JP5472535B2 - パネル支持架台 - Google Patents

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Description

本発明は、パネルを支持した状態で据付面に設置されるパネル支持架台に関する。
本願は、2012年01月06日に、日本に出願された特願2012−001482号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
現在、地球温暖化の主因となるCOを排出しない太陽光発電の実用化が積極的に進められている。一般的に、この太陽光発電には、複数の太陽電池セルを並べて板状に集積した太陽光発電パネル(ソーラーパネル或いは太陽電池パネルとも呼称される場合もある)が利用される。この太陽光発電パネルによる発電効率を高めるためには、太陽光発電パネルを太陽に向けて支持する架台が必要である。
例えば、特許文献1には、太陽電池パネル(太陽光発電パネル)を支持する架台として、矩形枠状に形成された取付フレームと、この取付フレームの内側に一定の間隔で並設された取付ビームと、取付フレームの4隅のそれぞれに接合された支柱とを備えた架台が開示されている。
この架台において、太陽電池パネルは、取付フレームと取付ビームとで形成される取付スペースに取付けられる。支柱の高さが前後で異なっているため、太陽電池パネルを太陽に向けて傾斜させた状態で支持できる。
日本国特開2000−101123号公報
上記特許文献1に開示された架台は、少なくとも4本の支柱が必要であると共に、それら4本の支柱のそれぞれについて、取付フレームとの接合強度を確保するための補強部材(支持斜材)を複数用意し、その補強部材で支柱と取付フレームとを連結する必要がある。従って、特許文献1に開示された架台では、部品点数が多くなってコストが上昇すると共に、組立作業が複雑となって工期が長くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、コスト削減及び工期短縮を実現可能なパネル支持架台を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決して係る目的を達成するために以下の手段を採用する。
すなわち、
(1)本発明の一態様に係るパネル支持架台は、パネルを支持した状態で据付面に設置されるパネル支持架台であって、格子状に接合された複数の梁部材で構成され、前記パネルが取付けられるパネル取付格子と;前記据付面に立設された一本の支柱と;前記支柱の上端に設けられた受台と;平面視した場合に、前記受台から放射状に延びるように配置され、前記パネル取付格子を下方から支持する複数の腕部材と;を備え、前記受台その上面が前記支柱の長さ方向に直交した状態で、前記支柱の上端に接合された第1板材と;その上面が前記支柱の長さ方向に直交した状態で、前記第1板材に、直接、或いはスペーサーを挟んでボルト締めされた第2板材と;前記第2板材の上面に設けられるとともに、前記複数の腕部材のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定する集合固定部材と;を備え、前記集合固定部材は、前記第2板材の上面において、互いに一箇所で交差するように立設された複数の第3板材を含み;平面視した場合に、前記複数の第3板材の交差部が、前記支柱の中心軸線の延長線上に存在し;前記複数の腕部材のそれぞれの端部が、前記複数の第3板材の少なくとも一つに接合されている;ことを特徴とする。
)上記()に記載のパネル支持架台において、前記第1板材及び前記第2板材が、同一寸法の長方形状の板材であっても良い。
本発明の他の態様に係るパネル支持架台は、パネルを支持した状態で据付面に設置されるパネル支持架台であって、格子状に接合された複数の梁部材で構成され、前記パネルが取付けられるパネル取付格子と;前記据付面に立設された一本の支柱と;前記支柱の上端に設けられた受台と;平面視した場合に、前記受台から放射状に延びるように配置され、前記パネル取付格子を下方から支持する複数の腕部材と;
を備え、前記受台前記複数の腕部材のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定する集合固定部材と;前記支柱の上端に設けられた位置調整機構と;その上面が前記支柱の長さ方向に直交した状態で、前記位置調整機構の上部に接合された第4板材と;を備え、前記集合固定部材が、前記第4板材の上面に設けられており;前記位置調整機構が、前記第4板材の、前記支柱の長さ方向の位置調整、及び前記支柱の長さ方向に直交する方向の位置調整を自在とする構造を有してい
)上記()に記載のパネル支持架台において、前記集合固定部材が、前記第4板材の上面において、互いに一箇所で交差するように立設された複数の第5板材を含み;平面視した場合に、前記複数の第5板材の交差部が、前記支柱の中心軸線の延長線上に存在し;前記複数の腕部材のそれぞれの端部が、前記複数の第5板材の少なくとも一つに接合されていても良い。
