JP2008163697A - 型枠構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】既設構造物の外側に補強用帯状鉄板を内包する補強用コンクリート打設空間を形成する型枠構造において、型枠板の支持、位置決め強度を高める。
【解決手段】帯状鉄板Pの両側辺に嵌合させた側面コ形の金具1A,1Bを締結用ボルト10により帯状鉄板Pの両側辺に固定し、締結用ボルト10がある側とは反対側において帯状鉄板Pの両側辺間を横断する向きの連結用セパレーターS1を両金具1A,1Bのセパレーター挿通部8に挿通させると共に長ナットN1,N2により連結用セパレーターS1を帯状鉄板Pに固定し、長ナットN1,N2を利用して延長用セパレーターS4,S5を同心状に螺合連結し、両金具1A,1Bには、ネジ孔7を利用して直角向きのセパレーターS2,S3を螺合連結し、これら各セパレーターS2〜S5により、コンクリート打設空間16を形成する型枠板13〜15を位置決めする構成。
【選択図】図1
【解決手段】帯状鉄板Pの両側辺に嵌合させた側面コ形の金具1A,1Bを締結用ボルト10により帯状鉄板Pの両側辺に固定し、締結用ボルト10がある側とは反対側において帯状鉄板Pの両側辺間を横断する向きの連結用セパレーターS1を両金具1A,1Bのセパレーター挿通部8に挿通させると共に長ナットN1,N2により連結用セパレーターS1を帯状鉄板Pに固定し、長ナットN1,N2を利用して延長用セパレーターS4,S5を同心状に螺合連結し、両金具1A,1Bには、ネジ孔7を利用して直角向きのセパレーターS2,S3を螺合連結し、これら各セパレーターS2〜S5により、コンクリート打設空間16を形成する型枠板13〜15を位置決めする構成。
【選択図】図1
Description
本発明は、既設建物における柱や梁などの既設構造物を補強する補強用構造物を増設するためのコンクリート型枠構造に関するものである。
既設建物における柱や梁などの既設構造物を補強する一つの方法として、特許文献を開示することはできないが、既設構造物の長さ方向と平行な補強用帯状鉄板を、既設構造物に打ち込んだアンカーに固着する方法などで既設構造物の側面から適当間隔を隔てて配設し、この補強用帯状鉄板を内包するように既設構造物の側面に沿って補強用コンクリート構造物を増設する補強方法が提案されている。
上記のような既設構造物の補強方法を実施する場合、前記補強用帯状鉄板を内包するコンクリート打設空間を既設構造物の側面に沿って形成する必要がある。このコンクリート打設空間は、当該コンクリート打設空間を取り囲むように配置した型枠板を補強用帯状鉄板に対し位置決めすることにより構成しなければならない。このため、既設構造物に対し定位置に固定されている補強用帯状鉄板と型枠板とをセパレーターで連結しなければならないが、このときの補強用帯状鉄板に対するセパレーターの結合手段としては、鉄骨に対するセパレーターの結合手段として従来周知の方法である溶接方法やクランプ金具利用の方法が考えられる。溶接方法では、溶接技術者を要することからコスト高になり、クランプ金具利用の方法では、帯状鉄板の側辺に嵌合させて締結用ボルトで固定するコ形クランプ金具が利用されるが、帯状鉄板に対するクランプ金具の嵌合方向とは直角向きに当該クランプ金具にネジ結合されるセパレーターの帯状鉄板に対する結合強度は十分となるが、帯状鉄板に対するクランプ金具の嵌合方向と平行な向きに当該クランプ金具にネジ結合されるセパレーターの帯状鉄板に対する結合強度は、クランプ金具の締結用ボルト先端と帯状鉄板表面との間の滑り方向の摩擦抵抗に頼ることになるので、コンクリート打設時に型枠板を外側に押し広げる大きな内圧に対し十分ではなく、型枠強度の低下の原因となる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