JP3863671B2 - 搬送用ロボット装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体製造装置や液晶基板製造装置等に用いられて、特には、真空雰囲気下で被加工物を処理室間に搬送するための搬送用ロボット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に半導体製造装置や液晶基板製造装置等においては、被加工物、例えばウエハを載置するためのハンド部材をアームにより水平方向に直線的に移動させると共に、ハンド部材を先端に取付けたアームを水平方向に旋回させる搬送用ロボット装置が用いられ、この搬送用ロボット装置の旋回軸を中心とした放射状の複数箇所に各種の製造工程にたずさわる処理室が配置されて、搬送用ロボット装置により、適宜の処理室間に被加工物が搬入・搬出されている。
【0003】
従来、搬送用ロボット装置としては、例えば、図15乃至図17に示される装置が提言されている。
すなわち、図15乃至図17において、81は、適宜の駆動機により軸芯O1 のまわりに旋回される水平旋回台、82は水平旋回台81の軸芯O1 と平行な第1支点P1 のまわりで回転自在に支持された第1のアームで、この第1のアーム82は旋回台81に取付けられた適宜の駆動機により適宜に回転駆動される。
83は第1のアーム82に対して第1支点P1 に平行な第2支点Q1 のまわりで回転自在に支持された第2のアーム、84は第2のアーム83に対して第2支点Q1 に平行な第3支点R1 のまわりで回転自在に支持されたハンド部材、85は、第1支点P1 を軸芯として旋回台81に固定された第1の回転伝達部材、
86は、第2支点Q1 を軸芯として第2のアーム83に固定された第2の回転伝達部材、87は、第2支点Q1 を軸芯として第1のアーム82に固定された第3の回転伝達部材、88は、第3支点R1 を軸芯としてハンド部材84に固定された第4の回転伝達部材、
89および90は、第1の回転伝達部材85と第2の回転伝達部材86および第3の回転伝達部材87と第4の回転伝達部材88との間に夫々配設された第1および第2の連結具である。なお、第1および第2の支点の間隔Sと、第2および第3の支点の間隔Sとが同一で、かつ第1の回転伝達部材85と第2の回転伝達部材86および第4の回転伝達部材88と第3の回転伝達部材87との半径比が夫々2:1に形成されている。
勿論、第1乃至第4の回転伝達部材85乃至88は、チェーンスプロケットあるいはプーリーが適宜に用いられ、これらに応じて第1および第2の連結具89,90はチェーンあるいは歯付ベルト等が適宜に用いられる。
【0004】
上記82乃至90により搬送用ロボット装置が構成されている。
この搬送用ロボット装置において、今、仮に旋回台81が固定の状態に維持されているものとする。
図16において、第1,第2および第3支点P1 ,Q1 ,R1 が一直線上に位置する状態で駆動機により第1のアーム82が第1支点P1 を中心として反時計方向に角度θだけ回動されたものとする。
【0005】
今、第1の回転伝達部材85は固定状態にあり、このときに第2支点Q1 がQ11の位置まで角度θだけ反時計方向に移動すれば、第1および第2の回転伝達部材85,86間に配設された第1の連結具89のうち、Y1 方向のものは第1の回転伝達部材85に巻きつき、Y2 方向のものは第1の回転伝達部材85から巻戻された状態となる。
すなわち、図16において第1の連結具89はa1 および 2 方向に移動する。これにより第2の回転伝達部材86は第2支点Q1 を中心として時計方向に回動される。
ところで第1の回転伝達部材85と第2の回転伝達部材86とは半径比が2:1であるため、上記のごとく、第1のアーム82が第1支点P1 を中心として角度θだけ反時計方向に回動すれば、第2の回転伝達部材86は第2支点Q11を中心として角度2θだけ時計方向に回動される。
この場合、第2の回転伝達部材86は第2のアーム83に固定されているため、第2の回転伝達部材86と第2のアーム83とは第2支点Q1 を中心として角度2θだけ時計方向に回動される。
すなわち、第1,第2および第3支点P1 ,Q1 ,R1 が一直線上に位置する状態で第1のアーム82が第1支点P1 を中心として反時計方向に角度θだけ回動されると、仮想的に第3支点はR11の位置に回動されるが、この場合、上記のごとく、第2の回転伝達部材86は第2支点Q11を中心として角度2θだけ時計方向に回動される。
このため、第3支点R11は第2支点Q11を中心として角度2θだけ時計方向に回動されて、R12の位置に回動される。
従って、上記のごとく第1のアーム82が上記のごとく第1支点P1 を中心として反時計方向に角度θだけ回動されたときの第3支点R12の位置は、第1および第2のアーム82,83の回動前の第1および第3支点P1 ,R1 を結ぶ直線状に位置している。
【0006】