)上記(1)〜()のいずれか一つに記載のパネル支持架台において、前記パネル取付格子が、前記パネルが前記据付面に対して傾斜するように前記腕部材によって下方から支持されていても良い。
)上記(1)〜()のいずれか一つに記載のパネル支持架台において、前記据付面が地面であり、前記支柱の下部が、地中に直接埋め込まれていても良い。
)上記()に記載のパネル支持架台において、前記支柱が、その長さ方向に直交する断面の形状が円形或いは多角形の鋼管杭、H形鋼杭、または鋼矢板であっても良い。
)上記(1)〜()のいずれか一つに記載のパネル支持架台において、前記梁部材が、一定間隔で互いに平行となるように、前記複数の腕部材によって直接支持された複数の第1支持梁と;前記第1支持梁のそれぞれと直交し、且つ一定間隔で互いに平行となるように、隣り合う前記第1支持梁の間に架設された複数の第2支持梁と;を含み、前記パネルが、その下面が前記第2支持梁で支持されていても良い。
)上記()に記載のパネル支持架台において、前記第1支持梁及び前記第2支持梁が、互いに面接触した状態で接合可能な形状を有する鋼材であっても良い。
10)上記()に記載のパネル支持架台において、前記第1支持梁及び前記第2支持梁が、ボルト締めによって互いに接合されていても良い。
11)上記(1)〜()のいずれか一つに記載のパネル支持架台において、前記各腕部材が、それぞれ、その長さ方向に直交する断面として閉鎖断面或いは開放断面を有する鋼材であっても良い。
上記(1)に記載のパネル支持架台によれば、パネルが取り付けられるパネル取付格子を、一本の支柱から放射状に延びる複数の腕部材で支える構成を採用しているので、部品点数の削減及び組立作業の簡略化を実現でき、その結果、コスト削減及び工期短縮を実現できる。
また、このような腕部材を直接支柱に接合すると、腕部材から支柱に局所的に大きな荷重が加わって、支柱の各腕部材接合部が部分的に変形したり、その結果として支柱が折れ曲がったりする可能性があるが、上記(1)に記載のパネル支持架台では、支柱の上端に設けられた受台において、複数の腕部材のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定することにより、支柱の断面全体に、集約した荷重を均一に分散し負担させることができるので、架台全体としての剛性を効率的に高めることができる。
上記(2)に記載のパネル支持架台によれば、工場等でパネル取付格子、腕部材、集合固定部材及び第2板材をパネル取付ユニットとして予め一体的に組み立てておくことができる。つまり、現地での作業で据付面に支柱を立て、その支柱の上端に第1板材を接合した後に、上記パネル取付ユニットの第2板材を第1板材にボルト締めして架台を完成させるという施工方法を採用することができるので、施工効率の向上(つまり工期の短縮)を実現できる。
また、第1板材と第2板材とをスペーサーを挟んでボルト締めすれば、パネル取付格子の高さ位置(つまりパネルの高さ位置)を現地で調整することができる。
上記(3)に記載のパネル支持架台によれば、作業者が、支柱の上端に接合された第1板材に、上記パネル取付ユニットの第2板材をボルト締めする時に、パネル取付ユニットの正しい取付方向を容易に認識できるので、施工効率をより向上させることができる。言い換えれば、パネルが誤った方向を向いた状態で固定されることを防止することができる。
この場合、例えば、第1板材と第2板材とが完全に重なった状態でボルト締めした時に、パネル取付ユニット(つまりパネル)が正しい方向を向くようにボルト穴を形成しておけば良い。
上記(4)に記載のパネル支持架台によれば、簡単な構成で、複数の腕部材のそれぞれの端部を、受台(第2板材)の一箇所に集合させた状態で容易に固定することができ、さらなる部品点数の削減及び工期短縮を実現できる。
上記(5)に記載のパネル支持架台によれば、現地での作業で、第4板材の、支柱の長さ方向の位置調整、及び支柱の長さ方向に直交する方向の位置調整を行うことができる。つまり、パネルの3次元位置を現地で調整することができる。このような位置調整機能は、複数のパネル支持架台を、互いに隣り合うように整然と配置する必要がある場合に特に有効である。
上記(6)に記載のパネル支持架台によれば、簡単な構成で、複数の腕部材のそれぞれの端部を、受台(第4板材)の一箇所に集合させた状態で容易に固定することができ、さらなる部品点数の削減及び工期短縮を実現できる。
上記(7)に記載のパネル支持架台によれば、例えば、パネルが太陽光発電パネルである場合に、現地で最も効率良く太陽光を受光できる姿勢で太陽光発電パネルを支持することができる。
上記(8)に記載のパネル支持架台によれば、支柱を立てるためのコンクリート基礎を据付面(この場合、地面)に造る必要がないので、さらなるコスト削減及び工期短縮を実現できる。
上記(9)に記載のパネル支持架台によれば、一般的に地中に埋め込まれる鋼材を支柱として利用するので、部材の調達コストを削減できる。
上記(10)に記載のパネル支持架台によれば、最小限の部品数で高剛性のパネル取付格子を得ることができ、さらなるコスト削減及び工期短縮を実現できる。