る型枠構造を提供することを目的とするものであって、その構成を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、コンクリート打設空間16内に配置される帯状鉄板Pの両側辺に側面コ形の金具1A,1Bを嵌合させ、両金具1A,1Bに設けられた締結用ボルト10を帯状鉄板Pの側面Paに圧接させて両金具1A,1Bを帯状鉄板Pの両側辺に固定し、前記締結用ボルト10がある側とは反対側において帯状鉄板Pの両側辺間を横断する向きの連結用セパレーターS1を両金具1A,1Bのセパレーター挿通部8に挿通させ、両金具1A,1Bから外側へ突出する連結用セパレーターS1の両端螺軸部S1a,S1bに長ナットN1,N2を螺合締結して前記連結用セパレーターS1を帯状鉄板Pに固定し、前記連結用セパレーターS1の端部に前記長ナットN1,N2のネジ孔を利用して延長用セパレーターS4,S5を同心状に螺合連結し、両金具1A,1Bのそれぞれには、帯状鉄板Pの側面に対面しない位置にネジ孔7が設けられ、これらネジ孔7を利用して前記連結用セパレーターS1に対し直角向きのセパレーターS2,S3を両金具1A,1Bのそれぞれに螺合連結し、これら延長用セパレーターS4,S5と直角向きセパレーターS2,S3により、前記コンクリート打設空間16を形成する型枠板13〜15を位置決めする構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、例えば柱CPの側面CPaに補強用構造物を増設するときは、コンクリート打設空間16は既設構造物(柱CP)の側面CPaに隣接して形成されるが、この場合は、請求項2に記載のように、帯状鉄板Pは当該既設構造物(柱CP)の側面CPaと平行な向きに配置し、延長用セパレーターS4,S5は、連結用セパレーターS1の両端にそれぞれ接続し、直角向きセパレーターS2,S3は、両金具1A,1Bから前記既設構造物(柱CP)のある側とは反対側に延出させ、これら延長用セパレーターS4,S5と直角向きセパレーターS2,S3で位置決めされる型枠板13〜15と前記既設構造物(柱CP)とでコンクリート打設空間16を形成することができる。
又、筋交いとしての補強用構造物を構築するときは、コンクリート打設空間16が、既設構造物間(上下の梁間など)に斜めに架設された帯状鉄板Pの周囲を取り囲むように角筒状に配置された型枠板19〜22によって形成されるが、この場合には、請求項3に記載のように、前記延長用セパレーターS4,S5は、連結用セパレーターS1の両端にそれぞれ接続して、前記帯状鉄板Pの側面に対し直角向きの両型枠板19,20を位置決めし、両金具1A,1Bに連結された直角向きセパレーターS2,S3は、帯状鉄板Pと平行に配置される両型枠板21,22の内の少なくとも一方を位置決めさせることができる。
又、梁CBの下側に当該梁CBに沿って補強用構造物を構築するときは、コンクリート打設空間16は既設構造物(梁CB)の下側面に隣接して形成されるが、この場合には、請求項4に記載のように、帯状鉄板Pは当該既設構造物(梁CB)の側面(下側面CBa)に対し直角向きに配置し、延長用セパレーターS4は、連結用セパレーターS1の両端の内、前記既設構造物(梁CB)のある側とは反対側の端部にのみ接続して、当該既設構造物(梁CB)と対面する型枠板25を位置決めし、両金具1A,1Bに連結された直角向きセパレーターS2,S3は、帯状鉄板Pと平行に配置される両型枠板23,24の内の少なくとも一方を位置決めさせることができる。
