JP6932348B2 - 布基礎、布基礎施工方法、べた基礎施工方法、及び当該施工方法に用いられる型枠 - Google Patents

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Description

本発明は、布基礎、布基礎施工方法、べた基礎施工方法、及び当該施工方法に用いられる型枠に関する。
住宅などの建築物の基礎として、べた基礎及び布基礎が知られている。
べた基礎は、地面に設置された板状の底板部と、底板部から立ち上がる立上がり部とを備える(例えば、特許文献1参照)。立上がり部の上面において、建築物の躯体が支持される。
一方、布基礎は、地面に設置されるベース部と、ベース部から立ち上がる立上がり部とを備える(例えば、特許文献2参照)。立上がり部の上面において、建物の躯体が支持される。
特開平7−247686号公報 特開2011−32821号公報
布基礎には、いわゆる深基礎と呼ばれる立上がり部の高さが高い布基礎がある。また、布基礎において、2つの立上がり部が平行に、かつ、近接して設けられることがある。そうすると、平行かつ近接する2つの立上がり部を打設するための二対の型枠のうち、内側となる型枠は、狭い空間内に設置する必要があり、型枠及び型枠を保持するための架台の設置作業、また、コンクリートの打設後の型枠の撤去作業が困難となっている。
また、内側となる型枠の撤去ができない場合、現行では、型枠を埋め殺しとし、使い捨てている。また、場合によっては、型枠を保持する架台の一部も埋め殺しとして使い捨てている。
上述のように、立上がり部の高さが高く、また、2つの立上がり部が平行に、かつ、近接して設けられた布基礎では、内側となる型枠や型枠を保持するための架台の設置が難しく、また、型枠や架台の一部が使い捨てであるという問題がある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、布基礎において、施工を容易にし、また、施工コストを抑えることができる手段を提供することにある。
また、本願発明者は、上述の手段を、底板部と立上がり部とが一体に打設されるべた基礎に応用することに思い至った。
本発明の他の目的は、べた基礎において、施工を容易にし、また、施工コストを抑えることができる手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る布基礎は、ベース部と、上記ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、上記中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部とを備える。
中間部が設けられるから、第1立上がり部及び第2立上がり部の上面の高さ位置を変えずに、第1立上がり部、及び第2立上がり部の上方方向の長さを中間部の高さの分だけ短くすることができる。上下方向における第1立上がり部及び第2立上がり部の長さを短くできるから、第1立上がり部及び第2立上がり部を1段の型枠で打設することができる。1段の型枠であれば、第1立上がり部と第2立上がり部との間に作業者が入らなくとも、型枠を第1立上がり部及び第2立上がり部から取り外すことができる。また、第1立上がり部及び第2立上がり部を1段の型枠で打設することができるから、型枠を保持する架台の設置が容易になる。また、従来では、第1立上がり部と第2立上がり部との間の空間の半分くらいまでは土などによって埋め戻されるが、中間部が形成されることにより、埋め戻す必要がなくなる。すなわち、埋戻しの作業工程が不要となる。したがって、中間部を設けない従来構成に比べ、施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
(2) 好ましくは、上記第1立上がり部は、建物の躯体を支持する第1上面を有し、上記第2立上がり部は、建物の躯体を支持する第2上面を有していてもよい。
第1立上がり部及び第2立上がり部の双方を用いて建物の躯体を支持することができる。すなわち、下駄箱や配管スペースなどを収容する狭い空間を建物内に形成することができる。
(3) 好ましくは、上記第1立上がり部は、建物の躯体を支持する第1上面を有し、上記第2立上がり部の第2上面は、上記第1上面と上記中間部の上面との間に位置していてもよい。
第1立上がり部は建物の躯体を支持する。第2立上がり部は布基礎の強度を高める。建物の躯体を支持しない第2立上がり部の第2上面を第1上面よりも低い位置とすることにより、立上がり部の打設後において、第1立上がり部と第2立上がり部との間に位置する型枠を取り外し易くなる。その結果、施工が容易になる。
(4) 好ましくは、上記中間部の第1側面と上記第1立上がり部の側面とは面一であり、上記中間部の第2側面と上記第2立上がり部の側面とは面一であってもよい。
中間部の第1側面と第1立上がり部の側面とが面一であり、中間部の第2側面と第2立上がり部の側面とが面一であるから、中間部を打設するための型枠の上に立上がり部を打設するための型枠を設置することができる。したがって、型枠の設置が容易になる。その結果、施工が容易になり、施工コストを抑えることができる。
(5) 本発明の布基礎施工方法は、ベース部と、当該ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、当該中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部と、を備える布基礎の施工方法である。布基礎施工方法は、上記ベース部を打設するための第1型枠を地面に設置し、上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を打設するための一対の第2型枠と、当該一対の第2型枠に架設されるセパレータと、当該セパレータに支持される第3型枠と、を上記第1型枠の上方となる位置に設置する第1工程と、上記第1型枠、上記第2型枠、及び上記第3型枠にコンクリートを流し込んで上記ベース部、上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を一体に打設する第2工程と、上記第3型枠を撤去する第3工程と、を備える。
セパレータは、コンクリートの打設時において、一対の第2型枠間の距離を一定に保つ。このセパレータを利用して、第3型枠を保持する。したがって、第3型枠を保持するための架台が不要になる。その結果、施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
