JP2005080062A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シェーディング補正の演算に必要なLUTの容量を削減し、簡単な構成で二次元のシェーディング補正を行うことができるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】 シェーディング補正部60のXカウンタ62には、撮影画像領域のX方向の座標であるXカウント置及びX同期信号が入力される。X同期信号の入力によりXカウント値に対応したX補正係数が格納されたX−LUT64のアドレスに変換され、そのアドレスに格納されたX補正係数がX−LUT64から出力される。同様に、Yカウント値に対応したY補正係数がY−LUT68から出力される。乗算器70によりX補正係数とY補正係数とが乗算され、トータル補正係数として乗算器72に出力される。乗算器72は、トータル補正係数と調整ゲインとを乗算し、調整補正係数として乗算器74に出力する。乗算器74は、画像データに調整補正係数を乗算して出力する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、デジタルカメラに係り、より詳しくは、撮影画像のシェーディング補正を行うデジタルカメラに関する。
カメラのレンズを通った光は、レンズの光軸を中心として球状に光量の減衰(シェーディング)が生じるため、カメラで撮影された画像は、図7に示すように、画像範囲100のうちレンズ光軸の中心付近が最も明るく、周辺にいくに従って暗くなるのが一般的である。これは、レンズの面積や鏡銅による遮光等の影響によっても異なるが、レンズの光軸を中心に対して周辺の光量が低下するのは原理上やむを得ず、レンズを工夫するだけでは限界がある。
また、デジタルカメラの場合には、撮影画像の各画素の画素値に対して、画素位置に応じた補正係数を乗じることによりシェーディングを補正することができるが、厳密にシェーディング補正を行う場合、補正係数の演算には、球面計算等の2次〜4次の計算が必要となる。このため、メガピクセルを超えるような多画素の画像では、膨大な演算が必要となる。
このため、従来では、画素位置と補正係数との対応関係を記憶したルックアップテーブル(LUT)を予め用意しておき、このLUTを用いてシェーディング補正を行うものがある(例えば特許文献1〜3参照)。
特開2000−165624号公報 特開2000−125156号公報 特開2002−325166号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、画素位置と1対1に対応して補正係数を記憶する2次元のLUTを用いているため、LUTの容量が大きくなる場合がある。、特に、メガピクセルを超えるような多画素の画像では、LUTの容量が膨大になってしまう、という問題があった。
また、特許文献2に記載された技術では、撮像素子の受光面の周辺部にシェーディングの度合いを示す信号を出力する光検出部を設けた構成であるため、装置が複雑になると共に高価になる、という問題があった。
さらに、特許文献3に記載された技術では、ラインセンサにより読み取られたライン画像のシェーディング補正を行うものであり、デジタルカメラで撮影された2次元の画像に対して適用するのは困難である。
本発明は、上記事実に鑑みて成されたものであり、シェーディング補正の演算に必要なLUTの容量を削減し、簡単な構成で二次元のシェーディング補正を行うことができるデジタルカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、被写体を撮影する撮影手段と、被写体からの光を前記撮影手段に結像させる撮影光学系と、前記被写体の撮影画像の第1の方向における第1の画素位置と、前記第1の方向における前記撮影光学系に基づくシェーディングを補正するための第1の補正係数と、の対応関係を記憶すると共に、入力された前記第1の画素位置に対応する第1の補正係数を出力する第1のルックアップテーブルと、
前記撮影画像の第2の方向における第2の画素位置と、前記第2の方向における前記シェーディングを補正するために第2の補正係数と、の対応関係を記憶すると共に、入力された前記第2の画素位置に対応する第2の補正係数を出力する第2のルックアップテーブルと、前記第1の補正係数と前記第2の補正係数とを乗算してトータル補正係数を出力するトータル補正係数演算手段と、前記撮影画像の画素値と、前記画素値の画素位置に対応する前記トータル補正係数と、を乗算して補正画素値を出力する補正画素値演算手段と、を備えたことを特徴とする。
被写体からの光は撮影光学系によって撮影手段に結像され、撮影手段によって被写体が撮影されるが、撮影画像は、撮影光学系の光軸を中心として周辺にいくに従って光量が低下し、シェーディング補正する必要がある。