上記構成の本発明に係る型枠構造によれば、帯状鉄板の両側辺に嵌合させた一対の側面コ形の金具は、帯状鉄板の両側辺間を横断する向きの連結用セパレーターを、その両端螺軸部に螺合締結させた長ナットを介して当該帯状鉄板に所定の向きで固定する手段として機能しており、当該連結用セパレーターの端部に長ナットのネジ孔を利用して同心状に連結される延長用セパレーターに帯状鉄板から引き離す向きに作用する軸方向外力は、前記一対の金具の内、当該外力の作用方向とは反対側の金具に、この金具を帯状鉄板側辺に嵌合させる方向に作用することになる。従って、帯状鉄板の側面に押圧する締結用ボルトで固定された1つの金具に前記延長用セパレーターをネジ結合させる場合と比較して、帯状鉄板に対する前記延長用セパレーターの取付け強度、即ち、延長用セパレーターを帯状鉄板から引き離す向きに作用する軸方向外力に対する抵抗力が著しく増大する。この結果、前記延長用セパレーターで位置決めされる、帯状鉄板の板厚方向と平行な向きの型枠板の支持強度を著しく増大させることができ、当該型枠板にコンクリート打設時に外向きに作用する甚大な内圧に対し、当該型枠板を十分に持ちこたえさせることができる。
又、帯状鉄板の側面に対面する側に配置される型枠板は、当然に当該帯状鉄板の巾よりも広巾となるが、本発明の型枠構造では帯状鉄板の巾方向の両側辺に金具が取り付けられ、両金具のネジ孔を利用して帯状鉄板両側辺それぞれに取り付けられた直角向きセパレーターにより、帯状鉄板と平行向きの巾広の型枠板を位置決めできるので、帯状鉄板両側辺に嵌合する2つの金具を有効利用して帯状鉄板と平行向きの巾広の型枠板も強固に位置決めすることができる。しかもこの直角向きセパレーターは、金具を帯状鉄板に固定する固定手段である締結用ボルトとは別に設けられていて、帯状鉄板によって螺合深さも制限されないので、金具に対して取付け位置を軸方向に調整することができる。従って、帯状鉄板の位置精度が多少悪くとも、或いは帯状鉄板に多少の曲がりがあっても、若しくは直角向きセパレーターの長さの精度が多少悪くとも、この直角向きセパレーターで支持する型枠板の支持位置を調整してコンクリート打設空間を精度良く構成することができる。更に、帯状鉄板の一側辺に1つの金具を締結用ボルトで固定した状態で、帯状鉄板の他側辺に嵌合させた金具と前記固定済み金具との間に連結用セパレーターを挿通させ、この連結用セパレーターの向きを調整した状態で帯状鉄板の他側辺に嵌合する金具を締結用ボルトで固定することができ、型枠の組立作業が容易且つ精度良く行える。
尚、請求項2〜4に記載の構成を採用することにより、柱の側面に補強用構造物を増設する場合、筋交いとしての補強用構造物を増設する場合、梁の下側に補強用構造物を増設する場合など、種々の状況に応じて本発明を好適に実施することができるのであるが、コンクリート打設空間を形成する全ての型枠板を本発明に従って帯状鉄板にセパレーターで連結する必要はなく、平行に対面する二面の型枠板の内、一方の型枠板のみを本発明に従って帯状鉄板にセパレーターで連結し、この一方の型枠板に他方の型枠板をセパレーターにより互いに連結して当該他方の型枠板を位置決めすることができる。又、平行に対面する二面の型枠板をセパレーターにより互いに連結し、当該両型枠板又は何れか一方の型枠板の長さ方向の中間適当箇所のみを本発明に従って帯状鉄板にセパレーターで連結することもできる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1A,1Bは同一構造のセパレーター取付け金具であって、補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に嵌合させることができる側面コ形のものであり、詳細構造を図2〜図5に基づいて説明する。
セパレーター取付け金具1A,1Bは、天板部2と左右両側板部3a,3bとから構成され、左右両側板部3a,3bには、天板部2と平行な受け辺4を有する凹入部5が切り欠き形成され、天板部2には、凹入部5を補強用帯状鉄板Pの側辺に嵌合させたときに当該補強用帯状鉄板Pの天板部2側の一側面Paに対面する貫通ネジ孔6と、この貫通ネジ孔6と同一径で前記補強用帯状鉄板Pの一側面Paに対面しない貫通ネジ孔7とが設けられている。尚、左右両側板部3a,3b間の間隔は、貫通ネジ孔6,7の直径(併用されるセパレーターの外径)より僅かに広い程度である。
