JP3852355B2 - アップライト型鍵盤楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、リアルな鍵タッチ感を得ることができるようにした電子ピアノなどのアップライト型鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に電子アップライトピアノは、鍵盤と、鍵が押下されることにより回動して被打撃体を打撃するハンマと、押下された鍵の動作をハンマに伝達するアクション機構とを備えており、鍵の運動をセンサで検出し、この検出結果に基づいて楽音を発生させている。このような電子アップライトピアノによれば、演奏者は、通常のアップライトピアノと近似な鍵タッチ感(抵抗感)を得ながら演奏し、演奏音をスピーカやヘッドホンによって聞くことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アップライトピアノは、弦と、弦の振動を止めるためのダンパとを有しており、このダンパは、ダンパスプリングによって弦に接触するように付勢されている。また、ダンパは、鍵が押下されると、ダンパスプリングの付勢力に抗して弦から離れるようになっている。一方、上述した電子アップライトピアノは弦とダンパとを有していない。また、アップライトピアノであっても、音をより響かせるために、最高音の鍵から20鍵程の範囲にある鍵にはダンパが備えられていない。このようにピアノには、ダンパを有する鍵と有しない鍵とがあるが、それらを押下したときの鍵タッチ感は、ダンパを有するか否かにより異なる。
【0004】
図12は、ダンパの有無によるタッチ感の違いを表している。図12において、横軸は押鍵時において鍵が押し下げられた距離[mm]を示し、縦軸は鍵を押し下げるのに要する力[g]を示している。そして、Aは、ダンパを有する鍵を押し下げるのに要する力を示し、Bは、ダンパの無い鍵(アップライトピアノの特定の鍵、電子アップライトピアノ)を押し下げるのに要する力を示している。
【0005】
図12に示されるように、ダンパを有しない鍵の場合(B)、押鍵初期を除いてほとんど一定の力で押すことができる。これに対し、ダンパを有する鍵の場合(A)、押鍵のストロークの途中から押鍵に要する力が増大し、その後、この力は減少する。これはジャックが抜けて、ハンマの荷重がなくなるからである。
【0006】
ダンパを有する鍵を押下した場合にはこのようなタッチ感が演奏者の指に与えられる。しかし、電子アップライトピアノは、そもそもダンパを有していないので、演奏者はこのタッチ感を楽しむことができない。また、アップライトピアノであっても、高音域の鍵にはダンパが備えられていないので、この高音域の鍵を押下したときには、他の音域の鍵を押下したときに得られる鍵タッチ感と同等の鍵タッチ感が得られない。
【0007】
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、ダンパを有しない鍵を押下した場合でも、ダンパを有している場合と同様なタッチ感を得ることができるアップライト型鍵盤楽器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明は、鍵と、ペダルと、前記鍵の押下に応じて楽音信号を発生する電子音源と、前記ペダルの操作に応じて前記楽音信号に対する減衰の付与の制御を行う手段と、前記鍵の押下により回動するウイペン前記鍵の押下により回動しているウイペン回動の途中から抗力を与える抗力付与部と、前記抗力付与部が前記ウイペンに抗力を与える開始点を、前記ペダルの操作量に応じて変化させる切替機構とを具備することを特徴とするアップライト型鍵盤楽器を提供する。
【0009】
好ましい態様において前記抗力付与部は、前記回動に伴って下降するウイペンの端部を下から受け止めるように配置された弾性部材を含み、前記切換機構は、前記ペダルの操作量が大きくなるにつれて、前記ウイペンの端部から前記弾性部材を遠ざける。
【0010】
別の好ましい態様において、前記抗力付与部は、前記ウイペンの端部において起立したウイペン側当接部材と、このウイペン側当接部材と側方から対面する板バネとを有し、前記切換機構は、前記ペダルの操作量が大きくなるにつれて、前記板バネを前記ウイペン側当接部材から遠ざける。
【0011】