このため、本発明では、第1のルックアップテーブル及び第2のルックアップテーブルを備えている。第1のルックアップテーブルは、被写体の撮影画像の第1の方向における第1の画素位置と、第1の方向における撮影光学系に基づくシェーディングを補正するための第1の補正係数と、の対応関係を記憶している。そして、第1のルックアップテーブルは、第1の画素位置が入力されると、それに対応する第1の補正係数を出力する。
同様に、第2のルックアップテーブルは、撮影画像の第2の方向、例えば第1の方向と直交する方向における第2の画素位置と、第2の方向におけるシェーディングを補正するための第2の補正係数と、の対応関係を記憶している。そして、第2のルックアップテーブルは、第2の画素位置が入力されると、それに対応する第2の補正係数を出力する。すなわち、第1のルックアップテーブル及び第2のルックアップテーブルは、各々1次元のルックアップテーブルである。
トータル補正係数演算手段は、第1のルックアップテーブルから出力された第1の補正係数と第2のルックアップテーブルから出力された第2の補正係数とを乗算してトータル補正係数を出力する。
補正画素値演算手段は、撮影画像の画素値と、この画素値の画素位置に対応するトータル補正係数と、を乗算して補正画素値を出力する。
このように、画素位置と1対1に対応した補正係数を記憶した2次元のルックアップテーブルを用いるのではなく、各方向の画素位置に対応した補正係数を記憶した1次元のルックアップテーブルを2つ用いて、各ルックアップテーブルから出力された各方向の補正係数を乗算することによりトータル補正係数を得るようにしたため、2次元LUTを用いる場合と比較してルックアップテーブルの容量を削減することができると共に、簡単な構成でトータル補正係数を求めることができる。特に、例えば一千万画素以上の高画素数のデジタルカメラにおいては、ルックアップテーブルの容量を大幅に削減することができ、その効果が顕著である。
なお、請求項2に記載したように、シェーディング特性に応じて定めた調整ゲインを前記トータル補正係数に乗算して調整補正係数を出力する調整補正係数演算手段をさらに備え、前記補正画素値演算手段は、前記撮影画像の画素値と前記調整補正係数とを乗算して前記補正画素値を出力する構成としてもよい。
シェーディング特性は、具体的には、例えば撮影光学系で用いられるレンズのレンズ特性や、ズームレンズを用いる場合には、撮影時のズーム倍率、撮影手段の撮影特性等に応じて定められる。
このように、シェーディング特性に応じた調整ゲインをトータル補正係数に乗算して調整補正係数を求め、これを撮影画像の画素値に乗算することより補正画素値を求めるので、個々のシェーディング特性に応じてより正確にシェーディング補正を行うことができる。
また、請求項3に記載したように、前記第1のルックアップテーブルと前記第2のルックアップテーブルとを兼用するようにしてもよい。
撮影光学系の特性によっては、第1の方向のシェーディング特性と第2の方向のシェーディング特性とが同じになる場合があり、この場合には、第1のルックアップテーブルと前記第2のルックアップテーブルとを兼用することができる。これにより、装置を簡略化することができると共に、安価に構成することができる。なお、撮影画像の第1の方向における長さと第2の方向における長さとが異なる場合、長い方のルックアップテーブルで短い方のルックアップテーブルを兼用するようにすればよい。
さらに、請求項4に記載したように、前記撮影光学系の光軸のずれ量に応じて、前記第1のルックアップテーブル及び前記第2のルックアップテーブルの少なくとも一方に入力される画素位置をオフセットするオフセット設定手段をさらに備えた構成としてもよい。
このように、画素位置を撮影光学系の光軸のずれ量に応じてオフセットさせることにより、装置の組み付け誤差等により光軸がずれた場合でも、正確にシェーディング補正することができる。
以上説明したように、本発明によれば、シェーディング補正の演算に必要なLUTの容量を削減し、簡単な構成でシェーディング補正を行うことができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。なお、本実施形態では、デジタルスチルカメラに本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るデジタルスチルカメラ(以下、デジタルカメラと称す)10は、被写体像を結像させるためのレンズを含んで構成された光学ユニット12と、光学ユニット12の光軸後方に配設されたCCD(Charge Coupled Device)13と、CCD13から出力されたアナログ信号の画像信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ14と、光学ユニット12のレンズを駆動するレンズ駆動部及びCCD13を駆動するCCD駆動部を含んで構成される駆動部15と、デジタルカメラ10の撮影によって得られた画像や各種情報を表示するためのLCD16と、撮影者によって操作される操作部18と、主としてCCD13による撮影によって得られたデジタル画像データを一時的に記憶する主記憶装置としてのSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)20と、各種プログラム、パラメータなどが予め記憶された外部ROM22と、デジタルカメラ10全体の動作を司る主制御部24と、を備えて構成されている。なお、SDRAM20はメインメモリとして機能する。
