JP2017036579A - 擁壁型枠の固定金物 - Google Patents

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【課題】擁壁のコンクリート打設の際、擁壁型枠の浮き上がり等の不具合を防止する擁壁型枠の固定金物を提供する。【解決手段】本発明の擁壁型枠の固定金物10は、基礎コンクリート3に固定可能なベース板部20と、前記ベース板部20の一端から前記基礎コンクリート3上に打設する擁壁5の擁壁型枠1と対向するように延出して前記擁壁型枠1の下端に当接する押え板部30と、を備えたことを特徴としている。【選択図】 図1

Description

本発明は、基礎コンクリート上に擁壁をコンクリート打設する際に用いる擁壁型枠の固定金物に関する。
一般に土壌の横圧を受け止める擁壁は、上部よりも下部の壁厚を厚くしている。この擁壁を設置する場合、コンクリート打設時に側圧・浮力によって擁壁型枠が浮き上がるため、型枠の足元(下部)が開いて隙間が生じてしまう。そうするとこの隙間からコンクリートが枠外へ流出し、擁壁型枠、セパレーターが破損するおそれがあった。また、施工において急速な打ち込み、型枠の締固め不足による型枠のハラミによって、斫り作業が発生する懸念もあった。
このような擁壁型枠の浮き上がりを防止するため、従来、図3に示すようなパイプサポートを用いていた。図示のように、擁壁型枠1を設置した後、複数のばた材2を格子状に配置して擁壁型枠1を外側から補強している。さらに、ばた材2と基礎コンクリート3の間で斜めにパイプサポート4を設置している。
特許文献1には、パイプサポートを基礎コンクリート上で支持する支持金具が開示されている。
特開2013−7200号公報
土木等の屋外に設置される擁壁では擁壁型枠の足元のばた材の間隔を密にしたり、パイプサポートを水平に近い状態で固定したりして、擁壁型枠の強度を持たせて、型枠の浮き上がりを防止している。
しかし、既存建物の基礎下などに新たに設置する擁壁では、既存設備によって擁壁内側の作業スペースが限定されている。パイプサポートを多数設置すると設置スペースが広くなり他の作業スペースが確保できなくなってしまう。また、長尺のパイプサポートに作業員が躓いて転倒するなどの危険があり、十分な安全性を確保できないという問題が生じていた。
そこで本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、擁壁のコンクリート打設の際、擁壁型枠の浮き上がり等の不具合を防止する擁壁型枠の固定金物を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための第1の手段として、本発明は、基礎コンクリートに固定可能なベース板部と、前記ベース板部の一端から前記基礎コンクリート上に打設する擁壁の擁壁型枠と対向するように延出して前記擁壁型枠の下端に当接する押え板部と、を備えたことを特徴とする擁壁型枠の固定金物を提供することにある。
上記課題を解決するための第2の手段として、本発明は、前記第1の手段において、前記ベース板部と前記押え板部の間の成す角を鈍角にしていることを特徴とする擁壁型枠の固定金物を提供することにある。
上記課題を解決するための第3の手段として、本発明は、前記第1又は第2の手段において、前記ベース板部は、前記基礎コンクリートに固定するアンカーボルトが貫通する少なくとも1つ以上の長孔を設けたことを特徴とする擁壁型枠の固定金物を提供することにある。
上記課題を解決するための第4の手段として、本発明は、前記第1ないし第3のいずれかの手段において、前記ベース板部と前記押え板部の側辺に接続する一対の側板部を設けたことを特徴とする擁壁型枠の固定金物を提供することにある。
上記第1の手段によれば、コンクリート打設時において擁壁型枠に作用する側圧・浮力によって擁壁型枠が浮き上がることがなく、擁壁型枠の取付位置の精度を高めることができる。
また、機械式アンカーなどを用いた固定によって擁壁型枠の固定金物を容易に取り付けることができる。
さらに、従来のパイプサポートの取り付けが不要で設置スペースが少なくなり、作業スペースを確保できると共に、作業者がパイプサポートに躓き転倒するなどの危険がなくなり作業の安全性を確保できる。作業スペースを十分に確保することができない既存建物に新たに擁壁を設置する際に特に有効となる。
上記第2の手段によれば、擁壁型枠のばた材を押え板部と擁壁型枠の間で斜め上方から挟んで位置ズレすることがなく、側圧・浮力によって擁壁型枠が浮き上がることを効果的に防止できる。
上記第3の手段によれば、固定金物を基礎コンクリートに固定でき、側圧・浮力によって擁壁型枠が浮き上がることを防止できる。また孔形状を長孔状に形成しているため、擁壁型枠に対する固定金物の取付位置を微調整することができる。
上記第4の手段によれば、側板部で固定金物の強度を高めて、容易に変形することがなくなり、側圧・浮力によって擁壁型枠が浮き上がることを効果的に防止できる。
本発明の擁壁型枠の固定金物の説明図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は側面図を示す。 本発明の擁壁型枠の固定金物を用いた取付作業の説明図である。 従来の擁壁型枠を支持するパイプサポートの説明図である。