さらに、上記のごとく、第2のアーム83により仮想的にR11に位置する第3支点が第2支点Q11を中心として角度2θだけ、すなわちR12の位置まで時計方向に回動された場合、第1のアーム82に固定された第3の回転伝達部材87と第4の回転伝達部材88との間に配設された第2の連結具90のうち、Y2 方向のものは第3の回転伝達部材87に巻きつき、Y1 方向のものは第3の回転伝達部材87から巻戻された状態となる。
すなわち、図16において第2の連結具90は、b1 およびb2 の方向に移動する。これにより第4の回転伝達部材88は第3支点R12を中心として反時計方向に回動される。
ところで、上記のごとく、第2のアーム83が第2支点Q11を中心として角度2θだけ時計方向に回動すれば、第4の回転伝達部材88と第3の回転伝達部材87とは半径比が2:1であるため、第4の回転伝達部材88は第3支点R12を中心として角度θだけ反時計方向に回動され、結果として、第4の回転伝達部材88の特定点C0 は第1および第3支点P1 ,R12を結ぶ直線上の点C1 に位置されることとなる。
【0007】
上記のごとく、第1のアーム82が第1支点P1 を中心として反時計方向に回動され、この場合、第4の回転伝達部材88に固定されたハンド部材84は、第1のアーム82の回動前の第1および第3支点P1 ,R1 を結ぶ直線上で、初期姿勢を維持しつつ移動される。
【0008】
上記のごとく、ハンド部材84を直線移動および旋回させる搬送用ロボット装置を設置し、この搬送用ロボット装置の旋回軸芯を中心とした円周方向の放射状の複数箇所に、例えば6箇所に適宜の処理室71〜76を配置して、被加工物の搬送処理が適宜に行なわれている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の搬送用ロボット装置においては、図15および図16に示されるごとく、ハンド部材84が初期姿勢を維持しつつ第1および第3支点P1 ,R1 を結ぶ直線上で移動されるために、第2のアーム83の先端部には、第4の回軸伝達部材88および第2の連結具90が配置されている。
このため、第3支点R1 近傍の装置としての高さH1 が嵩高くなり、第2のアーム83の先端部、換言すればハンド部材84の基部側を真空処理室内に出入りさせる際には、真空処理室に設けられる窓を大きくしなければならない。
【0010】
さらに、ハンド部材84を直線移動させるための回転駆動機は、水平旋回台81に搭載されて、水平旋回台81と共に旋回されるが、この回転用駆動機には固定の枠体側から給電用のケーブルが配線されるため、このケーブルの断線防止として旋回角度、すなわち旋回回数が制限されていた。
このため、初期設置状態に対して、水平旋回台81の旋回中心P1 に対する時計廻りおよび反時計廻りの旋回角度が許容値、例えば夫々540度以内となるように制限するための電気的監視装置が必要であり、装置が高価となる割りには、装置としての使い勝手が悪かった。
【0011】
本発明は上述の問題に鑑みてなされたもので、その目的は、ハンド部材の基部側の高さを可及的に小さくすると共に、生産性の良好な搬送用ロボット装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本第1の発明は、被加工物を載置するためのハンド部材を先端に取付けたアーム機構を有し、該ハンド部材を水平方向に直線移動させると共に該ハンド部材を水平方向に旋回させる搬送用ロボット装置に適用される。
その特徴とするところは、固定の枠体と、水平旋回軸の軸芯である第1支点のまわりで前記固定の枠体に回転自在に同軸に支持された第1および第2の回転軸と、前記固定の枠体に取付けられて、前記第1および第2の回転軸に夫々連結された第1および第2の回転駆動機とを具備し、
かつ、前記第1の回転軸に取付けられた第1アームと、前記第1アームに対して第1支点に平行な第2支点のまわりで回転自在な外側リンクと、平面視で第2支点に対して第1支点側の位置で対をなす第3支点のまわりで外側リンクに対して回転自在に支持された1対の中間リンクと、1対の中間リンクの自由端部で対をなす第4支点のまわりで回転自在に支持された内側リンクであって、該内側リンクの自由端部にハンド部材が突設されて、該内側リンク、1対の中間リンクおよび外側リンクにより、第3および第4の支点の間隔と第1および第2の支点の間隔とが同一に形成された平行四節リンクと、第2の回転軸に固定された第1の回転伝達部材と、第2支点を軸芯として外側リンクに固定された第2の回転伝達部材と、第2支点を軸芯として第1アームに固定された第3の回転伝達部材と、第3支点を軸芯として中間リンクに固定された第4の回転伝達部材と、第1の回転伝達部材と第2の回転伝達部材およびと第3の回転伝達部材と第4の回転伝達部材との間に夫々配設された第1および第2の回転連結具とによりアーム機構が構成されて、
ハンド部材が第1支点を通る水平方向に適宜に直線移動されると共に、該ハンド部材が第1支点を中心として自在に旋回されることである。
【0013】
本第2の発明は、本第1の発明において、前記ハンド部材は、前記ハンド用リンクから相反して突出する2個のハンド部材が取付けられてなることを特徴としている。
【0014】
