JPH07131672A - ワイドアスペクトテレビジョン受像機 - Google Patents

ワイドアスペクトテレビジョン受像機

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JPH07131672A
JPH07131672A JP5270498A JP27049893A JPH07131672A JP H07131672 A JPH07131672 A JP H07131672A JP 5270498 A JP5270498 A JP 5270498A JP 27049893 A JP27049893 A JP 27049893A JP H07131672 A JPH07131672 A JP H07131672A
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JP
Japan
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signal
deflection
vertical
aspect ratio
circuit
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JP5270498A
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Juichi Shima
寿一 島
Yoshinori Ishii
良典 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/01Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level
    • H04N7/0117Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal
    • H04N7/0122Conversion of standards, e.g. involving analogue television standards or digital television standards processed at pixel level involving conversion of the spatial resolution of the incoming video signal the input and the output signals having different aspect ratios
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/27Circuits special to multi-standard receivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/44Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
    • H04N5/57Control of contrast or brightness

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばアスペクト比4:3に相当する映像信
号をアスペクト比16:9の表示画面に映す場合の偏向幅
切替えにもとずく表示画面のアスペクト変換によって結
果的に生じる輝度差を補正することを目的とする。 【構成】 アスペクト比4:3に相当する映像信号をア
スペクト比16:9の横長表示画面に変換する為に垂直偏
向を非直線的に変化させる回路と,その回路による走査
線の密度が均一でなくなることによって生じる輝度差を
解消するために必要とする回路,すなわち映像信号の振
幅に補正をかける回路とにより構成される。 【効果】 垂直偏向を非直線的に変化させる為の補正波
形により信号振幅に補正をかけることにより輝度の補正
が効果的に行なえて輝度差がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えばアスペクト比
4:3に相当する映像信号をアスペクト比16:9の表示
画面に映すワイドアスペクトテレビジョンに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のワイドアスペクトテレビジ
ョンのブロック図の一部で1は、輝度信号Yと色信号C
を周波数多重化したいわゆるコンポジットビデオ信号か
ら前記Y信号,C信号に分離する輝度信号色信号分離回
路、Y/C SEP、2は輝度信号色信号分離回路1の
Y信号の画質,コントラスト,明るさをコントロールす
る映像処理回路、3は輝度信号色信号分離回路1のC信
号の色相,色の濃さをコントローし、色差信号を作る色
復調回路、4は輝度信号Yと色差信号から赤色,緑色,
青色のRGBの原色信号を作るマトリクス回路、5はR
GB信号を表示する表示装置のCRT、6はY信号から
映像同期信号をとり出す同期信号分離回路、SENC−
SEP、7は同期信号分離回路6の出力のうちの垂直同
期信号V−SYNCから鋸状のいわゆるランプ波形を発
生するランプ波形発生回路、8はランプ発生回路7の出
力に接続された垂直ドライブ回路、V−ドライブ、9は
垂直出力回路、V−OUT。10は垂直偏向コイル、11は
垂直カップリングコンデンサ、12は垂直フィードバック
抵抗、13は垂直偏向リニアリティ補正回路である。尚水
平偏向関係の回路については、ワイドアスペクトテレビ
ジョン回路に必要であることはいうまでもないが直接本
