JPH0520048Y2 - - Google Patents

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JPH0520048Y2
JPH0520048Y2 JP1985105909U JP10590985U JPH0520048Y2 JP H0520048 Y2 JPH0520048 Y2 JP H0520048Y2 JP 1985105909 U JP1985105909 U JP 1985105909U JP 10590985 U JP10590985 U JP 10590985U JP H0520048 Y2 JPH0520048 Y2 JP H0520048Y2
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deflection
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transformer
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、2次元表示をなす陰極線管(以下
CRTと称する)を含む受像機の偏向歪補正回路
に関し、特に可飽和リアクタを用いた偏向歪補正
回路に関する。
背景技術 テレビジヨン受像機等のCRTにおいては、画
面の中心から離れるほど、また偏向角が大きいほ
ど描かれるラスタの四隅が最も伸びる結果再生画
像に糸巻歪が発生する。この糸巻歪を補正する為
に水平偏向回路は、水平偏向コイルに流れる鋸歯
状波電流の振幅を垂直偏向周期Vを有するパラボ
ラ状の波形に応じて変化させるように、例えば第
3図に示される如くに構成されている。
第3図において、水平偏向電流iを出力する水
平偏向回路1は、コンポジツトビデオ信号から抽
出された水平同期信号に同期した水平トリガパル
スがベースに供給されエミツタが接地されたドラ
イブトランジスタQ1と、このトランジスタQ1
コレクタ及びエミツタ間に並列接続されたダンパ
ダイオードD1及び共振用コンデンサC1と、トラ
ンジスタQ1のコレクタに接続された水平偏向コ
イルLH及びチヨークコイルCHとDC電圧源2と
の直列回路とによつて形成される。水平偏向コイ
ルLHの他端には糸巻歪を補正する為の可飽和リ
アクタであるいわゆるDPC(Dynamic
Pincushion Correction)トランス3の2次コイ
ルの交流巻線の一端が接続され、該巻線の他端は
S字補正用コンデンサC2を経て接地される。
DPCトランス3の磁路部材はヒステリシスの小
さい部材において形成される。DPCトランス3
の一次コイルである制御巻線には、直流バイアス
電流iaを出力する直流バイアス電流源4及びビデ
オ信号の垂直偏向周期Vに同期したパラボラ状電
流ibを出力する交流電流源5が並列に接続され
る。これら、DPCトランス3と、直流バイアス
電流源4と、交流電流源5とによつて偏向歪補正
回路6が形成される。
かかる構成において、DPCトランス3の制御
巻線にパラボラ電流が供給されると、DPCトラ
ンス3の交流巻線のインダクタンスが該パラボラ
電流に応じて変化するので、交流巻線を流れる鋸
歯状水平偏向電流iの振幅がパラボラ状に変調さ
れて上述の再生画像の糸巻歪が抑制される。この
ような偏向歪補正回路の例が実開昭60−43076号
公報及び実公昭55−34702号公報等に示されてい
る。
上述の如くに再生画像の糸巻歪は抑制されるの
であるが、DPCトランス3の磁路部材に発生す
る磁束φは、第4図Aに示されるように供給され
る起磁力NIが比較的小さい領域では起磁力NIに
応じて直線的に増加し、起磁力NIの大きい領域
では該起磁力の増加と共に磁路部材の磁気飽和度
が増して磁束φの増加率が減少するので、かかる
領域では磁束φは非直線的に増加する。この非直
線的増加領域では交流巻線のインダクタンスLの
減少率は増加するのでインダクタンスLも非直線
的に変化する。よつて、DPCトランス3の制御
巻線もしくは交流巻線に供給される電流の値が大
きく磁束φが非直線的に変化するときには、交流
巻線を流れる鋸歯状水平偏向電流inは偏向回路に
印加される電圧をE、水平偏向コイルLH及び上
記交流巻線の交流抵抗をそれぞれLH′及びL′、時
間をtとすれば、 i≒E/LH′+L′t≒E/LH′+Δφ/ΔNIt (ここでΔφ及びΔNIはそれぞれ上記磁束φ及