本第3の発明は、本第1又は第2の発明において、前記同軸に支持された第1および第2の回転軸は、気密用の磁性流体シールを介して回転自在に支持されてなることを特徴としている。
【0015】
<作用>
上記のごとく、本第1の発明においては、第1アームの回転によりハンド部材が第1支点を通る水平方向に直線移動されるが、この場合、第1および第2の支点の間隔と第3および第4の支点の間隔とが同一の長さに形成されていて、第1アームの回転に伴って外側リンクは初期姿勢を維持しつつ第2支点を中心として回動され、かつ平行四節リンクは、第2支点に対して第1支点側の位置で対をなす第3支点のまわりで、外側リンクに対して第1アームの回動方向と反対方向に同じ角度だけ回動される。
このように、平行四節リンクの第3支点は、第2支点に対して第1支点側、すなわち、水平旋回軸側にオフセットされているため、第1アームの回動時に、平行四節リンクは、第2支点よりも水平旋回軸側に接近した第3の支点のまわりで回動される。
すなわち、平行四節リンクが水平方向に平行移動する際に、第1アームと外側リンクとの関節部、すなわち第2支点よりも水平旋回軸側に接近した、外側リンクと中間リンクとの関節部、すなわち第3支点を支点として平行四節リンクが平行移動するため、例えば、平行四節リンクが突出するように水平搬送方向に直線移動する場合、外側リンクから前方に傾動して突出する中間リンクの傾動動作領域が、平面的にみて可及的に小さくなる。
このように、アーム機構の動作により、特に、ハンド部材が第1支点を通る水平方向に直線移動される場合に、平行四節リンクにおける中間リンクの平面的に必要な傾動動作領域が可及的に小さくなるため、すなわち、中間リンクの傾動動作に必要な、平面的にみた搬送中心からの空間が小さくてすみ、このため、ハンド部材出入り用の真空処理室の窓の幅を可及的に小さくすることができる。
【0016】
勿論、第1アームの回転によりハンド部材を水平方向に直線移動させる際に、第1および第2の支点の間隔と第3および第4の支点の間隔とを同一の長さに形成されて、外側リンクにおける第3支点は第2支点よりも間隔L2 だけ水平旋回軸側にオフセットされているため、ハンド部材の基部側である内側リンクの第4の支点と第1の支点とが間隔L2 を維持しつつ、第1アームの回転によりハンド部材が水平方向に直線移動することができる。
さらに、ハンド部材が取付けられるハンド用リンクは、従前のような回転伝達部材や回転連結具を用いることなく、可及的に薄くできるリンク結合により支持されて、ハンド部材の基部側の高さH2 を可及的に小さくすることができるため、結果としてハンド部材出入り用の真空処理室の窓の高さを可及的に小さくすることができる。
なお、第1アームの回転によりハンド部材を水平方向に直線移動させるためには、第1および第2の支点の間隔と第3および第4の支点の間隔とを同一の長さにする必要があるが、ハンド部材の基部側の高さH2 を可及的に小さくするために、ハンド部材側には精密な加工精度が要求される平行四節リンクが配設されるのに対して、第1および第2の支点は第1アームに配設される構造であるため、第1および第2の支点の間隔を所望の値に容易に設定することができる。
【0017】
勿論、この種の搬送用ロボット装置は、水平旋回軸を中心とした放射状の複数箇所に各種の製造工程にたずさわる処理室が配置されるため、上記のごとく、ハンド部材出入り用の真空処理室の窓の幅および高さを可及的に小さくすることにより、各々の処理室での所望雰囲気の形成行程が短縮される。
このため、真空雰囲下で処理が行われる半導体製造装置等の搬送用ロボット装置として、特に好適である。
【0018】
さらに、ハンド部材を回動させる機構が簡素化され、かつ、第1および第2の回転軸は垂直線を軸芯として同軸に回転支持されているため、第1および第2の回転軸を回転自在に支持する回転軸受を可及的に小径とすることができ、装置としての平面的スペースがコンパクトとなり、しかも小径の回転軸受を使用するため装置が安価となる。
【0019】
さらにまた、第1および第2の回転駆動機は固定の枠体に取付けられているため、ハンド部材を角度に制限されることなく水平方向に旋回させることができる。
このため、ハンド部材は、旋回角度、すなわち旋回方向の回動角度の確認が必要であった従来の装置に比較して、旋回角度に関係なく自在位置に旋回されて被加工物の搬送を行なうことができるため、従来に比べて装置の使い勝手、すなわち生産性がよい。
要するに、本第1の発明によればコンパクトで使い勝手が良く、かつ安価で生産性の良好な搬送用ロボット装置を実現することができる。
【0020】
さらに本第2の発明によれば、ハンド部材は、ハンド用リンクから相反して突出する2個のハンド部材が取付けられているため、ハンド部材の直線移動方向および旋回移動方向を適宜に選定することにより、被加工物の搬入・搬出のタクトタイムを少なくすることができ、生産性が良好である。
【0021】
さらに本第3の発明によれば、第1および第2の回転軸を同軸に回転自在に支持する、特に高価な気密用の磁性流体シールを可及的に小径とすることができるため装置が安価となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
