JP3846287B2 - バルブ - Google Patents
バルブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP3846287B2 JP3846287B2 JP2001361185A JP2001361185A JP3846287B2 JP 3846287 B2 JP3846287 B2 JP 3846287B2 JP 2001361185 A JP2001361185 A JP 2001361185A JP 2001361185 A JP2001361185 A JP 2001361185A JP 3846287 B2 JP3846287 B2 JP 3846287B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- pressure
- fluid
- valve seat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/06—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/06—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
- F16K31/0686—Braking, pressure equilibration, shock absorbing
- F16K31/0693—Pressure equilibration of the armature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K1/00—Lift valves or globe valves, i.e. cut-off apparatus with closure members having at least a component of their opening and closing motion perpendicular to the closing faces
- F16K1/32—Details
- F16K1/34—Cutting-off parts, e.g. valve members, seats
- F16K1/36—Valve members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K15/00—Check valves
- F16K15/02—Check valves with guided rigid valve members
- F16K15/06—Check valves with guided rigid valve members with guided stems
- F16K15/063—Check valves with guided rigid valve members with guided stems the valve being loaded by a spring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K25/00—Details relating to contact between valve members and seat
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K31/00—Actuating devices; Operating means; Releasing devices
- F16K31/02—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
- F16K31/06—Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
- F16K31/0644—One-way valve
- F16K31/0655—Lift valves
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/0318—Processes
- Y10T137/0402—Cleaning, repairing, or assembling
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/5762—With leakage or drip collecting
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T137/00—Fluid handling
- Y10T137/8158—With indicator, register, recorder, alarm or inspection means
- Y10T137/8326—Fluid pressure responsive indicator, recorder or alarm
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体の流路を遮断するバルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
流体を使用する機器において、通常、その流体の流れを制御するとき、各種のバルブが用いられている。流体の流路を遮断するとき、流路の開閉を制御するバルブとして電磁弁がよく使用され、流体の逆流を遮断するバルブとして逆止弁が多く設けられている。これらのバルブは、使用される設備あるいは配管の状況に応じ、それぞれ適したものが選択されて用いられる。
【0003】
たとえば、ボイラ等の燃料系統の配管には、燃料の供給を制御するバルブが設けられている。ボイラ燃料の性状は、軽質燃料やガス燃料であるので、安全の面から、ボイラ燃料の漏れに対しては万全の対策が必要である。そのため、従来、燃料の漏れを防止するために、各種の異なるタイプのバルブを組み合わせたり、複数のバルブを直列に接続して配置することが行われる。
【0004】
一方、ボイラ等の給水系統に用いる給水配管には、給水およびボイラ缶水の逆流を防止するための逆止弁が設けられている。ボイラ缶水の圧力は高く,かつ高温であるので、安全の面からボイラ缶水の逆流に対しては万全の対策が必要である。そのため、従来、逆止弁の漏れ,すなわち逆流を防止するために、各種の異なるタイプの逆止弁を組み合わせたり、複数の逆止弁を直列に接続して配置することが行われる。
【0005】
また、それぞれのタイプのバルブの弁座に当接する弁体についても、各種の材料を用いて漏れや逆流の防止を行なっている。たとえば、前記弁体として、ゴムなどの,いわゆる弾性部材による弁体を用いたり、メタルシールと一般的に言われている,いわゆる金属(非弾性部材)の弁体を用いることがある。ここにおいて、前記弾性部材のみによるバルブは、耐圧力が低く、また耐久性も不足していた。
【0006】
前記メタルシールのみのときは、小さなゴミが前記弁座と非弾性部材の前記弁体との間に挟まること,いわゆるゴミ噛みにより、簡単にシール性が損なわれ、漏れや逆流が起こり易い問題がある。また、このメタルシール構造のバルブでは、前記ゴミ噛みが発生しても、つぎに流体が流れたときに前記ゴミが流されてしまうと、漏れや逆流の再現性が失われ、漏れや逆流の起こる原因の追求もできなくなる。そして、前記メタルシール構造のときは、このバルブの閉止時の衝撃も大きく、耐久性と騒音の問題がある。
【0007】
さらに、バルブの機能が損なわれる前にその傾向を予知,すなわち漏れや逆流を予測することは、複数のバルブの間に設けた圧力計等で検出することにより行われているが、個々のバルブ単体でのその傾向の予知は困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
