JP3863037B2 - 垂直偏向装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CRT(陰極線管)の上下糸巻歪を補正する補正回路を備えた垂直偏向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CRTにおいて、偏向の中心点から管面(蛍光面)までの距離は、周辺部ほど長くなるので、電子ビームの振れは、画面の四隅で最も大きくなる。それにより、CRTの画面上に表示される画像に上下糸巻歪および左右糸巻歪が発生する。特に、これらの糸巻歪は、ピンクッション歪とも呼ばれ、上下糸巻歪はNS(ノース・サウス)糸巻歪(ピンクッション歪)と呼ばれ、左右糸巻歪はEW(イースト・ウエスト)糸巻歪(ピンクッション歪)と呼ばれる。このような糸巻歪は、電子ビームの偏向角が大きいほど、大きくなる。
【0003】
図16(a)はCRT管面上のNS糸巻歪の例を示す図、図16(b)は垂直偏向電流に重ね合わせたNS糸巻歪補正電流を示す波形図である。なお、図16において、Hは水平走査周期を示し、Vは垂直走査周期を示す。
【0004】
図16(a)に示すように、CRTの管面上のNS糸巻歪は、左右両端に比べて中央部がくびれた形状となっている。水平走査線の中央部を矢印で示すように上下に移動させることによりNS糸巻歪を補正することができる。そのため、図16(b)に示すように、垂直走査周期で変化する鋸波状の垂直偏向電流VIに、水平走査周期でパラボラ状に変化するNS糸巻歪補正電流(以下、補正電流と略記する)amを重ね合わせる。補正電流amは、垂直走査期間の前半(画面の上半分)で正の極性を有し、垂直走査期間の後半(画面の下半分)で負の極性を有する。補正電流amの振幅は画面の中央部から上下端に近づくにつれて大きくなっている。
【0005】
従来、垂直偏向電流に補正電流を重ね合わせるために、過飽和リアクタを用いる方式や、垂直偏向コイルにトランスを直列に挿入し、そのトランスを水平走査周期のパラボラ電流(以下、水平パラボラ電流と呼ぶ)で駆動するトランス方式が採用されてきた。
【0006】
図17は従来の過飽和リアクタ方式によるNS糸巻歪補正を示す概略図であり、(a)は過飽和リアクタを示し、(b)は過飽和リアクタの磁束密度Bと磁界Hとの関係を示す図である。
【0007】
図17(a)において、過飽和リアクタの鉄心50は3つの脚を有する。また、鉄心50上には、鉄心51が配置され、鉄心51上に永久磁石52が配置されている。鉄心50の両側の脚の巻線LH1,LH2には水平偏向電流HIが流される。それにより、磁束ΦH が発生する。また、鉄心50の中央部の脚の巻線LVには垂直偏向電流VIが流される。それにより、磁束ΦV が発生する。さらに、永久磁石52により磁束ΦB が発生する。図17(b)に示すように、過飽和リアクタにおいては、磁界Hが大きくなると、磁束密度Bは飽和する。
【0008】
図17(a)の構成により、図16(b)に示したように、垂直偏向コイルに供給される垂直偏向電流VIに補正電流amが重ね合わされる。トランス方式でも、同様の制御を行っている。このようにして、NS糸巻歪が補正される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
偏向ヨークの内部には、水平偏向コイルと垂直偏向コイルとが直交するように配置されている。偏向ヨークの製造上の問題により、必ずしも水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの直交性が保証されていない。よって、偏向ヨーク内部の水平偏向コイルから垂直偏向コイルに水平偏向電流による電流成分が電磁結合により誘導される。
【0010】
また、水平ブランキング期間において水平偏向コイルで発生する水平フライバックパルスは千数百Vp−p(ボルト・ピーク・トゥ・ピーク)の電圧に達し、かつその水平フライバックパルスの高調波成分は水平走査周波数の何十倍もの周波数を有するので、水平偏向コイルと垂直偏向コイルとの間の浮遊容量を介して水平偏向コイルと垂直偏向コイルとが結合される。それにより、水平偏向コイルから垂直偏向コイルに水平偏向電流による電流成分が静電結合により誘導される。
【0011】
以下、水平偏向コイルから垂直偏向コイルに電流成分が誘導されることをHVクロストークと呼び、水平偏向コイルから垂直偏向コイルに誘導される電流成分をHVクロストーク成分と呼ぶ。HVクロストーク成分が垂直偏向コイルに供給される垂直偏向電流に重畳されると、走査線が歪み、表示される画像が歪む。
【0012】
なお、垂直偏向コイルから水平偏向コイルには垂直偏向電流による電流成分が誘導される。しかし、水平偏向電流は十数Ap-p(アンペア・ピーク・トゥ・ピーク)と大きいのに対して、垂直偏向電流は1〜2Ap-pと小さい。また、垂直ブランキング期間に垂直偏向コイルに発生するパルスの電圧は100V未満であり、周波数は数十ヘルツから最大数百ヘルツまでである。そのため、垂直偏向コイルから水平偏向コイルに電磁結合および静電結合により誘導される電流成分は、ほとんど問題にならないほど小さい。
【0013】
従来の過飽和リアクタ方式およびトランス方式のNS糸巻歪補正では、偏向ヨーク内部で発生するHVクロストークを考慮した補正が行われていない。図18はHVクロストークを説明するための図である。
【0014】
図18の(a)は補正電流が重畳された垂直偏向電流VIを示し、(b)は補正電流amを示し、(c)はHVクロストーク成分CRを示し、(d)は補正電流amとHVクロストーク成分CRとの合成波形を示す。図18(a)においては、垂直偏向電流VIに重畳された補正電流は大略的に示されている。図18において、Vは垂直走査周期を示す。
【0015】
図18(a)に示すように、NS糸巻歪を補正するために、垂直走査周期で変化する鋸波状の垂直偏向電流VIに、水平走査周期でパラボラ状に変化する補正電流が重畳される。上記のように、CRT管面の上半分と下半分とで補正電流amの極性が反転される。したがって、図18(b)に示すように、垂直偏向電流VIの上半分と下半分には極性の異なる補正電流amが重畳される。
【0016】
ここで、図18(c)示すように、水平偏向コイルから垂直偏向コイルに垂直走査期間内において水平走査周期で変化するHVクロストーク成分CRが発生する。HVクロストーク成分CRの極性は垂直走査期間内で同一である。
【0017】
そのため、図18(d)に示すように、HVクロストーク成分CRが補正電流amに合成されると、垂直走査期間の前半部の補正電流のピークは左にシフトし、後半部の補正電流のピークは右にシフトする。それにより、CRT管面の上半分と下半分とで異なる画像の歪が発生する。
【0018】
また、偏向ヨークとCRTとの組み合わせにより発生するNS糸巻歪は、理想的には左右対称になるが、種々の特性のばらつきによりNS糸巻歪が左右対称にならない場合がある。それにより、CRT管面上で横線が一直線に表示されない場合がある。
【0019】
図19はNS糸巻歪の補正を説明するための概念図であり、(a)はCRT管面上の無補正時のNS糸巻歪を示し、(b)は補正波形を示し、(c)は補正時のCRT管面を示す。
【0020】
図19(a)に示すNS糸巻歪を図19(b)に示すパラボラ状の補正波形を用いて補正した場合、図19(c)に示すようにNS糸巻歪を直線状に補正することができる。
【0021】
ところで、最近のLCD(液晶表示装置)やPDP(プラズマディスプレイパネル)に代表されるFPD(フラットパネルディスプレイ)の影響を受けて、CRTについても、全長短縮化の要求が強まってきている。
【0022】
しかしながら、CRTの全長短縮化を行った場合、NS糸巻歪およびEW糸巻歪が増加する。通常の偏向角のCRTにおける糸巻歪の形状は、パラボラ波形特性(自乗特性)を示すが、全長短縮化CRTのような偏向角の大きなCRTにおける糸巻歪には、高次の歪成分が発生する。特に、NS糸巻歪に関しては、水平方向の横線が糸巻状になり、単純なパラボラ波形特性(自乗特性)からずれた、いわゆるガルウイング歪を引き起こす。
【0023】
