についての試験結果を示すグラフである。 図6(d)の試験体についての試験結果を示すグラフである。
符号の説明
1 パネル
2a,2b,2c 間柱
3a、3b、3c 長ほぞ差し込み栓
4a,4b、4c 長ほぞ差し込み栓
5 受板
6 壁板
6a ダボ
7 ビス
10 土台
11a〜11e ほぞ穴
12 込栓穴
20a,20b 柱
21a 溝
22a,22b 込栓穴
23a,23b 長ほぞ差し込み栓
30 梁
32 込栓穴

Claims (3)

  1. それぞれ上下両端側に長ほぞ差し込み栓が延設された複数の間柱を横方向に間隔をおいて並置し、該複数の間柱の上下両端側の長ほぞ差込み栓を除いた部分の端部の間にそれぞれ受材を渡してパネル骨組を形成し、該パネル骨組の表側および裏側の両面側において長さが前記パネル骨組の横方向の幅と同等である複数の壁板を前記パネル骨組の左右両側の間柱に横架し、前記複数の壁板を上下両端側の長ほぞ差し込み栓を除く前記間柱の部分の上下方向にわたって隣接して配設し前記壁板をそれぞれビスにより間柱に取付けてなるパネルと、該パネルの左右両側部をそれぞれ上端側及び下端側に長ほぞ差し込み栓が延設された第1および第2の柱に当接して保持し、前記第1及び第2の柱の下側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の下側に延設された長ほぞ差し込み栓とを下側の横架材の上側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記下側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持し、前記第1及び第2の柱の上側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の上側に延設された長ほぞ差し込み栓とを上側の横架材の下側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記上側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持してなるパネルによる木造耐力壁であって、前記第1及び第2の柱の上側と下側とにそれぞれ1枚ずつ延設された長ほぞ差し込み栓を貫通して前記横架材に渡されるように2本ずつの込栓を打ち込んでなることを特徴とするパネルによる木造耐力壁。
  2. それぞれ上下両端側に長ほぞ差し込み栓が延設された複数の間柱を横方向に間隔をおいて並置し、該複数の間柱の上下両端側の長ほぞ差込み栓を除いた部分の端部の間にそれぞれ受材を渡してパネル骨組を形成し、該パネル骨組の表側及び裏側の両面側において長さが前記パネル骨組の横方向の幅と同等である複数の壁板を前記パネル骨組の左右両側の間柱に横架し、複数の前記壁板を上下両端側の長ほぞ差し込み栓を除く前記間柱の部分の上下方向にわたって隣接して配設し前記壁板をそれぞれビスにより間柱に取付けてなるパネルと、該パネルの左右両側部をそれぞれ上端側及び下端側に長ほぞ差し込み栓が延設された第1および第2の柱に当接して保持し、前記第1及び第2の柱の下側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の下側に延設された長ほぞ差し込み栓とを下側の横架材の上側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記下側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持し、前記第1及び第2の柱の上側に延接された長ほぞ差し込み栓と該第1及び第2の柱の間に当接して保持された前記パネルの複数の間柱の上側に延設された長ほぞ差し込み栓とを上側の横架材の下側に穿設されたほぞ穴に差し込んでから前記上側の横架材の横断方向に各長ほぞ差し込み栓を貫通する込栓を打ち込んで保持してなるパネルによる木造耐力壁であって、前記第1及び第2の柱の上側と下側とにそれぞれ長ほぞ差し込み栓が間隔をおいて2枚ずつ延設され該2枚ずつ延設された長ほぞ差し込み栓を貫通して前記横架材に渡されるように2本ずつの込栓を打ち込んでなることを特徴とするパネルによる木造耐力壁。
  3. 前記パネル骨組の表側及び裏側において左右両側の間柱に横架される各壁板の長さ方向の一方の側辺にダボが突設されるとともに他方の側辺にダボ穴が穿設され、前記上側の横架材の上側と下側の横架材の上側とにそれぞれダボが突設されるかまたはダボ穴が穿設されており、前記複数の壁板における隣接する相互の壁板の間の接合と、前記パネルの最上部の壁板と前記上側の横架材の下側との接合と、前記パネルの最下部の壁板と前記下側の横架材の上側との接合とがダボ穴へのダボの差し込みによりなされるようにしたことを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載のパネルによる木造耐力壁。


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