上記(11)または(12)に記載のパネル支持架台によれば、パネル取付格子の剛性をさらに高めることができる。
上記(13)に記載のパネル支持架台によれば、複数の腕部材によるパネル支持強度をさらに高めることができる。

本発明の一実施形態に係るパネル支持架台の全体構成を示す斜視図である。 同パネル支持架台の正面図である。 同パネル支持架台の平面図である。 同パネル支持架台の側面図である。 同パネル支持架台に設けられた受台の全体構成を示す斜視図である。 同受台の正面図である。 同受台の平面図である。 同受台の側面図である。 変形例における受台(3軸方向の位置調整機構を備えた受台)の全体構成を示す側面図である。 同変形例の受台に設けられた位置調整機構の平面図である。 図10に示す位置調整機構のD−D矢視断面図である。 実施例で用いた第2支持梁の断面形状を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るパネル支持架台1の全体構成を示す斜視図である。図2は、パネル支持架台1の正面図(図1中のA方向から視た図)である。図3は、パネル支持架台1の平面図(図1中のB方向から視た図)である。図4は、パネル支持架台1の側面図(図1中のC方向から視た図)である。
これら図1〜図4に示すように、本実施形態に係るパネル支持架台1は、パネルとして例えば太陽光発電パネルPを支持した状態で地面G(据付面)に設置される架台である。なお、図1に示すように、地面Gに直交する方向をZ軸方向とし、このZ軸と直交すると共に同一平面内で互いに直交する2つの方向をX軸方向及びY軸方向とする。上記A方向はY軸方向と平行であり、上記B方向はZ軸方向と平行であり、上記C方向はX軸方向と平行である。
パネル支持架台1は、格子状に接合された複数の梁部材(後述の第1支持梁11及び第2支持梁12)で構成され、太陽光発電パネルPが取り付けられるパネル取付格子10と、地面Gに立設された一本の支柱20と、支柱20の上端に設けられた受台30と、受台30から放射状に延びて、パネル取付格子10を下方から支持する複数(本実施形態では4本)の腕部材40とを備えている。
パネル取付格子10を構成する梁部材は、一定間隔で互いに平行となるように、腕部材40によって直接支持された複数(本実施形態では2本)の第1支持梁11(11a、11b)と、第1支持梁11のそれぞれと直交し、且つ一定間隔で互いに平行となるように、隣り合う第1支持梁11の間に架設された複数(本実施形態では4本)の第2支持梁12(12a、12b、12c、12d)とを含んでいる。
太陽光発電パネルPは、その下面が第2支持梁12で支持されるようにパネル取付格子10に取付けられる。第1支持梁11及び第2支持梁12の本数や寸法、材質等は、パネル取付格子10に取付けられる太陽光発電パネルPの大きさや枚数等に応じて、適宜決定すれば良い。
また、第1支持梁11及び第2支持梁12が、互いに面接触した状態で接合可能な形状を有する鋼材であることが好ましい。これにより、パネル取付格子10の剛性を高めることができる。例えば、第1支持梁11として、その長さ方向に直交する断面の形状が矩形の鋼材(角形鋼材)を用い、第2支持梁12として、その長さ方向に直交する断面の形状が台形、六角形或いは矩形の鋼材を用いると、パネル取付格子10の高剛性化、組立作業の簡略化、及び工期の短縮化という点で好ましい。勿論、第1支持梁11及び第2支持梁12は、上記の鋼材に限定されない。
また、第1支持梁11及び第2支持梁12が、例えばL形金具等の連結金具を用いたボルト締めによって互いに接合されていることが好ましい(連結金具は必ずしも必要ではない)。これにより、パネル取付格子10の剛性を高めると同時に、組立作業性を向上させることができる。勿論、第1支持梁11と第2支持梁12とを、溶接などの他の接合方法を用いて接合しても良い。
また、第1支持梁11は、パネル取付格子10を平面視した場合に、パネル取付格子10の第1中心線L1を挟んで、互いに対称的な位置(つまり線対称の位置)に配置されていることが好ましい(図3参照)。つまり、第1支持梁11aと11bが、第1中心線L1から互いに等距離の位置に配置されていることが好ましい。なお、第1中心線L1は、パネル取付格子10を平面視した場合に、第2支持梁12の長さ方向の中心位置で第2支持梁12と直交する直線である。
さらに、第2支持梁12は、パネル取付格子10を平面視した場合に、パネル取付格子10の第2中心線L2を挟んで、互いに対称的な位置に配置されていることが好ましい(図3参照)。つまり、第2支持梁12aと12dが、第2中心線L2から互いに等距離の位置に配置され、第2支持梁12bと12cが、第2中心線L2から互いに等距離の位置に配置されていることが好ましい。なお、第2中心線L2は、パネル取付格子10を平面視した場合に、第1支持梁11の長さ方向の中心位置で第1支持梁11と直交する直線である。
このような線対称構造のパネル取付格子10は、第1中心線L1と第2中心線L2との交点を中心とした前後左右の重量バランスに優れている。従って、後述の一本の支柱20とその支柱20から延びる4本の腕部材40という最小限の部品で、パネル取付格子10(つまり太陽光発電パネルP)を継続して安定的に支持することが容易となる。