図20はガルウイング歪の発生を説明するための概念図であり、(a)はCRT管面上の無補正時のNS糸巻歪を示し、(b)は補正波形を示し、(c)は補正時のCRT管面を示す。
【0024】
図20(a)に示すNS糸巻歪を図20(b)に示すパラボラ状の補正波形を用いて補正した場合、図20(c)に示す高次歪成分を有するガルウイング歪が発生する。
【0025】
ここで、図21は自乗波形および高次歪成分を有する波形を正規化して示す図である。ガルウイング歪は、図21の自乗波形と高次歪成分を有する波形との差分がCRT管面上に歪として発生したものである。
【0026】
このように、CRTの偏向角を増大させた場合には、自乗波形の水平パラボラ電流を用いてNS糸巻歪を補正することができない。
【0027】
水平パラボラ電流(自乗成分)の高調波成分を垂直偏向電流に加算することも可能であるが、垂直偏向コイルの巻線のインダクタンスが数mHのオーダーであり、さらに垂直偏向コイルの巻線の抵抗成分が十数Ωのオーダーであるので垂直偏向コイル自身が水平走査周波数以上の成分に対しては、ローパスフィルタとして動作する。そのため、水平パラボラ電流の高調波成分を加算することを考えた場合、基本の水平パラボラ電流よりかなり大きな高調波成分を垂直偏向電流に加算することが必要となり、回路のダイナミックレンジを広く取る必要性が発生する。
【0028】
さらに、従来の過飽和リアクタ方式のNS糸巻歪補正では、水平偏向回路から取り出された水平パラボラ電流を利用しているので、垂直ブランキング期間においても水平パラボラ電流は流れており、消費電力が大きい。
【0029】
本発明の目的は、水平偏向コイルから垂直偏向コイルへのクロストークの影響を受けることなく、上下糸巻歪を十分に補正することができる垂直偏向装置を提供することである。
【0030】
本発明の他の目的は、左右非対称な上下糸巻歪を十分に補正することができる垂直偏向装置を提供することである。
【0031】
本発明のさらに他の目的は、偏向角が大きい場合でもNS糸巻歪を十分に補正することができる垂直偏向装置を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明
第1の発明に係る垂直偏向装置は、電子ビームを画面の垂直方向に偏向するために垂直偏向コイルに垂直偏向電流を供給する垂直偏向装置であって、垂直偏向コイルに垂直偏向電流を出力する垂直偏向電流出力回路と、上下糸巻歪を補正するために水平走査周期でパラボラ状に変化する補正信号を出力する補正回路と、補正回路により出力される補正信号の位相を垂直走査周期で変調する変調回路と、変調回路の出力信号に基づく補正電流を垂直偏向電流に重畳する重畳手段とを備え、補正回路は、水平走査周期で鋸波状に変化するとともに、振幅の半分のレベルの屈曲点を有する折れ線波形を発生する折れ線波形発生器と、折れ線波形発生器により発生された折れ線波形において振幅の半分のレベルより下の部分を屈曲点で上に折り返すことにより得られる折り返し波形を発生する折り返し波形発生器と、折り返し波形発生器により発生された折り返し波形に基づいて、折り返し波形の折り返し点に対応するピークを有する補正信号を発生する補正信号発生器とを含むものである。
【0033】
本発明に係る垂直偏向装置においては、垂直偏向電流出力回路により垂直偏向コイルに垂直偏向電流が出力される。また、補正回路により上下糸巻歪を補正するために水平走査周期でパラボラ状に変化する補正信号が出力される。さらに、補正回路により出力される補正信号の位相が変調回路により垂直走査周期で変調される。重畳手段により、変調回路の出力信号に基づく補正電流が垂直偏向電流に重畳される。
【0034】
この場合、補正信号の位相が垂直走査周期で変調されることにより、水平偏向コイルから垂直偏向コイルへ誘導されるクロストーク成分の影響が補正される。それにより、クロストークの影響を受けることなく、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0035】
特に、折れ線波形の屈曲点の位置を調整することにより、補正信号のピークの位置を調整することができる。それにより、補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせることができる。
【0036】
(2)第2の発明
第2の発明に係る垂直偏向装置は、第1の発明に係る垂直偏向装置の構成において、変調回路は、垂直走査期間の前半で補正信号の位相を遅らせ、垂直走査期間の後半で補正信号の位相を進めるものである。
【0037】
この場合、クロストーク成分が補正信号に合成されることにより、垂直走査期間の前半で補正信号の位相が進み、垂直走査期間の後半で補正信号の位相が遅れる。したがって、垂直走査期間の前半で補正信号の位相を遅らせ、垂直走査期間の後半で補正信号の位相を進めることにより、クロストーク成分の影響を補正することができる。
【0038】
(3)第3の発明
第3の発明に係る垂直偏向装置は、第1または第2の発明に係る垂直偏向装置の構成において、補正回路は、補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせる機能を有するものである。
【0039】
これにより、クロストークの影響を受けることなく、左右非対称な上下糸巻歪を補正することができる。
【0040】
(4)第4の発明
第4の発明に係る垂直偏向装置は、第1〜第3のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、補正信号発生器は、折り返し波形をn乗することにより補正信号を発生し、nは実数であるものである。
【0041】
それにより、折り返し点に対応するピークを有するパラボラ状の補正信号が得られる。この場合、nの値を調整することにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。したがって、偏向角が大きい場合でも、クロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0042】
(5)第5の発明
第5の発明に係る垂直偏向装置は、第1〜第4のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、水平走査周期でパルス信号を発生する複数のパルス発生回路と、複数のパルス発生回路により発生されたパルス信号を変調回路の出力信号に合成する合成手段とをさらに備え、重畳手段は、合成手段の出力信号に基づく補正電流を垂直偏向電流に重畳するものである。
【0043】
この場合、垂直偏向電流に重畳される補正電流においてパルス信号に対応するパルス成分が垂直偏向コイルにより積分される。それにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分が、積分されたパルス成分により補正される。したがって、偏向角が大きい場合でも、クロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0044】
(6)第6の発明
第6の発明に係る垂直偏向装置は、電子ビームを画面の垂直方向に偏向するために垂直偏向コイルに垂直偏向電流を供給する垂直偏向装置であって、垂直偏向コイルに垂直偏向電流を出力する垂直偏向電流出力回路と、上下糸巻歪を補正するために水平走査周期でパラボラ状に変化する補正信号を出力する補正回路と、水平走査周期でパルス信号を発生する複数のパルス発生回路と、複数のパルス発生回路により発生されたパルス信号を補正回路により出力された補正信号に合成する合成手段と、合成手段の出力信号に基づく補正電流を垂直偏向電流に重畳する重畳手段とを備え、補正回路は、補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせる機能を有するものである。
【0045】
本発明に係る垂直偏向装置においては、垂直偏向電流出力回路により垂直偏向コイルに垂直偏向電流が出力される。また、補正回路により上下糸巻歪を補正するために水平走査周期でパラボラ状に変化する補正信号が出力される。さらに、重畳手段により、補正回路から出力される補正信号に基づく補正電流が垂直偏向電流に重畳される。