(6) 本発明の布基礎施工方法は、ベース部と、当該ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、当該中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部と、を備える布基礎の施工方法である。布基礎施工方法は、上記ベース部を打設するための第1型枠を地面に設置する第4工程と、上記第1型枠にコンクリートを流し込んで上記ベース部を打設する第5工程と、上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を打設するための一対の第2型枠と、当該一対の第2型枠に架設されるセパレータと、当該セパレータに支持される第3型枠と、を上記ベース部の上方に設置する第6工程と、上記第2型枠、及び上記第3型枠にコンクリートを流し込んで上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を一体に打設する第7工程と、上記第3型枠を撤去する工程とを備える
打設したベース部の上に第2型枠を設置できるから、型枠や架台の設置が容易になり、また、使用する架台の数を減らすことができる。その結果、施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
(7) 好ましくは、上記第1工程及び上記第6工程において、板状の複数の第1部材を厚み方向において対向させ、かつ上下2段に重ねて上記第型枠を組み、長手方向における上記セパレータの両端部を上段と下段との間の繋ぎ目に配置してもよい。
長手方向におけるセパレータの両端部を上段と下段との間の繋ぎ目(横目地)に配置するから、セパレータの設置が容易であり、また、セパレータの両端部が確実に支持される。
(8) 好ましくは、上記第1工程及び上記第6工程において、板状の複数の第1部材を厚み方向に対向させ、かつ水平方向に沿って隣接して並べ、長手方向における上記セパレータの両端部を隣接する2つの上記第1部材の継ぎ目に配置してもよい。
セパレータの両端部を水平方向において隣接する2つの第1部材の継ぎ目(縦目地)に配置するから、セパレータの高さ位置を自由に変更できる。すなわち、上下方向における第1立上がり部及び第2立上り部の長さを自由に変更できる。また、鉄筋などを避けてセパレータを配置することができる。
(9) 本発明のべた基礎施工方法は、底板部と、当該底板部から上方へ突出する立上がり部と、を備えるべた基礎の施工方法である。べた基礎施工方法は、上記底板部が打設される地面に保持部材を配置する第8工程と、上記立上がり部を打設するための一対の第4型枠のうちの一方を上記保持部材に保持させて設置し、当該一方の第4型枠に保持させてセパレータを設置する第9工程と、一対の上記第4型枠のうちの他方を上記セパレータに保持させて設置する第10工程と、上記第4型枠及び地面にコンクリートを流し込んで上記底板部及び上記立上がり部を一体に打設する第11工程と、上記第4型枠を撤去する第12工程とを備える。
一対の第4型枠の一方が保持するセパレータに他方の第4型枠を保持させるから、第4型枠を保持する架台の数量が少なくなり、また、架台の設置が容易になる。その結果、施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
(10) 本発明の型枠は、上述の第3型枠である。型枠は、外形が直方体状であって、上下方向に沿う貫通孔を有する枠状である。型枠は、上下方向に沿って延びる板状の複数の部材を相互に締結して構成されている。上記部材は、コーナーを形成する第2部材と、2つの当該第2部材との間に配置される一乃至複数の第3部材とである。
コンクリートの打設後、作業者は、まず、金槌などを用いて第3部材を叩いて布基礎から取り外す。第3部材が取り外されることにより生じる隙間により、コーナーを形成する第2部材を容易に取り外すことができる。すなわち、施工が容易になる。
本発明によれば、布基礎及びべた基礎の施工を容易にし、また、施工コストを抑制することができる。
図1は、第1実施形態に係る布基礎10の斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る基礎部30の断面斜視図である。 図3は、図1におけるIII−III断面図である。 図4は、第1実施形態に係る布基礎施工方法40の工程図である。 図5は、第1実施形態に係る布基礎施工方法40の説明図である。 図6は、第1実施形態に係る布基礎施工方法40の説明図である。 図7は、第1実施形態に係る布基礎施工方法40の説明図である。 図8は、第1実施形態に係る布基礎施工方法40の説明図である。 図9は、第1実施形態に係る浮き型枠76の平面図である。 図10は、変形例1に係る布基礎施工方法90の工程図である。 図11は、変形例1に係る布基礎施工方法90の説明図である。 図12は、変形例1に係る布基礎施工方法90の説明図である。 図13は、変形例1に係る布基礎施工方法90の説明図である。 図14は、変形例2に係る布基礎施工方法91の工程図である。 図15は、変形例2に係る布基礎施工方法91の説明図である。 図16は、変形例2に係る布基礎施工方法91の説明図である。 図17は、変形例3に係る布基礎の基礎部30の断面斜視図である。 図18は、第2実施形態に係るべた基礎施工方法92の工程図である。 図19は、第2実施形態に係るべた基礎100の斜視図である。 図20は、図19におけるXX−XX断面図である。 図21は、第2実施形態に係るべた基礎施工方法92の説明図である。 図22は、変形例4に係る第4型枠74及び第5型枠75の説明図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態及び変形例は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態及び変形例を適宜変更できることは言うまでもない。
第1実施形態では、図1に示される布基礎10、及び布基礎10の施工方法である布基礎施工方法40(図4)が説明される。布基礎10は、住宅などの建物の基礎として用いられる。
[布基礎10]
布基礎10は、図1に示されるように、直線状の複数の基礎部20及び基礎部30を備える。布基礎10は、施工される建物に合わせて基礎部20及び基礎部30を組み合わせて構成される。
基礎部20は、例えば、通常の布基礎と同様の構成を有しており、地面に設置されるベース部21と、ベース部21の上面から上向きに突出する立上がり部22とを有する。
ベース部21は、上下方向13を厚み方向とする板状であって、地面に設けた溝15(図2)に設置されている。具体的には、ベース部21は、溝15の底に敷設された砂利16の上に設置されている。ベース部21は、一方向に沿って直線状に設けられている。