なお、操作部18としては、静止画や動画撮影の実行を指示する際に操作されるシャッターボタン、静止画撮影モード、動画撮影モード、及び再生モードの何れかを選択するために操作される撮影モード選択手段としてのモード切替スイッチ、各種パラメータを設定したり、再生モード選択時には再生対象の画像を指定するために操作されるカーソルボタン、本デジタルカメラ10の電源をON/OFFするために操作される電源スイッチなどが含まれる。
また、主制御部24は、A/Dコンバータ14から入力されたデジタル信号に対して種々の処理を施す画像信号処理部30と、撮影者による操作部18の操作状況に応じて、デジタルカメラ10の全体的な動作を制御するCPU32と、駆動部15及び操作部18等との入出力制御を行う入出力ポート34と、画像データをJPEG形式に従って圧縮・伸張し、符号化するJPEG回路36と、SDRAM20に対するデータの読み書きやROM22に対するデータの読み込みを制御するメモリコントローラ38と、比較的小容量の内蔵RAM40と、DMA(Direct Memory Access)転送を行うためのDMAコントローラ(DMAC)42と、デジタルカメラ10とUSBケーブルなどの所定のケーブルを介して接続されたパーソナルコンピュータやプリンタ等の外部機器と各種データの送受信を行うための外部通信制御部44と、LCD16に画像を表示させるLCD信号処理部46と、記録メディアに対して各種データの読み書きを制御するメディア制御部48と、がバス50によって各々接続されて構成されている。
なお、本実施の形態では、主制御部24は、1チップLSI(Large Scale Integrated circuit)として構成されており、これによってデジタルカメラ10の小型化、高信頼性化、及び低コスト化が図られている。
光学ユニット12は、図示しないズームレンズ群及びフォーカスレンズを有し、且つそれぞれを光軸方向に移動させるレンズ移動機構を備え、焦点距離の変更(変倍)が可能なズームレンズとして構成されている。
光学ユニット12は、駆動部15の制御により、所望のズーム倍率になるようにズームレンズ群が光軸方向に移動され(焦点距離可変レンズ)、レンズを通過した被写体像を示す入射光がCCD13の受光面上に結像するように、フォーカスレンズが光軸方向に移動される(オートフォーカス(AF)機構)ようになっている。これにより、CCD13では、光学ユニット12のレンズを通過した被写体像を示す入射光に基づき被写体を撮影して被写体像を示すアナログ画像信号を出力する。
なお、本実施の形態では、合焦制御として、撮影によって得られた画像のコントラストが最大となるようにレンズ位置を調整する、所謂TTL(Through The Lens)方式を採用しており、撮影エリア内の予め定められた位置(AFフレーム)に存在する被写体に焦点が合うように、自動的に合焦制御が行われるようになっている。具体的には、撮影者による操作部18のモード切替スイッチの操作により、静止画を撮影するための静止画撮影モードが選択されている場合には、シャッターボタンが半押しされることによって、自動的に合焦制御が行われる。一方、動画を撮影するための動画撮影モードが選択されている場合には、シャッターボタンが全押しされて、撮影が開始された後、連続的に合焦制御が行われるようになっている。
CCD13の出力端は、A/Dコンバータ14と接続されている。すなわち、A/Dコンバータ14は、CCD13により撮影されて出力された被写体像を示すアナログ画像信号をデジタル画像データ(以下、「CCDデータ」という)に変換する。A/Dコンバータ14の出力端は、画像信号処理部30と接続されており、CCDデータは、メモリコントローラ38を介してDMA転送により一旦SDRAM20に格納される。
画像信号処理部30は、一旦SDRAM20に格納されたCCDデータをDMA転送により読み出し、必要に応じてリサイズ処理を行う。また、画像信号処理部30は、後述するシェーディング補正を行うシェーディング補正部60や、図示は省略したが、例えば光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調整部、ガンマ補正を行うガンマ処理部、シャープネス処理を行うシャープネス処理部、YC変換処理部等の各種処理部を備えている。