【0046】
この場合、補正回路が補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせる機能を有することにより、左右非対称の上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0047】
特に、垂直偏向電流に重畳される補正電流においてパルス信号に対応するパルス成分が垂直偏向コイルにより積分される。それにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分が、積分されたパルス成分により補正される。したがって、偏向角が大きい場合でも、クロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0048】
(7)第7の発明
第7の発明に係る垂直偏向装置は、第6の発明に係る垂直偏向装置の構成において、補正回路は、水平走査周期で鋸波状に変化するとともに、振幅の半分のレベルの屈曲点を有する折れ線波形を発生する折れ線波形発生器と、折れ線波形発生器により発生された折れ線波形において振幅の半分のレベルより下の部分を屈曲点で上に折り返すことにより得られる折り返し波形を発生する折り返し波形発生器と、折り返し波形発生器により発生された折り返し波形に基づいて、折り返し波形の折り返し点に対応するピークを有する補正信号を発生する補正信号発生器とを含むものである。
【0049】
この場合、折れ線波形の屈曲点の位置を調整することにより、補正信号のピークの位置を調整することができる。それにより、補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせることができる。
【0050】
(8)第8の発明
第8の発明に係る垂直偏向装置は、第7の発明に係る垂直偏向装置の構成において、補正信号発生器は、折り返し波形をn乗することにより補正信号を発生し、nは実数であるものである。
【0051】
それにより、折り返し点に対応するピークを有するパラボラ状の補正信号が得られる。この場合、nの値を調整することにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。したがって、偏向角が大きい場合でも、クロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0052】
(9)第9の発明
第9の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第8のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、補正回路は、水平走査周期で変化するパラボラ波形と他の関数波形との組み合わせにより補正信号を出力するものである。
【0053】
この場合、パラボラ波形と他の関数波形との組み合わせにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。したがって、偏向角が大きい場合でも、クロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0054】
(10)第10の発明
第10の発明に係る垂直偏向装置は、第9の発明に係る垂直偏向装置の構成において、他の関数波形はn乗波形であり、nは実数であるものである。
【0055】
この場合、パラボラ波形とn乗波形との組み合わせにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。
【0056】
(11)第11の発明
第11の発明に係る垂直偏向装置は、第10の発明に係る垂直偏向装置の構成において、補正回路は、
Y=An1Xn1+An2Xn2+…+AnkXnk …(1)
上式(1)で表される関数に基づいて補正信号を出力し、n1,n2,…,nkはそれぞれ正の実数であり、An1,An2,…,Ankはそれぞれ係数であるものである。
【0057】
この場合、係数An1,An2,…,Ankをそれぞれ任意に設定することにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。
【0058】
(12)第12の発明
第12の発明に係る垂直偏向装置は、第9の発明に係る垂直偏向装置の構成において、他の関数波形は正弦波形であるものである。
【0059】
この場合、パラボラ波形と正弦波形との組み合わせにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。
【0060】
(13)第13の発明
第13の発明に係る垂直偏向装置は、第12の発明に係る垂直偏向装置の構成において、正弦波形は、水平走査周期のa/b倍の周期を有し、かつ可変の位相を有し、aおよびbは整数であるものである。
【0061】
この場合、係数a、係数bおよび位相をそれぞれ任意に設定することにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分を補正することができる。
【0062】
(14)第14の発明
第14の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第13のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、重畳手段は、一次巻線および二次巻線を有するトランスと、トランスの一次巻線に接続された駆動回路とを含み、トランスの二次巻線が垂直偏向コイルに直列に接続され、駆動回路は、合成手段の出力信号に応じてトランスの一次巻線に駆動電流を供給するものである。
【0063】
この場合、駆動回路により合成手段の出力信号に応じてトランスの一次巻線に駆動電流が供給される。それにより、合成手段の出力信号に基づく補正電流が垂直偏向電流に重畳される。このようにして、垂直偏向電流に補正電流を容易に重畳させることができる。
【0064】
(15)第15の発明
第15の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第14のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、複数のパルス発生回路は、パルス信号の波高値をそれぞれ独立に制御可能に構成されたものである。
【0065】
これにより、上下糸巻歪における種々の大きさの高次歪成分を補正することができる。
【0066】
(16)第16の発明
第16の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第15のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、複数のパルス発生回路は、パルス信号の位相またはパルス幅をそれぞれ独立に制御可能に構成されたものである。
【0067】
これにより、上下糸巻歪における種々の位相または幅の高次歪成分を補正することができる。
【0068】
(17)第17の発明
第17の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第16のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、複数のパルス発生回路は、パルス信号の極性をそれぞれ独立に制御可能に構成されたものである。
【0069】
これにより、上下糸巻歪における種々の極性の高次歪成分を補正することができる。
【0070】
(18)第18の発明
第18の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第17のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、変調回路は、補正回路により出力される補正信号の波高値を垂直走査周期で変調する第1の変調回路を含み、垂直偏向回路は、複数のパルス信号発生回路により出力されるパルス信号の波高値を垂直走査周期で変調する第2の変調回路をさらに備えたものである。