立上がり部22は、ベース部21の上面から上向きに突出しており、ベース部21が延びる方向に沿って直線状に設けられている。また、立上がり部22は、水平方向に沿って延びる一定幅の上面22Aを有する。上面22Aからは、不図示のアンカーボルトが上向きに突出する。アンカーボルトは、柱脚金具や土台を固定する。柱脚金具や土台は柱を固定する。すなわち、基礎部20は、上面22Aにおいて、不図示の建物の躯体を支持する。
ベース部21及び立上がり部22内には、不図示の鉄筋が配されている。鉄筋は、布基礎部20の強度を高める。
基礎部30は、一方向に沿って直線状に延びて設けられている。基礎部30が延びる一方向を第1方向11とし、第1方向11及び上下方向13に直交する幅方向を第2方向12として以下説明がされる。
第1方向11におけるベース部31の両端は、基礎部20や、他の基礎部30と一体に繋がっている。図示例では、基礎部20と繋がっている。
基礎部30は、図2及び図3に示されるように、地面に設置されるベース部31と、中間部32と、第1立上がり部33と、第2立上がり部34とを有する。すなわち、基礎部30は、基礎部20と相違し、中間部32と、2つの立上がり部33、34とを有している。
ベース部31は、基礎部20のベース部21と同構成である。具体的には、ベース部31は、上下方向13を厚み方向とし、第1方向11に沿って直線状に延びる一定幅の板状である。
中間部32は、ベース部31の上面31Aから上向きに突出しており、ベース部31と一体に繋がっている。なお、「一体に繋がっている」とは、ベース部31と中間部32との間に、コールドジョイントが生じている場合も含む意味である。
中間部32は、第2方向12における長さ(幅)がベース部31の幅よりも狭く、かつ、第2方向12おけるベース部31の上面の中央から上向きに突出している。すなわち、第2方向12におけるベース部31の両端部は、中間部32からはみ出している。したがって、中間部32は、ベース部31によって安定して支持される。
中間部32は、ベース部31と同様に第1方向11に沿って延びている。但し、配管やケーブルを通す孔が中間部32に設けられていてもよい。
中間部32は、一定幅の上面32Aを有する。上面32Aから上向きに第1立上がり部33及び第2立上がり部34が上向きに突出する。すなわち、第1立上がり部33及び第2立上がり部34は、中間部32と一体に繋がっている。
第1立上がり部33と第2立上がり部34とは、第1方向11に沿って平行に設けられている。平行に設けられた第1立上がり部33と第2立上がり部34とは、基礎部20(図1)とともに、いわゆる「矩形」を形成し、布基礎10の強度を高める。第2方向12における第1立上がり部33の長さ(幅)、及び第2立上がり部の長さ(幅)は、例えば、15cm〜25cmであり、第1立上がり部33と第2立上がり部34との間の距離(隙間)は、例えば25cm〜35cmである。なお、第1立上がり部33及び第2立上がり部34は、配管やケーブルを通す孔や切欠きを有していてもよい。
第1立上がり部33は、第2方向12における上面32Aの一方の端部から上向きに突出している。すなわち、第1立上がり部33の一方の側面33Bは、中間部32の一方の側面である第1側面32Bと面一である。「面一」とは、側面33Bと第1側面32Bとが同一平面上にあり、かつ、段差なく連続していることを意味する。面一とされることにより、基礎部30の施工が容易になる。具体的には、面一であるから、中間部32を打設するための型枠の上に第1立上がり部33を打設するための型枠を載置することができ、その結果、施工が容易になる。詳しくは後述される。
第2立上がり部34は、第2方向12における上面32Aの他方の端部から上向きに突出している。すなわち、第2立上がり部34の一方の側面34Bは、中間部32の他方の側面である第2側面32Cと面一である。面一」とは、側面34Bと第2側面32Cとが同一平面上にあり、かつ、段差なく連続していることを意味する。側面34Bと第2側面32Cとが面一とされ、側面33Bと第1側面32Bとが面一とされることにより、基礎部30の施工が容易になる。具体的には、面一であるから、中間部32を打設するための型枠の上に第2立上がり部34を打設するための型枠を載置することができ、その結果、施工が容易になる。詳しくは後述される。
ベース部31、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34内には、不図示の鉄筋が配されている。鉄筋は、基礎部30の強度を高める。
第1立上がり部33の上面である第1上面33Aと、第2立上がり部34の上面である第2上面34Aの高さ位置とは同一であり、かつ、布基礎部20の立上がり部22の上面22Aの高さ位置と同一である。
布基礎10は、第1上面33A、第2上面34A、及び上面22Aの高さ位置が高い、いわゆる深基礎である。第1上面33A、第2上面34A、及び上面22Aは、例えば、地面から40cm〜260cmの位置にある。上下方向13における第1立上がり部33の長さ及び第2立上がり部34の長さは、例えば、55cm〜240cmである。上下方向13における中間部32の長さは、例えば、30cm〜210cmである。
第1上面33Aからは、上述の基礎部20の立上がり部22と同様に、不図示のアンカーボルトが上向きに突出する。同様に、第2上面34Aからは、不図示のアンカーボルトが上向きに突出する。基礎部30は、第1立上がり部33の第1上面33A及び第2立上がり部34の第2上面34Aにおいて、建物の躯体を支持する。具体的には、基礎部30は、下駄箱や配管スペースなどが収容される比較的狭い空間を形成する柱などを柱脚金具や土台を介して支持する。
[布基礎施工方法40]
以下、上述の布基礎10の基礎部30の施工方法である布基礎施工方法40が説明される。なお、基礎部20の施工方法は、従来と同様にして行うことができる。
図4に示されるように、布基礎施工方法40は、第1工程41〜第8工程48を備える。第1工程41〜第6工程46は、本発明の第1工程に相当する。第7工程47は、本発明の第2工程に相当する。第8工程48は、本発明の第3工程に相当する。
第1工程41は、ベース部31を形成するための第1型枠71を地面に設置する工程である。
第1型枠71は、図5に示されるように、板状の複数の第1部材81と、板状の複数の第2部材82とを備える。第1部材81は長尺の矩形状である。第2部材82は、第1部材81と同形状である。第1部材81及び第2部材82は、例えば木材や樹脂や鉄である。
作業者は、第1工程41において、地面14に形成された溝15の壁面に沿わせて複数の第1部材81及び複数の第2部材82を設置する。その際、作業者は、第1部材81と第2部材82とを厚み方向において互いに対向させて設置する。また、作業者は、長手方向における端部同士を突き合わせて複数の第1部材81同士、及び複数の第2部材82同士を隣接させて設置する。なお、第1工程41は、後述の第6工程46の後に行われてもよい。