図1乃至図11において、1は固定の枠体、2および3は、水平旋回軸の軸芯である第1支点O1 のまわりで固定の枠体1に回転自在に同軸に支持された第1および第2の回転軸で、適宜に回転軸受を介して支持されている。
例えば、固定の枠体1は真空室V.Cに取付けられるが、真空状態を維持するために、夫々の回転軸部には気密用の磁性流体シール4および5が配設されている。
【0023】
6および7は第1および第2の回転駆動機で、この第1および第2の回転駆動機6,7は、適宜に連結された減速機、スプロケットあるいはプーリー等の回転伝達部材およびチェーンあるいは歯付ベルト等の回転連結具を介して、第1および第2の回転軸2,3に連結されている。
【0024】
8は第1の回転軸2に取付けられた第1アーム、9は第1アーム8に対して第1支点O1 に平行な第2支点O2 のまわりで回転自在に支持された外側リンク、10,11は、平面視で第2支点O2 に対して第1支点O1 側、すなわち、水平旋回軸側の位置で対をなす第3支点O3 のまわりで外側リンク9に対して回転自在に支持された1対の中間リンク、12は1対の中間リンク10,11の自由端部で対をなす第4支点O4 のまわりで回転自在に支持された内側リンクで、この内側リンク12、1対の中間リンク10,11および外側リンク9により平行四節リンク13が形成されている。
なお、この平行四節リンク13は、第3および第4の支点O3 ,O4 の間隔が第1および第2の支点O1 ,O2 の間隔と同一に、例えば各々L1 に形成されている。
【0025】
14は第2の回転軸3に固定された第1の回転伝達部材、15は第2支点O2 を軸芯として外側リンク9に固定された第2の回転伝達部材、16は第2支点O2 を軸芯として第1アーム8に固定された第3の回転伝達部材、17は第3支点O3 を軸芯として中間リンク10,11に固定された第4の回転伝達部材、18,19は第1の回転伝達部材14と第2の回転伝達部材15および第3の回転伝達部材16と第4の回転伝達部材17との間に夫々配設された第1および第2の回転連結具である。
なお、第1の回転伝達部材14と第2の回転伝達部材15および第3の回転伝達部材16と第4の回転伝達部材17とは夫々同一直径のものが採用されている。
さらに、内側リンク12の自由端部にはハンド部材20が突設されている。
上記8乃至20によりアーム機構21が構成されている。
【0026】
上記1乃至21により搬送用ロボット装置が構成されている。
なお、図示の場合、ハンド部材20は、内側リンク12から相反して突出する2個のハンド部材20A,20Bが取付けられている。
勿論、垂直の第1支点O1 を中心とした放射状の複数箇所に適宜に複数の処理室が設けられることは、従来と同様である。
【0027】
上記構成に係る搬送用ロボット装置の動作について説明する。
なお、図2に示されるごとく、今仮に、第1および第2の支点O1 ,O2 を通る直線が左右方向の直線、すなわちX方向の直線と平行であるものとする。
【0028】
図2および図4において、第1の回転駆動機6により第1の回転軸2が第1支点O1 を中心として時計方向に角度θだけ回動されると、図7(B)に示されるごとく、第1アーム8が第1支点O1 を中心として時計方向に角度θだけ回動される。
この場合、第2の回転軸3に連結された第2の回転駆動機7が停止状態に維持されているものとすれば、第2の回転軸3に固定された第1の回転伝達部材14は固定の状態に維持される。
【0029】
したがって、図7(A)の状態から図7(B)の状態となるように第1アーム8が角度θだけ回動されると、第1および第2の回転伝達部材14,15間に配設された第1の回転連結具18のうち、Y1 方向のものは、固定された第1の回転伝達部材14から巻戻され、Y2 方向のものは第1の回転伝達部材14に巻きついた状態となる。
すなわち、図7(B)において、第1の回転連結具18はa1 およびa2 の方向に移動する。これにより第2の回転伝達部材15は第2支点O2 を中心として反時計方向に角度θだけ回動される。
この第2の回転伝達部材15は外側リンク9に固定されているため、結局、図7(A)の状態から図7(B)の状態となるように第1アーム8が角度θだけ回動されると、外側リンク9は初期の姿勢を維持しつつ位置変位される。
【0030】
次に、上記における第3および第4の回転伝達部材16,17と、第2の回転連結具19との状態について説明する。
すなわち、図8(A)の状態から図8(B)の状態となるように第1アーム8が角度θだけ回動されると、第1アーム8に固定された第3の回転伝達部材16が初期の状態に対して、第2支点O2 を中心として時計方向に角度θだけ回動された状態となり、第2の回転連結具19がb1 およびb2 の方向に移動する。
これにより第4の回転伝達部材17は第3支点O3 を中心として反時計方向に角度θだけ回動される。
【0031】