この発明が解決しようとする課題は、漏れや逆流を完全に防止し、騒音も少なくかつ耐久性のあるバルブを提供し、さらにバルブの機能が損なわれる前にその傾向の予知のできるバルブを実現することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に記載の発明は、流体入口および流体出口の間に弁室を画成したバルブにおいて、前記弁室内に、弾性部材よりなる円板状の第一弁体と、前記第一弁体と同軸上に前記第一弁体より閉弁側に配置され、且つ前記第一弁体より小径で非弾性部材よりなる円板状の第二弁体とで構成された弁体と、前記第一弁体と当接する第一弁座と、前記第一弁座の内周側に位置し、前記第二弁体と当接する第二弁座とが設けられ、前記第一弁体にあっては、その中央部に閉弁側に突出するスリーブ部と、このスリーブ部も含めて貫通した装着孔を有し、前記第二弁体にあっては、その中心部に前記スリーブ部の外周面と密嵌合する嵌合孔を有し、前記嵌合孔に前記スリーブ部が嵌合し第一弁体と第二弁体が一体となって第一弁体が有する前記装着孔に密嵌合する弁軸に固定され、前記第一弁体、前記第二弁体及び前記第一弁座、前記第二弁座にあっては、前記第一弁体と前記第一弁座が先に当接し、前記第一弁体の変形により前記第二弁体と前記第二弁座が当接するように配置され、更に、前記第一弁座と前記第二弁座との間に圧力緩衝室が設けられていることを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記圧力緩衝室の圧力を検出し、前記圧力緩衝室の圧力変化に基づいて、バルブの機能が損なわれる傾向の予知を行う圧力検出手段が設けられていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明の実施の形態について説明する。この発明は、好適な実施の形態のバルブとして、流路を遮断する遮断弁と、流体の逆流を遮断する逆止弁とに適用することができる。
【0014】
このバルブは、流体入口および流体出口を備えた弁本体内に空間部を形成することにより、弁室を画成し、この弁室内において、弁体が移動自在となるように構成されている。
【0015】
前記弁本体は、たとえば金属や合成樹脂の非弾性部材により筒状に成形されており、前記弁室内には、前記弁体と当接する弁座を備えている。
【0016】
前記弁体は、弾性部材により構成された円板形状の第一弁体と、この第一弁体より小径で非弾性部材により構成された円板形状の第二弁体とにより構成されている。この両弁体は、密着した状態で一体の弁体となるように弁軸に固着されており,いわゆる独楽の形を呈する弁体として構成されている。そして、前記弁体は、前記弁室内において、前記弁軸と一体となって流体の流れ方向に移動自在となるように装着されている。さらに、前記弁体は、流体の非流通時、圧縮バネの付勢力により、前記弁座へ当接するように構成されている。
【0017】
ここで、前記第二弁体の他の実施の形態について説明する。前記第二弁体は、非弾性部材により構成されているが、実施に応じ、前記弁座との当接部のシール性をより一層確実なものとするために、前記弁座との当接面に弾性部材を装着することも好適である。
【0018】
前記第二弁体のさらなる他の実施の形態について説明する。前記第二弁体の前記弁座とのシール性をより一層確実なものとするために、前記第二弁体を弾性部材により構成し、前記両弁体の剛性を保持するための剛性保持プレートを前記第一弁体と前記第二弁体との間に介在させる構成も実施に応じ、好適である。
【0019】
つぎに、前記第一弁体および前記第二弁体の前記弁軸への固着について説明する。前記第一弁体は、その中心部に一側へ突出形成したスリーブ部を備えており、かつこのスリーブ部も含めて貫通した装着孔を備えている。この装着孔へ前記弁軸を挿入することにより、流体の漏れを防止した状態で固着している。一方、前記第二弁体の中心部には、前記スリーブ部の外周に密嵌合する嵌合孔を備えている。したがって、前記スリーブ部へ前記嵌合孔を介して前記第二弁体を装着することにより、前記第一弁体と前記第二弁体は、一体的な弁体として構成され、この一体的な弁体として前記弁軸に固着されていることになる。これにより、前記両弁体と前記弁軸との間からの流体の漏れ防止は、前記装着孔と前記弁軸とのシール性を確保することにより保証される。
【0020】
また、前記弁座は、前記第一弁体と当接する第一弁座と、前記第二弁体と当接する第二弁座とにより構成されている。そして、前記第一弁座と前記第二弁座との間に圧力緩衝室を設けている。この圧力緩衝室は、流路の閉鎖時に発生する流体の圧力により生ずる衝撃を緩衝する役割を果たすものである。
【0021】
ここで、前記弁座の他の実施の形態について説明する。前記両弁座は、非弾性部材により構成されているが、実施に応じ、前記両弁体と当接する弁座のシール性をより一層確実なものとするために、前記両弁体との両当接面に弾性部材をそれぞれ装着することも好適である。さらに、前記両弁体のいずれか一方と当接する弁座の当接面に弾性部材を装着することも好適である。
【0022】
前記圧力緩衝室は,いわゆる環状で前記第二弁座の外周に沿って、かつ前記第一弁座の内周側に形成されている。そして、前記圧力緩衝室の横断面形状は、略凹部に形成されている。前記横断面形状は、通過する流体の流量により、半丸や三角および台形形状等に適宜形成することができる。ここにおいて、通過する流体の流量が少量の場合、前記圧力緩衝室は、その横断面形状を凹部状とすることなく、単に前記第二弁体の外周端部と前記第一弁座および前記第一弁体で囲まれる略三角形状の横断面形状とした環状隙間とすることも好適である。
【0023】
さらに、前記圧力緩衝室内に通ずる管路を設け、この管路に圧力検出手段を設けることも好適である。
【0024】
前記構成のバルブの作用について説明する。まず、遮断弁としての形態のときの作用を説明する。この遮断弁の流路を開とするときは、前記弁体を前記圧縮バネの付勢力に抗して、前記両弁座から引き離す。これにより、前記弁体と前記両弁座との当接が解除され、前記弁体の外周の隙間を流体が通過し、流体が前記流体出口から流出する。また、この流路を遮断するときは、前記圧縮バネの付勢力および流入した流体の流体圧に基づいて、前記弁体は、前記両弁座側へ移動し当接する。まず、上流側に配置されている前記第一弁体が前記第一弁座に当接する。このとき、前記第一弁体は、弾性部材であるので、当接による衝撃音は少ない。ついで、前記第二弁体が前記第二弁座に当接する。そして、流路を前記第一弁体と前記第二弁体とにより、二重に封鎖する。したがって、前記流体出口側への流体の漏れを阻止する。
【0025】
ここで、前記圧力緩衝室の作用についてさらに詳細に説明する。この圧力緩衝室は、流体の流れを遮断するときにおいて、まず前記第一弁体が前記第一弁座に当接することにより、前記圧力緩衝室が前記凹部形状とともに区画形成される。そして、前記第二弁体と前記第二弁座とが当接する間に、前記第二弁体と前記第二弁座との隙間から少しずつ流体が出口側へ漏洩することにより、前記圧力緩衝室の容積が少しずつ減少する。これにより、前記第二弁体が前記第二弁座に激しく衝突しなくなる。すなわち、激突による損耗のおそれがなく、耐久性が向上するとともに、衝撃音が減少する。
【0026】
さらに、前記圧力緩衝室の圧力を検出する作用について説明する。前記圧力緩衝室に通ずる前記管路に圧力検出手段を設け、この圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室の圧力変化を検出し、この圧力緩衝室の圧力が、前記流体入口側の圧力に近くなれば、流体の漏れのおそれがあるとの判定を行うものである。すなわち、前記第二弁体により漏れは防止されてはいるが、前記第一弁体では、漏れが生じていると判定することができる。これにより、前記圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室の圧力変化に基づいて、遮断弁の機能が損なわれる前にその傾向を予知,すなわち流体の漏れの予測が可能となる。
【0027】
ここにおいて、前記流体入口に通ずる管路に別の圧力検出手段を設け、それとの差圧を検出し、所定の差圧が発生しなくなると、流体の漏れのおそれがあるとの判定を行ってもよい。
【0028】
つぎに、前記構成の逆止弁としての形態のときの作用を説明する。この逆止弁において、正流時,すなわち流体を供給するときは、前記流体入口から流入した流体の流体圧に基づいて、前記弁体は、前記流体出口側へ前記圧縮バネの付勢力に抗して移動し、流体が前記流体出口側へ流出する。すなわち、前記弁体が移動することにより、前記弁体と前記両弁座との当接が解除され、前記弁体の外周の隙間を流体が通過し、流体が前記流体出口から流出する。
【0029】
また、逆流防止時,すなわち前記流体入口からの流体の流入が停止すると、前記圧縮バネが復帰し、前記弁体は、前記流体入口の方へ移動する。まず、下流側に配置されている前記第一弁体が前記第一弁座に当接する。このとき、前記第一弁体は、弾性部材であるので、当接による衝撃音は少ない。ついで、前記第二弁体が前記第二弁座に当接する。そして、流路を前記第一弁体と前記第二弁体とにより、二重に封鎖する。したがって、前記流体出口側からの流体の逆流を阻止する。
【0030】
ここで、前記圧力緩衝室の作用について、さらに詳細に説明する。この圧力緩衝室は、流体の流れを遮断するときにおいて、まず前記第一弁体が前記第一弁座に当接することにより、前記圧力緩衝室が前記凹部形状とともに区画形成される。そして、前記第二弁体と前記第二弁座とが当接する間に、前記第二弁体と前記第二弁座との隙間から少しずつ流体が入口側へ漏洩することにより、前記圧力緩衝室の容積が少しずつ減少する。これにより、前記第二弁体が前記第二弁座に激しく衝突しなくなる。すなわち、耐久性が向上するとともに衝撃音も減少する。
