JP2003020618A - 既設橋の補強工法および補強された既設橋 - Google Patents

既設橋の補強工法および補強された既設橋

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JP2003020618A
JP2003020618A JP2001206412A JP2001206412A JP2003020618A JP 2003020618 A JP2003020618 A JP 2003020618A JP 2001206412 A JP2001206412 A JP 2001206412A JP 2001206412 A JP2001206412 A JP 2001206412A JP 2003020618 A JP2003020618 A JP 2003020618A
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Nobuaki Takiguchi
伸明 滝口
Katsuaki Takeda
勝昭 武田
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Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は既設橋の有効利用を継続しながら劣
化損傷の進行にあわせた補強が可能になる、補強性能、
経済性、施工性、環境保全に好適な、既設橋の補強工法
および補強された既設橋を提供することを目的とする。 【解決手段】 既設橋の橋軸と平行に、アーチ形支持
材を架設する工程と、該アーチ形支持材にハンガーケー
ブルを設置する工程と、該ハンガーケーブルを前記既設
橋に定着するためのケーブル定着装置を設ける工程と、
該ケーブル定着装置に前記ハンガーケーブルを定着する
工程と、該ハンガーケーブルに緊張力を付与する工程を
有す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の橋を補強する工
法、特に、既設橋を架け替えることなく補強する、既設
橋の補強工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交通量の増加や自動車荷重の増大に対応
するための既設橋の補強工法、あるいは、使用に伴い劣
化損傷を受けて老朽化した既設橋の補強工法には、外
ケーブル工法、鋼板接着工法、繊維シート工法があ
る。
【0003】(外ケーブル工法)図5は従来の補強工法
である外ケーブル工法を説明する、橋軸方向の断面図で
ある。図5において、コンクリート橋梁200の、橋軸
方向の両端部に定着部210を有す削孔220が設けら
れ、削孔220を貫通して、コンクリート橋梁200の
下縁外側にPC鋼材230が配置されている。PC鋼材
230は削孔220を出たところで、偏向装置240に
よりその方向を変えれ、定着部210において、図示し
ない緊張手段によりプレストレスが付与された状態で、
定着されている。したがって、PC鋼材230が効率の
良いプレストレスを与えコンクリート橋梁200の強度
アップを図っている。
【0004】(鋼板接着工法)図6は従来の補強工法で
ある鋼板接着工法を説明する斜視図である。図6におい
て、コンクリート床版300の下面に、鋼板310がア
ンカーボルト320により固定されている。鋼板310
の周囲はシール材330(ショーボンド#101)によ
りシールされ、コンクリート床版300と鋼板310の
隙間には、注入パイプ340から接着材350(ショー
ボンドグラウト)が注入されている。
【0005】したがって、コンクリート床版下面に鋼材
を接着一体化させ、コンクリート床版の剛性を増すこと
により耐荷力を増強させている。
【0006】(繊維シート工法)図7は従来の補強工法
である繊維シート工法を説明する斜視図である。図7に
おいて、コンクリート床版400の下面は所定の下地処
理の後、その上にカーボン繊維補強樹脂からなる繊維シ
ート410および420が、それぞれ橋軸方向および橋
軸方向と直角方向に接着一体化されている。繊維シート
410、420は、カーボン繊維クロスにエポキシ樹脂
を含浸させながら積層し、接着一体化したものである。
【0007】したがって、コンクリート床版下面に繊維
シートを接着一体化させ、コンクリート床版の剛性を増
すことにより耐荷力を増強させている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術には、以下の問題があった。 1)既設橋の自動車荷重による応力を軽減する目的で使
用され、死荷重による応力を軽減するような大規模な補
強効果は期待できない。 2)補強後に既設橋の劣化損傷が進行した場合、補強部
材の追加が困難である。 3)既設橋を全面撤去し、新たな橋を建設する場合、仮
橋の建設、既設橋の撤去、新設橋の建設、仮橋の撤去の