すなわち、図8(A)の状態から図8(B)の状態となるように第1アーム8が角度θだけ回動されると、第4の回転伝達部材17は初期状態に対して、第3支点O3 を中心として反時計方向に角度θだけ回動された状態となる。
ところで第4の回転伝達部材17,17は中間リンク10,11に固定されているため、上記のごとく第1アーム8が第1支点O1 を中心として時計方向に角度θだけ回動されると、外側リンク9、1対の中間リンク10,11および内側リンク12により形成される平行四節リンク13は、図9(A)の状態から図9(B)の状態となるように平行に移動する。
【0032】
なお、この平行四節リンク13は、第3および第4の支点O3 ,O4 の間隔が第1および第2の支点O1 ,O2 の間隔と同一に形成され、かつ第1の回転伝達部材14と第2の回転伝達部材15および第3の回転伝達部材16と第4の回転伝達部材17とは夫々同一直径のものが採用されているため、図9(A)の状態から図9(B)の状態となるように、第1アーム8が第1支点O1 を中心として時計方向に角度θだけ回動されると、平行四節リンク13は初期状態に対して、第3支点O3 を中心として反時計方向に角度θだけ平行に移動された状態となる。
【0033】
ところで、図9(A)において、第1および第2の支点O1 ,O2 の間隔および第3および第4の支点O3 ,O4 の間隔をL1 とし、第2および第3の支点O2 ,O3 の間隔をL2 とすれば、第4および第1の支点O4 ,O1 の間隔X11は、当然L2 と等しくなる。
さらに、図9(B)に示されるごとく、夫々の支点のX方向の間隔を、例えば、X12、X13およびX14とすれば、X12−L2 =X13−X14であり、かつ、
X12=L1 *COSθ
X13=L1 *COSθ
であるため、X14=L2 であることが分かる。
このように、X11=X14=L2 であるため、第1アーム8が第1支点O1 を中心として時計方向あるいは反時計方向に回動されると、内側リンク12は、第4の支点O4 ,O4 を通る直線が同一線上となるように平行に移動される。
すなわち、第1アーム8が第1支点O1 を中心として時計方向あるいは反時計方向に回動されると、内側リンク12は、第4の支点O4 ,O4 を通る同一直線上を、初期姿勢を維持しつつY方向に移動される。
【0034】
なお、平行四節リンク13における第4の支点O4 ,O4 は、第1支点O1 に対して第1および第2支点O1 ,O2 とは反対側の水平方向に間隔L2 だけ離間された状態に配置されるが、例えば、図1に示されるごとく、内側リンク12の自由端部にY方向に突設される2個のハンド部材20A,20Bは、図2に示されるごとく、ハンド部材20A,20BのX方向の中心線が、第1支点O1 上を通るように取り付けられるため、結局、内側リンク12がY方向に移動する場合、ハンド部材20に載置された被加工物の中心が、第1支点O1 上を通るように水平方向に直線移動される。
【0035】
例えば、図1(A)および図1(B)に示されるごとく、ハンド部材20が水平半径方向に直線移動されて、例えば、ハンド部材20Aに対して被加工物の搬入・搬出が行われる。
この後、アーム機構21が屈折されて、ハンド部材20Aが第1支点O1 方向に引寄せられた状態、例えば図2に示される状態が、ハンド部材20の水平旋回状態である。
【0036】
このように、ハンド部材20が水平旋回状態に配置されている場合に、第1および第2の回転駆動機6,7が互いに同期して回転駆動されて、第1および第2の回転軸2,3が同一方向に同一角速度で回転されると、第1および第2の回転軸2,3に取付けられた各部が全体として同一方向に回動する。
このため、図4に示された状態を維持しつつ、第1および第2の回転軸2,3に取付けられた各部全体が、図2における第1支点O1 を中心として時計方向または反時計方向に所望の角度だけ旋回される
【0037】
このように、ハンド部材20が第1支点O1 を中心として適宜の角度旋回された後、ハンド部材20A,20Bが第1支点O1 を通る水平方向に自在に選択して突出されて、ハンド部材20A,20Bへの被加工物の搬入・搬出が行われる。
【0038】
ところで、ハンド部材20を真空処理室内に出入りさせるために、真空処理室に窓が設けられるが、この窓と本発明に係る搬送用ロボット装置との状況について、以下に説明する。
上記真空処理室の窓をできるだけ小さくするために、例えば図10において2点鎖線で示されるごとく、被加工物を載置したハンド部材20が通過するための上部広幅空間VCW1と、この上部広幅空間VCW1に連通して、上部空間より幅の狭い下部空間VCW2とからなる窓VCW が設けられる。
この下部空間VCW2において、第1支点O1 を通る垂直面から下部空間VCW2のX1 方向の端部までの間隔をW10、下部空間VCW2のX方向の開口寸法をW20とする。
【0039】
さて、本発明に係る搬送用ロボット装置は、ハンド部材20の直線移動時には、図1および図2に示される状態に適宜に選択される。
