JP6816999B2 - 太陽電池モジュールの固定構造及び太陽光発電システム - Google Patents

太陽電池モジュールの固定構造及び太陽光発電システム Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池モジュールの固定構造及びこの固定構造を用いた太陽光発電システムに関する。
従来、産業用の太陽光発電システムにおいて、太陽光発電パネル(太陽電池モジュール)を架台上に設置固定するための固定構造が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のパネル保持構造(以下、パネル固定構造という。)は、設置面に設けられた基礎部材または支柱に、横方向に延びた設置高さの異なる複数のチャンネル材が固定され、複数のチャンネル材上に傾斜姿勢で梁材が載置され、この梁材の上に太陽光発電パネルが載置されて固定された構造となっている。また、チャンネル材は、鋼製の帯状板材を曲げ加工して横断面が台形をなすように形成されている。
特開2014−5654号公報
このようなパネル固定構造では、太陽光発電パネル及び梁材の荷重をチャンネル材の上面のみで受けることになる。また、設置された太陽光発電パネルの上面から吹き付ける風や、パネル上に積もった雪の重量などによって、パネル固定構造に大きな荷重がかかる。
しかし、特許文献1のパネル固定構造では、チャンネル材の上面の一端部側は鉛直面をなす台形の上底または下底から折り曲げられて形成されており、他の端部は開口部分となっているので、チャンネル材の上面は一端部側しか支持されていない。従って、大きな負荷がかかるとチャンネル材の上面が変形して、保持構造が破損する恐れがあるといった問題があった。
また、特許文献1に記載のパネル固定構造では、チャンネル材の開口部分に複数の四角板状のガセットプレートをネジ固定することで、チャンネル材の剛性を高めて、パネル固定構造の強度向上を図っている。しかし、この構造では、ガセットプレートを別途用意する必要があり、部材コストが上昇するといった問題があった。また、ガセットプレートをチャンネル材に固定する工程が増加するため、パネル固定構造の施工性が低下するといった問題もあった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、部材点数や施工時の工程数の増加を抑えつつ、固定構造の強度向上を図るとともに、高い施工性を実現した太陽電池モジュールの固定構造及びこの固定構造を用いた太陽光発電システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の太陽電池モジュールの固定構造は、太陽電池モジュールを架台上に固定する固定構造であって、前記架台は、設置面に立設された支柱と、前記支柱にそれぞれ締結固定される第1支持部材及び第2支持部材と、を備え、前記第1支持部材及び前記第2支持部材は互いに交差する方向に配置され、前記第1支持部材は、基部と、前記基部の上辺から斜め上方に延びた上板とを備え、前記支柱に、前記第2支持部材が添設されて締結固定されるとともに、前記支柱に、前記第1支持部材の基部が添設されて締結固定され、前記第1支持部材の前記上板上に前記第2支持部材が添設され、前記第2支持部材に太陽電池モジュールが固定されていることを特徴としている。
また、本発明の太陽電池モジュールの固定構造では、前記支柱は、支柱主板と、前記支柱主板の両側辺から同方向に延びた各支柱側板とを備え、前記第1支持部材の基部は、前記支柱主板に添設されて締結固定されることが好ましい
また、本発明の太陽電池モジュールの固定構造では、前記支柱は、支柱主板と、前記支柱主板の両側辺から同方向に延びた各支柱側板と、前記各支柱側板の先端側から両外側に延びた各支持板とを備え、前記第1支持部材の基部は、前記支持板に添設されて締結固定されてもよい。
また、本発明の太陽電池モジュールの固定構造では、前記第2支持部材は、主板と、前記主板の両側辺から同方向に延びた各側板とを備え、前記支柱は、支柱主板と、前記支柱主板の両側辺から同方向に延びた各支柱側板とを備え、前記支柱の上端部に前記第2支持部材が被せられ、前記支柱の各支柱側板に、前記第2支持部材の各側板が添設されて締結固定されてもよい
また、本発明の太陽電池モジュールの固定構造では、前記第2支持部材は、主板と、前記主板の両側辺から同方向に延びた各側板と、前記各側板の先端側から両外側に延びた各縁板とを備え、前記縁板が前記第1支持部材の前記上板上に添設されることが好ましい。
また、本発明の太陽光発電システムは、上記各構成の太陽電池モジュールの固定構造を用いて複数の太陽電池モジュールが固定されていることを特徴としている。
本発明の太陽電池モジュールの固定構造及び太陽光発電システムによれば、第2支持部材に載置される太陽電池モジュールの荷重が第1支持部材と支柱とに分散されるため、太陽電池モジュールの固定構造の強度を向上させることかできる。