作業を順に行うため、工期が長くなるだけでなく工費も
橋の新設と比較して何倍にもなる。 4)撤去する既設橋の部材はすべて廃材となるため、環
境の面からも問題がある。 5)全面撤去せずに従来用いられている補強工法を採用
する場合、劣化損傷度が大きい橋を新設橋相当へ機能回
復させることはむずかしい。
【0009】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたもので、本発明は既設橋の有効利用を継続しながら
劣化損傷の進行にあわせた補強が可能になる、補強性
能、経済性、施工性、環境保全に好適な、既設橋の補強
工法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の、既設橋の補強工法は、以下のとおり
である。
【0011】[1] 既設橋の橋軸と平行に、アーチ形
支持材を架設する工程と、該アーチ形支持材にハンガー
ケーブルを設置する工程と、該ハンガーケーブルを前記
既設橋に定着するためのケーブル定着装置を設ける工程
と、該ケーブル定着装置に前記ハンガーケーブルを定着
する工程と、該ハンガーケーブルに緊張力を付与する工
程を有すものである。
【0012】[2] 橋軸と平行にアーチ形支持材を具
備する既設橋において、前記アーチ形支持材にハンガー
ケーブルを設置する工程と、該設置されたハンガーケー
ブルを前記既設橋の主桁に定着するためのケーブル定着
装置を設置する工程と、該設置されたケーブル定着装置
に前記設置されたハンガーケーブルを定着する工程と、
該設置されたハンガーケーブルに緊張力を付与する工程
を有すものである。
【0013】[3] 前記[1]または[2]におい
て、前記アーチ形支持材にハンガーケーブルを追設する
工程と、該追設されたハンガーケーブルを前記既設橋に
定着するためのケーブル定着装置を追設する工程と、該
追設されたケーブル定着装置に前記追設されたハンガー
ケーブルを定着する工程と、該追設されたハンガーケー
ブルに緊張力を付与する工程を有すものである。
【0014】[4] 前記[1]〜[3]のいずれかに
おいて、前記アーチ形支持材、前記ハンガーケーブルま
たは前記ケーブル定着装置の少なくとも一箇所に、前記
既設橋の劣化状況をモニターする劣化モニターが設置さ
れ、該劣化モニターのモニター結果に基づいて前記緊張
力を調整する工程を有すことを特徴とするものである。
【0015】[5] 前記[1]〜[4]のいずれかに
おいて、前記アーチ形支持材、前記ハンガーケーブルま
たは前記ケーブル定着装置の少なくとも一箇所に、前記
既設橋の劣化状況をモニターする劣化モニターが設置さ
れ、該劣化モニターのモニター結果に基づいて、ハンガ
ーケーブルの追設すべき箇所およびこれに付与すべき緊
張力を決定する工程を有すことを特徴とするものであ
る。
【0016】[6] 前記[1]〜[5]のいずれかに
おいて、前記アーチ形支持材、前記追設されたハンガー
ケーブルまたは前記追設されたケーブル定着装置の少な
くとも一箇所に、前記既設橋の劣化状況をモニターする
劣化モニターが追設され、該追設された劣化モニターの
モニター結果に基づいて前記緊張力を調整することを特
徴とするものである。
【0017】[7] 前記[6]において、前記劣化モ
ニターが、ひずみ計、伸び計、応力測定計、荷重測定計
の何れかであることを特徴とするものである。
【0018】さらに、本発明の、補強された既設橋は、
以下のとおりである。
【0019】[8] 橋軸と平行に架設されたアーチ形
支持材と、該アーチ形支持材に設置されたハンガーケー
ブルと、該ハンガーケーブルを定着するためのケーブル
定着装置が追設され、該ケーブル定着装置において定着
した前記ハンガーケーブルに緊張力が付与されているこ
とを特徴とするものである。
【0020】[9] 前記[8]において、前記補強さ
れた既設橋において、前記アーチ形支持材にハンガーケ
ーブルがさらに追設され、該さらに追設されたハンガー
ケーブルを定着するためのケーブル定着装置がさらに追
設され、該ケーブル定着装置において定着した前記ハン
ガーケーブルに緊張力が付与されていることを特徴とす
るものである。
【0021】[10] 前記[8]または前記[9]に
おいて、前記アーチ形支持材、前記ハンガーケーブルま
たは前記ケーブル定着装置の少なくとも一箇所に、前記
補強された既設橋の劣化状況をモニターする劣化モニタ
ーが設置されていることを特徴とするものである。
【0022】[11] 前記[10]において、前記劣
化モニターが、ひずみ計、伸び計、応力測定計、荷重測
定計の何れかであることを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、本発明
に係る既設橋の補強工法の一実施の形態を、工程を追っ
て説明する側面図である。図1において、図1の(a)