ところで、図2に示される状態から、ハンド部材20AがY1 方向に直線移動するように、アーム機構21が水平半径方向に伸ばされると、ハンド部材20Aが真空処理室の窓VCW を通過するとともに、ハンド部材20Aを支持する平行四節リンク13の先端部が窓VCW の下部空間VCW2内に挿通される。
ところで、図2に示されるごとく、平行四節リンク13は第1アーム8に対して水平旋回軸側、即ち第1支点O1 方向にオフセットされている。
すなわち、平行四節リンク13の第3支点O3 は、第2支点O2 に対して第1支点側、すなわち、水平旋回軸側にオフセットされているため、第1アーム8の回動時に、平行四節リンク13は、第2支点O2 よりも水平旋回軸側に接近した第3の支点O3 のまわりで回動される。
このため、平行四節リンク13が水平方向に平行移動する際に、第1アーム8と外側リンク9との関節部、すなわち第2支点O2 よりも水平旋回軸側に接近した、外側リンク9と中間リンク10,11との関節部、すなわち第3支点O3 を支点として平行四節リンク13が平行移動するため、例えば、平行四節リンク13が突出するように水平搬送方向に直線移動する場合には、外側リンク9から前方に傾動して突出する中間リンク10,11の傾動動作領域が、平面的にみて可及的に小さくなる。
すなわち、図11において、平行四節リンク13がY1 方向に突出するように水平搬送方向に直線移動する場合に、いわゆる搬送中心線から中間リンク10,11の傾動動作に必要なX1 方向の間隔W10が小さくて済む。
【0040】
これに対して、図12に示されるごとく、仮に、この種のアーム機構21であつて、平行四節リンク13における上記第3支点O3 と、上記第2支点O2 とがX方向にオフセットされずに配置されている場合には、アーム機構21が水平搬送方向に直線移動するときに、平行四節リンク13における第2の中間リンク10,11は、第1支点O1 からX1 方向に離間した上記第3支点O3 を枢支点としてY1 方向に傾動する。
すなわち、平行四節リンク13が突出するように水平搬送方向に直線移動する場合に、外側リンク9から前方に傾動して突出する中間リンク10、11の傾動動作領域が、平面的にみて大きくなる。
このため、第1支点O1 を通る、いわゆる搬送中心線から中間リンク10、111の傾動動作に必要なX1 方向の間隔が大きくなる。
例えば、この間隔W11は、図11に示される間隔W10に対して大きい値となる。
【0041】
なお、図11および図12に示されるごとく、水平方向に突出する2個のハンド部材20A、20Bを使用する場合には、第1支点O1 を中心としてアーム機構21が180度旋回され、この後、ハンド部材20BがY1 方向に移動される。
すなわち、各々図11および図12において、アーム機構21は第1支点O1 を通る直線に対して左右対称の状態で使用されるため、上記各々の間隔W10、W11は搬送中心線からX2 方向にも必要な値となる。
このため、2個のハンド部材20A、20Bを使用する場合には、結局、平行四節リンク13の先端部が挿通される窓VCW の下部空間VCW2の開口寸法W20は、各々上記間隔W10、W11の2倍の値となる。
【0042】
以上、要するに、本発明に係る搬送用ロボット装置においては、アーム機構21によりハンド部材20が水平搬送方向に直線移動されるが、平行四節リンク13の第3支点O3 が、第2支点O2 に対して第1支点側、すなわち、水平旋回軸側にオフセットされているため、第1アーム8の回動時に、平行四節リンク13は、第2支点O2 よりも水平旋回軸側に接近した第3の支点O3 のまわりで回動されて、外側リンク9から前方に傾動して突出する中間リンク10,11の傾動動作に必要なX1 方向の間隔W10が小さくて済む。
このため、ハンド部材出入り用の真空処理室の窓の幅を可及的に小さくすることができる。
【0043】
さらに、ハンド部材20が取付けられる内側リンク12は、従前のような回転伝達部材や回転連結具を用いることなく、可及的に薄くできるリンク結合により支持されて、ハンド部材20の基部側の高さH2 を可及的に小さくすることができるため、結果としてハンド部材出入り用の真空処理室の窓を可及的に小さくすることができる。
【0044】
勿論、この種の搬送用ロボット装置は、水平旋回軸を中心とした放射状の複数箇所に各種の製造工程にたずさわる処理室が配置されるため、上記のごとく、ハンド部材出入り用の真空処理室の窓の幅および高さを可及的に小さくすることにより、各々の処理室での所望雰囲気の形成行程が短縮される。
【0045】
さらに、第1および第2の回転軸2、3は、垂直線を軸芯として同軸に回転支持されているため、第1および第2の回転軸2、3を回転自在に支持する回転軸受および気密用の磁性流体シールを夫々可及的に小径とすることができ、装置としての平面的スペースがコンパクトとなり、かつ小径の回転軸受および小径の磁性流体シールを使用するため装置が安価となる。
【0046】
さらにまた、第1および第2の回転駆動機6,7は固定の枠体1に取付けられているため、ハンド部材20を角度に制限されることなく水平方向に旋回させることができる。