画像処理が施された画像データは、YC変換処理部においてYC変換処理が施される。これにより、R,G,Bのデジタル画像データから輝度データYとクロマデータCr、Cb(以下、「YCデータ」という)が生成され、生成されたYCデータは、メモリコントローラ38を介して、SDRAM20に一旦格納される。
このSDRAM20に格納されたYCデータは、メモリコントローラ38を介して画像信号処理部30によりDMA転送により読み出されて、JPEG回路36に入力される。JPEG回路36は、入力されたYCデータをカラー静止画符号化の国際標準であるJPEG方式により圧縮符号化する。JPEG回路36により圧縮された圧縮データは、メディア制御部48を介して、DMA転送により一旦SDRAM20に格納され、デジタルカメラ10に装填された図示しない記録メディアに記録される。
なお、記録メディアとしては、スマートメディア、PCカード、マイクロドライブ、マルチメディアカード(MMC)、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどの種々の形態が可能であり、使用されるメディアに応じた信号処理手段とインターフェースが適用される。
また、SDRAM20に格納されたYCデータは、メモリコントローラ38を介して画像信号処理部30により読み出されて、LCD信号処理部46に入力される。
LCD信号処理部46は、図示しないビデオエンコーダを備えており、入力されたYCデータをNTSC(National TV Standards Committee)信号に変換する。また、LCD信号処理部46は、LCD16と接続されており、変換したNTSC信号をLCD16に供給することで、LCD16に画像を表示させる。
また、CCD13から出力される画像信号に基づくYCデータが定期的に書き換えられ、そのYCデータから生成される映像信号がLCD16に供給されることにより、CCD13がとらえる被写体像が略リアルタイムに動画像として、或いは連続した画像としてLCD16に表示される。すなわち、LCD16は、電子ビューファインダとして利用でき、撮影者は、通常の光学ファインダ(図示省略)だけでなく、このLCD16の表示画像(所謂スルー画像)によっても、撮影画角を確認することができる。そして、シャッタスイッチの押下操作など所定の記録指示(撮影指示)操作に呼応して、記録用のデジタル画像データの取り込みが開始される。
また、画像再生時には、メディア制御部48により、記録メディアに記憶された再生対象とする圧縮データが読み出されて、JPEG回路36により伸長された後、LCD信号処理部46に転送される。これにより、撮影により取得し、記録メディアに記憶した圧縮データに基づく画像をLCD16に再生表示することができる。
また、デジタルカメラ10は、静止画撮影モードによって静止画像をJPEG方式によって圧縮して記録メディアに記録することができる他、動画撮影モードによって動画像を記録メディアに記録することができる。
動画像は、例えばQVGAサイズ(320×240ピクセル)やVGAサイズ(640×480ピクセル)等のように比較的小さなサイズで記録され、静止画像は、QVGAサイズやVGAサイズの他に、SVGAサイズ(800×600ピクセル)、XGAサイズ(1024×768ピクセル)、SXGAサイズ(1280×1024ピクセル)等の大きなサイズで記録することができる。
本実施形態では、動画撮影モードでは、所謂モーションJPEG方式によって動画像を圧縮符号化する。モーションJPEG方式は、撮影画像を所定時間毎にJPEG方式によって圧縮して記録し、この複数の静止画像を連続して再生することで動画表示を実現する方式である。このモーションJPEG方式では、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)等の高度な圧縮アルゴリズムを持つ符号化方式よりも映像のデジタル化が容易であり、編集作業等で画像1フレーム毎の処理がしやすい等の特徴がある。
すなわち、動画撮影モードにおける1つ1つのフレーム画像の処理は、静止画撮影モードによる撮影の場合と同様であり、撮影時間に応じた複数の静止画像の画像データに基づいて動画像データが生成され、記録メディアに記録される。
図2には、シェーディング補正部60の概略構成を示すブロック図を示した。シェーディング補正部60は、Xカウンタ62、X−LUT64、Yカウンタ66、Y−LUT68、乗算器70、72、74を含んで構成されている。
Xカウンタ62には、Xカウント置及びX同期信号が入力される。Xカウント値は、例えば図3に示すように、撮影画像領域80の左上隅の位置を撮影画像領域80の原点の座標(0,0)とした場合におけるX方向の座標(画素位置)である。なお、一例として、撮影画像領域80の縦横比は4:3である。
