JP6623946B2 - 太陽光発電パネル用固定具 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽光発電パネル用固定具に関する。
近年、環境保護、省資源、CO2削減等の観点から、太陽エネルギーを利用して発電を行う太陽光発電システムが急速に普及しており、より大きな発電量を得るために複数枚の太陽光発電パネルを縦横に平面的に並べた太陽光発電アレイが一般化している。
ところで、太陽光発電パネルを支持する架台に太陽光発電パネルを平面的(2次元的)に並設する場合、従来においては、隣接する太陽光発電パネルの対向する端縁部同士に跨るようにして上方から押え金具によって押さえ付けながら梁部材側にボルト、ナット等を用いて押え金具を固定するようにしていた。この場合、作業者は、太陽光発電パネル用架台の上に乗って太陽光発電パネルの取り付け作業を行う必要があり、作業性が良いとは言えなかった。
これに関連して、特許文献1には、傾斜架台のパネル載置面が前後方向または横方向に延設された互いに平行な複数の梁部材からなり、 パネル載置面に梁部材に沿って並設さ
れる方形板状の太陽発電パネルは、パネル本体の周縁に嵌めた額縁状の枠体を有し、枠体は断面がコ字状に形成されて枠体の下側折り曲げ部とパネル本体の下面の間に隙間が設けられており、並設された内、一番外側の太陽発電パネルの外側の端縁を梁部材に取着する第1の取り付け金具と、隣接する太陽発電パネルの対向する端縁を梁部材に取着する第2の取り付け金具を備え、 第1の取り付け金具は、全体が上向きに開口した略コ字状に形
成されて内部に梁部材を挿入可能な金具本体の梁部材の軸方向に見て左右両側の上端部に左右対称に、太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を差し込み可能な差し込み溝部と、差し込み溝部の上縁から側方に延設されて太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部の上面に当接する当接部とを形成し、金具本体に梁部材を挿入し、かつ、太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を左右の差し込み溝部に差し込んだ状態で金具本体の底部に螺合された止めボルトを回して止めボルトの先端を梁部材の下面に押圧し、当接部により太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を梁部材に押圧して太陽発電パネルの端縁を固定可能とし、第2の取り付け金具は、全体が上向きに開口したコ字状に形成されて内部に梁部材を挿入可能な金具本体の梁部材の軸方向に見て左右の上端部に左右対称及び前後対称に、太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を差し込み可能な差し込み溝部と、差し込み溝部の上縁から側方に延設されて太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部の上面に当接する当接部とを形成し、金具本体に梁部材を挿入し、かつ、隣接する太陽発電パネルの対向する端縁の内、梁部材の軸方向に見て前側の太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を金具本体の前側の左右の差し込み溝部に差し込み、隣接する太陽発電パネルの対向する端縁の内、後側の太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を金具本体の後側の左右の差し込み溝部に差し込み、金具本体の底部の前後に螺合された2つの止めボルトを回して各止めボルトの先端を梁部材の下面に押圧し、前側の左右の当接部により前側の太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を梁部材に押圧し、後側の左右の当接部により後側の太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を梁部材に押圧し、隣接する太陽発電パネルの対向する端縁を固定可能とした太陽光発電装置が開示されている。
特開2016−42754号公報