本発明の太陽電池モジュールの支持構造を用いて、複数の太陽電池モジュールを支持してなる本発明の太陽光発電システムを示す斜視図である。 本発明の太陽電池モジュールの支持構造を用いて、複数の太陽電池モジュールを支持してなる本発明の太陽光発電システムを示す側面図である。 太陽電池モジュール2を受光面側から見た斜視図である。 図3のA−A線断面図である。 支柱を示す斜視図である。 横桟を示す斜視図である。 縦桟を示す斜視図である。 前後ブレースの形状を示す斜視図である。 左右ブレースの形状を示す斜視図である。 支柱に対する縦桟の固定構造を分解して示す斜視図である。 支柱に縦桟を固定した状態の側面図である。 支柱に縦桟を固定した状態の断面図である。 他の実施形態の支柱に縦桟を固定した状態の断面図である。 支柱に対する横桟の固定構造を分解して示す斜視図である。 支柱に横桟を固定した状態の正面図である。 支柱に横桟を固定した状態の断面図である。 支柱に縦桟を締結固定し、さらに横桟の高さ位置を調整した後、締結固定した状態を示す断面図である。 支柱に縦桟を仮固定して横桟の高さ位置を調整する様子を示す断面図である。 支柱に縦桟を仮固定して横桟の高さ位置を調整する様子を示す断面図である。 他の縦桟と横桟との固定構造を示す断面図である。 隣接する横桟の端部同士を連結する横桟連結具を用いた連結構造を分解して示す斜視図である。 前後ブレースの固定構造を示す斜視図である。 縦桟に対する前後ブレースの端部の固定構造を分解して示す斜視図である。 左右ブレースの固定構造を示す正面図である。 支柱に対する左右ブレースの端部の固定構造を示す斜視図である。 隣接する縦桟上に太陽電池モジュールを横置き状態に載置して連結固定するモジュール連結具の斜視図である。 モジュール連結具を用いて太陽電池モジュールを縦桟上に載置固定した状態の固定部分を一部拡大して示す断面図である。 実施形態2に係る支柱の構造を示す斜視図である。 実施形態3に係る横桟の形状を一部拡大して示す斜視図である。 実施形態3に係る横桟と支柱と縦桟との固定構造を示す断面図である。 実施形態4に係る支柱の形状を示す斜視図である。 実施形態5に係る支柱の形状を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施形態1>
図1及び図2は、本発明の太陽電池モジュールの支持構造を用いて、複数の太陽電池モジュールを支持固定してなる本発明の太陽光発電システムを示す斜視図及び側面図である。
本発明の太陽光発電システム1は、複数の太陽電池モジュール2が架台3上に載置固定されており、架台3は、設置面(若しくは設置基台)10に立設された複数の支柱11と、これら支柱11の上端部にそれぞれ支持固定される横桟(第1支持部材)12及び縦桟(第2支持部材)13とを備えて構成されている。さらに、実施形態1では、架台3全体の強度を向上させるために、前後ブレース14及び左右ブレース15を備えている。
横桟12と縦桟13とは、縦桟13が横桟12の上に載る形で互いに交差する方向(実施形態1では直交する方向)に配置されており、縦桟13上に太陽電池モジュール2が載置固定された構造となっている。実施形態1では、太陽電池モジュール2の設置は、長手方向を横にして、すなわち横向き状態で設置する構成としているが、この設置方向は長手方向を縦にした縦向き状態であってもよい。
具体的に説明すると、実施形態1では、支柱11は、設置面10上において、横方向(図1中、X方向)に沿って前後2列に並べて立設固定されており、前側である1列目の各支柱11の高さを、後側である2列目の各支柱11の高さよりも低く設定している。そして、前側の1列目の各支柱11間を横方向に跨ぐように架け渡して前側の横桟12が配置固定され、後側の2列目の各支柱11間を横方向に跨ぐように架け渡して後側の横桟12が配置固定されている。これにより、後側の横桟12が前側の横桟12より高くなるように配置されている。
そして、このように配置された前側の横桟12と後側の横桟12とを縦方向(図1中、Y方向)に跨ぐように架け渡して複数の縦桟13が傾斜状態で配置固定されている。縦桟13の横方向(X方向)の配置間隔は、太陽電池モジュール2の長辺の長さより短い長さであり、隣接する2本の縦桟13によって各太陽電池モジュール2を傾斜状態で支持する構成とされている。実施形態1では、一対の縦桟13,13上に、縦方向(Y方向)に沿って4個の太陽電池モジュール2が隣接配置されており、この4個を一組として横方向に複数組が順次隣接配置されている。ただし、一対の縦桟13,13上に配置する太陽電池モジュール2の数は4個に限定されるものではなく、横方向への配置組数についても、特に限定されるものではない。
また、横方向(X方向)に隣接する支柱11の間隔は、横方向(X方向)に隣接する縦桟13の間隔より十分広い間隔に設定されている。これにより、実施形態1では、横方向の支柱11間にも複数本の縦桟13が配置されており、支柱11間に配置された縦桟13については、横桟12上に載置固定されているのみで、支柱11には直接固定されていない。しかし、実施形態1では、支柱11の位置には、必ず縦桟13が配置されるようにその間隔が設定されており、支柱11の位置に配置される縦桟13については、上記したように、支柱11と横桟12の両方に縦桟13が固定される構造とされている。
また、2列目の支柱11の設置面10に近い基端部と、その支柱11に配置固定されている縦桟13の1列目の支柱11に近い部位との間を斜めに架け渡して前後ブレース14が連結固定されている。また、1列目及び2列目の支柱11の設置面10に近い基端部と、その支柱11に支持固定されている横桟12との間を斜めに架け渡して2本の前後ブレース14がそれぞれ連結固定されている。