【0071】
この場合、補正回路により出力される補正信号の波高値が第1の変調回路により垂直走査周期で変調されるとともに、複数のパルス信号発生回路により出力されるパルス信号の波高値が第2の変調回路により垂直走査周期で変調される。それにより、画面上の各部分で最適な量の補正を行うことができる。
【0072】
(19)第19の発明
第19の発明に係る垂直偏向装置は、第6〜第18のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、合成手段は、補正回路から出力される補正信号と複数のパルス信号発生回路により発生されたパルス信号とを加算する加算器を含むものである。
【0073】
この場合、加算器により補正回路から出力される補正信号と複数のパルス信号発生回路により発生されたパルス信号とが加算されることにより、パルス信号と補正信号とが合成される。
【0074】
(20)第20の発明
第20の発明に係る垂直偏向装置は、第1〜第19のいずれかの発明に係る垂直偏向装置の構成において、垂直ブランキング期間に補正電流を0にするブランキング回路をさらに備えたものである。
【0075】
この場合、垂直ブランキング期間において、補正電流が0となるので、省電力化が図られる。
【0076】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0077】
(1)第1の実施の形態
図1は本発明の第1の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図である。図2は図1の垂直偏向装置の各部の信号波形図である。図2において、Vは垂直走査周期を示し、Hは水平走査周期を示す。
【0078】
図1の垂直偏向装置において、垂直アンプ1、垂直偏向コイル2、垂直電流検出抵抗3、垂直フィードバック回路4およびトランス6の二次巻線が垂直出力回路5を構成する。垂直アンプ1の入力端子には、垂直走査周期で変化する鋸波電圧SWが与えられる。垂直アンプ1の出力端子と接地端子との間には垂直偏向コイル2、トランス6の二次巻線および垂直電流検出抵抗3が直列に接続されている。トランス6の二次巻線と垂直電流検出抵抗3との接続点は、垂直フィードバック回路4を介して垂直アンプ1の入力端子に接続されている。
【0079】
補正電流出力アンプ7の出力端子は、トランス6の一次巻線の一端に接続されている。トランス6の一次巻線の他端は、補正電流検出抵抗8を介して接地端子に接続されている。補正電流出力アンプ7の一方の入力端子には後述する変調された水平パラボラ信号HP1が与えられる。トランス6の一次巻線の他端と補正電流検出抵抗8との接続点は、NS糸巻歪フィードバック回路9を介して補正電流出力アンプ7の他方の入力端子に接続されている。
【0080】
垂直変調信号発生回路31は垂直変調信号(垂直変調電圧)VMを発生する。図2(a)に示すように、垂直変調信号VMは、垂直走査周期で鋸波状に変化する。水平パラボラ信号発生回路32は水平パラボラ信号(水平パラボラ電圧)HPを発生する。図2(b)に示すように、水平パラボラ信号HPは、水平走査周期でパラボラ状に変化する。
【0081】
垂直走査期間水平パラボラ変調回路(以下、パラボラ変調回路と略記する)12には、垂直変調信号発生回路31により発生された垂直変調信号VMおよび水平パラボラ信号発生回路32により発生された水平パラボラ信号HPが与えられる。パラボラ変調回路12は、水平パラボラ信号HPと垂直変調信号VMとを乗算することにより水平パラボラ信号HPを垂直変調信号VMで振幅変調し、垂直変調信号VMに基づいて水平パラボラ信号HPの位相を変調し、変調された水平パラボラ信号HP1を補正電流出力アンプ7の一方の入力端子に出力する。図2(c)に示すように、垂直走査期間の前半では、水平パラボラ信号HP1の極性は反転せず、水平パラボラ信号HP1の振幅は垂直変調信号VMのレベルにしたがって徐々に減少し、垂直走査期間の後半では、水平パラボラ信号HP1の極性が反転し、水平パラボラ信号HP1の振幅は垂直変調信号VMのレベルにしたがって徐々に増加する。
【0082】
図3は図1の垂直偏向装置におけるNS糸巻歪補正を説明するための波形図である。
【0083】
図3(a)は水平パラボラ信号発生回路32により出力される水平パラボラ信号HPを示し、図3(b)は水平偏向コイルから垂直偏向コイルに誘導される電流(HVクロストーク成分)CRを示し、図3(c)は図3(a)の水平パラボラ信号HPと図3(b)のHVクロストーク成分CRとの合成波形を示し、図3(d)はパラボラ変調回路12により変調された水平パラボラ信号HP1を示し、図3(e)は図3(d)の水平パラボラ信号HP1と図3(c)のHVクロストーク成分CRとの合成波形を示す。
【0084】
図3(a)に示すように、水平パラボラ信号発生回路32からは、水平走査周期で変化する水平パラボラ信号HPが出力される。図3(b)に示すように、HVクロストーク成分CRは水平走査周期で変化する。
【0085】
図3(a)の水平パラボラ信号HPと図3(b)のHVクロストーク成分CRとが合成(加算)される。それにより、図3(c)に示すように、管面上部では、合成された波形の位相が水平走査期間内で進み、管面下部では、合成された波形の位相が水平走査期間内で遅れる。すなわち、管面上部では、合成された波形のピークが水平方向の左にシフトし、管面下部では、合成された波形のピークが水平方向の右にシフトする。
【0086】
図1のパラボラ変調回路12は、管面上部では、水平パラボラ信号HPの位相を遅らせ、管面下部では、水平パラボラ信号HPの位相を進める。それにより、図3(d)に示すように、管面上部では、変調された水平パラボラ信号HP1のピークが水平方向の右にシフトし、管面下部では、変調された水平パラボラ信号HP1のピークが水平方向の左にシフトする。
【0087】
図3(d)の水平パラボラ信号HP1と図3(b)のHVクロストークCRとが合成(加算)されることにより、図3(e)に示すように、管面上部および管面下部において、合成された波形のピークが水平方向の中央に位置する。
【0088】
このようにして、パラボラ変調回路12からは、補正された水平パラボラ信号HP1が出力される。パラボラ変調回路12から出力される水平パラボラ信号HP1が補正電流出力アンプ7により増幅されるとともに、補正電流出力アンプ7から出力される補正電流am0がトランス6の一次巻線に流れる。
【0089】
垂直アンプ1は、垂直走査周期で変化する鋸波電圧SWに応答して垂直走査周期で変化する鋸波状の垂直偏向電流VIを出力する。トランス6の一次巻線に流れる電流により二次巻線に補正電流am1が得られる。補正電流am1は、図3(e)に示した合成波形と同様に、水平走査周期でパラボラ状に変化する。この補正電流am1が垂直アンプ1から出力される垂直偏向電流VIに重畳される。それにより、HVクロストークの影響を受けることなく、NS糸巻歪が補正される。
【0090】
次に、CRTと偏向ヨークとの組み合わせにより管面の水平方向の左右で歪が異なる場合のNS糸巻歪について図4を用いて説明する。図4はNS糸巻歪が管面上で左右対称な場合の水平パラボラ信号およびNS糸巻歪が管面上で左右非対称な場合の水平パラボラ信号を説明するための図である。
【0091】
図4(a)はCRTと偏向ヨークとの組み合わせによりCRT管面上のNS糸巻歪が左右対称となっている場合に管面上に表示される横線を示す。図4(a)に示すように、CRT管面上のNS糸巻歪が左右対称となっている場合には、図4(c)に示すように、左右対称な水平パラボラ信号HPを発生するように図1の水平パラボラ信号発生回路32が設定される。
【0092】
図4(b)はCRTと偏向ヨークとの組み合わせによりCRT管面上のNS糸巻歪が左右非対称となっている場合に管面上に表示される横線を示す。図4(b)に示すように、CRT管面上のNS糸巻歪が左右非対称となっている場合には、図4(d)に示すように、左右非対称な水平パラボラ信号HPを発生するように図1の水平パラボラ信号発生回路32が設定される。