【0031】
さらに、前記圧力緩衝室の圧力を検出する作用について説明する。前記圧力緩衝室に通ずる前記管路に圧力検出手段を設け、この圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室の圧力変化を検出し、この圧力緩衝室の圧力が、前記流体出口側の圧力に近くなれば、流体の逆流のおそれがあるとの判定を行うものである。すなわち、前記第二弁体により逆流は防止されてはいるが、前記第一弁体では、逆流が生じていると判定することができる。これにより、前記圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室の圧力変化に基づいて、逆止弁の機能が損なわれる前にその傾向を予知,すなわち流体の逆流の予測が可能となる。
【0032】
また、前記流体入口に通ずる管路に別の圧力検出手段を設け、それとの差圧を検出し、所定の差圧が発生すると、逆流のおそれがあるとの判定を行ってもよい。
【0033】
【実施例】
以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。好適な第一実施例として、流路を遮断する弁である電磁弁に適用して説明する。図1は、電磁弁の構成を概略的に示す断面説明図であり、流路を開としているときの状態を示している。
【0034】
図1において、電磁弁1は、筒状の流体入口2および筒状の流体出口3を備えた弁本体4内に弁室5を備えている。この弁室5内には、弁体6が移動自在となるように配置され、この弁体6と当接する弁座7を備えている。さらに、前記電磁弁1は、前記弁体6を前記弁座7へ当接させる圧縮バネ8と、前記圧縮バネ8の付勢力に抗して、前記弁体6を前記弁座7から引き離す電磁コイル9とを備えている。
【0035】
前記弁本体4は、前記流体入口2から前記流体出口3へ至る流路において、円形の開口部10を形成しており、この開口部10を囲み、かつ前記流体入口2から前記開口部10へ至る流路を確保するように、前記弁本体4の外周へ適宜突出した突出部11を備えている。この突出部11に蓋部材12を嵌合させることにより、前記弁室5を画成している。そして、前記開口部10の周囲には、前記弁体6と当接する前記弁座7が形成されている。
【0036】
前記弁体6は、前記弁室5内において、前記弁座7と当接して前記開口部10を閉鎖するように、前記開口部10と直交する方向へ移動自在となっており、前記蓋部材12を介して設けられている。
【0037】
ここで、前記弁体6について、図2に基づいて、さらに詳細に説明する。図2は、前記弁室5内に配置される部品を説明するための分解斜視図である。
【0038】
前記弁体6は、弾性部材により構成された円板形状の第一弁体13と、この第一弁体13より小径で非弾性部材により構成された円板形状の第二弁体14とにより構成されている。この両弁体13,14は、密着した状態で一体の弁体となるように弁軸15に固着されており,いわゆる独楽の形を呈する弁体として構成されている。そして、前記弁体6は、前記弁室5内において、前記弁軸15と一体となって流体の流れ方向に移動自在となるように装着されている。
【0039】
ここで、これらの各部材について、より詳細に説明する。前記第一弁体13は、弾性材料であるゴム等をプレス成形して作られており、その中央部に前記流体出口3側へ一体に突出形成したスリーブ部16を備え、かつこのスリーブ部16も含めて貫通した装着孔17を備えている。前記第一弁体13は、前記弁座7のあたり面(後述する第一弁座18)に当接する部分(すなわち、前記第一弁体13の片面の肩の部分)を面取りし、円錐形状の第一シール部19を形成している。さらに、前記第一弁体13は、前記流体入口2側の中央部には、ワッシャ20および前記圧縮バネ8の一端を配置する凹部21が一体形成されている。ここにおいて、前記スリーブ部16の突出長さは、前記第二弁体14の板厚より若干長く形成されている。前記スリーブ部16の肉厚は、前記第二弁体14との嵌合において、このスリーブ部16が弾性変形により、密嵌合に効果を発揮するように、適宜な厚さに設定されている。前記装着孔17の内径は、前記弁軸15と密嵌合させるため、前記弁軸15の装着部(後述する小径部26)の外径より若干小さく形成されている。
【0040】
前記第二弁体14は、非弾性材料である金属等をプレス加工して作られており、前記弁座7のあたり面(後述する第二弁座22)に当接する部分(すなわち、前記第二弁体14の片面の部分)には、平板状の第二シール部23を形成している。前記第二弁体14の中心部には、前記スリーブ部16の外周面と密嵌合する嵌合孔24を備えている。
【0041】
前記弁軸15は、前記ワッシャ20,前記装着孔17およびプッシュナット25を貫通する小径部26と、前記凹部21で前記ワッシャ20と当接する端面27を備えた中径部28と、前記電磁コイル9の作用を受ける大径部29との三段階の棒状に形成されている。
【0042】
さらに、前記プッシュナット25は、中央部に固定穴30を備え、この固定穴30の周囲は、弾性力を備えた板バネ(符号省略)で構成されている固定具である。このプッシュナット25により、前記両弁体13,14を前記弁軸15に固定している。
【0043】
ここで、前記弁体6の組み立てについて説明すると、前記弁体6は、前記弁軸15,前記ワッシャ20,前記第一弁体13,前記第二弁体14および前記プッシュナット25により一体的に組み立てられている。
【0044】
つぎに、前記弁体6の組立て手順について説明する。まず、前記小径部26に前記圧縮バネ8と前記ワッシャ20を貫通させる。つぎに、前記小径部26に前記装着孔17を介して前記第一弁体13を嵌合し、さらに前記スリーブ部16に前記嵌合孔24を介して前記第二弁体14を嵌合する。そして、前記固定穴30を介して前記プッシュナット25を前記小径部26に嵌合させることにより、前記両弁体13,14および前記ワッシャ20を前記端面27に押し付け、挟み込んで固定する。前記プッシュナット25は、前記板バネの力により、前記小径部26に固定され逆戻りすることなく、かつ前記板バネの力により前記両弁体13,14および前記ワッシャ20を前記端面27へ押し付け続ける。これにより、前記弁体6は、いわゆる独楽の形を呈する弁体に組み立てられ、前記圧縮バネ8を前記中径部28の外周へ配置した状態で、前記弁室5内へ配置される。
【0045】
ここで、前記第一弁体13および前記第二弁体14の前記弁軸15への固着について詳細に説明する。前記装着孔17へ前記小径部26を挿入することにより、流体の漏れを防止した状態で固着している。一方、前記嵌合孔24を介して、前記スリーブ部16へ前記第二弁体14を装着することにより、前記第一弁体13と前記第二弁体14は、一体的な弁体として構成され、この一体的な弁体として前記弁軸15に固着されていることになる。
【0046】
つぎに、前記弁座7について、図1に基づいて詳細に説明すると、前記弁座7は、前記第一弁体13と当接する第一弁座18と、前記第二弁体14と当接する第二弁座22とにより構成されている。ここにおいて、前記第一弁座18と前記第二弁座22は、前記開口部10の周囲に形成されるものであり、前記第一弁座18は、前記第二弁座22より外周側に形成され,かつ前記第二弁座22より上流側に形成されている。そして、前記第一弁座18の形状は,いわゆるすり鉢状のあたり面を持つように、前記弁軸15に対して所定の角度をもたせて形成されている。前記第二弁座22のあたり面は、前記弁軸15の軸方向に対して直交するように形成されている。
【0047】
つぎに、前記蓋部材12は、前記突出部11と嵌合する嵌合部31を備えている。そして、前記弁本体4と前記蓋部材12を前記突出部11および前記嵌合部31において、シール部材であるパッキン32を挟んで螺合することにより、前記弁室5を密閉状態で画成する。また、前記蓋部材12は、前記弁軸15を格納し、前記電磁コイル9を作用させるソレノイド部33を備えている。このソレノイド部33は、前記蓋部材12の中央部において、外側方向へ突出した状態で設けられている。また、このソレノイド部33の外周面を囲むように前記電磁コイル9が配置されている。さらに、前記蓋部材12の外側には、前記電磁コイル9および前記ソレノイド部33を覆うカバー34が設けられている。
【0048】
ここで、この第一実施例における第一変形例である前記第一弁座18と前記第二弁座22との間に圧力緩衝室35を設ける構成について説明する。前記圧力緩衝室35は、流路の閉鎖時に発生する流体の圧力により生ずる衝撃を緩衝する役割を果たすように構成されている。前記圧力緩衝室35は、前記開口部10を囲むように環状に形成されるもので、前記第二弁座22の外周側で、かつ前記第一弁座18の内周側に形成されている。そして、前記圧力緩衝室35の横断面形状は、略凹部に形成されている。
