JPH10156770A - ハンドリング用ロボット - Google Patents

ハンドリング用ロボット

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JPH10156770A
JPH10156770A JP32440296A JP32440296A JPH10156770A JP H10156770 A JPH10156770 A JP H10156770A JP 32440296 A JP32440296 A JP 32440296A JP 32440296 A JP32440296 A JP 32440296A JP H10156770 A JPH10156770 A JP H10156770A
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JP
Japan
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drive
driven
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rotation
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Application number
JP32440296A
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English (en)
Inventor
Tatsunori Suwa
達徳 諏訪
Kazuhiro Hatake
一尋 畠
Shunsuke Sugimura
俊輔 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to US09/142,502 priority patent/US6364599B1/en
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Priority to TW086103471A priority patent/TW365568B/zh
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのロボットリンク機構の没入動作を、突
出動作より小さくでき、トランスファチャンバの大きさ
を大きくすることなくハンドリング用ロボットの突出量
を大きくする。 【解決手段】 第1,第2のロボットリンク機構B1
2 を、回転台に対してそれぞれ独立して回転自在に支
持した第1,第2の駆動リンク機構73,74と、この
各駆動リンク機構の先端に、この各第1駆動リンク機構
の回転に従って同期回転させて連結した第1,第2の従
動リンク機構78,79と、この各従動リンク機構の先
端に連結された第1,第2の搬送台b1 ,b2 にて構成
し、この第1,第2のロボットリンク機構の駆動リンク
機構の駆動軸と、回転台70に支持された1つの回転駆
動源とを、回転駆動源の両方向へのそれぞれの回転角度
θを、一方の駆動軸の回転角がθ1 、他方の駆動軸の回
転角がθ2 、ただしθ1 ≠θ2 となるように回転を伝達
する両方向回動リンク機構に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置
や、LCD製造装置等のように、1つのトランスファチ
ャンバの周囲に複数のステーションとなるプロセスチャ
ンバを配設し、各プロセスチャンバにて加工処理される
ウエハ等の薄板状のワークを、トランスファチャンバを
経由して、このトランスファチャンバに設けたハンドリ
ング用ロボットにて、1つのプロセスチャンバから他の
プロセスチャンバへ搬送するようにしたマルチチャンバ
タイプの製造装置における上記ハンドリング用ロボット
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチチャンバタイプの半導体製造装置
は図1に示すようになっていて、トランスファチャンバ
1の周囲に、複数のプロセスチャンバからなるプロセス
チャンバステーション2a,2b,2c,2d,2e
と、外部に対してワークを受け渡しを行うワーク受け渡
しステーション3とが配設されており、トランスファチ
ャンバ1内は常時真空装置にて真空状態が保たれてい
る。
【0003】そして上記トランスファチャンバ1は図2
に示すようになっていて、これの中心部に、図3に示す
ようなハンドリング用ロボットAが回転可能に備えてあ
り、周壁で、かつ各プロセスチャンバステーション2
a,2b,2c,2d,2e及びワーク受け渡しステー
ション3に対向する仕切り壁5には各プロセスチャンバ
ステーションへのワークの出入口となるゲート6が設け
てある。このゲート6はトランスファチャンバ2の内側
に各ゲート6に対向して設けられた図示しない開閉扉に
て開閉されるようになっている。
【0004】この種の半導体製造装置に用いられる従来
のハンドリング用ロボットとしては、同一方向作動型の
ハンドリング用ロボットA(特開平7−227777号
公報)が知られている。
【0005】上記従来の技術の同一方向作動型のハンド
リング用ロボットAは図3と図4に示すようになってい
る。
【0006】トランスファチャンバ内に設けられるハン
ドリング用ロボットAはトランスファチャンバ側に固着
される円筒状のケース22を有しており、このケース2