又、左右両側板部3a,3bの凹入部5に対し天板部2のある側とは反対側の領域にセパレーター挿通部8が構成されている。このセパレーター挿通部8は、図5に示すように、左右両側板部3a,3bの一部を内側に打ち出して形成した左右一対の内向き突出部9a,9bと、凹入部5に対し天板部2のある側とは反対側の領域の領域の左右両側板部3a,3bと、補強用帯状鉄板Pの凹入部5の受け辺4に当接する他側面Pbとで囲まれた空間により構成されるもので、セパレーターを天板部2の長さ方向に平行に挿通させることができる。
上記構成のセパレーター取付け金具1A,1Bを利用して構成する本発明の補強用型枠構造を説明すると、使用に先立って各金具1A,1Bの貫通ネジ孔6には、締結用ボルト10が螺嵌される。而して図1に示すように、既設建物の柱CPの一側面CPaから適当距離だけ離れた位置に、当該側面CPaと平行で柱CPの高さ方向に沿って補強用帯状鉄板Pが配設されている。この補強用帯状鉄板Pは、アンカーAを利用して柱CPに結合されている。取付け金具1A,1Bは、補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に互いに相対向するように取り付けられる。
即ち、図2及び図3に示すように、天板部2が補強用帯状鉄板Pの外側(柱CPのある側とは反対側)に位置する向きで取付け金具1A,1Bを、その凹入部5を介して補強用帯状鉄板Pの側辺に外嵌させ、締結用ボルト10を締め付けて、当該締結用ボルト10の先端と凹入部5の受け辺4との間で補強用帯状鉄板Pの側辺を挟持させることにより、取付け金具1A,1Bを補強用帯状鉄板Pの両側辺に互いに対向するように固定する。この後、連結用セパレーターS1を両金具1A,1Bのセパレーター挿通部8に挿通させ、当該連結用セパレーターS1を補強用帯状鉄板Pの巾方向に横断配置させる。そして両金具1A,1Bから外側に突出する連結用セパレーターS1の両端螺軸部S1a,S1bに長ナットN1,N2を螺合締結し、両金具1A,1Bを介して連結用セパレーターS1を補強用帯状鉄板Pに固定する。このとき、連結用セパレーターS1の両端螺軸部S1a,S1bが長ナットN1,N2のネジ孔の略半分程度に螺合するように、連結用セパレーターS1の全長が予め調整されている。
次に、各金具1A,1Bの貫通ネジ孔7に所定長さの直角向きセパレーターS2,S3の内端螺軸部S2a,S3aを螺合連結する。このとき、直角向きセパレーターS2,S3の内端螺軸部S2a,S3aが補強用帯状鉄板Pと干渉することはないので、任意の深さまで直角向きセパレーターS2,S3の内端螺軸部S2a,S3aを貫通ネジ孔7に螺合して、補強用帯状鉄板Pからの直角向きセパレーターS2,S3の突出長さを調整することができる。この結果、両直角向きセパレーターS2,S3が連結用セパレーターS1の長さ方向に対して直角向きで補強用帯状鉄板Pの左右両側辺から柱CPのある側とは反対側へ互いに平行に突出することになる。一方、連結用セパレーターS1の両端に結合されている各長ナットN1,N2の外側半分のネジ孔領域にそれぞれ所定長さの延長用セパレーターS4,S5の内端螺軸部S4a,S5aを螺合連結する。
