JP6470496B2 - フラットスラブ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フラットスラブ構造に関する。
順梁工法において用いられるハーフプレキャスト(以下、「PCa」という)床版が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示された技術では、隣接するハーフPCa床版は、柱位置で接合される。
特開昭61−169559号公報
ところで、梁がないフラットスラブ工法において、PCa床版を使用することが考えられる。
しかしながら、フラットスラブ工法では、柱とフラットスラブとの接合部に応力が集中し易いため、隣接するPCa床版を柱位置で接合すると、当該接合部が破損する可能性がある。
本発明は、上記の事実を考慮し、隣接するプレキャスト床版の接合部の破損を抑制することを目的とする。
第1態様に係るフラットスラブ構造は、柱と、前記柱から張り出す受け部材と、両側の端部が前記柱から両側へ張り出した状態で前記受け部材の上に載置された第1プレキャスト床版と、端部が前記第1プレキャスト床版の前記端部と接合された第2プレキャスト床版と、を備える。
第1態様に係るフラットスラブ構造によれば、柱から張り出す受け部材の上に、第1プレキャスト床版が載置されている。この第1プレキャスト床版の両側の端部は、柱から両側へ張り出している。また、第1プレキャスト床版の端部には、第2プレキャスト床版の端部が接合されている。
このように柱から張り出す第1プレキャスト床版の端部に第2プレキャスト床版の端部を接合することにより、応力が集中し易い柱位置から外れた位置で第1プレキャスト床版と第2プレキャスト床版とを接合することができる。したがって、第1プレキャスト床版と第2プレキャスト床版の接合部の破損を抑制することができる。
第2態様に係るフラットスラブ構造は、第1態様に係るフラットスラブ構造において、前記第1プレキャスト床版は、該第1プレキャスト床版に形成された取付孔に前記柱を貫通させた状態で前記受け部材の上に載置される。
第2態様に係るフラットスラブ構造によれば、第1プレキャスト床版は、その取付孔に柱を貫通させた状態で、当該柱から張り出す受け部材の上に載置される。これにより、第1プレキャスト床版を柱に容易に支持させることができる。したがって、施工性が向上する。
以上説明したように、本発明に係るフラットスラブ構造によれば、隣接するプレキャスト床版の接合部の破損を抑制することを目的とする。
本発明の一実施形態に係るフラットスラブ構造が適用されたフラットスラブを示す平面図である。 図1の2−2線断面図である。 図2に示される受け部材を示す平面図である。 (A)は図1の4A−4A線断面図であり、(B)は図1の4B−4B線断面図である。 図1に示されるフラットスラブをY方向に沿って切断した断面図である。 本発明の一実施形態における第1ハーフPCa床版の変形例を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るフラットスラブ構造について説明する。なお、各図において適宜示される矢印X方向及び矢印Y方向は、互いに直交する水平二方向(水平一方向、水平他方向)を示している。
図1には、本実施形態に係るフラットスラブ構造10が適用されたフラットスラブ12が示されている。フラットスラブ12は、第1ハーフPCa床版20,22と、第2ハーフPCa床版40,42と、第1ハーフPCa床版20,22及び第2ハーフPCa床版40,42の上にコンクリートを打設して形成されたトップコンクリート部16とを備えている。
第1ハーフPCa床版20,22はX方向に配列されており、第2ハーフPCa床版40,42はY方向に配列されている。なお、第1ハーフPCa床版20と第1ハーフPCa床版22とは、後述する取付孔30以外の構成は同じである。また、第2ハーフPCa床版40と第2ハーフPCa床版42とは、同じ構成である。