2の上端には回転テーブル23がフランジ24を介して
回転自在に、かつ上下動自在に設けられている。この回
転テーブル23の下端面から被駆動軸25が突設されて
いる。そしてこの第1の被駆動軸25は上記ケース22
内に設けられた第1の駆動源26に連結されていて、こ
の第1の駆動源26が作動して上記第1の被駆動軸25
が回転することにより回転テーブル23が回転されるよ
うになっている。なお、回転テーブル23を上下駆動す
る駆動源は図示を省略する。
【0007】上記回転テーブル23の上面には一対の第
1のリンク28a,28bのそれぞれの中間部が枢着さ
れている。この一対の第1のリンク28a,28bの一
方のリンク28aの枢支部にケース22内に延設される
第2の被駆動軸29の一端が固着してあり、この第2の
被駆動軸29の先端に上記ケース22内に設けられた第
2の駆動源30に連結されており、第1のリンク28
a,28bの一方のリンク28aはこの第2の駆動源3
0にて第2の被駆動軸29を介して回転されるようにな
っている。
【0008】上記一対の第1のリンク28a,28bの
それぞれの一端には、第2の支軸31a,31bを介し
て一対の第2のリンク32a,32bが回転自在に連結
されている。そしてこの一対の第2のリンク32a,3
2bの先端にフォーク状の第1の搬送台8a′が連結さ
れている。
【0009】また、上記第1のリンク28a,28bの
それぞれの他端には、第3の支軸34a,34bを介し
て一対の第3のリンク35a,35bが回転自在に連結
されている。そしてこの一対の第3のリンク35a,3
5bの先端にフォーク状の第2の搬送台8b′が連結さ
れている。
【0010】そして上記第2の支軸31a,31bは第
1のリンク28a,28bに対して回転自在になってい
るが、第2のリンク32a,32bとは一体状になって
いる。また、上記第3の支軸34a,34bも第1のリ
ンク28a,28bに対して回転自在になっているが、
第3のリンク35a,35bとは一体状になっている。
【0011】上記両搬送台8a′,8b′は、上下方向
に位置がずれていて、図3に示す状態から、第1の搬送
台8a′が後退方向に移動され、第2の搬送台8b′が
前進方向に移動されたときに互いに干渉しないようにな
っている。そしてこのとき、両搬送台8a′,8b′は
上下方向に重なった状態で交差するようになっている。
【0012】上記第2の支軸31a,31bのそれぞれ
は第1のリンク28a,28bの下側に突出してあり、
この各突出部に互いに噛合する同一歯数の一対の第2の
歯車36a,36bが固着されている。また第3の支軸
34a,34bのそれぞれも第1のリンク28a,28
bの下側に突出してあり、この各突出部に図4に示すよ
うに互いに噛合する同一歯数の一対の第3の歯車37
a,37bが固着されている。この両対の歯車36a,
36b,37a,37bはそれぞれ同期機構38a,3
8bを構成している。
【0013】上記両同期機構38a,38bにより、一
対の第1のリンク28a,28bのうちの一方のリンク
28aが、第2の被駆動軸29を介して第2の駆動源3
0により正転方向、あるいは逆転方向に回転されること
により、その回転は第1,第2の同期機構38a,38
bを介して第1のリンク28a,28bの他のリンク2
8b及び第2,第3のリンク32a,32b,35a,
35bに伝達され、図4(a)、図4(b)に示すよう
に、一対の搬送台8a′,8b′が同一方向へ互いに逆
向きに出没動作される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハンドリン
グ用ロボットAにあっては、上記したように、一対の第
1リンク28a,28bの中間部が枢支され、これの両
端部に、それぞれ搬送台8a′,8b′を固着した第
2,第3のリンク32a,32b,35a,35bが連
結されていて、第1のリンク28a,28bが一方へ回
動したときに、一方の、例えば第2のリンク32a,3
2bが突出動作し、第3のリンク35a,35bが没入
動されるようになっているが、この一方のリンクの突出
動ストロークと他方のリンクの没入動ストロークが同一
となっている。
【0015】このため、図4(a),(b)において、
突出側の搬送台8a′の突出量をさらに大きくするため
に、第1のリンク28a,28bの回転を大きくして第
1のリンク28a,28bに対する第2のリンク32
a,32bの回転角を大きくすると、没入動作する方の
第3のリンク35a,35bもこれと同一角度だけ回動
し、その大きさによっては、この第3のリンク35a,
35bの先端部が第1のリンク28a,28bの先端の
回転軌跡より大きくなってしまう。
【0016】トランスファチャンバ1の大きさは、没入
作動側のリンク先端が接触しない大きさが必要である
が、このトランスファチャンバ1の大きさは装置全体を
小型化するために小さい程望ましい。
【0017】ところが、上記従来のハンドリング用ロボ
ットAでは、没入側のリンクの回動角が、突出側のリン
クの回動角とが同一であるため、搬送台の突出方向への
動作量を大きくすると、没入側のリンクの動作量が没入
方向に大きくなり、ハンドリング用ロボットの回転中心
から没入側のリンクの先端が第1のリンクの回転軌跡よ
り大きくなってしまい、その分だけトランスファチャン
バ1が大きくなってしまうという問題があった。