以上のようにして補強用帯状鉄板Pの左右両側辺に、当該補強用帯状鉄板Pの左右両側辺間を横断する向きの連結用セパレーターS1に対し直角向きの左右一対の直角向きセパレーターS2,S3と、連結用セパレーターS1の端部に同心状に連結された左右一対の延長用セパレーターS4,S5とを取り付けたならば、図1に示すように、各セパレーターS2〜S5の外端螺軸部S2b〜S5bに、型枠板受け具11や型枠締結金具12などを利用する従来周知の要領で型枠板13〜15を取り付け、これら型枠板13〜15と柱CPの一側面CPaとで、補強用帯状鉄板Pを内包するコンクリート打設空間16を形成する補強用型枠17を構築することができる。勿論、図示省略しているが、コンクリート打設空間16に打設されるコンクリートと補強用帯状鉄板Pとの結合強度を高めるために、補強用帯状鉄板Pを取り囲むフープ筋や当該フープ筋を位置決めする鉄筋などが予め配筋される。
本発明の型枠構造は、図1に示すように柱CPの側面に補強用帯状鉄板Pを内蔵した補強用構造物を増設する場合の型枠構造として効果的なものであるが、巾広の梁の下側に同様の補強用構造物を増設する場合の型枠構造としても活用できる。又、上下の梁間などに筋交いとしての補強用構造物を増設するときは、当該補強用構造物が斜めに構築されるので、図6Aに示すように、両端が梁などの既設構造物に支持されて側面が上下垂直になり且つ全体が斜めに傾斜するように配置された補強用帯状鉄板Pの周囲を角筒状の補強用型枠18が取り囲むように構成される。従って、当該補強用型枠18を構成する4面の型枠板19〜22の内、補強用帯状鉄板Pと直角向きに配置される短辺側2面の型枠板19,20は、本発明に従って補強用帯状鉄板Pの巾方向に横断するように取り付けられた連結用セパレーターS1の両端に連結された延長用セパレーターS4,S5を利用して位置決めし、補強用帯状鉄板Pと平行に配置される長辺側2面の型枠板21,22の内、少なくとも一方の型枠板21は、本発明に従って補強用帯状鉄板Pの両側辺から直角横向きに取り付けられた一対の直角向きセパレーターS2,S3を利用して位置決めすることができる。他方の型枠板22は、補強用帯状鉄板Pの両側に配置されたセパレーターにより一方の型枠板21に直接連結して位置決めすることもできるし、直角向きセパレーターS2,S3をこの他方の型枠板22側に突出するように補強用帯状鉄板Pに金具1A,1Bを介して取り付け、この直角向きセパレーターS2,S3により位置決めすることができる。
又、図6Bに示すように、梁CBのように水平向きに構築されている巾の狭い既設構造物の下側に補強用帯状鉄板Pを内蔵した補強用構造物を増設する場合の型枠構造として実施するときは、補強用帯状鉄板Pは梁CBの下側に側面が上下垂直向きとなるように配置されてアンカー(図示省略)などにより梁CBに支持され、この補強用帯状鉄板Pと平行に配置される垂直向きの2面の型枠板23,24と、この両型枠板23,24の下側辺間に架設される1面の型枠板25と、梁CBの下側面CBaとでコンクリート打設空間16を形成する補強用型枠26が構成される。この場合は、図示のように一対の金具1A,1Bを介して補強用帯状鉄板Pの巾方向に横断する上下垂直向きに取り付けられた連結用セパレーターS1の下端側にのみ延長用セパレーターS4を連結して型枠板25を位置決めし、型枠板23,24は、図6Aの実施形態における型枠板21,22と同様に位置決めすれば良い。
1A,1B セパレーター取付け金具
2 天板部
3a,3b 左右両側板部
4 凹入部の受け辺
5 凹入部
6,7 貫通ネジ孔
8 セパレーター挿通部
9a,9b 内向き突出部
10 締結用ボルト
11 型枠板受け具
12 型枠締結金具
13〜15,19〜22,23〜25 型枠板
16 コンクリート打設空間
17,18,26 補強用型枠
A アンカー
CP 柱(既設構造物)
CB 梁(既設構造物)
N1,N2 長ナット
P 補強用帯状鉄板
Pa 補強用帯状鉄板の一側面
Pb 補強用帯状鉄板の他側面
S1 連結用セパレーター
S2,S3 直角向きセパレーター
S4,S5 延長用セパレーター
2 天板部
3a,3b 左右両側板部
4 凹入部の受け辺
5 凹入部
6,7 貫通ネジ孔
8 セパレーター挿通部
9a,9b 内向き突出部