発明には関係しないので説明は省略する。
【0003】次に動作について説明する。同期信号分離
回路6のうちの垂直同期信号、VSYNCをランプ発生
回路7へ入力し、その出力信号は垂直ドライブ回路8に
接続され、更にその出力は垂直出力回路9に接続され
て、垂直偏向コイル10に所定のリニアリティ及びノンリ
ニアリティを有するノコギリ状の電流が流れるように、
垂直カップリングコンデンサ11のプラス、+側から直流
成分DC+交流成分ACを、又垂直カップリングコンデ
ンサ11のマイナス、−側から交流AC成分を各々垂直リ
ニアリティ補正回路13を経て垂直ドライブ回路8へフィ
ードバックすなわち、負帰還する。ここで13c,13d の切
換回路により13a,13a■及び13b,13b■のフィードバッ
ク抵抗が各々切り換えられて、垂直のリニアリティが切
換えらえるようになっている。13eはフィードバック抵
抗13b,13b■の直前にあるカップリングコンデンサで交
流成分をフィードバックする。
【0004】またこの時画面全面にわたって適正な垂直
リニアリティとなる状態と、上下の一部が垂直リニアリ
ティが縮んだ状態の2つの状態に切替えられると共に、
この2つの状態の垂直のオーバースキャンが同じとなる
よう垂直偏向幅も同時に切替えるようになっている。尚
オーバースキャンは図14に示す。このようにして例え
ばアスペクト比4:3の映像信号を、アスペクト比16:
9の画面に表示しても、それほど大きな縦縮みの違和感
なしで表示しえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のワイドアスペク
トテレビジョン受像機は以上のように構成されているの
で、CRT5の表示画面の中央部の真円率(縦横比)を
保ちつつかつアスペクト比4:3の映像信号をアスペク
ト比16:9の画面に表示する手段として、表示画面の上
下端部のみの圧縮を、垂直偏向のリニアリティに係わる
垂直偏向リニアリティ補正回路13によってのみで行なっ
た場合には、垂直リニアリティが縮んだ表示画面の上・
下の一部に相当する水平走査線が密になり、結果とし
て、その部分の表示画面の輝度が高くなるという問題点
があった。また、単に垂直偏向幅を広げ、上下の一部の
み垂直リニアリティを縮め表示した場合、垂直リニアリ
ティを縮めたことによる反作用としてそれに相当する水
平偏向磁界の相対的影響度が強まり、結果として右左の
糸巻歪が垂直リニアリティを縮めた上下の一部において
適正におこなわれないという問題点があった。特に表示
画面全域にわたって表示素子CRT5の蛍光面のストラ
イプのピッチ又はそれに相当するピッチの寸法が全て同
一で高精細な表示を可能とするCRT5を用いた場合に
は上記の表示画面の上・下の端部での輝度ムラは顕著に
表われやすい。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、走査線が密になり輝度が高くな
った増加分の輝度を補正をすることを目的とする。また
右左糸巻歪をも適正に補正することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、偏
向系の信号の直線性(リニアリティ)を可変してより広
いアスペクト比の偏向幅に補正する偏向リニアリティ補
正手段と、偏向リニアリティ補正手段に適応して表示画
面の輝度差(主に偏向リニアリティ補正手段の非直線性
偏向部による走査線密度の差による輝度差)を補正する
ための具体的手段として、映像信号処理系の信号の一走
査期間内の全体の波形の姿を定める補正波形信号を出力
する補正波形信号手段及び補正波形信号発生手段の出力
信号から映像信号処理系の信号を振幅変調する映像信号
変調手段とを備えたものである。
【0008】請求項2及び請求項3においては、垂直偏
向系の信号の直線性(リニアリティ)を可変してより広
いアスペクト比の偏向幅に補正するために、垂直出力回
路の負帰還ループの複数のフィードバック回路及び複数
の切換手段を備えた垂直偏向リニアリティ補正手段と、
垂直周期のパラボラ波形信号を発生させる補正波形信号
発生手段と、補正波形信号発生手段の出力信号を変調信
号として映像信号処理系のRGB信号(請求項2)又は
Y信号(請求項3)を振幅変調するRGB信号変調手段
(請求項2)又はY信号変調手段(請求項3)を備えた
ものである。
【0009】請求項4においては、補正波形信号発生手
段にあって、補正波形信号たる垂直周期のパラボラ波電
圧を所定電圧でクリップして電圧が変化しない平坦部を
有する垂直周期の補正パラボラ波電圧に整形する波形整
手段を実行するために、入力のパラボラ波電圧に所定の
バイアスを与えるバイアス回路とその回路の出力をクリ
ップするクリップ回路とを備えた波形整形手段を含むも
のである。
【0010】請求項5においては、偏向系の信号の直線
性(リニアリティ)を可変してより広いアスペクト比の
偏向幅に補正する偏向リニアリティ補正手段と、偏向リ
ニアリティ補正手段に適応して表示画面の輝度差(主に
偏向リニアリティ補正手段の非直線性偏向部による走査
線密度の差による輝度差)を補正するための具体的手段
として、映像信号処理系の信号の一走査期間内の全体の
波形の姿を定める補正波形信号を出力する補正波形信号
発生手段と、補正波形信号発生手段の出力信号から映像
信号処理系の信号を振幅変調する映像信号変調手段及び
偏向リニアリティ補正手段の非直線偏向に起因して発生
する偏向歪を補正する偏向歪補正手段とを備えたもので
ある。
【0011】請求項6においては、垂直偏向系の信号の
直線性(リニアリティ)を可変してより広いアスペクト