は既設橋の補強前の初期工程、(b)はアーチ形支持材
を設置した工程、(c)はケーブル定着部を設置した工
程、(d)はハンガーケーブルを設置した工程、(e)
は緊張力を付与した工程である。なお、ケーブル定着部
を設置した工程とハンガーケーブルを設置した工程と
は、何れが先行してもよい。また、図1の(e)は、本
発明に係る補強された既設橋の一実施の形態を示す側面
図でもある。以下、工程を追って説明する。
【0024】図1の(a)において、既設橋1は、その
主桁10の両端部が支持手段91、92により支持され
ている。
【0025】図1の(b)において、主桁10と平行で
既設橋1の両岸位置に、一対のアーチ形支持部2が設置
されている。アーチ形支持部2の両端は、コンクリート
アンカー93、94により固定されている。
【0026】図1の(c)において、既設橋1の横桁の
内うち所定の横桁(図において、横桁11、12、13
の両端部に、それぞれケーブル定着部31,32,33
は断面が略横梁と略同じ形状であって、上下方向に下記
ハンガーケーブルが貫通自在な定着用貫通穴41,4
2,43が設けられている。、図1の(d)において、
アーチ形支持部2の前記横桁11,12,13に相当す
る位置にケーブル設置手段21、22、23が設けら
れ、それぞれにハンガーケーブル51,52,53が設
置されている。ハンガーケーブル51,52,53はそ
れぞれ、前記定着用貫通穴41、42、43を貫通して
いる。
【0027】図1の(e)において、ハンガーケーブル
51,52,53の下端部に緊張手段61、62、63
が設置され、それぞれのハンガーケーブル51,52,
53に所定の緊張力が付与されている。したがって、こ
れら緊張力が既設橋1の死荷重を分担することになる。
【0028】なお、本発明は設置するハンガーケーブル
を3対(橋の両側)に限定するものではなく、何れの数
量であってもよい。また、橋の軸方向の両岸に、対称に
配置するものに限定しない。
【0029】さらに、本発明はアーチ形支持部を一対に
限定するものではなく、たとえば橋幅の中央に1基、あ
るいは、橋の軸方向の両岸に複数基設置してもよい。ま
た、アーチ形支持部の形状は円弧に限定するものではな
く、ハンガーケーブルを吊設置自在である限り、門型ラ
ーメン構造などであってもよい。
【0030】なお、あらかじめアーチ形支持部を具備す
る既設橋においては、図1の(b)に示す工程が省略さ
れる。
【0031】また、図1の(e)は、本発明に係る補強
された既設橋の一実施の形態を説明する側面図でもあ
る。
【0032】[実施の形態2]図2は、本発明に係る既
設橋の補強工法の他の実施の形態における緊張力が付与
された工程を説明する、橋軸に直角に切断した断面図で
ある。なお、図1で説明したものと同じ部分には、これ
と同じ附合を付し、一部の説明を省略する。図2におい
て、緊張手段61にハンガーケーブル51に掛かる引張
り荷重を測定するロードセル71が設置され、ロードセ
ル71の測定結果に基づいて、緊張手段61を調整する
ものである。したがって、既設橋1の劣化が進み、主桁
10自体の構造支持能力が低下した場合には、これを補
うだけ緊張力を増加する。
【0033】なお、ロードセルの配置は緊張手段61に
限定するものではなく、前記緊張手段61、62、63
のうちの、いずれの1以上に選択的に配置してもよい。
【0034】なお、主桁10は図示する一対の箱桁に限
定するものではなく、H形、I形等その形状は何れであ
ってもよい、また、その数量は1ないし3以上の複数で
あってもよい。
【0035】さらに、ロードセル71に代えて、ケーブ
ル設置手段21またはハンガーケーブル51に、ひずみ
計を設置してもよい。
【0036】また、コンクリートアンカー93、94に
ロードセルを設置し、アーチ状支持材2に掛かる全体の
荷重を測定して、既設橋1の劣化の進みを推定し、所定
の緊張手段の緊張力を増加してもよい。
【0037】[実施の形態3]図3は、本発明に係る既
設橋の補強工法の他の実施の形態を、工程を追って説明
する側面図であって、一旦、補強が終了した既設橋1に
対し、その後の使用にともなう劣化に対応して、再度補
強をする工程を説明するものである。なお、図1で説明
した実施の形態1と同じ部分には、これと同じ附合を付
し、一部の説明を省略する。
【0038】図3の(e)において、一旦、既設橋1の
補強が一旦終了している。
【0039】図3の(f)において、補強された既設橋
1のその後に使用により、既設橋1の劣化がさらに進ん
だ場合、前記実施の形態1と同じ要領により、ハンガー
ケーブル44、45が設置され、該ケーブルに緊張力が
付与されている。したがって、既設橋の死荷重が、より
狭い間隔で支えられることになる。
【0040】図3の(g)において、再補強された既設
橋1のその後に使用により、既設橋1の劣化がさらに一
層進んだ場合、前記実施の形態1と同じ要領により、ハ