以上のように構成されたパネル取付格子10は、太陽光発電パネルPが地面Gに対して傾斜するように、後述の腕部材40によって下方から支持されている(図4参照)。太陽光発電パネルPの地面Gに対する傾斜角は、パネル支持架台1を設置する地域に応じて、太陽光を効率良く受光できる角度(例えば0〜30°)に設定すれば良い。
支柱20は、例えば、その長さ方向に直交する断面の形状が円形の鋼管杭であり、パネル取付格子10の直下の地面Gに立設されている。ここで、平面視した場合に、支柱20の中心軸線の延長線上に、パネル取付格子10の中心点(第1中心線L1と第2中心線L2との交点)が存在することが好ましい(図3参照)。
このように、支柱20の中心軸線とパネル取付格子10の中心点とを一致させることにより、上記のように重量バランスに優れるパネル取付格子10を継続的且つ安定的に支持することが容易となる。ただし、設計上及び施工上、支柱20の中心軸線とパネル取付格子10の中心点とを完全に一致させることは困難であるため、許容範囲内(公差内)で両者が一致すれば良い。
また、本実施形態のように、パネル支持架台1の据付面が地面Gである場合、支柱20の下部が地中に直接埋め込まれていることが好ましい(図2、4参照)。これにより、地表または地中に支柱20を固定するためのコンクリート基礎を設ける必要がなくなる。勿論、必ずしも支柱20を地中に直接埋め込む必要はなく、状況に応じて、支柱20を固定するためのコンクリート基礎を設けても良い。
また、支柱20として、上記のような円形の鋼管杭に限らず、断面形状が多角形の鋼管杭や、H形鋼杭、または鋼矢板などを用いても良い。このように、一般的に地中に埋め込まれる鋼材を支柱20として利用することで、部材の調達コストを削減できる。勿論、支柱20は、上記の鋼材に限定されない。
支柱20の上端には、4本の腕部材40のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定する集合固定部材31(詳細は図5〜図8を用いて後述する)を備える受台30が設けられている。4本の腕部材40(41、42、43、44)は、平面視した場合に、受台30の集合固定部材31から放射状に延びるように配置され、パネル取付格子10を下方から支持している。
より具体的には、4本の腕部材40のうち、2本の腕部材41、42が、第1梁部材11aに溶接或いはボルト締め等の接合方法を用いて接続され、残りの2本の腕部材43、44が、第1梁部材11bに溶接或いはボルト締め等の接合方法を用いて接続されている。つまり、第1梁部材11aが腕部材41、42によって傾斜した状態で支持され、第1梁部材11bが腕部材43、44によって傾斜した状態で支持されることにより、パネル取付格子10(つまり太陽光発電パネルP)が傾斜した状態で支持される(図4参照)。
各腕部材40は、その長さ方向に直交する断面として閉鎖断面(例えば、角形断面などの多角形断面)或いは開放断面(溝形断面、C形断面、ハット形断面等)を有する鋼材であることが好ましい。なお、ハット形断面とは、互いに対向する一対の側壁部と、これら側壁部の一端同士を連結する連結壁部と、各側壁部の他端から互いに離れる方向に延びるフランジ部とを有する断面を指す。勿論、各腕部材40は、上記の鋼材に限定されない。
以下、図5〜図8を参照しながら、受台30の詳細について説明する。
図5は、受台30の全体構成を示す斜視図である。図6は、受台30の正面図(図5のA方向から視た図)である。図7は、受台30の平面図(図5のB方向から視た図)である。図8は、受台30の側面図(図5のC方向から視た図)である。
受台30は、集合固定部材31に加えて、その上面が支柱20の長さ方向(Z軸方向)に直交した状態で、支柱20の上端に接合された第1板材32と、その上面が支柱20の長さ方向に直交した状態で、上記第1板材32にスペーサー34を挟んでボルト締めされた第2板材33とを備えている。
第1板材32は、溶接などの強力な接合方法によって支柱20の上端に接合されることが好ましいが、その他の接合方法で接合されても良い。また、第2板材33は、4本のボルト35によって、第1板材32にボルト締めされるが、高さ調節の必要がない場合には、スペーサー34を取り除いても良い。また、後述の理由から、第1板材32及び第2板材33は、同一寸法の長方形状の板材であることが好ましい。勿論、第1板材32及び第2板材33の形状及び寸法は、これに限定されない。
集合固定部材31は、第2板材33の上面に設けられている。この集合固定部材31は、第2板材33の上面において、互いに一箇所で交差するように立設された複数(本実施形態では2枚)の第3板材31a、31bを含んでいる。各腕部材40のそれぞれの端部(第1支持梁11に接続されている端部の反対側の端部)は、第3板材31aの両面に溶接などの強力な接合方法によって接合されている。
