JPH11196356A - シェーディング補正回路 - Google Patents

シェーディング補正回路

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Publication number
JPH11196356A
JPH11196356A JP35960197A JP35960197A JPH11196356A JP H11196356 A JPH11196356 A JP H11196356A JP 35960197 A JP35960197 A JP 35960197A JP 35960197 A JP35960197 A JP 35960197A JP H11196356 A JPH11196356 A JP H11196356A
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JP
Japan
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amplitude
waveform
correction
wave
circuit
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Application number
JP35960197A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sato
宏明 佐藤
Jiyunshi Masumoto
順資 枡本
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 業務用CRTプロジェクターでは様々な設置
形態に対し対応する必要があり画像明るさ等の均一性に
ついても1台のプロジェクターの場合と複数のプロジェ
クターで一画面を構成する場合の両方に対応しなければ
ならない。 【解決手段】 前記課題を解決するため映像振幅変調を
行って画像の均一性を向上させるいわゆるシェーディン
グ補正回路を、変調補正波の基準DCレベルを切換えて
入力信号・投写型ディスプレイの設置条件等の諸条件に
応じて信号振幅変調箇所を画像中央部または画像周辺部
の両者から選択可能とする。具体的には、パラボラ補正
波発生手段、前記パラボラ波補正波の基準DCレベルを
波形中央として出力する波形出力手段、前記パラボラ波
補正波の基準DCレベルを波形両端部として出力する波
形出力手段、両波形出力手段の出力を二者択一して出力
する選択手段、RGB映像信号を振幅変調する乗算演算
手段とにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はCRTを表示手段に
用いる投写型ディスプレイにおいて、映像信号の振幅変
調を行って画質向上を図るシェーディング補正回路(国
際特許分類 H04N 5/74)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、CRTを表示手段に用いる投写型
ディスプレイにおいて、画面内の明るさの均一化を行う
ためパラボラ波形の補正波によりRGB映像信号を振幅
変調する方法がとられてきた。具体的な構成は図2a)
に示すように、波形発生部2で発生したパラボラ波の補
正波でRGB映像信号を振幅変調するものであった。
【0003】通常補正波は図2b)に示すように、パラ
ボラの中点をクランプし振幅変調ゲイン1(無補正)と
なるような補正波であり、RGB信号を振幅変調し投写
画像の中央の明るさを不変として周辺部を変化させるこ
とにより明るさ均一性を調整していた。
【0004】但し複数のプロジェクターの投写画像をつ
ないで1枚の大画面映像を構成する場合においては、各
投写画像間の継ぎ目において明るさや色度の不連続があ
ってはならないので、投写画像の4コーナー部の明るさ
を基準としてその他の部分を振幅変調する方法、つまり
図2c)のようにパラボラ波の両端部分をクランプして
振幅変調する方法が取られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】業務用のプロジェクタ
ーの場合様々な設置形態に対し対応する必要があり、画
像明るさ等の均一性についても、1台のプロジェクター
で使うケースと複数のプロジェクターで一画面を構成す
るケースの両方に対応しなければならない。従来の方法
では、前記両方のケースへの対応ができなかった。
【0006】さらに従来の課題には、複数のプロジェク
ターで構成する方式の場合、各投写画像の明るさ・色度
の均一化や調整に要する時間短縮が必要であること、ま
た高い輝度を得るためにビデオ出力の振幅を上げた場合
シェーディング補正を加えるとビデオ出力の振幅ダイナ
ミックレンジを越え振幅変調による振幅増加に制限がか