【0018】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、交互に突出動作と没入動作を行うようにした第
1,第2のロボットリンク機構のそれぞれの待機状態か
らの突出ストロークと没入ストロークを変えて、この没
入ストロークを突出ストロークに対して小さくでき、こ
れにより、トランスファチャンバの大きさを大きくする
ことなくハンドリング用ロボットの突出量を大きくする
ことができるようにしたハンドリング用ロボットを提供
することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するために、本発明に係る請求項1に記載のハンドリン
グ用ロボットは、先端部に被処理物を載置する搬送台を
有し、伸縮動作することにより、この搬送台を出没動作
する第1,第2のロボットリンク機構を、交互に出没動
作すると共に、一体状に回転可能にしてなるハンドリン
グ用ロボットにおいて、第1,第2のロボットリンク機
構を、回転台に対してそれぞれ独立して回転自在に支持
した第1,第2の駆動リンク機構と、この各駆動リンク
機構の先端に、この各第1駆動リンク機構の回転に従っ
て同期回転するようにして連結した第1,第2の従動リ
ンク機構と、この各従動リンク機構の先端に連結された
第1,第2の搬送台にて構成し、この第1,第2のロボ
ットリンク機構のそれぞれの駆動リンク機構の駆動軸
と、1つの回転駆動源とを、回転駆動源の両方向へのそ
れぞれの回転角度θを、一方の駆動軸の回転角がθ1
他方の駆動軸の回転角がθ2 、ただしθ1 ≠θ2 となる
ように回転を伝達する両方向回動リンク機構を介して連
結した構成となっており、第1,第2のロボットリンク
機構は、それぞれの駆動リンク機構を駆動軸で回転する
ことにより、それぞれの駆動リンク機構、従動リンク機
構を介して搬送台が交互に出没動作される。そして回転
台を回転することにより、両ロボットリンク機構が一体
状になって回転される。
【0020】上記第1,第2のロボットリンク機構のそ
れぞれの駆動軸は、両方向回動リンク機構を介して1つ
の回転駆動源にて同一方向へ互いに異なる回転角θ1
θ2にて回転される。すなわち、回転駆動軸を一方へθ
だけ回転すると、一方のロボットリンク機構の駆動リン
ク機構はθ1 、他方の駆動リンク機構はθ2 だけそれぞ
れ同一方向に回動される。両ロボットリンク機構は、そ
れぞれの駆動リンク機構が同一方向へ回転することによ
り、一方のロボットリンク機構の従動リンク機構が駆動
リンク機構に対して伸長動作し、他方のロボットリンク
機構の従動リンク機構が短縮動作され、それぞれの従動
リンク機構の先端部に設けた搬送台の一方が突出動し、
他方の従動リンク機構の先端部に設けた搬送台が没入動
する。第1,第2のロボットリンク機構のそれぞれの駆
動リンク機構は、上記突出動作する方が、没入動作する
方より、大きな回転角となって回転される。従って一方
の搬送台が所定ストロークの突出動作を行ったときの他
方の搬送台の没入動作のストロークは小さくなり、トラ
ンスチャンバ内での没入側のロボットリンク機構の占め
る大きさを小さくできる。
【0021】また、請求項2記載のハンドリング用ロボ
ットは、請求項1記載のハンドリング用ロボットにおけ
る両方向回動リンク機構を、第1,第2のロボットリン
ク機構の一方の駆動軸に一端を固着した第1従動リンク
と、他方の駆動軸に一端を固着した第2従動リンクと、
この両従動リンクのそれぞれの先端に一端を連結、他端
を相互に連結した第1,第2の駆動リンクと、一端を回
転駆動源の駆動部に固着し、他端を上記両駆動リンクの
連結部に連結したモータリンクとから構成した構成とな
っている。
【0022】さらに、請求項3記載のハンドリング用ロ
ボットは、請求項1記載のハンドリング用ロボットにお
ける両方向回動リンク機構を、第1,第2のロボットリ
ンク機構の一方の駆動軸に固着した第1の従動歯車と、
他方の駆動軸に固着した第2の従動歯車と、回転駆動源
の回転軸に固着され、上記第1従動軸に噛合する第1駆
動歯車と、第2従動歯車に噛合する第2駆動歯車とから
なり、少なくとも1組の互いに噛合する従動歯車と駆動
歯車を楕円歯車とした構成となっている。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、交互に突出動作と没入
動作を行うようにした第1,第2のロボットリンク機構
のそれぞれの待機状態からの突出ストロークと没入スト
ロークを変えて、この没入ストロークを突出ストローク
に対して小さくでき、これにより、トランスファチャン
バの大きさを大きくすることなくハンドリング用ロボッ
トの突出量を大きくすることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図5以下に
基づいて説明する。図5、図6はこの実施例の構成及び
作動を模式的に示すものであり、その具体的な構成を図
7に示す。図中70はトランスファチャンバ1のフレー
ム1aに回転自在に支承された回転台であり、この回転
台70の回転中心に2本の駆動軸85,86が同軸状に
してこの回転台70に対して相互に回転自在に支承され
ている。そして上記回転台70はトランスファチャンバ
1のフレーム1a側に固着された第1のモータユニット
72aに正転及び逆転方向に駆動されるようになってお
り、また、駆動軸85,86は両方向回動リンク機構X
1 を介して回転台70側に固着された第2のモータユニ