特許文献1に記載された太陽光発電装置によれば、架台のパネル載置面の下側から、第1、第2の取り付け金具を用いて複数の太陽発電パネルをパネル載置面に並べて取着することができ、太陽発電パネルの上に乗って取り付け作業をしなくて済む。しかしながら、特許文献1に記載された太陽光発電装置は、架台に取着する太陽発電パネルが一番外側に位置するのかどうかに応じて種類の異なる取り付け金具を使い分ける必要があり、作業者の手間の増加や、製作コストの増加を招くという課題があった。また、特許文献1に記載された太陽光発電装置においては、各取り付け金具の差し込み溝部から延設された当接部によって太陽発電パネルの枠体の下側折り曲げ部を梁部材に押圧することで太陽発電パネルを架台に固定しているが、梁部材に対する太陽発電パネルの固定度を高めることについて改善の余地があると考えられる。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、架台に載置される太陽光発電パネルを、パネル下面側から簡単に取り付けることができ、しかも、架台に対する太陽光発電パネルの固定度を従来に比べて高めることの可能な技術を提供することを、その目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用した。
即ち、本発明は、太陽光発電パネルを取り付ける架台の梁部材に太陽光発電パネルを固定するための太陽光発電パネル用固定具であって、前記太陽光発電パネルの周縁には額縁状のパネル枠体が嵌め込まれると共に、当該パネル枠体は断面視コ字状に形成されて当該パネル枠体の下フランジと前記太陽光発電パネルの下面との間に隙間が設けられており、前記太陽光発電パネル用固定具は、前記梁部材の上面と当該梁部材上に載置される前記パネル枠体の前記下フランジの上面に跨って配置される本体部であって、前記梁部材の上面に載置される第1領域部と前記下フランジの上面に載置される第2領域部を有する本体部と、前記本体部を前記梁部材に押圧することで前記第2領域部と前記梁部材との間に前記パネル枠体の前記下フランジを挟着する挟着手段と、を備え、前記本体部は、前記第1領域部の下面から突出し、前記梁部材の上面に突き刺さることで当該梁部材に対する当該第1領域部の位置ずれを抑制する第1突出ピンと、前記第2領域部の下面から突出し、前記下フランジの上面に突き刺さることで当該下フランジに対する当該第2領域部の位置ずれを抑制する第2突出ピンと、を有する。
本発明に係る太陽光発電パネル用固定具によれば、梁部材の上面とパネル枠体の下フランジの上面の双方に跨るようにして配置された本体部が、挟着手段によって梁部材に押圧されることで、本体部の第2領域部と梁部材の上面との間にパネル枠体の下フランジが挟着される結果、架台に太陽光発電パネルを取着することができる。その際、取付け対象となる太陽発電パネルが架台に対して一番外側に位置するかどうかに関わらず、同一の太陽光発電パネル用固定具を用いて太陽光発電パネルを架台に取り付けることができる。つまり、単一種類の太陽光発電パネル用固定具を用いて、架台のパネル載置面の下側から簡単に太陽光発電パネルをパネル載置面に取着することができるため、従来に比べて取り付け作業の労力を軽減することができる。
更に、本発明に係る本体部によれば、第1突出ピン及び第2突出ピンを有している。これにより、第1領域部の下面から突出する第1突出ピンを梁部材の上面に突き刺し、第2領域部当接部の下面から突出する第2突出ピンをパネル枠体の下フランジの上面に突き刺すことで、梁部材に対するパネル枠体の下フランジの相対位置ずれを抑制することができる。その結果、架台に対する太陽光発電パネルの固定度を従来に比べて高めることができる。
本発明によれば、架台に載置される太陽光発電パネルを、パネル下面側から簡単に取り付けることができ、しかも、架台に対する太陽光発電パネルの固定度を従来に比べて高めることができる。
図1は、実施形態に係る太陽光発電装置の斜視図である。 図2は、実施形態に係る太陽光発電装置の上面図である。 図3Aは、実施形態に係る裏止め固定金具の分解斜視図である。 図3Bは、実施形態に係る裏止め固定金具の斜視図である。 図4は、実施形態に係る裏止め固定金具の本体部を示す図である。 図5は、実施形態に係るレール部材の詳細構造を説明する図である。 図6は、実施形態に係る裏止め固定金具を用いた太陽光発電パネルの固定方法について説明する図である。 図7は、実施形態に係る架台に対する太陽光発電パネルの取り付け構造を示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明は例示であり、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