本発明の擁壁型枠の固定金物の実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
[擁壁型枠の固定金物10]
図1は、擁壁型枠の固定金物の説明図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は側面図を示す。
図示のように、擁壁型枠の固定金物10は、ベース板部20と、押え板部30を主な基本構成としている。
ベース板部20は、基礎コンクリート上に固定可能な平板部材である。ベース板部20は、所定の剛性を備え、加工性の良い鋼材などを用いることができる。ベース板部20は主面に少なくとも1つ以上の長孔22を設けている。本実施形態のベース板部20は、2つの長孔22を設けている。この長孔22は、長手方向が後述する押え板部30と接続する辺と直交する方向となるように形成している。このような構成の長孔によれば、固定金物を機械式アンカー24で基礎コンクリート上に固定する際の取付位置を微調整することができる。
押え板部30は、基礎コンクリート上に配置したベース板部20の主面に対して、ベース板部20の一端から基礎コンクリート上に打設する擁壁の擁壁型枠と対向するように延出して擁壁型枠の下端に当接する平板部材である。押え板部30は、ベース板部20と同質材料を用いることができる。
本実施形態の押え板部30とベース板部20は溶接で接合している。ベース板部20と押え板部30の間の成す角は、鈍角(一例として108度)となるように設定している。このような構成により、擁壁型枠のばた材を押え板部30と擁壁型枠の間で斜め上方から挟んで位置ズレすることがなく、側圧・浮力によって擁壁型枠が浮き上がることを効果的に防止できる。
なお、擁壁型枠の固定金物10は、所定厚みで剛性を備えた平板を折り曲げて、ベース板部20と押え板部30の接続部分を形成し得る構成を採用することもできる。
ベース板部20と押え板部30の側辺には側板部40を設けている。側板部40は、ベース板部20と押え板部30と同質材料を用いることができる。側板部40は、側面視でほぼ三角形状であり、2辺がベース板部20と押え板部30に接続している。なお、ベース板部20及び押え板部30の構成で十分な強度が確保できる場合には、側辺部を省略することができる。
[作用]
上記構成による擁壁型枠の固定金物10の作用について以下説明する。図2は本発明の擁壁型枠の固定金物を用いた取付作業の説明図である。
まず、基礎コンクリート3上に擁壁型枠1を設置する。この擁壁型枠1にばた材2を格子状に取り付ける(ステップ1)。
基礎コンクリート3上に機械式アンカーの取付穴26を形成する(ステップ2)。
擁壁型枠の固定金物20を取り付ける(ステップ3)。ベース板部20の長孔22を取付穴上に合わせる。そして機械式アンカー24を長孔及び挿入穴に挿入した後、押え板部30をばた材2に当接させて、擁壁型枠1と押え板部30の間でばた材2を斜め上方から挟むように設置して固定する。
コンクリートを打設する(ステップ4)。
コンクリート打設後、擁壁型枠の固定金物10、機械式アンカー24、擁壁型枠1、ばた材2を取り外して、基礎コンクリート3上に擁壁5が完成する(ステップ5)。
このような本発明の擁壁型枠の固定金物によれば、側圧・浮力によって最も位置ずれする擁壁型枠の下端部分を押えているため、擁壁型枠が浮き上がることがなく、擁壁型枠の取付位置の精度を高めることができる。
本発明の擁壁型枠の固定金物は、特に土木・建設分野において産業上利用することができる。
1………擁壁型枠、2………ばた材、3………基礎コンクリート、4………パイプサポート、5………擁壁、10………擁壁型枠の固定金物、20………ベース板部、22………長孔、24………機械式アンカー、26………取付穴、30………押え板部、40………側板部。

Claims (4)

  1. 基礎コンクリートに固定可能なベース板部と、
    前記ベース板部の一端から前記基礎コンクリート上に打設する擁壁の擁壁型枠と対向するように延出して前記擁壁型枠の下端に当接する押え板部と、
    を備えたことを特徴とする擁壁型枠の固定金物。
  2. 前記ベース板部と前記押え板部の間の成す角を鈍角にしていることを特徴とする請求項1に記載の擁壁型枠の固定金物。
  3. 前記ベース板部は、前記基礎コンクリートに固定するアンカーボルトが貫通する少なくとも1つ以上の長孔を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の擁壁型枠の固定金物。
  4. 前記ベース板部と前記押え板部の側辺に接続する一対の側板部を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の擁壁型枠の固定金物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018204286A (ja) * 2017-06-02 2018-12-27 Jfeエンジニアリング株式会社 型枠

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