ット72bにて正転及び逆転方向に駆動されるようにな
っている。
【0025】73と74は上記駆動軸85,86の軸心
に対して両側に配置される第1、第2のロボットリンク
機構B1 ,B2 の平行リンク構成にしたそれぞれの駆動
リンク機構であり、この第1,第2の駆動リンク機構7
3,74はそれぞれ平行に配置される駆動リンク73
a,74aと、従動リンク73b,74bと、各両リン
ク73a,73b,74a,74bのそれぞれの先端を
連結する連結リンク73c,74cとからなっている。
【0026】そして上記第1,第2の駆動リンク機構7
3,74のそれぞれの駆動リンク73a,74aの基端
部は上記駆動軸85,86に固着結合されている。また
それぞれの従動リンク73b,74bの基端は、回転台
70の回転中心に対して離間角度αだけ離間する位置と
なるようにして回転台70に枢支されている。各駆動リ
ンク機構73,74の連結リンク73c,74cの両端
の支持軸75a,75b,76a,76bにはそれぞれ
同一歯数で、かつ互いに各両リンクのもの相互で歯合す
る歯車77a,77b,77b,77dが各支持軸と一
体構成にて設けてある。この各支持軸のうち、駆動リン
ク73a,74aの先端に位置する支持軸75a,76
aが各駆動リンク73a,74aに一体結合され、他の
ものはそれぞれリンクに対して回転自在となっている。
【0027】78,79は上記第1、第2のロボットリ
ンク機構B1 ,B2 のそれぞれの駆動リンク機構73,
74の先端側に連結され、かつ各駆動リンク機構73,
74と同一大きさの平行リンク構成にした第1、第2の
従動リンク機構であり、この各従動リンク機構78,7
9はそれぞれ平行に配置される駆動リンク78a,79
aと、従動リンク78b,79bからなっており、各リ
ンクの基端のうち、駆動リンク78a,79aの基端が
上記第1,第2の駆動リンク機構73,74のそれぞれ
の従動リンク73b,74b側の支持軸75b,76b
に一体結合され、従動リンク78b,79bの基端は各
支持軸75a,76aに回転自在に連結されている。そ
して各従動リンク機構78,79のリンクの先端側のリ
ンク80a,80bにこれと一体状にして搬送台b1
2 が連結されている。両従動リンク機構78,79の
各リンク形状及び両搬送台b1 ,b2 の形状から両搬送
台b1 ,b2 は図7に示すように上下方向に同一位置と
なっている。また搬送台b1 ,b2 の基端部も相互に干
渉しないようになっている。
【0028】またこのときの両搬送台b1 ,b2 は両従
動リンク機構78,79の先端側のリンク80a,80
bの延長線上に向けて配置されており、従ってこの両搬
送台b1 ,b2 は回転台70の回転中心に対して上記離
間角度αだけ回転方向に位置がずれされている。なお図
7において、81は磁性流体シールである。
【0029】上記第1、第2の駆動軸85,86の各基
端は上記したように、回転台70に支持された1個の第
2のモータユニット72bに第1の両方向回動リンク機
構X1 を介して連結されており第2のモータユニット7
2bが一方向に回転することにより、第1のロボットリ
ンク機構B1 の駆動リンク機構73と第2のロボットリ
ンク機構B2 の駆動リンク機構74が同一方向に、かつ
異なる回転角にて回転されるようになっている。
【0030】この両方向回動リンク機構X1 は図8から
図10に示すようになっていて、第1の駆動軸85に一
端を連結した第1従動リンク87aと第2の駆動軸86
に一端を連結した第2従動リンク87bと、この各リン
ク87a,87bのそれぞれの先端に連結した第1駆動
リンク88a、第2駆動リンク88bとからなり、この
両第2駆動リンク88a,88bの先端は連結されてリ
ンク構成となっている。そしてこの両駆動リンク88
a,88bの先端の連結部に、上記回転台70に支持さ
れた第2のモータユニット72bの駆動部に一端を固着
したモータリンク89の先端が連結されている。このモ
ータリンク89は上記平行リンク機構の内側に配置され
ている。
【0031】図9、図10は上記第1の両方向回動リン
ク機構X1 を模式的に示したもので、第2のモータユニ
ット72bを駆動してモータリンク89を、例えば上側
から見て右方向に所定角θだけ回転すると、両方向回動
リンク機構X1 は図10に示すように右側へゆがんだ状
態となって回動する。このときの回動方向に上流側に位
置する第1従動リンク87aの回転角をθ1 、下流側に
位置する第2従動リンク87bの回転角をθ2 とすると
θ1 >θ2 となる。また、モータリンク89を逆方向
(左方向)に回転するとθ1 <θ2 となる。
【0032】この実施例の作用を以下に説明する。図6
に示す待機状態で、第2のモータユニット72bを右方
向にθだけ回転すると、両方向回動リンク機構X1 の作
用により、第1のロボットリンク機構B1 の駆動リンク
機構73がθ1 だけ右方向に回転し、第2のロボットリ
ンク機構B2 の駆動リンク機構74が右方向にθ2 だけ
回転し、これに従って各ロボットリンク機構B1 ,B2
の従動リンク機構78,79が歯車伝動により各駆動リ
ンク機構73,74の先端に対して左方向に各駆動リン
ク機構73,74の回転角と同じθ1 ,θ2 にわたって
回転する。これにより、上記各リンク機構が平行リンク
機構であることにより、第1の搬送台b1 はα1 方向に