図1は、実施形態に係る太陽光発電装置1の斜視図である。図1は、実施形態に係る太陽光発電装置1の上面図である。太陽光発電装置1は、太陽光発電パネル用架台(以下、単に「架台」という)2と、この架台2に設置された複数の太陽光発電パネル3等を備える。架台2は、太陽光発電パネル3を支持するための台である。本実施形態における架台2には、複数の太陽光発電パネル3が縦横2次元的に配列されている。但し、図1においては、作図上、太陽光発電パネル3の一部のみを図示している。
架台2は、一定間隔に設けられた複数の支柱21、支柱21の頂部に設けられた受け桟22、支柱21および受け桟22を連結する方杖部材24、受け桟22上に設けられるレール部材23等を有する。支柱21は、例えば地盤等の内部に先端側が埋め込まれて立設した支柱杭である。図1中、複数の支柱21が配列する方向を「X方向」とする。各支柱21の頂部には、受け桟22がX方向に直交するY方向に延伸する態様で設けられている。受け桟22は、支柱21に対して傾斜姿勢で取り付けられている。方杖部材24は、一端側が受け桟22に連結されると共に他端が支柱21に連結されることでこれらの間に斜めに架け渡された斜材である。なお、支柱21に対する受け桟22の傾斜角度は、変更可能であってもよい。
図1に示すように、レール部材23は、受け桟22上に架け渡された横架部材であり、本発明における梁部材に相当する。レール部材23は、受け桟22に対して直交方向に延伸して設けられている。本実施形態における架台2は、複数のレール部材23を有し、各レール部材23は一定間隔毎にX方向に沿って配列されている。また、詳しくは後述するが、レール部材23の上面には、ガイド溝231が長手方向に沿って設けられている。
次に、太陽光発電パネル3について説明する。太陽光発電パネル3は、複数の太陽電池が平面的に並べられて相互接続されたものであり、本実施形態では略矩形平面形状を有している。太陽光発電パネル3の周縁には、額縁状のパネル枠体4が嵌め込まれている。パネル枠体4は、側面41と、側面41の上端から垂直に折り込まれた上フランジ42と、側面41の下端から垂直に折り込まれた下フランジ43を含み、断面視コ字状に形成され
ている(図6、図7を参照)。
図6に示すように、パネル枠体4の高さ方向における上フランジ42側には、太陽光発電パネル3を嵌め込むための嵌合溝44が設けられている。嵌合溝44の溝幅は太陽光発電パネル3の厚さに対応しており、太陽光発電パネル3の周縁が嵌合溝44に嵌め込まれることで、パネル枠体4が太陽光発電パネル3と一体に固定されている(図1を参照)。また、図6及び図7に示すように、パネル枠体4は、上フランジ42に比べて下フランジ43の方が長く形成されている。また、太陽光発電パネル3の厚さ寸法は、パネル枠体4の高さ寸法の数分の一程度となっている。したがって、太陽光発電パネル3の周縁が嵌合溝44に嵌め込まれた状態において、パネル枠体4の下フランジ43と太陽光発電パネル3の下面3aとの間には、隙間(間隙部)Sが設けられている。
図3Aおよび図3Bは、本実施形態における裏止め固定金具5を説明する図である。図3Aは、裏止め固定金具5の分解斜視図である。図3Bは、裏止め固定金具5の斜視図である。裏止め固定金具5は、太陽光発電パネル3の裏面(下面)側から太陽光発電パネル3をレール部材23に固定するための固定部材である。図4は、実施形態に係る裏止め固定金具5の本体部を示す図である。図5は、実施形態に係るレール部材23の詳細構造を説明する図である。図6及び図7は、実施形態に係る架台2に対する太陽光発電パネル3の取り付け構造を示す図である。即ち、裏止め固定金具5を用いた太陽光発電パネル3の固定方法を説明する図である。
図3A、図3B、図4等に示すように、裏止め固定金具5は、本体部51、スライド部材52、止着用ボルト53等を含んで構成されている。止着用ボルト53は、所謂キャップボルト(六角穴付ボルト)であり、ネジ山が形成されたネジ軸部53aと、ネジ軸部53aの頂部に連設された頭部53bを有している。
本体部51は、略四角形の平面形状を有する金属板材である。図7に示すように、裏止め固定金具5の本体部51は、レール部材23の上面23aと、このレール部材23上に載置されるパネル枠体4の下フランジ43の上面43aに跨って配置される。ここで、図4に示す符号51aは本体部51の「第1辺」であり、符号51bは本体部51の「第2辺」である。本実施形態において、第1辺51aおよび第2辺51bは互いに直交しており、本実施形態では第1辺51aがレール部材23の長手方向に沿い、第2辺51bがレール部材23の幅方向に沿うように、本体部51がレール部材23上に設置される。また、図4に示す符号51cは本体部51の「上面」、符号51dは本体部51の「下面」である。