【0093】
図5は水平パラボラ信号発生回路32の構成の一例を示すブロック図である。図6は図5の水平パラボラ信号発生回路32の動作を説明するための波形図である。図6(a)において、BRは水平ブランキング期間を示す。図6(b),(c),(d)においては、水平ブランキング期間の表示を省略している。
【0094】
図5に示すように、水平パラボラ信号発生回路32は、水平折れ線鋸波発生器321、折り返し波形発生器322およびn乗波形発生器323を含む。水平折れ線鋸波発生器321は、水平走査周期で変化する水平折れ線鋸波HSを発生する。折り返し波形発生器322は、水平折れ線鋸波HSに基づいて水平折り返し波形RTを発生する。n乗波形発生器323は、水平折り返し波形RTに基づいてn乗波形のピークをシフトさせることにより水平パラボラ信号HPを発生する。
【0095】
図6(a)に示すように、水平折れ線鋸波発生器321により発生される水平折れ線鋸波HSでは、振幅が1/2となる点POを水平走査期間の中央から前後に移動させることができる。それにより、水平折れ線鋸波HSは、振幅1/2の点POで折れ曲がり、点POの前後の期間が変化する。図6(a)では、振幅1/2の点POが水平走査期間の中央からずれている場合の水平折れ線鋸波HSを太線で示し、振幅1/2の点POが水平走査期間の中央にある場合の水平折れ線鋸波HSを細線で示す。なお、図6(a)では、水平折れ線鋸波HSが振幅1/2の点POで折れ曲がることを強調するために、細線で示される水平折れ線鋸波HSの位相を太線で示される水平折れ線鋸波HSの位相に対してΔTずれるように表されているが、実際には、細線で示される水平折れ線鋸波HSの位相は太線で示される水平折れ線鋸波HSの位相と一致している。
【0096】
図6(b)に示すように、折り返し波形発生器322により発生される折り返し波形RTの後半の部分は、振幅1/2の点POで上に折り返されている。図6(b)においても、折り返し波形RTが振幅1/2の点で折り返されていることを強調するために、細線で示される折り返し波形RTの位相を太線で示される折り返し波形RTの位相に対してΔTずれるように表されている。実際には、図6(c)に示すように、細線で示される折り返し波形RTの位相は太線で示される折り返し波形RTの位相と一致し、細線で示される折り返し波形RTの折り返し点の位相が太線で示される折り返し波形RTの折り返し点の位相に対してΔTずれる。
【0097】
n乗波形発生器323により水平折り返し波形RTがn乗されることにより水平パラボラ信号HPが生成される。図6(d)に示すように、太線で示される水平パラボラ信号HPのピークの位相P2は、細線で示される水平パラボラ信号HPのピークの位相P1に対してΔTずれる。
【0098】
なお、n乗発生器323におけるnは正の実数であり、後述するガルウイング歪が発生しない場合には、n乗発生器323によるn乗は2乗に設定される。
【0099】
このようにして、水平パラボラ信号発生回路32により図4(d)に示した左右非対称な水平パラボラ信号HPを発生することができる。それにより、CRTと偏向ヨークとの組み合わせにより発生する管面上で左右非対称なNS糸巻歪を補正することができる。
【0100】
次に、CRTの偏向角を増大させた場合に発生するガルウイング歪の補正について図7を用いて説明する。図20に示したように、ガルウイング歪は、パラボラ波形を有さないので、単純なパラボラ波形を有する水平パラボラ信号HPでは補正することができない。
【0101】
図7はガルウイング歪の補正に用いるn乗波形を示す波形図である。図7において、n乗波形はY=Xnで表され、n=1.2、n=1.5、n=2およびn=4の場合のn乗波形が示される。ここで、Yは波形の振幅であり、Xは水平方向の位置である。
【0102】
図7に示すように、Y=Xnで表されるn乗波形において、nを変化させると、1周期の1/2の位置での振幅は変化せず、1周期の1/4の位置および3/4の位置で振幅が変化する。したがって、CRT管面上の水平方向の長さを1とした場合に、nに応じて1/4の位置および3/4の位置の補正量が変化する。したがって、nの値を調整することにより、ガルウイング歪を補正することができる。
【0103】
図5の水平パラボラ信号発生回路32においては、n乗波形発生器323におけるnの値を調整することによりガルウイング歪を補正することができる。
【0104】
水平パラボラ信号発生回路32において複数のn乗波形を組み合わせることにより、ガルウイング歪を補正してもよい。この場合、水平パラボラ信号HPの波形は、次式で表される。
【0105】
Y=An1Xn1+An2Xn2+…+AnkXnk
上式において、n1,n2,…,nkはそれぞれ任意の正の実数であり、An1,An2,…,Ankはそれぞれ任意の係数である。
【0106】
例えば、水平パラボラ信号HPの波形を次式のように設定してもよい。
Y=AX2+BX4
上式において、AおよびBは任意の係数である。水平パラボラ信号発生回路32において係数AおよびBを調整することにより、ガルウイング歪を補正することができる。
【0107】
図8は水平パラボラ信号発生回路32の構成の参考例を示すブロック図である。図9は図8の水平パラボラ信号発生回路32の動作を説明するための波形図である。
【0108】
図8に示すように、水平パラボラ信号発生回路32は、パラボラ波形発生器331、合成器332および正弦波発生器333を含む。パラボラ波形発生器331は、図5の水平折れ線鋸波発生器321、折り返し波形発生器322およびn乗波形発生器323と同様にして、水平走査周期で変化するパラボラ波形PAを発生する。正弦波発生器333は、水平走査周期で変化する正弦波SIを発生する。合成器332は、パラボラ波形発生器331により発生されたパラボラ波形PAと正弦波発生器333により発生された正弦波SIとを合成し、水平パラボラ信号HPを出力する。
【0109】
図9(a)に示すように、パラボラ波形発生器331により発生されるパラボラ波形PAは、Y=X2で表される。図9(b)に示すように、正弦波発生器333により発生される正弦波SIは、Y=sin[(2πfh・b/a)X+θ]で表される。ここで、fhは水平走査周波数であり、aおよびbは任意の係数である。例えば、b/a=4/3である。また、θは調整可能な位相である。したがって、正弦波SIは、水平走査周期のa/b倍の周期を有し、位相θが調整可能となっている。
【0110】
図9(c)に示すように、合成器332から出力される水平パラボラ信号HPは、Y=X2+sin[(2πfh・b/a)X+θ]で表される。
【0111】
図9(d)は、パラボラ波形発生器331により発生されるパラボラ波形PAと合成器332から出力される水平パラボラ信号HPとを比較して示す。パラボラ波形PAに正弦波SIを合成(加算)することにより、パラボラ波形のピーク位置(中央部)の振幅を大きくし、ピークの両側の振幅を減少させることができる。
【0112】
したがって、水平パラボラ信号発生回路32において係数aおよびbまたは位相θを調整することにより、ガルウイング歪を補正することができる。
【0113】
上記のように、本実施の形態の垂直偏向装置では、HVクロストークの影響を受けることなく、全長短縮CRTと偏向ヨークとの組み合わせにより発生する高次の歪成分を有するNS糸巻歪の補正が可能となる。また、左右非対称なNS歪の補正も可能となる。さらに、偏向角が大きい場合でも、ガルウイング歪の発生を防止し、NS糸巻歪の発生を十分に補正することができる。
【0114】
この場合、補正電流検出抵抗8、NS糸巻歪フィードバック回路9、パラボラ変調回路12、垂直変調信号発生回路31、水平パラボラ信号発生回路32等をIC(集積回路)化すれば、このようなIC、トランス6および補正電流出力アンプ7のみによりNS糸巻歪の補正が可能となり、安価にNS糸巻歪の補正を行うことができる。
【0115】
本実施の形態では、垂直アンプ1が垂直偏向電流出力回路に相当し、水平パラボラ信号発生回路32が補正回路に相当し、パラボラ変調回路12が変調回路に相当し、トランス6および補正電流出力アンプ7が重畳手段に相当する。また、水平折れ線鋸波発生器321が折れ線波形発生器に相当し、折り返し波形発生器322が折り返し波形発生器に相当し、n乗波形発生器323が補正信号発生器に相当する。