比の偏向幅に補正する垂直偏向リニアリティ補正手段
と、垂直偏向リニアリティ補正手段に適応して表示画面
の上部及び下部の輝度差(主に垂直偏向リニアリティ補
正手段の非直線性偏向部による水平走査線密度の差によ
る輝度差)を補正するための具体的手段として、映像信
号処理系の信号の一垂直走査期間内の全体の波形の姿を
定める補正波形信号を出力する補正波形信号発生手段
と、補正波形信号発生手段の出力信号から映像信号処理
系の信号を振幅変調する映像信号変調手段及び垂直偏向
リニアリティ補正手段の非直線偏向に起因して発生する
表示画面の上部及び下部の偏向歪を補正する水平糸巻歪
補正手段が、水平糸巻補正信号発生手段と、水平糸巻補
正信号発生手段の出力信号を増幅するとともにその増幅
度を所定期間可変してその出力信号の直流レベルをも可
変する可変増幅手段と、可変増幅手段の出力信号の大小
に応じて出力インピーダンスが可変される可変インピー
ダンス手段と、可変インピーダンス手段の出力端子に流
れる電流の大小に応じて水平偏向コイルに流れる電流
を、垂直偏向リニアリティ補正手段の出力信号の非直線
に適応して、所定の期間、制御するループを水平偏向出
力回路と組合わされてなる水平偏向電流制御手段とから
構成されるものである。
【0012】
【作用】請求項1によると、所定の第1のアスペクト比
に対応している映像信号を、この第1のアスペクト比よ
り大きい第2のアスペクト比を有する表示装置上に第2
のアスペクト比で、垂直はもとより水平の偏向リニアリ
ティ補正手段の非直線性偏向に起因する表示画面上の輝
度差が映像信号の振幅変調により補正される。
【0013】請求項2及び請求項3によると、垂直偏向
リニアリティ補正手段の非直性垂直偏向に起因する水平
走査密度の差による表示画面上の一部(例えば上部及び
下部)に発生する輝度差がRGB信号(請求項2)又は
Y信号(請求項3)の振幅変調により補正される。
【0014】請求項4の発明によると、この波形整形手
段によって垂直周期パラボラ波形信号の所定レベル以上
の中央部のみが従来のパラボラ曲線から平坦直線に波形
整形される。従って輝度を下げるべく期間に相当する垂
直周期パラボラ波形信号の中央部以外の部分において
は、垂直パラボラ波形信号の波形に応じてRGB映像信
号もしくはY信号は振幅変調をうけ、又一方では輝度を
下げる必要のない期間に相当する垂直周期パラボラ波形
信号の中央部の平坦部においては、RGB映像信号もし
くはY信号の振幅レベルを正確に一定にする。
【0015】請求項5の発明によると、請求項1に係わ
る手段に更に偏向歪補正手段が新たに加わるために、請
求項1の作用に新たに次の作用が加わる。すなわち垂直
はもとより水平の偏向リニアリティ補正手段の組合わせ
による非直線偏向に起因する新たな複合した偏向歪まで
含めた偏向歪が偏向歪補正手段により修正される。
【0016】請求項6の発明によると、請求項2及び請
求項3による作用に新たに次の作用が加わる。すなわち
垂直偏向リニアリティ補正手段による非直線性偏向に起
因する偏向歪、例えば表示画面上の上部が下部の左右糸
巻歪過大補正による偏向歪が新たに補正される作用が加
わる。
【0017】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。14はワイドアスペクトテレビジョンの
垂直偏向回路の一部分の非線形性、すなわちノンリニア
リティによる水平走査線密度の差に起因した表示画面上
の輝度差を補正する為の、例えばパラボラ波形のような
補正波形を発生する補正波形信号発生回路、15はRGB
の原色信号を補正波形信号発生回路14で発生した補正波
形で振幅変調するRGB信号変調回路である。
【0018】本発明の実施例1の回路ブロックは図1の
構成をしており、垂直偏向リニアリティ補正回路13にお
いて13a 13a■及び13b 13b■の抵抗をそれぞれ13c, 13d
の切換えスイッチで切換えることにより図5の様な画面
中央のリニアリティは良く上下部は縮んだラスター、す
なわちワイド画面と、均一なリニアリティの通常の画面
(不図示)に切換える。垂直偏向リニアリティ補正回路
13は負帰還増幅器の出力の一部を戻す経路にあるため戻
す量を大きくすると出力は小さく、戻す量を小さくする
と出力は大きくなる。この性質を利用しワイド画面時は
切換スイッチ13c は抵抗13a■の方へスイッチし抵抗13a
■はあらかじめ13a に比べて抵抗値が低く設定されてい
る。このため多くの垂直周期パラボラ波電圧がフィード
バックされるので図7に示すように逆の垂直パラボラが
出力に表れ垂直偏向コイル10には上伸び下縮みの垂直偏
向電流が流れる。
【0019】一方切換スイッチ13d は抵抗13b■の方へ
スイッチし13b■はあらかじめ13b に比べて抵抗値が低
く設定されている。この時コンデンサ13e を通る垂直の
こぎりの微分波形はたくさんフィードバックされるので
垂直偏向電流の出力は最初の部分だけ小さくなり図8に
示すように上縮みとなる。この2つの作用を同時に起こ
してやると図6の偏向電流波形となり、例えば偏向歪が
ない場合を仮走すると,図5に示すように画面中央でリ
ニアリティは良く上部及び下部で縮むラスターが形成さ
れる。一方通常画面、例えば画面全面において垂直リニ
アな画面、においては切換スイッチ13c は13a の抵抗、
切換スイッチ13d は13b の抵抗に各々接続されて、上下
均一のリニアリティを形成するようになっている。
【0020】実施例1に於ては、単に垂直偏向リニアリ
ティ補正回路13のみを用いた場合に従来発生する表示画