【0049】
さらに、この第一実施例における第二変形例である前記圧力緩衝室35内の圧力を検出する手段を設ける構成について説明する。前記圧力緩衝室35内に通ずる管路36を前記弁本体4の外周面まで連通するように設け、この管路36に圧力検出手段(図示省略)を設ける。この圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室35の圧力変化に基づいて、流体の漏れの判定を行う構成としている。
【0050】
前記構成の電磁弁1の作用について説明する。流路を開とするときは、前記電磁コイル9へ通電し、この電磁作用により、前記弁体6を前記圧縮バネ8の付勢力に抗して、前記弁座7から引き離す。これにより、前記弁体6と前記弁座7との当接が解除され、前記弁体6の外周の隙間を流体が通過し、前記開口部10を経て、流体が前記流体出口3から流出する。
【0051】
また、この流路を遮断するときについて、図3に基づいて説明する。図3は、前記弁体6が前記弁座7と当接する初期の段階を示す概略説明図である。図3において、前記電磁コイル9への通電を停止することにより、前記圧縮バネ8の付勢力および流入した流体の流体圧に基づいて、前記弁体6は、前記弁座7側へ移動する。この移動により、まず上流側に配置されている前記第一弁体13が前記第一弁座18に当接する。この当接時、前記第一弁体13は、弾性部材で形成されているので、当接による衝撃音は少ない。
【0052】
つぎに、この流路を二重に遮断するときについて、図4に基づいて説明する。図4は、前記弁体6が前記弁座7と完全に当接する段階を示す概略説明図である。図4において、前記第二弁体14が前記第二弁座22に当接する。このとき、前記第一弁体13は弾性変形し、前記第一シール部19は、前記第一弁座18と密着する。そして、前記第二シール部23は、前記第二弁座22と密着する。これにより、流路を前記第一弁体13と前記第二弁体14とにより、二重に封鎖する。したがって、前記流体出口3側への流体の漏れを阻止する。
【0053】
ここで、前記弁軸15からの漏れは、まず前記凹部21における前記端面27と、前記ワッシャ20および前記第一弁体13との当接により阻止され、さらに前記小径部26に装着された前記スリーブ部16の弾性作用によるシール効果により、完全に保証される。
【0054】
ここにおいて、前記スリーブ部16は、弾性変形するので、前記密嵌合によるシール効果とは別のシール効果も発揮することができる。すなわち、流路の遮断時において、流体の圧力が前記第一弁体13に加えられると、前記第一弁体13をその厚み方向に変形させる力は、前記スリーブ部16と前記小径部26との接触面へ作用する。したがって、前記スリーブ部16は、前記流体出口3側へ押圧されることになる。しかし、前記嵌合孔24により、前記スリーブ部16の前記流体出口3側への弾性変形は制限されるので、前記スリーブ部16における前記装着孔17の全周面は、前記小径部26へさらに押圧されることになり、より一層シール効果が増すことになる。したがって、前記スリーブ部16は、前記小径部26からの漏れを完全にシールすることができる。そして、前記スリーブ部16の作用により、特別の漏れ対策を必要としないので、前記弁体6のコストも低減できる。
【0055】
ここで、第一変形例である前記圧力緩衝室35の作用について、図3に基づいて説明する。この圧力緩衝室35は、流体の流れを遮断するときにおいて、まず前記第一弁体13が前記第一弁座18に当接することにより、前記圧力緩衝室35が前記凹部形状とともに区画形成される。そして、前記第二弁体14と前記第二弁座22とが当接する間に、前記第二弁体14と前記第二弁座22との隙間から少しずつ流体が前記流体出口3側へ漏洩することにより、前記圧力緩衝室35の容積が少しずつ減少する。これにより、前記第二弁体14が前記第二弁座22に激しく衝突しなくなる。すなわち、激突による損耗のおそれがなく、耐久性が向上するとともに、衝撃音が減少する。
【0056】
さらに、第二変形例である前記圧力緩衝室35の圧力を検出する作用について、図4に基づいて説明する。前記圧力緩衝室35の圧力変化を検出し、この圧力緩衝室35の圧力が、前記流体入口2側の圧力に近くなれば、流体の漏れのおそれがあるとの判定を行うものである。すなわち、前記第二弁体14により漏れは防止されてはいるが、前記第一弁体13では、漏れが生じていると判定することができる。これにより、前記圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室35の圧力変化に基づいて、前記電磁弁1の機能が損なわれる前にその傾向を予知,すなわち流体の漏れの予測が可能となる。
【0057】
ここにおいて、前記流体入口2に通ずる管路(図示省略)に別の圧力検出手段(図示省略)を設け、それとの差圧を検出し、所定の差圧が発生しなくなると、流体の漏れのおそれがあるとの判定を行ってもよい。
【0058】
つぎに、この発明の好適な第二実施例として、インライン式の逆止弁に適用して説明する。図5は、逆止弁の構成を概略的に示す断面説明図であり、流路を開としているときの状態を示している。ここにおいて、前記第一実施例と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。この第二実施例においては、流体の流れを遮断する機能は、前記第一実施例とは逆の方向,すなわち前記流体出口3側から前記流体入口2側へ逆に流れる流体を遮断するものとして説明する。
【0059】
図5において、逆止弁37は、筒状の流体入口2を備えた第二弁本体38と筒状の流体出口3を備えた第二蓋部材39とにより画成される弁室5を備えている。この弁室5内には、弁体6が移動自在となるように配置され、この弁体6と当接する弁座7を備えている。さらに、前記逆止弁37は、前記弁体6を前記弁座7へ当接させる第二圧縮バネ40を備えている。
【0060】
前記第二弁本体38は、前記流体入口2から前記流体出口3へ至る流路において、流路と直交する円形の開口部10を形成しており、この開口部10を囲み、前記第二蓋部材39と接合する本体接続部41を備えている。前記本体接続部41で前記第二弁本体38と前記第二蓋部材39に設けた蓋接続部42とを螺合させることにより、前記弁室5を画成している。そして、前記開口部10の周囲には、前記弁体6と当接する前記弁座7が形成されている。前記弁座7は、前記第二弁本体38の出口側に形成されている。
【0061】
前記弁体6は、前記弁室5内において、前記弁座7と当接して前記開口部10を閉鎖するように、前記開口部10と直交する方向へ移動自在となるように配置されている。
【0062】
ここで、前記弁体6について、図6に基づいて詳細に説明する。図6は、第二実施例において、前記弁室5内に配置される部品を説明するための分解斜視図である。
【0063】
前記弁体6は、第一実施例と同様、第一弁体13と第二弁体14とを重ね合わせて形成されおり、この両弁体13,14の中心部に第二弁軸43を貫通させて配置し,いわゆる独楽の形を呈した弁体を構成している。そして、前記弁体6は、前記弁室5内において、前記第二弁軸43と一体となって流体の流れ方向に移動自在となるように装着されている。ここにおいて、前記第二弁軸43は、その両端をそれぞれ入口ガイド44および出口ガイド45により支持されて、流路内に配置されている。
【0064】
ここで、これらの各部材について、より詳細に説明する。前記第一弁体13は、その中央部に前記流体入口2側へ一体に突出形成したスリーブ部16を備えている。前記第一弁体13は、前記流体出口3側の中央部には、前記第二圧縮バネ40の一端を配置する凹部21が一体形成されている。ここにおいて、前記第一弁体13の装着孔17の内径は、前記第二弁軸43と密嵌合させるため、前記第二弁軸43の装着部(後述する入口側軸部46)の外径より若干小さく形成されている。
【0065】
前記第二弁軸43は、中央部を太くした二段階の棒状に形成し、プッシュナット25による前記両弁体13,14の固定と前記入口ガイド44に貫通させるための小径の入口側軸部46と、前記両弁体13,14の出口側での固定および前記第二圧縮バネ40のガイドとなる中央軸部47と、前記出口ガイド45に貫通させるための小径の出口側軸部48とにより形成されている。
【0066】
ここで、前記弁体6の組み立てについて説明すると、前記弁体6は、前記第二弁軸43,前記第一弁体13,前記第二弁体14および前記プッシュナット25により一体的に組み立てられている。
【0067】