かる、といったものもあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、CRTを表示手段に用いる投写型ディスプレイにお
いて映像振幅変調を行って画像の均一性を向上させるい
わゆるシェーディング補正回路を、映像振幅変調により
画面内の明るさの均一性を改善する回路の変調補正波の
基準DCレベルを切換えて、信号振幅変調を加える箇所
を画像中央部または画像周辺部のいずれかから選択可能
とする。
【0008】具体的には、パラボラ波形の補正波を発生
する手段と、前記パラボラ波補正波の基準DCレベルを
波形中央として出力する波形出力手段と、前記パラボラ
波補正波の基準DCレベルを波形両端部として出力する
波形出力手段と、両波形出力手段の出力を二者択一して
出力する選択手段と、RGB映像信号を選択された補正
波により振幅変調する乗算演算手段とにより構成する。
【0009】またCRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイ複数台の投写画像をつなぎ合わせて1枚の大画
面を表示するディスプレイにおいて、各CRT投写型デ
ィスプレイのRGB信号振幅を可変して画面周辺部のホ
ワイトバランスを調整し、映像信号の振幅変調を加える
箇所を画像中央部に設定して、映像振幅変調により画面
内の明るさの均一性を改善することにより画面全体の明
るさ均一性及びホワイトバランスを調整する。具体的に
は、CRTを表示手段に用いる投写型ディスプレイ複数
台の投写画像をつなぎ合わせて1枚の大画面を表示する
ディスプレイにおいて、各CRT投写型ディスプレイに
RGB信号の振幅をそれぞれ独立に調整する手段と、パ
ラボラ波形の補正波を発生する手段と、前記パラボラ波
補正波の基準DCレベルを波形両端部として出力する波
形出力手段と、RGB映像信号を補正波により振幅変調
する乗算演算手段とにより構成する。
【0010】また、画面内の明るさの均一性を改善する
映像振幅変調回路の変調を加える部分を画像周辺部に設
定した場合に、映像信号の小信号部においてRGB同一
比率の振幅制限を振幅制限変調と連動して行うことによ
り、映像入力信号または振幅変調度が過大である際にビ
デオ出力アンプの振幅ダイナミックレンジ内で増幅処理
を行う。具体的には、パラボラ波補正波の基準DCレベ
ルを波形中央として出力する波形出力手段の出力波形を
補正波形の二者択一選択手段において選択し、RGB映
像信号を選択された補正波により振幅変調する乗算演算
手段の前段または後段に挿入する映像振幅制御手段と、
パラボラ補正波信号線に挿入する振幅制御手段と、前記
映像振幅制御手段及び前記補正波振幅制御手段の振幅制
御を行う演算・制御手段により構成し、RGB同一比率
の振幅制限を振幅制限変調との連動制御を前記演算・制
御手段により行う。
【0011】またCRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイ若しくは投写型ディスプレイ複数台の投写画像
をつなぎ合わせて1枚の大画面を表示するディスプレイ
において補正波形発生部は、水平同期周波数レート及び
垂直同期周波数レートの補正波を出力し、両者の振幅比
を補正した後、両者を乗算演算により合成して出力する
ものとする。具体的には、パラボラ補正波形発生回路
は、水平同期周波数レート及び垂直同期周波数レートの
パラボラ補正波を出力する手段と、両者の振幅比を演算
する手段と、両者を乗算演算により合成出力する手段に
より構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載のシェー
ディング補正回路は、CRTを表示手段に用いる投写型
ディスプレイにおいて、映像振幅変調により画面内の明
るさの均一性を改善する回路の変調補正波の基準DCレ
ベルを切換えて、入力信号・投写型ディスプレイの設置
条件等の諸条件に応じて信号振幅変調を加える箇所を画
像中央部または画像周辺部のいずれかから選択可能とし
ている。
【0013】次に本発明の請求項2に記載のシェーディ
ング補正回路は、CRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイにおいて、パラボラ波形の補正波を発生する手
段と、前記パラボラ波補正波の基準DCレベルを波形中
央として出力する波形出力手段と、前記パラボラ波補正
波の基準DCレベルを波形両端部として出力する波形出
力手段と、両波形出力手段の出力を二者択一して出力す
る選択手段と、RGB映像信号を選択された補正波によ
り振幅変調する乗算演算手段とにより構成し、入力信号
・投写型ディスプレイの設置条件等の諸条件に応じてR
GB映像信号の振幅変調補正波を前記の二者より選択可
能としている。