第1プレキャスト床版としての第1ハーフPCa床版20は、鉄骨柱14に支持されている。鉄骨柱14は、例えば丸形鋼管で形成されており、水平二方向(X方向及びY方向)に間隔を空けて複数配列されている。また、Y方向に隣接する第1ハーフPCa床版20の間には、第2プレキャスト床版としての第2ハーフPCa床版40が配置されている。これらの第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40に、本実施形態に係るフラットスラブ構造10が適用されている。
図2及び図3に示されるように、鉄骨柱14における第1ハーフPCa床版20との接合部には、受け部材18が設けられている。受け部材18は、鉄骨柱14の外面(外周面)から張り出すフランジ部18Aと、フランジ部18Aを補強する複数の補強リブ18Bとを有している。なお、本実施形態では、受け部材18の下方に、鉄骨柱14を構成する上下の柱部材14A,14Bを繋ぐ継手部14Kが設けられている。
フランジ部18Aは、円盤状に形成されており、鉄骨柱14から鍔状に張り出している。複数の補強リブ18Bは、鉄骨柱14の外面から放射状に延出し、鉄骨柱14の外面とフランジ部18Aの上面とを接続している。なお、フランジ部18Aの径は、フラットスラブ12のパンチング破壊耐力(押抜きせん断破壊耐力)等に応じて適宜設定される。また、フランジ部18Aの円形状に限らず、例えば、矩形状に形成しても良い。
図2に示されるように、第1ハーフPCa床版20は、PCa製の床版部24と、床版部24の上面から突出する複数のトラス筋26とを有している。床版部24は、平面視にて略矩形状に形成され、長手方向をY方向(図1参照)として配置されている。この床版部24には、複数の下端スラブ筋28(図4(A)参照)が水平二方向に埋設されている。また、床版部24は、トップコンクリート部16用の型枠として機能する。
床版部24の中央部には、当該床版部24を厚み方向(上下方向)に貫通する取付孔30が形成されている。取付孔30は、受け部材18のフランジ部18Aの大きさに応じた円形状に形成されている。この取付孔30に鉄骨柱14を貫通させ、取付孔30の周縁部をフランジ部18Aの外周部の上に載置することにより、第1ハーフPCa床版20が鉄骨柱14の受け部材18に支持されている。
なお、床版部24の下面側における取付孔30の周縁部には、フランジ部18Aの外周部が配置されるサグリ部32が形成されている。このサグリ部32は、適宜省略可能である。
複数のトラス筋26は、床版部24とトップコンクリート部16(現場打ちコンクリート)とをより確実に一体化させるものであり、鉄筋をトラス状(トラス梁状)に連結して形成されている。これらのトラス筋26は、第1ハーフPCa床版20の長手方向(Y方向)に延びると共に、第1ハーフPCa床版20の短手方向(矢印X方向)に間隔を空けて配置されている。また、各トラス筋26は、水平二方向に配筋された上端スラブ筋34を支持する架台としても機能する。なお、トラス筋26は、適宜省略可能である。
ここで、図1に示されるように、第1ハーフPCa床版20は、その長手方向両側の端部20Aが鉄骨柱14からY方向の両側へ張り出した状態で鉄骨柱14の受け部材18に支持されている。そして、Y方向に隣接する第1ハーフPCa床版20の間に、第2ハーフPCa床版40が配置されている。この第2ハーフPCa床版40の長手方向両側の端部40Aは、Y方向両側の第1ハーフPCa床版20の端部20Aとそれぞれ接合される。
図4(A)及び図4(B)に示されるように、第2ハーフPCa床版40は、PCa製の床版部44と、床版部44の上面から突出する複数のトラス筋46とを有している。床版部44は、平面視にて略矩形状に形成され、長手方向をY方向(図1参照)として配置されている。この床版部44には、複数の下端スラブ筋48(図4(A)参照)が水平二方向に埋設されている。また、床版部44は、トップコンクリート部16用の型枠として機能する。なお、トラス筋26は、適宜省略可能である。
複数のトラス筋46は、床版部44とトップコンクリート部16(現場打ちコンクリート)とをより確実に一体化させるものであり、第2ハーフPCa床版40の長手方向(Y方向)に延びると共に、第2ハーフPCa床版40の短手方向(X方向)に間隔を空けて配置されている。また、各トラス筋46は、水平二方向に配筋された上端スラブ筋34を支持する架台としても機能する。