つぎに、前記弁体6の組立て手順について説明する。まず、前記入口側軸部46に前記装着孔17を介して前記第一弁体13を嵌合し、さらに前記スリーブ部16に前記嵌合孔24を介して前記第二弁体14を嵌合する。そして、前記固定穴30を介して前記プッシュナット25を前記入口側軸部46に嵌合させることにより、前記両弁体13,14を前記中央軸部47の第二端面49に押し付け、挟み込んで固定する。前記プッシュナット25は、前記板バネの力により、前記入口側軸部46に固定され逆戻りすることなく、かつ前記板バネの力により前記両弁体13,14を前記第二端面49へ押し付け続ける。これにより、前記弁体6は、いわゆる独楽の形を呈する弁体に組み立てられ、前記第二圧縮バネ40を前記中央軸部47の外周へ配置した状態で、前記両ガイド44,45により前記弁室5内へ配置される。
【0068】
ここで、前記第一弁体13および前記第二弁体14の前記第二弁軸43への固着について詳細に説明する。前記装着孔17へ前記入口側軸部46を挿入することにより、流体の漏れを防止した状態で固着している。一方、前記嵌合孔24を介して、前記スリーブ部16へ前記第二弁体14を装着することにより、前記第一弁体13と前記第二弁体14は、一体的な弁体として構成され、この一体的な弁体として前記第二弁軸43に固着されていることになる。
【0069】
つぎに、前記入口ガイド44は、三つ又形状に形成され、その三つ又の隙間から流体の通過が可能である。また、前記入口ガイド44は、前記弁体6を前記流路の中央部に保持するために、前記入口ガイド44の中央部には、入口側軸受部50を設けている。そして、その周縁部には爪部51を3ヶ所設けている。
【0070】
前記出口ガイド45は、前記入口ガイド44と同様、三つ又形状に形成され、その三つ又の隙間から流体の通過が可能である。また、前記出口ガイド45は、前記弁体6を前記流路の中央部に保持するために、前記出口ガイド45の中央部には、出口側軸受部52を設けている。そして、その周縁部には前記爪部51を3ヶ所設けている。
【0071】
つぎに、この第二実施例における前記弁座7について、図5に基づいて説明すると、前記弁座7は、前記第一実施例と同様、前記開口部10の周囲に形成されるものであり、具体的な構成は、前記第一実施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。この第二実施例においては、前記第一弁座18は、前記第二弁座22より下流側に形成されている。
【0072】
前記両ガイド44,45による前記弁体6の支持および前記逆止弁37の組み立てについて、図5に基づいて詳細に説明する。まず、前記第二弁本体38において、前記入口ガイド44の各爪部51を前記流体入口2の内周面に設けた入口側溝部53にそれぞれ嵌め込み固定する。つぎに、前記第二弁体14が前記流体入口2側になる状態で前記弁体6を前記弁室5内へ配置し、前記入口側軸部46を前記入口側軸受部50へ貫通させる。そして、前記第二圧縮バネ40を前記中央軸部47の外周へ配置する。
【0073】
つぎに、前記第二蓋部材39において、前記出口ガイド45の各爪部51を前記流体出口3に設けた出口側溝部54にそれぞれ嵌め込み固定する。そして、この固定した状態のまま、前記蓋接続部42に第二パッキン55を挟み込んで、前記本体接続部41と螺合し、前記出口側軸部48を前記出口側軸受部52へ貫通させる。これにより、前記第二弁本体38と前記第二蓋部材39は結合され、前記逆止弁37の組立が完了する。ここにおいて、前記弁体6は、流体の流れ方向へ,すなわち給水時は出口側へ、逆流時は入口側へ移動することができる。その移動できる範囲は、前記両ガイド44,45の配置により規制される。
【0074】
ここで、この第二実施例における第一変形例である前記第一弁座18と前記第二弁座22との間に圧力緩衝室35を設ける構成は、前記第一実施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0075】
さらに、この第二実施例における第二変形例である前記圧力緩衝室35内の圧力を検出する手段を設ける構成は、前記第一実施例と同様であるので、詳細な説明は省略する。この第二実施例においては、前記圧力緩衝室35内に通ずる管路36を前記第二弁本体38の外周面まで連通するように設ける構成としている。
【0076】
つぎに、前記構成の逆止弁37の作用を説明する。ここでは、流体を水とした場合について説明する。給水時においては、図5に示す位置へ前記弁体6は移動する。前記流体入口2から流入した給水の水圧に基づいて、前記弁体6は、前記第二圧縮バネ40の付勢力に抗して、前記流体出口3側へ移動し、前記弁体6と前記弁座7との当接が解除され、水は前記流体出口3側へ流出する。すなわち、前記弁体6が移動することにより、前記弁体6と前記両弁座18,22との当接が解除され、前記弁体6の外周の隙間を水が通過し、通過した水は、前記開口部10を経て、前記流体出口3から流出する。ここにおいて、前記弁体6の移動は、前記第二弁軸43が前記両ガイド44,45で支持されているので、スムーズに流体の流れ方向へ,すなわち正流,逆流の両方向へ移動することができる。
【0077】
一方、この流路の逆流を防止するときについて、図7に基づいて説明する。図7は、前記弁体6が前記弁座7と当接する初期の段階,すなわち前記第二圧縮バネ40が復帰し、前記弁体6が前記流体入口2の方へ移動したときを示す概略説明図である。図7において、この移動により、まず下流側に配置されている前記第一弁体13が前記第一弁座18に当接する。この当接時、前記第一弁体13は、弾性部材で形成されているので、当接による衝撃音は少ない。
【0078】
つぎに、この流路を二重に遮断するときについて、図8に基づいて説明する。図8は、前記弁体6が前記弁座7と完全に当接する段階を示す概略説明図である。図8において、前記第二弁体14が前記第二弁座22に当接する。このとき、前記第一弁体13は弾性変形し、前記第一シール部19は、前記第一弁座18と密着する。そして、前記第二シール部23は、前記第二弁座22と密着する。すなわち、前記弁体6は、前記第二圧縮バネ40の作用により、また前記流体出口3側の圧力が前記流体入口2側より高いときは、その差圧により、前記両弁座18,22に圧接されることとなり、前記流体出口3側からの給水の逆流を阻止する。これにより、流路を前記第一弁体13と前記第二弁体14とにより、二重に封鎖する。したがって、前記流体入口2側への水の逆流を阻止する。
【0079】
ここで、前記第二弁軸43からの漏れは、まず前記凹部21における前記第二端面49と、前記第一弁体13との当接により阻止され、さらに前記入口側軸部46に装着された前記スリーブ部16の弾性作用によるシール効果により、完全に保証される。
【0080】
つぎに、この第二実施例における第一変形例である前記圧力緩衝室35の作用について、図7に基づいてさらに詳細に説明する。この圧力緩衝室35は、水の逆流を遮断するときにおいて、まず前記第一弁体13が前記第一弁座18に当接することにより、前記圧力緩衝室35が前記凹部形状とともに区画形成される。そして、前記第二弁体14と前記第二弁座22とが当接する間に、前記第二弁体14と前記第二弁座22との隙間から少しずつ流体が前記流体入口2側へ漏洩することにより、前記圧力緩衝室35の容積が少しずつ減少する。これにより、前記第二弁体14が前記第二弁座22に激しく衝突しなくなる。すなわち、耐久性が向上するとともに衝撃音も減少する。
【0081】
さらに、この第二実施例における第二変形例である前記圧力緩衝室の圧力を検出する作用について、図8に基づいて説明する。前記圧力緩衝室35の圧力変化を検出し、この圧力緩衝室35の圧力が、前記流体出口3側の圧力に近くなれば、流体の逆流のおそれがあるとの判定を行うものである。すなわち、前記第二弁体14により逆流は防止されてはいるが、前記第一弁体13では、逆流が生じていると判定することができる。これにより、前記圧力検出手段により検出される前記圧力緩衝室35の圧力変化に基づいて、前記逆止弁37の機能が損なわれる前にその傾向を予知,すなわち流体の逆流の予測が可能となる。
【0082】
ここにおいて、前記流体入口2に通ずる第二管路56に別の圧力検出手段(図示省略)を設け、それとの差圧を検出し、所定の差圧が発生すると、逆流のおそれがあるとの判定を行ってもよい。
【0083】
【発明の効果】
この発明によれば、二重に弁座を封鎖することにより漏れや逆流を完全に防止し、騒音も少なくかつ耐久性のあるバルブを提供することができ、さらにバルブの機能が損なわれる前にその傾向の予知のできるバルブを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】流路を開としているときの電磁弁の構成を概略的に示す断面説明図である。
【図2】電磁弁の弁室内に配置される弁体の構成部品を説明するための分解斜視図である。
【図3】電磁弁の弁体が弁座と当接する初期の段階を示す概略説明図である。
【図4】電磁弁の弁体が弁座と完全に当接する段階を示す概略説明図である。