面上の輝度の差を補正する手段として、垂直偏向リニア
リティ補正回路13に対応する補正波形信号を補正波形信
号発生回路14で作る。そしてその補正波形信号発生回路
14の垂直周期パラボラ波形の出力信号が、RGB信号変
調回路15に作用することによって、一垂直走査期間内の
映像信号の振幅が、振幅変調される。結果として次にの
べる図4の最下部に示すごとく画面の上部と下部に対応
するRGB信号が所定量振幅がおさえこまれる。振幅変
調を行なう回路としては例えば図4の上部に示すダブル
バランス変調回路で、の入力端子より垂直周期パラボ
ラ波形の補正波形信号が、の入力端子よりRGB信号
が各々入力されることによりの出力端子からは一垂直
周期の全体の期間で観察すると全体がパラボラ波形で振
幅変調されたRGB信号が出力される。
【0021】ここで図4の回路の動作についてさらに説
明する。図4の差動増幅器を構成するトランジスタQ1
とQ2 (エミッタ接続)、トランジスタQ3 とQ4 (エ
ミッタ接続)の電流源を各々構成するトランジスタQ5
とQ6 のエミッタ抵抗(各々のトランジスタQ5 とQ6
のコレクタ電流値I5 ,I6 の大きさを決定する)のR
1 とR2 は等しいものとする。トランジスタQ6 のベー
スは定電圧V1 、の入力端子に入力されるペデスタル
レベル電圧値と等しい電圧、でバイアスされているた
め、Q6 は定電流回路を構成し、Q6 のコレクタ電流に
はI6 の定電流が流れる。トランジスタQ7 とQ8 はカ
レントミラー回路を構成しほぼQ7 とQ8のコレクタ電
流I7 とI8 は等しいとする。すなわちI7 =I8 であ
る。
【0022】まず図4のの端子の信号が入力されない
場合を考えると、差動増幅器を構成するドランジスタQ
1 とQ2 、Q3 とQ4 の各ペアーのコレクタ電流は等し
くなる。従って、 I1 =I2 =I5・1/2 …………………………………………………(式1) I3 =I4 =I6・1/2 …………………………………………………(式2) I8 =I7 =I2 +I4 =(I5・1/2)+(I6・1/2) ……………(式3) となる。そしてI6 が定電流でありかつ図4のの端子
に入力される信号波形の電圧が図4に示されるの信号
波形の時の映像期間、t0 ではトランジスタQ5 のコレ
クタ電流I5 がトランジスタQ6 のコレクタ電流I6
り増加する。従って(式3)で示されるトランジスタQ
8 のコレクタ電流I8 は映像期間、t0 で増加すること
になり、トランジスタQ8 のコレクタとアース電位間に
接続される抵抗R3 を所定値に選ぶと、結果として図4
のの端子にの信号波形と同じ信号波形を出力するこ
とになる。(但し図4のの端子の信号が入力されない
場合)しかも映像期間、t0 以外のレベルはほぼの信
号波形と同じになる。つまりこのケースはの信号波形
たる垂直周期パラボラ波電圧(=補正信号)が図4の回
路に作用していないケースを説明するものである。
【0023】つぎに図4において前回と同様トランジス
タQ6 のコレクタ電流I6 が定電流でありかつ図4の
の端子に入力される信号波形の電圧が図4に示される
の信号波形の時の映像期間、t0 ではトランジスタQ5
のコレクタ電流I5 がトランジスタQ6 のコレクタ電流
6 より増加する状況下において、更に図4のの端子
に図4に示されるの信号波形の補正信号波形を有する
正の垂直周期パラボラ波電圧が入力されている場合を考
える。
【0024】 この状況下において、I5 >I6 ……………………………………(式4) すなわちI5 =I6 +ΔI0 >I6 …………………………………(式5) ここでΔI0 はトランジスタQ5 のベースの電圧がトラ
ンジスタQ6 のベース電圧(=V1 =ペデスタル電圧)
より高いために発生するトランジスタQ5 の増分の電流
値を示す。又、に入力される正の垂直周期パラボラ波
電圧のためにトランジスタQ2 及Q3 の各コレクタ電流
2 とI3 の各々は、トランジスタQ1 及Q4 のコレク
タ電流値の各々のI1 とI4 に比較して大きい値を有す
る。そして(式3)で示すように期間t0 ではI5 >I
6 のためトランジスタQ2のコレクタ電流I2 の増加分
電流、+ΔI2 の絶対値、|ΔI2 |はトランジスタI
4 のコレクタ電流の減少分電流、−ΔI4 の絶対値、|
ΔI4 |より大きい。 |ΔI2 |>|ΔI4 | ………………………………………………(式6) これを考慮した上トランジスタQ7 のコレクタ電流I7
について考察すると、 I7 =トランジスタQ2 のコレクタ電流+トランジスタQ4 のコレクタ電流 ={(I5・1/2 )+ΔI2 }+{(I6・1/2 )−ΔI4 }=(I5・1/2 ) +(I6・1/2 )+(ΔI2 −ΔI4 ) ……………………(式7)
【0025】すなわち(式7)からトランジスタQ7
コレクタ電流はに入力される正の垂直周期パラボラ波
電圧のために結果としてΔI2 −ΔI4 >0だけ電流が
増加する。(式(3) と比較すると明らかである。)しか
もこの増加する電流値、(ΔI2 −ΔI4 )、は図4の
の端子に入力される正の垂直周期パラボラ波電圧が大
きくなればなるぼど大きくなるため図4のの端子の出
力信号電圧は増加する。つまり映像期間t0 において
は、の端子の出力信号電圧の振幅はの端子の垂直周
期パラボラ波電圧によって振幅変調を受けることにな
る。結果として図4の最下部のの信号波形のごとくの
出力信号がトランジスタQ8 のコレクタとアース間の抵
抗R3 に表われる。
【0026】以上が図4の回路の基本動作を直感的に簡
単に説明したものである。よって図4のの信号波形に