沿って突出動作し、第2の搬送台b2 はα2 方向に沿っ
て没入動作する。このとき、θ1 >θ2 であることによ
り、両ロボットリンク機構B1 ,B2 の従動リンク機構
の絶対動作量は、第2のロボットリンク機構B2 側、す
なわち、没入側の方が相対的に小さくなる。
【0033】従って、この没入動作時における第2の従
動リンク機構79の先端部の回転台70の中心からの位
置を、駆動リンク機構74の先端より内側に収めること
ができ、この従動リンク機構79の没入動作が、没入側
のロボットリンク機構の回転半径拡大の要因になること
がない。
【0034】モータリンク89を左方向にθだけ回転す
ると、両ロボットリンク機構B1 ,B2 は上記動作と全
く逆の動作を行って、第1の搬送台b1 のα1 に沿って
没入動し、第2の搬送台b2 はα2 に沿って突出動す
る。このとき、第1の駆動リンク機構73は左方向へθ
2 だけ回転し、第2の駆動リンク機構74は左方向へθ
1 だけ回転(θ1 >θ2 )することにより、没入動作側
である第1のロボットリンク機構B1 の没入動作量が、
第2のロボットリンク機構B2 の突出動作動量より小さ
くなりこの第1のロボットリンク機構B1 の従動リンク
機構78の先端部の回転台70の中心からの位置が駆動
リンク機構74の先端より内側に収められる。
【0035】上記図9に示した構成の両方向回動リンク
機構X1 において、モータリンク89の回転方向上流側
のリンクの回転角θ1 (θ2 )の方が下流側の回転角θ
2 (θ1 )より大きくなることを図10、図11を参照
して説明する。ここで、第1、第2の従動リンク87
a,87bのそれぞれの長さをL1 、第1、第2の駆動
リンク88a,88bのそれぞれの長さをL2 、モータ
リンク87の長さをL3、第1、第2の駆動リンク88
a,88bの結合関節と第1、第2の駆動軸85,86
の軸心O間の距離をR、モータリンク89の回転角を
θ、第1の従動リク87aの回転角をθ1 、第2の従動
リンク87bの回転角をθ2 、第1、第2の従動リンク
87a,87bのなす角度を2ψとすると、θ1 ,θ2
は下記数式(1),(2)に示すようになり、これを線
図で示すと図11に示すようになる。図11及び表1に
おいて、モーターリンク89の右方向回転をマイナス方
向とする。
【0036】
【数1】
【0037】
【表1】
【0038】上記式(1),(2)と図11の線図及び
表1により明らかなように、モータリンク89の回転に
より従動する第1、第2の従動リンク87a,87bに
より回動する第1、第2の駆動リンク機構73,74の
それぞれの作動角度は、突出動作ではθ1 だけ回転し、
没入動作ではθ2 だけ回転し、突出動作に対して没入動
作の作動角度が小さくなる。なお図11はL1 :L2
3 :L4 =1:1:1.8:0.8の場合である。
【0039】図12から図15は他の実施例である第2
の両方向回動リンク機構X2 を示すもので、第2のモー
タユニット72bに回動されるモータリンク89を、上
記図8で示した実施例における第1の両方向回動リンク
機構X1 と同じ構成の平行リンク機構の外側に連結した
構成となっている。
【0040】この第2の両方向回動リンク機構X2 の場
合、モータリンク89が図12、図13において、右方
向に所定角θだけ回転すると、この両方向回動リンク機
構X2 は、上記第1の場合とは逆に左側へゆがんだ状態
となって回動する。このときのモータリンク89の回動
方向の上流側に位置する第1従動リンク87aの回転角
をθ1 、下流側に位置する第2の従動リンク87bの回
転角をθ2 とするとθ1 >θ2 となる。なお、この第2
の両方向回動リンク機構X2 の上記θ1 ,θ2の回転方
向は第1の両方向回動リンク機構X1 の場合と逆方向と
なる。このことから、この第2の両方向回動リンク機構
2 の各駆動軸85,86と図5、図6に示す第1、第
2の駆動リンク機構73,74との連結は第1の両方向
回動リンク機構X1 の場合と逆になっていて、モータリ
ンク89の右方向への回転方向上流側の従動リンク87
aに固着した駆動軸85を第2のロボットリンク機構B
2の第2の駆動リンク機構74に、また下流側の従動リ
ンク87bに固着した駆動軸86を第1のロボットリン
ク機構B1 の第1の駆動リンク機構73にそれぞれ連結
する。
【0041】上記図14に示した構成の第2の両方向回
動リンク機構X2 においてモータリンク89の回転方向
上流側のリンクの回転角θ1 (θ2 )の方が下流側のリ
ンクの回転角θ1 (θ2 )より大きくなることを図15
を参照して説明する。ここで各構成部材の諸元は上記し
た第1の両方向回動リンク機構X1 のものと同じである
とすると、θ1 ,θ2 は下記の数式(3),(4)に示
すようになり、これを線図で示すと図15に示すように
なる。図15及び表2において、モータリンク89の右
方向回転をプラスとする。
【0042】
【数2】
【0043】
【表2】
【0044】上記式(3),(4)と図15の線図及び
表2により明らかなように、モータリンク89の回転に
より従動する第1、第2の従動リンク87a,87bに
より回動する第1、第2の駆動リンク機構73,74
は、突出方向にθ1 だけ回転し、没入方向へθ2 だけ回
転し、突出動作に対して没入動作の作動角度が小さくな
る。なお図15はL1 :L2 :L3 :L4 =1:1:
1:2の場合である。
【0045】上記した実施例の第2の両方向作動リンク