び起磁力NIの増加分である)であるので、第4
図Bに点線で示された如きレベルの増加と共に歪
が増す鋸歯状波となる。この歪を有する鋸歯状波
水平偏向電流inは偏向コイルLHを流れるので、再
生される画像は画面の中央より左側では縮み、右
側では伸びるので左右非対称画面となる不具合が
ある。
考案の概要 よつて、本考案の目的とするところは、DPC
トランスによつて発生する再生画像の歪を抑制せ
しめた偏向歪補正回路を提供することである。
上記目的を達成する為に本考案の偏向歪補正回
路においては、受像機の2次元画面表示陰極線管
の電子ビームを偏向せしめる偏向コイルと直列に
接続された一対の互いに直列な交流巻線と該交流
巻線のリアクタンスを各々制御する一対の制御巻
線とを有しかつ互いに磁化特性が等しい第1及び
第2の可飽和リアクタを備えた偏向歪補正回路で
あつて、前記第1の可飽和リアクタの制御巻線に
正にバイアスされかつ垂直偏向周期に同期した第
1の補正信号を供給する第1の電流供給手段と、
前記第2の可飽和リアクタの制御巻線に負にバイ
アスされ垂直偏向周期に同期しかつ前記第1の補
正信号とは逆位相の第2の補正信号を供給する第
2の電流供給手段とを有することを特徴としてい
る。
実施例 以下、本考案の実施例について第1図を参照し
つつ説明する。第1図において従来回路と同等機
能部分には同一符号を付しており、かかる部分の
説明は省略する。
まず、従来回路の水平偏向コイルLHとS字補
正用コンデンサC2との間に磁化特性がほぼ等し
い第1及び第2のDPCトランス31及び32の
各交流巻線が直列接続されて挿入される。DPC
トランス31の制御巻線にはバイアス電流源33
及び交流電流源34からそれぞれ適当な値の正の
直流バイアス電流iaと垂直偏向周期に同期したパ
ラボラ状補正電流ibとが供給される。また、同様
にDPCトランス32の制御巻線には、バイアス
電流源35及び交流電流源36から負の直流バイ
アス電流icと垂直偏向周期に同期したパラボラ状
補正電流を反転した電流−ibとが供給される。上
記パラボラ状補正電流を発生する為に外部から例
えば垂直偏向回路(図示せず)のS字補正コンデ
ンサの両端から得られるパラボラ状信号ipが交流
電流源34及び信号の波形を反転する反転回路3
7に供給される。この反転回路37の出力は交流
電流源36に供給される。
交流電流源34及び36は、それぞれに供給さ
れるパラボラ状信号に基づいた適当な電流レベル
のパラボラ状補正電流ib及び−ibを出力する。
DPCトランス31及び32と、直流バイアス電
流源33及び35と、交流電流源34及び36
と、波形反転回路37とは偏向歪補正回路30を
形成する。
次に偏向歪補正回路30の動作について第2図
を参照しつつ説明する。第2図において曲線φ1
及びφ2はそれぞれDPCトランス31及び32の
磁路に供給される起磁力NIと該磁路に発生する
磁束φとの関係を示す磁化曲線の例である。この
曲線φ1及びφ2において磁束φの値がそれぞれ正
もしくは負方向に増加して磁束φが飽和状態とな
るとき各DPCトランスの交流巻線のインダクタ
ンス値は最小となる。まず、再生画面の中央部に
おいては、パラボラ状補正電流ib及び−ibの絶対
値は最大となり、鋸歯状水平偏向電流iの値は0
であるので、このとき制御巻線から供給された起
磁力によるDPCトランス31及び32の磁束φ
の大きさがそれぞれ曲線φ1及びφ2上で対応点x
及びyに相当するものとする。かかる状態におい
て交流巻線を流れる鋸歯状水平偏向電流iが正の
方向に増加すると、DPCトランス31の磁路部
材の磁束φの値は、該交流巻線から供給される磁
束に応じて増加するので対応点xは曲線φ1上を
右方向に移動する。このとき該交流巻線のインダ
クタンスは減少する。一方、DPCトランス32
の交流巻線を流れる水平偏向電流iが正の方向に
増加すると、DPCトランス32の磁路部材の磁
束φの値は、該交流巻線から供給される磁束に応
じて減少するので、対応点yは曲線φ2上を右方
向に移動する。このとき該交流巻線のインダクタ
ンスは増加する。
同様に、水平偏向電流が負方向に増加するとき
は、対応点x及びyはそれぞれ曲線φ1及びφ2
を左方向に移動する。そして、DPCトランス3
1の交流巻線のインダクタンスは増加し、DPC