また、別の観点から、この発明は、ダンパを有していない鍵に対応して設けられ、当該鍵の押下により回動しているウイペン回動の途中から抗力を与える抗力付与部と、前記抗力付与部が前記ウイペンに抗力を与える開始点を、楽音に対する減衰の付与を行うか否かを切り換えるペダルの操作量に応じて変化させる切替機構とを具備することを特徴とするアップライトピアノを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】
A.第1実施形態
図1は、この発明の第1実施形態に係る鍵盤楽器の側断面図である。
図1において、鍵盤12は、紙面に対して垂直な方向に並んだ複数の鍵11を有している。これらの各鍵11は、鍵盤楽器の下部フレームである棚板1の上に、以下説明するように支持されている。まず、棚板1の上面には、鍵盤楽器の全幅に亘って延在する筬後2、筬中3および筬前4が図中右側からこの順番で取り付けられている。筬中3は、各鍵11の支点となる部材である。この筬中3の上面のうち鍵11が置かれる各位置にはバランスピン5が立設されている。各鍵11は、バランスピン5によって貫かれた状態で、筬中3の上面に載せられている。筬後2と筬前4の上面には、クッション材6および7がそれぞれ取り付けられている。また、筬前4には、鍵11の左右方向への回動を規制するオーバルピン8が取り付けられている。鍵11の後端部(図1において右端部)の上面にはキャプスタン9が起立している。鍵11の先端部が押下されると、鍵11は筬中3を支点として回動する。キャプスタン9は、このような押鍵に伴う鍵11の回動により上昇する。
【0013】
鍵盤12には、各鍵11の運動を検出するためのセンサ(図示略)が設けられている。このセンサは、鍵11によって打撃される圧電素子でも良く、フォトインタラプタ等の光センサを棚板1の上面に配置し、光センサの光軸を遮光するシャッタを鍵11の下面に取り付けて構成しても良い。なお、光センサを用いる場合には、シャッタが光軸を遮光した後に受光状態にするまでの時間から押鍵速度を計測し、発生する楽音の音量を計測した押鍵速度に対応させるようにしても良い。鍵11の動きを検出するセンサの出力信号は、図示しない電子音源に与えられる。
【0014】
鍵盤楽器は、以上説明した鍵盤12の各鍵11に対応し、ハンマアッセンブリ40とアクション機構13とを有している。これらは、いずれもセンタレール16により支持されている。ここで、センタレール16は、鍵盤楽器の全幅に亘って延在している。そして、センタレール16の両端部およびその中間の複数の位置にはアクションブラケット15が配置されている。そして、これらのアクションブラケット15の間に、ハンマアッセンブリ40とアクション機構13が配置されている。
【0015】
図2はハンマアッセンブリ40とアクション機構13の詳細な構成を示す側断面図である。ハンマアッセンブリ40は、基部たるバット41を有している。このバット41は、センタレール16に取り付けられたバットフレンジ42にセンタピン42aにより回動自在に取り付けられている。 また、バット41の下面には、バットアンダーフェルト41aとこれを覆うバットアンダースキン41bとが取り付けられている。
【0016】
ハンマ43は、バット41に取り付けられたハンマシャンク43aと、このハンマシャンク43aの先端に取り付けられた結合部材43bと、ハンマシャンク43aと直角をなすように結合部材43bからハンマ43の回動方向(図における時計廻り)に向かって突き出した重量部材43cとを有している。バット41の図中右上端部には、このハンマ43を反時計廻りの方向に付勢するバットスプリング47が取り付けられている。各ハンマ43の重量部材43cは、実際のアップライトピアノのフェルトハンマに合わせるため、その大きさ、形状および使用材料などを変えることにより、低音側から高音側へ移るに従って漸次軽くしてある。
【0017】
キャッチャシャンク45は、ハンマシャンク43aと略直交するような向きでバット41に取り付けられており、このキャッチャシャンク45の先端部にはキャッチャ46が取り付けられている。
【0018】