【0014】次に本発明の請求項3に記載のシェーディ
ング補正回路は、CRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイ複数台の投写画像をつなぎ合わせて1枚の大画
面を表示するディスプレイにおいて、映像信号の振幅変
調を加える箇所を画像中央部に設定し、映像振幅変調に
より画面内の明るさの均一性を改善するものであり、各
投写画像の明るさ・色度の均一化を向上させるものであ
る。
【0015】次に本発明の請求項4に記載のシェーディ
ング補正回路は、CRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイ複数台の投写画像をつなぎ合わせて1枚の大画
面を表示するディスプレイにおいて、パラボラ波形の補
正波を発生する手段と、前記パラボラ波補正波の基準D
Cレベルを波形中央として出力する波形出力手段と、前
記パラボラ波補正波の基準DCレベルを波形両端部とし
て出力する波形出力手段と、両波形出力手段の出力を二
者択一して出力する選択手段と、RGB映像信号を選択
された補正波により振幅変調する乗算演算手段とにより
構成し、パラボラ波補正波の基準DCレベルを波形両端
部として出力する波形出力手段の出力を前記選択手段に
おいて選択し、RGB映像信号の振幅変調補正波を行う
ものであり、各投写画像の明るさ・色度の均一化を向上
させるものである。
【0016】次に本発明の請求項5に記載のシェーディ
ング補正回路は、CRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイにおいて、画面内の明るさの均一性を改善する
映像振幅変調回路の変調を加える部分を画像周辺部に設
定し、映像信号の小信号部においてRGB同一比率の振
幅制限を振幅制限変調と連動して行うことにより、映像
入力信号が大きい場合に振幅変調により発生するビデオ
出力アンプの振幅ダイナミックレンジ超過を解決するも
のである。
【0017】次に本発明の請求項6に記載のシェーディ
ング補正回路は、CRTを表示手段に用いる投写型ディ
スプレイにおいて、パラボラ波補正波の基準DCレベル
を波形中央として出力する波形出力手段の出力波形を補
正波形の二者択一選択手段において選択し、RGB映像
信号を選択された補正波により振幅変調する乗算演算手
段の前段または後段に挿入する映像振幅制御手段と、パ
ラボラ補正波信号線に挿入する振幅制御手段と、前記映
像振幅制御手段及び前記補正波振幅制御手段の振幅制御
を行う演算・制御手段により構成し、RGB同一比率の
振幅制限を振幅制限変調との連動制御を前記演算・制御
手段により行うことにより、映像入力信号が大きい場合
に振幅変調により発生するビデオ出力アンプの振幅ダイ
ナミックレンジ超過を解決するものである。
【0018】次に本発明の請求項7に記載のシェーディ
ング補正回路は、補正波形発生部は、水平同期周波数レ
ート及び垂直同期周波数レートの補正波を出力し、両者
の振幅比を補正した後、両者を乗算演算により合成して
出力するものであり、補正波合成による一本化と投写画
像の縦横比に応じた補正量の設定により調整の短縮を行
うものである。
【0019】次に本発明の請求項8に記載のシェーディ
ング補正回路は、パラボラ補正波形発生回路は、水平同
期周波数レート及び垂直同期周波数レートのパラボラ補
正波を出力する手段と、両者の振幅比を演算する手段
と、両者を乗算演算により合成出力する手段により構成
するものであり、補正波合成による一本化と投写画像の
縦横比に応じた補正量の設定により調整の短縮を行うも
のである。
【0020】(実施の形態1)以下に、本発明の請求項
1及び請求項2に記載された発明の実施の形態について
図1を用いて説明する。図1はRGB各信号線上に挿入
されるシェーディング補正乗算器1、ビデオ出力アンプ
4、投写型CRT5、スクリーン6、波形発生回路2、
振幅制御DAC(補正波の振幅制御を行う振幅調整回
路)3、ブランキング付加回路7、パラボラ補正波切換
回路8により構成される。また波形発生回路2の内部は
図4のようにパラボラ波発生回路12、クランプ回路1
3により構成され、さらにパラボラ波発生回路12はノ
コギリ波発生回路14、乗算回路15により構成され
る。
【0021】次に図1の実施形態の動作を説明する。R
GB映像信号はシェーディング補正乗算器1で振幅変調
されビデオ出力アンプ4で増幅された後、CRT5より
投写されスクリーン6上で3色が合成される。シェーデ
ィング補正乗算器1へは振幅変調補正波が入力してい
る。この際映像信号のブランキング期間の変調による後
段回路での黒レベル変動等の不具合を解消するため、ブ
ランキング付加回路7においてブランキング期間に乗算
器での振幅変調がゲイン1となるようにDC電圧を切換