シェーディング補正部60には、図3に示すように画像データが順次入力される。すなわち、原点の画素データから順にX方向(第1の方向)及びY方向(第2の方向)に向かって入力される。Xカウント値は、画像データの入力に同期して順次入力される。すなわち、Xカウンタ62には、原点位置のX座標から順にX方向の画素位置が順次入力される。
Xカウンタ62は、X同期信号の入力をトリガとして、Xカウント値を、Xカウント値に対応した補正係数が格納されたX−LUT64のアドレスに変換し、そのアドレスの補正係数を出力するようにX−LUT64に指示する。これにより、X−LUT64から、Xカウント値に対応したX補正係数(第1の補正係数)が乗算器70に出力される。
X−LUT64は、X方向の1次元のX補正係数が予め記憶されている。この補正係数は、図3に示すように、例えば撮影画像領域80のX方向の中心位置Xcを1(倍)として、両端に向かうに従って大きくなり、両端で2(倍)となる。すなわち、図7に示したように、画像範囲100の中心が最も明るく、中心位置Xcから周辺に離れるに従って光量が低下することから、中心位置Xcから離れるに従って光量を補う度合いを大きくすべく、補正係数を大きくするようにしている。
一方、Yカウンタ66には、Yカウント値及びY同期信号が入力される。Yカウント値は、図3に示すX方向と直交するY方向の座標である。
Yカウント値は、画像データの入力に同期して順次入力される。すなわち、Yカウンタ66には、原点位置のY座標から順にY方向の画素位置が順次入力される。
Yカウンタ66は、Y同期信号の入力をトリガとして、Yカウント値を、Yカウント値に対応した補正係数が格納されたY−LUT68のアドレスに変換し、そのアドレスの補正係数を出力するようにY−LUT68に指示する。これにより、Y−LUT68から、Yカウント値に対応したY補正係数(第2の補正係数)が乗算器70に出力される。
Y−LUT68は、Y方向の1次元のY補正係数が予め記憶されている。このY補正係数は、図3に示すように、例えば撮影画像領域80のY方向の中心位置Ycを1(倍)として、両端に向かうに従って大きくなり、両端で1.5(倍)となる。すなわち、中心位置Ycから離れるに従って光量を補う度合いを大きくすべく、補正係数を大きくするようにしている。
なお、図3では、画像の中心ほど濃度を濃くし、画像の中心から周辺にいくに従って濃度を薄くしているが、これは、画像の中心ほど光量の補正量が少なくてすみ、濃度の薄い周辺ほど光量の補正量を多くする必要があることをイメージ的に示している。
このように、画像の中心位置(Xc、Yc)から円環状に補正量が変化していく。すなわち、図3に示すように、各方向の補正係数は、所定の曲率を持った曲線82X、82Yに従って定められる。この曲線82X、82Yの曲率は、光学ユニット12のレンズの特性に応じて定められる。
乗算器70は、X−LUT64から出力されたX方向の補正係数と、Y−LUT68から出力されたY方向の補正係数とを乗算し、トータル補正係数を乗算器72に出力する。例えば、図3に示すように、座標(Xa、Ya)のX方向の補正係数が1.3、Y方向の補正係数が1.2であった場合、トータル補正係数は1.56となる。
乗算器72は、トータル補正係数と、入力された調整用ゲインとを乗算し、調整補正係数を乗算器74に出力する。調整用ゲインは、そのデジタルカメラのシェーディング特性に応じて定められ、具体的には、例えば光学ユニット12で用いられるレンズのレンズ特性や、ズームレンズを用いている場合には、撮影時のズーム倍率等に応じて定められる。この場合、レンズ特性に応じた調整ゲインやズーム倍率に応じた調整ゲインを予めROM22等の記憶手段に記憶しておき、例えばCPU32の指示により、そのときのズーム倍率等によって調整ゲインを定め、乗算器72に出力する。
乗算器74は、入力された画像データ(画素データ)と、調整補正係数とを乗算して、後段の回路に出力する。
このように、座標位置と1対1に対応した補正係数を記憶した2次元のLUTを用いるのではなく、X座標に対応した補正係数を記憶した1次元のX−LUT64及びY座標に対応した補正係数を記憶した1次元のLUT68を用いて、各LUTから出力された各方向の補正係数を乗算することによりトータル補正係数を求めるので、2次元LUTを用いる場合と比較してLUTの容量を削減することができると共に、簡単な構成でトータル補正係数を求めることができる。特に、スタジオ撮影用等にように、例えば一千万画素以上の高画素数のデジタルカメラにおいては、LUTの容量を大幅に削減することができる。
なお、この曲線82X、82Yの曲率が同じ場合、各方向の中心位置Xc、Ycからの距離が同一の場合には、補正係数は同一となる。このような場合、長さが短い方向のLUT、すなわちY方向のLUTであるY−LUT68を、図4に示すように、X−LUT64で兼用するようにしてもよい。これにより、装置を簡略化し、安価に構成することができる。