次に、上記の太陽光発電システム1を構成する太陽電池モジュール2及び架台3の各構成部材について順次説明する。
(太陽電池モジュール2の説明)
図3は、太陽電池モジュール2を受光面側から見た斜視図、図4は、図3のA−A線断面図である。
太陽電池モジュール2は、太陽電池モジュール本体20と、太陽電池モジュール本体20の周縁部を保持する枠部材21とを備えている。枠部材21は、保持部22と、保持部22から下方に垂設された壁部23と、太陽電池モジュール本体20と平行であって、壁部23の下端から水平に延在する底部片24とを有している。また、底部片24には、後述する縦桟13上に載置される位置に、締結部材であるネジ部材を挿通するための挿通孔24aが形成されている。
保持部22は、同一横方向に延在する一対の保持片22b、22cを有しており、これらの保持片22b、22cの内側に太陽電池モジュール本体20の端部が挟持されている。
太陽電池モジュール本体20は、図示は省略しているが受光面側から透光性基材、封止樹脂、太陽電池セル、封止樹脂、裏面側保護材が順次積層された構成とされている。透光性基材として例えばガラス基板が用いられ、封止樹脂として例えばEVA(エチレンビニルアセテート樹脂)が用いられている。また、太陽電池セルとして例えば多結晶シリコンウエハを用いた太陽電池セルが用いられ、裏面側保護材として例えばPETシートを積層した多層シートが用いられている。
(支柱11の説明)
図5は、支柱11を示す斜視図である。
図5に示すように、支柱11は、縦長に形成された長矩形の主板(支柱主板)11aと、主板11aの両側辺から同方向に延びた各側板(支柱側板)11bとを有し、その横断面形状が略溝型の構造となっている。
主板11aの上部には、縦長に形成された複数(この例では左右2箇所)の第1挿通孔11eが形成されている。この第1挿通孔11eは、後述する横桟12を支持固定するためのボルトやねじ等の締結部材を挿通するための孔である。また、側板11bの上部には、円筒状の第2挿通孔11fが形成されている。この第2挿通孔11fは、後述する縦桟13を支持固定するためのボルトやねじ等の締結部材を挿通するための孔である。
また、側板11bの下部(基端部)側には、円筒状の第3挿通孔11iが形成されている。この第3挿通孔11iは、後述する前後ブレース14の一端部を支持固定するためのボルトやねじ等の締結部材を挿通するための孔である。さらに、主板11aの下部(基端部)側には、円筒状の第4挿通孔11jが形成されている。この第4挿通孔11jは、後述する連結プレート45を支持固定するためのボルトやねじ等の締結部材を挿通するための孔である。
このような支柱11は、例えば鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面に耐食性を向上させるためのメッキを施したものである。また、アルミ合金を押出し成形し、表面を腐食防止のためにアルマイト処理したものを用いてもよいし、ステンレス合金やプラスチック樹脂等の材料を用いてもよい。
(横桟12の説明)
図6は、横桟12を示す斜視図である。
図6に示すように、横桟12は、横長に形成された長矩形の主板(基部)12aと、主板12aの長手方向の上辺側から斜め上方の一方向に傾斜して延びた上板12bとを有し、その断面形状が概ね平坦な山形形状となっている。横桟12の主板12aには、支柱11の配置間隔に合わせて複数の第1挿通孔12eが形成されている。
また、主板12a及び上板12bの両端部には、横桟12が隣接配置された場合の隣接する互いの端部を後述する横桟連結具40で連結固定するための第2挿通孔12fが形成されている。すなわち、横桟12の配置領域は図1に示すようにX方向に極めて長く、横桟12を単一の部材として作製するのは困難であるため、複数の横桟12を後述する横桟連結具40で連結して構成している。
また、上板12bには、縦桟13の配置間隔に合わせて縦桟13を連結固定するための第3挿通孔12gが形成されている。さらに、横桟12の主板12aには、後述する左右ブレース15の一端部が連結される位置に第4挿通孔12hが形成されている。
このような横桟12は、例えば鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものが用いられるが、支柱11と同様に適宜材料を選択することが可能である。
(縦桟13の説明)
図7は、縦桟13を示す斜視図である。
図7に示すように、縦桟13は、縦長に形成された長矩形の主板13aと、主板13aの両側辺から同方向に延びた各側板13bと、各側板13bの先端側から両外側に延びた各縁板13cとを有し、その断面形状が略ハット型の構造となっている。縦桟13の両側板13bには、支柱11の配置位置に対応する前後2箇所の位置に第1挿通孔13eが形成されている。また、縁板13cには、横桟12の配置位置に対応する位置に第2挿通孔13fが形成されている。ただし、図7では、手前側の縁板13cの第2挿通孔13fのみが図示されている。
また、縦桟13の主板13aには、並べて隣接配置された太陽電池モジュール2の端部同士を後述するモジュール連結具50で連結固定するための第3挿通孔13gが形成されている。さらに、縦桟13の両側板13bには、後述する前後ブレース14の一端部が連結される位置に第4挿通孔13hが形成されている。