このため、ハンド部材20は、旋回角度、すなわち旋回方向の回動角度の確認が必要であった従来の装置に比較して、旋回角度に関係なく自在位置に旋回されて被加工物の搬送を行なうことができるため、従来に比べて装置の使い勝手、すなわち生産性がよい。
【0047】
勿論、2個のハンド部材が取付けられていれば、ハンド部材の直線移動方向および旋回移動方向を適宜に選定することにより、被加工物の搬入・搬出のタクトタイムを少なくすることができる。
【0048】
なお、図13およびに図14示されるごとく、ハンド部材を1個とすることができる。
この場合、ハンド部材20の水平旋回状態としては、アーム機構21が屈折されて、ハンド部材20Aが第1支点O1 方向に十分に引寄せられたコンパクトな状態とすることができるため、ハンド部材20の水平旋回に必要な装置としての動作領域を小さくすることができる。
【0049】
要するに、本発明によれば、コンパクトで使い勝手が良く、かつ安価で生産性の良好な搬送用ロボット装置を実現することができる。
したがって、真空雰囲下で処理が行われる半導体製造装置等の搬送用ロボット装置として、特に好適である。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本第1の発明に係る搬送用ロボット装置は、被加工物を載置するためのハンド部材を先端に取付けたアーム機構を有し、該ハンド部材を水平方向に直線移動させると共に該ハンド部材を水平方向に旋回させる搬送用ロボット装置において、
固定の枠体と、水平旋回軸の軸芯である第1支点のまわりで前記固定の枠体に回転自在に同軸に支持された第1および第2の回転軸と、前記固定の枠体に取付けられて、前記第1および第2の回転軸に夫々連結された第1および第2の回転駆動機とを具備し、
かつ、前記第1の回転軸に取付けられた第1アームと、前記第1アームに対して第1支点に平行な第2支点のまわりで回転自在な外側リンクと、平面視で第2支点に対して第1支点側の位置で対をなす第3支点のまわりで外側リンクに対して回転自在に支持された1対の中間リンクと、1対の中間リンクの自由端部で対をなす第4支点のまわりで回転自在に支持された内側リンクであって、該内側リンクの自由端部にハンド部材が突設されて、該内側リンク、1対の中間リンクおよび外側リンクにより、第3および第4の支点の間隔と第1および第2の支点の間隔とが同一に形成された平行四節リンクと、第2の回転軸に固定された第1の回転伝達部材と、第2支点を軸芯として外側リンクに固定された第2の回転伝達部材と、第2支点を軸芯として第1アームに固定された第3の回転伝達部材と、第3支点を軸芯として中間リンクに固定された第4の回転伝達部材と、第1の回転伝達部材と第2の回転伝達部材および第3の回転伝達部材と第4の回転伝達部材との間に夫々配設された第1および第2の回転連結具とによりアーム機構が構成されて、
ハンド部材が第1支点を通る水平方向に適宜に直線移動されると共に、該ハンド部材が第1支点を中心として自在に旋回される。
この場合、アーム機構によりハンド部材が水平搬送方向に直線移動されるときには、平行四節リンクの第3支点が、第2支点に対して第1支点側、すなわち、水平旋回軸側にオフセットされているため、第1アームの回動時に、平行四節リンクは、第2支点よりも水平旋回軸側に接近した第3の支点のまわりで回動されて、外側リンクから前方に傾動して突出する中間リンクの傾動動作に必要なX方向の間隔が小さくて済み、このため、ハンド部材出入り用の真空処理室の窓の幅を可及的に小さくすることができる。
【0051】
さらに、ハンド部材が取付けられる内側リンクは、従前のような回転伝達部材や回転連結具を用いることなく、可及的に薄くできるリンク結合により支持されて、ハンド部材の基部側の高さを可及的に小さくすることができるため、結果としてハンド部材出入り用の真空処理室の窓を可及的に小さくすることができる。
【0052】
勿論、この種の搬送用ロボット装置は、水平旋回軸を中心とした放射状の複数箇所に各種の製造工程にたずさわる処理室が配置されるため、上記のごとく、ハンド部材出入り用の真空処理室の窓の幅および高さを可及的に小さくすることにより、各々の処理室での所望雰囲気の形成行程が短縮される。
【0053】
なお、第1アームの回転によりハンド部材を水平方向に直線移動させるためには、第1および第2の支点の間隔と第3および第4の支点の間隔とを同一の長さにする必要があるが、ハンド部材の基部側の高さH2 を可及的に小さくするために、ハンド部材側には精密な加工精度が要求される平行四節リンクが配設されるのに対して、第1および第2の支点は第1アームに配設される構造であるため、第1および第2の支点の間隔を所望の値に容易に設定することができる。
【0054】
さらに、第1および第2の回転軸は、垂直線を軸芯として同軸に回転支持されているため、第1および第2の回転軸を回転自在に支持する回転軸受および気密用の磁性流体シールを夫々可及的に小径とすることができ、装置としての平面的スペースがコンパクトとなり、かつ小径の回転軸受および小径の磁性流体シールを使用するため装置が安価となる。
【0055】