10 締結用ボルト
11 型枠板受け具
12 型枠締結金具
13〜15,19〜22,23〜25 型枠板
16 コンクリート打設空間
17,18,26 補強用型枠
A アンカー
CP 柱(既設構造物)
CB 梁(既設構造物)
N1,N2 長ナット
P 補強用帯状鉄板
Pa 補強用帯状鉄板の一側面
Pb 補強用帯状鉄板の他側面
S1 連結用セパレーター
S2,S3 直角向きセパレーター
S4,S5 延長用セパレーター
Claims (4)
- コンクリート打設空間内に配置される帯状鉄板の両側辺に側面コ形の金具を嵌合させ、両金具に設けられた締結用ボルトを帯状鉄板の側面に圧接させて両金具を帯状鉄板の両側辺に固定し、前記締結用ボルトがある側とは反対側において帯状鉄板の両側辺間を横断する向きの連結用セパレーターを両金具のセパレーター挿通部に挿通させ、両金具から外側へ突出する連結用セパレーターの両端螺軸部に長ナットを螺合締結して前記連結用セパレーターを帯状鉄板に固定し、前記連結用セパレーターの端部に前記長ナットのネジ孔を利用して延長用セパレーターを同心状に螺合連結し、両金具のそれぞれには、帯状鉄板の側面に対面しない位置にネジ孔が設けられ、これらネジ孔を利用して前記連結用セパレーターに対し直角向きのセパレーターを両金具のそれぞれに螺合連結し、これら延長用セパレーターと直角向きセパレーターにより、前記コンクリート打設空間を形成する型枠板を位置決めして成る、型枠構造。
- コンクリート打設空間は既設構造物の側面に隣接して形成されるもので、帯状鉄板は当該既設構造物の側面と平行な向きに配置され、延長用セパレーターは、連結用セパレーターの両端にそれぞれ接続され、前記直角向きセパレーターは、両金具から前記既設構造物のある側とは反対側に延出し、これら延長用セパレーターと直角向きセパレーターで位置決めされる型枠板と前記既設構造物とで前記コンクリート打設空間が形成されている、請求項1に記載の型枠構造。
- コンクリート打設空間は、既設構造物間に架設された帯状鉄板の周囲を取り囲むように角筒状に配置された型枠板によって形成され、前記延長用セパレーターは、連結用セパレーターの両端にそれぞれ接続されて、前記帯状鉄板の側面に対し直角向きの両型枠板を位置決めし、両金具に連結された直角向きセパレーターは、帯状鉄板と平行に配置される両型枠板の内の少なくとも一方を位置決めしている、請求項1に記載の型枠構造。
- コンクリート打設空間は既設構造物の側面に隣接して形成されるもので、帯状鉄板は当該既設構造物の側面に対し直角向きに配置され、延長用セパレーターは、連結用セパレーターの両端の内、前記既設構造物のある側とは反対側の端部にのみ接続されて、当該既設構造物と対面する型枠板を位置決めし、両金具に連結された直角向きセパレーターは、帯状鉄板と平行に配置される両型枠板の内の少なくとも一方を位置決めしている、請求項1に記載の型枠構造。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102127966A (zh) * | 2011-02-14 | 2011-07-20 | 宿迁华夏建设(集团)工程有限公司 | 一种现浇钢筋混凝土柱模板固定装置 |
JP2011168954A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Kunimoto Co Ltd | 補強用コンクリート型枠構造 |
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2006
- 2006-12-29 JP JP2006356890A patent/JP2008163697A/ja active Pending
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