【図5】流路を開としているときの逆止弁の構成を概略的に示す断面説明図である。
【図6】逆止弁の弁室内に配置される弁体の構成部品を説明するための分解斜視図である。
【図7】逆止弁の弁体が弁座と当接する初期の段階を示す概略説明図である。
【図8】逆止弁の弁体が弁座と完全に当接する段階を示す概略説明図である。
【符号の説明】
2 流体入口
3 流体出口
5 弁室
6 弁体
18 第一弁座
22 第二弁座
35 圧力緩衝室
Claims (2)
- 流体入口2および流体出口3の間に弁室5を画成したバルブにおいて、前記弁室5内に、弾性部材よりなる円板状の第一弁体13と、前記第一弁体13と同軸上に前記第一弁体13より閉弁側に配置され、且つ前記第一弁体13より小径で非弾性部材よりなる円板状の第二弁体14とで構成された弁体6と、前記第一弁体13と当接する第一弁座18と、前記第一弁座18の内周側に位置し、前記第二弁体14と当接する第二弁座22とが設けられ、前記第一弁体13にあっては、その中央部に閉弁側に突出するスリーブ部16と、このスリーブ部16も含めて貫通した装着孔17を有し、前記第二弁体14にあっては、その中心部に前記スリーブ部16の外周面と密嵌合する嵌合孔24を有し、前記嵌合孔24に前記スリーブ部16が嵌合し第一弁体13と第二弁体14が一体となって第一弁体13が有する前記装着孔17に密嵌合する弁軸15に固定され、前記第一弁体13、前記第二弁体14及び前記第一弁座18、前記第二弁座22にあっては、前記第一弁体13と前記第一弁座18が先に当接し、前記第一弁体13の変形により前記第二弁体14と前記第二弁座22が当接するように配置され、更に、前記第一弁座18と前記第二弁座22との間に圧力緩衝室35が設けられていることを特徴とするバルブ。
- 前記圧力緩衝室35の圧力を検出し、前記圧力緩衝室35の圧力変化に基づいて、バルブの機能が損なわれる傾向の予知を行う圧力検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブ。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361185A JP3846287B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | バルブ |
CA002412716A CA2412716A1 (en) | 2001-11-27 | 2002-11-25 | Valve |
US10/303,038 US6959718B2 (en) | 2001-11-27 | 2002-11-25 | Valve |
KR1020020073488A KR100851778B1 (ko) | 2001-11-27 | 2002-11-25 | 밸브 |
TW091134271A TWI266013B (en) | 2001-11-27 | 2002-11-26 | Valve |
CNB021518289A CN1316188C (zh) | 2001-11-27 | 2002-11-27 | 阀 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361185A JP3846287B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161375A JP2003161375A (ja) | 2003-06-06 |
JP3846287B2 true JP3846287B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=19171887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001361185A Expired - Lifetime JP3846287B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | バルブ |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6959718B2 (ja) |
JP (1) | JP3846287B2 (ja) |
KR (1) | KR100851778B1 (ja) |
CN (1) | CN1316188C (ja) |
CA (1) | CA2412716A1 (ja) |
TW (1) | TWI266013B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100889584B1 (ko) | 2007-06-08 | 2009-03-19 | 여순록 | 유량제어유니트 및 이 유량제어유니트가 구비된유량제어장치 |
Families Citing this family (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4151007B2 (ja) * | 2003-05-30 | 2008-09-17 | 三浦工業株式会社 | 逆止弁 |
JP2005048922A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Miura Co Ltd | バルブ |
JP2005069366A (ja) * | 2003-08-25 | 2005-03-17 | Miura Co Ltd | バルブ |
CN100523571C (zh) | 2004-03-12 | 2009-08-05 | 丰田自动车株式会社 | 阀 |
DE102004028968B4 (de) * | 2004-06-16 | 2006-04-27 | Karl Dungs Gmbh & Co. Kg | Ventil mit sicherer Öffnungsanzeige |
TW200613672A (en) | 2004-07-29 | 2006-05-01 | Miura Kogyo Kk | Shutting valve |
JP4654747B2 (ja) * | 2005-04-14 | 2011-03-23 | トヨタ自動車株式会社 | 流体用開閉弁装置 |
WO2007150000A2 (en) * | 2006-06-21 | 2007-12-27 | Caldera Engineering, Lc | Wear-resistant plug head |
JP2008075827A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Denso Corp | 流体制御弁 |
US20080179554A1 (en) * | 2007-01-29 | 2008-07-31 | Finn Clifford J | Dispensing Gun Valve Member And Dispensing Gun Formed Therewith |
US8160782B2 (en) * | 2007-08-24 | 2012-04-17 | Harrison Ag Technologies, Inc. | System and method for controlling the release of material |
JP5122234B2 (ja) * | 2007-10-12 | 2013-01-16 | 岩井機械工業株式会社 | 流体管路の閉止構造 |
JP2009138888A (ja) * | 2007-12-10 | 2009-06-25 | Miura Co Ltd | 逆止弁 |
US20100257916A1 (en) * | 2008-03-27 | 2010-10-14 | Ip Innovative Products, Llc | Accuracy enhancing valve assembly and related method of use |
TWM359621U (en) * | 2008-12-08 | 2009-06-21 | Chanto Air Hydraulics Co Ltd | Connector for multi-purpose pneumatic pipe |
KR101111216B1 (ko) | 2009-02-25 | 2012-02-16 | 이송순 | 가스 밸브 차단 장치 |
DE102009050564B4 (de) * | 2009-10-23 | 2022-10-13 | Svm Magnet Schultz Verwaltungs-Gmbh & Co. Kg | Befestigung für Elektromagneten |
AT508964B1 (de) * | 2009-11-05 | 2011-07-15 | Tcg Unitech Systemtechnik Gmbh | Rückschlagventil |