機構X2 では第1、第2のロボットリンク機構B1 ,B
2 のそれぞれの駆動リンク機構73,74の駆動軸8
5,86を同軸状にした例を示したが、これは図16に
示すようにSだけ離間してもよい。図17はこの駆動軸
85,86を離間した場合の第1、第2のロボットリン
ク機構B1 ′,B2 ′を駆動するための第3の両方向回
動リンク機構X3 を示すもので、この構成は上記第1の
両方向回動リンク機構X1 に対して、駆動軸が離間して
いること以外は同じ構成となっていて、この実施例の説
明は上記第1の両方向回動リンク機構X1 のものに準じ
て説明する。
【0046】図17において、モータリンク89が図に
おいて右方向に所定角θだけ回転すると、この両方向回
動リンク機構X3 は、右側へゆがんだ状態となって回動
する。このときの回動方向上流側に位置する第1従動リ
ンク87aの回転角をθ1 、下流側に位置する第2従動
リンク87bの回転角をθ2 とするとθ1 >θ2 とな
る。また、モータリンク89を逆方向(左方向)に回転
するとθ1 <θ2 となる。
【0047】このときの上記θ1 >θ2 となることの説
明を図17を参照して説明する。モータリンク89がθ
だけ右方向へ回転したときの第1、第2の従動リンク8
7a,87bのそれぞれの回転角θ1 ,θ2 は下記の数
式(5),(6)に示すようになり、L1 =L2 の場合
は数式(7),(8)に示すようになる。そしてこれを
線図で示すと図18に示すようになる。なお、この図1
8はL1 :L2 :L3:L4 :S=1:1:1.8:
0.8:0.2の場合である。そしてこれを表で示すと
表3に示すようになる。
【0048】
【数3】
【0049】
【表3】
【0050】この実施例においても、上記の場合と同様
にモータリンク89の回転によって大きく回動する方の
駆動軸が突出動作する方の駆動リンク機構73,74に
対応して連結する。
【0051】第4の両方向回動リンク機構X4 は第2の
両方向回動リンク機構X2 の駆動軸を離間したものであ
り、図19において、モータリンク89が図において右
方向に所定角θだけ回転すると、この両方向回動リンク
機構X4 は図19に示すように、左側へゆがんだ状態で
回動する。このときのモータリンク89の回動方向上流
側に位置する第1従動リンク87aの回転角をθ1 、下
流側に位置する第2従動リンク87bの回転角をθ2
するとθ1 >θ2 となる。またモータリンク89を逆方
向(左方向)に回転するとθ1 <θ2 となる。
【0052】このときの上記θ1 >θ2 となることの説
明を図19を参照して説明する。モータリンク89がθ
だけ回転したときの第1、第2の従動リンク87a,8
7bのそれぞれの回転角θ1 ,θ2 は下記の数式
(9),(10)に示すようになり、L1 ,L2 の場合
は数式(11),(12)に示すようになる。そしてこ
れを線図で示すと図20に示すようになる。なおこの図
20はL1 :L2 :L3 :L4 :S=1:1:1:2:
0.2の場合である。そしてこれを表で示すと表4に示
すようになる。この実施例の場合、第1の従動リンク8
7aに結合した第1の駆動軸を図16に示した第1のロ
ボットアーム機構B1 ′の駆動部に連結し、第2の従動
リンク87bに結合した第2の駆動軸を第2のロボット
アーム機構B2′の駆動部に連結する。
【0053】
【数4】
【0054】
【表4】
【0055】上記した第1,第2,第3,第4の両方向
回動リンク機構X1 ,X2 ,X3 ,X4 はそれぞれリン
ク機構を用いた例で説明したが、これは楕円歯車機構を
用いてもよい。図21にその実施例である第5の両方向
回動リンク機構X5 を示す。
【0056】第2のモータユニット72bの出力軸90
に第1楕円歯車91と第1正円歯車92とが固着してあ
り、第1,第2のロボットリンク機構の同軸状に配置さ
れた一方の駆動軸85に上記第1楕円歯車91に噛合す
る第2楕円歯車93が、また他方の駆動軸86に上記第
1正円歯車92に噛合する第2正円歯車94がそれぞれ
固着されている。各楕円歯車91,93はそれぞれの一
方の焦点位置で各軸85,90に固着されている。
【0057】この構成において、第2のモータユニット
72bの回転軸90が、例えば、図22に示す中立状態
から図23に示すように、θ1 だけ左方向に回転する
と、第2楕円歯車93は右方向にθ2 だけ回転する。こ
のとき、両楕円歯車91,93の対向配置姿勢により、
θ1 <θ2 となる。一方このとき、第2正円歯車94の
回転角はθ1 である。これにより、この第1の駆動軸8
5はθ2 、第2の駆動軸86はθ1 だけそれぞれ右方向
に回転し、θ1 <θ2 であることにより、第1の駆動軸
85の方が第2の駆動軸86より大きく回転する。
【0058】一方回転軸90が、図22に示す中立状態
から右方向にθ1 だけ回転すると、上記と同様に、第2
楕円歯車93は左方向にθ2 ′だけ回転し、第2の正円
歯車94はθ1 だけ左方向に回転する。このとき、両楕
円歯車91,93の対向配置姿勢によりθ1 >θ2 ′と
なる。従って今度は第2の駆動軸86の回転角を左方向
にθ2 に、第1の駆動軸85の回転角を左方向にθ
1 (θ1 <θ2 )にするためには、回転軸90の回転角
θ1 を上記したこれより大きいθ2 だけ右方向に回転す
る。これにより、第2楕円歯車93はθ1 だけ左方向に