このような縦桟13は、例えば鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものが用いられるが、支柱11と同様に適宜材料を選択することが可能である。
(前後ブレース14の説明)
図8Aは、前後ブレース14の形状を示す斜視図である。
前後ブレース14は、縦長に形成された長矩形の主板14aと、主板14aの両側辺から同方向に延びた各側板14bとを有し、その断面形状が溝型構造となっている。各側板14bの長手方向の両端部は、主板14aの端部から突出するように延設されて、支柱11及び縦桟13と連結する連結片14cとなっている。連結片14cには、前後ブレース14を支柱11と縦桟13とに連結するためのボルト挿通孔14iが形成されている。
(左右ブレース15の説明)
図8Bは、左右ブレース15の形状を示す斜視図である。
左右ブレース15は、横長に形成された長矩形の主板15aと、主板15aの長手方向の上辺側から略90度の角度で一方向に延びた上板15bと、上板15bの先端側から下方に延びた上リブ片15cと、主板15aの下辺側から上板15bと同方向に延びた下リブ片15dとを有している。主板15aの両端部は斜めにカットされており、その両端部近傍には、左右ブレース15を支柱11と横桟12とに連結するためのボルト挿通孔15jが形成されている。
次に、支柱11に対する縦桟13の固定構造について説明し、その次に、支柱11に対する横桟12の固定構造について説明し、最後に、前後ブレース14及び左右ブレース15の固定構造について説明する。
まず、支柱11に対する縦桟13の固定構造について説明する。
図9Aは、支柱11に対する縦桟13の固定構造を分解して示す斜視図、図9Bは、支柱11に縦桟13を固定した状態の側面図、図9Cは支柱11に縦桟13を固定した状態の断面図である。
図9A〜図9Cに示すように、支柱11の上端部に縦桟13を被せるようにして嵌め合せ、支柱11の各側板11bに形成された第2挿通孔11fに、縦桟13の各側板13bに形成された第1挿通孔13eをそれぞれ位置合せして、縦桟13の一方の側板13b側から、締結部材であるボルト31を挿通し、支柱11の各側板11bに形成された第2挿通孔11f、及び縦桟13の他方の側板13bに形成された第1挿通孔13eを順次挿通させ、第1挿通孔13eから突出したボルト31の先端部(螺子山部)に締結部材であるナット32をねじ込んで、縦桟13を支柱11の上端部に締結固定する。なお、図中の符号33はワッシャである。この際、締結部分であるボルト31とナット32を仮締めした状態では、縦桟13は支柱11に対して回動可能(すなわち、傾斜角度を調整可能)となっている。そのため、この状態では、縦桟13の主板13aの下面と、支柱11の主板11a及び両側板11bの上端とは接触せず、回動のための多少の隙間を有している。
ただし、図9Dに示すように、支柱11の側板11bの上端を、第2挿通孔11fを中心とする半円弧状に形成し、縦桟13の主板13aの下面が側板11bの上端に当接するようにしてもよい。これにより、縦桟13が支柱11の側板13bに直接受け止められた状態で回動可能に支持されることになる。
次に、支柱11に対する横桟12の固定構造について説明する。
図10Aは、支柱11に対する横桟12の固定構造を分解して示す斜視図、図10Bは、支柱11に横桟12を固定した状態の正面図、図10Cは支柱11に横桟12を固定した状態の断面図である。
図10A〜図10Cに示すように、支柱11の主板11aに横桟12の主板12aを添設し、支柱11の主板11aに形成された2つの第1挿通孔11eに、横桟12の主板12aに形成された一対の第1挿通孔12eをそれぞれ位置合せして、それぞれ締結部材であるボルト31とナット32とによって両側から締め付け固定する。なお、図中の符号33はワッシャである。この際、支柱11側の第1挿通孔11eは縦長に形成されているので、ボルト31とナット32を仮締めした状態で、横桟12の上下方向の高さ位置を調整してから最終的に締結固定することができる。すなわち、横桟12の上板12bを縦桟13の縁板13cに添設させて、横桟12で縦桟13を受け止めるように位置調整してから、最終的に締結固定することができる。図11は、支柱11に縦桟13を締結固定し、さらに横桟12の高さ位置を調整した後、締結固定した状態を示す断面図である。この固定構造によれば、縦桟13は支柱11と横桟12の両方で支持固定された状態となっており、縦桟13にかかる荷重を、各支持固定部を介して支柱11と横桟12の両方に分散できるので、架台3としての固定構造全体の強度が向上する。
また、支柱11に対して、縦桟13は回動調整可能に設けられており、横桟12は上下方向に位置調整可能に設けられている。そのため、例えば図12Aに示すように、主板11aに対して上板12bの傾斜角度が異なる横桟12(図12Aでは、図11等に図示している横桟12と比べて傾斜角度が急な横桟を例示している。)を用いた場合でも、横桟12の高さ位置を調整する(この場合には、上方にずらせる)ことで縦桟13を回動させ、図12Bに示すように、最終的に縦桟13の傾斜角度を横桟12の上板12bの傾斜角度に一致させてから、縦桟13と横桟12を支柱11にそれぞれ締結固定することができる。従って、傾斜角度が異なる複数種類の横桟12が用意されている場合であっても、支柱11に取り付けるときの高さ位置をそれぞれの横桟12に応じて調整することで、いずれの横桟12についても、縦桟13との傾斜角度を一致させてから、縦桟13と横桟12とを支柱11に締結固定することが可能である。