具体的には、第3板材31aの一方の面において、第3板材31bを挟んだ両側に腕部材41と43が接合され、第3板材31aの他方の面において、第3板材31bを挟んだ両側に腕部材42と44が接合されている。なお、腕部材40の接合箇所はこれに限定されず、腕部材40を第3板材31bに接合しても良いし、或いは第3板材31aと第3板材31bの両方に分けて接合しても良い。
ここで、平面視した場合に、これら2枚の第3板材31aと31bとの交差部が、支柱20の中心軸線の延長線上に存在することが好ましい(図7参照)。これにより、上記のように重量バランスに優れるパネル取付格子10を継続的且つ安定的に支持することが容易となる。ただし、設計上及び施工上、第3板材31aと31bとの交差点と支柱20の中心軸線とを完全に一致させることは困難であるため、許容範囲内(公差内)で両者が一致すれば良い。
以上のような本実施形態のパネル支持架台1によれば、太陽光発電パネルPが取り付けられるパネル取付格子10を、一本の支柱20から放射状に延びる四本の腕部材40で支える構成を採用しているので、部品点数の削減及び組立作業の簡略化を実現でき、その結果、コスト削減及び工期短縮を実現できる。
また、このような腕部材40を直接支柱20に接合すると、腕部材40から支柱20に局所的に大きな荷重が加わって、支柱20の各腕部材接合部が部分的に変形したり、その結果として支柱20が折れ曲がったりする可能性があるが、本実施形態のパネル支持架台1では、支柱20の上端に設けられた受台30において、各腕部材40のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定することにより、支柱20の断面全体に、集約した荷重を均一に分散し負担させることができるので、架台全体としての剛性を効率的に確保できる。
また、本実施形態のパネル支持架台1によれば、工場等でパネル取付格子10、腕部材40、集合固定部材31及び第2板材33をパネル取付ユニットとして予め一体的に組み立てておくことができる。つまり、現地での作業で据付面(地面G)に支柱20を立て、その支柱20の上端に第1板材32を接合した後に、上記パネル取付ユニットの第2板材33を第1板材32にボルト締めして架台を完成させるという施工方法を採用することができるので、施工効率の向上(つまり工期の短縮)を実現できる。
また、第1板材32と第2板材33とをスペーサー34を挟んでボルト締めすることにより、パネル取付格子10の高さ位置(つまり太陽光発電パネルPの高さ位置)を現地で調整することができる。
また、本実施形態のパネル支持架台1によれば、第1板材32及び第2板材33が、同一寸法の長方形状の板材であるので、作業者が、支柱20の上端に接合された第1板材32に、上記パネル取付ユニットの第2板材33をボルト締めする時に、パネル取付ユニットの正しい取付方向を容易に認識できる。これにより、パネル支持架台1の施工効率をより向上させることができる。言い換えれば、太陽光発電パネルPが誤った方向を向いた状態で固定されることを防止することができる。
この場合、例えば、第1板材32と第2板材33とが完全に重なった状態でボルト締めした時に、パネル取付ユニット(つまり太陽光発電パネルP)が正しい方向を向くようにボルト穴を形成しておけば良い。
また、本実施形態のパネル支持架台1によれば、簡単な構成で、腕部材40のそれぞれの端部を、受台30の一箇所に集合させた状態で容易に固定することができ、さらなる部品点数の削減及び工期短縮を実現できる。
また、本実施形態のパネル支持架台1によれば、支柱20が地中に直接埋め込まれているので、支柱20を立てるためのコンクリート基礎を据付面(この場合、地面G)に造る必要がなく、さらなるコスト削減及び工期短縮を実現できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、例えば以下のような変形例が挙げられる。
(1)例えば、上記実施形態では、第1支持梁11が腕部材40によって支持される構成を例示したが、第2支持梁12が腕部材40によって支持されても良いし、或いは、第1支持梁11及び第2支持梁12の両方が腕部材40によって支持されても良い。
(2)例えば、上記実施形態では、パネル支持架台1が地面Gに設置される場合を例示したが、本発明はこれに限らず、家屋の屋根や建物の屋上に設置されるパネル支持架台にも適用することができる。
(3)例えば、上記実施形態では、パネルとして太陽光発電パネルPを支持するパネル支持架台1について説明したが、本発明はこれに限らず、気象観測用のパネルやアンテナ、商業用の看板などの様々な用途に使用されるパネルを支持するパネル支持架台に適用することができる。
(4)例えば、上記実施形態では、受台30の第1板材32と第2板材33との間にスペーサー34を挟むことで、太陽光発電パネルPの高さ位置(Z軸方向の位置)を調整可能であったが、この受台30に替えて、太陽光発電パネルPのXYZの3軸方向の位置調整を可能とする受台50を設けても良い。
図9に示すように、本変形例における受台50は、支柱20の上端に設けられた位置調整機構51と、その上面が支柱20の長さ方向に直交した状態で、位置調整機構51の上部に接合された第4板材52と、第4板材52の上面に設けられた集合固定部材53とを備えている。