第2工程42は、布基礎10となる空間に鉄筋を設置する工程である。鉄筋は、横筋や縦筋やあばら筋や添え筋や補助筋などである。作業者は、第2工程42において、これらの鉄筋を溶接、番線、連結具などによって連結し、設置する。
第3工程43は、後述の第2型枠72及び第3型枠73を保持する不図示の保持部材や架台を設置する工程である。作業者は、第3工程43において、砂利16の上に保持部材を設置し、溝15の周囲に架台を設置する。保持部材は、例えば、金属金具である。
第4工程44は、保持部材や架台に保持させて一対の第2型枠72を設置する工程である。
図6に示されるように、一対の第2型枠72は、板状の複数の第3部材83をそれぞれ備える。複数の第3部材83は、全て同一形状であってもよいし、第1方向11における長さが相違していてもよいが、上下方向13における長さである高さについては、全て同一である。すなわち、第2型枠72は、一定の高さを有する。第3部材83は、本発明の第1部材に相当する。
作業者は、第4工程において、第1方向11に沿って互いに隣接させて第3部材83を並べ、架台を用いて固定し、また、隣合う第3部材83同士を締結部材を用いて相互に固定する。作業者は、複数の第3部材83を設置することにより、一対の第2型枠72のうちの一方の第2型枠72を組み上げる。
次に作業者は、先に設置した第3部材83と厚み方向において対向させて複数の第3部材83を配置する。また、作業者は、第1方向11に沿って互いに隣接させて第3部材83を配置する。作業者は、配置した第3部材83を架台を用いて固定し、さらに、隣合う第3部材83同士を締結部材を用いて相互に固定する。作業者は、複数の第3部材83を設置することにより、一対の第2型枠72のうちの他方の第2型枠72を組み上げる。
第5工程45は、一対の第2型枠72の上に複数のセパレータ77を架設する工程である。
図7に示されるように、セパレータ77は、第1方向11を短手方向とし、第2方向12を長手方向とし、上下方向13を厚み方向とする板状である。セパレータ77は、ピンなどを挿通する止め孔を長手方向の両端部に有する。セパレータ77は、ピンなどを用いて一対の第2型枠72に両端部をそれぞれ固定される。例えば、セパレータ77は、例えば、一の第3部材83に対して1〜3個取り付けられる。
セパレータ77は、一対の第2型枠72及び後述の一対の第3型枠73のそれぞれに内側から当接する不図示の当接部を備える。「内側」とは、セパレータ77が配置される側である。セパレータ77は、コンクリートを打設する後述の第7工程47において、一対の第2型枠72の間の距離及び一対の第3型枠73の間の距離を一定に保つ。
また、セパレータ77は、後述の浮き型枠76を保持する機能をさらに有する。具体的に説明すると、セパレータ77は、後述の浮き型枠76を安定して保持でき、かつ第1立上がり部33及び第2立上がり部34の強度を低下させない程度に設定された幅を有している。例えば、セパレータ77の幅は、数cmから十数cmに設定される。
セパレータ77の材質及び厚みは、浮き型枠76によってセパレータ77が変形しない材質及び厚みに設定されている。セパレータ77は、例えば、ステンレスや鋼材などの金属製である。セパレータ77の厚みは、例えば、数mmである。
セパレータ77は、浮き型枠76の位置決めや固定を行う不図示の取付部を長手方向における中央部に備える。取付部は、例えば、水平方向において浮き型枠76に当接して位置決めを行う突出片や、ボルトなどの締結部材が挿通される挿通孔などである。
作業者は、第5工程45において、上述の当接部を一対の第2型枠72にそれぞれ当接させて一対の第2型枠72の上にセパレータ77を架設する。次に、作業者は、ピンなどの締結部材を用いて長手方向におけるセパレータ77の両端部を一対の第2型枠72にそれぞれ固定する。なお、セパレータ77の両端部の固定は、後述の第3型枠73が設置された後でもよい。
第6工程46は、一対の第3型枠73及び浮き型枠76を設置する工程である。第3型枠73と浮き型枠76とは、いずれが先に設置されてもよい。例えば、一対の第3型枠73の一方が設置された後、浮き型枠76が設置され、最後に第3型枠73の他方が設置される。上述の第2型枠72及び第3型枠73は、本発明の第2型枠に相当する。浮き型枠は、本発明の第3型枠に相当する。
図8に示されるように、一対の第3型枠73は、板状の複数の第4部材84をそれぞれ備える。複数の第4部材84は、全て同一形状であってもよいし、第1方向11における長さが相違していてもよいが、上下方向13における長さである高さについては、全て同一である。すなわち、第3型枠73は、一定の高さを有する。第4部材84は、例えば、部品の共通化のため、第3部材83と同一の部材とされる。
浮き型枠76は、図8及び図9に示されるように、外形が直方体状であり、かつ、上下方向13において貫通する貫通孔を有する枠状である。浮き型枠76は、複数の部材を締結部材を用いて締結して組まれる。具体的には、浮き型枠76は、板状の複数の第5部材85と、複数のコーナー部材86と、複数の接続部材87とを備える。第5部材85と、コーナー部材86と、接続部材87とは、上下方向13における長さである高さについては、全て同一である。すなわち、浮き型枠76は、一定の高さを有する。
第5部材85は、平板状である。第5部材85は、例えば、部品の共通化のため、第3部材83と同一の部材とされる。コーナー部材86は、2つの平板の端部同士を直角に突き合わせて平面視「L」となる形状を有している。接続部材87は、第5部材85よりも幅の狭い板状である。コーナー部材86は、本発明の第2部材に相当する。第5部材85及び接続部材87は、本発明の第3部材に相当する。
作業者は、第5部材85とコーナー部材86と、接続部材87とを締結部材を用いて締結して浮き型枠76を組み上げる。作業者は、施工現場において浮き型枠76を組み上げ、或いは、他の場所で組み上げた浮き型枠76を施工現場に搬入する。
作業者は、第6工程46において、第1方向11に沿って互いに隣接させて第3部材83を並べ、架台を用いて固定し、一方の第3型枠73を設置する。次に作業者は、セパレータ77の取付部の上に浮き型枠76を載置し、締結部材を用いてセパレータ77に固定する。最後に、作業者は、第1方向11に沿って互いに隣接させ、かつ、上述の一方の第3型枠73に対向させて第3部材83を並べ、他方の第3型枠73を設置する。
また、作業者は、第6工程46において一対の第3型枠73を設置した後、第2型枠72の上端から不図示のアンカーボルトを吊るしてアンカーボルトを設置する。