なお、実施形態1では、縦桟13の縁板13cを横桟12の上板12bに単に載置して支持する構造としているが、上記したように、上板12bには縦桟13の配置間隔に合せて縦桟13を連結固定するための第3挿通孔12gが形成されているので、縦桟13の縁板13cと横桟12の上板12bもボルトやナット、ねじ等の締結部材によって締結固定してもよい。これにより、縦桟13が支柱11と横桟12とによってさらに強固に固定されることになる。
また、実施形態1では、上記したように支柱11上に位置しない他の縦桟13については、横桟12のみによって支持固定されている。図13は、他の縦桟13と横桟12との固定構造を示す断面図である。
図13に示すように、他の縦桟13は、横桟12の主板12a上に縁板13cが直接載置されており、縁板13cに形成された第2挿通孔13fを、横桟12の主板12aに形成された第3挿通孔12gに位置合せして、締結部材であるボルト31とナット32とによって上下両側から締め付け固定している。
また、実施形態1では、隣接する横桟12同士は、横桟連結具40によって連結されている。
図14は、隣接する横桟12の端部同士を連結する横桟連結具40を用いた連結構造を分解して示す斜視図である。
横桟連結具40は、隣接する横桟12の主板12aの端部を跨いで添設される主板40aと、隣接する横桟12の上板12bの端部を跨いで添設される上板40bと、隣接する横桟12の主板12aの下端部を跨いで係止される下板40cとを備えている。
横桟連結具40の主板40aには、隣接する横桟12の主板12aに形成された第2挿通孔12fにそれぞれ対応する位置に挿通孔40fが形成され、上板40bには、隣接する横桟12の上板12bに形成された第2挿通孔12fにそれぞれ対応する位置に挿通孔40fが形成されている。
そして、横桟連結具40の主板40aを隣接する横桟12の主板12aを跨ぐようにして添設し、上板40bを隣接する横桟12の上板12bを跨ぐようにして添設し、下板40cを隣接する横桟12の主板12aの下端部を跨ぐように受け止めて係止する。そして、この状態で、対峙している各横桟12の第2挿通孔12fと横桟連結具40の挿通孔40fとを、締結部材であるボルト31とナット32とによってそれぞれ前後両側から締め付け固定する。これにより、隣接する横桟12の端部同士が横桟連結具40によって強固に連結固定される。
次に、前後ブレース14の固定構造について説明する。
図15Aは、前後ブレース14の固定構造を示す斜視図、図15Bは、縦桟13に対する前後ブレース14の端部の固定構造(図15A中、符号Aで示す部分)を分解して示す斜視図である。
図15Bに示すように、前後ブレース14の縦桟13側の端部は、両側板14bの連結片14cを縦桟13の両側板13b間に嵌め込んで添設させた状態で、縦桟13の各側板13bに形成された第4挿通孔13hに、前後ブレース14の各側板14bに形成されたボルト挿通孔14iをそれぞれ位置合わせし、縦桟13の一方の側板13bに形成された第4挿通孔13hから、締結部材であるボルト31を挿通し、前後ブレース14の各側板14bに形成されたボルト挿通孔14i、及び縦桟13の他方の側板13bに形成された第4挿通孔13hを順次挿通させ、第4挿通孔13hから突出したボルト31の先端部(螺子山部)に締結部材であるナット32をねじ込むことで、前後ブレース14の縦桟13側の端部が縦桟13に締結固定されている。
一方、前後ブレース14の支柱11側の端部は、図15Aに示すように、両側板14bの連結片14cを支柱11の両側板11bに外側から嵌め合わせて添設させた状態で、前後ブレース14のボルト挿通孔14i(図8A参照)及び支柱11の第3挿通孔11i(図5参照)に締結部材であるボルト31を順次挿通し、ナット締めして締結固定されている。すなわち、前後ブレース14の支柱11側の端部は、前後ブレース14の連結片14cが支柱11の側板11bに外嵌めされている以外は、前後ブレース14の縦桟13側の端部の締結構造(図15Bに示す締結構造)と同じである。
上記したように、前後ブレース14は、断面形状が溝型構造となっており、支柱11及び縦桟13に対しては、両側板14bが支柱11の両側板11b及び縦桟13の両側板13bに密着して連結される構造となっている。この構造によれば、架台3に斜め方向や横方向等から荷重がかかった場合でも、前後ブレース14が捩れにくい構造で支柱11及び縦桟13に締結固定されているので、架台3としての強度を向上させることができる。
次に、左右ブレース15の固定構造について説明する。
図16Aは、左右ブレース15の固定構造を示す正面図、図16Bは、支柱11に対する左右ブレース15の端部の固定構造を示す斜視図である。
左右ブレース15は、支柱11の基端部に取り付けられた連結プレート45に一端部が添設され、他端部が横桟12の主板12aに添設された状態で、それぞれボルト挿通孔15j(図8B参照)に締結部材であるボルト31を挿通し、ナット32にて締結固定されている。