回転し、一方第2の正円歯車94はθ2 だけ左方向に回
転する。このことから、第2のモータユニット72bを
右方向へθ2 だけ回転することにより、第1の駆動軸8
5はθ1 、第2の駆動軸86はθ2 だけそれぞれ左方向
に回転し、θ1 <θ2 であることにより、第2の駆動軸
86の方が第1の駆動軸85より大きく回転する。
【0059】従って、上記第1の駆動軸85に、例え
ば、図5で示す第1のロボットリンク機構B1 を、第2
の駆動軸86に第2のロボットリンク機構B2 をそれぞ
れ結合した場合、第1のロボットリンク機構B1 を突出
動作し、第2のロボットリンク機構B2 を没入動作する
ときには第2のモータユニット72bをθ1 だけ左方向
に回転し、逆方向に作動するときにはθ2 だけ右方向に
回転する。
【0060】上記第5の両方向回動リンク機構X5 の場
合、楕円歯車と正円歯車とを組合わせた構成としたが、
図24から図26に示すように、この両正円歯車92,
94を互いに噛合する楕円歯車92′,94′に置き換
えてもよい。図26にその作用状態を示すこの場合、モ
ータユニット72bが中立状態からある角度回転したと
きの第1の駆動軸85の回転角度と、モータユニット7
2bが逆方向に同一角度回転したときの第2の駆動軸8
6の回転角とが等しくなり、第1,第2のロボットリン
ク機構C1 ,C2 を制御するための計算が符号が異なる
のみで同一になり、制御しやすくなる。
【0061】上記実施例における第1,第2のロボット
リンク機構B1 ,B2 、B1 ′,B2 ′の駆動リンク機
構と従動リンク機構は平行リンク構成にしたが、この両
リンク機構は図27に示すようにベルトリンク構成にし
てもよい。図27は一方のロボットリンク機構Cを示す
もので、図示しない回転台に回転自在に支持された第1
アーム101、この第2アーム101の先端部に回転自
在に連結された第2アーム102、この第2アーム10
2の先端に回動自在に連結された搬送台103とは、上
記第1アーム101の回動基部に、同心状に支承された
第1プーリ104と、第1アーム101と第2アーム1
02との連結部に、これらの回動中心と同心に、かつ軸
105にて連結されて第1アーム101に支承された第
2プーリ106と、第2アーム102に支承された第3
プーリ107と、第2アーム102の先端部で上記搬送
台103の回転軸108に固着して支承された第4プー
リ109と、上記第1,第2のプーリ104,106に
巻掛けた第1ベルト110、第3,第4のプーリ10
7,109に巻掛けた第2ベルト111とからなってい
る。
【0062】そして、第1アーム101に回転基部はプ
ーリ112,113及びベルト114を介して第1のモ
ータユニット115に、また第1プーリ104の軸11
6は第2のモータユニット117に連結されている。上
記第1プーリ104と第2プーリ106の径比は2:
1、第3プーリ107と第4プーリ109の径比は1:
2になっている。
【0063】上記構成において、第2のモータユニット
117を停止した状態で第1のモータユニット115を
駆動して第1アーム101を一方へ回転すると、第1プ
ーリ104は第1アーム101に対して相対的に同じ回
転角で逆転した状態になり、この第1プーリ104の回
転角が第1ベルト110を介して第2プーリ106に2
倍に増速されて伝わり、第2のアーム102が第1アー
ム101の回転方向とは逆方向に、これの2倍の回転角
で回転される。このとき、第2アーム102の回転基端
側に位置する第3プーリ107は上記第1プーリ104
と同様に第2アーム102の回転方向とは逆方向に相対
回転され、これにより、搬送台103が第2アーム10
2の回転方向とは逆方向に、かつ1/2の回転角で回転
される。
【0064】上記第1モータユニット115による正
転、逆転の回転動作により搬送台103が第1アーム1
01の回転基部に対して放射状に出没動作がなされる。
そして、第1,第2の両モータユニット115,117
を同一方向に、同一回転角で回転することにより、ロボ
ットリンク機構Dの全体が回転される。
【0065】この実施例では一方のロボットリンク機構
のみについて説明したが、このロボットリンク機構は上
記各実施例と同様に2組を一対のロボットリンク機構と
して用い、これを協動して一方の搬送台を突出動作した
ときには、他方の搬送台を没入動作するようにする。
【0066】またこの実施例では、出没動作用と、回転
用の2つのモータユニット115,117を用いた例を
示したが、この実施例における一対のロボットリンク機
構の各第1アームの駆動軸に、上記第4の実施例におけ
る各両方向回動リンク機構X1 〜X5 を連結して用い
る。これによって、搬送台の突出動作量に対して没入動
作の動作量を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチチャンバタイプの製造装置の一例である
半導体製造装置の概略的な平面図である。
【図2】トランスファチャンバを示す斜視図ある。
【図3】従来のハンドリング用ロボットを示す斜視図で
ある。
【図4】(a),(b)は他の従来のハンドリング用ロ
ボットの作用説明図である。
【図5】本発明の実施例の作用状態を示す平面図であ
る。
【図6】本発明の実施例の待機状態を示す平面図であ
る。
【図7】本発明の実施例の構成を示す断面図である。
【図8】第1の両方向回動リンク機構を示す斜視図であ
る。