第7工程47は、型枠71、72、73、76にコンクリートを流し込んで、基礎部30を打設する工程である。作業者は、まず、第1型枠71にコンクリートを流し込む。その際、ベース部31の上面31Aとなる部分については、小手押えによって整形する。次に、作業者は、第1型枠71に流し込んだコンクリートが固化する前に、第2型枠72にコンクリートを流し込み、中間部32を打設する。次に、作業者は、第3型枠73及び浮き型枠76にコンクリートを流し込み、第1立上がり部33及び第2立上がり部34を打設する。その際、作業者は、第1立上がり部33の第1上面33Aとなる部分、及び第2立上がり部34の第2上面34Aとなる部分を、小手押えによって整形する。
上述のようにして、作業者は、ベース部31、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34を一体に打設する。なお、作業者は、基礎部30とともに基礎部20も一体に打設する。すなわち、作業者は、布基礎10を一体に打設する。
作業者は、布基礎10を打設した後などに、基礎部30から突出するセパレータ77の両端部を、例えば、折り切りによって取り外す。
第8工程48は、第2型枠72、第3型枠73、及び浮き型枠76を布基礎10から撤去する工程である。作業者は、コンクリートが固化した後、第2型枠72、第3型枠73、及び浮き型枠76を布基礎10から取り外す。
浮き型枠76の撤去について詳しく説明がされる。浮き型枠76は、コンクリートを打設すると、第1立上がり部33と第2立上がり部34との間に挟まれることになる。作業者は、まず、4つのコーナー部材86の間に位置する第5部材85及び接続部材87を金槌などで叩いて第5部材85及び接続部材87を布基礎10から取り外す。第5部材85及び接続部材87が取り外されることにより、隙間が生じる。作業者は、この隙間を利用して、コーナー部材86を布基礎10から取り外す。取り外された浮き型枠76や第2型枠72や第3型枠73は、他の施工現場において再利用される。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、第1立上がり部33及び第2立上がり部34は、中間部32の上面32Aから上向きに突出している。したがって、第1立上がり部33の第1上面33A及び第2立上がり部34の第2上面34Aの高さ位置を変えることなく、上下方向13における中間部32の長さの分だけ、上下方向13における第1立上がり部33及び第2立上がり部34の長さを短くすることができる。
上下方向における第1立上がり部33及び第2立上がり部34の長さを短くできるから、第1立上がり部33及び第2立上がり部34を1段の型枠(浮き型枠76)で打設することができる。1段の型枠であれば、第1立上がり部33と第2立上がり部34との間に作業者が入らなくとも、第1立上がり部33及び第2立上がり部34から型枠取り外すことができる。したがって、中間部を設けない従来構成に比べ、布基礎10の施工コストを抑えることができる。
また、第1実施形態では、中間部32が形成されるから、第1立上がり部33と第2立上がり部34との間の空間を土などで埋め戻す必要がなくなる。すなわち、埋戻しの作業工程が不要となる。したがって、中間部を設けない従来構成に比べ、布基礎10の施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
また、第1立上がり部33と第2立上がり部34とは、基礎部20とともに矩形を形成し、布基礎10の強度を高める。
また、第1立上がり部33と第2立上がり部34とは、共に中間部32に設けられており、共に建物の躯体を支持する。したがって、基礎部30により、下駄箱などを収容する狭い空間を建物に形成することができる。
また、中間部32の第1側面32Bと第1立上がり部33の側面33Bとが面一であり、中間部32の第2側面32Cと第2立上がり部34の側面34Bとが面一であるから、第2型枠72の上に第3型枠73を設置することができる。したがって、型枠の設置や架台の設置が容易になる。その結果、布基礎10の施工が容易になり、施工コストを抑えることができる。
また、一対の第2型枠72間の距離及び一対の第3型枠73間の距離を一定に保つセパレータ77を用いて浮き型枠76を設置するから、架台の数が減り、また、架台の設置や浮き型枠76の設置が容易になる。その結果、布基礎10の施工が容易になり、施工コストを抑えることができる。
また、セパレータ77の両端部は、第2型枠72と第3型枠73との間に配置されるから、セパレータ77の両端部を確実に支持することができる。すなわち、浮き型枠76を確実に支持することができる。
また、セパレータ77の両端部は、第2型枠72と第3型枠73との間に配置されるから、上下方向13における第1立上がり部33の長さ及び第2立上がり部34の長さは、第1立上がり部33の第1上面33A及び第2立上がり部34の第2上面34Aの高さ位置に拘わらず、一定とすることができる
また、浮き型枠76は、コーナーを形成するコーナー部材86と、2つのコーナー部材86の間に配置される第5部材85及び接続部材87とを備えるから、コンクリートの打設後において、浮き型枠76を布基礎10から容易に取り外すことができる。
[変形例1]
上述の第1実施形態では、ベース部31、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34を一体に打設する布基礎施工方法40が説明された。本変形例1では、ベース部31を打設した後、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34を打設する布基礎施工方法90が説明される。なお、上述の第1実施形態と同一の構成には同一の符号が付され、説明が省略される。
図10に示されるように、布基礎施工方法90は、第1工程41、第2工程42、第9工程49〜第11工程51、第5工程45、第6工程46、第12工程52、及び第8工程48を備える。第1工程41は、本発明の第4工程に相当する。第9工程49は、本発明の第5工程に相当する。第11工程51、第5工程45、及び第6工程46は、本発明の第6工程に相当する。第12工程52は、本発明の第7工程に相当する。
第1工程41及び第2工程42は、第1実施形態で説明された第1工程41及び第2工程42と同じである。
第9工程49は、第1型枠71にコンクリートを流し込んでベース部31(図11)を打設する工程である。作業者は、第1型枠71にコンクリートを流し込み、ベース部31を打設する。その際、作業者は、ベース部31の上面31Aとなる部分を小手押えにより整形する。なお、作業者は、ベース部31とともに基礎部20のベース部21も一体に打設する。
第10工程50は、架台を設置する工程である。本変形例1では、後述されるように、ベース部31に第2型枠72を載置することができるから、上述の第1実施形態よりも設置する架台の数量は少なくてすむ。作業者は、第10工程50において、打設したベース部31の周囲に架台を設置する。