ここで、図4(A)に示されるように、第1ハーフPCa床版20の端部20Aと、第2ハーフPCa床版40の端部40Aとの接合部には、連結筋50が配筋される。連結筋50は、第1ハーフPCa床版20と第2ハーフPCa床版40とに亘って配筋されると共にトップコンクリート部16に埋設されている。これと同様に、図4(B)に示されるように、X方向に隣接する第2ハーフPCa床版40の端部と第2ハーフPCa床版42の端部との接合部には、連結筋52が配筋される。この連結筋52は、第2ハーフPCa床版40と第2ハーフPCa床版42とに亘って配筋されると共に、トップコンクリート部16に埋設されている。
なお、図示を省略するが、X方向に隣接する第1ハーフPCa床版20,22の接合部、及びY方向に隣接する第1ハーフPCa床版22と第2ハーフPCa床版42との接合部にも、同様の連結筋が配筋されている。
次に、フラットスラブ12の施工方法の一例について説明する。
先ず、図5に示されるように、基礎スラブ60上に複数の鉄骨柱14を水平二方向に間隔を空けて立てる。次に、第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40を支持するユニット支保工62を基礎スラブ60上に設置する。なお、ユニット支保工62は、複数の支保工64を予め一体化させたものである。
ここで、本実施形態では、ユニット支保工62の設置位置を考慮して、基礎梁(基礎小梁)66の配置が設定されている。具体的には、所定の支保工64の脚部64Aの直下に基礎梁66が構築されている。これにより、ユニット支保工62の脚部64Aを支持する基礎スラブ60の強度が確保されている。
次に、図示しない揚重機等で第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40を吊り上げ、ユニット支保工62の上に敷設する。この際、図2に示されるように、第1ハーフPCa床版20は、床版部24に形成された取付孔30に鉄骨柱14を貫通させた状態で、取付孔30の周縁部をフランジ部18Aの外周部の上に載置する。これにより、第1ハーフPCa床版20の長手方向両側の端部20A(図1参照)が鉄骨柱14からY方向の両側へ張り出した状態で、第1ハーフPCa床版20が鉄骨柱14の受け部材18に支持される。なお、図示を省略するが、第1ハーフPCa床版22及び第2ハーフPCa床版42についても、適宜設置されたユニット支保工の上に敷設する。
次に、第1ハーフPCa床版20,22及び第2ハーフPCa床版40,42の各接合部に、連結筋50,52を配筋する。具体的には、図4(A)に示されるように、Y方向に隣接する第1ハーフPCa床版20の端部20Aと第2ハーフPCa床版40の端部40Aとの接合部に連結筋50を配筋する。また、図4(B)に示されるように、X方向に隣接する第2ハーフPCa床版40の端部と第2ハーフPCa床版42の端部との接合部に連結筋52を配筋する。
次に、第1ハーフPCa床版20,22及び第2ハーフPCa床版40,42のトラス筋26,46の上に、上端スラブ筋34を水平二方向に適宜配筋する。次に、第1ハーフPCa床版20,22及び第2ハーフPCa床版40,42の上にコンクリートを打設してトップコンクリート部16を形成する。これにより、第1ハーフPCa床版20,22及び第2ハーフPCa床版40,42がトップコンクリート部16、上端スラブ筋34、及び連結筋50,52等を介して互いに接合され、フラットスラブ12が形成される。その後、ユニット支保工62を撤去する。
なお、本実施形態では、ユニット支保工62の脚部64Aの直下に基礎梁66を構築したが、ユニット支保工62と基礎梁66との位置関係は適宜変更可能である。また、本実施形態では、ユニット支保工62を用いたが、通常の支保工を用いても良い。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係るフラットスラブ構造10によれば、Y方向に隣接する鉄骨柱14には、第1ハーフPCa床版20がそれぞれ支持されている。各第1ハーフPCa床版20は、長手方向両側の端部20Aが鉄骨柱14からY方向に張り出した状態で鉄骨柱14の受け部材18に支持されている。これらの第1ハーフPCa床版20の間に、第2ハーフPCa床版40が配置されている。そして、図4(A)に示されるように、第1ハーフPCa床版20の端部20Aと第2ハーフPCa床版40の端部40Aとは、トップコンクリート部16、上端スラブ筋34、及び連結筋50等を介して互いに接合されている。