図示するごとく表示画面の上部及下部に係わる映像信号
の映像期間、t0 の振幅レベルが画面中央部のそれに比
較して下がっている。しかも振幅レベルの全体の変化は
の端子に入力された垂直周期パラボラ波電圧波形と相
似となり図4のの信号波形で点線のカーブでその様子
を示す。
【0027】また、本実施例は垂直のリニアリティの上
下端を縮ませるのに垂直ドライブ回路の帰還ループに垂
直偏向リニアリティ補正回路13を用いて所定の周波数特
性をもたせたいわゆる負帰還アンプを用いたが、7のラ
ンプ波形発生回路の発生段で上下端が縮んだ基準波形を
発生してもよい。
【0028】実施例2.なお上記実施例では補正を受け
る信号をRGB信号としたが簡略化の為に例えばY信
号、すなわち輝度信号、で行なってもよい。その回路ブ
ロック図を図3に示す。図3において図1の実施例と異
なる点は、補正波形信号発生回路14の垂直周期パラボラ
波形出力信号が、図1のRGB信号変調回路15に作用す
るのに代えて、図3のY信号変調回路16に作用する点で
他の動作は図1と同じである。
【0029】また映像処理用のICでコントラストをD
Cコントロールするような仕組でDCコントロール用の
端子に補正波形を重畳させて補正を行なっても良い。
【0030】また実施例1では補正波形を14の補正波形
信号発生回路で作成する方法を説明したが、11のカップ
リングでコンデンサの+側に生じるパラボラ波形をその
まま使用しても良い。
【0031】実施例3.また本発明を実現するに必要と
する補正波形信号発生回路14の具体的一実施例について
説明する。輝度変調をかけるための補正波形信号発生回
路14で発生する垂直周期パラボラ波電圧、例えば図4の
の電圧、を更に所定電圧レベルでクリップして、信号
の始めの部分でゆるやかに立上がり信号の終りの部分で
ゆるやかに立下がりかつ中央部では電圧が変化しない平
坦部を有する新たな垂直周期パラボラ波電圧に整形する
具体例を説明する。図9が本補正波形信号発生回路、図
10の回路、の出力端子より発生した中央部に平坦部のあ
る垂直周期パラボラ波電圧を示す図であり、この垂直周
期パラボラ波電圧は図5の画面の垂直リニアリティの上
下縮みとタイミングを合わせてクリップされる。
【0032】すなわち図5において垂直偏向開始時間を
1 画面上部の垂直リニアリティの縮んだ期間がt1
2 画面中央部のリニアリティの適正な期間がt2 〜t
4 、画面下部の垂直リニアリティの縮んだ期間がt4
5 とすれば、そのリニアリティに応じた補正波形が図
9に示されている。図9に示す補正波形信号を出力する
実施例の回路は、図10のように構成されていて、バイア
ス回路(点線で囲まれたブロック)はエミッタフォロワ
ー回路である。入力信号たる垂直周期パラボラ波電圧、
例えば図4のの波形電圧、にこのエミッタフォロワー
回路でバイアス電圧をかける。そして図9のタイミング
となるようにエミッタフォロワー回路の出力の後に接続
された抵抗R0 と17のツェナーダイオードとで必要な電
流を流すことによって発生する所定電圧レベルでエミッ
タフォロワー回路の出力信号電をスライスして、結果と
して図9に示される補正波形を発生する回路が図10の回
路である。
【0033】実施例4.図12は映像表示画面上の上部お
よび下部における左, 右の糸巻歪、例えば図11に示す上
下の縦線の歪、を補正する糸巻歪補正回路の構成を示す
ブロック図である。水平同期信号に同期しており、所定
パルス幅からなる水平周期のドライブパルスがエミッタ
接地の水平出力トランジスタ28へ入力されるようになっ
ている。水平出力トランジスタ28のコレクタはフライバ
ックトランス27の1次巻線4aを介して電源VB の正極と
接続されており、電源VB の負極は接地されている。水
平出力トランジスタ28のコレクタはまた、コンデンサC
10とコンデンサC11との直列回路を介して接地されてお
り、コレクタにカソードを接続しているダイオードD10
とそのアノードにカソードを接続しているダイオードD
11との直列回路を介して接地されている。
【0034】コンデンサC10とC11との接続部及びダイ
オードD10とD11との接続部は共通に接続されている。
フライバックトランス27の2次巻線4bの一端はダイオー
ドD12のアノードと接続されており、ダイオードD12
介して図示していないCRTの高圧端子と接続される。
2次巻線4bの他端は電源V0 の正極と接続されている。
電源V0 の負極は接地されている。垂直偏向鋸歯状波電
圧VSVは反転回路11を介して垂直出力アンプ22の正入力
端子+へ入力されるようになっている。垂直出力アンプ
22の出力端子は、垂直偏向コイル10とカップリングコン
デンサC12と抵抗R10との直列回路を介して接地されて
いる。垂直偏向コイル10とカップリングコンデンサC12
との接続部の擬似パラボラ波電圧はローパスフィルタL
Fを介して加算器24へ、また直接に積分回路19へ入力さ
れるようになっている。
【0035】カップリングコンデンサC12と抵抗R10
の接続部の鋸歯状波電圧は抵抗R11を介して加算器24へ
入力されるようになっている。加算器24の出力は垂直出
力アンプ22の負入力端子−へ入力されるようになってい
る。積分回路19から出力されるパラボラ波電圧は、垂直
ゲートパルスGP(図12に示す)が与えられており、こ
の期間においては増幅度が可変となる可変増幅回路23へ
入力されるようになっており、増幅された出力電圧はエ
ミッタ接地のダイオードモジュレータ用トランジスタ29
のベースへ入力されるようになっている。トランジスタ