第11工程51は、図12に示されるように、ベース部31の上に第2型枠72を設置する工程である。作業者は、第11工程51において、ベース部31の上に第2型枠72を載置し、架台を用いて第2型枠72を固定する。
第5工程45及び第6工程46は、上述の第1実施形態で説明された第5工程45及び第6工程46と同じである。第6工程46が行われた後、上述の第1実施形態と同様に、アンカーボルトが設置される。
第12工程52は、図13に示されるように、第2型枠72、第3型枠73、及び浮き型枠76にコンクリートを流し込み、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34を一体に打設する工程である。作業者は、まず、第2型枠72にコンクリートを流し込み、中間部32を打設する。作業者は、コンクリートが固化する前に、第3型枠73及び浮き型枠76にコンクリートを流し込み、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34を一体に打設する。なお、作業者は、中間部32、第1立上がり部33、及び第2立上がり部34とともに、基礎部20の立上がり部22も打設する。
第8工程48は、上述の第1実施形態で説明された第8工程48と同じである。
[変形例1の効果]
本変形例1では、ベース部31を打設した後、打設したベース部31に第2型枠72を設置することができるから、架台の数量を少なくでき、また、架台や第2型枠72や第3型枠73の設置が容易になる。その結果、布基礎10の施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
[変形例2]
上述の実施形態及び変形例1では、セパレータ77の両端部が第2型枠72と第3型枠73との間(横目地)に配置される例が説明された。本変形例2では、図15に示されるように、セパレータ78の両端部が隣接する2つの第3部材83の間(縦目地)、及び隣接する2つの第4部材84の間(縦目地)に配置される例が説明される。
本変形例2では、図14に示される布基礎施工方法91が説明される。布基礎施工方法91は、第1実施形態で説明された布基礎施工方法40における第4工程44及び第5工程45に代えて、第13工程53を備える点において、上述の第1実施形態と相違する。
第13工程53は、第2型枠72及びセパレータ78を設置する工程である。
セパレータ78は、第2方向12を長手方向とする長尺の部材である。セパレータ78は、第1方向11を厚み方向とする板状の端部78B、78Cと、上下方向13を厚み方向とする板状の中央部78Aとを備える。端部78B、78Cは、セパレータ77と同様に、ピンなどが挿入される止め孔をそれぞれ備える。また、端部78B、78Cは、セパレータ77と同様に、一対の第2型枠72に内側からそれぞれ当接する不図示の当接部を備える。中央部78Aは、セパレータ77と同様に、浮き型枠76を取り付けるための不図示の取付部を備える。取付部は、水平方向において浮き型枠76の位置決めを行う突出片や、ボルトなどが挿通される挿通孔などを有する。
作業者は、第13工程53において、第2型枠72を構成する第3部材83及び第4部材84を第1方向11に沿って隣接して配置していく際に、セパレータ78の端部78B、78Cを間に挟み(図15)、ピンなどの締結部材を用いて端部78B、78Cを第3部材83及び第4部材84に固定する。
次に、作業者は、上述の第1実施形態と同様に、第6工程46を実行し(図16)、第3型枠73及び浮き型枠76を設置する。次に、作業者は、上述の第1実施形態と同様に、第7工程47を実行して布基礎10を打設し、第8工程48を実行して型枠72、73、76を撤去する。
[変形例2の効果]
本変形例2では、セパレータ78の両端部78B、78Cを縦目地に配置するから、セパレータ78の高さ位置を自由に変更することができる。セパレータ78の高さ位置を変更できるから、上下方向13における第1立上がり部33及び第2立上がり部34の長さを自由に変更でき、また、鉄筋を回避してセパレータ78を配置することができる。
なお、上述の変形例2では、第2型枠72にセパレータ78を取り付けた例が説明されたが、セパレータ78は、第3型枠73に取り付けられてもよい。セパレータ78の両端部78B、78Cは、隣接する2つの第3部材83の間、及び隣接する第4部材84の間に配置される。
[変形例3]
上述の第1実施形態では、第1立上がり部33の第1上面33Aと第2立上がり部34の第2上面34Aとが同じ高さ位置にあり、第1上面33A及び第2上面34Aにおいて建物の躯体を支持する例が説明された。
本変形例3では、図17に示されるように、第2立上がり部34の第2上面34Aは、中間部32の上面32Aと第1立上がり部33の第1上面33Aとの間となる高さ位置にある。その他の構成は、上述の第1実施形態と同じである。
本変形例3で説明された基礎部30は、例えば、第1立上がり部33及び第2立上がり部34の両方の立上がり部において建物の躯体を支持する必要がない場合に用いられる。
[変形例3の効果]
第2上面34Aが第1上面33Aよりも低くされているから、施工時において、打設した基礎部30から浮き型枠76をさらに取り外し易くなる。
[その他の変形例]
上述の第1実施形態では、一対の第2型枠72の上にセパレータ77を架設する例が説明された。しかしながら、一対の第2型枠72の第3部材83に第2方向12において互いに対向する一対の貫通孔を設け、当該一対の貫通孔にセパレータ77の両端部の一方をそれぞれ挿通してもよい。
上述の第1実施形態や変形例では、第2型枠72及び第3型枠73の上下2段の型枠を用いて布基礎10が施工される例が説明された。しかしながら、型枠は、上下3段以上であってもよい。セパレータ77の両端部は、最上段の型枠と、その下の型枠との間に配置される。セパレータ78の両端部は、最上段の型枠またはその下の型枠を構成する部材間の縦目地に配置される。すなわち、布基礎10の高さが高くされた分だけ、上下方向13における中間部32の長さが長くされ、上下方向13における第1立上がり部33及び第2立上がり部34の長さは変更されない。したがって、布基礎10の高さが高くなったとしても、型枠が埋め殺しとなることがない。その結果、施工が容易になり、また、施工コストが抑えられる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、べた基礎100が説明される。図19に示されるべた基礎100は、住宅などの建物の基礎として使用される。
べた基礎100は、図20に示されるように、地面14に設置される底板部101と、底板部101の上面から上向きに突出する立上がり部102とを備える。立上がり部102は、一定幅の上面102Aを備える。上面102Aからは、不図示のアンカーボルトが上向きに突出する。アンカーボルトは、柱脚金具や土台を支持する。柱脚金具及び土台は、柱を支持する。すなわち、立上がり部102は、上面102Aにおいて、建物の躯体を支持する。