さらにまた、第1および第2の回転駆動機は固定の枠体に取付けられているため、ハンド部材を角度に制限されることなく水平方向に旋回させることができる。
このため、ハンド部材は、旋回角度、すなわち旋回方向の回動角度の確認が必要であった従来の装置に比較して、旋回角度に関係なく自在位置に旋回されて被加工物の搬送を行なうことができるため、従来に比べて装置の使い勝手、すなわち生産性がよい。
【0056】
勿論、2個のハンド部材が取付けられていれば、ハンド部材の直線移動方向および旋回移動方向を適宜に選定することにより、被加工物の搬入・搬出のタクトタイムを少なくすることができる。
【0057】
さらに、ハンド部材を1個とすれば、ハンド部材の水平旋回状態としては、アーム機構が屈折されて、ハンド部材が第1支点方向に十分に引寄せられたコンパクトな状態とすることができるため、ハンド部材の水平旋回に必要な装置としての動作領域を小さくすることができる。
【0058】
要するに、本発明によれば、コンパクトで使い勝手が良く、かつ安価で生産性の良好な搬送用ロボット装置を実現することができる。
したがって、真空雰囲下で処理が行われる半導体製造装置等の搬送用ロボット装置として、特に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図
【図2】図1においてハンド部材が旋回可能な状態に配置された状態を示す平面図
【図3】図1の正面図
【図4】図1における縦断面正面図
【図5】図4におけるV−V線断面図
【図6】図4におけるVI−VI線断面図
【図7】図1の要部の動作状態を説明するための平面図
【図8】図1の要部の動作状態を説明するための概略平面相当図
【図9】図1の要部の動作状態を説明するための概略平面相当図
【図10】図1の使用状況を説明するための正面図
【図11】図10の平面相当図
【図12】図11の説明を明確にするためのものであつて、本発明の対象外の構成を例示した平面相当図
【図13】本発明の他の実施例を示す斜視図
【図14】図13においてハンド部材が旋回可能な状態に配置された状態を示す平面図
【図15】従来例を示す縦断面正面図
【図16】図15の動作状態を説明するための平面図
【図17】図15の使用状態を説明するための平面図
【符号の説明】
1 固定の枠体
2 第1の回転軸
3 第2の回転軸
4,5 気密用の磁性流体シール
6 第1の回転駆動機
7 第2の回転駆動機
8 第1アーム
9 外側リンク
10,11 対をなす中間リンク
12 内側リンク
13 平行四節リンク
14 第1の回転伝達部材
15 第2の回転伝達部材
16 第3の回転伝達部材
17 第4の回転伝達部材
18 第1の回転連結具
19 第2の回転連結具
20 ハンド部材
21 8乃至20からなるアーム機構
O1 水平旋回軸の軸芯である第1支点
O2 第2支点
O3 第3支点
O4 第4支点

Claims (3)

  1. 被加工物を載置するためのハンド部材を先端に取付けたアーム機構を有し、該ハンド部材を水平方向に直線移動させると共に該ハンド部材を水平方向に旋回させる搬送用ロボット装置において、
    固定の枠体と、水平旋回軸の軸芯である第1支点のまわりで前記固定の枠体に回転自在に同軸に支持された第1および第2の回転軸と、前記固定の枠体に取付けられて、前記第1および第2の回転軸に夫々連結された第1および第2の回転駆動機とを具備し、
    かつ、前記第1の回転軸に取付けられた第1アームと、前記第1アームに対して第1支点に平行な第2支点のまわりで回転自在な外側リンクと、平面視で第2支点に対して第1支点側の位置で対をなす第3支点のまわりで外側リンクに対して回転自在に支持された1対の中間リンクと、1対の中間リンクの自由端部で対をなす第4支点のまわりで回転自在に支持された内側リンクであって、該内側リンクの自由端部にハンド部材が突設されて、該内側リンク、1対の中間リンクおよび外側リンクにより、第3および第4の支点の間隔と第1および第2の支点の間隔とが同一に形成された平行四節リンクと、第2の回転軸に固定された第1の回転伝達部材と、第2支点を軸芯として外側リンクに固定された第2の回転伝達部材と、第2支点を軸芯として第1アームに固定された第3の回転伝達部材と、第3支点を軸芯として中間リンクに固定された第4の回転伝達部材と、第1の回転伝達部材と第2の回転伝達部材および第3の回転伝達部材と第4の回転伝達部材との間に夫々配設された第1および第2の回転連結具とによりアーム機構が構成されて、
    ハンド部材が第1支点を通る水平方向に適宜に直線移動されると共に、該ハンド部材が第1支点を中心として自在に旋回されることを特徴とする搬送用ロボット装置。
  2. 前記ハンド部材は、前記ハンド用リンクから相反して突出する2個のハンド部材が取付けられてなる請求項1に記載の搬送用ロボット装置。
  3. 前記同軸に支持された第1および第2の回転軸は、気密用の磁性流体シールを介して回転自在に支持されてなる請求項1又は2に記載の搬送用ロボット装置。
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