29のコレクタは、コンデンサC13を介して接地され、ダ
イオードモジュレータ用コイル18と水平リニアリティコ
イル25と、水平偏向コイル26との直列回路を介してフラ
イバックトランス27の1次巻線4aの一端と接続されてい
る。
【0036】ダイオードモジュレータ用コイル18と水平
リニアリティコイル25との接続部は、コンデンサC14
介してダイオードD10とD11との共通接続部と接続され
ている。そしてコンデンサC10とダイオードD10と水平
偏向コイル26とにより第1共振回路を構成しており、コ
ンデンサC11とダイオードD11とダイオードモジュレー
タ用コイル18とにより第2共振回路を構成している。
【0037】次にこの糸巻歪補正回路の動作を説明す
る。垂直出力アンプ22に入力された垂直偏向鋸歯状電圧
SVにより、垂直偏向コイル10とカップリングコンデン
サC12との接続部であるカップリングコンデンサC12
正端子+には波形の立上り部分が直線状となっている擬
似パラボラ波電圧が発生し、この擬似パラボラ波電圧は
積分回路19へ入力され、積分回路19は入力された擬似パ
ラボラ波電圧を積分して直線状部分を弯曲させたパラボ
ラ波電圧を発生させて可変増幅回路23へ入力される。こ
こで、図6に示す垂直偏向電流を垂直偏向コイル10に流
すと映像表示画面の上部および下部では映像の左,右側
の歪補正が過大になって、例えばクロスパターン信号を
CRTに表示した時には、図11に示すように画面の上部
および下部においては内側方向に弯曲する。
【0038】これを補正するために次の処理をする。ま
ず垂直偏向幅を縮小している期間、図5のt1 〜t2
4 〜t5 、つまり映像表示画面の上部および下部の垂
直リニアリティを縮小している期間において、図12に示
された垂直周期でくりかえされる垂直ゲートパルスGP
がHレベルにある期間は可変増幅回路23の増幅度を、例
えば、上げるようにする。これにより糸巻歪補正回路の
基準波形となる垂直周期パラボラ波形の中央部と左右の
両サイド部とのレベル差、すなわちパラボラ量、が少な
めとなり結果として表示画面上の左右の歪補正の過大が
修正され、前にのべた画面の上部及び下部の内側方向に
弯曲するのが修正される。
【0039】この糸巻歪の過大をさける動作について、
もう少し詳しくのべる。図12は、ダイオードモジュレー
ター方式の水平糸巻歪補正回路を構成しており、動作と
しては、水平出力を2つのダイオードD10とD11とで分
離して、水平周期のノコギリ波電流の流れる2つのルー
プ、すなわちコンデンサC10とダイオードD10と水平偏
向コイル26とからなる第1共振回路ループと接続されて
いるループとダイオードモジュレータ用コイル18とから
なる第2の共振回路ループと接続されているループ、を
つくっている。そして、ダイオードモジュレータ用トラ
ンジスタ29のコレクタがダイオードモジュレータ用コイ
ル18に接続されているので,下のループ、すなわち第2
の共振回路ループと接続されているループ、に流れる電
流量が、可変増幅回路23の出力信号(すなわち積分回路
の出力の垂直周期パラボラ波電圧信号が可変増幅回路23
と垂直ゲートパルスGPにより図12で示すt1 〜t2
4 〜t5 の期間における垂直周期パラボラ波電圧信号
の立上がり又は立下がりの曲線カーブが可変された信号
で、いわゆるパラボラ量−中央部と両端部との差−が可
変されている信号)により制御されることにより結果と
して、上のループ、すなわち第1の共振回路ループと水
平偏向コイル26とが接続されているループに流れる電流
が制御される。つまり下のループの電流を減らせば、上
のループの電流が逆に増える。
【0040】前にも述べたようにダイオードモジュレー
タ用トランジスタ29には可変増幅回路23の信号が加わっ
ているので結果としてその波形を反転したような電圧波
形(逆パラボラ波形)が図12のB点に現われる。その波
形を図13の(a) に示す。又図13の(a) に示すように水平
偏向の水平幅の制御は、可変増幅回路23の出力信号の直
流レベルを可変して、図13の(a) に示すようにB点の逆
パラボラ波形のほうらくせんのレベルをかえることによ
り実行される。
【0041】又糸巻歪の補正量が過大,適正,不足の各
々の場合についての図12のB点の水平パルス(フライバ
ックパルス)電圧波形の包絡線の電圧波形(以降B点波
形電圧とする)のようすを図13の(b) に示す。つまりこ
の糸巻補正回路を用いないと表示画面上部と下部に相当
する期間のB点波形電圧の増加分が大きい、すなわちパ
ラボラ量が大きい。結果としてこの期間の水平偏向コイ
ル電流が所定値より大きくなりすぎて、この期間の糸巻
歪の補正が過大となる。又逆に該当する部分に相当する
期間のB点波形電圧の増加分が少なすぎると、すなわち
パラボラ量が小さすぎると結果としてこの期間の水平偏
向コイル電流が所定値より少なくなりすぎて、この期間
の糸巻歪の補正が不足となる。又該当する部分に相当す
る期間のB点の波形電圧の増加分が適正であると、すな
わちパラボラ量が適正であると、結果としてこの期間の
水平偏向コイル電流が所定値になりこの期間の糸巻歪の
補正が適正となる。本糸巻歪補正回路は補正を必要とす
る表示画面の上部及び下部に限定してパラボラ量を可変
するとともに、水平偏向幅の可変をパラボラ波形の全体
の直流レベルの可変で実現している所に要点がある。つ
まり従来の画面中央部の通常の左右糸巻歪はもとより、
画面上部の非直線垂直偏向にともなう新たな左右歪をも
解消している所に要点がある。
【0042】そして上記B点の波形電圧に対応して水平