KR101193403B1 (ko) | 2010-05-18 | 2012-10-24 | 주식회사 두원전자 | 체크 밸브 및 이를 구비하는 압축기 |
JP6077894B2 (ja) * | 2013-03-12 | 2017-02-08 | 大豊工業株式会社 | バルブ装置 |
JP5989950B2 (ja) * | 2013-08-09 | 2016-09-07 | Ckd株式会社 | 検出器付開閉弁 |
DE102013225392A1 (de) * | 2013-12-10 | 2015-06-11 | Robert Bosch Gmbh | Elektromagnet eines elektromagnetisch betätigten Fluidventils |
JP6207994B2 (ja) * | 2013-12-11 | 2017-10-04 | 大豊工業株式会社 | ポペット弁およびバルブアセンブリ |
JP6310766B2 (ja) * | 2014-05-13 | 2018-04-11 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 吐出弁ユニット及び高圧燃料ポンプ |
WO2016026721A1 (en) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | Continental Automotive Gmbh | Valve core for electronic valve and electronic valve comprising the valve core |
CN204476550U (zh) * | 2015-03-12 | 2015-07-15 | 大陆汽车电子(芜湖)有限公司 | 一种阀芯总成以及压缩气体旁通阀 |
JP6589556B2 (ja) * | 2015-10-29 | 2019-10-16 | 株式会社デンソー | 弁装置 |
US10113650B2 (en) * | 2016-01-12 | 2018-10-30 | Engip, LLC | Dual seat valve |
ITUB20160705A1 (it) * | 2016-02-12 | 2017-08-12 | Elbi Int Spa | Dispositivo elettrovalvolare, in particolare per apparecchi elettrodomestici. |
JP6197209B1 (ja) * | 2016-08-05 | 2017-09-20 | 株式会社小笠原工業所 | ブリザーバルブ |
US10125874B2 (en) * | 2016-10-24 | 2018-11-13 | Flowserve Management Company | Valves including multiple seats and related assemblies and methods |
CN106907523B (zh) * | 2017-04-14 | 2022-12-13 | 福建开立通科技有限公司 | 一种预测阀门泄漏的方法 |
JP7221883B2 (ja) * | 2017-06-30 | 2023-02-14 | ジャージャン サンフア オートモーティヴ コンポーネンツ カンパニー リミテッド | 電動弁 |
FR3071896B1 (fr) * | 2017-10-02 | 2020-02-21 | Delphi Technologies Ip Limited | Valve avec clapet et siege de clapet aux dimensions stables |
DE102017222628A1 (de) * | 2017-12-13 | 2019-06-13 | Continental Automotive Gmbh | Ventil |
EP3502527B1 (de) * | 2017-12-19 | 2020-12-16 | Vitesco Technologies GmbH | Ventil |
JP6902789B2 (ja) * | 2018-02-20 | 2021-07-14 | 株式会社不二工機 | 電動弁 |
US11566716B2 (en) * | 2018-05-18 | 2023-01-31 | Stephen Ray Tarte | Jump valve |
EP3626948B1 (de) * | 2018-09-18 | 2021-06-16 | Vitesco Technologies GmbH | Ventil sowie verfahren zum herstellen eines ventils |
US11713814B2 (en) * | 2018-09-24 | 2023-08-01 | St9 Gas And Oil, Llc | Rotating seat assembly |
EP3628853B1 (de) * | 2018-09-28 | 2021-12-29 | Vitesco Technologies GmbH | Ventil |
US11261997B2 (en) * | 2018-11-30 | 2022-03-01 | Halliburton Energy Services, Inc. | Annular safety valve |
US11199268B2 (en) * | 2019-11-21 | 2021-12-14 | Ckd Corporation | Fluid control valve |
KR102460009B1 (ko) * | 2019-12-20 | 2022-10-28 | 주식회사 엠씨엠 | 정수기의 제거수 배출밸브 |
CN112212059B (zh) * | 2020-10-19 | 2022-08-05 | 斯必克(上海)流体技术有限公司 | 一种带有管道压力检测的防倒流电磁阀 |
JP7361401B2 (ja) * | 2021-01-04 | 2023-10-16 | 株式会社ミヤワキ | バルブとこれを用いた減圧弁 |
US11905689B2 (en) * | 2021-10-15 | 2024-02-20 | Rk Industries, Llc | Device, system and method for leak detection and control |
Family Cites Families (27)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3029835A (en) * | 1960-05-17 | 1962-04-17 | Sealol Corp | Check valve with resilient auxiliary seal |
US3344807A (en) * | 1965-08-27 | 1967-10-03 | Lehrer Fritz | Shut-off valve |
JPS4529990Y1 (ja) * | 1966-07-05 | 1970-11-17 | ||
US3424427A (en) * | 1966-12-06 | 1969-01-28 | Erich Herion | Fluid-pressure valve |
US3548868A (en) * | 1968-02-14 | 1970-12-22 | Sealol | Check valve with spring assisted flexible auxiliary valve seat |
GB1367361A (en) * | 1969-11-26 | 1974-09-18 | Froelich M | Method and apparatus for checking seals |
US4049017A (en) * | 1976-04-12 | 1977-09-20 | Henry Valve Company | Adjustable relief valve |
JPS5472731U (ja) * | 1977-11-02 | 1979-05-23 | ||
JPS5917302B2 (ja) * | 1979-10-15 | 1984-04-20 | 高エネルギ−物理学研究所長 | 超高真空用二重シ−ル型バルブ |
JPS5884459U (ja) * | 1981-12-02 | 1983-06-08 | 株式会社ベン | 弁 |
CN85200193U (zh) * | 1985-04-01 | 1986-10-08 | 莽光元 | 不泄截止阀 |
US4637430A (en) * | 1985-12-31 | 1987-01-20 | Nupro Company | Check valve |