図3および図4に示すように、本体部51は、相対的に部材厚さが大きい厚肉部511(第1領域部)と、この厚肉部511よりも部材厚さが小さい薄肉部512(第2領域部)を含んでいる。本体部51の厚肉部511は、太陽光発電パネル3をレール部材23に取着する際、レール部材23の上面23aに当接する部位である。一方、本体部51の薄肉部512は、太陽光発電パネル3をレール部材23に取着する際、パネル枠体4の下フランジ43の上面43aに当接する部位である。図3および図4に示すように、本体部51における厚肉部511と薄肉部512との境界部513は一直線状に形成されており、第2辺51bに平行となっている。また、上記の境界部513には、本体部51の下面51dに対して垂直に立設される段差壁514が形成されており、境界部513(段差壁514)を境に厚肉部511に比べて薄肉部512の方が一段薄くなっている。
本体部51における厚肉部511には円形断面を有する貫通孔55が穿設されている。貫通孔55の内径は、止着用ボルト53のネジ軸部53aの外径よりも僅かに大きく、このネジ軸部53aを挿通させることが可能である。また、本体部51における貫通孔55
の内径は、止着用ボルト53の頭部53bの外径よりも小さく、これによって貫通孔55からの止着用ボルト53の抜け落ちが抑制されるようになっている。また、貫通孔55は、本体部51の平面略中央部に配置されている。
また、図3および図4に示すように、本体部51の下面51dにおける四隅には突出ピンが突設されている。ここで、本体部51の下面51dのうち、厚肉部511に設けられている突出ピンを第1突出ピン56と呼び、薄肉部512に設けられている突出ピンを第2突出ピン57と呼ぶ。図3および図4に示すように、本体部51における厚肉部511の各隅部には一対の第1突出ピン56が突設されており、薄肉部512の各隅部には一対の第2突出ピン57が突設されている。本実施形態において、本体部51における第1突出ピン56の先端高さと第2突出ピン57の先端高さの差が、パネル枠体4の下フランジ43の厚さに等しい寸法となるように設計されている。
次に、裏止め固定金具5のスライド部材52について説明する。スライド部材52は、止着用ボルト53におけるネジ軸部53aの先端側に連結されている。より具体的には、スライド部材52には、ネジ山が形成された貫通孔521を有しており、止着用ボルト53におけるネジ軸部53aを貫通孔521のネジ山に螺合させることで、スライド部材52が止着用ボルト53の先端側に取り付けられている。
ここで、図5及び図6に示すように、レール部材23の上面23aにはガイド溝231が開口している。また、レール部材23におけるガイド溝231の溝底231aから略垂直に立設する一対の側壁231b,231cには、それぞれ係止片231d,231eがガイド溝231内側に向かって突設されている。係止片231dは、側壁231bの上端の位置に設けられている。一方、係止片231eは、側壁231cにおける上端から少し低い位置に設けられており、係止片231dに比べて相対的に低位に配置されている。係止片231d,231eは、レール部材23(ガイド溝231)の長手方向に沿って延設されている。
本実施形態においては、裏止め固定金具5のスライド部材52が、レール部材23のガイド溝231内をスライド自在に構成されており、これによってレール部材23の長手方向における任意の位置に、裏止め固定金具5を移動させることができる。また、レール部材23は、ガイド溝231の両側部に設けられている係止片231d,231eは、段違いに設けられている(即ち、異なる高さに設けられている)ため、姿勢を斜めにすることでレール部材23の上面23a側からガイド溝231内に滑り込ませ、ガイド溝231内に収容できる。
次に、図6及び図7を参照して、裏止め固定金具5を用いた太陽光発電パネル3(パネル枠体4)の固定方法について説明する。架台2におけるレール部材23上の所定位置に、パネル枠体4にはめ込まれた状態の太陽光発電パネル3を載置する。図1に示す例では、一つの太陽光発電パネル3当たり、レール部材23とパネル枠体4とが直交方向から交差する直交交差部CPが4カ所形成される。本実施形態では、このようなレール部材23とパネル枠体4の各直交交差部CPに裏止め固定金具5を配置し、架台2のレール部材23に太陽光発電パネル3を固定する。