また、光軸の位置が常に撮影画像領域80の中心位置(Xc、Yc)と一致するとは限らず、例えば図5に示すように、X方向の光軸が、撮影画像領域80のX方向の中心位置XcからXc’にずれてしまう場合がある。
そこで、各方向の光軸のずれ量をXオフセット値、Yオフセット値として予め定め、例えばROM22等に記憶手段に記憶しておき、図6に示すように、加算器84によりXカウント値とXオフセット値とを加算してXカウンタ62に入力させ、加算器86によりYカウント値とYオフセット値とを加算してYカウンタ66に入力させるようにしてもよい。この場合、例えば図5に示すように、X方向の光軸がXcからXc’の位置にずれている場合には、撮影画像領域80の両端で補正係数が異なることとなる。
このように、光軸のずれ量をオフセット値として、各カウンタに入力されるカウント値をオフセットさせるため、光軸の位置がずれている場合でも正確にシェーディング補正することができる。なお、この場合は、光軸のずれ量に対応するために、撮影画像領域80よりも一回り大きい範囲に対応したLUTを用意しておく必要がある。
なお、本実施形態では、デジタルカメラに本発明を適用した場合について説明したが、デジタルビデオカメラやカメラ付き携帯電話等の撮影手段を備えた携帯端末装置にも適用可能であることはいうまでもない。
デジタルカメラのブロック図である。 シェーディング補正部の概略ブロック図である。 補正係数について説明するためのイメージ図である。 変形例に係るシェーディング補正部の概略ブロック図である。 補正係数について説明するためのイメージ図である。 変形例に係るシェーディング補正部の概略ブロック図である。 光量の低下について説明するためのイメージ図である。
符号の説明
10 デジタルカメラ
12 光学ユニット(撮影光学系)
13 CCD(撮影手段)
14 A/Dコンバータ
15 駆動部
16 LCD
18 操作部
20 SDRAM
22 ROM
30 画像信号処理部
34 入出力ポート
36 JPEG回路
38 メモリコントローラ
40 内蔵RAM
42 DMAC
44 外部通信制御部
46 LCD信号処理部
48 メディア制御部
60 シェーディング補正部
62 Xカウンタ
64 X−LUT(第1のルックアップテーブル)
66 Yカウンタ
68 Y−LUT(第2のルックアップテーブル)
70 乗算器(トータル補正係数演算手段)
72 乗算器(調整補正係数演算手段)
74 乗算器(補正画素値演算手段)
80 撮影画像範囲
84、86 加算器(オフセット設定手段)

Claims (4)

  1. 被写体を撮影する撮影手段と、
    被写体からの光を前記撮影手段に結像させる撮影光学系と、
    前記被写体の撮影画像の第1の方向における第1の画素位置と、前記第1の方向における前記撮影光学系に基づくシェーディングを補正するための第1の補正係数と、の対応関係を記憶すると共に、入力された前記第1の画素位置に対応する第1の補正係数を出力する第1のルックアップテーブルと、
    前記撮影画像の第2の方向における第2の画素位置と、前記第2の方向における前記シェーディングを補正するための第2の補正係数と、の対応関係を記憶すると共に、入力された前記第2の画素位置に対応する第2の補正係数を出力する第2のルックアップテーブルと、
    前記第1の補正係数と前記第2の補正係数とを乗算してトータル補正係数を出力するトータル補正係数演算手段と、
    前記撮影画像の画素値と、前記画素値の画素位置に対応する前記トータル補正係数と、を乗算して補正画素値を出力する補正画素値演算手段と、
    を備えたデジタルカメラ。
  2. シェーディング特性に応じて定めた調整ゲインを前記トータル補正係数に乗算して調整補正係数を出力する調整補正係数演算手段をさらに備え、前記補正画素値演算手段は、前記撮影画像の画素値と前記調整補正係数とを乗算して前記補正画素値を出力することを特徴とする請求項1記載のデジタルカメラ。
  3. 前記第1のルックアップテーブルと前記第2のルックアップテーブルとを兼用することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のデジタルカメラ。
  4. 前記撮影光学系の光軸のずれ量に応じて、前記第1のルックアップテーブル及び前記第2のルックアップテーブルの少なくとも一方に入力される画素位置をオフセットするオフセット設定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のデジタルカメラ。
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