ンガーケーブル46、47が設置され、該ケーブルに緊
張力が付与されている。したがって、既設橋の死荷重
が、より広い範囲で支えられることになる。
【0041】なお、本発明は再補強ないし再再補強する
回数を限るものではなく、何回補強を繰返してもよい。
また、その際、一回の補強で追加するハンガーケーブル
の数量は何れであってもよい。
【0042】さらに、再補強ないし再再補強に際し、そ
れぞれのハンガーケーブルの緊張力は調整(低減)す
る。
【0043】また、図3の(g)は、本発明に係る補強
された既設橋の他の実施の形態を示す側面図でもある。
【0044】[実施の形態4]図4は、本発明に係る既
設橋の補強工法の他の実施の形態における、ケーブル定
着構造を示す、橋軸に直角方向の断面図であって、既設
のコンクリート橋を補強したものである。
【0045】図4の(a)において、既設コンクリート
橋110は、主桁111と床版112および橋軸方向に
間隔を設けて配置された補剛板113を有している。そ
して、床版112に貫通穴114が穿設され、該貫通穴
114をハンガーケーブル115が貫通し、該ハンガー
ケーブル115には緊張手段116により緊張力が付与
されている。
【0046】図4の(b)において、既設コンクリート
橋120は、主桁121と床版122および橋軸方向に
間隔を設けて配置された補剛板123を有している。ま
た、床版122の下面に横桁部材127が設置されてい
る。そして、床版122を貫通する貫通穴124および
横桁部材127を貫通する貫通穴128が貫通してハン
ガーケーブル125が装入され、該ハンガーケーブル1
25は緊張手段126により緊張力が付与されている。
【0047】図4の(c)において、既設コンクリート
橋130は、主桁131と床版132および橋軸方向に
間隔を設けて配置された補剛板133を有している。ま
た、主桁131の下面に横桁137が設置されている。
そして、床版132を貫通する貫通穴134および横桁
137を貫通する貫通穴138が貫通してハンガーケー
ブル135が装入され、該ハンガーケーブル135は緊
張手段136により緊張力が付与されている。
【0048】
【発明の効果】以上述べた本発明の既設橋の補強工法に
よれば、以下のような顕著な効果が得られる。 1)大規模な死荷重を分担することができるため、補強
効果が大きい。 2)したがって、劣化損傷度が大きい橋であっても、新
設橋相当へ機能回復させることができる。 3)また、使用の途中で、既設橋を大荷重を許容する橋
に更新することができる。 4)さらに、補強後に既設橋の劣化損傷が進行した場合
でも、追加の補強が容易であり、該補強を繰返し実施で
きる。 5)また、モニタリングにより、既設橋の劣化の進行に
あわせて、効率良く補強することができる。 6)既設橋を全面撤去する必要がないから、新規の橋を
架設する場合に比較して、工期が短く、工費が安い。 7)既設橋の部材を有効利用するから、廃材の発生がな
く、環境保全に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る既設橋の補強工法の一実施の形態
を、工程を追って説明する側面図である。
【図2】本発明に係る既設橋の補強工法の他の実施の形
態における緊張力が付与された工程を説明する、橋軸に
直角に切断した断面図である。
【図3】本発明に係る既設橋の補強工法の他の実施の形
態を、工程を追って説明する側面図であって、一旦、補
強が終了した既設橋に対し、その後の使用にともなう劣
化に対応して、再度補強をする工程を説明するものであ
る。
【図4】本発明に係る既設橋の補強工法の他の実施の形
態における、ケーブル定着構造を示す、橋軸に直角方向
の断面図であって、既設のコンクリート橋を補強したも
のである。
【図5】従来の補強工法である外ケーブル工法を説明す
る、橋軸方向の断面図である。
【図6】従来の補強工法である鋼板接着工法を説明する
斜視図である。
【図7】従来の補強工法である繊維シート工法を説明す
る斜視図である。
【符号の説明】
1 既設橋 2 アーチ形支持部 10 主桁 11、12、13 横桁 21、22、23 ケーブル設置手段 31,32,33 ケーブル定着部 41,42,43 定着用貫通穴 51,52,53 ハンガーケーブル 54,55 ハンガーケーブル 56,57 ハンガーケーブル 61、62、63 緊張手段 71 ロードセル 91,92 支持手段 93,94 コンクリートアンカー 110、120、130 既設コンクリート橋 111、121、131 主桁 112、122、132 床版 113、123、133 補剛板 114、124、134 貫通穴 115、125、135 ハンガーケーブル 116、126、136 緊張手段 127 横桁部材 128 貫通穴 137 横桁 138 貫通穴 200 コンクリート橋梁 210 定着部 220 削孔 230 PC鋼材 240 偏向装置 300 コンクリート床版 310 鋼板 320 アンカーボルト 330 シール材(ショーボンド#101) 340 注入パイプ 350 接着材(ショーボンドグラウト) 400 コンクリート床版 410 繊維シート 420 繊維シート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設橋の橋軸と平行に、アーチ形支持材