図10は、位置調整機構51の平面図である。図11は、図10に示す位置調整機構51のD−D矢視断面図である。図9〜図11に示すように、位置調整機構51は、正方形の第1調整板材54と、この第1調整板材54より小さく、同じく正方形の第2調整板材55と、4つのZ方向アジャストワッシャ56と、4本のZ方向アジャストボルト57と、4本のY方向アジャストボルト58と、4本のX方向アジャストボルト59とを備えている。
第1調整板材54は、その上面が支柱20の長さ方向(Z軸方向)と直交した状態で、支柱20の上端に接合されている。この第1調整板材54は、溶接などの強力な接合方法によって支柱20の上端に接合されていることが好ましいが、その他の接合方法を用いても良い。第1調整板材54の4辺のうち、対向する一対の辺はX軸方向と平行であり、残りの対向する一対の辺はY軸方向と平行である。また、第1調整板材54の4辺には、第1調整板材54の一辺の長さより短く、且つ互いに長さの等しい第1側板54−1、54−2、54−3、54−4が立設されている。
第1調整板材54の4隅に近い部分には、それぞれ、X軸方向に長いボルト穴54a、54b、54c、54dが設けられている。第1側板54−1の2箇所には、それぞれ、X軸方向に長いボルト穴54−1a及び54−1bが設けられている。同様に、第1側板54−2の2箇所には、X軸方向に長いボルト穴54−2a及び54−2bが設けられている。
一方、第1側板54−3の2箇所には、それぞれ、Y軸方向に長いボルト穴54−3a及び54−3bが設けられている。同様に、第1側板54−4の2箇所には、Y軸方向に長いボルト穴54−4a及び54−4bが設けられている。
第2調整板材55は、その上面が支柱20の長さ方向に直交した状態で、上記第1調整板材54に4つのZ方向アジャストワッシャ56を挟んでボルト締めされている。
第2調整板材55の4辺のうち、対向する一対の辺はX軸方向と平行であり、残りの対向する一対の辺はY軸方向と平行である。また、第2調整板材55の4辺には、第2調整板材55の一辺の長さより短く、且つ第1調整板材54の各側板54−1〜54−4と長さの等しい第2側板55−1、55−2、55−3、55−4が立設されている。
第2調整板材55の4隅に近い部分には、それぞれ、Y軸方向に長いボルト穴55a、55b、55c、55dが設けられている。第1調整板材54の中心と第2調整板材55の中心とが一致する状態(以下、この状態を基準位置状態と呼称する)において、第1調整板材54のボルト穴54a、54b、54c、54dと、第2調整板材55のボルト穴55a、55b、55c、55dとが、それぞれ十字に交差する(図10参照)。
Z方向アジャストボルト57は、上記のような4箇所のボルト穴交差部のそれぞれにおいて、Z方向アジャストワッシャ56を介して、第1調整板材54の下面から第2調整板材55の上面に向かって貫通した後、ナットで固定される(図11参照)。
第2側板55−1の2箇所には、それぞれ、通常の円形のボルト穴55−1a及び55−1bが設けられている。基準位置状態において、第1側板54−1のボルト穴54−1aの中心と、第2側板55−1のボルト穴55−1aの中心とは、X軸上及びZ軸上の位置が一致する。同じく基準位置状態において、第1側板54−1のボルト穴54−1bの中心と、第2側板55−1のボルト穴55−1bの中心とは、X軸上及びZ軸上の位置が一致する。
Y方向アジャストボルト58の一本目は、第1側板54−1側から、ボルト穴54−1a及びボルト穴55−1aを貫通した後、ナットで固定される。また、Y方向アジャストボルト58の二本目は、第1側板54−1側から、ボルト穴54−1b及びボルト穴55−1bを貫通した後、ナットで固定される。
第2側板55−2の2箇所には、通常の円形のボルト穴55−2a及び55−2bが設けられている。基準位置状態において、第1側板54−2のボルト穴54−2aの中心と、第2側板55−2のボルト穴55−2aの中心とは、X軸上及びZ軸上の位置が一致する。同じく基準位置状態において、第1側板54−2のボルト穴54−2bの中心と、第2側板55−2のボルト穴55−2bの中心とは、X軸上及びZ軸上の位置が一致する。
Y方向アジャストボルト58の三本目は、第1側板54−2側から、ボルト穴54−2a及びボルト穴55−2aを貫通した後、ナットで固定される。また、Y方向アジャストボルト58の四本目は、第1側板54−2側から、ボルト穴54−2b及びボルト穴55−2bを貫通した後、ナットで固定される。
第2側板55−3の2箇所には、それぞれ、通常の円形のボルト穴55−3a及び55−3bが設けられている。基準位置状態において、第1側板54−3のボルト穴54−3aの中心と、第2側板55−3のボルト穴55−3aの中心とは、Y軸上及びZ軸上の位置が一致する。同じく基準位置状態において、第1側板54−3のボルト穴54−3bの中心と、第2側板55−3のボルト穴55−3bの中心とは、Y軸上及びZ軸上の位置が一致する。
