JP6914028B2 - 型枠固定装置、型枠、型枠固定方法および目地の施工方法 - Google Patents
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Description
(2)グラウトを目地に注入した際に、内部エアが袋小路状に目地内に留まり、硬化後に断面欠損が生じるおそれがある。
(3)エサフォーム(登録商標)を土手として使用する場合には、グラウト注入後に目地コテ仕上げが必要となり、作業手間やコストが増大する。また、グラウトとして使用するモルタルの性能や管理方法などを事前に把握しておく必要がある。
(1)手掛かりの無いコンクリート表面に対して、型枠を堅固に押し付ける必要がある。この場合、現場の条件に応じて、簡単に取付け可能な押し付け金物(例えば、特許文献1を参照)などの型枠固定具が必要になってくる。
まず、本発明の実施の形態1を説明する。
図1および図2(1)に示すように、本発明の実施の形態1に係る型枠固定装置100は、矩形断面の上部柱1(PCa柱)の下端部と下部躯体2(床版または下部柱)の間の接合目地3を施工する際に、接合目地3の周囲に設けられる型枠4を固定するための装置である。型枠4は水平方向に延在する角型の木製型枠であり、接合目地3を囲むように周方向に配置される。この型枠4は、上部柱1の側面から若干の間隔(例えば数mm)をおいて配置される。
次に、本発明の実施の形態2を説明する。
図3に示すように、本発明の実施の形態2に係る型枠固定装置200は、上記の実施の形態1において、型枠固定具12の代わりに別の形態の型枠固定具36を用いたものである。
次に、本発明の実施の形態3を説明する。
図4に示すように、本発明の実施の形態3に係る型枠固定装置300は、上記の実施の形態1において、型枠固定具12の代わりに別の形態の型枠固定具44を用いたものである。
2 下部躯体(床または下部柱)
3 接合目地
4 型枠
10 バンド部材
10a 鉛直部
10b 水平部
10c リブ
12,36,44 型枠固定具
14,38,46 上部固定部
16,40,48 下部固定部
16a,40a,48a 水平部
16b,40b,48b 鉛直部
18,42,50 連結部材
20 固定部材
20a 上板
20b 下板
24,30,32,52 ボルト
34 インサート
100〜300 型枠固定装置
Claims (4)
- プレキャストコンクリートからなる上部柱の下端部と床面の間の接合目地、または、前記上部柱の下端部と下部柱の上端部の間の接合目地を施工する際に前記接合目地の周囲に設けられる型枠を固定するための装置であって、
前記型枠の上方において前記上部柱の周囲に周方向に設けられ、前記上部柱に締め付け固定されるバンド部材、または、前記型枠の下方において前記下部柱の周囲に周方向に設けられ、前記下部柱に締め付け固定されるバンド部材と、
前記バンド部材に固定され、前記バンド部材から反力を取って前記型枠を前記上部柱および前記床面、または、前記上部柱および前記下部柱に向けて押し付け固定する型枠固定具とを備え、
前記上部柱に締め付け固定されるバンド部材に固定される前記型枠固定具は、コの字断面の上部固定部とL字状断面の下部固定部から構成されており、前記上部固定部と前記下部固定部は貫通孔を有し、前記上部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記バンド部材を押圧するとともに、前記下部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記型枠を押圧するものであり、
前記下部柱に締め付け固定されるバンド部材に固定される前記型枠固定具は、コの字断面の下部固定部とL字状断面の上部固定部から構成されており、前記上部固定部と前記下部固定部は貫通孔を有し、前記下部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記バンド部材を押圧するとともに、前記上部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記型枠を押圧するものであることを特徴とする型枠固定装置。 - プレキャストコンクリートからなる上部柱の下端部と床面の間の接合目地、または、前記上部柱の下端部と下部柱の上端部の間の接合目地を施工する際に前記接合目地の周囲に設けられる型枠であって、
請求項1に記載の型枠固定装置を備えることを特徴とする型枠。 - プレキャストコンクリートからなる上部柱の下端部と床面の間の接合目地、または、前記上部柱の下端部と下部柱の上端部の間の接合目地を施工する際に前記接合目地の周囲に設けられる型枠を固定する方法であって、
前記型枠の上方において前記上部柱の周囲の周方向に設けたバンド部材を前記上部柱に締め付け固定、または、前記型枠の下方において前記下部柱の周囲の周方向に設けたバンド部材を前記下部柱に締め付け固定するステップと、
前記バンド部材に型枠固定具を固定するとともに、前記バンド部材から反力を取って前記型枠を前記上部柱および前記床面、または、前記上部柱および前記下部柱に向けて押し付け固定するステップとを備え、
前記上部柱に締め付け固定されるバンド部材に固定される前記型枠固定具は、コの字断面の上部固定部とL字状断面の下部固定部から構成されており、前記上部固定部と前記下部固定部は貫通孔を有し、前記上部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記バンド部材を押圧するとともに、前記下部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記型枠を押圧するものであり、
前記下部柱に締め付け固定されるバンド部材に固定される前記型枠固定具は、コの字断面の下部固定部とL字状断面の上部固定部から構成されており、前記上部固定部と前記下部固定部は貫通孔を有し、前記下部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記バンド部材を押圧するとともに、前記上部固定部が前記貫通孔を挿通するボルトにて前記型枠を押圧するものであることを特徴とする型枠固定方法。 - プレキャストコンクリートからなる上部柱の下端部と床面の間の接合目地、または、前記上部柱の下端部と下部柱の上端部の間の接合目地の周囲に型枠を固定した後、前記型枠を用いて前記接合目地を施工する方法であって、
請求項3に記載の型枠固定方法により前記型枠を固定した後、前記接合目地を施工することを特徴とする目地の施工方法。
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JP2016234205A JP6914028B2 (ja) | 2016-12-01 | 2016-12-01 | 型枠固定装置、型枠、型枠固定方法および目地の施工方法 |
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ID=62564374
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