    を架設する工程と、 該アーチ形支持材にハンガーケーブルを設置する工程
    と、 該ハンガーケーブルを前記既設橋に定着するためのケー
    ブル定着装置を設ける工程と、 該ケーブル定着装置に前記ハンガーケーブルを定着する
    工程と、 該ハンガーケーブルに緊張力を付与する工程を有す、既
    設橋の補強工法。
  2. 【請求項2】 橋軸と平行にアーチ形支持材を具備する
    既設橋において、 前記アーチ形支持材にハンガーケーブルを設置する工程
    と、 該設置されたハンガーケーブルを前記既設橋の主桁に定
    着するためのケーブル定着装置を設置する工程と、 該設置されたケーブル定着装置に前記設置されたハンガ
    ーケーブルを定着する工程と、 該設置されたハンガーケーブルに緊張力を付与する工程
    を有す、既設橋の補強工法。
  3. 【請求項3】 前記アーチ形支持材にハンガーケーブル
    を追設する工程と、 該追設されたハンガーケーブルを前記既設橋に定着する
    ためのケーブル定着装置を追設する工程と、 該追設されたケーブル定着装置に前記追設されたハンガ
    ーケーブルを定着する工程と、 該追設されたハンガーケーブルに緊張力を付与する工程
    を有す請求項1または2記載の、既設橋の補強工法。
  4. 【請求項4】 前記アーチ形支持材、前記ハンガーケー
    ブルまたは前記ケーブル定着装置の少なくとも一箇所
    に、前記既設橋の劣化状況をモニターする劣化モニター
    が設置され、 該劣化モニターのモニター結果に基づいて前記緊張力を
    調整する工程を有すことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の、既設橋の補強工法。
  5. 【請求項5】 前記アーチ形支持材、前記ハンガーケー
    ブルまたは前記ケーブル定着装置の少なくとも一箇所
    に、前記既設橋の劣化状況をモニターする劣化モニター
    が設置され、 該劣化モニターのモニター結果に基づいて、ハンガーケ
    ーブルの追設すべき箇所およびこれに付与すべき緊張力
    を決定する工程を有すことを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の、既設橋の補強工法。
  6. 【請求項6】 前記アーチ形支持材、前記追設されたハ
    ンガーケーブルまたは前記追設されたケーブル定着装置
    の少なくとも一箇所に、前記既設橋の劣化状況をモニタ
    ーする劣化モニターが追設され、該追設された劣化モニ
    ターのモニター結果に基づいて前記緊張力を調整するこ
    とを請求項1〜5のいずれかに記載の、既設橋の補強工
    法。
  7. 【請求項7】 前記劣化モニターが、ひずみ計、伸び
    計、応力測定計、荷重測定計の何れかであることを特徴
    とする請求項6記載の、既設橋の補強工法。
  8. 【請求項8】 橋軸と平行に架設されたアーチ形支持材
    と、該アーチ形支持材に設置されたハンガーケーブル
    と、該ハンガーケーブルを定着するためのケーブル定着
    装置が追設され、 該ケーブル定着装置において定着した前記ハンガーケー
    ブルに緊張力が付与されていることを特徴とする補強さ
    れた既設橋。
  9. 【請求項9】 前記補強された既設橋において、前記ア
    ーチ形支持材にハンガーケーブルがさらに追設され、該
    さらに追設されたハンガーケーブルを定着するためのケ
    ーブル定着装置がさらに追設され、 該ケーブル定着装置において定着した前記ハンガーケー
    ブルに緊張力が付与されていることを特徴とする請求項
    8記載の補強された既設橋。
  10. 【請求項10】 前記アーチ形支持材、前記ハンガーケ
    ーブルまたは前記ケーブル定着装置の少なくとも一箇所
    に、前記補強された既設橋の劣化状況をモニターする劣
    化モニターが設置されていることを特徴とする請求項8
    または9記載の補強された既設橋。
  11. 【請求項11】 前記劣化モニターが、ひずみ計、伸び
    計、応力測定計、荷重測定計の何れかであることを特徴
    とする請求項10記載の補強された既設橋。
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