X方向アジャストボルト59の一本目は、第1側板54−3側から、ボルト穴54−3a及びボルト穴55−3aを貫通した後、ナットで固定される。また、X方向アジャストボルト59の二本目は、第1側板54−3側から、ボルト穴54−3b及びボルト穴55−3bを貫通した後、ナットで固定される。
第2側板55−4の2箇所には、それぞれ、通常の円形のボルト穴55−4a及び55−4bが設けられている。基準位置状態において、第1側板54−4のボルト穴54−4aの中心と、第2側板55−4のボルト穴55−4aの中心とは、Y軸上及びZ軸上の位置が一致する。同じく基準位置状態において、第1側板54−4のボルト穴54−4bの中心と、第2側板55−4のボルト穴55−4bの中心とは、Y軸上及びZ軸上の位置が一致する。
X方向アジャストボルト59の三本目は、第1側板54−4側から、ボルト穴54−4a及びボルト穴55−4aを貫通した後、ナットで固定される。また、X方向アジャストボルト59の四本目は、第1側板54−4側から、ボルト穴54−4b及びボルト穴55−4bを貫通した後、ナットで固定される。
図9に示すように、第4板材52は、その上面が支柱20の長さ方向(Z軸方向)に直交した状態で、第2調整板材55に立設された第2側板55−1〜55−4の上部に溶接等によって接合されている。
集合固定部材53は、第4板材52の上面に設けられている。この集合固定部材53は、第4板材52の上面において、互いに一箇所で十字に交差するように立設された2枚の第5板材53a、53bを含んでいる。各腕部材40のそれぞれの端部は、第5板材53aの両面に溶接などの強力な接合方法によって接合されている。第5板材53aにおける腕部材40の接合箇所については、上記実施形態と同様であるので、詳細な説明を省略する。
上記のような構成の受台50によると、X方向アジャストボルト59を回転させることで、第4板材52のX軸上の位置を調整でき、Y方向アジャストボルト58を回転させることで、第4板材52のY軸上の位置を調整できる。また、Z方向アジャストワッシャ56の有無によって、第4板材52のZ軸上の位置を調整できる。
つまり、本変形例によれば、現地での架台組立作業時において、太陽光発電パネルPの3次元位置を調整することができる。このような位置調整機能は、複数のパネル支持架台1を、互いに隣り合うように整然と配置する必要がある場合に特に有効である。勿論、位置調整機構51の構造は、上記変形例で説明した構造に限定されない。
次に、本発明の実施例について説明するが、実施例での条件は、本発明の実施可能性及び効果を確認するために採用した一条件例であり、本発明は、この一条件例に限定されるものではない。本発明は、本発明の要旨を逸脱せず、本発明の目的を達成する限りにおいて、種々の条件を採用し得るものである。
本実施例では、太陽光発電パネルとして、縦寸法が990mm、横寸法が1650mmのパネルを用いて、1モジュール当たり12枚のパネル(横置き3段×4列)をパネル取付格子に取付けた。本実施例において、風荷重設計用の速度圧は2400N/mmに設定した。
また、本実施例では、第2支持梁として、その長さ方向に直交する断面の形状が、図12に示すような六角形状の鋼管(上辺:100mm、下辺:40mm、高さ:75mm、斜辺の高さ:45mm、板厚:1.6mm)を用いた。
また、本実施例では、第1支持梁として、その長さ方向に直交する断面の形状が角形(矩形)の鋼管(断面寸法:125mm×75mm、板厚:1.6mm)を用いた。
これらの第1支持梁及び第2支持梁を用いて、平面視した場合の縦寸法が3100mm、横寸法が3100mmのパネル取付格子を作製した。
また、本実施例では、支柱として、その長さ方向に直交する断面の形状が円形の鋼管杭(直径:114.3mm、板厚:2.8mm)を用いた。
また、本実施例では、腕部材として、その長さ方向に直交する断面の形状が角形の鋼管(断面寸法:50mm×50mm、板厚:2.3mm)を用いた。
現地において、上記の各部材を用いて、地面に対する傾斜角が10°となるように太陽光発電パネルを支持するパネル支持架台を組み立てた。組立開始から施工完了まで、1モジュール当たりで0.5日を要した。通常の工期(例えば、特許文献1の場合)は10日であるので、本発明により、工期を大幅に短縮できることが確認された。
本発明によれば、構造が簡素で、組立作業が簡略で、低価格で、工期が短く、かつ、パネル支持強度に優れたパネル支持架台を提供することができる。よって、本発明を実施することにより、大きな産業上の効果を期待できる。
1 パネル支持架台
10 パネル取付格子
11(11a、11b) 第1支持梁
12(11a、11b、11c、11d) 第2支持梁
20 支柱
30 受台
31 集合固定部材
31a、31b 第3板材
32 第1板材
33 第2板材
34 スペーサー
35 ボルト
40(41、42、43、44) 腕部材
50 受台
51 位置調整機構
52 第4板材
53 集合固定部材
53a、53b 第5板材
54 第1調整板材
55 第2調整板材
56 Z方向アジャストワッシャ
57 Z方向アジャストボルト