具体的に説明すると、連結プレート45は、図16Bに示すように、支柱11の主板12aに添設される支持板45aと、支持板45aの左右両側から延設された連結板45bとで形成されている。支持板45aには、円筒状のボルト挿通孔45cが形成されており、連結板45bには、円筒状のボルト挿通孔45dが形成されている。
従って、連結プレート45は、支持板45aに形成されたボルト挿通孔45cを支柱11の主板11aに形成された第4挿通孔11j(図5参照)に位置合わせして添設し、締結部材であるボルト31を各挿通孔45c,11jに挿通して、ナット32で締め付け固定することで、支柱11に締結固定されている。なお、図16Bでは、連結プレート45を1箇所で支柱11に固定しているが、複数箇所で固定するようにしてもよい。また、ボルト・ナットでの締結固定ではなく、溶接等によって溶着固定してもよい。
左右ブレース15の一端部は、支柱11に締結固定された連結プレート45の連結板45bに添設された状態で、左右ブレース15のボルト挿通孔15j(図8B参照)と連結板45bのボルト挿通孔45dとに締結部材であるボルト31を挿通し、ナット32で締め付け固定することで、連結プレート45に締結固定されている。
また、左右ブレース15の他端部は、図16Aに示すように、横桟12の主板12aに添設された状態で、左右ブレース15のボルト挿通孔15j(図8B参照)、及び横桟12の主板12aに形成された第4挿通孔12h(図6参照)に締結部材であるボルト31を挿通し、ナット32で締め付け固定することで、横桟12に締結固定されている。
このように前後ブレース14及び左右ブレース15を連結することで、前後ブレース14及び左右ブレース15が筋交いとしての機能を果たすため、架台3としての固定構造全体の強度がさらに向上する。
実施形態1では、このようにして構築された図1に示す架台3の縦桟13上に、太陽電池モジュール2が載置固定される。この固定構造では、縦桟13に太陽電池モジュール2を固定するのにモジュール連結具50を用いている。
図17は、隣接する縦桟13上に太陽電池モジュール2を横置き状態に載置して連結固定するモジュール連結具50の斜視図である。
モジュール連結具50は、太陽電池モジュール本体20の周縁部を保持する枠部材21の底部片24を縦桟13に連結する連結具であり、枠部材21の底部片24を上方から押さえる主板50aと、主板50aの両端部からそれぞれ下方に屈曲形成された一対の挟持片50bとを備えている。主板50aには、枠部材21の底部片24に形成された挿通孔24a(図4参照)に対向する位置に雌ねじ孔51が形成されている。主板50aの幅は、縦桟13の主板13aの幅より若干幅広に形成されており、下方に折り返された一対の挟持片50bの対向面間の幅は、縦桟13の両側板13bの両外面間の幅(すなわち、主板13aの幅)より若干広く(ほぼ同じ幅に)形成されている。
図18は、このモジュール連結具50を用いて太陽電池モジュール2を縦桟13上に載置固定した状態の固定部分を一部拡大して示す断面図である。
縦桟13の主板13a上に、太陽電池モジュール2の枠部材21の底部片24を載置し、縦桟13の第3挿通孔13gと底部片24の挿通孔24aとを位置合わせする。次に、底部片24の上方からモジュール連結具50の主板50aを添設し、主板50aの雌ねじ孔51を底部片24の挿通孔24aに位置合わせする。このとき、モジュール連結具50の挟持片50bは、縦桟13の両側板13b,13bを両外側から挟持するように配置される。この後、締結部材であるボルト31を、縦桟13の主板13aの下面側から主板13aの第3挿通孔13g及び枠部材21の底部片24の挿通孔24aに挿通し、モジュール連結具59の雌ねじ孔51に対してねじ込むことにより、太陽電池モジュール2が縦桟13上に載置固定される。
なお、ここで例示した、モジュール連結具50を用いた太陽電池モジュール2の固定構造は単なる一例であり、このようなモジュール連結具50による固定構造に限定されるものではない。太陽電池モジュール2を架台3上に設置固定する固定構造については、従来から種々の固定構造が開示されており、本発明においてもこれらの固定構造を適宜用いることが可能である。
<実施形態2>
図19は、実施形態2に係る支柱11の構造を示す斜視図である。
実施形態1では、支柱11は、主板11aと、主板11aの両側辺から同方向に延びた各側板11bとからなる横断面形状が溝型の構造としているが、実施形態2では、横断面形状が略ハット型の構造となっている。
すなわち、実施形態2に係る支柱11は、縦長に形成された長矩形の主板11aと、主板11aの両側辺から同方向に延びた各側板11bと、各側板11bの先端側から両外側に延びた支持板11cとを有している。支柱11の両支持板11cの上部には、縦長の第1挿通孔11eが形成されている。この第1挿通孔11eは、横桟12を支持固定するためのボルトやねじ等の締結部材を挿通するための孔である。また、側板11bの上部には、円筒状の第2挿通孔11fが形成されている。この第2挿通孔11fは、縦桟13を支持固定するためのボルトやねじ等の締結部材を挿通するための孔である。このような支柱11は、鋼板を打ち抜いて折り曲げ、その表面にメッキを施したものである。
実施形態2の支柱11では、横桟12は、支柱11の主板11aではなく支持板11cに添設されて締結固定される。これにより、支柱11と横桟12との連結構造は、上から見たときの横断面形状が箱型形状となるので、固定強度がより向上することになる。