被打撃部60は、以上説明したハンマアッセンブリ40におけるハンマシャンク43aによって打撃される部材である。この被打撃部60は、鍵盤楽器の全幅に亘って延在したブラケット61を有している。好ましい態様において、ブラケット61は、例えば鋳鉄などの減衰性の高い材料で構成されている。ブラケット61の一方の面には、ゴムやウレタンなどの合成樹脂で構成された減衰材62が取り付けられ、減衰材62の表面には、ゴム、合成樹脂、皮革、クロス、フェルトなどで構成された緩衝材63が取り付けられている。ハンマシャンク43aは、時計廻りに回動したとき、この緩衝材63によりその動きが止められる。
【0019】
ハンマレール36は、鍵盤楽器の全幅にわたって延在している。このハンマレール36には、ハンマシャンク43aを受けて跳返りを防止するハンマパッド37が取り付けられている。押鍵が行われていないレスト位置において、ハンマアッセンブリ40は、バットスプリング47の付勢力により、ハンマシャンク43aをハンマパッド37に当接させた状態で保持されている。
【0020】
アクション機構13は、ハンマアッセンブリ40に鍵11の運動を伝達するための機構である。以下、このアクション機構13の構成を説明する。センタレール16の下端部において各鍵11の後端部の近くの各位置には、複数のウイペンフレンジ22が取り付けられている。ウイペンフレンジ22の下端部には、ピン22aによってウイペン23の端部近傍の部分が取り付けられている。このウイペン23には、ウイペンヒールクロス24が取り付けられている。非押鍵時、ウイペン23は、このウイペンヒールクロス24を鍵11の後端部にあるキャプスタン9に載せた状態で、ほぼ水平な姿勢を保っている。
【0021】
ジャック26は、ジャック大26aと、このジャック大26aに対してほぼ直交するジャック小26bとから構成された略L字状の部材である。上述したウイペン23には、上下方向を向いたジャックフレンジ25が取り付けられており、このジャックフレンジ25の上端部に、ジャック26の屈曲部近傍の部分がピン26cによって取り付けられている。ジャック26は、このピン26cを軸として回動可能であるが、この回動は以下の構成により規制されている。まず、ジャック小26bとウイペン23との間にはジャックスプリング27が介在している。また、ジャック大26aの反時計廻りの回動は、レギュレーティングレール32によって規制される。このレギュレーティングレール32は、ジャック大26aと対向している部分にジャックストップフェルト29が貼り付けられており、レギュレーティングブラケット28を介してセンタレール16に取り付けられている。このような規制の下、ジャック26は、斜め下方から、ハンマアッセンブリ40におけるバット41下面のバットアンダースキン41bに向けて、ジャック大26aの先端を押し当てている。
【0022】
押鍵により鍵11が回動すると、鍵11の後端部のキャプスタン9は、ウイペン23の端部を押し上げ、ピン22aを中心としてウイペン23を時計回りに回動せしめる。このウイペン23の回動により、ジャック大26aがバット41を斜め下方から押し上げ、ハンマ43を時計廻りに回動せしめる。レギュレーティングボタン34は、このときのジャック小26bの移動を規制するための部材であり、レギュレーティングレール32に取り付けられている。押鍵に伴ってウイペン23が所定位置まで回動したときに、ジャック小26bの先端部は、このレギュレーティングボタン34の下端面により上昇が阻止される。なお、レギュレーティングボタン34は、スクリュウ33により上下方向の位置を調整することができる。
【0023】
ウイペン23の自由端には、バックチェック38が取り付けられている。このバックチェック38は、レスト位置へ回動復帰するハンマアッセンブリ40のキャッチャ46を弾性的に受けとめる部材である。さらに、バックチェック38の隣には、ブライドルワイヤ39aが取り付けられ、ブライドルワイヤ39aの上端部とキャッチャ46とはブライドルテープ39bで連結されている。ブライドルテープ39bは、ハンマアッセンブリ40の回動復帰をウイペン23の回動復帰に追従させることにより、ハンマアッセンブリ40の跳ね返りに起因する被打撃部60の二度打ちを防止するためのものである。
【0024】