偏向コイル26に流れる電流、すなわち図12のA点とB点
に流れる電流波形の標準波形を図13の(d) に示す。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によると、偏向系の直線
性を可変する手段としてランプ発生回路内又は、鋸歯状
信号ドライブ回路内のいずれか又はそれらの組み合わせ
の非直線性信号処理手段を用いることが可能であり、又
偏向リニアリティ補正手段として垂直偏向リニアリティ
補正手段又は水平偏向リニアリティ補正手段又はその両
者の偏向リニアリティ補正手段の組合わせが可能であ
り、又変調をうける信号はチューナ出力信号,Y信号,
RGB信号とテレビの映像信号の主要信号もしくはその
組合わせに対応させることが可能となり結果として適応
機種に最適な偏向リニアリティ手段,補正波形信号発生
手段及び変調手段との組合わせ、すなわちベストモード
な組合わせ、によりワイドアスペクトテレビジョン受像
機を実現することが可能となる。
【0044】請求項2及び請求項3の発明によると、映
像信号系のRGB信号(請求項2)又はY信号(請求項
3)の変調回路と、そのいずれかの信号の変調回路に所
定の補正信号波形たる垂直周期パラボラ波電圧を発生さ
せる補正波形信号発生回路と、垂直発振回路につづいて
接続された垂直出力回路における帰還ループに複数の帰
還特性を有する回路網及びその回路網を切替える切替手
段とを含んだ垂直偏向リニアリティ補正回路とにより、
所定のアスペクトの映像信号を入力した場合でもその所
定のアスペクト比及びそれより広いアスペクト比のいわ
ゆる複数のアスペクト比の表示画面を選択的に表示しえ
るとともに、ワイドアスペクト比の表示画面においては
その上部及び下部の輝度差(主に垂直偏向の非線形に起
因する水平走査線密度の差に起因するもの)が前記補正
波形信号発生回路による補正(RGB信号又はY信号の
振幅レベルを表示画面の上部及び下部に相当する部分に
おいておさえる補正)により、輝度差が少ない自然な輝
度感を与えるワイドアスペクト比の表示画面が得られ
る。
【0045】請求項4の発明においては、入力される垂
直周期パラボラ波電圧をエミッタフォロワ回路からなる
バイアス回路を通しその出力を所定の電圧レベルでクリ
ップして出力するので垂直周期パラボラ波信号電圧の中
間期間の電圧が平坦となる。したがって画面の中央部
(上部及び下部にはさまれた部分)では変調信号の補正
信号波形が一定となり本来振幅変調を必要としない部分
の信号を不用意にも振幅変調することがさけられるとと
もに、本来振幅変調を必要とする部分の信号を振幅変調
し、バイアス回路たるエミッタフォロワ回路の信号のバ
ッファ機能(緩衝機能)のため入出力間の影響が回避で
きる。又エミッタフォロワのベースの抵抗バイアス回路
の比を変えることにより垂直周期パラボラ波電圧信号に
対するクリップレベルも微調可能であるし、後続のツェ
ナーダイオードと抵抗から構成されるクリップ回路はツ
ェナーダイオードの正の温度特性のため先に接続された
エミッタフォロワ回路の負の温度特性を打消して温度的
にも安定なスライスレベルを得ることも可能となる。
【0046】請求項5の発明においては、請求項1の構
成手段に更に偏向歪補正手段が新たにつけ加わっている
ために、偏向リニアリティ補正手段の非直線性に起因し
て新たに発生する偏向歪が補正されるので、表示画面の
全体にわたって輝度差のない、しかも偏向歪のない表示
画面が得られる。特に本発明は一つの偏向回路に限定し
ていないので、輝度差の均一化の手段と、偏向歪補正手
段が多くの組合わせで選択しえるので適応機種にベスト
モードで個別的に効果的に対応しえるという効果があ
る。
【0047】請求項6の発明においては、請求項5にお
ける偏向歪補正手段が特に表示画面の水平糸巻歪補正手
段であるために、例えば垂直偏向リニアリティ補正手段
の非直線性に起因して新たに発生する左右糸巻歪の過大
補正が、適正な補正に、その非直線性に対応する所定期
間に対応して、もどされる。したがって、特に左右糸巻
歪の過不足なき補正が可能となり、表示画面の全体にわ
たって輝度差のないしかも水平糸巻歪のない表示画面が
得られる。
【0048】又請求項6の発明の他の効果として、水平
糸巻歪補正信号発生手段の信号波形がパラボラ波電圧で
あるためこの信号の一部を映像信号変調手段の変調信号
として流用しえるのでシステム上又コスト上において有
利であり,結果としてコストがおさえられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の回路ブロック図
【図2】従来のワイドアスペクトテレビジョンの回路ブ
ロック図
【図3】この発明の第2の実施例の回路ブロック図
【図4】この実施例の中のRGB信号変調回路又はY信
号変調回路の回路図
【図5】この発明の例えば偏向歪がない場合のラスター
パターンを示す図。
【図6】この実施例の垂直偏向リニアリティ補正回路に
よる垂直偏向電流波形を示す図。
【図7】この実施例の図6に示す垂直偏向電流波形を得
る途中過程での1つのフィードバックループの信号によ
る下部縮みの垂直偏向電流波形を示す図。
【図8】この実施例の他のフィードバック信号がフィー
ドバックされた場合の上部縮みの垂直偏向電流波形を示
す図。
【図9】平坦部を有する垂直周期のパラボラ波形
【図10】請求項4の発明の一実施例
【図11】糸巻歪補正に関して上下部に追加補正をほど
こさないで、上下の垂直リニアリティを単に縮めて表示
した例
【図12】請求項6による本発明の一実施例
【図13】糸巻歪補正回路のB点の水平パルス(フライ