即ち、レール部材23とパネル枠体4の直交交差部CPにおいて、まず、レール部材23のガイド溝231内にスライド部材52を滑り込ませる。次いで、本体部51の上面51c側から下面51d側に向けて止着用ボルト53のネジ軸部53aを挿通させた後、挿通させた止着用ボルト53のネジ軸部53aをガイド溝231内に収容されているスライド部材52の貫通孔521に螺合させる。これにより、スライド部材52がガイド溝231に受け入れられた状態で、裏止め固定金具5が組み上がる。ここで、架台2のレール部
材23は、レール部材23の長手方向における一端側から他端側に亘ってガイド溝231が形成されている。そのため、レール部材23とパネル枠体4の直交交差部CPにおいて、レール部材23の上面23a側からガイド溝231内へと簡単にスライド部材52を挿設することができる。なお、上記のようにスライド部材52は、ガイド溝231内をスライド自在であるため、直交交差部CPから離れた位置でスライド部材52をガイド溝231内に挿入した後、ガイド溝231内を直交交差部CPまでスライド部材52をスライド移動させてもよい。
そして、図7に示すように、レール部材23上に載置した太陽光発電パネル3を取り囲むパネル枠体4の下フランジ43を、裏止め固定金具5によってレール部材23に固定する。より具体的には、裏止め固定金具5の本体部51を、図示のように、パネル枠体4の下フランジ43とレール部材23の双方に跨るようにして配置する。その際、本体部51の厚肉部511は、レール部材23の上面23aに載置され、薄肉部512がパネル枠体4の下フランジ43の上面43aに載置される。これにより、本体部51の厚肉部511に設けられている第1突出ピン56がレール部材23の上面23aに位置付けられ、本体部51の薄肉部512に設けられている第2突出ピン57がパネル枠体4の下フランジ43の上面43aに位置付けられる。更に、本実施形態における本体部51は、厚肉部511と薄肉部512の境界部513に段差壁514が一直線状に設けられているため、この段差壁514に下フランジ43を突き合わせることで、裏止め固定金具5(本体部51)の位置決めを容易に且つ正確に行うことができる。
そして、本体部51の位置決めの完了後、止着用ボルト53の頭部53bに形成された六角穴に六角を嵌め合せ、回転させることで止着用ボルト53の締付けを行う。これにより、レール部材23の上面23aに対して本体部51が押し付けられる(押圧される)こととなる。その結果、裏止め固定金具5における本体部51の厚肉部511に設けられている第1突出ピン56がレール部材23の上面23aに突き刺さることで、レール部材23に対する厚肉部511の位置ずれが抑制される。また、本体部51の薄肉部512に設けられている第2突出ピン57がパネル枠体4の下フランジ43の上面43aに突き刺さることで、下フランジ43に対する薄肉部512の位置ずれが抑制される。その際、本体部51の厚肉部511がレール部材23の上面23aに面接触し、本体部51の薄肉部512がパネル枠体4の下フランジ43の上面43aに面接触した状態となる。これにより、裏止め固定金具5の本体部51を介して、架台2のレール部材23に対するパネル枠体4(太陽光発電パネル3)の相対位置ずれを抑制することができる。その結果、架台2に対する太陽光発電パネル3の固定度を従来に比べて高めることができる。また、図6に示すように、本実施形態によれば、単一種類の裏止め固定金具5を用いて、架台2における太陽光発電パネル3の下側から簡単に太陽光発電パネル3をレール部材23に固定できるため、従来に比べて取り付け作業の労力を軽減することができる。なお、裏止め固定金具5の止着用ボルト53を締め付ける際、本体部51の厚肉部511における縁部を支点として薄肉部512の第2突出ピン57に先行して厚肉部511の第1突出ピン56が相手側の部材に突き刺さるように構成されていてもよい。これにより、裏止め固定金具5を一段とガタツキなく取り付けることができ、太陽光発電パネル3をレール部材23により強固に固定することができる。
なお、図6及び図7に示す符号6は、太陽光発電パネル3の表面(上面)側から太陽光発電パネル3をレール部材23に対して押さえ付けて固定する「T型押え金具」である。T型押え金具6は、断面T型の本体部61、スライド部材62、止着用ボルト63等を含んで構成されている。スライド部材62は、裏止め固定金具5のスライド部材52と共通であり、レール部材23におけるガイド溝231内をスライド自在に収容される。また、T型押え金具6の止着用ボルト63は、裏止め固定金具5の止着用ボルト53と長さだけが異なっており、止着用ボルト53よりも止着用ボルト63の方が長くなっている。