[べた基礎施工方法92]
以下では、べた基礎100の施工方法であるべた基礎施工方法92が説明される。本実施形態2で説明されるべた基礎施工方法92は、底板部101と立上がり部102とを一体に打設する一体打ちである。以下、詳しく説明がされる。
図18に示されるように、べた基礎施工方法92は、第14工程54〜第20工程60を備える。第15工程55は、本発明の第8工程に相当する。第16工程56及び第17工程57は、本発明の第9工程に相当する。第18工程58は、本発明の第10工程に相当する。第19工程59は、本発明の第11工程に相当する。第20工程60は、本発明の第12工程に相当する。
第14工程54は、地面に設けた根切りである凹部17に山留板63を設置する工程である。山留板63は、水平方向を厚み方向とする長尺の板状の部材である。山留板63には、木材などが用いられる。作業者は、第14工程54において、凹部17の周壁に沿って山留板63を設置する。
第15工程55は、凹部17の底に保持部材64を設置し、また、架台を設置する工程である。図21に示されるように、保持部材64は、後述の一対の第4型枠74の一方を保持する部材である。保持部材64には、例えば、金属金具が用いられる。作業者は、第15工程55において、凹部17の底であって、立上がり部102が打設される場所に保持部材64を設置する。また、作業者は、保持部材64の周囲に、一対の第4型枠74の一方を固定する架台を設置する。具体的には、作業者は、底板部101の外側となる場所に架台を設置する。すなわち、架台は、底板部101の打設を阻害しない。なお、保持部材64のみによって一方の第4型枠74を固定でき、かつ足場が不要であれば、架台の設置は省略される。
第16工程56は、一対の第4型枠74のうちの一方の第4型枠74を保持部材64に保持させて設置する工程である。
一対の第4型枠74の一方の第4型枠74は、板状の複数の第6部材66を有する。複数の第6部材66は、水平方向を厚み方向とし、水平方向における端部同士を突き合わせて互いに隣接して配置され、保持部材64によって支持される。また、第6部材66は、架台を用いて固定される。また、隣接して配置された第6部材66同士は、締結部材を用いて相互に固定される。相互に固定された複数の第6部材66により、一方の第4型枠74が構成される。
第16工程56において、作業者は、第6部材66を保持部材64の上に載置し、隣合う第6部材66同士を締結部材を用いて相互に固定する。また、作業者は、第6部材66を架台に固定する。作業者は、これらの作業により、一方の第4型枠74を設置する。
第17工程57は、セパレータ77を設置する工程である。セパレータ77は、上述の第1実施形態で説明されたセパレータ77と同一の構成を有する。
第17工程57において、作業者は、セパレータ77の一方の端部を第4型枠74の上端に載置し、ピンなどの締結部材を用いて固定する。
第18工程58は、他方の第4型枠74を設置する工程である。他方の第4型枠74は、板状の複数の第7部材67を有する。第7部材67は、水平方向を厚み方向とし、水平方向における端部同士を突き合わせて互いに隣接して配置され、セパレータ77によって支持される。具体的には、第7部材67は、長手方向の一方の端部を一方の第4型枠74に支持されたセパレータ77の他方の端部に上端を取り付けられ、ピンなどの締結部材によって固定される。第7部材67は、上端においてセパレータ77に取り付けられるから、第7部材67の上端の高さ位置と第6部材66の上端の高さ位置とは一致する。したがって、一対の第4型枠74によって打設される立上がり部102の上面102Aは、水平面に沿う。セパレータ77は、第7部材67を保持するとともに、第6部材66と第7部材67との間の距離を一定に保つ。
上下方向13における第7部材67の長さ(高さ)は、底板部101の厚みに応じて決められる。すなわち、上下方向13における第7部材67の長さを短くすることにより、底板部101の厚みが小さくなり、長くすることにより、底板部101の厚みが大きくなる。図示例では、上下方向13における第7部材67の長さは、上下方向13における第6部材66の長さよりも若干短くされている。
作業者は、第18工程58において、各第7部材67を各セパレータ77に取り付け、さらに、隣接する第7部材67同士を締結部材を用いて相互に固定し、他方の第4型枠74を組み上げる。
第19工程59は、地面及び一対の第4型枠74にコンクリートを流し込み、底板部101及び立上がり部102を一体に打設する工程である。作業者は、まず、地面にコンクリートを流し込み、底板部101を打設する。底板部101の上面となる部分は、小手押えによって整形される。作業者は、コンクリートが固化する前に、一対の第4型枠74にコンクリートを流し込み、立上がり部102を打設する。作業者は、立上がり部102の上面102Aとなる部分を、小手押えにより整形する。
第20工程60は、架台及び第4型枠74を撤去する工程である。作業者は、べた基礎100を打設した後、架台及び一対の第4型枠74をべた基礎100から取り外す。なお、架台の一部或いは全部は、埋め殺しとされてもよい。取り外された一対の第4型枠74は、他の施工現場において再利用される。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、一対の第4型枠74のうちの一方の第4型枠74は、保持部材64及び架台によって保持される。他方の第4型枠74は、セパレータ77によって保持される。したがって、他方の第4型枠74を保持するための架台の設置が不要となる。なお、底板部101と立上がり部102とを一体に打設する場合、他方の第4型枠74は底板部101となる領域の上方に設置されるため、底板部101の打設を阻害しないように架台を設置することは困難である。第2実施形態では、他方の第4型枠74を保持する架台の設置が不要となるから、施工が容易になり、また、施工コストを抑えることができる。
[変形例4]
上述の第2実施形態では、立上がり部102が上下1段の第4型枠74によって打設される例が説明された。本変形例では、図22に示されるように、立上がり部102が上下2の型枠によって打設される例が説明される。
本変形例4では、一対の第4型枠74の上に一対の第5型枠75が設置される。一対の第5型枠75は、複数の第8部材68によって組み上げられる。第8部材68は、例えば、部品の共通化のため、第6部材66と同構成とされる。
作業者は、第1方向11に沿って複数の第8部材68を第6部材66の上に隣接させて設置し、締結部材を用いて相互に固定する。また、作業者は、架台を用いて第8部材68を固定し、一方の第5型枠75を組み上げる。