さて、通常のアップライトピアノの演奏者は、アクション機構およびハンマアッセンブリを駆動するための力だけでなく、これに加えてダンパを駆動するための力を指にこめて押鍵を行う。逆にいうと、アップライトピアノでは、アクション機構およびハンマアッセンブリだけでなく、これに加えて、ダンパが演奏者の指への対抗力を発生している。本実施形態に係る鍵盤楽器は、このようなダンパを有していない。しかしながら、本実施形態に係る鍵盤楽器は、このダンパの代わりに、演奏者の押鍵に対する抗力を発生する手段を具備している。これが図1および図3に示す板バネ部80である。また、本実施形態に係る鍵盤楽器は、この板バネ部80によって演奏者の押鍵に対する抗力を発生するか否かを切り換える手段を具備している。これが図1に示すラウドペダル部70である。
【0025】
図4は、板バネ部80の構成を示す分解斜視図である。また、図5は、鍵盤楽器に取り付けられた板バネ部80を鍵盤楽器の背面側から見た図である。図4に示すように、棚板1のピアノ背面側の端面において、その左右両端の2箇所には、棚板取付金具88が各々取り付けられている。これら2個の棚板取付金具88の上面には、板バネ取付台87がネジ止めされている。
【0026】
これら2個の板バネ取付台87は、積載部87aおよび揺動抑止部87bを有している。これらのうち積載部87aには、板バネ押え83の両端部がネジCにより固定されている。
【0027】
また、2個の板バネ取付台87のピアノ背面側の各面には、図5に示すように雌ネジ孔87cが設けられている。ヒンジ取付板85は、その両端に貫通孔を有しており、これらの貫通孔にネジBを貫通させ、このネジBを雌ネジ孔87cに螺着することにより板バネ取付台87に固定されている。この固定された状態において、ヒンジ取付板85は、その板面をピアノ背面に対して平行に保っている。揺動板84は、鍵盤の全幅に相当する長さの長尺状の板である。この揺動板84は、丁番86によりヒンジ取付板85に取り付けられている。さらに詳述すると、丁番86は、軸86aを共通の回転軸とする2枚の羽根を有しており、一方の羽根が揺動板84の下面に固定され、他方の羽根がヒンジ取付板85の板面に固定されている。従って、揺動板84は、丁番86の軸86aを中心として揺動することができる。板バネ取付台87の揺動抑止部87bは、この揺動板84の下方への揺動をくい止めるストッパとして働く。
【0028】
揺動板84の上面には、板バネ取付レール82が固定されている。この板バネ取付レール82の上面には、鍵盤12の各鍵11の配列に合わせて複数の板バネ81が配列されている。板バネ81は、先端部上面にクッション81aが貼付されている。また、板バネ81は、その後端部に切り欠きを有している。板バネ81は、この切り欠きにネジAを挿入し、このネジAを板バネ取付レール82に設けられた雌ネジ孔に螺着させることにより、板バネ取付レール82に固定されている。上述した板バネ押さえ83は、このようにして板バネ取付レール82に固定された板バネ81を上から押さえた状態で板バネ取付台87に固定される。この状態において、板バネ81は、図3に示すように、その先端部分を板バネ押さえ83から突き出している。
【0029】
そして、各板バネ81は、図3に示すように、その先端部分のクッション81aをウイペン23の端部下面に対向させた姿勢を保っている。ここで、鍵11がレスト位置にあるとき、ウイペン23の端部下面は、板バネ81のクッション81aから浮いている。
【0030】
揺動板84の下面の1箇所には、図3に示すように、下方に延びたリンク部材76が設けられている。このリンク部材76の下端部の表面から軸76aが突出している。既に説明したように、揺動板84は、丁番86の軸86aを中心として揺動可能である。従って、リンク部材76の軸86aは、軸76aを中心とした一定半径の円軌道に沿って移動可能である。
【0031】
次に、ラウドペダル部70の構成について説明する。図1に示すように、ラウドペダル71は、その後端部(図1中の右端部)が回転軸71aにより支持台72に連結されている。ラウドペダル71は、この回転軸71aを中心にして回転し得る。また、ラウドペダル71の後端部よりも中央部側の下面には、ペダルスプリング73が取り付けられている。ラウドペダル71は、このペダルスプリング73により上方に押し上げられている。さらに、ラウドペダル71におけるペダルスプリング73の取り付け位置よりも中央部側の上面には、ラウドペダル突上棒74が取り付けられている。
【0032】
ペダルスプリング73の付勢力に抗して、ラウドペダル71が踏み下げられると、ラウドペダル71は、回転軸71aを中心にして反時計方向に回転し、ラウドペダル突上棒74が下降する。踏み下げの解除後は、ペダルスプリング73の付勢力により、ラウドペダル71は初期位置に復帰する。
【0033】
また、ラウドペダル71の運動を検出するために図示せぬセンサが設けられている。このセンサの出力信号は、図示しない電子音源に与えられる。
【0034】
ラウドペダル部70は、以上説明した機構の他、ラウドペダル71の踏み込み運動を板バネ部80に伝達する機構を備えている。まず、図3に示すように、棚板1におけるピアノ背面側の端部には棚板取付部材77が取り付けられている。そして、棚板取付部材77の回転軸75aには、略「く」の字型の回転アーム75の中心部が軸支されている。この回転アーム75の下端部には、ラウドペダル突上棒74の上端部が軸75cにより連結されている。また、回転アーム75の上端部には、長孔75bが空いている。この長孔75bには、板バネ部80のリンク部材76の端部表面から突出した軸76aが挿入されている。
【0035】
次に、本実施形態の動作について説明する。
まず、押鍵が行われると、ウイペン23が、キャプスタン9により突き上げられ、ピン22aを中心として図2中時計廻りに回動される。これにより、ジャック大26aがバット41を突き上げてハンマアッセンブリ40を時計廻りに回動させ、ハンマシャンク43aが被打撃部60を打撃する。その際、押鍵された鍵11の運動がセンサによって検出され、その検出信号が電子音源に送られる。この結果、その鍵11に対応する音高、並びに押鍵強度に対応する音量を有する楽音がスピーカやヘッドホンから発せられる。
【0036】
その後、離鍵が行われると、その旨を示す信号がセンサから電子音源に送られ、電子音源では、その鍵に対応した楽音を急速に減衰させる処理が行われる。これは通常のアップライトピアノにおいてダンパによって行われる処理に相当する。なお、この処理は電子音源の内部において行っても良く、電子音源の後段に設けられた例えばエフェクタなどの装置内において行ってもよい。
【0037】
押鍵が行われた場合には、以上の動作とともに次のような動作が行われる。まず、押鍵によりウイペン23がピン22aを中心として時計廻りに回動されると、ウイペン23の端部が板バネ81の先端のクッション81aに当接し、板バネ80の先端を下方に押し下げる。このとき板バネ81の弾性により、ウイペン23の端部を押し下げようとする力に対する抗力が発生する。この抗力は、ウイペン23および鍵11を介して演奏者の指に伝えられる。このため、演奏者は、通常のアップライトピアノのダンパが演奏者の指へ与えるのと同じ抗力を自分自身の指先に感じることとなる。
【0038】
本実施形態においては、上述したレスト位置におけるウイペン23の一端部から1.4mm程離れた位置に板バネ81のクッション81aが配置されている。このような位置に板バネ81のクッション81aを配置することにより、押鍵直後にウイペン23が回動し始めてからウイペン23の一端部が板バネ81のクッション81aに当接するまでの間、ウイペン23が板バネ81からの抵抗力を受けずに回動するため、鍵を押下している演奏者に板バネ81による抵抗力が伝わらないようにすることができる。従って、ダンパを有する鍵を押下したときに得られる鍵タッチ感に、より近付けることができる。
【0039】
次にラウドペダル71が押し下げられると、その旨を示す信号がセンサから電子音源に送られる。また、ラウドペダル71に取り付けられているラウドペダル突上棒74が下降する。ラウドペダル突上棒74の下降に伴いラウドペダル突上棒74が結合している回転アーム75の端部75cが図2の紙面左斜め下方側に付勢される。これにより、回転アーム75は、回転軸75aを中心にして図2中時計回りに回転する。回転アーム75が時計回りに回転すると、この回転アーム75の上端の長孔75bが反時計廻りに移動する。この長孔75bの移動により、リンク部材76の表面から突出した軸76は、長孔75bに沿って下方に案内される。この結果、揺動板84およびこれに固定されている板バネ81が、丁番軸86aを中心にして反時計回りに回動する。これにより、板バネ部80の先端は、ウイペン23の回動範囲よりも下方に移動する。
【0040】
この状態で押鍵が行われた場合、ウイペン23の端部は、板バネ81の先端に当接することなく回動する。従って、通常のアップライトピアノにおいてラウドペダルが押し下げられているときに感じられる鍵タッチ感と同等の鍵タッチ感を得ることができる。
【0041】
また、離鍵が行われたときには、その旨の信号がセンサから電子音源に送られるが、発声中の楽音信号を急速減衰させる処理は行われない。この場合、発声中の楽音は、暫くの間、大きな響きを保ったまま徐々に減衰してゆく。
【0042】
演奏者がラウドペダル71から足を離し、ラウドペダル突上棒74が上昇すると、回転アーム75は、回転軸75aを中心にして反時計回りに回転する。この回転アーム75の回転により、回転アーム75上端の長孔75bが時計廻りに移動し、これにより、リンク部材76の軸76は、長孔75bに沿って上方に案内される。そして、揺動板84は、丁番軸86aを中心にして時計回りに回動し、板バネ部80の先端は、元の位置、すなわち、ウイペン23の端部下面の近くに移動する。この状態において押鍵が行われた場合の動作は既に説明した通りである。
【0043】
以上説明した第1実施形態には次のような変形例がある。
板バネ81を板バネ取付レール82に取り付ける際の取付構造として、図6〜図8に示す各種の取付構造を適用してもよい。まず、図6に示す取付構造は、板バネ取付レール82の上面に板バネ81の形状に合わせた溝部82aを設け、この溝部82aに板バネ81をはめ込んだうえで板バネ81をねじ止めすることにより板バネ取付レール82に取り付けるものである。また、図7に示す取付構造は、板バネ取付レール82の上面の一端に、板バネ取付レール82の長手方向に沿って凸部82bを設け、この凸部82bに板バネ81の後端を当接させたうえで板バネ81をねじ止めすることにより板バネ取付レール82に取り付けるものである。また、図8に示す取付構造は、板バネ81の先端に爪部81cを設け、この爪部81cを板バネ取付レール82の側面に引っかけたうえで板バネ81をねじ止めすることにより板バネ取付レール82に取り付けるものである。このような取付構造を採用することにより、ウイペン23に押し下げられた板バネ81が板バネ取付レール82上で位置ずれしてしまうことを防ぐことができ、この位置ずれを防止することにより、ウイペン23が板バネ81に付与する力のロスを減少することができ、板バネ81から発生する抗力を安定化することが可能となる。
【0044】
B.第2実施形態
図9はこの発明の第2実施形態である鍵盤楽器の構成を示す側断面図である。本実施形態に係る鍵盤楽器は、第1実施形態における板バネ部80に相当するものを有していない。その代わりに、本実施形態に係る鍵盤楽器は、ダンパ部50を備えている。このダンパ部50は、ダンパスプーン55と、板バネ51と、ダンパロッド部56と、バックチェック52とを有している。
【0045】
図9に示すように、ダンパスプーン55は、スプーンにおけるボール(丸いへこみ)の底に相当する部分をピアノ背面側に向け、柄の部分を垂直に起立させた状態でウイペン23の端部上面に固定されている。板バネ51は、このダンパスプーン55のボールをピアノ背面側から抑えるための部材であり、図示のようにセンタレール16に取り付けられている。図10に示すように、板バネ51は、センタレール16の上面に配置される取付面15aと、この取付面15aと略直角をなす部材当接面15bとを有している。取付面15aには、板バネ51の弾力性を保持するための凸部51eと、ネジを通すためのネジ孔51dとが設けられており、このネジ孔51dにネジを通すことにより板バネ51がセンタレール16に取り付けられる。部材当接面15bには、フェルト部材51cが設けられており、このフェルト部材51cにダンパスプーン55におけるボールの底に相当する部分が当接している。
【0046】
図9において、ダンパロッド部56は、センタレール16に対して固定された回転軸56aと、ダンパロッド軸56bと、レバー56bとを有している。ダンパロッド軸56bは、一端が回転軸56aに取り付けられており、この回転軸56aを中心として回動可能である。ダンパロッド軸56bの他端には結合軸56dが設けられている。レバー56bは、一端がラウドペダル突上棒59の上端部と連結されている。このラウドペダル突上棒59は、ラウドペダルを踏み込むと上昇し、ラウドペダルから足を離すと下降する部材である。レバー56bは、その途中の部分において緩やかに下方に曲がっている。そして、レバー56bにおけるラウドペダル突上棒59とは反対側の端部は、ダンパロッド軸56bの結合軸56dに取り付けられている。バックチェック52は、センタレール16に取り付けられており、レバー56bと当接している。このバックチェック52は、ラウドペダル突上棒59が上昇するときに、この動きに合わせて、レバー56bを斜め上方に案内する部材である。
【0047】
以下、本実施形態の動作を説明する。図9において、押鍵により、キャプスタン9が上昇すると、ウイペン23のピアノ背面側の端部がピン22aを中心として頭を下げる。この結果、ダンパスプーン55におけるスプーンのボール底に相当する部分が板バネ51に押し当てられ、板バネ51が弾性変形する。このときの板バネ51の弾性力により、ウイペン23の端部の下降を元に戻そうとする抗力が発生する。この抗力は、ウイペン23および鍵11を介して演奏者の指に伝えられる。このため、演奏者は、ダンパを有する鍵を押下した際に感じられる鍵タッチ感と同等の鍵タッチ感を得ることができる。
【0048】
演奏者がラウドペダルを踏み込み、ペダル突き上げ棒59が上昇すると、これに連結されたレバー56cにより結合軸56dが斜め上方に引っ張られる。この結果、ダンパロッド軸56bは、回転軸56aを中心として反時計廻りに回動する。そして、ダンパロッド軸56bの先端部は、破線によって示されるように、板バネ51をピアノ背面側に向けて押し出す。この結果、板バネ51の部材当接部51bは、ダンパスプーン55の回動範囲の外側に待避される。
【0049】
この状態においては、押鍵が行われた場合、ダンパスプーン55が回動したとしても、ダンパスプーン55は板バネ51の部材当接部51bに接触しない。従って、演奏者は、通常のアップライトピアノの演奏において、ラウドペダルを踏み込んだときと同じタッチ感を指先に感じることができる。
【0050】
演奏者がラウドペダルから足を離し、ペダル突き上げ棒59が下降すると、これに連結されたレバー56cにより結合軸56dが斜め下方に押し下げられる。この結果、ダンパロッド軸56bは、回転軸56aを中心として時計廻りに回動して元の向きに戻る。このとき、板バネ51は、それ自身が有する弾性により元の位置に戻り、フェルト部材51cをダンパスプーン55におけるスプーンのボール底に相当する部分に当接させる。この状態において押鍵がなされた場合の動作は既に説明した通りである。
【0051】
C.第3実施形態
アップライトピアノにおいて、高音域(最高音から20鍵前後の鍵)についてはダンパが設けられていない。このため、高音域とそれ以外の音域とでは、押鍵時における鍵タッチ感が異なる。本実施形態は、このようなアップライトピアノにおいて、ダンパが設けられていない高音域の押鍵時のタッチ感をダンパが設けられている他の音域の押鍵時のタッチ感と同様なものにすることを目的としている。
【0052】
図11はこの発明の第3実施形態に係る鍵盤楽器の構成を示す側断面図である。この鍵盤楽器は、被打撃部60に代えて、弦Sを備えており、ハンマ43に替えて打弦用ハンマ43’を備えている。この鍵盤楽器は、例えば、アップライトピアノであり、最高音の鍵から20鍵程の範囲にある鍵にはダンパが備えられていない。
【0053】
打弦用ハンマ43’は、ハンマシャンク43a’を有しており、ハンマシャンク43a’の先端部にはハンマウッド43b’が取り付けられている。ハンマウッド43b’の先端部には、ハンマフェルト43c’が取り付けられている。打弦用ハンマ43’が、押鍵された鍵11に対応する弦Sを打撃することによって弦Sが振動する。
【0054】
そして、本実施形態において、高音域の鍵11については、上記第2実施形態におけるダンパ部50が設けられている。このダンパ部50により、上記第2実施形態と同様、ダンパがあるときと同じタッチ感が演奏者の指に与えられる。
【0055】
従って、本実施形態によれば、アップライトピアノにおいて、ダンパが設けられていない高音域の押鍵時のタッチ感をダンパが設けられている他の音域の押鍵時のタッチ感と同様なものにすることができる。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、演奏者がダンパを有しない鍵を押鍵したときに、ダンパを有する鍵を押鍵したときと同じタッチ感を発生することができる。さらに詳述すると、第1の発明においては、電子ピアノを使う演奏者でも生ピアノにある止音、延音時のタッチをリアルに体験することができる。ここで、止音とは、ラウドペダルを踏み込んでいない状態において、押鍵後、離鍵を行うことにより音を停止させる操作をいう。この場合、押鍵のときには、鍵の動作によってダンパが弦から離されてから打弦が行われ、離鍵のときには鍵の動作によってダンパが弦に接触し、音が急速に減衰する。従って、演奏者は押離鍵の際に鍵を介してダンパの抵抗を感じる。一方、延音とは、ラウドペダルを踏み込んだ状態において、押離鍵を行い、音を残響させる操作をいう。この場合、ダンパは弦から離された状態で押離鍵が行われるため、ダンパの抵抗が演奏者の指に伝わることはない。本発明によれば、このようなタッチの違いをリアルに体験することができるのである。また、第2の発明においては、押下する鍵に拘わらず、均一なタッチ感の得られるアップライトピアノを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る鍵盤楽器の構成を示す側断面図である。
【図2】 同鍵盤楽器のハンマアッセンブリおよびアクション機構の構成を示す側断面図である。
【図3】 同鍵盤楽器の板バネ部の構成および取付態様を示す側断面図である。
【図4】 同鍵盤楽器の板バネ部の構成を示す分解斜視図である。
【図5】 同鍵盤楽器を背面側から見た図である。
【図6】 同実施形態の変形例を示す図である。
【図7】 同実施形態の変形例を示す図である。
【図8】 同実施形態の変形例を示す図である。
【図9】 この発明の第2実施形態に係る鍵盤楽器を構成を示す側断面図である。
【図10】 同鍵盤楽器の板バネの斜視図である。
【図11】 この発明の第3実施形態に係るアップライトピアノの構成を示す側断面図である。
【図12】 ダンパの有無によるタッチ感の違いを表したグラフである。
【符号の説明】
1……棚板、11……鍵、23……ウイペン、70……ラウドペダル部、71……ラウドペダル、74……ラウドペダル突上棒、50……ダンパ部、51……板バネ、55……ダンパスプーン、56……ダンパロッド、80……板バネ部、81……板バネ、82……板バネ取付レール、83……板バネ押え、84……揺動板、85……ヒンジ取付板、86……丁番、87……板バネ取付台、88……棚板取付金具。

Claims (4)

  1. 鍵と、
    ペダルと、
    前記鍵の押下に応じて楽音信号を発生する電子音源と、
    前記ペダルの操作に応じて前記楽音信号に対する減衰の付与の制御を行う手段と、
    前記鍵の押下により回動するウイペン
    前記鍵の押下により回動しているウイペン回動の途中から抗力を与える抗力付与部と、
    前記抗力付与部が前記ウイペンに抗力を与える開始点を、前記ペダルの操作量に応じて変化させる切替機構と
    を具備することを特徴とするアップライト型鍵盤楽器。
  2. 前記抗力付与部は、前記回動に伴って下降するウイペンの端部を下から受け止めるように配置された弾性部材を含み、
    前記切換機構は、前記ペダルの操作量が大きくなるにつれて、前記ウイペンの端部から前記弾性部材を遠ざけ
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップライト型鍵盤楽器。
  3. 前記抗力付与部は、
    前記ウイペンの端部において起立したウイペン側当接部材と、
    このウイペン側当接部材と側方から対面する板バネと
    を有し、
    前記切換機構は、前記ペダルの操作量が大きくなるにつれて、前記板バネを前記ウイペン側当接部材から遠ざけ
    ことを特徴とする請求項1に記載のアップライト型鍵盤楽器。
  4. ダンパを有していない鍵に対応して設けられ、当該鍵の押下により回動しているウイペン回動の途中から抗力を与える抗力付与部と、
    前記抗力付与部が前記ウイペンに抗力を与える開始点を、楽音に対する減衰の付与を行うか否かを切り換えるペダルの操作量に応じて変化させる切替機構と
    を具備することを特徴とするアップライトピアノ。
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