T型押え金具6の本体部61には、止着用ボルト63のネジ軸部63aを挿通させる円形断面を有する貫通孔が穿設されており、この貫通孔は止着用ボルト63の頭部63bの外形よりも小さくなっている。また、T型押え金具6の本体部61は、太陽光発電パネル3を装着したパネル枠体4における上フランジ42を挟持面61aによって挟持する一対の押さえ片610を有している。T型押え金具6は、図7に示すように、隣接する太陽光発電パネル3同士の間に装着される。T型押え金具6を用いて太陽光発電パネル3(パネル枠体4)を固定する場合、所期の位置にスライド部材62をガイド溝231内に滑り込ませて挿入した後、本体部61の上面側から止着用ボルト63のネジ軸部63aを挿通させ、ネジ軸部63aをガイド溝231内に収容されているスライド部材62に螺合させる。その際、本体部61における各押さえ片610の挟持面61aをパネル枠体4における上フランジ42上に載置した状態で、止着用ボルト63を締め付けることで、押さえ片610の挟持面61aとレール部材23の上面23aとの間に太陽光発電パネル3(パネル枠体4)が挟み込まれる結果、レール部材23に対して太陽光発電パネル3が固定される。以上のように、T型押え金具6は、太陽光発電パネル3を上面側からレール部材23に対して固定することができ、図7に示すように裏止め固定金具5と併用することで、太陽光発電パネル3をより堅固に固定することができる。なお、本実施形態では、T型押え金具6を用いた太陽光発電パネル3の固定は任意であり、裏止め固定金具5のみを用いて太陽光発電パネル3をレール部材23に固定することができる。
1・・・太陽光発電装置
2・・・架台
3・・・太陽光発電パネル
4・・・パネル枠体
5・・・裏止め固定金具
51・・・本体部
52・・・スライド部材
53・・・止着用ボルト

Claims (4)

  1. 太陽光発電パネルを支持する架台の梁部材に太陽光発電パネルを固定するための太陽光発電パネル用固定具であって、
    前記太陽光発電パネルの周縁には額縁状のパネル枠体が嵌め込まれると共に、当該パネル枠体は断面視コ字状に形成されて当該パネル枠体の下フランジと前記太陽光発電パネルの下面との間に隙間が設けられており、
    前記梁部材の上面には、当該梁部材の長手方向に延在するガイド溝が形成されており、
    前記太陽光発電パネル用固定具は、
    前記梁部材の上面と当該梁部材上に載置される前記パネル枠体の前記下フランジの上面に跨って配置される本体部であって、前記梁部材の上面に載置される第1領域部と前記下フランジの上面に載置される第2領域部を有する本体部と、
    前記本体部を前記梁部材に押圧することで前記第2領域部と前記梁部材との間に前記パネル枠体の前記下フランジを挟着する挟着手段と、
    を備え、
    前記挟着手段は、前記ガイド溝に挿入されると共に当該ガイド溝内をスライド自在なスライド部材と、止着用ボルトと、を有し、
    前記本体部の上面側から下面側に向けて当該本体部に挿通された前記止着用ボルトが、前記ガイド溝に挿入された状態の前記スライド部材に螺合し、締付けられることで、前記本体部が前記梁部材に押圧され、
    前記本体部は、
    前記第1領域部の下面から突出し、前記本体部が前記梁部材に押圧されると前記梁部材の上面に突き刺さることで当該梁部材に対する当該第1領域部の位置ずれを抑制する第1突出ピンと、
    前記第2領域部の下面から突出し、前記本体部が前記梁部材に押圧されると前記下フランジの上面に突き刺さることで当該下フランジに対する当該第2領域部の位置ずれを抑制する第2突出ピンと、
    を有する、
    太陽光発電パネル用固定具。
  2. 前記本体部は、前記第1領域部よりも前記第2領域部の部材厚が小さい、請求項1に記
    載の太陽光発電パネル用固定具。
  3. 前記本体部における前記第1領域部と前記第2領域部との境界部には、前記本体部の下面に対して垂直に立設された一直線状の段差壁が形成されている、
    請求項2に記載の太陽光発電パネル用固定具。
  4. 本体部における前記第1突出ピンの先端高さと前記第2突出ピンの先端高さの差が、前記下フランジの厚さに等しい寸法となるように設計されている、
    請求項1から3の何れか一項に記載の太陽光発電パネル用固定具。
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