トランス32の交流巻線のインダクタンス32は
減少する。よつて、各交流巻線のインダクタンス
の和である合成インダクタンスの値はほぼ一定と
なるので、大なる振幅の水平偏向電流がDPCト
ランスの交流巻線に流れたときに生じた鋸歯状波
の歪を2つのDPCトランスを上述の如く構成す
ることによつて相殺せしめることが出来る。上記
合成インダクタンスの値は各制御巻線に供給され
る正相もしくは逆相のパラボラ状補正電流に対応
して変化するので、鋸歯状水平偏向電流がパラボ
ラ状に変調されるのである。
なお、上記交流電流源から供給される垂直偏向
周期に同期したパラボラ状補正電流に、鋸歯状波
のS字補正をなす水平偏向周期に同期したS字補
正信号を重畳することによつて鋸歯状波水平偏向
電流のS字補正をも同時に行なうことが出来る。
また、設定された正及び負の直流バイアス電流
値ia及びicを、その電流値差を保ちつつ変化する
ことにより、鋸歯状波の直線性を調整することが
可能である。
また、上記したDPCトランス31,32の磁
化特性は、実際の制御範囲で等しければ足り、全
ての範囲で等しい必要はない。
考案の効果 以上説明したように、本考案による偏向歪補正
回路においては、適当な磁化特性を有する一対の
DPCトランスの各交流巻線を水平偏向コイルに
直列接続して、1のDPCトランスをその磁化特
性の正の領域で使用し、他のDPCトランスをそ
の磁化特性の負の領域で使用して、各DPCトラ
ンスの磁路部材の磁気飽和による各交流巻線のリ
アクタンス変化の非直線性を互いに相殺せしめる
構成としているので、鋸歯状波水平偏向電流の歪
が抑制されて、再生画面の左右非対称歪が抑制さ
れるので好ましいのである。
また、R,G,Bの3つのCRTを用いて構成
されるプロジエクシヨンテレビに実施した場合、
それぞれのCRTの水平偏向コイルは並列接続さ
れるが、その各水平偏向コイルに直列にDPCト
ランスを接続して各色毎に補正信号波形を供給す
ることができるので、R,G,Bそれぞれについ
て適切な歪補正ができるとともに、コンバーゼン
ス補正にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示すブロツク図、
第2図は、本考案の実施例を説明する為の図、第
3図は、従来例を示すブロツク図、第4図A及び
Bは、従来例を説明する為の図である。 主要部分の符号の説明、1……水平偏向回路、
3,31,32……DPCトランス、5,34,
36……交流電流源、6,30……偏向歪補正回
路、33,35……直流バイアス電流源、37…
…波形反転回路、LH……水平偏向コイル、C2
…S字補正用コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 受像機の2次元画面表示陰極線管の電子ビーム
    を偏向せしめる偏向コイルと直列に接続された一
    対の互いに直列な交流巻線と該交流巻線のリアク
    タンスを各々制御する一対の制御巻線とを有しか
    つ互いに磁化特性が等しい第1及び第2の可飽和
    リアクタを備えた偏向歪補正回路であつて、前記
    第1の可飽和リアクタの制御巻線に正にバイアス
    されかつ垂直偏向周期に同期した第1の補正信号
    を供給する第1の電流供給手段と、前記第2の可
    飽和リアクタの制御巻線に負にバイアスされ垂直
    偏向周期に同期しかつ前記第1の補正信号とは逆
    位相の第2の補正信号を供給する第2の電流供給
    手段とを有することを特徴とする偏向歪補正回
    路。
JP1985105909U 1985-07-10 1985-07-10 Expired - Lifetime JPH0520048Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59221170A (ja) * 1983-05-31 1984-12-12 Fujitsu Ltd 水平偏向直線性歪補正回路

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JPS59221170A (ja) * 1983-05-31 1984-12-12 Fujitsu Ltd 水平偏向直線性歪補正回路

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