スイッチ方式により付加している。
【0022】次に、波形発生回路2の内部は図4に示す
ようにパラボラ波発生回路12、クランプ回路13によ
り構成され、さらにパラボラ波発生回路12は2系統の
ノコギリ波発生回路14、乗算回路15により構成され
る。ノコギリ波発生回路14の出力をコンデンサにより
直流電圧成分を除去した後に乗算回路15で乗算してパ
ラボラ波中央部がグランドレベルのパラボラ波を出力す
る(図4f)。また同期信号期間部がクランプされたパ
ラボラ波(図4h)を出力するためクランプ回路13に
おいて同期信号パルス期間をクランプする。なお図内同
期信号とは水平及び垂直同期信号のことであり、水平レ
ート及び垂直レート2系統のパラボラ波形発生を行う必
要があるが、図では1系統に絞って説明している。
【0023】次に以上のようにして得られた2系統のパ
ラボラ波は振幅制御DAC3により振幅調整される。こ
れはディスプレイ上でのシェーディング補正量を調整す
るものである。2系統のパラボラ補正波はパラボラ補正
波切換回路8において切換制御信号9によりどちらかが
選択される。この切換を入力信号やディスプレイの設置
形態により切換を行うことにより入力信号や設置形態に
応じたシェーディング補正の切換が可能となる。つま
り、切換えSW8でHighを選択した場合は画面中央
が明るさ固定で画像周辺部の明るさを変化させて明るさ
均一性を調整し、切換えSW8でLowを選択した場合
は画面周辺部が明るさ固定で画像中央の明るさを変化さ
せて明るさ均一性を調整することができ、SW8により
回路方式切換えを簡単に行うことができる。
【0024】(実施の形態2)以下に、本発明の請求項
3及び請求項4に記載された発明の実施の形態について
図3を用いて説明する。図3a)はCRT投写型プロジ
ェクターを複数台用い、複数の画面をつなぎあわせて1
面の大画面映像を構成する場合の具体例を表し、図3
b)は図3a)の各CRTプロジェクターにおけるシェ
ーディング処理回路を表す。図3b)はRGB各信号線
上に挿入されるシェーディング補正乗算器1、振幅制御
回路10、ビデオ出力アンプ4、投写型CRT5、スク
リーン6、波形発生回路2、振幅制御DAC3、ブラン
キング付加回路7、パラボラ補正波切換回路8により構
成される。
【0025】図1に対し、RGB信号処理回路において
振幅制御回路10が加わり、RGBそれぞれの振幅を独
立に調整可能とする。図3a)における各投写画像の4
コーナー(図内Aで示すの色度・明るさを振幅制御回路
10のRGB各信号振幅を調整することにより行い、各
画像の4コーナー部の継ぎ目の明るさを合わせる。
【0026】次にシェーディング補正乗算器1で振幅変
調を行い、画像の4コーナー部の振幅を変えずに、その
他部分の振幅を下げて各投写画像内の明るさを均一化す
る。具体的には切換信号9をロウレベルとし、波形発生
回路2より同期信号期間をクランプしたパラボラ波を選
択してパラボラ波切換回路より出力し、ブランキング部
をDC電圧にすげ替えてシェーディング補正乗算器1に
入力し、補正波振幅を振幅制御DAC3により調整して
おこなう。なお図内同期信号とは水平及び垂直同期信号
のことであり、水平レート及び垂直レート2系統のパラ
ボラ波形発生を行う必要があるが、図では1系統に絞っ
て説明している。以上の処理により、画像の4コーナー
の明るさを固定して画像の明るさの均一性を調整するこ
とができる。
【0027】(実施の形態3)以下に、本発明の請求項
5及び請求項6に記載された発明の実施の形態について
図5を用いて説明する。図5はRGB各信号線上に挿入
されるシェーディング補正乗算器1、振幅制御回路1
0、ビデオ出力アンプ4、投写型CRT5、スクリーン
6、波形発生回路2、振幅制御DAC3、ブランキング
付加回路7、パラボラ補正波切換回路8、振幅制御プロ
セッサ30により構成される。
【0028】次に図5の実施形態の動作を説明する。R
GB映像信号はシェーディング補正乗算器1で振幅変調
され振幅制御回路10を通り、ビデオ出力アンプ4で増
幅された後、CRT5より投写されスクリーン6上で3
色が合成される。シェーディング補正乗算器1での振幅
変調については、切換信号9をハイレベルとし波形発生
回路2より波形中央を0Vとしたパラボラ波を選択して
パラボラ波切換回路8より出力し、ブランキング部をD
C電圧にすげ替えてシェーディング補正乗算器1に入力
し、補正波振幅を振幅制御DAC3により調整しておこ
なう。なお図内同期信号とは水平及び垂直同期信号のこ
とであり、水平レート及び垂直レート2系統のパラボラ
波形発生を行う必要があるが、図では1系統に絞って説
明している。
【0029】さて振幅制御DAC3の調整により補正波
振幅を上げ振幅変調量を上げていくと、映像信号が大振