【0116】
(2)第2の実施の形態
図10は本発明の第2の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の垂直偏向装置は、省電力化のための構成を有する。
【0117】
図10の垂直偏向装置においては、図1の垂直偏向装置の構成に垂直ブランキング回路35がさらに付加されている。垂直ブランキング回路35がブランキング回路に相当する。
【0118】
垂直ブランキング回路35には、垂直ブランキング信号VBおよび水平パラボラ信号発生回路32からの水平パラボラ信号HPが与えられる。垂直ブランキング回路35は、垂直ブランキング信号VBに基づいて垂直ブランキング期間における水平パラボラ信号HPのレベルを0にし、垂直ブランキング期間のレベルが0の水平パラボラ信号(以下、垂直ブランキングされた水平パラボラ信号と呼ぶ)HPbを発生する。垂直ブランキングされた水平パラボラ信号HPbは、パラボラ変調回路12に出力される。
【0119】
パラボラ変調回路12は、垂直ブランキングされた水平パラボラ信号HPbと垂直変調信号VMとを乗算することにより水平パラボラ信号HPbを垂直変調信号VMで振幅変調し、垂直変調信号VMに基づいて水平パラボラ信号HPbの位相を変調し、変調された水平パラボラ信号HP2を補正電流出力アンプ7の一方の入力端子に出力する。
【0120】
パラボラ変調回路12から出力される水平パラボラ信号HP2が補正電流出力アンプ7により増幅されるとともに、補正電流出力アンプ7から出力される補正電流ami0がトランス6の一次巻線に流れる。
【0121】
トランス6の一次巻線に流れる電流により二次巻線に補正電流ami1が得られる。補正電流ami1が垂直アンプ1から出力される垂直偏向電流VIに重畳される。それにより、HVクロストークの影響を受けることなく、NS糸巻歪が補正される。
【0122】
図11は図10の垂直偏向装置における垂直偏向電流、補正電流、垂直ブランキングされた補正電流および垂直ブランキング信号の波形図である。図11においては、補正電流および垂直ブランキングされた補正電流の波形は大略的に示されている。
【0123】
図11に示されるように、垂直偏向電流VI上に補正電流am1を重ね合わせた場合、映像が無い垂直ブランキング期間でも補正電流am1が流れる。
【0124】
本実施の形態では、垂直ブランキング信号VBに基づいて垂直ブランキング期間において補正電流ami1の値を0にしている。これにより、垂直ブランキング期間における補正電流出力アンプ7を省電力化することができる。
【0125】
したがって、本実施の形態の垂直偏向装置では、偏向角が大きい場合でも、HVクロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、NS糸巻歪の発生を十分に補正することができるとともに、省電力化を図ることができる。
【0126】
(3)第3の実施の形態
図12は本発明の第3の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図である。
【0127】
図12の垂直偏向装置において、垂直アンプ1、垂直偏向コイル2、垂直電流検出抵抗3、垂直フィードバック回路4およびトランス6の二次巻線が垂直出力回路5を構成する。垂直アンプ1の入力端子には、垂直走査周期で変化する鋸波電圧SWが与えられる。垂直アンプ1の出力端子と接地端子との間には垂直偏向コイル2、トランス6の二次巻線および垂直電流検出抵抗3が直列に接続されている。トランス6の二次巻線と垂直電流検出抵抗3との接続点は、垂直フィードバック回路4を介して垂直アンプ1の入力端子に接続されている。
【0128】
補正電流出力アンプ7の出力端子は、トランス6の一次巻線の一端に接続されている。トランス6の一次巻線の他端は、補正電流検出抵抗8を介して接地端子に接続されている。補正電流出力アンプ7の一方の入力端子には後述する加算器14の出力信号ADが与えられる。トランス6の一次巻線の他端と補正電流検出抵抗8との接続点は、NS糸巻歪フィードバック回路9を介して補正電流出力アンプ7の他方の入力端子に接続されている。
【0129】
パラボラ変調回路12には、垂直変調信号発生回路31により発生された垂直変調信号VMおよび水平パラボラ信号発生回路32により発生された水平パラボラ信号HPが与えられる。パラボラ変調回路12は、水平パラボラ信号HPと垂直変調信号VMとを乗算することにより水平パラボラ信号HPを垂直変調信号VMで振幅変調し、変調された水平パラボラ信号HP1を加算器7の一方の入力端子に出力する。図2(c)に示したように、垂直走査期間の前半では、水平パラボラ信号HP1の極性は反転せず、水平パラボラ信号HP1の振幅は垂直変調信号VMのレベルにしたがって徐々に減少し、垂直走査期間の後半では、水平パラボラ信号HP1の極性が反転し、水平パラボラ信号HP1の振幅は垂直変調信号VMのレベルにしたがって徐々に増加する。
【0130】
図12のパラボラ変調回路12が、図1のパラボラ変調回路12と同様に、垂直変調信号VMに基づいて水平パラボラ信号HPの位相を変調してもよい。それにより、HVクロストーク成分の影響を受けることなく、NS糸巻き歪を補正することができる。
【0131】
図12の垂直偏向装置は、複数のパルス発生部18を備える。本実施の形態では、二つのパルス発生部18が設けられている。各パルス発生部18は、パルス波高値制御回路15、パルス極性制御回路16およびパルス発生位相制御回路17を含む。パルス発生位相制御回路17は、水平走査周期でパルス信号を発生するとともに、そのパルス信号の位相またはパルス幅を制御する。パルス極性制御回路16は、パルス発生位相制御回路17により発生されたパルス信号の極性を制御する。パルス波高値制御回路15は、パルス極性制御回路16により出力されたパルス信号の波高値を制御する。各パルス発生部18のパルス発生位相制御回路17は、それぞれ独立にパルス信号の位相またはパルス幅を制御する。また、各パルス発生部18のパルス極性制御回路16は、それぞれ独立にパルス信号の極性を制御する。さらに、各パルス発生部18のパルス波高値制御回路15は、それぞれ独立にパルス信号の波高値を制御する。
【0132】
垂直走査期間パルス変調回路(以下、パルス変調回路と略記する)13には、垂直変調信号VMおよび複数のパルス発生部18により発生されたパルス信号P1,P2が与えられる。パルス変調回路13は、複数のパルス発生部18により与えられたパルス信号P1,P2を垂直変調信号VMで変調し、変調されたパルス信号P1a,P2aを加算器14の他方の入力端子に与える。
【0133】
加算器14は、パラボラ変調回路12により与えられた水平パラボラ信号HP1およびパルス変調回路13により与えられたパルス信号P1a,P2aを加算し、加算結果を示す出力信号ADを補正電流出力アンプ7の一方の入力端子に与える。ここで、パラボラ変調回路12は、垂直変調信号VMの前半の鋸波部分で水平パラボラ信号HPの極性をそのまま出力するとともに水平パラボラ信号HPの振幅を鋸波のレベルで徐々に減少させ、垂直変調信号VMの後半の鋸波部分で水平パラボラ信号HPの極性を反転させるとともに水平パラボラ信号HPの振幅を鋸波のレベルで徐々に増加させる。
【0134】
本実施の形態では、図21の自乗波形と高次歪成分を有する波形との差分を補正するために図12のパルス発生部18が用いられる。
【0135】
図12の水平パラボラ信号発生回路32の構成および動作は、図1の水平パラボラ信号発生回路32の構成および動作と同様である。ただし、本実施の形態の垂直偏向装置では、後述するようにパルス変調回路13、加算器14およびパルス発生部18によりガルウイング歪が補正されるので、水平パラボラ信号発生回路32がガルウイング歪の補正機能を有さなくてもよい。
【0136】
図13は図12の垂直偏向装置におけるNS糸巻歪補正を説明するための波形図である。
【0137】