このように鉄骨柱14から張り出す第1ハーフPCa床版20の端部20Aに第2ハーフPCa床版40の端部40Aを接合することにより、応力が集中し易い柱位置(鉄骨柱14位置)から外れた位置で、第1ハーフPCa床版20の端部20Aと第2ハーフPCa床版40の端部40Aとを接合することができる。したがって、第1ハーフPCa床版20の端部20Aと第2ハーフPCa床版40の端部40Aとの接合部の破損を抑制することができる。
また、図1には、Y方向に隣接する鉄骨柱14間の長期荷重に起因する曲げモーメントMが示されている。この図から分かるように、反曲点Pでは曲げモーメントMがゼロになる。したがって、反曲点P、若しくは反曲点P付近に、第1ハーフPCa床版20の端部20Aと第2ハーフPCa床版40の端部40Aとを接合することにより、当該接合部の破損をさらに抑制することができる。
また、第1ハーフPCa床版20の床版部24には、取付孔30が形成されている。この取付孔30には、鉄骨柱14を貫通される。これにより、長手方向両側の端部20Aを鉄骨柱14から両側へ張り出させた状態で、第1ハーフPCa床版20を鉄骨柱14の受け部材18に容易に支持させることができる。したがって、施工性が向上する。
さらに、第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40をトップコンクリート部16の型枠として使用することにより、在来型枠等が不要になると共に、現場打ちコンクリートの数量が減少する。また、各第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40の床版部24,44に予め下端スラブ筋28,48を埋設しておくことにより、現場での下端スラブ筋28,48の配筋作業が不要になる。したがって、施工性の向上、コスト削減、工期の短縮化等を図ることができる。
しかも、第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40を型枠として使用することにより、支保工64の間隔を広げることができる。これにより、支保工64を減らすことができるため、支保工64の仮設及び撤去作業の手間を低減することができると共に、支保工64が設置されたフロアでの作業性を向上させることができる。さらに、本実施形態では、複数の支保工64を一体化したユニット支保工62を使用するため、支保工64の仮設及び撤去作業の手間をさらに低減することができる。
また、第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40のトラス筋26,46を上端スラブ筋34を支持する架台として利用することにより、上端スラブ筋34の配筋作業の手間を低減することができる。
さらに、本実施形態では、図5に示されるように、ユニット支保工62の脚部64Aの直下に基礎梁66を構築する。これにより、ユニット支保工62の支持強度が確保されるため、ユニット支保工62の脚部64を支持する基礎スラブ60の補強を減らすことができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態では、第1ハーフPCa床版20に取付孔30を形成し、この取付孔30に鉄骨柱14を貫通させた例を示したが、これに限らない。例えば、図6には、鉄骨柱14のX方向両側に配置された一対の第1ハーフPCa床版70,72が示されている。
一対の第1ハーフPCa床版70,72は、その長手方向両側の端部70A,72Aが鉄骨柱14から両側(Y方向)へ張り出した状態で鉄骨柱14の受け部材18に支持されている。この一対の第1ハーフPCa床版70,72における鉄骨柱14側の端部には、互いに組み合わされて取付孔74となる切欠き部74Aがそれぞれ形成されている。各切欠き部74Aは、平面視にて略半円状に形成されている。そして、各切欠き部74Aに鉄骨柱14を配置することにより、第1ハーフPCa床版70,72が鉄骨柱14の受け部材18の上に載置されている。このように第1ハーフPCa床版70,72には、取付孔74となる切欠き部74Aを形成しても良い。