幅の場合に後段のビデオ出力アンプにおいて過大入力振
幅による振幅ダイナミックレンジオーバーとなり振幅の
上部つまりが発生する。それを防ぐためにビデオ出力ア
ンプ前段の振幅制御回路において、RGB等しい割合で
振幅制限をかける。振幅制限量は次の方法により算出す
る。図6に示すようにビデオ出力のダイナミックレンジ
をVm、最大振幅をVa、シェーディング補正の最大変
調度をDmとすると、ダイナミックレンジがオーバーす
る場合というのは Dm・Va>Vm−Va となる場
合であり、図6内斜線部40の部分が出力できない。従
ってビデオ振幅Vが Dm・V≦Vm−V となるよう
に振幅制限すればダイナミックレンジを越えることはな
い。振幅制限率Eが、 (数式1) E=Vm/{Va・(Dm+1)} となるように振幅制御回路10を制御する。以上の演算
・制御処理は図内振幅制御プロセッサ30で示すような
演算処理機能を持った回路手段により実行する。なおR
GB等しい割合で振幅制限することによりホワイトバラ
ンスのずれは生じない。
【0030】(実施の形態4)以下に、本発明の請求項
7及び請求項8に記載された発明の実施の形態について
図7を用いて説明する。図7は図3実施形態2において
図4の波形発生回路部を機能拡張したものであり、水平
及び垂直同期信号入力と水平及び垂直レートのパラボラ
波発生回路12、クランプ回路13乗算回路31、3
2、ファクター制御部33、D/A34からなる。
【0031】図7において、水平及び垂直同期信号より
パラボラ波発生回路12、クランプ回路13により水平
レート及び垂直レートで同期信号期間をクランプしたパ
ラボラ補正波を出力する。垂直レートのパラボラ波出力
段には乗算器31がありファクターαを乗算して振幅制
限を行う。
【0032】例として水平レートパラボラ波kと垂直レ
ートパラボラ波mが同一振幅である場合を考えると、プ
ロジェクターの表示画面の縦横比がR1:R2とすると
ファクターαがR1/R2となるようファクター制御回
路33よりDC電圧信号を乗算器31に供給する。乗算
器31の出力波形nは乗算器32で水平レートパラボラ
補正波と乗算され水平及び垂直パラボラ波の合成波形p
となって出力される。後は図3の回路においてシェーデ
ィング補正乗算回路1にて振幅変調を行って画面内の明
るさ均一化を行う。以上の回路により、水平・垂直方向
の調整を1本化して一回の調整で行えるようにしてい
る。なお、ここでは実施形態2について本実施形態の適
応について説明したが、実施形態1及び3についても本
実施形態の波形発生回路は適応することができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明のシェーディング
補正回路によれば以下の効果を奏することができる。
【0034】1)1台のプロジェクターで使うケースと
複数のプロジェクターで一画面を構成するケース等いろ
いろな設置状態に対応して画像の明るさの均一化を行う
ことができる。
【0035】2)複数のプロジェクターで構成する方式
の場合、各投写画像の明るさ・色度の均一化と、画面サ
イズの如何を問わず明るさの均一性調整に要する時間短
縮が可能となり調整時間短縮を図ることができる。
【0036】3)ビデオ出力の振幅を上げた場合シェー
ディング補正を加えるとビデオ出力の振幅ダイナミック
レンジを越え振幅変調不可能になるという課題が解消さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1におけるシェーディング補
正回路のブロック図
【図2】従来技術のブロック図
【図3】本発明の実施形態2におけるシェーディング補
正回路のブロック図
【図4】本発明各実施形態における波形発生回路のブロ
ック図
【図5】本発明の実施形態3におけるシェーディング補
正回路のブロック図
【図6】ビデオ出力のダイナミックレンジに対する本発
明の実施形態3におけるシェーディング補正回路の働き
を示す図
【図7】本発明の実施形態4におけるシェーディング補
正回路のブロック図
【符号の説明】
1 シェーディング補正乗算器 2 波形発生回路 3 振幅制御DAC 4 ビデオ出力アンプ 5 投写型CRT 6 スクリーン 7 ブランキング付加回路 8 パラボラ補正波切換回路 10 振幅制御回路 12 パラボラ波発生回路 13 クランプ回路 14 ノコギリ波発生回路 15 乗算回路 30 振幅制御プロセッサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CRTを表示手段に用いる投写型ディス
    プレイにおいて、映像振幅変調により画面内の明るさの
    均一性を改善する回路の変調補正波の基準DCレベルを
    切換えて、信号振幅変調を加える箇所を画像中央部また