【図9】第1の両方向回動リンク機構の作用説明図であ
る。
【図10】第1の両方向回動リンク機構のリンク長と回
転角度等の関係を示す説明図である。
【図11】第1の両方向回動リンク機構のモータリンク
の回転角に対する第1,第2の駆動軸の回転角の変化を
示す線図である。
【図12】第2の両方向回動リンク機構を示す斜視図で
ある。
【図13】第2の両方向回動リンク機構の作用説明図で
ある。
【図14】第2の両方向回動リンク機構のリンク長と回
転角度等の関係を示す説明図である。
【図15】第1の両方向回動リンク機構のモータリンク
の回転角に対する第1,第2の駆動軸の回転角の変化を
示す線図である。
【図16】本発明の他の実施例の待機状態を示す平面図
である。
【図17】第3の両方向回動リンク機構のリンク長と回
転角度等の関係を示す説明図である。
【図18】第3の両方向回動リンク機構のモータリンク
の回転角に対する第1,第2の駆動軸の回転角の変化を
示す線図である。
【図19】第4の両方向回動リンク機構のリンク長と回
転角度等の関係を示す説明図である。
【図20】第4の両方向回動リンク機構のモータリンク
の回転角に対する第1,第2の駆動軸の回転角の変化を
示す線図である。
【図21】第5の両方向回動リンク機構を示す斜視図で
ある。
【図22】第5の両方向回動リンク機構の待機状態を示
す説明図である。
【図23】第5の両方向回動リンク機構の作動状態を示
す説明図である。
【図24】第5の両方向回動リンク機構の他例を示す断
面図である。
【図25】第5の両方向回動リンク機構の他例の待機状
態を示す説明図である。
【図26】第5の両方向回動リンク機構の作用状態を示
す説明図である。
【図27】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…トランスファチャンバ 2a,2b,2c,2d,2e…プロセスチャンバステ
ーション 3…ワーク受け渡しステーション 5…仕切り壁 6…ゲート 8a,8b,8a′,8b′,103…搬送台 28a,28b,32a,32b,35a,35b…リ
ンク 23…回転テーブル 25,29…被駆動軸 26,30…駆動軸 70…回転台 85,86…駆動軸 72a,72b…モータユニット 73,74…駆動リンク機構 78,79…従動リンク機構 87a,87b…従動リンク 88a,88b…駆動リンク 87…モータリンク 91,93,92′,94′…楕円歯車 92,94…正円歯車 104,106,107,109,112,113…プ
ーリ 110,111,114…ベルト A…ハンドリング用ロボット B1 ,B2 ,B1 ′,B2 ′,C2 ,D…ロボットリン
ク機構 W1 ,W2 …ウエハ X1 ,X2 ,X3 ,X4 ,X5 …両方向回動リンク機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端部に被処理物を載置する搬送台を有
    し、伸縮動作することにより、この搬送台を出没動作す
    る第1,第2のロボットリンク機構を、交互に出没動作
    すると共に、一体状に回転可能にしてなるハンドリング
    用ロボットにおいて、第1,第2のロボットリンク機構
    を、回転台に対してそれぞれ独立して回転自在に支持し
    た第1,第2の駆動リンク機構と、この各駆動リンク機
    構の先端に、この各駆動リンク機構の回転に従って同期
    回転するようにして連結した第1,第2の従動リンク機
    構と、この各従動リンク機構の先端に連結された第1,
    第2の搬送台にて構成し、この第1,第2のロボットリ
    ンク機構のそれぞれの駆動リンク機構の駆動軸と、1つ
    の回転駆動源とを、回転駆動源の両方向へのそれぞれの
    回転角度θを、一方の駆動軸の回転角がθ1 、他方の駆
    動軸の回転角がθ2 、ただしθ1 ≠θ2 となるように回
    転を伝達する両方向回動リンク機構を介して連結したこ
    とを特徴とするハンドリング用ロボット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のハンドリング用ロボット
    における両方向回動リンク機構を、第1,第2のロボッ
    トリンク機構の一方の駆動軸に一端を固着した第1従動
    リンクと、他方の駆動軸に一端を固着した第2従動リン
    クと、この両従動リンクのそれぞれの先端に一端を連
    結、他端を相互に連結した第1,第2の駆動リンクと、
    一端を回転駆動源の駆動部に固着し、他端を上記両駆動
    リンクの連結部に連結したモータリンクとから構成した
    ことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のハンドリング用ロボット
    における両方向回動リンク機構を、第1,第2のロボッ
    トリンク機構の一方の駆動軸に固着した第1の従動歯車
    と、他方の駆動軸に固着した第2の従動歯車と、回転駆
    動源の回転軸に固着され、上記第1従動軸に噛合する第
    1駆動歯車と、第2従動歯車に噛合する第2駆動歯車と
    からなり、少なくとも1組の互いに噛合する従動歯車と
    駆動歯車を楕円歯車としたことを特徴とするハンドリン
    グ用ロボット。
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