図13(a)はパラボラ変調回路12により出力される水平パラボラ信号HP1を示し、図13(b)はパルス変調回路13から出力されるパルス信号P1a,P2aを示し、図13(c)は加算器14の出力信号ADを示し、図13(d)は垂直偏向コイル2に流れる補正電流AM1を示す。
【0138】
図13(a)に示すように、パラボラ変調回路12からは、垂直変調信号VMで変調された自乗波形を有する水平パラボラ信号HP1が出力される。図13(b)に示すように、パルス変調回路13からは、垂直変調信号VMで変調されたパルス信号P1a,P2aが出力される。
【0139】
図13(c)に示すように、加算器14により図13(a)の水平パラボラ信号HP1と図13(b)のパルス信号P1a,P2aとが加算され、加算結果を示す出力信号ADが出力される。
【0140】
さらに、加算器14の出力信号ADが補正電流出力アンプ7により増幅されるとともに、補正電流出力アンプ7から出力される補正電流AMがトランス6の一次巻線に流れる。トランス6の一次巻線に流れる電流により二次巻線に発生する電流が垂直偏向コイル2により積分される。それにより、パルス成分が積分され、高次歪成分を補正する図13(d)に示す補正電流AM1が得られる。それにより、図20(c)に示したガルウイング歪の発生が防止される。
【0141】
上記のように、図12のパルス発生部18は、パルス発生位相制御回路17、パルス極性制御回路16およびパルス波高値制御回路15を含むので、パルス信号P1a,P2aの位相、パルス信号P1a,P2aの幅、パルス信号P1a,P2aの波高値、およびパルス信号P1a,P2aの極性を変化させることができる。したがって、種々の大きさ、幅および極性の高次歪成分を補正することができる。
【0142】
図13の例では、負極性のパルス信号P1a,P2aを示しているが、パルス発生部18から正極性のパルス信号を発生した場合には、図13(d)の補正電流AM1の破線部分は上に凸の形状となる。
【0143】
本実施の形態では、2組のパルス発生部18を用いた場合を説明しているが、垂直偏向コイル2の局所的な歪による垂直偏向電流VIの歪についても、第3または第4のパルス発生部を準備することにより補正することができる。
【0144】
上記のように、本実施の形態の垂直偏向装置では、偏向角が大きい場合でも、ガルウイング歪の発生を防止し、NS糸巻歪を十分に補正することができる。また、HVクロストークの影響を受けることなく、全長短縮CRTと偏向ヨークとの組み合わせにより発生する高次の歪成分を有するNS糸巻歪の補正が可能となる。さらに、左右非対称なNS歪の補正も可能となる。
【0145】
この場合、補正電流検出抵抗8、NS糸巻歪フィードバック回路9、パラボラ変調回路12、パルス変調回路13、加算器14、複数のパルス発生部18等をIC(集積回路)化すれば、このようなIC、トランス6および補正電流出力アンプ7のみによりNS糸巻歪の補正が可能となり、安価にNS糸巻歪の補正を行うことができる。
【0146】
本実施の形態では、垂直アンプ1が垂直偏向電流出力回路に相当し、水平パラボラ信号発生回路32およびパラボラ変調回路12が補正回路に相当し、パルス発生部18がパルス発生回路に相当する。また、加算器14が合成手段に相当し、トランス6および補正電流出力アンプ7が重畳手段に相当する。さらに、パラボラ変調回路12が第1の変調回路に相当し、パルス変調回路13が第2の変調回路に相当する。
【0147】
(4)第4の実施の形態
図14は本発明の第4の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の垂直偏向装置は、省電力化のための構成を有する。
【0148】
図14の垂直偏向装置においては、図12の垂直偏向装置の構成に点線で示す垂直ブランキング回路19がさらに付加されている。垂直ブランキング回路19がブランキング回路に相当する。
【0149】
垂直ブランキング回路19には、垂直ブランキング信号VBおよび加算器14の出力信号ADが与えられる。垂直ブランキング回路19の出力信号AD1は補正電流出力アンプ7の一方の入力端子に与えられる。
【0150】
図15は図14の垂直偏向装置における垂直偏向電流、補正電流、垂直ブランキングされた補正電流および垂直ブランキング信号の波形図である。図15においては、補正電流および垂直ブランキングされた補正電流の波形は大略的に示されている。
【0151】
図15に示されるように、垂直偏向電流VI上に補正電流AMを重ね合わせた場合、映像が無い垂直ブランキング期間でも補正電流AMが流れる。
【0152】
本実施の形態では、垂直ブランキング信号VBに基づいて垂直ブランキング期間において補正電流AMIの値を0にしている。これにより、垂直ブランキング期間における補正電流出力アンプ7を省電力化することができる。
【0153】
したがって、本実施の形態の垂直偏向装置では、偏向角が大きい場合でも、ガルウイング歪の発生を防止し、HVクロストークの影響を受けることなく、NS糸巻歪を十分に補正することができるとともに、省電力化を図ることができる。
【0154】
なお、上記第1〜第4の実施の形態の垂直偏向装置では、HVクロストークを補正する機能、左右非対称なNS糸巻歪を補正する機能およびガルウイング歪を補正する機能を有しているが、垂直偏向装置がこれらの機能のうちいずれか1つの機能または2つの機能を有してもよい。
【0155】
【発明の効果】
本発明によれば、補正信号の位相が垂直走査周期で変調されることにより、水平偏向コイルから垂直偏向コイルへ誘導されるクロストーク成分の影響が補正される。それにより、クロストークの影響を受けることなく、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0156】
特に、折れ線波形の屈曲点の位置を調整することにより、補正信号のピークの位置を調整することができる。それにより、補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせることができる。
【0157】
また、補正回路が補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせる機能を有することにより、左右非対称の上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【0158】
特に、垂直偏向電流に重畳される補正電流においてパルス信号に対応するパルス成分が垂直偏向コイルにより積分される。それにより、上下糸巻歪に発生する高次歪成分が、積分されたパルス成分により補正される。したがって、偏向角が大きい場合でも、クロストークの影響を受けることなく、ガルウイング歪の発生を防止し、上下糸巻歪を十分に補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図
【図2】 図1の垂直偏向装置の各部の信号波形図
【図3】 図1の垂直偏向装置におけるNS糸巻歪補正を説明するための図
【図4】 NS糸巻歪が管面上で左右対称な場合の水平パラボラ信号およびNS糸巻歪が管面上で左右非対称な場合の水平パラボラ信号を説明するための図
【図5】 水平パラボラ信号発生回路の構成の一例を示すブロック図
【図6】 図5の水平パラボラ信号発生回路の動作を説明するための波形図
【図7】 ガルウイング歪の補正に用いるn乗波形を示す波形図
【図8】 水平パラボラ信号発生回路の構成の参考例を示すブロック図
【図9】 図8の水平パラボラ信号発生回路の動作を説明するための波形図
【図10】 本発明の第2の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図
【図11】 図10の垂直偏向装置における垂直偏向電流、補正電流、垂直ブランキングがかかった補正電流および垂直ブランキング信号の波形図
【図12】 本発明の第3の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図
【図13】 図12の垂直偏向装置におけるNS糸巻歪補正を説明するための波形図