バックパルス)波形の包絡線カーブ及水平偏向コイルに
流れる電流の包絡線カーブを示す図。
【図14】垂直偏向のオーバスキャンを示す図。
【符号の説明】
1 輝度信号色信号分離回路(Y/C SEP) 2 映像処理回路 3 色復調回路 4 マトリクス回路 5 CRT 6 同期分離回路(SYNC SEP) 7 ランプ波形発生回路 8 垂直ドライブ回路(V−ドライブ) 9 垂直出力回路(V−OUT) 10 垂直偏向コイル 11 垂直カップリングコンデンサ 12 垂直フィードバック抵抗 13 垂直偏向リニアリティ補正回路 14 補正波形信号発生回路 15 RGB信号変調回路 16 Y信号変調回路 17 ツェナーダイオード

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の第1アスペクト比に対応している
    映像信号を、前記第1のアスペクト比より大きい第2の
    アスペクト比を有する表示装置上に、前記第2のアスペ
    クト比で前記映像信号を表示するワイドアスペクトテレ
    ビジョン受像機において、 偏向系の信号の直線性(リニアリティ)を可変して前記
    第2のアスペクト比の偏向幅に補正する偏向リニアリテ
    ィ補正手段と、映像信号処理系の信号の一走査期間内全
    体の波形の姿を定める補正信号を出力する補正波形信号
    発生手段と、前記補正波形信号発生手段の出力信号から
    映像信号処理系の信号を振幅変調する映像信号変調手段
    とを備えたことを特徴とするワイドアスペクトテレビジ
    ョン受像機。
  2. 【請求項2】 所定の第1アスペクト比に対応している
    映像信号を、前記第1のアスペクト比より大きい第2の
    アスペクト比を有する表示装置上に、前記第2のアスペ
    クト比で前記映像信号を表示するワイドアスペクトテレ
    ビジョン受像機において、 垂直偏向系の垂直発振回路とそれに接続された垂直出力
    回路の垂直フィードバック系路に垂直偏向リニアリティ
    を可変する複数のフィードバック回路及び複数の切換手
    段を備えた垂直偏向リニアリティ補正手段と、垂直周期
    のパラボラ波形信号を発生させる補正波形信号発生手段
    と、前記補正波形信号発生手段の出力信号を変調信号と
    して映像信号処理系のRGB信号を振幅変調するRGB
    信号変調手段とを備えたワイドアスペクトテレビジョン
    受像機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、映像信号の色信号た
    るRGB信号の代わりに輝度信号たるY信号を前記補正
    波形信号発生手段の出力信号で振幅変調するY信号変調
    手段を備えたワイドアスペクトテレビジョン受像機。
  4. 【請求項4】 前記補正波形信号発生手段にあって、補
    正波形信号たる垂直周期のパラボ波電圧を所定電圧レベ
    ルでクリップして、電圧が変化しない平坦部を有する垂
    直周期の補正パラボラ波電圧に整形する波形整形手段を
    備えていることを特徴とする請求項2及び請求項3記載
    のワイドアスペクトテレビジョン受像機。
  5. 【請求項5】 所定の第1のアスペクト比に対応してい
    る映像信号を、前記第1のアスペクト比より大きい第2
    のアスペクト比を有する表示装置上に、前記第2のアス
    ペクト比で前記映像信号を表示するワイドアスペクトテ
    レビジョン受像機において、偏向系の信号の直線性(リ
    ニアリティ)を可変して前記第2のアスペクト比の偏向
    幅に補正する偏向リニアリティ補正手段と、映像信号処
    理系の信号の一走査期間内の全体の波形の姿を定める補
    正波形信号を出力する補正波形信号発生手段と、前記補
    正波形信号発生手段の出力信号から映像信号処理系の信
    号を振幅変調する映像信号変調手段と、更に前記偏向リ
    ニアリティ補正手段の非直線性偏向に起因して発生する
    偏向歪を補正する偏向歪補正手段とを備えたことを特徴
    とするワイドアスペクトテレビジョン受像機。
  6. 【請求項6】 所定の第1のアスペクト比に対応してい
    る映像信号を、前記第1のアスペクト比より大きい第2
    のアスペクト比を有する表示装置上に、前記第2のアス
    ペクト比で前記映像信号を表示するワイドアスペクトテ
    レビジョン受像機において、垂直偏向系の信号の直線性
    (リニアリティ)を可変して前記第2のアスペクト比の
    偏向幅に補正する垂直偏向リニアリティ補正手段と、映
    像信号処理系の信号の一垂直走査期間内の全体の波形の
    姿を定める補正波形信号を出力する補正波形信号発生手
    段と、前記補正波形信号発生手段の出力信号から映像信
    号処理系の信号を振幅変調する映像信号変調手段及び前
    記垂直偏向リニアリティ補正手段の非直線偏向に起因し
    て発生する偏向歪たる左右糸巻歪を補正する水平糸巻歪
    補正手段が水平糸巻補正信号発生手段と、前記水平糸巻
    補正信号発生手段の信号を増幅する可変増幅手段と、前
    記可変増幅手段の信号に応じて可変される可変インピー
    ダンス手段と、前記可変インピーダンス手段と水平偏向
    出力回路と組合わされてなる水平偏向電流制御手段とか
    ら構成されることを特徴とするワイドアスペクトテレビ
    ジョン受像機。
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