JPS6362670U (ja) * | 1986-10-14 | 1988-04-25 | ||
IT211767Z2 (it) * | 1987-06-03 | 1989-04-07 | Itap Spa | Valvola di ritegno e di pescaggio con otturatore autoguidato nel corpo della valvola. |
US4922957A (en) * | 1989-03-08 | 1990-05-08 | National-Oilwell | Valve with replaceable seal element |
US5193577A (en) * | 1990-06-25 | 1993-03-16 | Holthuis B.V | Sludge pump valve |
JP2553343Y2 (ja) * | 1991-02-28 | 1997-11-05 | エヌオーケー株式会社 | ソレノイドバルブ |
JPH056150U (ja) * | 1991-07-08 | 1993-01-29 | 愛三工業株式会社 | 電磁式燃料噴射弁 |
US5226445A (en) * | 1992-05-05 | 1993-07-13 | Halliburton Company | Valve having convex sealing surface and concave seating surface |
CN1080036A (zh) * | 1993-01-07 | 1993-12-29 | 侯石仁 | 新型分体式空调器专用截止阀 |
FR2717550B1 (fr) * | 1994-03-17 | 1996-06-07 | Europ Propulsion | Vanne cryogénique intégrale sous vide. |
JPH07293722A (ja) * | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 逆止め弁 |
US5546981A (en) * | 1995-01-12 | 1996-08-20 | Gilbarco, Inc. | Check valve |
JP2918479B2 (ja) * | 1995-10-13 | 1999-07-12 | 慶晃 久保 | スプリンクラー用自動警報弁 |
JPH09217677A (ja) * | 1996-02-14 | 1997-08-19 | Y B M:Kk | プランジャポンプ用バルブシート |
CN2418310Y (zh) * | 2000-01-14 | 2001-02-07 | 王念赤 | 全金属密封阀门 |
JP4014353B2 (ja) * | 2000-06-08 | 2007-11-28 | 三浦工業株式会社 | 逆止弁 |
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001361185A patent/JP3846287B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2002
- 2002-11-25 KR KR1020020073488A patent/KR100851778B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2002-11-25 CA CA002412716A patent/CA2412716A1/en not_active Abandoned
- 2002-11-25 US US10/303,038 patent/US6959718B2/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-26 TW TW091134271A patent/TWI266013B/zh not_active IP Right Cessation
- 2002-11-27 CN CNB021518289A patent/CN1316188C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100889584B1 (ko) | 2007-06-08 | 2009-03-19 | 여순록 | 유량제어유니트 및 이 유량제어유니트가 구비된유량제어장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TWI266013B (en) | 2006-11-11 |
US20030098074A1 (en) | 2003-05-29 |
US6959718B2 (en) | 2005-11-01 |
CN1432745A (zh) | 2003-07-30 |
TW200300487A (en) | 2003-06-01 |
CN1316188C (zh) | 2007-05-16 |
KR100851778B1 (ko) | 2008-08-12 |
KR20030043704A (ko) | 2003-06-02 |
JP2003161375A (ja) | 2003-06-06 |
CA2412716A1 (en) | 2003-05-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3846287B2 (ja) | バルブ | |
JP3793899B2 (ja) | 減衰器およびダイナミックシールを有する流体制御弁 | |
US5601112A (en) | Check valve | |
JP3276936B2 (ja) | 流量コントロールバルブ | |
US4643226A (en) | Slide gate valve | |
US7559531B2 (en) | Low torque ball valve with dynamic sealing | |
JP4014353B2 (ja) | 逆止弁 | |
JPWO2016093271A1 (ja) | 回転弁と鉄道車両用急速排気弁 | |
EP2853790B1 (en) | Control valve | |
JP5583234B2 (ja) | 流量調整弁 | |
JP2010249253A (ja) | 逆止弁及びそれが組み込まれた流量調整弁 | |
JP6362175B2 (ja) | ガイド弁ディスクを備えるスラムシャット(slam−shut−パタンと閉まる)安全装置 | |
EP0134866A2 (en) | On-off valve | |
US7128090B1 (en) | Water-hammer preventing unit for check valve | |
JP3969107B2 (ja) | 逆止弁 | |
KR102295871B1 (ko) | 가스용 밸브의 양방향 밀봉장치 | |
JP4464489B2 (ja) | 逆止弁 | |
JPH08338564A (ja) | 逆止弁装置 | |
CN107631039B (zh) | 燃气阀装置 | |
KR101935682B1 (ko) | 버터플라이밸브 | |
CN109404567B (zh) | 一种三通电磁阀 | |
JPH0942489A (ja) | 逆止め弁付ボールバルブ | |
KR20200095098A (ko) | 멀티 체크 밸브 | |
JP7233117B2 (ja) | 逆止弁及び弁装置 | |
JP5722164B2 (ja) | 減圧装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040615 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20060523 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060529 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3846287 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100901 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110901 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120901 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130901 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |