JP3456733B2 - ピアノ - Google Patents

ピアノ

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JP3456733B2
JP3456733B2 JP01663294A JP1663294A JP3456733B2 JP 3456733 B2 JP3456733 B2 JP 3456733B2 JP 01663294 A JP01663294 A JP 01663294A JP 1663294 A JP1663294 A JP 1663294A JP 3456733 B2 JP3456733 B2 JP 3456733B2
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久光 本多
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤を操作するとハン
マーが慣性運動して打弦する機構に加え、鍵盤操作に基
づいて電子音源を制御する機構をも備えたピアノに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、アコスティックピアノに電子
音源を組み合わせて、通常のピアノ演奏以外に、電子音
源による演奏をも可能にしたピアノが提案されている。
例えば、押鍵に基づくハンマーの打弦動作を所定位置に
て阻止するハンマーシャンクストップレールを設けるこ
とにより、電子音源による演奏の際に打弦音の発生を防
止するピアノが提案されている。これによれば、押鍵・
離鍵に関する動作に基づき電子音源を制御して演奏する
際に鍵盤操作を行ったとしても、ハンマーが打弦する前
にハンマーシャンクがハンマーシャンクストップレール
に配設されたクッションフェルトに当接してその動作が
阻止される。このため、打弦音は発生しない。従って、
鍵盤操作に基づく電子音源からの演奏音をヘッドホンな
どで聴きながら演奏すれば、外部に演奏音が漏れず、集
合住宅や住宅密集地域での演奏、あるいは夜間の演奏練
習などが自由にできるという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術によれば、ハンマーシャンクストップレールに
配設されたクッションフェルトのうち使用頻度の高い鍵
のハンマーの打弦動作を阻止する部分は、長期使用によ
り変形することがあった。これは、ハンマーシャンクの
衝突による衝撃等が長期にわたって加えられることに起
因する。従って、使用頻度の高い鍵のハンマーの打弦動
作を阻止する部分は、該ハンマーの打弦動作を当初設定
した所定位置にて阻止することができなくなり、次第に
その阻止位置が弦側に移動し、ついにはハンマーの打弦
を許して打弦音を発生してしまうという不具合が生じて
いた。
【0004】このような不具合を回避するには、クッシ
ョンフェルトを張り替える必要がある。しかし、ハンマ
ーシャンクストップレールが全鍵域にわたって設けられ
ているため、張り替え作業が煩雑でコストが嵩むという
問題があった。本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
であり、通常のピアノ演奏に加えて電子音源による演奏
をも可能にしたピアノにおいて、長期間使用して電子音
源による演奏の際に打弦音が発生するに至っても、これ
を簡便且つ確実に防止できるピアノの提供を目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載のピアノは、鍵盤を操作するとハンマ
ーが慣性運動して打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づ
いて電子音源を制御する機構をも備えたピアノにおい
て、前記電子音源を制御して演奏する際に、全鍵域を分
割して得られる複数の鍵からなる狭鍵域内のハンマーの
打弦動作を所定位置にて阻止すると共に、該阻止位置を
前記狭鍵域ごとに調節可能な動作阻止手段を備えたこと
を特徴とする。
【0006】請求項2記載のピアノは、請求項1記載の
前記動作阻止手段が、移動体と、該移動体を第1の位置
又は第2の位置に位置決めする位置決め手段と、ピアノ
の全鍵域を分割して得られる複数の鍵からなる狭健域内
のハンマーごとに応じて前記移動体に設けられ、前記移
動体が第1の位置にあるとき前記ハンマーの打弦動作を
所定位置にて阻止し、前記移動体が第2の位置にあると
き前記ハンマーの打弦を許容する阻止部材と、前記移動
体からの前記阻止部材の突出量を調節する調節手段とを
備えたことを特徴とする。
【0007】請求項3記載のピアノは、請求項1又は2
記載の前記ハンマーの打弦動作を該ハンマーのキャッチ
及びハンマーシャンクのそれぞれと当接することによ
り所定位置にて阻止することを特徴とする。請求項4記
載のピアノは、鍵盤を操作するとハンマーが慣性運動し
て打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づいて電子音源を
制御する機構をも備えたピアノにおいて、前記電子音源
を制御して演奏する際に、全鍵域を分割して得られる1
又は複数の鍵からなる狭鍵域内のハンマーの打弦動作を
所定位置にて阻止すると共に、該阻止位置を前記狭鍵域
ごとに調節可能な動作阻止手段を備え、前記動作阻止手
段は、前記ハンマーの打弦動作を該ハンマーのキャッチ
ャ及びハンマーシャンクのそれぞれと当接することによ
り所定位置にて阻止することを特徴とする。請求項5記
載のピアノは、前記動作阻止手段が、移動体と、該移動
体を第1の位置又は第2の位置に位置決めする位置決め
手段と、ピアノの全鍵域を分割して得られる1又は複数
の鍵からなる狭健域内のハンマーごとに応じて前記移動
体に設けられ、前記移動体が第1の位置にあるとき前記
ハンマーの打弦動作を所定位置にて阻止し、前記移動体
が第2の位置にあるとき前記ハンマーの打弦を許容する
阻止部材と、前記移動体からの前記阻止部材の突出量を
調節する調節手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】
【作用】前記構成を有する請求項1記載のピアノによれ
ば、鍵盤の操作に基づいて電子音源を制御して演奏を行
う際、動作阻止手段は、全鍵域を分割して得られる複
の鍵からなる狭鍵域内のハンマーの打弦動作を所定位置
にて阻止すると共に、その阻止位置を狭鍵域ごとに調節
することができる。
【0009】ところで、ピアノを長期間使用すると、動
作阻止手段のうち使用頻度の高い鍵のハンマーの打弦動
作を阻止する部分はハンマーの衝突する衝撃等により変
形し、ハンマーの打弦動作を当初の所定位置にて阻止す
ることができなくなる。従って、長期間使用後に動作阻
止手段が打弦動作を阻止したときのハンマーの姿勢は、
当初の所定位置にて打弦動作を阻止したときのハンマー
の姿勢に比べて、弦側に移動する。このとき、当該ハン
マーの属する狭鍵域について、動作阻止手段の阻止位置
を調節する。具体的には、動作阻止手段が打弦動作を阻
止したときのハンマーの姿勢が、当初の所定位置にて打
弦動作を阻止したときのハンマーの姿勢と一致するよう
に調節する。この結果、電子音源を制御して演奏を行う
際、ハンマーが弦に当接することを確実に防止できる。
【0010】このように、本発明のピアノによれば、長
期間使用して電子音源による演奏の際に打弦音が発生す
るに至っても、動作阻止手段の阻止位置を調節するとい
う簡便な操作により、打弦音の発生を確実に防止するこ
とができる。請求項2記載のピアノによれば、鍵盤の操
作に基づいて電子音源を制御して演奏を行う際、位置決
め手段により第1の位置に移動体を位置決めし、全鍵域
を分割して得られる複数の鍵からなる狭鍵域内のハンマ
ーの打弦動作を阻止部材により所定位置にて阻止すると
共に、調節部材によりその阻止位置を狭鍵域ごとに調節
することができる。ピアノを長期間使用してハンマーの
打弦動作を当初の所定位置にて阻止することができなく
なったときの操作については、請求項1記載の操作と同
様であるため、省略する。
【0011】請求項3記載のピアノによれば、動作阻止
手段が前記ハンマーの打弦動作を該ハンマーのキャッチ
ャと当接することにより所定位置にて阻止する構成であ
るため、動作阻止手段はピアノの前面側に配置すること
ができる。このため、打弦機構等を分解することなく、
阻止位置の調節を容易に行うことができる。請求項4記
載のピアノによれば、鍵盤を操作するとハンマーが慣性
運動して打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づいて電子
音源を制御する機構をも備えたピアノにおいて、前記電
子音源を制御して演奏する際に、全鍵域を分割して得ら
れる1又は複数の鍵からなる狭鍵域内のハンマーの打弦
動作を所定位置にて阻止すると共に、該阻止位置を前記
狭鍵域ごとに調節可能な動作阻止手段を備え、前記動作
阻止手段は、前記ハンマーの打弦動作を該ハンマーのキ
ャッチャ及びハンマーシャンクのそれぞれと当接するこ
とにより所定位置にて阻止することを特徴とする。この
ように、本発明のピアノによれば、長期間使用して電子
音源による演奏の際に打弦音が発生するに至っても、動
作阻止手段の阻止位置を調節するという簡便な操作によ
り、打弦音の発生を確実に防止することができる。請求
項5記載のピアノによれば、動作阻止手段が前記ハンマ
ーの打弦動作を該ハンマーのキャッチャと当接すること
により所定位置にて阻止する構成であるため、動作阻止
手段はピアノの前面側に配置することができる。このた
め、打弦機構等を分解することなく、阻止位置の調節を
容易に行うことができる。このため、打弦機構等を分解
することなく、阻止位置の調節を容易に行うことができ
る。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は第1実施例の概略構成の説明図であり、図
2は第1実施例のアップライトピアノの内部機構の説明
図である。また、図3は第1実施例のレール駆動機構の
斜視図であり、図4は第1実施例のアップライトピアノ
における制御手段を示すブロック図である。
【0013】第1実施例としてのアップライトピアノ1
は、図1に示すように、通常の打弦機構3に加えて電子
音源5を内蔵している。アップライトピアノ1の切換ス
イッチ7をアコスティックモード7aに設定すれば、ア
コスティックピアノとして打弦機構3を通じて発音され
る。一方、切換スイッチ7を電子音源モード7bに設定
すれば、アップライトピアノ1の鍵盤2を操作すること
により電子音源5から演奏音が出るように構成されてい
る。また、電子音源5の演奏音は、アップライトピアノ
1の出力端子に接続したヘッドホン9を介して聴くこと
ができる。
【0014】アップライトピアノ1は、図2に示すよう
に、演奏者の操作によって揺動する鍵11と、鍵11が
押されると上昇するキャプスタンスクリュー12と、ウ
イッペンフレンジ13を介してセンターレール14に揺
動可能に支持され、キャプスタンスクリュー12の上昇
によって上向きに揺動するウイッペン15と、ウイッペ
ン15に揺動可能に連結され、ジャックテール17aが
レギュレチングボタン16に当接するまでウイッペン1
5と共に上昇するジャック17と、ジャック17に対し
て当接・離間すると共に、センターレール14に固着さ
れたバットフレンジ18aのセンターピン18bに揺動
可能に支持されるバット18と、バット18に連結さ
れ、バット18がジャック17により突き上げられると
反時計回りに揺動するハンマーシャンク21と、ハンマ
ーシャンク21と直交する方向へ突出するようバット1
8に突設されたキャッチャシャンク19と、キャッチャ
シャンク19の先端に装着されたキャッチャ20と、ハ
ンマーシャンク21の先端に装着されたハンマー23
と、ハンマー23によって叩かれる弦25と、打弦後に
揺り戻したハンマーシャンク21の側部と当接してハン
マー23の振動を緩和する緩衝部28aを装着したハン
マーレール28と、などからなる打弦機構3(図1参
照)を備えている。
【0015】また、本実施例では、従来のハンマーシャ
ンクストップレール31に加えて本発明における阻止位
置調整可能な動作阻止手段を併用している。従来のハン
マーシャンクストップレール31と本発明の動作阻止手
段としてのキャッチャレギュレチングレール32は、い
ずれもアップライトピアノ1本体の両側端に固定された
レール駆動機構35(図3参照)によって支持されてい
る。
【0016】レール駆動機構35は、図3に示すよう
に、L字型の揺動レバー37の屈曲部分を揺動軸39に
て軸支するブラケット41と、この揺動軸39を後述す
る解除位置又は作動位置に位置決めするレバー駆動用ソ
レノイド36とから構成されている。
【0017】揺動レバー37は、L字型の一端にハンマ
ーシャンクストップレール31が固定され、L字型の他
端にキャッチャレギュレチングレール32が固定されて
いる。ハンマーシャンクストップレール31の前面には
クッションフェルト31aが配設されている。一方、キ
ャッチャレギュレチングレール32には、個々のキャッ
チャ20に対応する位置にそれぞれキャッチャレギュレ
チングボタン33がスクリュ33aにより螺合されてい
る。このキャッチャレギュレチングボタン33はスクリ
ュ33aを手で回転させることにより、キャッチャレギ
ュレチングレール32の下面からの突出量を調節するこ
とができる。また、キャッチャレギュレチングボタン3
3の下面には緩衝用のクッションフェルト33bが装着
されている。 揺動軸39は、レバー駆動用ソレノイド
36により解除位置又は作動位置のいずれかに位置決め
される。揺動軸39が解除位置に位置決めされると、ハ
ンマーシャンクストップレール31及びキャッチャレギ
ュレチングレール32は図2の点線で示す位置に固定さ
れるため、それぞれハンマシャンク21及びキャッチャ
20に当接することがない。従って、ハンマー23は弦
25に当たる。また、揺動軸39が作動位置に位置決め
されると、ハンマーシャンクストップレール31及びキ
ャッチャレギュレチングレール32は図2の実線で示す
位置に固定され、それぞれハンマーシャンク21及びキ
ャッチャ20と所定位置にて当接するため、ハンマー2
3(図2の二点鎖線参照)は弦25に当たることない。
尚、本実施例では所定位置は、バット18がジャック1
7から離間してハンマー23が慣性運動を開始してから
弦に到達するまでの間に設定されている。また、レバー
駆動用ソレノイド36は、切換スイッチ7(図1参照)
に連動して駆動され、切換スイッチ7がアコスティック
モード7aのとき揺動軸39を解除位置に位置決めし、
電子音源モード7bのとき作動位置に位置決めする。
【0018】尚、キャッチャレギュレチングレール32
が請求項2記載の発明の移動体に相当し、レバー駆動用
ソレノイド36が位置決め手段に相当し、キャッチャレ
ギュレチングボタン33が阻止部材に相当し、スクリュ
33aが調節手段に相当する。また、図2において実線
で示すキャッチャレギュレチングレール32の位置が請
求項2記載の発明の第1の位置に相当し、点線で示す位
置が第2の位置に相当する。
【0019】更に、図2に示すように、鍵11の下面に
は段付シャッタ61と、キーセンサ63,65とが、押
鍵・離鍵に関する動作を検出する検出手段として配設さ
れている。キーセンサ63,65は共に、それぞれが発
光素子と受光素子とを一組としてなり、両素子の間を遮
るとオン信号を発するように構成されている。段付シャ
ッタ61は、鍵11が押された際に、ある時間差をもっ
てキーセンサ63,65の光路を遮ることになる。
【0020】これらのキーセンサ63,65は、図4に
示すように、制御手段としてのコントロール部71に接
続されている。コントロール部71は、周知のCPU7
2、ROM73、RAM74等を含む論理演算回路とし
て構成され、キーセンサ63,65とは入出力インタフ
ェイス75を介して接続されている。CPU72は、キ
ーセンサ63,65の光路を遮断する時期と時間差とを
検出し、ROM73に記憶された制御プログラムに基づ
いて演奏情報を作成し、これを電子音源5に出力する。
【0021】演奏情報を構成するイベントデータは、1
バイトのステータスバイトと2バイトのデータバイトと
からなる3バイトを1単位とするデータとして構成され
る。このうちステータスバイトには、押鍵(ノートオ
ン)、離鍵(ノートオフ)等を示すデータが設定され、
データバイトには、音程となる鍵番号(ノートナンバ
ー)、音量となる打鍵強度(ベロシティ)等を示すデー
タが設定される。
【0022】なお、コントロール部71には、ダンパー
ペダル、ソフトペダル等のペダル機構の動作を検出する
ペダルセンサも接続され、この検出情報に基づいて、演
奏情報の中にはダンパー機能等の情報も設定される。こ
こで、ダンパーペダルを例にとり、ペダルセンサ50に
ついて図5に基づいて説明する。ダンパーペダルは、周
知のごとく、踏み込み操作によりダンパー24(図2参
照)を一斉に弦から離間させ、鍵盤から指を離しても弦
を長く振動させることができ、ピアノの音量・音色を豊
かにするものである。
【0023】ペダルセンサ50は、センサレバー51及
び復帰スイッチ52により構成されている。図5に示す
ように、センサレバー51は、棚板55の裏面に設けた
取付部材56内にて上下に揺動するように支持軸53に
軸支されている。このセンサレバー51の端部とダンパ
ーペダルの端部とは、連結部材であるコード(紐)54
により接続されている。一方、復帰スイッチ52は、弾
性体であるゴムの弾性力によりオフ側に復帰するスイッ
チであり、センサレバー51の中央下方に設けられてい
る。このペダルセンサ50は、ダンパーペダルの操作に
より次のように作動する。即ち、ダンパーペダルを踏み
込むと、コード54が引っ張られセンサレバー51が下
方に揺動し、復帰スイッチ52をオンにする。このオン
信号はコントロール部71に出力され、演奏情報にペダ
ルの機能の情報、即ちこの場合はダンパーペダルである
ため弦を長く振動させたときの音量・音色に関する情
報、が設定される。一方、ダンパーペダルの踏み込みを
解除するとコード54が緩み復帰スイッチ52の弾性力
によりセンサレバー51は上方に揺動し、復帰スイッチ
52はオフになる。これにより演奏情報に設定されたダ
ンパー機能の情報は解除される。尚、復帰スイッチ52
に代えて、図6に示すように、センサレバー51の略中
央に設けた端子57aとこの端子57aに対向して取付
部材56に設けられた端子57bとにより構成される接
点スイッチ57を用い、棚板55の裏面に取り付けた圧
縮コイルスプリング58の付勢力により接点スイッチ5
7がオフとなる位置にセンサレバー51を復帰させるよ
うにしてもよい。
【0024】このようにペダルセンサ50を構成するこ
とにより、ダンパーペダルに連動する天秤の動きをリミ
ットスイッチにより検出していた従来のペダルセンサと
比べて、取付金具が少なくてよく、また比較的ラフに取
り付けてもスイッチのオンオフの作動を十分果たすこと
ができるという利点がある。
【0025】以上のように構成されたアップライトピア
ノ1において、打弦音を止めて、電子音源5からだけ演
奏音を出すには、コントロール部71の切換スイッチ7
を操作して、アップライトピアノ1を電子音源モード7
bに設定する。この状態において、演奏者が鍵11を押
すと、キャプスタンスクリュー12が上昇してウイッペ
ン15を上向きに揺動させ、ウイッペン15と共に上昇
するジャック17が、バット18を押し上げてハンマー
シャンク21を反時計回りに揺動させる。更に、ジャッ
ク17が上昇してゆくと、ジャックテール17aがレギ
ュレチングボタン16に当接し、ジャック17はウイッ
ペン15に対して図中時計周りに揺動する。この結果、
バット18は、ジャック17から離れてハンマーシャン
ク21と共に慣性運動を開始する。ハンマーシャンク2
1が慣性運動して図2の二点鎖線の位置に至ると、ハン
マーシャンクストップレール31前面のクッションフェ
ルト31aに当接すると同時に、キャッチャ20がキャ
ッチャレギュレチングボタン33に当接する。このと
き、ハンマーシャンク21は、ハンマー23が弦25に
当接する位置まで揺動しておらず、打弦音は出ない。
【0026】一方、鍵11が揺動すると、段付シャッタ
61がキーセンサ63,65の発光素子と受光素子との
間を遮り、鍵盤操作が検出される。コントロール部71
は、検出された押鍵情報に応じて演奏情報を作成し、こ
の情報を電子音源5に送信する。この結果、電子音源5
からは演奏音が出る。
【0027】このように、本実施例のアップライトピア
ノ1によれば、演奏者が鍵11を操作した際に、ハンマ
ー23の動きを阻止することにより、打弦音を全く出さ
ずに電子音源5からだけ演奏音を出すことができる。こ
のとき、ハンマー23の動きは、慣性運動を始めてから
阻止されるので、鍵11のタッチ感は打弦音を出した場
合と全く変わらない。また、例えば、電子音源5からの
演奏音をヘッドホン9で聴きながら演奏すれば、騒音に
よる迷惑をかけることなく、自由に演奏練習ができる。
【0028】このような電子音源モード7bによるアッ
プライトピアノ1の演奏を長期間行うと、ハンマーシャ
ンクストップレール31及びキャッチャレギュレチング
ボタン33に配設されたクッションフェルト31a,3
3bのうち使用頻度の高い鍵のハンマー23を阻止する
部分は、ハンマー23の衝突による衝撃等により変形
し、ハンマー23の打弦動作を当初設定した所定位置に
て阻止することができなくなる。この結果、打弦動作を
阻止したときのハンマーの姿勢は、徐々に弦25側に移
動する。
【0029】このような状態に至ったとき、キャッチャ
レギュレチングボタン33のスクリュ33aを回転し
て、キャッチャ20とキャッチャレギュレチングボタン
33との当接する位置を調節する。具体的には、キャッ
チャレギュレチングボタン33が打弦動作を阻止したと
きのハンマー23の姿勢が、当初設定した所定位置にて
打弦動作を阻止したときのハンマー23の姿勢と一致す
るように調節する。この調節作業の結果、ハンマー23
が弦25に当接することを確実に防止できる。即ち、ハ
ンマー20が弦25に到達する前にキャッチャ20がキ
ャッチャレギュレチングボタン33に衝突し、その打弦
動作を阻止する。
【0030】以上の第1実施例の効果を以下に述べる。 第1実施例のアップライトピアノ1を長期間使用して
電子音源による演奏の際に打弦音が発生するに至ったと
しても、スクリュ33aによりキャッチャレギュレチン
グボタン33の突出量を調節するという簡便な作業だけ
で再び打弦音を確実に防止できる。従って、いちいちハ
ンマーシャンクストップレール31に配設されたクッシ
ョンフェルト33bを張り替えるという煩雑な作業を行
う必要がなく、コストもかからない。 また、キャッチャ20と当接するキャッチャレギュレ
チングボタン33はハンマーレール28の下側即ちピア
ノ1の前面側に配置されているため、打弦機構3を分解
することなく容易にスクリュ33aを回転させることが
できる。従って、キャッチャレギュレチングボタン33
の突出量の調節を一層容易に行うことができる。 また、ハンマー23の動きは、慣性運動を始めてから
阻止されるので、鍵11のタッチ感は打弦音を出した場
合と全く変わらない。従って、演奏者は、アコスティッ
クモード7aと電子音源モード7bとの演奏の間で、タ
ッチが異なることによる違和感を感じることがない。 更に、クッションフェルト33bの張り替えが必要と
なったとしても、キャッチャレギュレチングボタン33
ごとに張り替えをすれば足りるため、コストは最小限に
抑えられ、またその作業は容易になしうる。
【0031】尚、本実施例では、キャッチャレギュレチ
ングボタン33を当初からキャッチャ20と当接しうる
位置に配置したが、当初はキャッチャ20と当接しない
位置に配置しハンマーシャンクストップレール31のク
ッションフェルト31aが変形した時にスクリュ33a
によりキャッチャ20とはじめて当接させるようにして
も、本実施例と同様の効果が得られる。
【0032】次に第2実施例について説明する。図7は
第2実施例のアップライトピアノの内部機構の説明図、
図8は第2実施例のレール駆動機構の斜視図、図9は第
2実施例のレール駆動機構を駆動するレバーの斜視図で
ある。第2実施例は、第1実施例のハンマーシャンクス
トップレール31を設けずキャッチャレギュレチングレ
ール32のみとしたものである。このため、第1実施例
と同様の構成要素については同符号を付しその説明を省
略する。
【0033】第2実施例のキャッチャレギュレチングレ
ール32は、機械的に位置決めを行うものである。即
ち、キャッチャレギュレチングレール32は、その左右
両端にそれぞれ固着した略コ字形のブラケット43を介
して、揺動軸39に軸支されている(図8には左端のみ
図示)。ブラケット43に設けた引掛部43aとピアノ
1の親板の内面に設けた引掛部44との間には引張りコ
イルスプリング45が架設され、この引張りコイルスプ
リング45によりキャッチャレギュレチングレール32
は上方に付勢されている。更に、ブラケット43にはキ
ャッチャレギュレチングレール32を下方に揺動させる
ためのワイヤ46が接続され、このワイヤ46は棚板5
5の裏面に設けた操作ボックス48内のレバーによって
操作される(図8参照)。尚、図示しない右端のブラケ
ットには、引張りコイルスプリング、ワイヤ等は備えら
れていない。
【0034】操作ボックス48内のレバー49を手前に
位置させると、コントロール部71の切換スイッチ7が
電子音源モード7bに設定されると同時に、ワイヤ46
が引っ張られブラケット43が引張りコイルスプリング
45の付勢力に抗して下方に揺動する。その結果、キャ
ッチャレギュレチングレール32は図7の実線で示した
位置に固定される。一方、このレバー49を奥に位置さ
せると、コントロール部71の切換スイッチ7はアコス
ティックモード7aに設定されると同時に、ワイヤ46
が緩みブラケット43が引張りコイルスプリング45の
付勢力により上方に揺動する。その結果、キャッチャレ
ギュレチングレール32は図7の点線で示した位置に固
定される。上記各位置におけるキャッチャレギュレチン
グレール32の作用効果については、第1実施例の作用
効果と同様であるため省略する。
【0035】尚、レバー49には図示しない係止用ボー
ルとこのボールを付勢する付勢部材とが設けられ、また
操作ボックス48内にはレバー49が手前又は奥に位置
したときにこの係止用ボールを受けるボール受け部が設
けられている。従って、レバー49が手前又は奥に位置
したとき、係止用ボールは付勢部材により付勢されボー
ル受け部に嵌まり込み、その位置で固定される。
【0036】以上本発明の実施例を説明したが、本発明
はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
の種々なる態様を採用することができる。例えば、上記
各実施例では、狭鍵域を1つの鍵として取扱い、各鍵ご
とにキャッチャレギュレチングボタン33を設けたが、
狭鍵域を2以上の鍵としてもよい。このとき、狭鍵域の
範囲の大きさを使用頻度に応じて変化させてもよい。例
えば、使用頻度の高い鍵域については狭鍵域を1つの鍵
とし使用頻度の低い鍵域については狭鍵域を2以上の鍵
としてもよい。
【0037】また、上記各実施例では電子音源を内蔵す
るピアノに適用したが、電子音源として外部の電子楽器
とつなぐ構成としても、全く同様の効果を得ることがで
きる。更に、本発明の構成を自動演奏ピアノに備えれ
ば、自動演奏データによって鍵を動作させながら、音だ
けは電子音源の音をヘッドホンから聴けるので、騒音に
よる迷惑をかけずに運指練習ができる。
【0038】更にまた、第2実施例のキャッチャレギュ
レチングレールに代えて、移動体としてハンマーシャン
クレールを設け、これにキャッチャレギュレチングボタ
ンに相当する阻止部材とスクリュに相当する調節部材を
取り付けることにより、本発明の動作阻止手段としても
よい。但し、調節作業を行う際、調節部材であるスクリ
ュに指を届かせることが困難であるため、打弦機構を分
解する等の手間が必要となる。従って、キャッチャレギ
ュレチングレールを用いた場合ほど容易に調節を行うこ
とはできないが、その他の効果については、第2実施例
と同様の効果が得られる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1又は請求
項2記載のピアノによれば、通常のピアノ演奏に加えて
電子音源による演奏をも可能にしたピアノにおいて、長
期間使用して電子音源による演奏の際に打弦音が発生す
るに至っても、これを簡便且つ確実に防止することがで
きる。また、請求項3記載のピアノによれば、上記効果
に加え、更に打弦機構等を分解する必要がないため阻止
位置の調節を一層容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の概略構成の説明図である。
【図2】 第1実施例のアップライトピアノの内部機構
の説明図である。
【図3】 第1実施例のアップライトピアノにおけるレ
ール駆動機構の斜視図である。
【図4】 第1実施例のアップライトピアノにおける制
御手段を示すブロック図である。
【図5】 ペダルセンサの概略構成図である。
【図6】 他のペダルセンサの概略構成図である。
【図7】 第2実施例のアップライトピアノの内部機構
の説明図である。
【図8】 第2実施例のレール駆動機構の斜視図であ
る。
【図9】 第2実施例のレール駆動機構を駆動するレバ
ーの斜視図である。
【符号の説明】
1・・・アップライトピアノ、 5・・・電
子音源、11・・・鍵、 2
0・・・キャッチャ、21・・・ハンマーシャンク、
23・・・ハンマー、31・・・ハンマーシ
ャンクストップレール、31a・・・クッションフェル
ト、32・・・キャッチャレギュレチングレール、33
・・・キャッチャレギュレチングボタン、33a・・・
スクリュ、 35・・・レール駆動機
構、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10C 3/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤を操作するとハンマーが慣性運動し
    て打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づいて電子音源を
    制御する機構をも備えたピアノにおいて、 前記電子音源を制御して演奏する際に、全鍵域を分割し
    て得られる複数の鍵からなる狭鍵域内のハンマーの打弦
    動作を所定位置にて阻止すると共に、該阻止位置を前記
    狭鍵域ごとに調節可能な動作阻止手段を備えることを特
    徴とするピアノ。
  2. 【請求項2】 前記動作阻止手段は、 移動体と、 該移動体を第1の位置又は第2の位置に位置決めする位
    置決め手段と、 ピアノの全鍵域を分割して得られる複数の鍵からなる狭
    健域内のハンマーごとに応じて前記移動体に設けられ、
    前記移動体が第1の位置にあるとき前記ハンマーの打弦
    動作を所定位置にて阻止し、前記移動体が第2の位置に
    あるとき前記ハンマーの打弦を許容する阻止部材と、 前記移動体からの前記阻止部材の突出量を調節する調節
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のピア
    ノ。
  3. 【請求項3】 前記動作阻止手段は、前記ハンマーの打
    弦動作を該ハンマーのキャッチャ及びハンマーシャンク
    のそれぞれと当接することにより所定位置にて阻止する
    ことを特徴とする請求項1,2いずれか記載のピアノ。
  4. 【請求項4】 鍵盤を操作するとハンマーが慣性運動し
    て打弦する機構に加え、鍵盤操作に基づいて電子音源を
    制御する機構をも備えたピアノにおいて、 前記電子音源を制御して演奏する際に、全鍵域を分割し
    て得られる1又は複数の鍵からなる狭鍵域内のハンマー
    の打弦動作を所定位置にて阻止すると共に、該阻止位置
    を前記狭鍵域ごとに調節可能な動作阻止手段を備え、 前記動作阻止手段は、前記ハンマーの打弦動作を該ハン
    マーのキャッチャ及びハンマーシャンクのそれぞれと当
    接することにより所定位置にて阻止することを特徴とす
    るピアノ。
  5. 【請求項5】 前記動作阻止手段は、 移動体と、 該移動体を第1の位置又は第2の位置に位置決めする位
    置決め手段と、 ピアノの全鍵域を分割して得られる1又は複数の鍵から
    なる狭健域内のハンマーごとに応じて前記移動体に設け
    られ、前記移動体が第1の位置にあるとき前記ハンマー
    の打弦動作を所定位置にて阻止し、前記移動体が第2の
    位置にあるとき前記ハンマーの打弦を許容する阻止部材
    と、 前記移動体からの前記阻止部材の突出量を調節する調節
    手段とを備えたことを特徴とする請求項4記載のピア
    ノ。
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