また、上記実施形態では、Y方向に隣接する第1ハーフPCa床版20の間に1つの第2ハーフPCa床版40を配置した例を示したが、これに限らない。Y方向に隣接する第1ハーフPCa床版20の間には、例えば、2つ以上の第2ハーフPCa床版40を配置しても良い。つまり、柱にそれぞれ支持された第1ハーフPCa床版の間には、少なくとも1つの第2ハーフPCa床版を配置することができる。
また、上記実施形態では、Y方向に配列された第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40にフラットスラブ構造10を適用した例を示したが、これに限らない。上記実施形態に係るフラットスラブ構造10は、X方向に配列された第1ハーフPCa床版20,22に適用しても良い。
また、上記実施形態では、第1プレキャスト床版及び第2プレキャスト床版として、第1ハーフPCa床版20及び第2ハーフPCa床版40を用いた例を示したが、これに限らない。第1プレキャスト床版及び第2プレキャスト床版としては、例えば、フルプレキャスト床版(フルPCa床版)を用いても良い。この場合、第1フルPCa床版と第2フルPCa床版との接合方法は、例えば、以下のようになる。
先ず、第1フルPCa床版と第2フルPCa床版とを所定の隙間(後打ち帯)を空けて配置する。次に、第1フルPCa床版及び第2フルPCa床版の各々の端部から突出するスラブ筋(上端スラブ筋及び下端スラブ筋)同士を、例えばモルタル式スリーブ等の機械式継手やフープクリップ(登録商標)等のクリップを介して接続する。次に、第1フルPCa床版と第2フルPCa床版との隙間(後打ち帯)にモルタル等の充填材を充填して接合する。
また、上記実施形態では、柱としての鉄骨柱14に第1ハーフPCa床版20を支持させた例を示したが、これに限らない。柱は、S造に限らず、例えば、RC造、SRC造、CFT造等であっても良い。
また、上記実施形態では、鉄骨柱14に、フランジ部18Aを有する受け部材18を設けた例を示したが、これに限らない。受け部材は、第1ハーフPCa床版20を支持可能であれば良く、例えば、鉄骨柱14から張り出すキャピタル等のコンクリート部材であっても良い。さらに、フラットスラブ12は、ボイドスラブとし、軽量化を図っても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、一実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
10 フラットスラブ構造
12 フラットスラブ
14 鉄骨柱(柱)
18 受け部材
20 第1ハーフプレキャスト床版(第1プレキャスト床版)
20A 端部(第1プレキャスト床版の端部)
30 取付孔
40 第2ハーフプレキャスト床版(第2プレキャスト床版)
40A 端部(第2プレキャスト床版の端部)
70 第1ハーフプレキャスト床版(第1プレキャスト床版)
70A 端部(第1プレキャスト床版の端部)
72 第1ハーフプレキャスト床版(第1プレキャスト床版)
72A 端部(第1プレキャスト床版の端部)

Claims (1)

  1. 鉄骨造の柱と、
    前記柱から張り出すフランジ部と、前記フランジ部の上に配置され、該フランジ部の上面と前記柱とを接続する補強リブと、を有する受け部材と、
    両側の端部が前記柱から両側へ張り出した状態で前記フランジ部の上に載置された第1プレキャスト床版と、
    端部が前記第1プレキャスト床版の前記端部と接合された第2プレキャスト床版と、
    を備え
    前記第1プレキャスト床版に形成された取付孔の周縁部は、前記取付孔に前記柱及び前記補強リブが挿入された状態で、前記補強リブよりも外側へ張り出す前記フランジ部の外周部上に載置される、
    フラットスラブ構造。
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