また、実施形態2の支柱11では、支持板11cを有することで、図16A,図16Bに示す連結プレート45を省略することができる。すなわち、実施形態2の支柱11では、支持板11cを連結プレート45の連結板45bとして用いることができる。つまり、左右ブレース15の一端部を、支柱11の支持板11cに添設させた状態で、ボルト挿通孔15jに締結部材であるボルト31を挿通し、ナット締めして締結固定してもよい。なお、この場合も、支柱11の支持板11cには、左右ブレース15の一端部のボルト挿通孔15jに対向してボルト挿通孔が形成されている。
<実施形態3>
図20は、実施形態3に係る横桟12の形状を一部拡大して示す斜視図、図21は、実施形態3に係る横桟12と支柱11と縦桟13との固定構造を示す断面図である。
実施形態1では、横桟12は、主板12aと、主板12aの長手方向の上辺側から斜め上方の一方向に傾斜して延びた上板12bとで構成されているが、実施形態3では、その断面形状がリップ付き略Cチャンネル構造となっている。
すなわち、実施形態3に係る横桟12は、横長に形成された長矩形の主板12aと、主板12aの長手方向の上辺側から斜め上方の一方向に傾斜して延びた上板12bと、主板12aの長手方向の下辺側から上板12bと同方向かつ横方向に延びた下板12cと、上板12bの先端側から下方に延びた上リブ片12dと、下板12cの先端側から上方に延びた下リブ片12iとを有している。なお、その他の構成については、実施形態1の横桟12と同様であるので、ここでは同じ構成部に同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
このような形状の横桟12を用いた場合には、横桟12自体の強度が向上しているため、縦桟13の支持強度も向上することになる。
因みに、実施形態3に係る横桟12を連結する横桟連結具は、図14に示した横桟連結具40において、下板40cを、横桟12の下板12cに合わせてさらに延設した構造とすればよい。
<実施形態4>
図22は、実施形態4に係る支柱11の形状を示す斜視図である。ただし、実施形態4では、実施形態1に係る支柱11の形状(横断面が溝型の形状)に適用した場合を例示しているが、実施形態2に係る支柱の形状(横断面が略ハット型の形状)にも同様に適用することができる。
実施形態1に係る支柱11では、主板11aに形成した第1挿通孔11eを縦長の単純な長形孔に形成し、その中をボルト31の円筒軸部が上下動することで、横桟12の高さ位置を調整可能としている。
これに対し、実施形態4では、第1挿通孔11eは、複数の第1円形孔11e1を、該第1円形孔11e1の直径よりも若干狭い間隔で支柱11の長手方向に連続形成して連通させたものである。例えば、各第1円形孔11e1の直径を11mmとし、間隔を8mmとして、各第1円形孔11e1を連続形成して連通させて第1挿通孔11eを形成している。このため、隣り合う各第1円形孔11e1の中間位置では第1挿通孔11eがくびれて、その中間位置のくびれ箇所における第1挿通孔11eの開口幅が第1円形孔11e1の直径よりも狭くなっている。このような支柱11は、厚さ5mm程度の鋼板に折り曲げ加工及び穴あけ加工を施して作製され、その表面にメッキが施されたものである。
この構成によれば、横桟12を支柱11に取り付け固定する場合に、横桟12の主板12aに形成された第1挿通孔12eを、支柱11の主板11aに形成された第1挿通孔11eの任意の第1円形孔11e1に重ね合わせ、互いに重なり合った第1円形孔11e1と第1挿通孔12eとにボルト31を挿通することで、横桟12を支柱11に仮固定することができる。そのため、重ね合わせる第1円形孔11e1の位置を順次変更していくことで、横桟12の高さ調整を行うことができる。つまり、実施形態4に係る支柱11を用いることにより、第1円形孔11e1の配置間隔で横桟12の高さ調整を行うことが可能となる。
<実施形態5>
図23は、実施形態5に係る支柱11の形状を示す斜視図である。ただし、実施形態5では、実施形態1に係る支柱11の形状(横断面が溝型の形状)に適用した場合を例示しているが、実施形態2に係る支柱の形状(横断面が略ハット型の形状)にも同様に適用することができる。
実施形態1に係る支柱11では、主板11aに形成した第1挿通孔11eを縦長の単純な長形孔に形成し、その中をボルト31の円筒軸部が上下動することで、横桟12の高さ位置を調整可能としている。
これに対し、実施形態5では、第1挿通孔11eは、複数の第1円形孔11e1を所定の間隔を存して(独立して)、支柱11の長手方向に連続形成したものである。このような支柱11は、厚さ5mm程度の鋼板に折り曲げ加工及び穴あけ加工を施して作製され、その表面にメッキが施されたものである。
この構成によれば、横桟12を支柱11に取り付け固定するに際し、横桟12の主板12aに形成された第1挿通孔12eを、支柱11の主板11aに形成された任意の第1円形孔11e1に重ね合わせ、互いに重なり合った第1円形孔11e1と第1挿通孔12eとにボルト31を挿通することで、横桟12を支柱11に仮固定することができる。そのため、重ね合わせる第1円形孔11e1の位置を順次変更していくことで、横桟12の高さ調整を行うことができる。つまり、実施形態4に係る支柱11を用いることにより、高さ調整のピッチは少し大きいものの、第1円形孔11e1の配置間隔で横桟12の高さ調整を行うことが可能となる。