次に、作業者は、第1方向11に沿って複数の第8部材68を第7部材67の上に隣接させて設置し、締結部材を用いて相互に固定し、他方の第5型枠75を組み上げる。なお、一対の第5型枠75の上端間にセパレータ77が架設されてもよい。
その後、作業者は、上述の第2実施形態と同様に地面、第4型枠74、及び第5型枠75にコンクリートを流し込み、べた基礎100を打設する。
[変形例4の効果]
本変形例では、立上がり部102を打設するための型枠を上下2段にして、立上がり部102の高さを高くすることができる。
本変形例4では、上下2段の型枠(第4型枠74及び第5型枠75)を用いる例が説明されたが、上下3段以上の型枠が用いられてもよい。
[その他の変形例]
上述の第2実施形態では、セパレータ77(図21)を用いて一対の第4型枠74のうちの他方の第4型枠74が保持される例が説明された。しかしながら、変形例2で説明されたセパレータ78を用いて他方の第4型枠74が保持されてもよい。長手方向におけるセパレータ78の一方の端部は、隣接して配置される第6部材66の繋ぎ目(縦目地)に配置され、他方の端部は、隣接して配置される第7部材67の繋ぎ目(縦目地)に配置される。
10・・・布基礎
20・・・基礎部
30・・・基礎部
31・・・ベース部
31A・・・上面
32・・・中間部
32A・・・上面
32B・・・第1側面
32C・・・第2側面
33・・・第1立上がり部
33A・・・第1上面
33B・・・側面
34・・・第2立上がり部
34A・・・第2上面
34B・・・側面
40、90、91・・・布基礎施工方法
41・・・第1工程
44・・・第4工程
45・・・第5工程
46・・・第6工程
47・・・第7工程
48・・・第8工程
49・・・第9工程
51・・・第11工程
52・・・第12工程
53・・・第13工程
55・・・第15工程
56・・・第16工程
57・・・第17工程
58・・・第18工程
59・・・第19工程
60・・・第20工程
64・・・保持部材
71・・・第1型枠
72・・・第2型枠
73・・・第3型枠
74・・・第4型枠
76・・・浮き型枠
84・・・第4部材
85・・・第5部材
86・・・コーナー部材
87・・・接続部材
92・・・べた基礎施工方法
100・・・べた基礎
101・・・底板部
102・・・立上がり部
102A・・・上面

Claims (7)

  1. ベース部と、
    上記ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、
    上記中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、
    上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部と、を備えており、
    上記第1立上がり部は、建物の躯体を支持する第1上面を有し、
    上記第2立上がり部は、建物の躯体を支持する第2上面を有しており、
    上記第1上面と上記第2上面との離間距離は、上記第1上面の幅及び上記第2上面の幅以上であり、
    上記第1上面と上記第2上面との間には建物の空間が形成される布基礎。
  2. ベース部と、
    上記ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、
    上記中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、
    上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部と、を備えており、
    上記第1立上がり部は、建物の躯体を支持する第1上面を有し、
    上記第2立上がり部の第2上面は、上記第1上面と上記中間部の上面との間に位置する布基礎。
  3. 上記中間部の第1側面と上記第1立上がり部の側面とは面一であり、
    上記中間部の第2側面と上記第2立上がり部の側面とは面一である請求項1または2に記載の布基礎。
  4. ベース部と、当該ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、当該中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部と、を備える布基礎の施工方法であって、
    上記ベース部を打設するための第1型枠を地面に設置し、上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を打設するための一対の第2型枠と、当該一対の第2型枠に架設されるセパレータと、当該セパレータに支持される第3型枠と、を上記第1型枠の上方となる位置に設置する第1工程と、
    上記第1型枠、上記第2型枠、及び上記第3型枠にコンクリートを流し込んで上記ベース部、上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を一体に打設する第2工程と、
    上記第3型枠を撤去する第3工程と、を備える布基礎施工方法。
  5. ベース部と、当該ベース部の上面から上向きに突出する中間部と、当該中間部の上面から上向きに突出する第1立上がり部と、上記中間部の上面から上向きに突出しており、上記第1立上がり部と平行である第2立上がり部と、を備える布基礎の施工方法であって、
    上記ベース部を打設するための第1型枠を地面に設置する第4工程と、
    上記第1型枠にコンクリートを流し込んで上記ベース部を打設する第5工程と、
    上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を打設するための一対の第2型枠と、当該一対の第2型枠に架設されるセパレータと、当該セパレータに支持される第3型枠と、を上記ベース部の上方に設置する第6工程と、
    上記第2型枠、及び上記第3型枠にコンクリートを流し込んで上記中間部、上記第1立上がり部、及び上記第2立上がり部を一体に打設する第7工程と、
    上記第3型枠を撤去する工程と、を備える布基礎施工方法。
  6. 上記第1工程及び上記第6工程において、板状の複数の第1部材を厚み方向において対向させ、かつ上下2段に重ねて上記第型枠を組み、長手方向における上記セパレータの両端部を上段と下段との間の繋ぎ目に配置する請求項またはに記載の布基礎施工方法。
  7. 上記第1工程及び上記第6工程において、板状の複数の第1部材を厚み方向に対向させ、かつ水平方向に沿って隣接して並べ、長手方向における上記セパレータの両端部を隣接する2つの上記第1部材の継ぎ目に配置する請求項またはに記載の布基礎施工方法。
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