    は画像周辺部のいずれかから選択可能としたことを特徴
    とするシェーディング補正回路。
  2. 【請求項2】 CRTを表示手段に用いる投写型ディス
    プレイにおいて、振幅変調のためのパラボラ波形の補正
    波を発生する手段と、前記パラボラ波補正波の基準DC
    レベルを波形中央として出力する波形出力手段と、前記
    パラボラ波補正波の基準DCレベルを波形両端部として
    出力する波形出力手段と、前記2つの波形出力手段の出
    力のどちらかを出力する選択手段と、RGB映像信号を
    前記選択手段によって選択された補正波により振幅変調
    する乗算演算手段とにより構成し、RGB映像信号の振
    幅変調補正波の基準DCレベルを前記波形中央と前記波
    形両端のいずれかより選択可能としたことを特徴とする
    シェーディング補正回路。
  3. 【請求項3】 CRTを表示手段に用いる投写型ディス
    プレイを複数台用いて投写画像をつなぎ合わせ、1枚の
    大画面を表示するディスプレイにおいて、複数の投写画
    像のつなぎ合わせにより構成される大画面画像全体の明
    るさ均一性及びホワイトバランスを調整する事を可能と
    するシェーディング補正回路。
  4. 【請求項4】 CRTを表示手段に用いる投写型ディス
    プレイを複数台用いて投写画像をつなぎ合わせ、1枚の
    大画面を表示するディスプレイにおいて、前記複数台の
    CRT投写型ディスプレイのそれぞれに、RGB信号の
    振幅を調整する手段と、パラボラ波形の補正波を発生す
    る手段と、前記パラボラ波補正波の基準DCレベルを波
    形両端部として出力する波形出力手段と、前記パラボラ
    波補正波の基準DCレベルを波形中央として出力する波
    形出力手段と、RGB映像信号を補正波により振幅変調
    する乗算演算手段とを備え、前記複数のCRT投写型デ
    ィスプレイにおいて、独立にRGB信号の振幅調整をす
    ることで前記それぞれのディスプレイをつなぎ合わせた
    画面全体のホワイトバランスを調整でき、また、それぞ
    れ独立に映像信号の振幅変調を加える箇所を前記それぞ
    れのCRT投写型ディスプレイの画面中央に設定し、前
    記それぞれのディスプレイをつなぎ合わせた画面全体の
    明るさの均一性を調整する事を特徴とするシェーディン
    グ補正回路。
  5. 【請求項5】 CRTを表示手段に用いる投写型ディス
    プレイにおいて、画面内の明るさの均一性を改善する映
    像振幅変調回路の変調を加える部分を画像周辺部に設定
    し、映像信号の小信号部においてRGB同一比率の振幅
    制限を振幅制限変調と連動して行うことにより、映像入
    力信号または振幅変調度が過大である際にビデオ出力ア
    ンプの振幅ダイナミックレンジ内で増幅処理を行うこと
    を特徴とするシェーディング補正回路。
  6. 【請求項6】 CRTを表示手段に用いる投写型ディス
    プレイにおいて、パラボラ波補正波の基準DCレベルを
    波形中央として出力する波形出力手段の出力波形を補正
    波形の二者択一選択手段において選択し、RGB映像信
    号を選択された補正波により振幅変調する乗算演算手段
    の前段または後段に挿入する映像振幅制御手段と、パラ
    ボラ補正波信号線に挿入する振幅制御手段と、前記映像
    振幅制御手段及び前記補正波振幅制御手段の振幅制御を
    行う演算・制御手段により構成し、RGB同一比率の振
    幅制限を振幅制限変調との連動制御を前記演算・制御手
    段により行うことにより、映像入力信号または振幅変調
    度が過大である際にビデオ出力アンプの振幅ダイナミッ
    クレンジ内で増幅処理を行うことを特徴とする特徴とす
    るシェーディング補正回路。
  7. 【請求項7】 補正波形発生部は、水平同期周波数レー
    ト及び垂直同期周波数レートの補正波を出力し、両者の
    振幅比を補正した後、両者を乗算演算により合成して出
    力するものである請求項1または請求項3または請求項
    5いずれかに記載のシェーディング補正回路。
  8. 【請求項8】 パラボラ補正波形発生回路は、水平同期
    周波数レート及び垂直同期周波数レートのパラボラ補正
    波を出力する手段と、両者の振幅比を演算する手段と、
    両者を乗算演算により合成出力する手段により構成する
    ことを特徴とする請求項2または請求項4または請求項
    6いずれかに記載のシェーディング補正回路。
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