なお、上記各実施形態では、全ての固定部分をボルトとナットによる締結構造としているが、必ずしも締結構造に限定されるものではない。例えば、一方の部材に係止部を形成し、他方の部材に被係止部を形成して、それぞれの係止構造で架台3全体の強度を確保するように構成することも可能である。また、一方の部材に嵌合部を形成し、他方の部材に被嵌合部を形成して、それぞれの嵌合構造で架台3全体の強度を確保するように構成することも可能である。さらに、これら係止構造や嵌合構造と、ボルトやナット等による締結構造とを適宜組み合わせて架台3としての強度を確保するように構成することも可能である。
また、上記各実施形態では、全ての固定部分をボルトとナットによる締結構造としているが、ボルトが挿通される挿通先端側の最後の孔を、内周部に雌ねじが形成された雌ねじ孔にすることで、ナットを省略することができる。また、固定部分の両側からボルトとナットを保持して締結作業を行う場合に比べて、締結作業の作業性も向上する。
なお、今回開示した実施形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれる。
1 太陽光発電システム
2 太陽電池モジュール
3 架台
10 設置面
11 支柱
11a 主板(支柱主板)
11b 側板(支柱側板)
11e 第1挿通孔
11f 第2挿通孔
11i 第3挿通孔
11j 第4挿通孔
12 横桟(第1支持部材)
12a 主板(基部)
12b 上板
12e 第1挿通孔
12f 第2挿通孔
12g 第3挿通孔
12h 第4挿通孔
13 縦桟(第2支持部材)
13a 主板
13b 側板
13c 縁板
13e 第1挿通孔
13f 第2挿通孔
13g 第3挿通孔
13h 第4挿通孔
14 前後ブレース
14a 主板
14b 側板
14c 連結板
14e ボルト挿通孔
15 左右ブレース
15a 主板
15b 上板
15c 上リブ片
15d 下リブ片
15j ボルト挿通孔
20 太陽電池モジュール本体(太陽電池パネル)
21 枠部材
22 保持部
22b,22c 保持片
23 壁部
24 底部片
24a 挿通孔
31 ボルト
32 ナット
33 ワッシャ
40 横桟連結具
45 連結プレート
45a 支持板
45b 連結板
45c ボルト挿通孔
45d ボルト挿通孔
50 モジュール連結具

Claims (6)

  1. 太陽電池モジュールを架台上に固定する固定構造であって、
    前記架台は、設置面に立設された支柱と、前記支柱にそれぞれ締結固定される第1支持部材及び第2支持部材と、を備え、
    前記第1支持部材及び前記第2支持部材は互いに交差する方向に配置され
    前記第1支持部材は、基部と、前記基部の上辺から斜め上方に延びた上板とを備え、
    前記支柱に、前記第2支持部材が添設されて締結固定されるとともに、前記支柱に、前記第1支持部材の基部が添設されて締結固定され
    前記第1支持部材の前記上板上に前記第2支持部材が添設され、
    前記第2支持部材に太陽電池モジュールが固定されていることを特徴とする太陽電池モジュールの固定構造。
  2. 請求項1に記載の太陽電池モジュールの固定構造において
    前記支柱は、支柱主板と、前記支柱主板の両側辺から同方向に延びた各支柱側板とを備え、
    前記第1支持部材の基部は、前記支柱主板に添設されて締結固定されていることを特徴とする太陽電池モジュールの固定構造
  3. 請求項に記載の太陽電池モジュールの固定構造において
    前記支柱は、支柱主板と、前記支柱主板の両側辺から同方向に延びた各支柱側板と、前記各支柱側板の先端側から両外側に延びた各支持板とを備え、
    前記第1支持部材の基部は、前記支持板に添設されて締結固定されていることを特徴とする太陽電池モジュールの固定構造。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの固定構造において、
    前記第2支持部材は、主板と、前記主板の両側辺から同方向に延びた各側板とを備え、
    前記支柱は、支柱主板と、前記支柱主板の両側辺から同方向に延びた各支柱側板とを備え、
    前記支柱の上端部に前記第2支持部材が被せられ、前記支柱の各支柱側板に、前記第2支持部材の各側板が添設されて締結固定されていることを特徴とする太陽電池モジュールの固定構造
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの固定構造において
    前記第2支持部材は、主板と、前記主板の両側辺から同方向に延びた各側板と、前記各側板の先端側から両外側に延びた各縁板とを備え、
    前記縁板が前記第1支持部材の前記上板上に添設されていることを特徴とする太陽電池モジュールの固定構造。
  6. 請求項1から5までのいずれか一つに記載の太陽電池モジュールの固定構造を用いて複数の太陽電池モジュールが固定されていることを特徴とする太陽光発電システム。
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