58 Y方向アジャストボルト
59 X方向アジャストボルト
P 太陽光発電パネル

Claims (11)

  1. パネルを支持した状態で据付面に設置されるパネル支持架台であって、
    格子状に接合された複数の梁部材で構成され、前記パネルが取付けられるパネル取付格子と;
    前記据付面に立設された一本の支柱と;
    前記支柱の上端に設けられた受台と;
    平面視した場合に、前記受台から放射状に延びるように配置され、前記パネル取付格子を下方から支持する複数の腕部材と;
    を備え、
    前記受台は、
    その上面が前記支柱の長さ方向に直交した状態で、前記支柱の上端に接合された第1板材と;
    その上面が前記支柱の長さ方向に直交した状態で、前記第1板材に、直接、或いはスペーサーを挟んでボルト締めされた第2板材と;
    前記第2板材の上面に設けられるとともに、前記複数の腕部材のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定する集合固定部材と;
    を備え
    前記集合固定部材は、前記第2板材の上面において、互いに一箇所で交差するように立設された複数の第3板材を含み;
    平面視した場合に、前記複数の第3板材の交差部が、前記支柱の中心軸線の延長線上に存在し;
    前記複数の腕部材のそれぞれの端部が、前記複数の第3板材の少なくとも一つに接合されている;
    ことを特徴とするパネル支持架台。
  2. 前記第1板材及び前記第2板材は、同一寸法の長方形状の板材であることを特徴とする請求項に記載のパネル支持架台。
  3. パネルを支持した状態で据付面に設置されるパネル支持架台であって、
    格子状に接合された複数の梁部材で構成され、前記パネルが取付けられるパネル取付格子と;
    前記据付面に立設された一本の支柱と;
    前記支柱の上端に設けられた受台と;
    平面視した場合に、前記受台から放射状に延びるように配置され、前記パネル取付格子を下方から支持する複数の腕部材と;
    を備え、
    前記受台は、
    前記複数の腕部材のそれぞれの端部を一箇所に集合させて固定する集合固定部材と;
    前記支柱の上端に設けられた位置調整機構と;
    その上面が前記支柱の長さ方向に直交した状態で、前記位置調整機構の上部に接合された第4板材と;
    を備え、
    前記集合固定部材は、前記第4板材の上面に設けられており;
    前記位置調整機構は、前記第4板材の、前記支柱の長さ方向の位置調整、及び前記支柱の長さ方向に直交する方向の位置調整を自在とする構造を有する;
    ことを特徴とするパネル支持架台。
  4. 前記集合固定部材は、前記第4板材の上面において、互いに一箇所で交差するように立設された複数の第5板材を含み;
    平面視した場合に、前記複数の第5板材の交差部が、前記支柱の中心軸線の延長線上に存在し;
    前記複数の腕部材のそれぞれの端部が、前記複数の第5板材の少なくとも一つに接合されている;
    ことを特徴とする請求項に記載のパネル支持架台。
  5. 前記パネル取付格子は、前記パネルが前記据付面に対して傾斜するように前記腕部材によって下方から支持されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のパネル支持架台。
  6. 前記据付面が地面であり、
    前記支柱の下部が、地中に直接埋め込まれていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のパネル支持架台。
  7. 前記支柱は、その長さ方向に直交する断面の形状が円形或いは多角形の鋼管杭、H形鋼杭、または鋼矢板であることを特徴とする請求項に記載のパネル支持架台。
  8. 前記梁部材は、
    一定間隔で互いに平行となるように、前記複数の腕部材によって直接支持された複数の第1支持梁と;
    前記第1支持梁のそれぞれと直交し、且つ一定間隔で互いに平行となるように、隣り合う前記第1支持梁の間に架設された複数の第2支持梁と;
    を含み、
    前記パネルは、その下面が前記第2支持梁で支持されている;
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のパネル支持架台。
  9. 前記第1支持梁及び前記第2支持梁は、互いに面接触した状態で接合可能な形状を有する鋼材であることを特徴とする請求項に記載のパネル支持架台。
  10. 前記第1支持梁及び前記第2支持梁は、ボルト締めによって互いに接合されていることを特徴とする請求項に記載のパネル支持架台。
  11. 前記各腕部材は、それぞれ、その長さ方向に直交する断面として閉鎖断面或いは開放断面を有する鋼材であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のパネル支持架台。
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