【図14】 本発明の第4の実施の形態における垂直偏向装置の構成を示すブロック図
【図15】 図14の垂直偏向装置における垂直偏向電流、補正電流、垂直ブランキングがかかった補正電流および垂直ブランキング信号の波形図
【図16】 (a)CRT管面上のNS糸巻歪の例を示す図および(b)垂直偏向電流に重ね合わされたNS糸巻歪補正電流を示す図
【図17】 従来の過飽和リアクタ方式によるNS糸巻歪補正を示す概略図
【図18】 HVクロストークを説明するための図
【図19】 NS糸巻歪の補正を説明するための概念図
【図20】 ガルウイング歪の発生を説明するための概念図
【図21】 自乗波形および高次歪成分を有する波形を正規化して示す図
【符号の説明】
1 垂直アンプ
2 垂直偏向コイル
3 垂直電流検出抵抗
4 垂直フィードバック回路
5 垂直出力回路
6 トランス
7 補正電流出力アンプ
8 補正電流検出抵抗
9 NS糸巻歪フィードバック回路
12 垂直走査期間水平パラボラ変調回路
13 垂直走査期間パルス変調回路
14 加算器
15 パルス波高値制御回路
16 パルス極性制御回路
17 パルス発生位相制御回路
18 パルス発生部
19,35 垂直ブランキング回路
31 垂直変調信号発生回路
32 水平パラボラ信号発生回路
VI 垂直偏向電流
HP 水平パラボラ信号
HP1,HP2 変調された水平パラボラ信号
am0,am1,ami0,ami1,AM,AM1,AMI,AMI1, 補正電流
VM 垂直変調信号
P1,P2,P1a,P2a パルス信号
VB 垂直ブランキング信号
Claims (20)
- 電子ビームを画面の垂直方向に偏向するために垂直偏向コイルに垂直偏向電流を供給する垂直偏向装置であって、
前記垂直偏向コイルに垂直偏向電流を出力する垂直偏向電流出力回路と、
上下糸巻歪を補正するために水平走査周期でパラボラ状に変化する補正信号を出力する補正回路と、
前記補正回路により出力される補正信号の位相を垂直走査周期で変調する変調回路と、
前記変調回路の出力信号に基づく補正電流を垂直偏向電流に重畳する重畳手段とを備え、
前記補正回路は、
水平走査周期で鋸波状に変化するとともに、振幅の半分のレベルの屈曲点を有する折れ線波形を発生する折れ線波形発生器と、
前記折れ線波形発生器により発生された折れ線波形において振幅の半分のレベルより下の部分を前記屈曲点で上に折り返すことにより得られる折り返し波形を発生する折り返し波形発生器と、
前記折り返し波形発生器により発生された折り返し波形に基づいて、前記折り返し波形の折り返し点に対応するピークを有する前記補正信号を発生する補正信号発生器とを含むことを特徴とする垂直偏向装置。 - 前記変調回路は、垂直走査期間の前半で前記補正信号の位相を遅らせ、垂直走査期間の後半で前記補正信号の位相を進めることを特徴とする請求項1記載の垂直偏向装置。
- 前記補正回路は、前記補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせる機能を有することを特徴とする請求項1または2記載の垂直偏向装置。
- 前記補正信号発生器は、前記折り返し波形をn乗することにより前記補正信号を発生し、前記nは実数であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の垂直偏向装置。
- 水平走査周期でパルス信号を発生する複数のパルス発生回路と、
前記複数のパルス発生回路により発生されたパルス信号を前記変調回路の出力信号に合成する合成手段とをさらに備え、
前記重畳手段は、前記合成手段の出力信号に基づく補正電流を垂直偏向電流に重畳することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の垂直偏向装置。 - 電子ビームを画面の垂直方向に偏向するために垂直偏向コイルに垂直偏向電流を供給する垂直偏向装置であって、
前記垂直偏向コイルに垂直偏向電流を出力する垂直偏向電流出力回路と、
上下糸巻歪を補正するために水平走査周期でパラボラ状に変化する補正信号を出力する補正回路と、
水平走査周期でパルス信号を発生する複数のパルス発生回路と、
前記複数のパルス発生回路により発生されたパルス信号を前記補正回路により出力された補正信号に合成する合成手段と、
前記合成手段の出力信号に基づく補正電流を垂直偏向電流に重畳する重畳手段とを備え、
前記補正回路は、
前記補正信号のピークの位相を水平走査期間の中央からシフトさせる機能を有することを特徴とする垂直偏向装置。 - 前記補正回路は、
水平走査周期で鋸波状に変化するとともに、振幅の半分のレベルの屈曲点を有する折れ線波形を発生する折れ線波形発生器と、
前記折れ線波形発生器により発生された折れ線波形において振幅の半分のレベルより下の部分を前記屈曲点で上に折り返すことにより得られる折り返し波形を発生する折り返し波形発生器と、
前記折り返し波形発生器により発生された折り返し波形に基づいて、前記折り返し波形の折り返し点に対応するピークを有する前記補正信号を発生する補正信号発生器とを含むことを特徴とする請求項6記載の垂直偏向装置。 - 前記補正信号発生器は、前記折り返し波形をn乗することにより前記補正信号を発生し、前記nは実数であることを特徴とする請求項7記載の垂直偏向装置。
- 前記補正回路は、水平走査周期で変化するパラボラ波形と他の関数波形との組み合わせにより前記補正信号を出力することを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の垂直偏向装置。
- 前記他の関数波形はn乗波形であり、前記nは実数であることを特徴とする請求項9記載の垂直偏向装置。
- 前記補正回路は、
Y=An1Xn1+An2Xn2+…+AnkXnk …(1)
上式(1)で表される関数に基づいて前記補正信号を出力し、n1,n2,…,nkはそれぞれ正の実数であり、An1,An2,…,Ankはそれぞれ係数であることを特徴とする請求項10記載の垂直偏向装置。 - 前記他の関数波形は正弦波形であることを特徴とする請求項9記載の垂直偏向装置。
- 前記正弦波形は、水平走査周期のa/b倍の周期を有し、かつ可変の位相を有し、前記aおよびbは整数であることを特徴とする請求項12記載の垂直偏向装置。
- 前記重畳手段は、
一次巻線および二次巻線を有するトランスと、
前記トランスの一次巻線に接続された駆動回路とを含み、
前記トランスの二次巻線が前記垂直偏向コイルに直列に接続され、
前記駆動回路は、前記合成手段の出力信号に応じて前記トランスの一次巻線に駆動電流を供給することを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載の垂直偏向装置。 - 前記複数のパルス発生回路は、パルス信号の波高値をそれぞれ独立に制御可能に構成されたことを特徴とする請求項6〜14のいずれかに記載の垂直偏向装置。
- 前記複数のパルス発生回路は、パルス信号の位相またはパルス幅をそれぞれ独立に制御可能に構成されたことを特徴とする請求項6〜15のいずれかに記載の垂直偏向装置。
- 前記複数のパルス発生回路は、パルス信号の極性をそれぞれ独立に制御可能に構成されたことを特徴とする請求項6〜16のいずれかに記載の垂直偏向装置。
- 前記変調回路は、前記補正回路により出力される補正信号の波高値を垂直走査周期で変調する第1の変調回路を含み、
前記複数のパルス信号発生回路により出力されるパルス信号の波高値を垂直走査周期で変調する第2の変調回路をさらに備えたことを特徴とする請求項6〜17のいずれかに記載の垂直偏向回路。 - 前記合成手段は、前記補正回路から出力される補正信号と前記複数のパルス発生回路により発生されたパルス信号とを加算する加算器を含むことを特徴とする請求項6〜18のいずれかに記載の垂直偏向装置。
- 垂直ブランキング期間に前記補正電流を0にするブランキング回路をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜19のいずれかに記載の垂直偏向装置。
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